JPH0319770A - 総型ロータリードレッサによる砥石成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｅ産業上の利用分野］ 本発明は総型ロータリードレッサによる研削砥石の成形
方法に関する。

ｒ従米技術］ 砥石外周面が縦断面でみてわん曲形状あるいは溝等のあ
る形状を成している場合に、この砥石を総型ロータリー
ドレッサで成形するには、ドレッサの外周面を砥石外周
面と逆の形状に形威し、両者を回転させながら接触させ
、ドレス切込を行う。

例えば、ボールベアリングの外輪レース面の研削砥石に
対しては総型ロータリードレッサの外周面を凹わん曲面
に形威し、ドレス切込を行っている。

「発明が解決しようとする課題１ 総型ロータリードレンサによる砥石修正は上述のような
ドレス切込を行うが、動作中に砥石と総型ロータリード
レッサ間に熱変位等で軸方向の位置ずれが生じることが
多く発生する。この状態で一定少量のドレス切込量の成
形を行うと、砥石外周面の一部のみがドレッサに当り、
砥石外周全面に総型ロータリードレッサが接触せず、或
形残りが生じる。第５図はこのときの状態を示した平面
図であり、砥石１と総型ロータリードレンサ２闇に軸方
向位置ずれ△δがあると、ドレッサ２の所定量のドレス
切込に対して図中斜線で示す部分の成形がなされない。

このような場合、従米はドレス切込量を充分大きくとっ
て対処しているが、このような方法は成形終了までの時
間がかかり、また砥石を必要以上切り込むことになるの
でＷＡ等の砥石ではそれほどでもないがＣ　Ｉ３　Ｎ砥
石では砥石コストが高いため不経済であるという問題が
あった。

［課題を解決しようとする手Ｆ！．］ そこで本発明は、砥石の軸方向位置ずれを検出し、これ
をもとにして砥石の軸方向位置修正あるいは或形残りを
生じない最小ドレス切込量を算出して成形を行うように
した総型ロータリードレッサによる砥石或形方法を提供
することにある。

本発明による砥石或形方法は、総型ロータリードレソサ
の支持側に取り付けた非接触形変位センサで砥万の軸方
向変位を検出し、該砥石の軸方向位置ずれが０となるよ
うに該砥石の軸方向送ｒ）量をｉｆｆ整した後、砥石外
周のドレス切込みを行うようにしたものである。

また本発明の他の形態による砥石或形方法は、総型ロー
タリードレッサの支持側に取り付けた非接触形変位セン
サで砥石の軸方向変位を検出し、砥石外周全面に前記総
型ロータリードレッサでドレス切込がなされるように前
記砥石の軸方向位置ずれ量に応じた最小ドレス切込量を
算出し、少なくともこの算出した最小ドレス切込量のド
レス切込を行うものである。

１作用１ 本発明においては、ドレッサ支持側例えばドレツサハウ
ジングあるいはドレッサ保持台に非接触形変位センサを
取り付けて砥石の軸方向変位を検出することにより、ド
レッサに対する砥石の軸方向位置ずれが直接検出でき、
これを基に砥石の軸方向位置を調節して位置ずれをなく
するが、あるいは砥石送りテーブルが固定のものでは位
置ずれに対応した成形残りの生じない最小ドレス切込量
を算出してドレス切込をかける。後者の場合は前者に比
べてドレス切込量が多くなるが、従米のように過大な切
込量とならず、砥石送りテーブルの位置調整Ｗ！ｊ．構
のない研削機で常に必要最小限のドレス切込量の成形が
できる。

［実施例］ 次に、本発明を実施例について図面を参照して説明する
。

弟１図は本発明によるｉ石成形方法を実施するのに適用
される研削盤の概略的な平面図である。

研削盤のベッド９上にＸ方向に移動可能な砥石送りテー
ブル７およびＹ方向に移動可能な切込送りテーブル８が
搭載されている。４は砥石送りテーブル７の駆動モータ
、５は切込送りテーブル８の駆動モータであり、それぞ
れベッド９に取り付けられている。切込送りテーブル８
」二にはワーク１０を保持する主軸台１１および主軸モ
ータ１２が載置され、また該テーブル８上に総型ロータ
リードレッサ２およびその駆動モータ１３が載せられて
いる。

２ａはドレッサ軸を軸支しているドレンサハウノングで
ある．砥石送りテーブル７上には総型砥石１を回転駆動
するための砥石スピンドル装ｆｆｆ６が搭載されている
。図示のように総型ロータリードレツサ２は砥看Ｊの後
方に位置しており、ワー２１０が取り外された状態で駆
動モータ５により総型ロータリードレッサ２が前方へ移
動し、ドレッサ２と砥石１が回転状態で接触することに
より砥石外周面の成形がなされる，成形後総型ロータリ
ードレッサ２が切込送りテーブル８とともに後退し、ワ
ー２１０を主軸台１１のワークスピンドルにチャッキン
グし、砥石送りテーブル７を前進（砥石台側）させて砥
石１をワー２１０に挿入して主軸台１１をＹ方向に送り
つつワーク１０の研削加工を行う。

第２図に拡大して示すように、砥石１は砥石スピンドル
装ｒ！１６のスピンドル先端に砥石締付ボル５ ６− ト１４によって取リイ・１けられている。またドレンサ
ハウンング２ａには非接触形変位センサ３が取り付けら
れている。センサ３の検出端は前述のように総型ロータ
リードレッサ２がＩｉ『進して砥石１に接触した状態で
砥石締イ；１ボルト１４の先端面に非接触で対面するよ
うになっており、これによって砥万締付ボルト１４の先
端位置、いいかえれば砥石１の軸方向位置あるいは基準
位置からの軸方向変位が検出される。

第２図の尖施例では非接触形変位センサ３の近傍にノズ
ル３ｎが設けられ、該ノズルからセンサ３の先端周囲に
常時研削液をかけて冷却し、稼動中の熱の影響による測
定誤差を極少にするようにしてある。

このような研削盤においてドレスサイクルは、総型ロー
タリードレンサ２と砥石１が接触する寸前まで一定量急
速前進させるドレス割出と、実際に両者が接触したａ或
形動作を行うドレス切込に分けられる。第２図の状態は
ドレス割出後の砥石１と総型ロータリードレソサ２との
位置関係を示しており、このドレス？ＩＩ＋出動作ごと
に非接触形変位センサ３で砥石締付ボルト１４先端まで
の距離δを測定することによりロータリードレッサ２と
砥５１の袖方向位置ずれが検出できる。いま或る時点で
の非接触形変位センサによる測定距離がδ。

はであったとし、このとき総型ロータリードレッサ２と
砥石１は外周全面接触し、或形残りを生じることなく成
形できたとする。次のドレスサイクルのドレス割出時に
距離δを測定し、この値がＭｆＪ記δ。になるように駆
動モータ４により砥石送りテーブル７を位置調整する。

これによって総型ロタリードレッサ２と砥石１のＲ中心
＃！（第５図参照）が一致する。この後一定のドレス切
込をかければ或形残りは生じない。

上述の実施例は位置調整機構をもつ砥石送りテーブル上
に砥石が保持されている例であるが、砥石送りテーブル
をモータ等で位置決め制御していない研削盤、即ちデッ
トストッパでドレス時のテブル位置が決まるようなｖｔ
或のものでは、前述のＥ中心線が一致しない状態で砥石
外周全面を或形し、その際に非接触形変位センサ３で測
定した砥石の軸方向位置ずれを基にドレッサ２の切込景
設定を行う。第３図はこの場合のドレスサイクル時の切
込送りテーブル８の位置を示した図である。

時刻し。からまず×ａのドレス割出量だけドレッサ２を
急速前進させ、さらに（一定量ｘｂ＋ドレス切込量ｄ。

）だけ微速前進させて成形を行い、次に（Ｘ（１＋ｘｂ
）だけドレッサ２を後退せしめ、ドレスサイクルを終了
する。このとき砥石１は外周全面或形されたとする。次
の成形時には時刻Ｌ１からドレスサイクルが始まり、ｘ
ｉだけ切込送りテーブル８が前進した時非接触変位セン
サ３のずれ測定値をδとする。前回の全面成形時の測定
値をδ。とすれば、第４図の如く△δ＝δ１−δ。が砥
石１と総型ロータリードレッサ２の軸方向位置ずれであ
る。

切込送りテーブル８がさらに×１〕だけ前進した時の位
置は前回ドレス切込点であり、この時の総型ロータリー
ドレッサ２と砥石１の位置関係は第５図に示すとおりで
ある。なお砥石摩耗は考えていないとする。この場合の
砥石中を２ｂ，総型ロ−タリドレッサ２および砥石１の
半径をともにＲとすると、最大切残し量Ｃは、 Ｃ＝＋　　Ｒ２　（ｂ−△δ）２−ｒｖゝＴ７となる。

即ち所望の砥石形状を得るのに必要なドレッサ切込量は
、最大切残し量Ｃと砥石摩耗量ｆを考慮したｄ，＝Ｃ十
ｆの切込量とすればよい。結局この場合の全切込量は（
Ｘｎ　＋Ｘｂ　十ｄ　＋　）となる。この切込量で砥石
は成形残りを生じることなく全面或形される。この後、
切込送りテーブル８　（ドレッサ２）は（Ｘａ＋Ｘｂ）
だけ後退し、ドレスサイクルを終了する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、総型ロータリード
レッサに対する砥石の軸方向位置ずれを検出し、この位
置ずれを０とするように砥石位置を調整した後、ドレス
切込を行うので、ドレ・冫サ、砥石の中心位置を一致さ
せた状態で一定少量のドレス切込量にて所望の砥石戊形
ができ、また砥石送りテーブルを位置決め制御していな
い研削盤においても、検出した軸方向位置ずれ量に応じ
て最一９ 一１０一 小のドレス切込量でドレス切込を行うので砥石の成形残
りが生じなく、しかも砥石の過大な切込がなくなる効果
力ｔある。

【図面の簡単な説明】

ｔ５１図は本発明の１実施例に適用される４１Ｆ削盤の
Ｐ：！１略的な全体平面図、弟２図は本発明にナｊける
非接触形変位センザの取付付置を示す部分的な拡大平面
図、第３図は本発明におけるドレスサイクルを示す図、
ｔＩＳ４図は本発明砥石位置調整を行わない場合の軸方
向位置ずれによるドレス成形残り状態を示す図、第５図
は総型ロータリードレッサと砥石の袖方向位置ずれ状態
を示１ゝＩＦ−面図である１．１・・・砥石、　　　２
・・・総型ロータリード峯ヱヨ一ラ　　３ｕ・・・ノズ
ル、　　　４、５、１３・・・駆動モータ、　　　６・
・・砥石スピンドル装置、　　　７・・・砥石送りテー
ブル、８・・・切込送りテーブル、　　１０・・・ワー
ク、　　１４・・・砥石締イＮ１ボルト。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）総型ロータリードレッサの支持側に取り付けた非
   接触形変位センサで砥石の軸方向変位を検出し、該砥石
   の軸方向位置ずれが０となるように該砥石の軸方向送り
   量を調整した後、砥石外周のドレス切込みを行うことを
   特徴とする総型ロータリードレッサによる砥石成形方法
   。
2. （２）総型ロータリードレッサの支持側に取り付けた非
   接触形変位センサで砥石の軸方向変位を検出し、砥石外
   周全面に前記総型ロータリードレッサでドレス切込がな
   されるように前記砥石の軸方向位置ずれ量に応じた最小
   ドレス切込量を算出し、少なくともこの算出した最小ド
   レス切込量のドレス切込を行うことを特徴とする総型ロ
   ータリードレッサによる砥石成形方法。
3. （３）前記非接触形変位センサの先端に冷却液をかけな
   がら前記砥石の軸方向変位を検出しかつドレス切込を行
   うことを特徴とする請求項第１項または第２項記載の総
   型ロータリードレッサによる砥石成形方法。