JP2003326448A - ベルトスリーブ研磨方法及び研磨装置 - Google Patents

ベルトスリーブ研磨方法及び研磨装置

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JP2003326448A JP2002139839A JP2002139839A JP2003326448A JP 2003326448 A JP2003326448 A JP 2003326448A JP 2002139839 A JP2002139839 A JP 2002139839A JP 2002139839 A JP2002139839 A JP 2002139839A JP 2003326448 A JP2003326448 A JP 2003326448A
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belt
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨方法並びに研磨装置を工夫することによ
り、ベルト緊張力による回転ロールの撓み変形に起因し
た厚み変化を解消して、よりベルト厚み均一化の精度を
向上させる。 【解決手段】 ベルトスリーブvが巻回されない無負荷
時と、一対の回転ロール1,2に測定用ベルトスリーブ
vsが巻回された負荷時との、研磨部材11を駆動ロー
ル1の軸方向に沿って平行移動させるに伴うベルトスリ
ーブv外周の駆動ロール1の径方向差を求める差検出工
程と、測定用ベルトスリーブvを一対の回転ロール1,
2に亘って巻掛け、差検出工程にて求められた径方向差
だけ研磨部材11を一方の回転ロール1の径方向に移動
させながらベルトスリーブvの外周を研磨するベルト研
磨工程とを有したベルトスリーブの研磨方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加硫処理後のベル
トスリーブの厚みを均一化すべく、ベルト背面を研磨す
るようにしたベルトスリーブ研磨方法及び研磨装置に係
り、詳しくは、ベルト厚みの均一化精度を向上させる技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトの厚み精度向上は、永劫の課題で
あり、とりわけ自動車のタイミングベルト等の厳しい回
転条件が要求されるものにおいては、振動や発音を軽減
する狙いから種々の提案が為されている。同様にフラッ
トベルト等においても小型化・高精度化が求められてい
る。そのため、加硫後のベルトスリーブの背面側を研磨
することにより、製品としてのベルト厚みが均一化され
るべく厚み精度を出すようにしていた。
【0003】即ち、主軸に装備されて駆動される回転ロ
ールに巻回してベルトスリーブを回転させ、そのベルト
スリーブの外周、即ちベルト背面を、砥石等の研磨部材
によって研磨する工程を設けることにより、幅広なベル
トスリーブにおけるベルト厚みが極力均一となるように
していたのである。このように加硫後にベルト背面を研
磨するものとしては、例えば、特開平11−33369
0号公報にて示されたもののように、互いに平行な一対
の回転ロールに亘ってベルトスリーブを巻回して回転駆
動する回転駆動機構と、回転して走行するベルトスリー
ブの外周を研磨部材で研磨する研磨機構とを備えて構成
されたベルトスリーブ研磨装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ベルトスリーブ背面を
研磨するには、駆動ロールと従動ロールとに巻回されて
回転走行するベルトスリーブの外周面に研磨砥石を当接
しながら横送りすることでベルト全幅に亘って研磨する
のであるが、回転ロールとの摩擦力を確保すべくある程
度の緊張力を伴って巻回されているベルトスリーブに
は、緊張力によって回転ロールには撓み変形が生じると
ともに、ベルトスリーブ自体にも部分的な厚み変化が生
じていることも考えられる。
【0005】従って、駆動ロールに巻回される部分にお
いてはベルト背面が均一な円筒面状態となるように、単
純に研磨砥石を横送りしただけでは、ベルトスリーブの
回転ロールの軸方向で両端に行く程ベルト厚みが薄くな
ってしまい、研磨後に一対の回転ロールから外されて自
由状態になったベルトスリーブの厚みは却って不均一と
なり、輪切りカットしたベルト製品としての厚みのばら
つきを是正することができない。
【0006】対策としては、回転ロール自体の剛性、並
びに回転ロールの支持剛性を高くすることで、ベルト緊
張力による撓みをほぼ解消することが考えられるが、そ
うするには徒に回転ロールが大径化するとともに、ベル
トサイズには小径のもの等もあって回転ロールサイズに
は制約があることから、剛性を確保する手段には無理が
ある。そこで、現実には、回転ロールの撓み量に合わせ
た研磨代を設定させるクラウン加工(駆動ロール外径
を、幅方向の中央部を大きくした細長い太鼓状に加工す
ること)を施したりして、ベルト製品としての厚み均一
化が確保できるようにすることも試された。
【0007】しかしながら、回転ロールにクラウン加工
を行う手段では、ベルト緊張力、ベルトスリーブ幅寸
法、切込み量等の条件が変われば、主軸撓み量(駆動回
転ロールの撓み量)も変化するので、その都度、加工対
象となるベルトスリーブに見合ったクラウン加工を施さ
ねばならないという、非経済的な準備が必要であって現
実てきではないため、やはり、ベルト製品としての厚み
精度を保持することが困難であった。
【0008】本発明の目的は、研磨方法並びに研磨装置
を工夫することにより、ベルト緊張力による回転ロール
の撓み変形に起因した厚み変化を解消して、よりベルト
厚み均一化の精度を向上させる点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の方法は、互い
に平行な一対の円筒状回転ロールに亘って加硫後のベル
トスリーブを巻掛けて回転させ、一方の回転ロールに対
して他方の回転ロール存在側の反対側に配置された研磨
部材を、一方の回転ロールの軸方向に移動させて回転す
るベルトスリーブの外周面を研磨するベルトスリーブの
研磨方法において、一対の回転ロールにベルトスリーブ
が巻回されない無負荷時と、一対の回転ロールに特定の
ベルトスリーブが巻回された負荷時との、研磨部材を一
方の回転ロールの軸方向に沿って平行移動させるに伴う
ベルトスリーブ外周の一方の回転ロールの径方向差を求
める差検出工程と、特定ベルトスリーブを一対の回転ロ
ールに亘って巻掛け、差検出工程にて求められた径方向
差だけ研磨部材を一方の回転ロールの径方向に移動させ
ながらベルトスリーブの外周を研磨するベルト研磨工程
とを有したことを特徴とする。
【0010】請求項1の方法においては、ベルトスリー
ブにおける回転ロールに巻回された部分の外径寸法とし
て、ベルト緊張力の作用しない自由状態のときの外径
と、特定のベルト緊張力が作用して回転ロールが撓んで
いる撓み状態のときの外径との差を求める差検出工程を
行い、ベルト緊張力に起因した回転ロールの各部におけ
る撓み量を予め検出しておく。そして、次に行うベルト
研磨工程では、差検出工程にて求められた径方向差だけ
研磨部材を一方の回転ロールの径方向に移動させながら
ベルトスリーブの外周を研磨するので、ベルト緊張力に
起因した撓み量を相殺しながら研磨できるようになり、
研磨終了後に回転ロールから外されて自由状態となった
ベルトスリーブの厚みを、その幅方向の如何に拘らずに
均一化することが可能になる。
【0011】請求項2の方法は、請求項1の方法におい
て、一方の回転ロールは、その外周面にエラストマーラ
イニングされたものであり、一対の回転ロールにベルト
スリーブが巻掛けされない無負荷状態での一方の回転ロ
ールの外周を、この一方の回転ロールの軸方向と平行に
研磨部材を移動させて研磨するロール研磨工程が、差検
出工程に先立って行われることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2の方法においては、外周にエラス
トマーライニングされた回転ロールのベルトスリーブが
巻回されていない無負荷状態における外周を予め研磨す
るものであるから、元々の寸法誤差や製品誤差による回
転ロール外径の不均一要素を除去することができる。従
って、回転ロール自体の径の不均一に起因した誤差分を
更に改善することができ、ベルトスリーブの厚み均一化
精度をより促進させることが可能になる。
【0013】請求項3の方法は、請求項1又は2の方法
において、径方向差は、研磨部材と一方の回転ロールと
の間隔を検出することにより求めることを特徴とするも
のである。
【0014】請求項3の方法においては、ベルトスリー
ブ外周の一方の回転ロールの径方向差を、研磨部材と一
方の回転ロールとの間隔を検出することで求める手段、
即ち、直接的に求めるものであるから、間接的に求める
手段に比べて精度良く検出することができるから、それ
によってベルトスリーブの厚み均一化の精度向上に寄与
させることが可能になる。
【0015】請求項4の構成は、加硫後のベルトスリー
ブを巻回して駆動回転自在な駆動ロールと、駆動ロール
の径方向に沿う第1方向に移動可能で、かつ、駆動ロー
ルの軸方向に沿う第2方向に移動自在な研磨部材を有し
て成る研磨機構とを備え、駆動ロールに巻回されて回転
するベルトスリーブの外周部を研磨機構によって研磨す
るよう構成されたベルトスリーブ研磨装置において、研
磨部材を、第2方向に往復移動自在で、かつ、第1方向
への押込み量調節が自在に構成し、研磨部材を第2方向
に平行移動させるに伴う押し込み量を記憶する記憶手段
を設けてあることを特徴とするものである。
【0016】請求項4の構成によれば、記憶手段によっ
て、研磨部材を第2方向に平行移動させるに伴う押し込
み量を記憶することができるから、次のような機能を得
ることが可能になる。ベルトスリーブにおける回転ロー
ルに巻回された部分の外径寸法を、回転ロールの軸方向
に互いに離れた複数箇所のデータを、ベルト緊張力の作
用しない自由状態のときのものと、特定のベルト緊張力
が作用して回転ロールが撓んでいる撓み状態のときのも
のとを夫々記憶させておく。これら双方の記憶値の差を
求めることにより、ベルト緊張力に起因した回転ロール
の各部における撓み量を検出することが可能になる。
【0017】加えて、記憶手段に基づいて求められた前
述の撓み量だけ研磨部材を一方の回転ロールの径方向に
移動させながらベルトスリーブの外周を研磨させること
により、ベルト緊張力に起因した撓み量を相殺しながら
研磨させるということもできるようになり、研磨終了後
に回転ロールから外されて自由状態となったベルトスリ
ーブの厚みを、その幅方向の如何に拘らずに均一化させ
ることも可能である。
【0018】請求項5の構成は、請求項4の構成におい
て、研磨部材と駆動ロールとの間隔を、第2方向に互い
に離れた複数箇所にて検出する距離検出手段を設けてあ
ることを特徴とするものである。
【0019】請求項5の構成によれば、距離検出手段に
よって、研磨部材と駆動ロールとの間隔を、第2方向に
互いに離れた複数箇所にて検出できるから、ベルト緊張
力に伴う回転ロールの軸方向位置における径方向変位と
の関係、即ち、回転ロールの撓み曲線を求めることがで
きる。つまり、ベルト緊張力に基づく回転ロールの軸方
向位置に対する径方向変位を詳しく求めることができる
ので、請求項4の構成による前記作用をより強化するこ
とが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、図2に駆動ロール1と従動
ロール2とに巻回して加硫後のベルトスリーブvを回転
駆動自在な駆動部aと、駆動部aによって回転駆動され
るベルトスリーブvの外周を研磨する研磨機構bとを備
えたベルトスリーブ研磨装置Aが示されている。
【0021】駆動部aは、主軸3を介して第1主軸受け
4と第1副軸受け5とで回転自在に支承された駆動ロー
ル1と、テンション軸6を介して第2主軸受け7と第2
副軸受け8とに支承されたベルト緊張用の従動ロール2
と、主軸3を駆動するためのベルト伝動機構9と駆動モ
ータ10とを設けて構成されている。駆動ロール1は、
その外周面にエラストマーライニングによって表面材1
aが施されている。
【0022】研磨機構bは、研磨部材11と、これを駆
動ロール2の軸方向に沿う第2方向と、駆動ロール2の
径方向に沿う第1方向とに駆動移動自在な移動機構12
とから構成されている。即ち、第2方向に長い長尺状の
基台13と、横送りモータ15とネジ送り機構16とレ
ール支持機構42とによって基台13に対して第2方向
に駆動移動自在に支持された移動台14と、荒砥石11
aが支承された荒台26を移動台14に対して第1方向
に移動自在とするための電動モータ17と、荒砥石11
aを駆動回転させる駆動モータ18と、仕上砥石11b
が支承された仕上台27を移動台14に対して第1方向
に移動自在とするための電動モータ19と、仕上砥石1
1bを駆動回転させる駆動モータ20とを設けてある。
前記荒砥石11aおよび仕上砥石11bは、駆動ロール
1に対向する部分を露出して集塵カバーで覆われてお
り、荒砥石11aの集塵カバーの仕上砥石11b側の側
面にはレーザセンサ30が設けられている。
【0023】21,22は、夫々荒砥石11aと仕上砥
石11b用の軸受け、23,24は、夫々荒砥石11a
と仕上砥石11b用のベルト伝動機構である。基台13
における横送りモータ15存在側の反対側には、ネジ軸
16aの回転数から移動台14の基台13に対する横送
り位置を検出するための横送りエンコーダ25が装備さ
れている。又、各電動モータ17,19には、荒台26
や仕上台27の移動台14に対する縦送り位置を検出す
るためのロータリエンコーダ等の位置センサ28,29
が内装されている。これら縦送りや横送り位置の検出
は、各電動モータ15、17、19にサーボモータを用
いて、サーボシステムによって直接コントロールするこ
とができる。
【0024】主軸3及びテンション軸6は、夫々基本的
には第1主軸受け4、第2主軸受け7による片持ち支持
状態であり、反対側端を補助的に第1副軸受け5、第2
副軸受け8で支持している。従って、両副軸受け5,8
を外して各ロール1,2を片持ち状態として側方にスラ
イドさせることにより、ベルトスリーブvを駆動ロール
1及び従動ロール2に巻回したり外したりすることがで
きる。
【0025】図示は省略するが、第2主軸受け7と第2
副軸受け8とを支持する移動台を、ベルトスリーブvの
緊張方向(第1方向)に移動及び所要の張力で伸張させ
る伸縮機構を備えてあり、これによって従動ロール2を
第2方向における反駆動ロール1側に移動させて、ベル
トスリーブvを緊張させることができるように構成され
ている。
【0026】図3に示すように、荒砥石11aを覆う集
塵カバーの仕上砥石11b側の側面にレーザセンサ30
が装備してあり、このレーザセンサ30と測定用ベルト
スリーブvs(特定のベルトスリーブの一例)とによ
り、研磨対象となるベルトスリーブvを駆動ロール1と
従動ロール2とに亘って巻回したときの駆動ロール1と
研磨部材11との台方向での間隔(クリアランス)を検
出する距離検出手段36を構成してある。これは、ベル
ト緊張力による駆動ロール1の撓み量が求まる手段でも
ある。
【0027】測定用ベルトスリーブvsは、研磨対象と
なるベルトスリーブvに、第2方向に適宜の間隔(例:
50mm)を空けて多数の貫通孔31が一直線上に形成
されたものであり、実際に研磨する加硫後のベルトスリ
ーブvと同じ寸法、形状といった同条件のものを用い
る。従って、貫通孔31が丁度研磨機構bを向く位置に
て測定用ベルトスリーブvsを停止させた状態で、横送
りモータ15を駆動させて移動台14を横送り移動させ
ることにより、ベルトスリーブvの張力によって撓む駆
動ロール1の外面と研磨部材11、即ち砥石11a、1
1b外面との間隔を、レーザセンサ30によって検出し
てゆくことができるのである。
【0028】つまり、研磨対象となる加硫後のベルトス
リーブvを研磨するには、先ず予め、第2方向に均等間
隔毎に多数の測定用貫通孔31が開けられ、かつ、ベル
トスリーブvと同じ材料、形状、寸法のものとして作成
された測定用ベルトスリーブvsを用いて伸張させ貫通
孔31を通しての間隔測定を行った値と、ベルトvが巻
回されない状態において駆動ロール1と研磨部材11と
の第1方向での間隔をレーザセンサ30を用いて測定し
た値との差を求める差検出工程を行うことにより、ベル
トスリーブvの緊張力による駆動ロール1の撓み量を求
めることができる。
【0029】図4に研磨装置Aに使用される研磨制御回
路Bが示されている。即ち、横送りエンコーダ25、位
置センサ28,29、レーザセンサ30、駆動モータ1
0、横送りモータ15、電動モータ17、19、駆動モ
ータ18、20、位置補正量を制御ソフト上に設定する
ための入力手段であるタッチパネル32の各要素を制御
装置33に接続して研磨制御回路Bを構成してある。制
御装置33には、位置補正量を記憶し、必要に応じて切
込位置を自動的に微調整する制御ソフトである研磨制御
手段34が組み込まれている。
【0030】研磨制御回路Bには、研磨部材11を第2
方向に平行移動させるに伴う第1方向での押し込み量を
記憶する記憶手段35と、その記憶手段35を行うため
に、研磨部材11と駆動ロール1との第1方向での間隔
を、第2方向に互いに離れた複数箇所にて検出する距離
検出手段36とが設けてある。又、研磨作動時に、記憶
手段35によって記憶されているルートを辿るよう、記
憶手段35の記憶情報に基づいて移動機構12を制御す
る再現制御手段37を備えてある。
【0031】次に、ベルト研磨装置Aによる研磨制御動
作の手順、即ちベルトスリーブ研磨方法を、図5を参照
して説明する。図5には、研磨制御回路Bによる制御フ
ロー図を示してある。先ず、加硫後のベルトスリーブv
を駆動ロール1と従動ロール2に亘って巻回させるスリ
ーブセットを行う(ステップ♯1)と、研磨部材11が
自動的に研磨開始位置に移動される自動原点移動(ステ
ップ♯2)が行われる。尚、このステップ♯2では、テ
ールストック(第1及び第2副軸受け5,7)の主軸3
及びテンション軸6への挿入セット、従動ロール2の駆
動ロール1と反対側への伸張移動によるベルト緊張、主
軸3の回転開始位置への移動台14の横移動等も行われ
る。
【0032】次に、研磨部材11が回転し始め(ステッ
プ♯3)、測定開始位置まで右行し(ステップ♯4)、
測定位置まで高速前進し(ステップ♯5)、測定・演算
しながら右行する(ステップ♯6)。それから再現制御
手段37(記憶手段35)によって研磨部材11が研磨
位置に向かうべく、第1方向における駆動ロール1に近
づく方向へ高速前進移動し(ステップ♯7)、次いで第
2方向に研磨部材11が横行して(ステップ♯8)、ベ
ルトスリーブv外周(背面)の研磨、即ちベルト研磨工
程が開始される。つまり、移動台14上に装着された荒
砥石11aによる粗研磨工程に続いて、仕上げ砥石11
bによる仕上げ研磨工程が行われる。そして、再現制御
手段37の機能により、移動台14が第2方向へ移動し
ながら、例えば50mm間隔で横送りされるに伴って、
その時点での駆動ロール1との第1方向での間隔が補正
され(ステップ♯9)、横送りエンコーダ25の作動に
も基づき、研磨終了位置まで横送りされたか否かの判断
が為される(ステップ♯10)。
【0033】移動端まで横送りされたら、今度は研磨部
材11を反対側に横送り移動するとともに、駆動ロール
1から遠ざかる方向の第1方向に高速で後退移動され
て、研磨部材が待機位置に戻る(ステップ♯11)。待
機位置に戻ったら、研磨部材11の回転が停止され(ス
テップ♯12)、従動ロール2を支持する移動台が若干
駆動ロール1側に寄った自動停止位置に移動し(ステッ
プ♯13)、最後に研磨後のベルトスリーブvを駆動ロ
ール1及び従動ロール2から取り外すスリーブ取り外し
工程(ステップ♯14)が行われるのである。これら一
連の動作は、ベルト厚さ測定後、共通ベッドである移動
台14上に配置した荒砥石11aと仕上げ砥石11bと
を同時に個々に切込み送り制御させることにより、1回
のサイクル、すなわち1パス加工によって行なわれる。
【0034】説明は前後するが、研磨制御回路Bによる
上述の工程に先立って、駆動ロール1の外周を研磨する
ロール研磨工程が行なわれる。これは、駆動ロールの入
替や定修の際に行うもので、即ち、一対の回転ロール
1,2にベルトスリーブvが巻掛けされない無負荷状態
での駆動ロール1の表面材1aを、研磨部材11を第2
方向に移動させて研磨するロール研磨工程が、差検出工
程に先立って行うようになっている。これにより、駆動
ロール1の外径がほぼ完全に均一化でき、駆動ロール1
の寸法誤差や製品誤差に起因したベルト厚さ均一化精度
への悪影響は生じないようになる。
【0035】上記のベルト研磨装置Aを用いて、位置補
正(研磨位置補正)を実施した。図6は、前述の差検出
工程に基づいて、距離検出手段36のレーザセンサ30
で測定した無伸張の値と測定用ベルトスリーブvsを用
いた伸張時の値をもとに補正して研磨したベルトを、小
幅にカットして軸方向の同等位置のベルト厚みを測定し
た結果である。ベルトスリーブvの巻回時(伸長時)の
測定曲線はグラフ左端から右端へ撓み量を増す傾向線と
なり、更に細かく見れば中間部がより撓みを増した曲線
を示している。
【0036】何故なら、駆動ロール1の両端支持機構
(軸受け4,5)の差と両端支持軸ではその中央部の撓
みが最大となるからである。先ず、グラフ左端部側で
は、固定軸受け4端に主軸3が挿入支持してあって撓み
難いが、グラフ右端部側では、無端状の研磨ベルトvの
掛架に当り、主軸支持機構(第1副軸受け5)は開放構
造を採っており、主軸3側に設けた嵌合部(図示省略)
に、円錐状の伸縮する芯出し軸(第1副軸受け5)を内
蔵して首振り自在の主軸支持機構(テールストックと呼
ぶ)としてある。つまり、可動部の多い支持機構構造で
あるため、どうしても撓み量が多くなる傾向にある。し
かし、補正後の値は全体にバラツキを抑えたものとする
ことが出来た。
【0037】上記の砥石切込み深さの補正手順について
説明する。次の〜の各処理を行なうことで砥石切込
み深さ、即ち、研磨部材11の第1方向への押し込み量
を補正することができる。
【0038】 駆動ロール1の外径ばらつきと、ベル
ト巻回時の駆動ロール1の撓み量を、レーザセンサ30
を用いて実測する。 移動台14上に装着されたレーザセンサ30を用い
て、レーザ走査線を砥石11a、11bの駆動ロール1
への当接点で軸方向に構成される接線上の離間距離を測
定する。 測定が、1つは駆動ロール1自体の外径差を離間距
離で測定し、もう1つはベルトスリーブ巻回時の駆動ロ
ール1の撓み量を測定する。
【0039】 前者の測定は、レーザ走査線を駆動ロ
ール1外面に直接照射して行い、後者測定は前述の走査
接線上の測定箇所に断続的な孔(貫通孔31)を開けた
実際のベルトスリーブ(測定用ベルトスリーブvs)を
用いてベルト巻回による緊張状態を付与する。撓み補正
は、図6に示したマシン固有値とし、ベルト種に伴う2
軸伸張力を変化させた条件毎に固有データとして予めプ
ログラムデータを記憶し選択される。厚み補正は、スリ
ーブの都度、厚み測定してその厚み変動を切込み量に演
算補正するものである。ゴム配合等の変動と厚み変化と
をもとに適正な切込み量を選択演算している。 駆動ロール1自体の外径差とベルト緊張時の駆動ロ
ール1の撓み量の測定値を基に、砥石切込み原点からの
距離量を加算して、砥石切込み補正値を駆動ロール1の
軸長の横送り方向で算出してプログラムとする。
【0040】上記の駆動ロール1切込み量補正の例につ
いて説明する。次の(イ)、(ロ)の処理を行うことで研磨
部材11の切込み量補正を行うことが可能である。 (イ) シーケンサ(制御装置33)の内部には、図6に
示すグラフの「補正内容」を、存在する必要な条件数に
相当するセットとして制御ソフト内に持たせる。 (ロ) 図6の切込み量補正に当っては、例えば、厚みを
現在より0.1mm薄く仕上げるには、砥石を0.1m
m以上切込まなければならないことが分かっており、位
置補正係数として取扱い重要なパラメータであり、実験
データにより求められるその係数はゴム配合等の要因に
より変動する。
【0041】本発明は、研磨部材11の第1方向への移
動を、エアシリンダ及びストッパによる手段から、AC
サーボモータによって自在に位置調節できる構造に変更
してあり、電気的に位置決めを行うことにより、研磨部
材11によるベルトスリーブvへの切込位置を自由に設
定できるようにしてある。そして、予め駆動ロール1の
撓み量を位置補正量に変換して制御プログラム内(制御
装置33内)に記憶させておき、軸方向トラバース(横
送り)の現在位置によって切込位置の自動補正を行うこ
とにより、撓みの厚みへの影響を排除出来るようにして
ある。叉、位置補正量のデータセットを、プログラム内
に複数持ち、加工条件が変わればこれを自動的に切換え
ることで、撓み量の変化に対応させることも可能であ
る。
【0042】(別実施形態) (1)数値補正には、駆動ロール1外径の基準差と、ベ
ルト伸張時(緊張時)の駆動ロール1の撓みの基準差と
ロール研磨工程後の厚み測定結果差の全体補正に加え、
研磨時の砥石11a,11bをベルトスリーブvに押付
けることによる押圧による駆動ロール1の撓み増分や、
表面材1aやベルトスリーブvのゴム弾性による切込み
効率の補正等を明確にして、よりきめ細かに補正するこ
とにより、ベルト厚みの均一化精度をより一層向上させ
る方法に適用できる。
【0043】(2)研磨部材11としては、ダイヤモン
ドホイール(砥石11a、11b)に代えて多孔質砥石
でも良い。また、ロール研磨工程において、無負荷状態
で駆動ロール1の表面材1a(ウレタン材)を研磨させ
るようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるベル
トスリーブ研磨方法及び研磨装置によれば、研磨時の砥
石外面と砥石に対面する回転ロール外面との間隔(クリ
アランス)をレーザセンサで測定できて、主軸全幅に亘
って砥石の切込み深さを最適プログラムで補正できるか
ら、即ち、研磨工程に介在する研磨バラツキの全てのば
らつき要因を数値評価できて、かつ、その数値制御に基
づいてプログラム制御ができるから、あらゆるベルトを
その最適条件を用いて制御することができる。その結
果、ベルト製品としての厚みばらつきを極小に抑えるこ
とができ、ベルト厚み均一化精度を飛躍的に向上させる
ことができた。叉、研磨速度を精密に最適の状態でプロ
グラムすることにより、最小時間で研磨できる等、研磨
時間の短縮化が図れる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトスリーブ研磨装置の概略構造を示す平面
図である。
【図2】研磨機構の要部を示す一部切欠き側面図であ
る。
【図3】距離検出手段による距離検出作用を示す斜視図
である。
【図4】研磨制御回路を示すブロック図である。
【図5】研磨制御の動作フローチャートを示す図であ
る。
【図6】駆動ロールの撓み測定グラフを示す図である。
【符号の説明】
1 回転ロール(駆動ロール) 2 回転ロール 11 研磨部材 35 記憶手段 36 距離検出手段 v ベルトスリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C034 AA13 BB91 CA30 CB01 DD08 3C049 AA03 AA11 AA13 AC01 CA01 CB01 CB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な一対の円筒状回転ロールに
    亘って加硫後のベルトスリーブを巻掛けて回転させ、一
    方の回転ロールに対して他方の回転ロール存在側の反対
    側に配置された研磨部材を、前記一方の回転ロールの軸
    方向に移動させて回転する前記ベルトスリーブの外周面
    を研磨するベルトスリーブの研磨方法であって、 一対の前記回転ロールにベルトスリーブが巻回されない
    無負荷時と、一対の前記回転ロールに特定のベルトスリ
    ーブが巻回された負荷時との、前記研磨部材を前記一方
    の回転ロールの軸方向に沿って平行移動させるに伴うベ
    ルトスリーブ外周の前記一方の回転ロールの径方向差を
    求める差検出工程と、 前記特定ベルトスリーブを前記一対の回転ロールに亘っ
    て巻掛け、前記差検出工程にて求められた径方向差だけ
    前記研磨部材を前記一方の回転ロールの径方向に移動さ
    せながら前記ベルトスリーブの外周を研磨するベルト研
    磨工程とを有したベルトスリーブの研磨方法。
  2. 【請求項2】 前記一方の回転ロールは、その外周面に
    エラストマーライニングされたものであり、一対の前記
    回転ロールにベルトスリーブが巻掛けされない無負荷状
    態での前記一方の回転ロールの外周を、この一方の回転
    ロールの軸方向と平行に前記研磨部材を移動させて研磨
    するロール研磨工程が、前記差検出工程に先立って行わ
    れる請求項1に記載のベルトスリーブの研磨方法。
  3. 【請求項3】 前記径方向差は、前記研磨部材と前記一
    方の回転ロールとの間隔を検出することにより求める請
    求項1又は2に記載のベルトスリーブの研磨方法。
  4. 【請求項4】 加硫後のベルトスリーブを巻回して駆動
    回転自在な駆動ロールと、駆動ロールの径方向に沿う第
    1方向に移動可能で、かつ、前記駆動ロールの軸方向に
    沿う第2方向に移動自在な研磨部材を有して成る研磨機
    構とを備え、前記駆動ロールに巻回されて回転する前記
    ベルトスリーブの外周部を前記研磨機構によって研磨す
    るよう構成されたベルトスリーブ研磨装置であって、 前記研磨部材を、前記第2方向に往復移動自在で、か
    つ、前記第1方向への押込み量調節が自在に構成し、前
    記研磨部材を前記第2方向に平行移動させるに伴う前記
    押し込み量を記憶する記憶手段を設けてあるベルトスリ
    ーブ研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記研磨部材と前記駆動ロールとの間隔
    を、前記第2方向に互いに離れた複数箇所にて検出する
    距離検出手段を設けてある請求項4に記載のベルトスリ
    ーブ研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100961048B1 (ko) 2008-02-12 2010-06-01 김소자 벨트 연마 장치
CN102922393A (zh) * 2012-11-29 2013-02-13 无锡富岛精工有限公司 可调式卧式砂带机
CN109015123A (zh) * 2018-09-12 2018-12-18 上海交通大学 自动打磨装置及方法

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