JPS5921732B2 - ロ−ル状被加工物の放電加工方法及びその装置 - Google Patents
ロ−ル状被加工物の放電加工方法及びその装置Info
- Publication number
- JPS5921732B2 JPS5921732B2 JP10198977A JP10198977A JPS5921732B2 JP S5921732 B2 JPS5921732 B2 JP S5921732B2 JP 10198977 A JP10198977 A JP 10198977A JP 10198977 A JP10198977 A JP 10198977A JP S5921732 B2 JPS5921732 B2 JP S5921732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- shaped workpiece
- electrode
- outer diameter
- rotation axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H9/00—Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects
- B23H9/04—Treating surfaces of rolls
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は放電によりロール状被加工物の外周面を一定面
粗度で梨地仕上する（ロール状被加工物を梨地状の凹凸
面にする）ロール状被加工物（以下単にロールと略称す
る。
粗度で梨地仕上する（ロール状被加工物を梨地状の凹凸
面にする）ロール状被加工物（以下単にロールと略称す
る。
）の放電加工方法及びその装置に係るもので、特にクラ
ウン形状のロールをも加工出来るようにした新規な方法
及びその方法を実施する装置に関するものである。従来
、例えば鋼帯圧延用ロール、特に冷間圧延ロールの表面
を梨地状に仕上げるに際しては、シヨツト、グリツドな
どの硬い金属粒を研磨したロール面に投射して、ロール
表面に圧痕をつける方法が採られていたが、近年この種
の加工を放電加工により行なうことが試みられている。
ウン形状のロールをも加工出来るようにした新規な方法
及びその方法を実施する装置に関するものである。従来
、例えば鋼帯圧延用ロール、特に冷間圧延ロールの表面
を梨地状に仕上げるに際しては、シヨツト、グリツドな
どの硬い金属粒を研磨したロール面に投射して、ロール
表面に圧痕をつける方法が採られていたが、近年この種
の加工を放電加工により行なうことが試みられている。
放電加工は周知のように、電極と被加工物間の狭い加工
間隙に、例えばケロシンのような絶縁性の液体を介在さ
せ、電極と被加工物間に周期的にパルス電圧を印加して
放電させることにより、被加工物表面を加工する方法で
ある。このような放電加工をロール表面で繰り返しなが
らロールを円周方向に回転し、同時に電極をロールの回
転軸方向に漸次移動してゆけば、ロール表面に連続的に
スパイラル状の梨地加工を受け、ロール表面を放電痕で
被うことが出来る。これが放電加工を利用したロールの
表面に梨地面を一様につける方法である。そして得られ
る梨地面は、金属粒投射による機械的な圧痕にくらべ凹
凸の差も大きく、かつ、形状もはるかに整つているばか
りでなく、その形状がロールの製造方法や硬度に左右さ
れず、また、ロール表面の金属組織が放電により硬化し
、圧延ロールとして最適である等多くの長所を有してい
る。ところで、圧延ロールはその外径によつて完全な同
筒形であるストレートロールと中央部の外径が両端部に
比べて大きくなつていたり、小さくなつているクラウン
ロールに分けられ、さらにクラウンロールのクラウン形
状は圧延する薄板の板厚等の条件により異なつている。
この様な種々のロール外径の加工は現在ロール研削盤で
行なわれており、研削加工後に別の装置でさらに梨地仕
上をしている。しかしながらこの様な研削加工と梨地加
工の２段階加工方式は非常に手間がかかるうえ加工時間
も大きくなり、さらに加工装置で２台必要となるなど多
くの欠点を有している。
間隙に、例えばケロシンのような絶縁性の液体を介在さ
せ、電極と被加工物間に周期的にパルス電圧を印加して
放電させることにより、被加工物表面を加工する方法で
ある。このような放電加工をロール表面で繰り返しなが
らロールを円周方向に回転し、同時に電極をロールの回
転軸方向に漸次移動してゆけば、ロール表面に連続的に
スパイラル状の梨地加工を受け、ロール表面を放電痕で
被うことが出来る。これが放電加工を利用したロールの
表面に梨地面を一様につける方法である。そして得られ
る梨地面は、金属粒投射による機械的な圧痕にくらべ凹
凸の差も大きく、かつ、形状もはるかに整つているばか
りでなく、その形状がロールの製造方法や硬度に左右さ
れず、また、ロール表面の金属組織が放電により硬化し
、圧延ロールとして最適である等多くの長所を有してい
る。ところで、圧延ロールはその外径によつて完全な同
筒形であるストレートロールと中央部の外径が両端部に
比べて大きくなつていたり、小さくなつているクラウン
ロールに分けられ、さらにクラウンロールのクラウン形
状は圧延する薄板の板厚等の条件により異なつている。
この様な種々のロール外径の加工は現在ロール研削盤で
行なわれており、研削加工後に別の装置でさらに梨地仕
上をしている。しかしながらこの様な研削加工と梨地加
工の２段階加工方式は非常に手間がかかるうえ加工時間
も大きくなり、さらに加工装置で２台必要となるなど多
くの欠点を有している。
そこで本発明は上記の様な欠点に着目し、一台の放電加
工装置を用いて、加工するロールの形状と所望するロー
ルの外径を比較して電極のロール回転軸方向への移動速
度を制御することにより、ロール表面を梨地仕上すると
同時に所望の外径に仕上げるものである。
工装置を用いて、加工するロールの形状と所望するロー
ルの外径を比較して電極のロール回転軸方向への移動速
度を制御することにより、ロール表面を梨地仕上すると
同時に所望の外径に仕上げるものである。
すなわち本発明は梨地圧延ロール（梨地加工された圧延
ロール）の加工時間を短縮し、さらに加工コストを低下
させる方法及び装置を提供するものである。以下、本発
明について図を用いて説明する。
ロール）の加工時間を短縮し、さらに加工コストを低下
させる方法及び装置を提供するものである。以下、本発
明について図を用いて説明する。
第１図は本発明方法を実施する本発明装置の一実施例で
、１は被加工物であるロール、２，２′は上記ロール１
を支持するためのロール受け、３はケレ一、４はロール
回転駆動装置、５はロール外径を検出する検出装置、６
は電極、７は主軸ヘツド、８は上記検出装置５及び主軸
ヘツド７を支えるベース、９は極間に放電エネルギーを
供給するパルス電源装置、１０は上記ベース８をロール
１の回転軸方向に移動させるための送りねじ、１１は上
記送りねじ１０を回転させる駆動装置、１２は所望する
ロールの外径を記憶する記憶装置、１３は上記検出装置
５により検出されたロール形状と、記憶装置１２の出力
信号の比較信号により上記駆動装置１１を制御する比較
制御装置である。第２図は加工部の詳細図、第３図は加
工されたクラウンロール形状の一例を示す図である。次
に本発明装置による本発明方法を説明すると、まずロー
ル１を一定速度で回転させておき、口ール１の左右どち
らか一方の端部から電極を一定速度でロール１の軸方向
に移動させて放電加工し、その時の加工部のロール外径
を検出装置５で検出する。
、１は被加工物であるロール、２，２′は上記ロール１
を支持するためのロール受け、３はケレ一、４はロール
回転駆動装置、５はロール外径を検出する検出装置、６
は電極、７は主軸ヘツド、８は上記検出装置５及び主軸
ヘツド７を支えるベース、９は極間に放電エネルギーを
供給するパルス電源装置、１０は上記ベース８をロール
１の回転軸方向に移動させるための送りねじ、１１は上
記送りねじ１０を回転させる駆動装置、１２は所望する
ロールの外径を記憶する記憶装置、１３は上記検出装置
５により検出されたロール形状と、記憶装置１２の出力
信号の比較信号により上記駆動装置１１を制御する比較
制御装置である。第２図は加工部の詳細図、第３図は加
工されたクラウンロール形状の一例を示す図である。次
に本発明装置による本発明方法を説明すると、まずロー
ル１を一定速度で回転させておき、口ール１の左右どち
らか一方の端部から電極を一定速度でロール１の軸方向
に移動させて放電加工し、その時の加工部のロール外径
を検出装置５で検出する。
そして検出したロール外径と所望するロールのその位置
におけるロール外径とを比較して電極６のロール回転軸
方向への移動速度を制御装置１２によつて制御する。す
なわちその差が大きい場合は電極６の上記移動速度を小
さくし、その差が小さい場合はそれを大きくする。なお
その場合、電極の移動速度と電極通過後のロール外径の
変化量との関係はあらかじめ実験的に知ることが出来る
ため特に問題はない。以上のような方法で電極移動速度
を制御しながらロール全長に渡つて加工を行なえばロー
ル表面の梨地力旺と所望のロール形状の加工は同時に￥
きる。
におけるロール外径とを比較して電極６のロール回転軸
方向への移動速度を制御装置１２によつて制御する。す
なわちその差が大きい場合は電極６の上記移動速度を小
さくし、その差が小さい場合はそれを大きくする。なお
その場合、電極の移動速度と電極通過後のロール外径の
変化量との関係はあらかじめ実験的に知ることが出来る
ため特に問題はない。以上のような方法で電極移動速度
を制御しながらロール全長に渡つて加工を行なえばロー
ル表面の梨地力旺と所望のロール形状の加工は同時に￥
きる。
又、第４図はこの発明方法を実施する他の実施＼例装置
を示すもので、この図において１４はプログラム制御装
置で、この装置１４には所望するロール状被加工物の外
径と、加工するロール状被加工物の外径を比較し、その
比較にもとずく電極６のロール回転軸方向への移動速度
の変化様式が予めプログラムされている。
を示すもので、この図において１４はプログラム制御装
置で、この装置１４には所望するロール状被加工物の外
径と、加工するロール状被加工物の外径を比較し、その
比較にもとずく電極６のロール回転軸方向への移動速度
の変化様式が予めプログラムされている。
そしてこのプログラム制御装置１４の出力信号により駆
動装置１１を制御し、電極６の移動速度を制御するもの
で、この実施例装置によれば加工中にロール形状を測定
する必要はない。すなわちロール回転軸方向に関して加
工前の外径と所望するロールの外径の差が大きい位置に
おいては電極６のロール回転方向移動速度が小さくその
差が小さい位置においては電極横送り速度が大きくなる
様に電極６の上記移動速度のプログラムを組めばよい。
動装置１１を制御し、電極６の移動速度を制御するもの
で、この実施例装置によれば加工中にロール形状を測定
する必要はない。すなわちロール回転軸方向に関して加
工前の外径と所望するロールの外径の差が大きい位置に
おいては電極６のロール回転方向移動速度が小さくその
差が小さい位置においては電極横送り速度が大きくなる
様に電極６の上記移動速度のプログラムを組めばよい。
なおその他の構成については第１図のものと同様である
のでその説明を省略する。以上要するに本発明は加工す
るロールの外径と所望するロールの外径を比較して電極
のロール回転軸方向移動速度を制御することによりロー
ル表面を梨地加工すると同時に所望の外径に加工する方
法及びその装置を提供するものでその実施効果は極めて
大である。
のでその説明を省略する。以上要するに本発明は加工す
るロールの外径と所望するロールの外径を比較して電極
のロール回転軸方向移動速度を制御することによりロー
ル表面を梨地加工すると同時に所望の外径に加工する方
法及びその装置を提供するものでその実施効果は極めて
大である。
第１図は本発明方法を実施する本発明装置の一実施例を
示す図、第２図は第１図に示す装置の加工部分を示す詳
細図、第３図は加工されたクラウンロール形状の一例を
示す外形図、第４図は本発明方法を実施する本発明装置
の他の実施例を示す図である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す、１はロー
ル状被加工物、４はロール回転１駆動装置、５は検出装
置、６は電極、８はベース、９はパルス電源装置、１０
は送りねじ、１１は駆動装置、１２は記憶装置、１３は
比較制御装置、１４はプログラム制御装置。
示す図、第２図は第１図に示す装置の加工部分を示す詳
細図、第３図は加工されたクラウンロール形状の一例を
示す外形図、第４図は本発明方法を実施する本発明装置
の他の実施例を示す図である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す、１はロー
ル状被加工物、４はロール回転１駆動装置、５は検出装
置、６は電極、８はベース、９はパルス電源装置、１０
は送りねじ、１１は駆動装置、１２は記憶装置、１３は
比較制御装置、１４はプログラム制御装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ロール状被加工物を回転させると共に、電極を上記
ロール状被加工物の回転軸方向に移動させ、上記電極と
ロール状被加工物間に放電を形成して上記ロール状被加
工物の表面を梨地状に加工するものにおいて、上記電極
が通過する前のロール状被加工物の外径と、所望するロ
ール状被加工物の外径を比較して、その差が大きい場合
は上記電極の上記回転軸方向への移動速度を小さく制御
し、上記差が小さい場合は上記電極の上記回転軸方向へ
の移動速度を大きく制御して、上記ロール状被加工物の
表面を梨地仕上すると同時に所望の外径に仕上げること
を特徴とするロール状被加工物の放電加工方法。 ２ ロール状被加工物を回転させると共に、電極を上記
ロール状被加工物の回転軸方向に移動させ、上記電極と
ロール状被加工物間に放電を形成して上記ロール状被加
工物の表面を梨地状に加工するものにおいて、所望する
ロール状被加工物の外径を記憶する記憶装置と、上記電
極が通過する前のロール状被加工物の外径を検出する検
出装置と、上記記憶装置の出力信号と上記検出装置の検
出信号との差信号が大きい場合は上記電極の上記回転軸
方向への移動速度を小さく制御し、上記差信号が小さい
場合は上記電極の上記回転軸方向への移動速度を大きく
制御する制御装置を具備するロール状被加工物の放電加
工装置。 ３ ロール状被加工物を回転させると共に、電極を上記
ロール状被加工物の回転軸方向に移動させ、上記電極と
ロール状被加工物間に放電を形成して上記ロール状被加
工物の表面を梨地状に加工するものにおいて、所望する
ロール状被加工物の外径と加工する前のロール状被加工
物の外径を比較し、その比較にもとずく電極の上記回転
軸方向への移動速度を予めプログラムするプログラム制
御装置を具備するロール状被加工物の放電加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198977A JPS5921732B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | ロ−ル状被加工物の放電加工方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198977A JPS5921732B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | ロ−ル状被加工物の放電加工方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5435496A JPS5435496A (en) | 1979-03-15 |
| JPS5921732B2 true JPS5921732B2 (ja) | 1984-05-22 |
Family
ID=14315237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10198977A Expired JPS5921732B2 (ja) | 1977-08-25 | 1977-08-25 | ロ−ル状被加工物の放電加工方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5921732B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5953126A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ロ−ル状被加工物の放電加工装置 |
| JPS60135132A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-18 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ロ−ル状被加工物の放電加工方法 |
| JPH04248580A (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP2765360B2 (ja) * | 1992-04-08 | 1998-06-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
| CN107999909B (zh) * | 2017-12-25 | 2023-09-12 | 浙江工业大学 | 柔性电极电火花沉积复合滚压加工刀具 |
-
1977
- 1977-08-25 JP JP10198977A patent/JPS5921732B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5435496A (en) | 1979-03-15 |
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