JP3029956B2 - オンラインロール研削方法 - Google Patents

オンラインロール研削方法

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JP3029956B2
JP3029956B2 JP5234460A JP23446093A JP3029956B2 JP 3029956 B2 JP3029956 B2 JP 3029956B2 JP 5234460 A JP5234460 A JP 5234460A JP 23446093 A JP23446093 A JP 23446093A JP 3029956 B2 JP3029956 B2 JP 3029956B2
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寛治 林
省三 横田
耕一 竹野
宏 関根
慎二 岡崎
和文 網野
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JFE Engineering Corp
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機等のオンライン
ロール研削装置における砥石の研削能を研削実験によっ
て修正し、次回のロール研削に反映させてロールを研削
するオンラインロール研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、圧延機においては、帯綱の圧延
の累積に伴ってワークロールと帯綱とが接触する領域で
の摩擦が進展する。このワークロールの部分的摩擦は圧
延する帯綱の板形状を悪化させるため、これを防止する
ためにワークロールをオンラインで研削する方法が採用
されている。
【0003】このオンライン研削方法は、圧延中または
アイドル回転しているワークロールの周面のロールプロ
ファイルを検出し、予め設定した目標プロファイルとの
差を求めて研削パターンを設定し、この研削パターン及
び砥石の平均的な予測研削能に基づいて、圧延またはア
イドル回転しているワークロールの周面を研削するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオンラ
イン研削方法にあっては、砥石の研削能は実験データか
ら得られた回帰式あるいは層別データを用いて平均的な
ものを予測して設定していた。そのため、ワークロール
の硬度変化、砥石の硬度のばらつき及び目詰まり等に起
因する研削能の変化に対応することができなかった。従
って、ワークロールの研削精度が低下して目標プロファ
イル通りに研削されないことがあり、それによって圧延
される圧延材の板形状を悪化させ、その品質を低下させ
ることがあった。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、ロール研削精度及びその品質の向上を図ったオ
ンラインロール研削方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のオンラインロール研削方法は、ロール周面
に対向して設けたロールプロファイル検出器をオシレー
トさせて回転する該ロールのプロファイルを検出し、同
様にロール周面に対向してロール軸方向と直交する方向
に移動自在に設けた砥石をロール軸方向にオシレート
せながら回転するロールの周面に押し付けて研削を行う
オンラインロール研削方法において、前記ロールの研削
前及び研削後のロールプロファイルをそれぞれ計測する
一方、実験、操業によって求められたデータから特性パ
ラメータa,b,cを設定し、次式によって前記砥石の
研削能Vgを算出し、この研削能Vgに基づいて次回の
研削パターンを修正して前記ロールを研削するようにし
たことを特徴とするものである。 Vg=a・Pb ・Vrc ただし、P :砥石押付け線力 Vr:ロール周速
【0007】
【作用】ロールの研削前のプロファイルと目標プロファ
イルとの差と、更に、実験、操業のデータから特性パラ
メータa,b,cを設定し、その特性パラメータa,
b,cからそれぞれ研削ごとの砥石の研削能Vgを算出
し、この研削能Vgに基づいて次回の研削パターンを修
正して前記ロールを研削することで、ロールの研削精度
が向上される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0009】図1に本発明の一実施例に係るオンライン
ロール研削方法を実施するためのオンラインロール研削
装置によるワークロールのプロファイル検出状態を表す
概略、図2にそのオンラインロール研削装置によるワー
クロールの研削状態を表す概略、図3にワークロールの
研削前のプロファイルを表すグラフ、図4に研削パター
ンを表すグラフを示す。
【0010】図1及び図2に示すように、本実施例のオ
ンラインロール研削装置において、図示しない圧延機の
ワークロール11の軸方向に沿って砥石台21が移動
(オシレート)自在に配設されている。この砥石台21
には円筒形状をなす砥石22がワークロール11の軸方
向と直交する方向に沿って移動自在に設けられ、ワーク
ロール11の軸方向に沿って複数並設されている。そし
て、各砥石22はそれぞれ砥石押付シリンダ23によっ
てワークロール11の周面に対して接近離反自在となっ
ている。また、各砥石22にはそれぞれプロファイル検
出器24がこの砥石22と同方向に移動自在に内装さ
れ、ワークロール11の周面に対して接近離反自在とな
っている。
【0011】従って、本実施例のオンラインロール研削
方法によれば、図1に示すように、ワークロール11を
回転して図示しない圧延材を圧延、またはアイドル回転
させた状態で、まず、各プロファイル検出器24をワー
クロール11の周面に対して接近させ、このプロファイ
ル検出器24により、図3に示すように、ワークロール
11の研削前のプロファイルを検出する。そして、検出
したワークロール11の研削前のプロファイルと予め設
定した図示しない目標プロファイルとの差により、図4
に示すように、研削プロファイルによる研削パターンを
設定する。
【0012】次に、図2に示すように、各プロファイル
検出器24を砥石22内に格納し、各砥石22をそれぞ
れ砥石押付シリンダ23によってワークロール11の周
面に押し付けて回転させ、砥石台21をオシレートさせ
て回転しているワークロール11の周面を設定した研削
パターンにて研削する。
【0013】ところで、研削前のプロファイルを有する
ワークロール11に対して一定の押付力で軸方向全長を
研削した場合には、この研削前のプロファイルが保持さ
れて所望のプロファイルには研削されない。そのため、
前述した図4に示すような研削プロファイルによる研削
パターンによって研削が行われる。
【0014】即ち、図4に示すように、第1〜第5の研
削量をそれぞれΔY,ΔY2 ・・・ΔY5 とすると、研
削プロファイルを各オシレートごとの研削量ΔY,ΔY
2 ・・・ΔY5 によって順次分割し、この各分割した直
線と研削プロファイルの曲線との交点との各範囲が研削
区間となる。例えば、第5オシレートでは、L1
2 ,L3 が研削区間である。ここで、砥石22のオシ
レートごとの研削量ΔYは次式で求めることができる。
【0015】
【数1】
【0016】なお、ロール回転数はNr(rps)、砥
石22の接触幅はW(mm)、オシレート速度はV(m
m/sec)、砥石22の研削能はVg(μm/re
v)で表すものである。
【0017】この数式1でわかるように、研削能はVg
の精度が研削精度に直接影響を与えている。従って、本
実施例では、継続する第1〜第5オシレートによって研
削が行われる前後、即ち、第1オシレート前及び第5オ
シレート後におけるワークロール11のプロファイルを
計測し、両者の差から次式によって研削能Vgを算出す
る。
【0018】
【数2】
【0019】なお、ワークロール11の直径はDr(m
m)、砥石22のオシレートストロークはX0 (m
m)、ワークロール11の半径当りの切削量はΔR(m
m)、ワークロール11の周速はVr(mpm)、研削
時間はT(min)で表すものである。
【0020】そして、特性パラメータa,b,cを設定
し、次式の回帰モデルによって研削能Vgを修正して図
4に示す研削パターンにフィードバックしてその研削精
度を向上させる。
【0021】
【数3】
【0022】なお、砥石押付線圧はP(kg/mm)で
表すものである。更に、この数式3を対数変換すると、
次式が求められる。
【0023】
【数4】
【0024】回帰分析により実験、操業データから次式
が得られる。
【0025】
【数5】
【0026】この場合、数式5は以下のように表すこと
ができる。
【0027】
【数6】
【0028】
【数7】
【0029】そして、これを解いて転置行列すると、次
式が得られる。
【0030】
【数8】
【0031】従って、前述した数式4により、a=ex
p〔b0 〕,b=b1 c=b2 となる。
【0032】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のオンラインロール研削方法によれば、ロー
ルの研削前及び研削後のロールプロファイルをそれぞれ
計測する一方、実験、操業等のデータから特性パラメー
タa,b,cを設定し、砥石の研削能Vgを数式、 Vg=a・Pb ・Vrc (P:砥石押付け線力、V
r:ロール周速) によって算出し、この研削能Vgに基づいて次回の研削
パターンを修正してロールを研削するようにしたので、
ロール研削精度を向上させることができ、その結果、ロ
ール研削によるプロファイルを目標プロファイルに近似
させることが可能となって、圧延される圧延材の板形状
を良好にしてその品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオンラインロール研削
方法を実施するためのオンラインロール研削装置による
ワークロールのプロファイル検出状態を表す概略図であ
る。
【図2】オンラインロール研削装置によるワークロール
の研削状態を表す概略図である。
【図3】ワークロールの研削前のプロファイルを表すグ
ラフ図である。
【図4】研削パターンを表すグラフ図である。
【符号の説明】
11 ワークロール 21 砥石台 22 砥石 24 プロファイル検出器 Nr ロール回転数 W 砥石の接触幅 V 砥石のオシレート速度 Vg 砥石の研削能 Dr ワークロールの直径 X0 砥石22のオシレートストローク ΔR ワークロールの半径当りの切削量 Vr ワークロール11の周速 T 研削時間 a,b,c 特性パラメータa,b,c P 砥石押付線圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹野 耕一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 関根 宏 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (72)発明者 岡崎 慎二 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (72)発明者 網野 和文 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (56)参考文献 特開 平2−89510(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 28/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール周面に対向して設けたロールプロ
    ファイル検出器をオシレートさせて回転する該ロールの
    プロファイルを検出し、同様にロール周面に対向して
    ール軸方向と直交する方向に移動自在に設けた砥石をロ
    ール軸方向にオシレートさせながら回転するロールの周
    面に押し付けて研削を行うオンラインロール研削方法に
    おいて、前記ロールの研削前及び研削後のロールプロフ
    ァイルをそれぞれ計測する一方、実験、操業によって求
    められたデータから特性パラメータa,b,cを設定
    し、次式によって前記砥石の研削能Vgを算出し、この
    研削能Vgに基づいて次回の研削パターンを修正して前
    記ロールを研削するようにしたことを特徴とするオンラ
    インロール研削方法。 Vg=a・Pb ・Vrc ただし、P :砥石押付け線力 Vr:ロール周速
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KR101504924B1 (ko) * 2013-09-26 2015-03-31 현대제철 주식회사 온라인 압연롤 연마장치의 제어방법
CN114227404B (zh) * 2022-01-05 2024-03-15 黄慧玲 一种数控机床用圆形导轨打磨制作设备

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