JPH10156696A - 圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法および装置 - Google Patents

圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法および装置

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JPH10156696A
JPH10156696A JP32191896A JP32191896A JPH10156696A JP H10156696 A JPH10156696 A JP H10156696A JP 32191896 A JP32191896 A JP 32191896A JP 32191896 A JP32191896 A JP 32191896A JP H10156696 A JPH10156696 A JP H10156696A
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寛 中谷
Yasutoshi Nakayama
安利 中山
Takuji Senoo
卓治 妹尾
Keiichi Miyokawa
慶一 三世川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出するた
めに、円筒形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面を砥
石掛けする。 【解決手段】 砥石掛け装置Aは、コイル1に近接して
コイル1の幅方向(C方向)に設けられたガイドレール
7と、ガイドレール7をコイル1の圧延方向に沿って移
動させるためのガイドレール移動機構2と、ガイドレー
ル7に沿って走行自在の砥石体6を有する。コイル1の
表面と砥石体6とを接触させ、ガイドレール7に沿って
砥石体6を移動することにより、コイル1の表面を幅方
向に研磨することができる。ガイドレール7をガイドレ
ール移動機構2によってコイル1の圧延方向に移動する
ことにより、コイル1の表面を圧延方向に研磨すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広くは圧延鋼
板、特に、冷間圧延鋼板、表面処理鋼板および鋼帯(コ
イル)等の製造プロセスラインにおいて、コイル状に形
成されたこれら圧延鋼板の表面欠陥の有無を検出するた
めの砥石掛け方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、圧延ロールの状態変化に起因する
ような欠陥、例えば、凸および凹ローキ、線状きず、お
よび、チャタマーク等は、一般的に極めて微小な凹凸で
あるため、通常の目視検査では発見が困難である。
【0003】しかし、この様な欠陥は、プレスまたは塗
装を行うと浮き上がり、しかもロール性起因のため周期
性を持ってコイル全長にわたって分布する為、鋼板表面
の砥石掛けをすることにより微小なキズを磨き出す検査
が必要である。
【0004】プロセスオンライン上での砥石掛け方法
は、特願平8−159957号によって本願発明者らに
よって出願されているが、能率向上のためには通板中の
砥石掛け方法の他に、コイル状に巻かれた状態での砥石
掛け方法が重要である。
【0005】鋼板表面の目に見えない微小な欠陥(キ
ズ)、例えば、ロール表面の付着物やロール表面性状の
異常による押しキズおよびスリキズ等の微小欠陥は、通
常、鋼板表面を砥石により磨きだすことにより、欠陥が
可視化できる。大半の場合、プロセスライン出側にて本
検査を実施している。最近の冷間圧延機(TCM)、お
よび、リコイルライン(R/C)等では本検査の為、ラ
イン能率を下げているのが実態である。そのための対策
として、本来品質保証面である鋼板表面(以下、「おも
て面」という)の砥石掛け法として、例えば、以下の従
来技術が提案されている。
【0006】従来技術1:実開昭61ー148558号
公報(住友金属)に開示されたC方向砥石掛け法(図1
1、図12、図13参照)。従来技術1は、図11、図
12、図13に示すように、通常使用している市販の砥
石30をバネ31を介して鋼板1に押し付ける機構と、
この機構を鋼板幅方向(C方向)に往復動させる装置の
提案である。本考案の問題点として、圧延方向(L方
向)の砥石掛けが出来ないといった致命的な問題があ
る。
【0007】従来技術2:実開平7ー11254号公報
(川崎製鉄)に開示されたロール方式。従来技術2の問
題点として、ロールにサンドペーパー等の砥粒を施し
た研削体で鋼板に押し付ける方法を採用しているが、ペ
ーパー式であるので砥石掛けの性能および砥石掛け面に
問題がある。即ち、検出すべき欠陥を本法では、砥石掛
けにより磨き出すことができない。
【0008】従来技術3:特開平7ー186019号公
報(川崎製鉄)に開示された、鋼板にベルト状の研削体
(サンドペーパー)を押し付ける方法、および、実開平
2ー63957号公報(住金)に開示された砥石掛け法
(図14参照)。
【0009】本方式は、図14に示すように、通板中の
鋼板1に所定の圧力で砥石32を押し付けてコイル長手
方向に連続的に鋼板表面を砥石掛けする方法である。し
かしながら、板幅方向において砥石掛け面の均一化が
できない。板エッジにより砥石が損傷し、研磨されな
い部分が発生する。といった問題がある。
【0010】従来技術4:実開昭59ー183745号
公報(川崎製鉄)、ロールによる砥石掛け法(図15、
図16参照)。従来技術4は、図15、図16に示すよ
うに、ロール胴にサンドペーパー等を巻き付けた単一ロ
ール(サンドペーパーロール)33によるものである
が、前述の方法と同様の課題として板幅方向において
砥石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石
が損傷し、研磨されない部分が発生する。問題点があ
る。
【0011】従来技術5:実開昭63−7450号方向
に提案されている砥石掛け装置(図17)。従来技術5
は、図17に示すように、通板中の鋼板1にベルト状の
研削体(サンドペーパー)34を押しつける技術である
が、単一ロール方式であるため、板幅方向において砥
石掛け面の均一化ができない。板エッジにより砥石が
損傷し、磨出しされない部分が発生する。といった問題
がある。
【0012】以上のように、通板状態での砥石掛け技術
に関し、実用化および活用されているものはない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術までのコイル
状鋼板の砥石掛け法については、満足すべき成果はな
い。従来技術では以下の様な問題点があった。
【0014】まず、第1に、重要な開発課題点は、冷間
圧延後であるため大量のコイルを砥石掛け検査する必要
があり、従って、効率化が必須である。第2に、通常砥
石掛けする面は、ライン構成上、裏面を砥石掛けする場
合が多く、本来品質保証面であるおもて面を砥石掛けす
る、すなわちコイル状での円筒面を砥石掛けする方法お
よび先行技術はない。
【0015】従来技術の課題をまとめると以下の項目と
なる。 従来からの主流方法である、板を停止してオフライ
ンで砥石掛けする方法は、通常鋼板の裏面を砥石掛け
し、表面検査を行っている。
【0016】 通板中の板に、従来法にあるような、
単純に砥石またはサンドペーパー等の研削砥石体を押し
付ける方法では、板幅方向で砥石が掛からない部分が発
生し、重大欠陥を見逃す可能性が充分にある。
【0017】 単一砥石を、所定の軌跡にて移動させ
るワイパ方式等の方法が、過去に数件の連続砥石掛け手
段として提案されているが、CAL等の連続ラインにお
いては、通板速度(鋼板速度)が30〜60mpmにも
なり、鋼板速度の方が砥石速度よりも速くなり、鋼板表
面すべてに砥石が掛からず、更に、板幅方向においても
砥石掛け精度、特に砥石掛け面の均一性に問題点が発生
していた。
【0018】 すなわち、前述した従来技術は、すべ
て単一の研削体(砥石)によって鋼板裏面に砥石掛けし
ようとするものであり、ライン出側でのインライン砥石
掛けを目的した場合、鋼板全面への砥石掛け性能の均一
化および鋼板形状への追随性に限界があった。
【0019】従って、この発明の目的は、上述の課題を
解決し、円筒形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面、
即ち、本来品質保証面であるおもて面を効率良く砥石掛
けすることができる、圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方
法および装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出するために、円筒
形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする
方法において、前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨す
るに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外周面に砥石体を
接触させ、接触させた前記砥石体を前記コイル状圧延鋼
板の圧延方向および幅方向に、前記コイル状圧延鋼板の
外周面に沿って移動させて研磨することに特徴を有する
圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法である。
【0021】請求項2記載の発明は、前記砥石体を前記
コイル状圧延鋼板の圧延方向に所定距離移動させ、次い
で、前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の幅方向に前記
砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、次いで、前記
砥石体を最初に移動させた前記圧延方向と反対の方向に
前記所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記幅方
向に前記砥石体の幅とほぼ同じ距離だけ移動させ、この
動作を繰り返して前記鋼板の表面を研磨することに特徴
を有するものである。
【0022】請求項3記載の発明は、冷間圧延鋼板から
なる前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当た
り、前記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付
け圧力を、0.3〜0.5kgf/cm2 に制御し、且
つ、前記砥石体の移動速度を2.0m/sec以下に制
御することに特徴を有するものである。。
【0023】請求項4記載の発明は、調圧鋼板からなる
前記コイル状圧延鋼板の外周面を研磨するに当たり、前
記コイル状圧延鋼板に対する前記砥石体の押し付け圧力
を、0.2〜0.3kgf/cm2 に制御し、且つ、前
記砥石体の移動速度を1.5m/sec以下に制御する
ことに特徴を有するものである。
【0024】請求項5記載の発明は、圧延鋼板表面の表
面欠陥の有無を検出するために、円筒形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする装置において、前
記コイル状圧延鋼板に近接して前記コイル状圧延鋼板の
幅方向に設けられたガイドレールと、前記ガイドレール
を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向に円弧状外周面に沿
って往復移動させるためのガイドレール移動機構と、前
記ガイドレールに沿って走行自在の砥石体とからなり、
前記コイル状圧延鋼板の表面と接触させた前記砥石体
は、前記ガイドレールに沿って移動することにより前記
コイル状圧延鋼板の表面を幅方向に研磨可能、且つ、前
記ガイドレールを前記ガイドレール移動機構によって前
記コイル状圧延鋼板の円弧状外周面に沿って移動するこ
とにより前記コイル状圧延鋼板の表面を圧延方向に研磨
可能であることに特徴を有する圧延鋼板の表面検査用砥
石掛け装置である。
【0025】請求項6記載の発明は、圧延鋼板表面の表
面欠陥の有無を検出するために、円筒形に形成されたコ
イル状圧延鋼板の表面を砥石掛けする装置において、前
記コイル状圧延鋼板に近接して前記コイル状圧延鋼板の
幅方向に設けられたガイドレールと、前記ガイドレール
を前記コイル状圧延鋼板の圧延方向に円弧状外周面に沿
って往復移動させるためのガイドレール移動機構と、前
記ガイドレールに沿って走行自在の砥石移動体と、前記
砥石移動体に設けられたダンパー機構と、前記ダンパー
機構に回転ヒンジによって取り付けられた砥石体とから
なり、前記砥石体は前記ダンパー機構および前記回転ヒ
ンジによって前記コイル状圧延鋼板の表面の凹凸に倣う
ことが可能であり、前記コイル状圧延鋼板の表面と接触
させた前記砥石体は、前記ガイドレールに沿って移動す
ることにより前記コイル状圧延鋼板の表面を幅方向に研
磨可能、且つ、前記ガイドレールを前記ガイドレール移
動機構によって前記コイル状圧延鋼板の円弧状外周面に
沿って移動することにより前記コイル状圧延鋼板の表面
を圧延方向に研磨可能であることに特徴を有する圧延鋼
板の表面検査用砥石掛け装置である。
【0026】請求項7記載の発明は、前記砥石体は、複
数に分割されて縦横に配列されてなっていることに特徴
を有するものである。請求項8記載の発明は、前記砥石
体は、複数に分割されて千鳥状に配列されてなっている
ことに特徴を有するものである。
【0027】請求項9記載の発明は、前記砥石体と前記
ダンパー機構との間に、前記コイル状圧延鋼板との密着
性を向上するための、弾性体からなる中間材が設けられ
ていることに特徴を有するものである。
【0028】請求項10記載の発明は、複数に分割され
た各砥石体の境目を形成する溝部に、磨き粉を排出する
ための磨き粉排出機構が設けられていることに特徴を有
するものである。
【0029】表面欠陥検出の為にはコイルの圧延方向
(長手方向)と、コイルの幅方向(長手方向と直交する
方向)とに砥石掛けする必要がある。従って、砥石掛け
を円筒状のコイル状鋼板の圧延方向に行うには、円弧状
の湾曲面に沿って砥石体を往復移動(揺動)する必要が
ある。その為に、砥石体をコイルの円弧状湾曲面に沿っ
て移動させるために、砥石体の移動中心をコイルを保持
しているマンドレルの中心軸と一致させる。これによ
り、コイルの大小にかかわらず、砥石体を同一軸芯上で
揺動可能である。
【0030】円弧状の湾曲面を有するコイル状鋼板への
追従性および押し付け力を細かに制御するために、緩衝
材としてエアーシリンダ等のダンパ機構および回転ヒン
ジを使用する。更に、ゴム等の弾性体およびスプリング
等を使用する。前記エアーシリンダの気密体内の圧縮空
気の圧力を変化させることにより、微妙な砥石掛けコン
トロールが可能であり、凹凸の有る鋼板の外周面に倣っ
て砥石掛けが可能である。
【0031】鋼板表面への追従性、なじみ性を向上させ
る為、砥石体を一体構造ではなく砥石体を所定の大きさ
に分割し、且つ、分割した砥石体を縦横に碁盤状に配列
し、または、各列毎に各砥石体の境目を形成する溝部を
ずらして千鳥状に配列することにより、高精度な砥石掛
けが可能である。更に、前記の溝部より微細な磨き粉を
排出することも可能であり、これにより、鋼板表面にキ
ズをつけることなく、高精度に砥石掛けが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の砥石掛
け装置の一実施態様を示す正面図、図2は平面図、図3
は側面図である。図1〜図3に示すように、本発明の砥
石掛け装置Aは、円弧状の湾曲した曲面を有するコイル
1の外周面と接触可能に設けられた砥石体6を、コイル
1の圧延方向および幅方向に移動自在に設け、コイル1
の外周面の曲面に沿って砥石体6を前記圧延方向および
幅方向に移動させてコイル1の表面を研磨するものであ
る。
【0033】コイル1は、圧延鋼板の製造プロセスライ
ンの出側に、マンドレル16およびマンドレル駆動部1
7によって巻かれた状態で配置されている。砥石体6と
しては、緑色炭化ケイ素または褐色アルミナ系等の磨き
出し材等を使用することが好ましい。ただし、砥石体の
材料は前記に限定されるものではない。
【0034】砥石掛装置Aは、砥石体6を、コイル1の
幅方向(C方向、図3中に符号:Cで表示)にガイドす
るための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル
1の幅方向に、コイル1の母線と平行に、水平に設けら
れた直線型ガイドレール7と、砥石体6をコイル1の圧
延方向(即ち、コイル1の長手方向と同じ)の円弧状湾
曲面(L方向、図1中に符号:Lで表示)にガイドする
ための、コイル1から所定距離離れた位置に、コイル1
の円周方向に設けられた円弧型ガイドレール8を有して
いる。
【0035】砥石体6はガイドレール7に沿って移動可
能に設けられた砥石移動体18に、フランジ27および
エアシリンダ25によって取り付けられている。9は、
砥石移動体18をガイドレール7に沿って走行させるた
めの砥石走行駆動モータである。
【0036】ガイドレール7は、その一方端が、コイル
1の一方側の側面に設けられたガイドレール移動機構2
に取り付けられている。そして、その他方端は、コイル
1の他方側の側面に、コイル1の半径方向に設けられ、
下端がマンドレル16の軸部に回動自在に取り付けられ
ている枠体14の上端に取り付けられている。
【0037】ガイドレール移動機構2は、コイル1の半
径方向に設けられたボールネジ形式の砥石昇降駆動サー
ボモータ4を備えており、ガイドレール7の前記一方端
は、サーボモータ4の上端に取り付けられている。サー
ボモータ4は、ガイドレール移動機構2によって、円弧
型ガイドレール8にガイドされて、コイル1の軸部を中
心にしてコイル1の周方向に回動可能であり、これによ
り、ガイドレール7は、コイル1の周方向(L方向)に
往復移動、即ち、揺動可能である。3はその駆動用サー
ボモータ(Rラックアンドピニオン)である。サーボモ
ータ4は、ガイドレール7をコイル1の半径方向に昇降
することが可能であり、また、枠体14は、前記昇降に
合わせてガイドレール7の他方端をを昇降することがで
きるようになっている。これにより、ガイドレール7に
配置されている砥石体6を待機位置からコイル1の表面
まで降ろすことができる。
【0038】砥石掛け装置Aには、コイル1の外径を検
出するためのセンサ10およびコイル1の端面を検出す
るためのセンサ11、振れ止めセンター後退(退避)用
エアーシリンダ12、振れ止めセンター15、および、
機構揺動時に端部の衝撃を和らげる揺動方向反転用ショ
ックアブソーバおよびストッパ装置13が設けられてい
る。
【0039】砥石体6は、これらの機構を有する砥石掛
け装置Aによってコイル1の長手方向(L方向)および
幅方向(C方向)に移動可能である。図4はこの発明の
砥石掛け装置に係る砥石体の取付け構造を示す正面図、
図5は側面図、図6は底面図である。図4〜図6に示す
ように、砥石体6は、コイル1との接触面を、所定の大
きさ、例えば、20×20mm程度の正方形に形成され
た複数の砥石体6aの集合体からなっている。これら複
数の砥石体6aは、所定厚みを有する弾性体、例えば、
矩形のフレキシブルゴム22の底面に、図6に示すよう
に縦横に碁盤状に、本実施態様では縦横で36個(6×
6個)配列されている。また、図示はしないが、砥石体
6aは、各列毎に各砥石の境目を形成する溝部をずらし
て千鳥状に配列してもよい。更に、各砥石体6a間の溝
部に磨き粉排出機構を設け、各砥石体6a間の溝部より
微細な磨き粉を排出してもよい。
【0040】フレキシブルゴム22の両側には、リンク
ボールを備える複数の自在継手23が水平に並列して設
けられている。自在継手23の各々は、取付けプレート
5を介してエアシリンダ25の下端に取り付けられてい
る。砥石体6には、砥石移動体18と自在継手23との
間に設けられた前記シリンダ25によって、下方に押し
付ける力が与えられている。本実施態様では、図4〜図
6に示すように、自在継手23はゴム22の両側に6機
づつ設けられている。
【0041】一方、ゴム22の上面には、リンクボール
を備える回転首振り機構24が取り付けられている。回
転首振り機構24は、取付けフランジ27の下端に取り
付けられており、また、回転首振り機構24は、上下ス
ライド部24aを有している。砥石体6は回転首振り機
構24の作用によりリンクボールを中心にして球面上で
首振り自在である。回転首振り機構24および自在継手
23は、コイル(鋼板)形状への追従性を向上させるも
のである。更に、フランジ27とゴム22の上面との間
には、回転首振り機構24の周囲に、砥石押付用スプリ
ング26が設けられており、ゴム22には、スプリング
26によって下方に押し付ける力が与えられている。シ
リンダ25、自在継手23、回転首振り機構24、ゴム
22およびスプリング26の作用によって、砥石体は図
5中に66aで示すように、コイル1の円弧状湾曲面の
部分において、その湾曲面に倣うことができる。また、
ゴム22は、コイル1から受ける衝撃の緩衝機構として
の作用も有する。
【0042】コイルや鋼板等の広幅鋼板を砥石掛けする
場合、通常、鋼板表面は、板の形状によるしぼりや中伸
び傾向等により、常に板幅方向に平坦ではない。本発明
は、鋼板形状への追従性を向上させる為に、図4〜図6
示すように複数個取付られた砥石体6aが、自在継手
(リンクボール)23によって各個独立して凹凸に倣
い、更にフレキシブルゴム22との組み合わせによりコ
イル(鋼板)1の表面に均一な砥石掛けを実施すること
ができるものである。
【0043】次に、この発明による砥石掛けパターンを
説明する。図7、図8は、この発明装置による砥石掛け
方法の第1のパターンを示す説明図である。図7は圧延
方向(L方向掛け)のパターンを示す斜視図、図8はコ
イル上面より矢視したL方向掛けを示す平面図である。
図7、図8に示すように、圧延方向(L方向)に往復移
動(揺動)しながら幅方向に1ピッチ(所定の寸法、例
えば、砥石幅)送りながら砥石掛けする。
【0044】このように、砥石体をコイル圧延方向に往
復移動(揺動)させながら、ある所定のピッチで逐次コ
イル幅方向に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼
板表面に均一な砥石掛け研磨を実施することができる。
【0045】図9、図10は、この発明装置による砥石
掛け方法の第2のパターンを示す説明図である。図9は
板幅方向(C方向掛け)のパターンを示す斜視図、図1
0はコイル上面より矢視したC方向掛けを示す平面図で
ある。図9、図10に示すように、幅方向(C方向)に
往復移動(揺動)しながら圧延方向に1ピッチ(例え
ば、砥石体幅)送りながら自動砥石掛けする。
【0046】このように、砥石体をコイル幅方向で往復
動させながら、ある所定のピッチで逐次コイル圧延方向
に微動させながら凹凸に倣うことにより、鋼板表面に均
一な砥石掛け研磨を実施することができる。
【0047】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。図
1〜図6に示す本発明装置を使用し、図7、図8に示す
パターンにより、砥石体をコイル長手方向(圧延方向)
に往復移動(揺動)させることにより砥石掛けしながら
コイル幅方向(板幅方向)に微動させる砥石掛けを、冷
間圧延鋼板、調圧鋼板、ならびに、高炭素SC系および
高張力鋼板に対して実施した。研削に際して砥石体の押
し付け圧力は、冷間圧延鋼板については0.3〜0.5
kgf/cm2 、調圧鋼板については0.2〜0.3k
gf/cm2 、そして、高炭素SC系および高張力鋼板
については0.5〜0.8kgf/cm2 に制御した。
且つ、砥石体の移動速度はそれぞれ2.0m/sec以
下に制御した。その結果、均一に研磨され、欠陥検出の
ために最適な砥石掛けが実施できた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧延プロセス出側でのコイル状鋼板の外周面への均
一な砥石掛けが可能となり、圧延鋼板(コイル)のエッ
ジも含めた全幅および必要長さの所定範囲にわたり全面
砥石掛けが可能となり、鋼帯の材質に応じた圧下調整な
らびに鋼帯形状、例えば、中伸び傾向等に応じて砥石掛
け制御が可能であり、鋼板の表面欠陥検出精度を向上
し、製品歩留を向上し、品質管理が強化され、ラインの
生産性が大幅に向上し、かくして、工業上有用な効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の砥石掛け装置の一実施態様を示す正
面図である。
【図2】この発明の砥石掛け装置の一実施態様を示す平
面図である。
【図3】この発明の砥石掛け装置の一実施態様を示す側
面図である。
【図4】この発明の砥石掛け装置に係る砥石掛け保持部
構造体を示す概略正面図である。
【図5】この発明の砥石掛け装置に係る砥石掛け保持部
構造体を示す側面図である。
【図6】この発明の砥石掛け装置に係る砥石掛け保持部
構造体を示す底面図である。
【図7】この発明による砥石掛けの圧延方向(L方向掛
け)のパターンを示す斜視図である。
【図8】この発明による砥石掛けのコイル上面より矢視
したL方向掛けを示す平面図である。
【図9】この発明による砥石掛けの板幅方向(C方向掛
け)のパターンを示す斜視図である。
【図10】この発明による砥石掛けのコイル上面より矢
視したC方向掛けを示す平面図である。
【図11】従来技術1の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
【図12】従来技術1の砥石掛け装置を示す側面図であ
る。
【図13】従来技術1の砥石掛け装置を示す斜視図であ
る。
【図14】従来技術3の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
【図15】従来技術4の砥石掛け装置を示す正面図であ
る。
【図16】従来技術4の砥石掛け装置を示す側面図であ
る。
【図17】従来技術5の砥石掛け装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 砥石掛け装置 1 鋼帯(コイル) 2 ガイドレール移動機構 3 揺動駆動サーボモータ 4 砥石昇降駆動サーボモータ 5 取付けプレート 6、6a、66a 砥石体 7 直線型ガイドレール 8 円弧型ガイドレール 9 砥石走行駆動モータ 10 コイル外径検出センサ 11 コイル端面検出センサ 12 振れ止めセンター後退用シリンダ 13 ショックアブソーバおよびストッパ装置 14 枠体 15 振れ止めセンター 16 マンドレル 17 マンドレル駆動部 18 砥石移動体 22 フレキシブルゴム 23 自在継手 24 回転首振り機構 24a 上下スライド部 25 砥石押し付けエアシリンダ 26 砥石押し付け補助用スプリング 27 フランジ 30 砥石 31 バネ 32 砥石 33 サンドペーパーロール 34 ベルト状研削体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三世川 慶一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
    るために、円筒形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
    を砥石掛けする方法において、前記コイル状圧延鋼板の
    外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板の外
    周面に砥石体を接触させ、接触させた前記砥石体を前記
    コイル状圧延鋼板の圧延方向および幅方向に、前記コイ
    ル状圧延鋼板の外周面に沿って移動させて研磨すること
    を特徴とする圧延鋼板の表面検査用砥石掛け方法。
  2. 【請求項2】 前記砥石体を前記コイル状圧延鋼板の圧
    延方向に所定距離移動させ、次いで、前記砥石体を前記
    コイル状圧延鋼板の幅方向に前記砥石体の幅とほぼ同じ
    距離だけ移動させ、次いで、前記砥石体を最初に移動さ
    せた前記圧延方向と反対の方向に前記所定距離移動さ
    せ、次いで、前記砥石体を前記幅方向に前記砥石体の幅
    とほぼ同じ距離だけ移動させ、この動作を繰り返して前
    記鋼板の表面を研磨する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 冷間圧延鋼板からなる前記コイル状圧延
    鋼板の外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼
    板に対する前記砥石体の押し付け圧力を、0.3〜0.
    5kgf/cm2 に制御し、且つ、前記砥石体の移動速
    度を2.0m/sec以下に制御する請求項1または2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 調圧鋼板からなる前記コイル状圧延鋼板
    の外周面を研磨するに当たり、前記コイル状圧延鋼板に
    対する前記砥石体の押し付け圧力を、0.2〜0.3k
    gf/cm2 に制御し、且つ、前記砥石体の移動速度を
    1.5m/sec以下に制御する請求項1または2記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
    るために、円筒形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
    を砥石掛けする装置において、前記コイル状圧延鋼板に
    近接して前記コイル状圧延鋼板の幅方向に設けられたガ
    イドレールと、前記ガイドレールを前記コイル状圧延鋼
    板の圧延方向に円弧状外周面に沿って往復移動させるた
    めのガイドレール移動機構と、前記ガイドレールに沿っ
    て走行自在の砥石体とからなり、前記コイル状圧延鋼板
    の表面と接触させた前記砥石体は、前記ガイドレールに
    沿って移動することにより前記コイル状圧延鋼板の表面
    を幅方向に研磨可能、且つ、前記ガイドレールを前記ガ
    イドレール移動機構によって前記コイル状圧延鋼板の円
    弧状外周面に沿って移動することにより前記コイル状圧
    延鋼板の表面を圧延方向に研磨可能であることを特徴と
    する圧延鋼板の表面検査用砥石掛け装置。
  6. 【請求項6】 圧延鋼板表面の表面欠陥の有無を検出す
    るために、円筒形に形成されたコイル状圧延鋼板の表面
    を砥石掛けする装置において、前記コイル状圧延鋼板に
    近接して前記コイル状圧延鋼板の幅方向に設けられたガ
    イドレールと、前記ガイドレールを前記コイル状圧延鋼
    板の圧延方向に円弧状外周面に沿って往復移動させるた
    めのガイドレール移動機構と、前記ガイドレールに沿っ
    て走行自在の砥石移動体と、前記砥石移動体に設けられ
    たダンパー機構と、前記ダンパー機構に回転ヒンジによ
    って取り付けられた砥石体とからなり、前記砥石体は前
    記ダンパー機構および前記回転ヒンジによって前記コイ
    ル状圧延鋼板の表面の凹凸に倣うことが可能であり、前
    記コイル状圧延鋼板の表面と接触させた前記砥石体は、
    前記ガイドレールに沿って移動することにより前記コイ
    ル状圧延鋼板の表面を幅方向に研磨可能、且つ、前記ガ
    イドレールを前記ガイドレール移動機構によって前記コ
    イル状圧延鋼板の円弧状外周面に沿って移動することに
    より前記コイル状圧延鋼板の表面を圧延方向に研磨可能
    であることを特徴とする圧延鋼板の表面検査用砥石掛け
    装置。
  7. 【請求項7】 前記砥石体は、複数に分割されて縦横に
    配列されてなっている請求項5または6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記砥石体は、複数に分割されて千鳥状
    に配列されてなっている請求項5または6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記砥石体と前記ダンパー機構との間
    に、前記コイル状圧延鋼板との密着性を向上するため
    の、弾性体からなる中間材が設けられている請求項5、
    6、7または8記載の装置。
  10. 【請求項10】 複数に分割された各砥石体の境目を形
    成する溝部に、磨き粉を排出するための磨き粉排出機構
    が設けられている請求項7、8または9記載の装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008516211A (ja) * 2004-10-20 2008-05-15 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 圧延設備のロール表面の欠陥、例えば、ひび割れ、陥没などを検出するための方法、装置及び回路
EP2410567A2 (en) 1999-04-15 2012-01-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electro-optical device and electronic equipment
CN115194577A (zh) * 2021-04-13 2022-10-18 宝武装备智能科技有限公司 用于带钢打磨机器人的浮动打磨头装置
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