JPH06179167A - ロールの研磨方法 - Google Patents

ロールの研磨方法

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JPH06179167A
JPH06179167A JP33454492A JP33454492A JPH06179167A JP H06179167 A JPH06179167 A JP H06179167A JP 33454492 A JP33454492 A JP 33454492A JP 33454492 A JP33454492 A JP 33454492A JP H06179167 A JPH06179167 A JP H06179167A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
polishing
polished
temperature distribution
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP33454492A
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English (en)
Inventor
Makoto Suzuki
真 鈴木
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH06179167A publication Critical patent/JPH06179167A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの冷却を待たずに精度良く研削する方
法を提案する。 【構成】 あらかじめロール温度を測定し、熱膨張によ
る直径誤差を補正しながら研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延ロール、ハースロ
ール、ブライドルロールなどの工業用ロールの研磨方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、工業用ロールを研磨する場合
に、図2に示すようなロール研磨機においてロールを回
転させながら回転する砥石4を押し当て、砥石4を軸方
向に往復させることにより所定の表面粗度およびプロフ
ィール(直径および長手方向の形状)を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば製鉄用冷間圧延
ロールを研磨する場合、圧延機で使用直後のワークロー
ルでは被圧延材に接触していた部分(板道)と非接触部
とでは通常50〜70℃の温度差を有している。従来の
技術では、ロールを圧延に使用した後圧延機からはずし
て間もなく、研磨前のロールが軸方向に不均一な温度分
布を有している状態で研磨を行って所定のプロフィール
を得ても、研磨後に軸方向の温度分布が均一になった後
には熱収縮により部分的にロール直径が小さくなり、所
定のプロフィールから誤差を生ずるという問題があっ
た。
【0004】また、この問題を防止するために、研磨前
のロール温度分布が均一になるまで自然放冷する方法が
あるが、ロール内の温度差が大きい場合にはロールの質
量が大きいため冷却に長時間要するという問題があっ
た。そこで強制冷却することが考えられるが、この場合
には冷却装置の設置に多大な設備費を要するという問題
があった。
【0005】本発明は、ロールが軸方向に不均一な温度
分布を持つ場合でもとくに冷却する手段をとらずに所定
の表面粗度とプロフィールを得る方法を提案することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール研磨機
において、あらかじめロール温度を測定し、熱膨張によ
る直径誤差を補正しながら研磨することを特徴とするロ
ール研磨方法であり、また本発明は、ロール研磨機にお
いて、研磨中にロール温度を測定し、熱膨張による直径
誤差を補正しながら研磨することを特徴とするロール研
磨方法である。
【0007】
【作用】本発明によれば、研磨時のロールの軸方向の温
度分布を測定し、常温との温度差による熱膨張量を補正
しながら研磨することによって、ロール温度が場所的に
不均一であっても正確なロールプロフィールを得ること
ができる。ロール温度の測定は、研磨前のロール温度を
オフラインで測定する。
【0008】研磨前のロール温度を研磨機上で測定す
る。研磨中のロール温度を研磨機上で測定する。などが
考えられる。ロールは一般に質量が大きいので温度変化
は遅く、温度測定後あまり時間をおかずに研磨作業に入
れば誤差は小さいのでいずれの方法でもよい。
【0009】ロール各部の温度測定結果にもとづきロー
ルの熱膨張率を用いて均一な温度分布になった後の直径
を演算し、あらかじめ補正したプロフィールを目標に研
磨を行うことによって目的が達成される。
【0010】
【実施例】図1に本発明の研磨方法に用いる装置の1例
を示す。ロール(図示していない)はZ軸サーボモータ
ー3で動作するZ軸ボールねじ2を介して保持され、必
要に応じて回転される。一方回転する砥石4を保持した
砥石台5はX軸サーボモーター8によりX軸ボールねじ
7を介して前後移動し、研磨位置へ砥石4を移動させる
ことができる。また砥石台5には接触式温度計9が取り
つけられている。図2には従来のロール研磨方法で用い
られている研磨機の例を示したが、温度測定器は取りつ
けられていない。
【0011】ロール研磨機に接触温度計9を設置したの
でロール軸方向(Z軸方向)の温度分布を連続的に測定
することができる。図3は測定したロール温度分布デー
タから補正すべき切り込み量を演算するブロックダイヤ
グラムで、本実施例では演算結果をもとに切り込み量を
自動制御している。本発明の実施結果の例を図4と図5
を用いて説明する。この例は直径610φ、胴長(端部
から端部までの距離)1600mmの冷間圧延用ワーク
ロールのケースである。図4は従来方法と本発明の方法
による研磨後のロールプロフィールを比較したものであ
るが、この図では研磨後の目標ロールプロフィールを真
円筒(直線で示してある)として、その真円筒からの研
磨の直径誤差を示している。また図5に例示してあるよ
うに、従来方法および本発明による方法とも研磨前の幅
方向の温度差は60℃である。
【0012】図4からわかるようにワークロール研磨結
果を従来方法による結果(ロール軸方向温度分布が不均
一な研磨)とを常温になってから比較すると、本方法に
よれば目標真円筒に対して直径が±25μm 以内の精度
で研磨されているのに対して、従来方法では−250μ
m 以上の誤差を有している。本発明の方法によりきわめ
て良好な結果が得られたことがわかる。
【0013】
【発明の効果】本発明により、使用直後の温度分布が不
均一なロールについても精度良く研磨することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨方法に用いるロール研磨装置の斜
視図
【図2】従来のロール研磨機
【図3】本発明の切り込み量演算ブロックダイヤグラム
【図4】本発明方法と従来方法によるロール研磨結果
【図5】ロール研磨前のロール表面温度分布
【符号の説明】
1 テーブル 2 Z軸ボールねじ 3 Z軸サーボモーター 4 砥石 5 砥石台 6 X軸ボールねじ 7 X軸歯車箱 8 X軸サーボモーター 9 接触式温度計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール研磨機においてロールを研磨する
    際に、あらかじめロール温度を測定し、熱膨張による直
    径誤差を補正しながら研磨することを特徴とするロール
    の研磨方法。
  2. 【請求項2】 ロール研磨機においてロールを研磨する
    際に、研磨中にロール温度を測定し、熱膨張による直径
    誤差を補正しながら研磨することを特徴とするロールの
    研磨方法。
JP33454492A 1992-12-15 1992-12-15 ロールの研磨方法 Pending JPH06179167A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436914B1 (ko) * 2002-07-10 2004-06-23 주식회사 포스코 압연롤의 온간 연마방법
JP2008093789A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Shigiya Machinery Works Ltd 研削盤
CN106625117A (zh) * 2016-11-02 2017-05-10 上海复合材料科技有限公司 卫星承力筒桁条在线测量修磨装置
CN110524252A (zh) * 2019-08-14 2019-12-03 上海洪田机电科技有限公司 一种用于阴极辊的抛磨车削装置
CN115365957A (zh) * 2022-08-04 2022-11-22 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 一种电池极片辊的抛光装置及抛光方法

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