JPH11320299A - 整流子加工機における外径研磨仕上装置 - Google Patents

整流子加工機における外径研磨仕上装置

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JPH11320299A
JPH11320299A JP14231598A JP14231598A JPH11320299A JP H11320299 A JPH11320299 A JP H11320299A JP 14231598 A JP14231598 A JP 14231598A JP 14231598 A JP14231598 A JP 14231598A JP H11320299 A JPH11320299 A JP H11320299A
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commutator
outer diameter
polishing
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tool
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Masayoshi Asanoma
政善 麻野間
Mitsuo Furuki
三男 古木
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整流子加工機において、整流子の外径切削に引
き続いて、そのままのセット状態で、外径研磨仕上げを
可能にすることである。 【解決手段】主軸の軸心に対して直交する方向に進退し
て、その停止位置が制御可能な第1刃物台A1 を備え、
該刃物台A1 に装着された外径切削バイトV1 により直
流機の整流子3の外周面の外径切削を行う構成の整流子
加工機において、外径加工を終えた整流子3の外径を検
出するための外径検出センサSと、前記加工機に電機子
Rをセットしたままで、圧縮バネ26の付勢力により研
磨砥石25を整流子3の外周面に接触させて、研磨仕上
げするための外径研磨仕上具Gとを前記第1刃物台A1
に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流子の外径切削
加工を終えて、加工機にセットしたままの状態で、その
外径研磨仕上げを行うことのできる整流子加工機におけ
る外径研磨仕上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流電動機、直流発電機などの直流機に
おいては、これを構成する電機子の整流子の部分がブラ
シとの接触により磨耗されると、異常整流の発生原因と
なるので、一定期間使用する毎に、整流子の外周面及び
溝部を補修加工して、再使用可能にしている。この補修
加工は、外径切削バイトにより、整流子の外周面を切削
し、滑らかにした後に、専用の各刃物によって、各整流
子片の間の溝加工と、整流子片の両エッジ部の面取加工
とを、この順序で行っている。
【0003】そして、最終加工として、外径切削加工を
終えた整流子外周面を研磨砥石によって研磨仕上加工す
る必要がある。しかし、整流子加工用の研磨砥石は、そ
の性質上、磨耗が激しいために、同一の整流子の全外周
面、或いは異なる整流子の外周面を同一接触圧でもって
研磨することが難しい。このため、整流子の外周面の研
磨仕上加工は、電機子を加工機にセットしたままで、或
いは加工機から取り外して、コンベアに移載させた状態
で、専ら手作業により行われていた。よって、作業能率
が極めて悪かった。
【0004】一方、特開平8−33284号公報には、
上記のような専用加工機を使用することなく、上記直流
機を分解しないで、整流子の外周面を研磨する装置が開
示されている。しかし、整流子の外径は、機種毎に異な
っており、外径の異なる整流子に対しては、その都度、
整流子の半径方向に沿った砥石の位置調整を行わない
と、研磨を行えないという問題がある。また、整流子の
加工においては、上記したように、その溝の加工も不可
欠であり、上記研磨装置では、この溝加工は行えないの
で、整流子の外周面を一時的に研磨する場合にのみ対応
可能であって、その溝加工を行う必要がある場合には、
直流機を分解して、上記したような専用の加工機で加工
せざるを得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、整流子加工
機において、整流子の外径切削に引き続いて、そのまま
のセット状態で、外径研磨仕上げを可能にすることを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、主軸の軸心に対して直交す
る方向に進退して、その停止位置が制御可能な刃物台を
備え、該刃物台に装着された外径切削バイトにより直流
機の整流子外周面の外径切削を行う構成の整流子加工機
において、外径加工を終えた整流子の外径を検出するた
めの外径検出センサと、前記加工機に電機子をセットし
たままで、バネ手段の付勢力により研磨砥石を整流子外
周面に接触させて、研磨仕上げするための外径研磨仕上
具とを前記刃物台に装着したことである。
【0007】外径切削バイトで整流子の外周面を切削す
る外径切削加工に引き続いて、溝加工刃具によって、各
整流子片の間のマイカを削り取って溝を成形する溝加工
と、面取バイトによって整流子片のエッジ部の面取りを
行う面取加工との後に、刃物台を前進させて、外径検出
センサによって、外径切削を終えた整流子の外径測定を
行う。この測定により得られた整流子の外径に対応した
前進量だけ刃物台を前進させて、バネ手段の付勢力によ
って、外径研磨仕上具の研磨砥石を整流子外周面に接触
させて、整流子の外径研磨仕上げを行う。
【0008】整流子の外周面に対する研磨砥石の接触圧
は、該研磨砥石を突出方向に付勢しているバネ手段の圧
縮量に比例し、一回の研磨を行う毎に研磨砥石が磨耗す
るので、回を重ねる毎に、整流子外周面に対する研磨砥
石の接触圧は小さくなって、研磨仕上状態が悪くなる。
そこで、本発明においては、次回の外径研磨において
は、刃物台の前進距離を、直前の前進距離に対して研磨
砥石の上記磨耗量を見込んだ分だけ増すことにより、バ
ネ手段の圧縮量を一定にできて、直前と同一の接触圧で
もって、整流子の外径研磨が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る整流子加工機
の側面図であり、図2は、同じく平面図であり、図3
は、図2のX−X線矢視図であり、図4は、第1刃物台
1 に装着された外径研磨仕上具Gの断面図である。図
1ないし図3において、ベッド11の長手方向の一端部
には、主軸台12が配設され、その他端部には、主軸の
軸心C1 の方向に沿って移動可能に心押し台13が配設
され、前記主軸に装着されたチャック14と前記心押し
台13の心押し軸13aとの間で直流機の電機子Rが支
持される。
【0010】直流機の電機子Rは、回転軸1と、該回転
軸1の外周部に同軸状に組み付けられた円筒状のコア2
と、該コア2に接続して前記回転軸1に組み付けられた
整流子3とで構成される。この整流子3は、図8に示さ
れるように、その軸心から放射方向に配設された多数の
整流子片(セグメント)4と、それらの間に組み込まれ
たマイカ5とで構成されて、相隣接する整流子片4の間
に溝6が形成されている。
【0011】また、加工機の主軸の軸心C1 の一方側に
は、タレット式の第1刃物台A1 が配設され、その他方
側には、第2刃物台A2 が配設されている。最初に第1
刃物台A1 の構成について説明する。ベッド11の上に
一対のガイドレール15が所定の間隔をおいて前記軸心
1 と平行に配設されて、該一対のガイドレール15に
案内されて往復台16が横方向に往復移動可能になって
いる。即ち、一対のガイドレール15の間にボールネジ
17が配置されて、該ボールネジ17と、前記往復台1
6の下面に固定されたボールナット18とが螺合され、
第1モータM1により前記ボールネジ17を正逆回転さ
せて、往復台16を前記軸心C1 の方向に移動可能にし
ている。この往復台16の上面には、横送り台19が前
記軸心C1 と直交する方向に往復直線移動可能に支持さ
れている。即ち、横送り台19は、往復台16の後面に
装着された第2モータM2 によって、往復台16の上面
に配置されたガイドレール21に案内されて前記方向に
往復直線移動するように構成されている。この第2モー
タM2 は、パルスモータ等の制御モータで構成されて、
入力パルス数によって、後退端位置からの前進量が制御
可能になっており、この第2モータM2 の回転が、前記
したボールネジとボールナットとの組合せ等から成る変
換機構を介して横送り台19の直線移動に変換される。
【0012】前記横送り台19の側面には、タレット式
の第1刃物台A1 が装着されている。第1刃物台A
1 は、タレット台22の外周面に設けられた各刃物取付
面に、それぞれ外径切削バイトV1 、外径検出センサS
及び外径研磨仕上具Gが、周方向に沿ってこの順序で放
射方向に向けて装着された構成である。外径切削バイト
1 は、整流子3の外周面を切削して、その円周面を平
滑にするためのバイトであり、外径検出センサSは、前
記外径切削バイトV1 により外径切削された整流子3の
外径を検出するためのセンサであり、外径研磨仕上具G
は、前記外径切削バイトV1 により切削された整流子3
の外周面を研磨仕上げするための工具である。
【0013】次に、図4を参照にして、上記した外径研
磨仕上具Gについて説明する。この外径研磨仕上具G
は、前記タレット台22に、その放射方向に向けて固定
されるホルダー23と、タレット台22の放射方向(前
記主軸の軸心C1 と直交する方向)に向けて摺動可能な
ように前記ホルダー23に支持された砥石取付軸24
と、該砥石取付軸24の先端に一体に取付けられて、外
径切削を終えた整流子3の外周面を研磨するための研磨
砥石25と、整流子3の外周面に対して前記研磨砥石2
5を押圧させるための圧縮バネ26とを備えている。
【0014】ホルダー23に設けられた軸挿通孔27に
前記砥石取付軸24が摺動可能に挿通されていて、該砥
石取付軸24の先端部に固定された砥石取付台28の前
面の砥石嵌合溝29に研磨砥石25の基部の幅広部25
aが嵌合されて、この幅広部25aが一対の押え板31
によって前記砥石取付台28に押え付けられて、固定さ
れている。前記砥石取付台28は、ホルダー23の先端
部に設けられた嵌合溝32に前記砥石取付軸24と一体
となって、これと同方向に摺動可能に嵌合され、前記軸
挿通孔27の先端部に、該軸挿通孔27よりも僅かに内
径の大きなバネ嵌装孔33が設けられ、該バネ嵌装孔3
3の段差部と前記砥石取付台28の背面との間に前記圧
縮バネ26が弾装されていて、該圧縮バネ26によっ
て、研磨砥石25は、前方に突出するように付勢されて
いる。前記砥石取付軸24の基端部には、前記圧縮バネ
26の圧縮量の調整機能を兼用したストッパーボルト3
4が螺合されている。このストッパーボルト34の頭部
34aが、前記軸挿通孔27の基端部に固定されたスト
ッパー板35に当接することにより、ホルダー23に対
する研磨砥石25の突出端位置が定められる。また、砥
石取付軸24に対するストッパーボルト34の螺合長の
調整によって、前記圧縮バネ26の圧縮量が調整され
て、整流子3の外周面に対する研磨砥石25の接触圧を
調整できる。
【0015】図4において、2点鎖線は、ストッパーボ
ルト34の頭部34aがストッパー板35に当接して、
ホルダー23に対して研磨砥石25が最も突出した状態
である。そして、研磨作業時においては、同図で実線で
示されるように、圧縮バネ26の復元力に抗してホルダ
ー23に対して研磨砥石25が僅かに後退し、該圧縮バ
ネ26の復元力によって、回転中の整流子3の外周面に
研磨砥石25が接触して、その外周面が研磨される。
【0016】また、本発明は、上記した第1刃物台A1
の部分に存し、第2刃物台A2 の部分には存しないの
で、第2刃物台A2 に関しては、簡単に説明する。図2
及び図3において、第2刃物台A2 は、刃物取付台41
における整流子3と対向する面に、溝加工刃具42と面
取バイトV2 とが所定間隔をおいて相上下して取付けら
れていて、前記刃物取付台41が、主軸の軸心C1 の方
向、該軸心C1 と直交する水平方向、及び上下方向との
相互に直交する計3方向に移動可能になった構成であ
る。溝加工刃具42は、第1刃物台A1 の外径切削バイ
トV1 により外径切削を終えた整流子3の各整流子片4
の間のマイカ5を切削して、各整流子片4の間に溝6を
形成する工具であり、面取バイトV2 は、先端の切削部
を該溝6に挿入して、相隣接する2本の整流子片4の面
取りを同時に行うバイトである。
【0017】次に、上記した整流子加工機によって、整
流子3を補修加工する場合について説明する。先ず、図
1及び図2に示されるように、主軸台12に設けられた
チャック14と、心押し台13の心押し軸13aとの間
で電機子Rを支持して、該電機子Rを回転させる。一
方、第1刃物台A1 のタレット台22を回転させて、外
径切削バイトV1 を電機子Rの整流子3の部分と相対向
させて、第2モータM2によってタレット台22の全体
を整流子3に対して前進させて、その外周面を外径切削
バイトV1 によって切削する。一般の旋盤と全く同様
に、整流子3の外周面に対する切り込みは、第2モータ
2 によって前記バイトV1 を前進させることにより行
い、該バイトV1 の横送りは、第1モータM1 によりタ
レット台22を含む往復台16の全体を主軸の軸心C1
の方向に移動させることにより行う。これにより、磨耗
された整流子3の外周面は、設定量だけ切削されて、平
滑面となる。
【0018】次に、整流子3を構成する整流子片4の数
に対応した角度ずつ、主軸を割出回転させて、主軸の軸
心C1 に対して前記第1刃物台A1 と反対側に配設され
ている第2刃物台A2 によって、外径加工を終えた整流
子3に溝6を形成するための溝加工と、整流子片4のエ
ッジ部を面取りするための面取加工とを行う。即ち、第
2刃物台A2 の溝加工刃具42を主軸の軸心C1 の高さ
に位置させて、整流子3の未加工の浅い溝6’の一端か
ら他端に向けて、該溝加工刃具42を直線移動させて、
相隣接する整流子片4の間に組み込まれているマイカ5
を削り取って、所定深さの溝6を形成する(図7)。一
つの溝6の加工を終えると、主軸を割出回転させて、次
の溝6の加工を行い、以後、この加工を繰り返す。次
に、面取バイトV2 を主軸の軸心C1 の高さに位置さ
せ、該面取バイトV2 の先端部を溝6内に挿入した状態
で、上記溝加工刃具42と同様に直線移動させることに
より、相隣接する整流子片4の対向する2つのエッジ部
を同時に面取加工する(図8)。
【0019】引き続いて、第1刃物台A1 のタレット台
22を回転させて、これに装着された外径検出センサS
を整流子3と相対向させ、該センサSの先端を整流子3
の外周面に接触させることによって、外径加工を終えた
整流子3の外径の測定を行う。図5に示されるように、
第2モータM2 によって、横送り台19を主軸の軸心C
1 の側に移動させて、タレット台22に装着された外径
検出センサSを整流子3の外周面に接触させる。ここ
で、後退端位置におけるタレット台22の回転軸心C2
と、主軸の軸心C1 との間の距離を(L0)とし、タレッ
ト台22の後退端位置からの必要前進距離を(Lx)と
し、タレット台22の回転軸心C2 から外径検出センサ
Sの先端までの距離を(L1)とすると、整流子3の外径
(D)は、〔2×(L0 −Lx −L1)〕となる。前記各
距離(L0)及び(L1)は、既知であり、(Lx)は、第2
モータM2 の回転数により算出されるので、外径加工を
終えた整流子3の外径は、外径検出センサSによって検
出される。
【0020】上記のようにして、外径検出センサSによ
って、外径加工を終えた整流子3の外径(D)を測定し
た後に、外径研磨仕上具Gによって、整流子3の外周面
の研磨仕上加工を行う。図6において、(L2)は、圧縮
バネ26が適正量だけ圧縮されて、設定通りの接触圧に
よって、整流子3の外周面が研磨砥石25により研磨さ
れている状態におけるタレット台22の回転軸心C
2 と、前記研磨砥石25の先端面までの距離である。そ
して、上述した通り、研磨品質を確保するには、整流子
3の外周面は、設定された大きさであり、しかも常に一
定の接触圧の研磨砥石25により研磨することが必要と
なる。このことを実現するには、後退端位置におけるタ
レット台22の前進距離(Ly)を〔L0 −L2 −(D/
2)〕に設定できればよい。タレット台22を前後移動
させるための第2モータM2 は、制御モータで構成され
ているために、例えば、この制御モータがパルスモータ
の場合には、前記した必要な前進距離(Ly)に対応する
数のパルスを入力すれば、タレット台22を必要前進距
離(Ly)だけ確実に前進させることができて、整流子3
の外周面は、設定した接触圧で研磨される(図9)。な
お、研磨砥石25によって整流子3の外周面を研磨する
作業は、整流子3に対して外径切削バイトV1 を切り込
ませることを除いて、該バイトV1 により整流子3の外
周面を切削する場合と、同様である。
【0021】また、1回の研磨加工を行う毎に、研磨砥
石25は磨耗するために、次回の研磨加工においても、
前記距離(L2)をそのままにしておくと、研磨砥石25
が磨耗した分だけ、整流子3に対する接触圧が小さくな
って、研磨品質が低下する。そこで、1回の研磨加工を
行う毎に磨耗される研磨砥石25の磨耗量は、経験的に
把握することができ、これを(ΔL)〔図9参照〕とす
ると、後退端位置からのタレット台22の必要前進距離
を、直前の必要前進距離(Ly)に研磨砥石25の磨耗力
(ΔL)を加えた(Ly +ΔL)とすると、圧縮バネ2
6の圧縮量は、直前と同一となって、直前と同一の接触
圧でもって、整流子3の外周面の研磨を行える。これに
より、整流子3の外径(D)の大きさとは、無関係に、
常に設定接触圧でもって、整流子外周面の研磨仕上げを
行える。
【0022】なお、外径研磨仕上具Gに関しては、バネ
手段の付勢力によって、研磨砥石を整流子外周面に接触
させる構成であれば、上記のものに限られず、いかなる
構造のものであってもよく、外径検出センサSに関して
も、非接触構造のものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る外径研磨仕上装置によれ
ば、整流子加工機に電機子をセットしたままで、その整
流子の外径研磨を行うことができるため、整流子の外径
切削加工の後に行われる溝加工、及び面取加工に引き続
いて、整流子外周面の研磨仕上加工を行うことができ
て、整流子の補修加工の能率が倍増する。また、1回の
外径研磨を行う毎に研磨砥石は磨耗するが、本発明にお
いては、次回の外径研磨における刃物台の前進距離を、
直前の前進距離に対して研磨砥石の1回の磨耗量を見込
んだ分だけ増すことにより、バネ手段の圧縮量を一定に
できて、直前と同一の接触圧でもって、整流子の外径研
磨を行うことができる。この結果、整流子外周面の研磨
品質も一定に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る整流子加工機の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2のX−X線矢視図である。
【図4】第1刃物台A1 に装着された外径研磨仕上具G
の断面図である。
【図5】外径検出センサSによって整流子3の外径が検
出されることを示す図である。
【図6】研磨砥石25の磨耗量とは無関係に、常に一定
の接触圧でもって整流子外周面が研磨されることを示す
図である。
【図7】溝加工刃具42による溝加工時の部分断面図で
ある。
【図8】面取バイトV2 による面取加工時の部分断面図
である。
【図9】研磨砥石25による研磨加工時の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 :第1刃物台(刃物台) C1 :主軸の軸心 G:外径研磨仕上具 ΔL:1回の研磨における研磨砥石の磨耗量 R:電機子 S:外径検出センサ V1 :外径切削バイト 3:整流子 22:タレット台 23:ホルダー 24:砥石取付軸 25:研磨砥石 26:圧縮バネ(バネ手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の軸心に対して直交する方向に進退
    して、その停止位置が制御可能な刃物台を備え、該刃物
    台に装着された外径切削バイトにより直流機の整流子外
    周面の外径切削を行う構成の整流子加工機において、 前記刃物台には、外径加工を終えた整流子の外径を検出
    するための外径検出センサと、前記加工機に電機子をセ
    ットしたままで、バネ手段の付勢力により研磨砥石を整
    流子外周面に接触させて、研磨仕上げするための外径研
    磨仕上具とが装着され、 前記外径検出センサにより検出された整流子の外径に対
    応した距離だけ、前記刃物台を前進させて、設定接触圧
    により研磨砥石を整流子外周面に接触させて研磨仕上げ
    して、次回の研磨仕上時においては、刃物台の前進距離
    を、直前の前進距離に対して研磨砥石の磨耗量を見込ん
    だ分だけ増すことにより、常に設定接触圧によって整流
    子外周面の研磨仕上げを行うように構成したことを特徴
    とする整流子加工機における外径研磨仕上装置。
  2. 【請求項2】 外径研磨仕上具は、前記刃物台に一体に
    取付けられたホルダーと、前記主軸の軸心と直交する方
    向に摺動可能となって前記ホルダーに支持された砥石取
    付軸と、該砥石取付軸の先端部に一体に取付けられ、前
    記整流子の外周面に押圧されて、この外周面を研磨する
    ための研磨砥石と、整流子の外周面に対して前記研磨砥
    石を押圧させるためのバネ手段とを備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の整流子加工機における外径研
    磨仕上装置。
  3. 【請求項3】 外径研磨仕上具のバネ手段は、そのバネ
    力が調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の整流子加工機における外径研磨仕上装置。
  4. 【請求項4】 刃物台は、タレット式であることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の整流子加工
    機における外径研磨仕上装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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