JPH11333678A - 圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法 - Google Patents
圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法Info
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- JPH11333678A JPH11333678A JP14553198A JP14553198A JPH11333678A JP H11333678 A JPH11333678 A JP H11333678A JP 14553198 A JP14553198 A JP 14553198A JP 14553198 A JP14553198 A JP 14553198A JP H11333678 A JPH11333678 A JP H11333678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出するた
めに、コイル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする。 【解決手段】 砥石掛け装置Aは、コイル1に近接して
コイル1の幅方向(C方向)に設けられたガイドレール
7と、ガイドレール7をコイル1の圧延方向に沿って移
動させるためのガイドレール移動機構2と、ガイドレー
ル7に沿って走行自在の砥石体6を有する。コイル1の
表面と砥石体6とを接触させ、ガイドレール7に沿って
およびコイル1の圧延方向に砥石体6を移動することに
より、コイル1の表面を幅方向および圧延方向に研磨す
る。コイル1が冷間圧延鋼板である場合には、砥石体6
の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内に
制御し、且つ、砥石体6の移動速度を2.0m/sec
以下に制御する。
めに、コイル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする。 【解決手段】 砥石掛け装置Aは、コイル1に近接して
コイル1の幅方向(C方向)に設けられたガイドレール
7と、ガイドレール7をコイル1の圧延方向に沿って移
動させるためのガイドレール移動機構2と、ガイドレー
ル7に沿って走行自在の砥石体6を有する。コイル1の
表面と砥石体6とを接触させ、ガイドレール7に沿って
およびコイル1の圧延方向に砥石体6を移動することに
より、コイル1の表面を幅方向および圧延方向に研磨す
る。コイル1が冷間圧延鋼板である場合には、砥石体6
の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内に
制御し、且つ、砥石体6の移動速度を2.0m/sec
以下に制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広くは圧延鋼
板、特に、冷間圧延鋼板、表面処理鋼板および鋼帯(コ
イル)等の製造プロセスラインにおいて、コイル状に形
成されたこれら圧延鋼板の表面欠陥の有無を検出するた
めの砥石掛け方法に関するものである。
板、特に、冷間圧延鋼板、表面処理鋼板および鋼帯(コ
イル)等の製造プロセスラインにおいて、コイル状に形
成されたこれら圧延鋼板の表面欠陥の有無を検出するた
めの砥石掛け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、圧延ロールの状態変化に起因する
ような欠陥、例えば、凸および凹ローキ、線状きず、お
よび、チャタマーク等は、一般的に極めて微小な凹凸で
あるため、通常の目視検査では発見が困難である。
ような欠陥、例えば、凸および凹ローキ、線状きず、お
よび、チャタマーク等は、一般的に極めて微小な凹凸で
あるため、通常の目視検査では発見が困難である。
【0003】しかし、この様な欠陥は、プレスまたは塗
装を行うと浮き上がり、しかもロール性起因のため周期
性を持ってコイル全長にわたって分布する為、鋼板表面
の砥石掛けをすることにより微小なキズを磨き出す検査
が必要である。
装を行うと浮き上がり、しかもロール性起因のため周期
性を持ってコイル全長にわたって分布する為、鋼板表面
の砥石掛けをすることにより微小なキズを磨き出す検査
が必要である。
【0004】プロセスオンライン上での砥石掛け方法
は、特願平8−159957号によって本願発明者らに
よって出願されているが、能率向上のためには通板中の
砥石掛け方法の他に、コイル状に巻かれた状態での砥石
掛け方法が重要である。
は、特願平8−159957号によって本願発明者らに
よって出願されているが、能率向上のためには通板中の
砥石掛け方法の他に、コイル状に巻かれた状態での砥石
掛け方法が重要である。
【0005】鋼板表面の目に見えない微小な欠陥(キ
ズ)、例えば、ロール表面の付着物やロール表面性状の
異常による押しキズおよびスリキズ等の微小欠陥は、通
常、鋼板表面を砥石により磨きだすことにより、欠陥が
可視化できる。大半の場合、プロセスライン出側にて本
検査を実施している。最近の冷間圧延機(TCM)、お
よび、リコイルライン(R/C)等では本検査の為、ラ
イン能率を下げているのが実態である。そのための対策
として、本来品質保証面である鋼板表面(以下、「おも
て面」という)の砥石掛け法として、例えば、以下の従
来技術が提案されている。
ズ)、例えば、ロール表面の付着物やロール表面性状の
異常による押しキズおよびスリキズ等の微小欠陥は、通
常、鋼板表面を砥石により磨きだすことにより、欠陥が
可視化できる。大半の場合、プロセスライン出側にて本
検査を実施している。最近の冷間圧延機(TCM)、お
よび、リコイルライン(R/C)等では本検査の為、ラ
イン能率を下げているのが実態である。そのための対策
として、本来品質保証面である鋼板表面(以下、「おも
て面」という)の砥石掛け法として、例えば、以下の従
来技術が提案されている。
【0006】従来技術1:実開昭61ー148558号
公報(住友金属)に開示されたC方向砥石掛け法(図1
3、図14、図15参照)。従来技術1は、図13、図
14、図15に示すように、通常使用している市販の砥
石30をバネ31を介して鋼板1に押し付ける機構と、
この機構を鋼板幅方向(C方向)に往復動させる装置の
提案である。本考案の問題点として、圧延方向(L方
向)の砥石掛けが出来ないといった致命的な問題があ
る。
公報(住友金属)に開示されたC方向砥石掛け法(図1
3、図14、図15参照)。従来技術1は、図13、図
14、図15に示すように、通常使用している市販の砥
石30をバネ31を介して鋼板1に押し付ける機構と、
この機構を鋼板幅方向(C方向)に往復動させる装置の
提案である。本考案の問題点として、圧延方向(L方
向)の砥石掛けが出来ないといった致命的な問題があ
る。
【0007】従来技術2:実開平7ー11254号公報
(川崎製鉄)に開示されたロール方式。従来技術2の問
題点として、ロールにサンドペーパー等の砥粒を施し
た研削体で鋼板に押し付ける方法を採用しているが、ペ
ーパー式であるので砥石掛けの性能および砥石掛け面に
問題がある。即ち、検出すべき欠陥を本法では、砥石掛
けにより磨き出すことができない。
(川崎製鉄)に開示されたロール方式。従来技術2の問
題点として、ロールにサンドペーパー等の砥粒を施し
た研削体で鋼板に押し付ける方法を採用しているが、ペ
ーパー式であるので砥石掛けの性能および砥石掛け面に
問題がある。即ち、検出すべき欠陥を本法では、砥石掛
けにより磨き出すことができない。
【0008】従来技術3:特開平7ー186019号公
報(川崎製鉄)に開示された、鋼板にベルト状の研削体
(サンドペーパー)を押し付ける方法、および、実開平
2ー63957号公報(住金)に開示された砥石掛け法
(図16参照)。
報(川崎製鉄)に開示された、鋼板にベルト状の研削体
(サンドペーパー)を押し付ける方法、および、実開平
2ー63957号公報(住金)に開示された砥石掛け法
(図16参照)。
【0009】本方式は、図16に示すように、通板中の
鋼板1に所定の圧力で砥石32を押し付けてコイル長手
方向に連続的に鋼板表面を砥石掛けする方法である。し
かしながら、板幅方向において砥石掛け面の均一化が
できない。板エッジにより砥石が損傷し、研磨されな
い部分が発生する。といった問題がある。
鋼板1に所定の圧力で砥石32を押し付けてコイル長手
方向に連続的に鋼板表面を砥石掛けする方法である。し
かしながら、板幅方向において砥石掛け面の均一化が
できない。板エッジにより砥石が損傷し、研磨されな
い部分が発生する。といった問題がある。
【0010】従来技術4:実開昭59ー183745号
公報(川崎製鉄)、ロールによる砥石掛け法(図17、
図18参照)。従来技術4は、図17、図18に示すよ
うに、ロール胴にサンドペーパー等を巻き付けた単一ロ
ール(サンドペーパーロール)33によるものである
が、前述の方法と同様の課題として板幅方向において
砥石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石
が損傷し、研磨されない部分が発生する等の問題点があ
る。
公報(川崎製鉄)、ロールによる砥石掛け法(図17、
図18参照)。従来技術4は、図17、図18に示すよ
うに、ロール胴にサンドペーパー等を巻き付けた単一ロ
ール(サンドペーパーロール)33によるものである
が、前述の方法と同様の課題として板幅方向において
砥石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石
が損傷し、研磨されない部分が発生する等の問題点があ
る。
【0011】従来技術5:実開昭63−7450号方向
に提案されている砥石掛け装置(図19)。従来技術5
は、図19に示すように、通板中の鋼板1にベルト状の
研削体(サンドペーパー)34を押しつける技術である
が、単一ロール方式であるため、板幅方向において砥
石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石が
損傷し、磨出しされない部分が発生する。といった問題
がある。
に提案されている砥石掛け装置(図19)。従来技術5
は、図19に示すように、通板中の鋼板1にベルト状の
研削体(サンドペーパー)34を押しつける技術である
が、単一ロール方式であるため、板幅方向において砥
石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石が
損傷し、磨出しされない部分が発生する。といった問題
がある。
【0012】以上のように、通板状態での砥石掛け技術
に関し、実用化および活用されているものはない。
に関し、実用化および活用されているものはない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術までのコイル
状鋼板の砥石掛け法については、満足すべき成果はな
い。従来技術では以下の様な問題点があった。
状鋼板の砥石掛け法については、満足すべき成果はな
い。従来技術では以下の様な問題点があった。
【0014】まず、第1に、重要な開発課題点は、冷間
圧延後であるため大量のコイルを砥石掛け検査する必要
があり、従って、効率化が必須である。第2に、通常砥
石掛けする面は、ライン構成上、裏面を砥石掛けする場
合が多く、本来品質保証面であるおもて面を砥石掛けす
る、すなわちコイル状での円周面を砥石掛けする方法お
よび先行技術はない。
圧延後であるため大量のコイルを砥石掛け検査する必要
があり、従って、効率化が必須である。第2に、通常砥
石掛けする面は、ライン構成上、裏面を砥石掛けする場
合が多く、本来品質保証面であるおもて面を砥石掛けす
る、すなわちコイル状での円周面を砥石掛けする方法お
よび先行技術はない。
【0015】従来技術の課題をまとめると以下の項目と
なる。 従来からの主流方法である、板を停止してオフライ
ンで砥石掛けする方法は、通常鋼板の裏面を砥石掛け
し、表面検査を行っている。
なる。 従来からの主流方法である、板を停止してオフライ
ンで砥石掛けする方法は、通常鋼板の裏面を砥石掛け
し、表面検査を行っている。
【0016】 通板中の板に、従来法にあるような、
単純に砥石またはサンドペーパー等の研削砥石体を押し
付ける方法では、板幅方向で砥石が掛からない部分が発
生し、重大欠陥を見逃す可能性が充分にある。
単純に砥石またはサンドペーパー等の研削砥石体を押し
付ける方法では、板幅方向で砥石が掛からない部分が発
生し、重大欠陥を見逃す可能性が充分にある。
【0017】 単一砥石を、所定の軌跡にて移動させ
るワイパ方式等の方法が、過去に数件の連続砥石掛け手
段として提案されているが、CAL等の連続ラインにお
いては、通板速度(鋼板速度)が30〜60mpmにも
なり、鋼板速度の方が砥石速度よりも速くなり、鋼板表
面すべてに砥石が掛からず、更に、板幅方向においても
砥石掛け精度、特に砥石掛け面の均一性に問題点が発生
していた。
るワイパ方式等の方法が、過去に数件の連続砥石掛け手
段として提案されているが、CAL等の連続ラインにお
いては、通板速度(鋼板速度)が30〜60mpmにも
なり、鋼板速度の方が砥石速度よりも速くなり、鋼板表
面すべてに砥石が掛からず、更に、板幅方向においても
砥石掛け精度、特に砥石掛け面の均一性に問題点が発生
していた。
【0018】 すなわち、前述した従来技術は、すべ
て単一の研削体(砥石)によって鋼板裏面に砥石掛けし
ようとするものであり、ライン出側でのインライン砥石
掛けを目的した場合、鋼板全面への砥石掛け性能の均一
化および鋼板形状への追随性に限界があった。
て単一の研削体(砥石)によって鋼板裏面に砥石掛けし
ようとするものであり、ライン出側でのインライン砥石
掛けを目的した場合、鋼板全面への砥石掛け性能の均一
化および鋼板形状への追随性に限界があった。
【0019】従って、この発明の目的は、上述の課題を
解決し、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面、
即ち、本来品質保証面であるおもて面を効率良く砥石掛
けすることができる、圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方
法を提供することにある。
解決し、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面、
即ち、本来品質保証面であるおもて面を効率良く砥石掛
けすることができる、圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方
法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出するために、円柱
形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする
方法において、前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨す
るに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を
接触させ、接触させた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼
板の圧延方向および幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の
外周面に沿って移動させて研磨することからなり、冷間
圧延鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨
するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石
体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内
に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を2.0m/s
ec以下に制御することに特徴を有するものである。
圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出するために、円柱
形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする
方法において、前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨す
るに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を
接触させ、接触させた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼
板の圧延方向および幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の
外周面に沿って移動させて研磨することからなり、冷間
圧延鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨
するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石
体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内
に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を2.0m/s
ec以下に制御することに特徴を有するものである。
【0021】請求項2記載の発明は、圧延鋼板表面の表
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の圧延方向に所定距離移動させ、次いで、
前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石
体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、次いで、前記砥石
体を最初に移動させた前記圧延方向と反対の方向に前記
所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記幅方向に
前記砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、この動作
を繰り返して前記鋼板の表面を研磨することからなり、
冷間圧延鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を
研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記
砥石体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範
囲内に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を2.0m
/sec以下に制御することに特徴を有するものであ
る。
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の圧延方向に所定距離移動させ、次いで、
前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石
体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、次いで、前記砥石
体を最初に移動させた前記圧延方向と反対の方向に前記
所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記幅方向に
前記砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、この動作
を繰り返して前記鋼板の表面を研磨することからなり、
冷間圧延鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を
研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記
砥石体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範
囲内に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を2.0m
/sec以下に制御することに特徴を有するものであ
る。
【0022】請求項3記載の発明は、圧延鋼板表面の表
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、調圧鋼板からなる前記
コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記コ
イル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付け圧力を、
鋼板の引張強度により所定範囲内に制御し、且つ、前記
砥石体の移動速度を1.5m/sec以下に制御するこ
とに特徴を有するものである。
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、調圧鋼板からなる前記
コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記コ
イル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付け圧力を、
鋼板の引張強度により所定範囲内に制御し、且つ、前記
砥石体の移動速度を1.5m/sec以下に制御するこ
とに特徴を有するものである。
【0023】請求項4記載の発明は、圧延鋼板表面の表
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の圧延方向に所定距離移動させ、次いで、
前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石
体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、次いで、前記砥石
体を最初に移動させた前記圧延方向と反対の方向に前記
所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記幅方向に
前記砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、この動作
を繰り返して前記鋼板の表面を研磨することからなり、
調圧鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨
するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石
体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内
に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を1.5m/s
ec以下に制御することに特徴を有するものである。
面欠陥の有無を検出するために、円柱形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする方法において、前
記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記
コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を接触させ、接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向およ
び幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨することからなり、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の圧延方向に所定距離移動させ、次いで、
前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石
体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、次いで、前記砥石
体を最初に移動させた前記圧延方向と反対の方向に前記
所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記幅方向に
前記砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、この動作
を繰り返して前記鋼板の表面を研磨することからなり、
調圧鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨
するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石
体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により所定範囲内
に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を1.5m/s
ec以下に制御することに特徴を有するものである。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1または3
に記載の方法において、前記コイル状圧延鋼板の外周面
に接触させた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方
向および斜め方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に
沿って移動させて研磨することに特徴を有するものであ
る。
に記載の方法において、前記コイル状圧延鋼板の外周面
に接触させた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方
向および斜め方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に
沿って移動させて研磨することに特徴を有するものであ
る。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の方法において、前記砥石体の押し
付け圧力を、下記式 (Ts+1.2W)/431≦P≦(Ts+0.9W)
/246 ただし、 P:砥石面平均押付圧力(kgf/cm2 ) Ts:鋼板の引張強度(kgf/mm2 ) W:砥石の進行方向の幅(mm) によって制御することに特徴を有するものである。
3、4または5記載の方法において、前記砥石体の押し
付け圧力を、下記式 (Ts+1.2W)/431≦P≦(Ts+0.9W)
/246 ただし、 P:砥石面平均押付圧力(kgf/cm2 ) Ts:鋼板の引張強度(kgf/mm2 ) W:砥石の進行方向の幅(mm) によって制御することに特徴を有するものである。
【0026】表面欠陥検出の為にはコイルの圧延方向
(長手方向)と、コイルの幅方向(長手方向と直交する
方向)とに砥石掛けする必要がある。従って、砥石掛け
を円柱状のコイル状鋼板の圧延方向に行うには、円弧状
の湾曲面(外周面)に沿って砥石体を往復移動(揺動)
する必要がある。その為に、砥石体をコイルの円弧状湾
曲面に沿って移動させるために、砥石体の移動中心をコ
イルを保持しているマンドレルの中心軸と一致させる。
これにより、コイルの大小にかかわらず、砥石体を同一
軸芯上で揺動可能である。
(長手方向)と、コイルの幅方向(長手方向と直交する
方向)とに砥石掛けする必要がある。従って、砥石掛け
を円柱状のコイル状鋼板の圧延方向に行うには、円弧状
の湾曲面(外周面)に沿って砥石体を往復移動(揺動)
する必要がある。その為に、砥石体をコイルの円弧状湾
曲面に沿って移動させるために、砥石体の移動中心をコ
イルを保持しているマンドレルの中心軸と一致させる。
これにより、コイルの大小にかかわらず、砥石体を同一
軸芯上で揺動可能である。
【0027】円弧状の湾曲面を有するコイル状鋼板への
追従性および押し付け力を細かに制御するために、緩衝
材としてエアーシリンダ等のダンパ機構および回転ヒン
ジを使用する。更に、ゴム等の弾性体およびスプリング
等を使用する。前記エアーシリンダの気密体内の圧縮空
気の圧力を変化させることにより、微妙な砥石掛けコン
トロールが可能であり、凹凸の有る鋼板の外周面に倣っ
て砥石掛けが可能である。
追従性および押し付け力を細かに制御するために、緩衝
材としてエアーシリンダ等のダンパ機構および回転ヒン
ジを使用する。更に、ゴム等の弾性体およびスプリング
等を使用する。前記エアーシリンダの気密体内の圧縮空
気の圧力を変化させることにより、微妙な砥石掛けコン
トロールが可能であり、凹凸の有る鋼板の外周面に倣っ
て砥石掛けが可能である。
【0028】コイル状圧延鋼板に対する砥石体の押し付
け圧力を、鋼板表面硬さ、即ち、鋼板の引張強度により
所定範囲内に制御し、且つ、冷間圧延鋼板からなる前記
コイル状圧延鋼板の外周面の研磨では、砥石体の移動速
度を2.0m/sec以下に制御し、調圧鋼板からなる
コイル状圧延鋼板の外周面の研磨では、砥石体の移動速
度を1.5m/sec以下に制御する。
け圧力を、鋼板表面硬さ、即ち、鋼板の引張強度により
所定範囲内に制御し、且つ、冷間圧延鋼板からなる前記
コイル状圧延鋼板の外周面の研磨では、砥石体の移動速
度を2.0m/sec以下に制御し、調圧鋼板からなる
コイル状圧延鋼板の外周面の研磨では、砥石体の移動速
度を1.5m/sec以下に制御する。
【0029】鋼板表面への追従性、なじみ性を向上させ
る為、砥石体を一体構造ではなく砥石体を所定の大きさ
に分割し、且つ、分割した砥石体を縦横に碁盤状に配列
し、または、各列毎に各砥石体の境目を形成する溝部を
ずらして千鳥状に配列することにより、高精度な砥石掛
けが可能である。更に、前記の溝部より微細な磨き粉を
排出することも可能であり、これにより、鋼板表面にキ
ズをつけることなく、高精度に砥石掛けが可能である。
る為、砥石体を一体構造ではなく砥石体を所定の大きさ
に分割し、且つ、分割した砥石体を縦横に碁盤状に配列
し、または、各列毎に各砥石体の境目を形成する溝部を
ずらして千鳥状に配列することにより、高精度な砥石掛
けが可能である。更に、前記の溝部より微細な磨き粉を
排出することも可能であり、これにより、鋼板表面にキ
ズをつけることなく、高精度に砥石掛けが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の方法に
使用される砥石掛け装置の一実施態様を示す正面図、図
2は平面図、図3は側面図である。図1〜図3に示すよ
うに、砥石掛け装置Aは、円弧状の湾曲した曲面を有す
るコイル1の外周面と接触可能に設けられた砥石体6
を、コイル1の圧延方向および幅方向に移動自在に設
け、コイル1の外周面の曲面に沿って砥石体6を前記圧
延方向および幅方向に移動させてコイル1の表面を研磨
するものである。
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の方法に
使用される砥石掛け装置の一実施態様を示す正面図、図
2は平面図、図3は側面図である。図1〜図3に示すよ
うに、砥石掛け装置Aは、円弧状の湾曲した曲面を有す
るコイル1の外周面と接触可能に設けられた砥石体6
を、コイル1の圧延方向および幅方向に移動自在に設
け、コイル1の外周面の曲面に沿って砥石体6を前記圧
延方向および幅方向に移動させてコイル1の表面を研磨
するものである。
【0031】コイル1は、圧延鋼板の製造プロセスライ
ンの出側に、マンドレル16およびマンドレル駆動部1
7によって円柱状に巻かれた状態で配置されている。砥
石体6としては、緑色炭化ケイ素または褐色アルミナ系
等の磨き出し材等を使用することが好ましい。ただし、
砥石体の材料は前記に限定されるものではない。
ンの出側に、マンドレル16およびマンドレル駆動部1
7によって円柱状に巻かれた状態で配置されている。砥
石体6としては、緑色炭化ケイ素または褐色アルミナ系
等の磨き出し材等を使用することが好ましい。ただし、
砥石体の材料は前記に限定されるものではない。
【0032】砥石掛装置Aは、砥石体6を、コイル1の
幅方向(C方向、図3中に符号:Cで表示)にガイドす
るための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル
1の幅方向に、コイル1の母線と平行に、水平に設けら
れた直線型ガイドレール7と、砥石体6をコイル1の圧
延方向(即ち、コイル1の長手方向と同じ)の円弧状湾
曲面(L方向、図1中に符号:Lで表示)にガイドする
ための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル1
の円周方向に設けられた円弧型ガイドレール8を有して
いる。
幅方向(C方向、図3中に符号:Cで表示)にガイドす
るための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル
1の幅方向に、コイル1の母線と平行に、水平に設けら
れた直線型ガイドレール7と、砥石体6をコイル1の圧
延方向(即ち、コイル1の長手方向と同じ)の円弧状湾
曲面(L方向、図1中に符号:Lで表示)にガイドする
ための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル1
の円周方向に設けられた円弧型ガイドレール8を有して
いる。
【0033】砥石体6はガイドレール7に沿って移動可
能に設けられた砥石移動体18に、フランジ27および
エアシリンダ25によって取り付けられている。9は、
砥石移動体18をガイドレール7に沿って走行させるた
めの砥石走行駆動モータである。
能に設けられた砥石移動体18に、フランジ27および
エアシリンダ25によって取り付けられている。9は、
砥石移動体18をガイドレール7に沿って走行させるた
めの砥石走行駆動モータである。
【0034】ガイドレール7は、その一方端が、コイル
1の一方側の側面に設けられたガイドレール移動機構2
に取り付けられている。そして、その他方端は、コイル
1の他方側の側面に、コイル1の半径方向に設けられ、
下端がマンドレル16の軸部に回動自在に取り付けられ
ている枠体14の上端に取り付けられている。
1の一方側の側面に設けられたガイドレール移動機構2
に取り付けられている。そして、その他方端は、コイル
1の他方側の側面に、コイル1の半径方向に設けられ、
下端がマンドレル16の軸部に回動自在に取り付けられ
ている枠体14の上端に取り付けられている。
【0035】ガイドレール移動機構2は、コイル1の半
径方向に設けられたボールネジ形式の砥石昇降駆動サー
ボモータ4を備えており、ガイドレール7の前記一方端
は、サーボモータ4の上端に取り付けられている。サー
ボモータ4は、ガイドレール移動機構2によって、円弧
型ガイドレール8にガイドされて、コイル1の軸部を中
心にしてコイル1の周方向に回動可能であり、これによ
り、ガイドレール7は、コイル1の周方向(L方向)に
往復移動、即ち、揺動可能である。3はその駆動用サー
ボモータ(Rラックアンドピニオン)である。サーボモ
ータ4は、ガイドレール7をコイル1の半径方向に昇降
させることが可能であり、また、枠体14は、前記昇降
に合わせてガイドレール7の他方端を昇降させることが
できるようになっている。これにより、ガイドレール7
に配置されている砥石体6を待機位置からコイル1の表
面まで降ろすことができる。
径方向に設けられたボールネジ形式の砥石昇降駆動サー
ボモータ4を備えており、ガイドレール7の前記一方端
は、サーボモータ4の上端に取り付けられている。サー
ボモータ4は、ガイドレール移動機構2によって、円弧
型ガイドレール8にガイドされて、コイル1の軸部を中
心にしてコイル1の周方向に回動可能であり、これによ
り、ガイドレール7は、コイル1の周方向(L方向)に
往復移動、即ち、揺動可能である。3はその駆動用サー
ボモータ(Rラックアンドピニオン)である。サーボモ
ータ4は、ガイドレール7をコイル1の半径方向に昇降
させることが可能であり、また、枠体14は、前記昇降
に合わせてガイドレール7の他方端を昇降させることが
できるようになっている。これにより、ガイドレール7
に配置されている砥石体6を待機位置からコイル1の表
面まで降ろすことができる。
【0036】砥石掛け装置Aには、コイル1の外径を検
出するためのセンサ10およびコイル1の端面を検出す
るためのセンサ11、振れ止めセンター後退(退避)用
エアーシリンダ12、振れ止めセンター15、および、
機構揺動時に端部の衝撃を和らげる揺動方向反転用ショ
ックアブソーバおよびストッパ装置13が設けられてい
る。
出するためのセンサ10およびコイル1の端面を検出す
るためのセンサ11、振れ止めセンター後退(退避)用
エアーシリンダ12、振れ止めセンター15、および、
機構揺動時に端部の衝撃を和らげる揺動方向反転用ショ
ックアブソーバおよびストッパ装置13が設けられてい
る。
【0037】砥石体6は、これらの機構を有する砥石掛
け装置Aによってコイル1の長手方向(L方向)および
幅方向(C方向)に移動可能である。図4はこの発明に
使用される砥石掛け装置の砥石体の取付け構造を示す正
面図、図5は側面図、図6は底面図である。図4〜図6
に示すように、砥石体6は、コイル1との接触面を、所
定の大きさ、例えば、20×20mm程度の正方形に形
成された複数の砥石体6aの集合体からなっている。こ
れら複数の砥石体6aは、所定厚みを有する弾性体、例
えば、矩形のフレキシブルゴム22の底面に、図6に示
すように縦横に碁盤状に、本実施態様では縦横で36個
(6×6個)配列されている。また、図示はしないが、
砥石体6aは、各列毎に各砥石の境目を形成する溝部を
ずらして千鳥状に配列してもよい。更に、各砥石体6a
間の溝部に磨き粉排出機構を設け、各砥石体6a間の溝
部より微細な磨き粉を排出してもよい。
け装置Aによってコイル1の長手方向(L方向)および
幅方向(C方向)に移動可能である。図4はこの発明に
使用される砥石掛け装置の砥石体の取付け構造を示す正
面図、図5は側面図、図6は底面図である。図4〜図6
に示すように、砥石体6は、コイル1との接触面を、所
定の大きさ、例えば、20×20mm程度の正方形に形
成された複数の砥石体6aの集合体からなっている。こ
れら複数の砥石体6aは、所定厚みを有する弾性体、例
えば、矩形のフレキシブルゴム22の底面に、図6に示
すように縦横に碁盤状に、本実施態様では縦横で36個
(6×6個)配列されている。また、図示はしないが、
砥石体6aは、各列毎に各砥石の境目を形成する溝部を
ずらして千鳥状に配列してもよい。更に、各砥石体6a
間の溝部に磨き粉排出機構を設け、各砥石体6a間の溝
部より微細な磨き粉を排出してもよい。
【0038】フレキシブルゴム22の両側には、リンク
ボールを備える複数の自在継手23が水平に並列して設
けられている。自在継手23の各々は、取付けプレート
5を介してエアシリンダ25の下端に取り付けられてい
る。砥石体6には、砥石移動体18と自在継手23との
間に設けられた前記シリンダ25によって、下方に押し
付ける力が与えられている。本実施態様では、図4〜図
6に示すように、自在継手23はゴム22の両側に6機
づつ設けられている。
ボールを備える複数の自在継手23が水平に並列して設
けられている。自在継手23の各々は、取付けプレート
5を介してエアシリンダ25の下端に取り付けられてい
る。砥石体6には、砥石移動体18と自在継手23との
間に設けられた前記シリンダ25によって、下方に押し
付ける力が与えられている。本実施態様では、図4〜図
6に示すように、自在継手23はゴム22の両側に6機
づつ設けられている。
【0039】一方、ゴム22の上面には、リンクボール
を備える回転首振り機構24が取り付けられている。回
転首振り機構24は、取付けフランジ27の下端に取り
付けられており、また、回転首振り機構24は、上下ス
ライド部24aを有している。砥石体6は回転首振り機
構24の作用によりリンクボールを中心にして球面上で
首振り自在である。回転首振り機構24および自在継手
23は、コイル(鋼板)形状への追従性を向上させるも
のである。更に、フランジ27とゴム22の上面との間
には、回転首振り機構24の周囲に、砥石押付用スプリ
ング26が設けられており、ゴム22には、スプリング
26によって下方に押し付ける力が与えられている。シ
リンダ25、自在継手23、回転首振り機構24、ゴム
22およびスプリング26の作用によって、砥石体は図
5中に66aで示すように、コイル1の円弧状湾曲面の
部分において、その湾曲面に倣うことができる。また、
ゴム22は、コイル1から受ける衝撃の緩衝機構として
の作用も有する。
を備える回転首振り機構24が取り付けられている。回
転首振り機構24は、取付けフランジ27の下端に取り
付けられており、また、回転首振り機構24は、上下ス
ライド部24aを有している。砥石体6は回転首振り機
構24の作用によりリンクボールを中心にして球面上で
首振り自在である。回転首振り機構24および自在継手
23は、コイル(鋼板)形状への追従性を向上させるも
のである。更に、フランジ27とゴム22の上面との間
には、回転首振り機構24の周囲に、砥石押付用スプリ
ング26が設けられており、ゴム22には、スプリング
26によって下方に押し付ける力が与えられている。シ
リンダ25、自在継手23、回転首振り機構24、ゴム
22およびスプリング26の作用によって、砥石体は図
5中に66aで示すように、コイル1の円弧状湾曲面の
部分において、その湾曲面に倣うことができる。また、
ゴム22は、コイル1から受ける衝撃の緩衝機構として
の作用も有する。
【0040】コイルや鋼板等の広幅鋼板を砥石掛けする
場合、通常、鋼板表面は、板の形状によるしぼりや中伸
び傾向等により、常に板幅方向に平坦ではない。本発明
は、鋼板形状への追従性を向上させる為に、図4〜図6
示すように複数個取付られた砥石体6aが、自在継手
(リンクボール)23によって各個独立して凹凸に倣
い、更にフレキシブルゴム22との組み合わせによりコ
イル(鋼板)1の表面に均一な砥石掛けを実施すること
ができるものである。
場合、通常、鋼板表面は、板の形状によるしぼりや中伸
び傾向等により、常に板幅方向に平坦ではない。本発明
は、鋼板形状への追従性を向上させる為に、図4〜図6
示すように複数個取付られた砥石体6aが、自在継手
(リンクボール)23によって各個独立して凹凸に倣
い、更にフレキシブルゴム22との組み合わせによりコ
イル(鋼板)1の表面に均一な砥石掛けを実施すること
ができるものである。
【0041】次に、この発明による砥石掛けパターンを
説明する。図7、図8は、この発明の砥石掛け方法の第
1のパターンを示す説明図である。図7は圧延方向(L
方向掛け)のパターンを示す斜視図、図8はコイル上面
より矢視したL方向掛けを示す平面図である。図7、図
8に示すように、圧延方向(L方向)に往復移動(揺
動)しながら幅方向に1ピッチ(所定の寸法、例えば、
砥石幅)送りながら砥石掛けする。
説明する。図7、図8は、この発明の砥石掛け方法の第
1のパターンを示す説明図である。図7は圧延方向(L
方向掛け)のパターンを示す斜視図、図8はコイル上面
より矢視したL方向掛けを示す平面図である。図7、図
8に示すように、圧延方向(L方向)に往復移動(揺
動)しながら幅方向に1ピッチ(所定の寸法、例えば、
砥石幅)送りながら砥石掛けする。
【0042】このように、砥石体をコイル圧延方向に往
復移動(揺動)させながら、ある所定のピッチで逐次コ
イル幅方向に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼
板表面に均一な砥石掛け研磨を実施することができる。
復移動(揺動)させながら、ある所定のピッチで逐次コ
イル幅方向に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼
板表面に均一な砥石掛け研磨を実施することができる。
【0043】図9、図10は、この発明の砥石掛け方法
の第2のパターンを示す説明図である。図9は板幅方向
(C方向掛け)のパターンを示す斜視図、図10はコイ
ル上面より矢視したC方向掛けを示す平面図である。図
9、図10に示すように、幅方向(C方向)に往復移動
(揺動)しながら圧延方向に1ピッチ(例えば、砥石体
幅)送りながら自動砥石掛けする。
の第2のパターンを示す説明図である。図9は板幅方向
(C方向掛け)のパターンを示す斜視図、図10はコイ
ル上面より矢視したC方向掛けを示す平面図である。図
9、図10に示すように、幅方向(C方向)に往復移動
(揺動)しながら圧延方向に1ピッチ(例えば、砥石体
幅)送りながら自動砥石掛けする。
【0044】このように、砥石体をコイル幅方向で往復
動させながら、ある所定のピッチで逐次コイル圧延方向
に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼板表面に均
一な砥石掛け研磨を実施することができる。
動させながら、ある所定のピッチで逐次コイル圧延方向
に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼板表面に均
一な砥石掛け研磨を実施することができる。
【0045】図11は、この発明の砥石掛け方法の第3
のパターンを示す説明図である。砥石掛けパターンのバ
リエーションとして、例えば、砥石掛け時間を短縮した
い場合等、図11に示すように、幅方向(C方向)およ
び斜め方向に移動しながら自動砥石掛けすることも可能
である。砥石掛け検出精度は、前述方法と同等である。
のパターンを示す説明図である。砥石掛けパターンのバ
リエーションとして、例えば、砥石掛け時間を短縮した
い場合等、図11に示すように、幅方向(C方向)およ
び斜め方向に移動しながら自動砥石掛けすることも可能
である。砥石掛け検出精度は、前述方法と同等である。
【0046】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。図
1〜図6に示す砥石掛け装置を使用し、図7、図9、図
11に示すパターンにより、砥石体をコイル長手方向
(圧延方向)、コイル幅方向(板幅方向)および斜め方
向に移動(揺動)させる砥石掛けを、下記(1)〜
(3)の鋼板に対して、砥石体の移動速度をそれぞれ
2.0m/sec以下に制御して実施した。(1)冷間
圧延鋼板、(2)調圧鋼板、(3)高炭素SC系および
高張力鋼板。
1〜図6に示す砥石掛け装置を使用し、図7、図9、図
11に示すパターンにより、砥石体をコイル長手方向
(圧延方向)、コイル幅方向(板幅方向)および斜め方
向に移動(揺動)させる砥石掛けを、下記(1)〜
(3)の鋼板に対して、砥石体の移動速度をそれぞれ
2.0m/sec以下に制御して実施した。(1)冷間
圧延鋼板、(2)調圧鋼板、(3)高炭素SC系および
高張力鋼板。
【0047】研削に際して砥石体の押し付け圧力は、下
記式により求めた範囲内に設定して制御した。 (Ts+1.2W)/431≦P≦(Ts+0.9W)
/246 ただし、 P :砥石面平均押付圧力(kgf/cm2 ) Ts:鋼板の引張強度(kgf/mm2 ) W :砥石の進行方向の幅(mm)。
記式により求めた範囲内に設定して制御した。 (Ts+1.2W)/431≦P≦(Ts+0.9W)
/246 ただし、 P :砥石面平均押付圧力(kgf/cm2 ) Ts:鋼板の引張強度(kgf/mm2 ) W :砥石の進行方向の幅(mm)。
【0048】図12は、鋼板の強度(引張強度Ts)と
砥石掛け最適押付け力(P)との関係を説明するグラフ
である。即ち、鋼板表面に発生した微少なロール押し疵
および縞模様(チャターマーク)等を磨き出す為には、
鋼板の強度(即ち、引張強度)と砥石押付力とは重要な
パラメーターとなる。
砥石掛け最適押付け力(P)との関係を説明するグラフ
である。即ち、鋼板表面に発生した微少なロール押し疵
および縞模様(チャターマーク)等を磨き出す為には、
鋼板の強度(即ち、引張強度)と砥石押付力とは重要な
パラメーターとなる。
【0049】図12において、×1、×2は、砥石が掛
かり過ぎて(砥石の押し付け力が強く)、発見しようと
する疵が消えてしまったもの、×3〜×6は、砥石の押
し付け力が弱く、砥石が掛かっておらず、目的とする疵
が識別できなかったものを示す。〜は、本発明の実
施例を示し、各鋼板とも均一に研磨され、欠陥検出のた
めに最適な砥石掛けが実施できた。従来の先行技術は全
て一定圧力での押し付け若しくは可変制御可能なるも、
鋼板硬さ(即ち、強度)との相関を入れた技術は無い。
かり過ぎて(砥石の押し付け力が強く)、発見しようと
する疵が消えてしまったもの、×3〜×6は、砥石の押
し付け力が弱く、砥石が掛かっておらず、目的とする疵
が識別できなかったものを示す。〜は、本発明の実
施例を示し、各鋼板とも均一に研磨され、欠陥検出のた
めに最適な砥石掛けが実施できた。従来の先行技術は全
て一定圧力での押し付け若しくは可変制御可能なるも、
鋼板硬さ(即ち、強度)との相関を入れた技術は無い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧延プロセス出側でのコイル状鋼板の外周面への均
一な砥石掛けが可能となり、圧延鋼板(コイル)のエッ
ジも含めた全幅および必要長さの所定範囲にわたり全面
砥石掛けが可能となり、鋼帯の材質に応じた圧下調整な
らびに鋼帯形状、例えば、中伸び傾向等に応じて砥石掛
け制御が可能であり、鋼板の表面欠陥検出精度を向上
し、製品歩留を向上し、品質管理が強化され、ラインの
生産性が大幅に向上し、かくして、工業上有用な効果が
もたらされる。
ば、圧延プロセス出側でのコイル状鋼板の外周面への均
一な砥石掛けが可能となり、圧延鋼板(コイル)のエッ
ジも含めた全幅および必要長さの所定範囲にわたり全面
砥石掛けが可能となり、鋼帯の材質に応じた圧下調整な
らびに鋼帯形状、例えば、中伸び傾向等に応じて砥石掛
け制御が可能であり、鋼板の表面欠陥検出精度を向上
し、製品歩留を向上し、品質管理が強化され、ラインの
生産性が大幅に向上し、かくして、工業上有用な効果が
もたらされる。
【図1】この発明の方法に使用される砥石掛け装置の一
実施態様を示す正面図である。
実施態様を示す正面図である。
【図2】この発明の方法に使用される砥石掛け装置の一
実施態様を示す平面図である。
実施態様を示す平面図である。
【図3】この発明の方法に使用される砥石掛け装置の一
実施態様を示す側面図である。
実施態様を示す側面図である。
【図4】この発明の方法に使用される砥石掛け装置に係
る砥石掛け保持部構造体を示す概略正面図である。
る砥石掛け保持部構造体を示す概略正面図である。
【図5】この発明の方法に使用される砥石掛け装置に係
る砥石掛け保持部構造体を示す側面図である。
る砥石掛け保持部構造体を示す側面図である。
【図6】この発明の方法に使用される砥石掛け装置に係
る砥石掛け保持部構造体を示す底面図である。
る砥石掛け保持部構造体を示す底面図である。
【図7】この発明による砥石掛けの圧延方向(L方向掛
け)のパターンを示す斜視図である。
け)のパターンを示す斜視図である。
【図8】この発明による砥石掛けのコイル上面より矢視
したL方向掛けを示す平面図である。
したL方向掛けを示す平面図である。
【図9】この発明による砥石掛けの板幅方向(C方向掛
け)のパターンを示す斜視図である。
け)のパターンを示す斜視図である。
【図10】この発明による砥石掛けのコイル上面より矢
視したC方向掛けを示す平面図である。
視したC方向掛けを示す平面図である。
【図11】この発明による砥石掛けの斜め方向および幅
方向のパターンを示す斜視図である。
方向のパターンを示す斜視図である。
【図12】鋼板の強度(引張強度Ts)と砥石掛け最適
押付け圧力(P)との関係を説明するグラフである。
押付け圧力(P)との関係を説明するグラフである。
【図13】従来技術1の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
る。
【図14】従来技術1の砥石掛け装置を示す側面図であ
る。
る。
【図15】従来技術1の砥石掛け装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図16】従来技術3の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
る。
【図17】従来技術4の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
る。
【図18】従来技術4の砥石掛け装置を示す側面図であ
る。
る。
【図19】従来技術5の砥石掛け装置を示す斜視図であ
る。
る。
A 砥石掛け装置 1 鋼帯(コイル) 2 ガイドレール移動機構 3 揺動駆動サーボモータ 4 砥石昇降駆動サーボモータ 5 取付けプレート 6、6a、66a 砥石体 7 直線型ガイドレール 8 円弧型ガイドレール 9 砥石走行駆動モータ 10 コイル外径検出センサ 11 コイル端面検出センサ 12 振れ止めセンター後退用シリンダ 13 ショックアブソーバおよびストッパ装置 14 枠体 15 振れ止めセンター 16 マンドレル 17 マンドレル駆動部 18 砥石移動体 22 フレキシブルゴム 23 自在継手 24 回転首振り機構 24a 上下スライド部 25 砥石押し付けエアシリンダ 26 砥石押し付け補助用スプリング 27 フランジ 30 砥石 31 バネ 32 砥石 33 サンドペーパーロール 34 ベルト状研削体
Claims (6)
- 【請求項1】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
るために、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
を砥石掛けする方法において、前記コイル状圧延鋼板の
外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外
周面に砥石体を接触させ、接触させた前記砥石体を前記
コイル状圧延鋼板の圧延方向および幅方向に、前記コイ
ル状圧延鋼板の外周面に沿って移動させて研磨すること
からなり、冷間圧延鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板
の外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に
対する前記砥石体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度に
より所定範囲内に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度
を2.0m/sec以下に制御することを特徴とする圧
延鋼板の表面検査用砥石掛け方法。 - 【請求項2】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
るために、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
を砥石掛けする方法において、前記コイル状圧延鋼板の
外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外
周面に砥石体を接触させ、接触させた前記砥石体を前記
コイル状圧延鋼板の圧延方向および幅方向に、前記コイ
ル状圧延鋼板の外周面に沿って移動させて研磨すること
からなり、前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方
向に所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石体の幅とほぼ同じ距離
だけ移動させ、次いで、前記砥石体を最初に移動させた
前記圧延方向と反対の方向に前記所定距離移動させ、次
いで、前記砥石体を前記幅方向に前記砥石体の幅とほぼ
同じ距離だけ移動させ、この動作を繰り返して前記鋼板
の表面を研磨することからなり、冷間圧延鋼板からなる
前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前
記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付け圧力
を、鋼板の引張強度により所定範囲内に制御し、且つ、
前記砥石体の移動速度を2.0m/sec以下に制御す
ることを特徴とする圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方
法。 - 【請求項3】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
るために、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
を砥石掛けする方法において、前記コイル状圧延鋼板の
外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外
周面に砥石体を接触させ、接触させた前記砥石体を前記
コイル状圧延鋼板の圧延方向および幅方向に、前記コイ
ル状圧延鋼板の外周面に沿って移動させて研磨すること
からなり、調圧鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板の外
周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に対す
る前記砥石体の押し付け圧力を、鋼板の引張強度により
所定範囲内に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を
1.5m/sec以下に制御することを特徴とする圧延
鋼板の表面検査用砥石掛け方法。 - 【請求項4】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
るために、円柱形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
を砥石掛けする方法において、前記コイル状圧延鋼板の
外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外
周面に砥石体を接触させ、接触させた前記砥石体を前記
コイル状圧延鋼板の圧延方向および幅方向に、前記コイ
ル状圧延鋼板の外周面に沿って移動させて研磨すること
からなり、前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧延方
向に所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記コイ
ル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石体の幅とほぼ同じ距離
だけ移動させ、次いで、前記砥石体を最初に移動させた
前記圧延方向と反対の方向に前記所定距離移動させ、次
いで、前記砥石体を前記幅方向に前記砥石体の幅とほぼ
同じ距離だけ移動させ、この動作を繰り返して前記鋼板
の表面を研磨することからなり、調圧鋼板からなる前記
コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記コ
イル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付け圧力を、
鋼板の引張強度により所定範囲内に制御し、且つ、前記
砥石体の移動速度を1.5m/sec以下に制御するこ
とを特徴とする圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法。 - 【請求項5】 前記コイル状圧延鋼板の外周面に接触さ
せた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向および
斜め方向に、前記コイル状圧延鋼板の外周面に沿って移
動させて研磨する請求項1または3に記載の方法。 - 【請求項6】 前記砥石体の押し付け圧力を、下記式 (Ts+1.2W)/431≦P≦(Ts+0.9W)
/246 ただし、 P:砥石面平均押付圧力(kgf/cm2 ) Ts:鋼板の引張強度(kgf/mm2 ) W:砥石の進行方向の幅(mm) によって制御する請求項1、2、3、4または5記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14553198A JPH11333678A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14553198A JPH11333678A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11333678A true JPH11333678A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15387370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14553198A Pending JPH11333678A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11333678A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008516211A (ja) * | 2004-10-20 | 2008-05-15 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 圧延設備のロール表面の欠陥、例えば、ひび割れ、陥没などを検出するための方法、装置及び回路 |
KR100961340B1 (ko) | 2003-05-12 | 2010-06-04 | 주식회사 포스코 | 도금강판의 표면결함 검사장치 |
JP2010253661A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Noritake Co Ltd | 形鋼表面研磨装置 |
KR101258649B1 (ko) | 2011-07-05 | 2013-05-02 | 주식회사 포스코 | 코일 표면 자동 연마장치 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14553198A patent/JPH11333678A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100961340B1 (ko) | 2003-05-12 | 2010-06-04 | 주식회사 포스코 | 도금강판의 표면결함 검사장치 |
JP2008516211A (ja) * | 2004-10-20 | 2008-05-15 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 圧延設備のロール表面の欠陥、例えば、ひび割れ、陥没などを検出するための方法、装置及び回路 |
JP2010253661A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Noritake Co Ltd | 形鋼表面研磨装置 |
KR101258649B1 (ko) | 2011-07-05 | 2013-05-02 | 주식회사 포스코 | 코일 표면 자동 연마장치 |
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