JP2000094321A - 砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法 - Google Patents

砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法

Info

Publication number
JP2000094321A
JP2000094321A JP10283390A JP28339098A JP2000094321A JP 2000094321 A JP2000094321 A JP 2000094321A JP 10283390 A JP10283390 A JP 10283390A JP 28339098 A JP28339098 A JP 28339098A JP 2000094321 A JP2000094321 A JP 2000094321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
grinding wheel
work
grinding
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10283390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4159672B2 (ja
Inventor
Tatsuo Shigeta
龍男 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Think Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Think Laboratory Co Ltd filed Critical Think Laboratory Co Ltd
Priority to JP28339098A priority Critical patent/JP4159672B2/ja
Publication of JP2000094321A publication Critical patent/JP2000094321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4159672B2 publication Critical patent/JP4159672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨対象の円筒体に安定した一定の押圧力を
加えて円筒研磨することができ、研磨開始までの時間を
短縮できる砥石研磨方法、及び研磨砥石が使用不適な厚
み以下になる交換時期を検出できる砥石交換時期検出方
法。 【解決手段】 研磨砥石を交換した際に一度だけ、研磨
砥石をキャリブレータに当接して交換時の研磨砥石の厚
みB0 を算出する。n回目の研磨に際して、研磨砥石を
早送りする距離An を、An =L−Dn /2−Cmin −B
(n-1)e から算出して、研磨砥石を早送りさせて近接
し、低速送りに切り換えてワークに当接して一定圧力を
加え、研磨砥石をワークの面長方向に移動して円筒研磨
を行う。n回目の研磨終了時に、Yテーブル用サーボモ
ータの原点位置からの研磨到達距離Aneを検出して、こ
の研磨到達距離Aneと、研磨終了時のワークの半径Ane
と、距離Lとから、n回目の研磨終了時の研磨砥石の厚
みBneを、Bne=L−Ane−Dne/2 から算出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、研磨対象の円筒
体に安定した一定の押圧力を加えて円筒研磨することが
でき、研磨砥石の端面をワークに対して迅速かつ安全に
接近させて、研磨開始までの時間を短縮できる砥石研磨
方法、及び研磨対象の円筒体に安定した一定の押圧力を
加えて円筒研磨することができる砥石研磨方法におい
て、研磨砥石が使用不適な厚み以下になる交換時期を検
出できる砥石交換時期検出方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、円筒体であるワークに一定圧力を
加えて円筒研磨する砥石研磨装置は、Yテーブル装置は
Y方向移動用モータとY方向移動用エアシリンダ装置の
いずれでも移動する複式構造になっていて、Y方向移動
用モータを回転して研磨砥石の端面を両端チャックされ
回転される円筒体であるワークに対して近接させて停止
しモータ出力軸を回転不能にロックし、その後、研磨砥
石を回転するとともにY方向移動用エアシリンダ装置を
伸長作動して研磨砥石の端面をワークに当接して一定圧
力を加え、次いで、X方向移動用サーボモータを回転し
て研磨砥石をワークの面長方向に移動して円筒研磨を行
うように構成されている。また、従来の砥石研磨装置
は、研磨砥石の自動交換を行うために、待機位置で、研
磨砥石を挟む両側でかつ研磨砥石を支持するスピンドル
側に引っ込んでいる対向一対の光電センサをワーク方向
にストロークさせて研磨砥石の端面を検出し、研磨砥石
が使用不適な厚み以下になる交換時期を検出していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の、ワークに
一定圧力を加えて円筒研磨する砥石研磨装置は、研磨砥
石をワーク方向に移動開始してから研磨開始するまでの
時間が長かった。また上記従来の、ワークに一定圧力を
加えて円筒研磨する砥石研磨装置は、エアシリンダ装置
の作動気体の圧力を一定に保つことにより、研磨砥石を
円筒体に一定圧力で押し付けて研磨するものであるの
で、研磨中に研磨圧力を変更することが困難であった。
また上記従来の、ワークに一定圧力を加えて円筒研磨す
る砥石研磨装置は、Yテーブルと可動ブラケットが同一
方向に独立して移動する複式テーブル構造であったの
で、案内構造が重複し、ロック装置やコンプレッサ等が
必要であり、構造が複雑で製作コストが高く付いてい
た。また、従来の研磨砥石交換時期を検出できる砥石研
磨装置は、センサが汚れるとセンシング不能になる不具
合があった。 【0004】本願発明は、上述した点に鑑み案出したも
ので、Yテーブルを複式テーブル構造としなくて済み、
研磨砥石の端面を円筒体であるワークに対して迅速かつ
安全に接近させて、研磨開始までの時間を短縮できる砥
石研磨方法を提供することを目的としている。また、本
願発明は、研磨対象の円筒体に安定した一定の押圧力を
加えて円筒研磨することができる砥石研磨方法におい
て、研磨砥石が使用不適な厚み以下になる交換時期を検
出できる砥石交換時期検出方法を提供することを目的と
している。 【0005】 【課題を解決するための手段】本願第一の発明は、研磨
砥石を交換した際に一度だけ、研磨砥石をキャリブレー
タ又はワークに当接してそのときのY方向移動用サーボ
モータの原点位置からの到達距離A02を検出して交換時
の研磨砥石の厚みB0 を算出し、n回目の研磨に際し
て、Y方向移動用サーボモータの原点位置に対応する研
磨砥石7cの支持面の位置からワークWの中心までの距
離Lと、ワークの半径Dn /2と、研磨砥石のワークとの
ギャップCmin と、研磨前の研磨砥石の厚みB(n-1)e
から、Y方向移動用サーボモータの原点位置に対応する
砥石の支持面の位置から研磨砥石をワークに対して早送
りして近接させる位置までの到達距離An を、計算式;
n =L−Dn /2−Cmin −B(n-1)e から算出し、Y
方向移動用サーボモータを高回転して研磨砥石を両端チ
ャックされ回転される円筒体であるワークに対して上記
の到達距離An だけ早送りさせて近接し、次いでY方向
移動用サーボモータを一定トルクに出力制御して低回転
して研磨砥石の端面をワークに当接して一定圧力を加
え、次いで、X方向移動用サーボモータを回転して研磨
砥石をワークの面長方向に移動して円筒研磨を行い、
(n+1)回目の研磨に際する早送りの到達距離際A
n+1 の算出のために、n回目の研磨終了時に、Yテーブ
ル用サーボモータの原点位置からの研磨到達距離Ane
検出して、この研磨到達距離Aneと、研磨終了時のワー
クの半径Aneと、上記の距離Lとから、n回目の研磨終
了時の研磨砥石の厚みBneを、計算式:Bne=L−Ane
−Dne/2 から算出する、ことを特徴とする砥石研磨方
法を提供するものである。 【0006】本願第二の発明は、第一の発明の砥石研磨
方法において、計算式:Bne=L−Ane−Dne/2 から
算出したn回目の研磨終了時の研磨砥石の厚みBn が数
値設定されている使用不適な厚みBk 以下になったとき
は、研磨砥石を交換することを特徴とする砥石交換時期
検出方法を提供するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本願第一の発明の砥石研磨方法及
び本願第二の発明の砥石研磨交換時期検出方法の実施の
形態を図1ないし図8を参照して説明する。 【0008】先ず、本願発明を実施できる砥石研磨装置
について、簡単に説明する。図1において、モータ1a
とボールネジ・ナット1bとガイド1cとからなる直動
装置1により移動するブラケット2に軸支される反駆動
側チャック手段3が後退位置にある状態で、ブラケット
4に軸支されモータ5により駆動回転される駆動側チャ
ック手段6との間に、図示しない産業用ロボットにチャ
ックされた円筒体であるワークWを位置して、該ワーク
Wの一端の被チャック孔を駆動側チャック手段6に当接
させてから反駆動側チャック手段3を移動し、反駆動側
チャック手段3をワークWの他端の被チャック孔を当接
して両端チャックする。すると、図示しない産業用ロボ
ットがチャック解除して離隔する。研磨ヘッド7は、Y
テーブル8に設けられ、Yテーブル8はXテーブル9に
設けられている。研磨ヘッド7は、Yテーブル8に設け
られたブラケット7aとブラケットに軸支されるスピン
ドル7bと、スピンドル7bに交換可能に固定チャック
される研磨砥石7cと、スピンドル7bを駆動回転する
モータ7dを有してなる。Xテーブル8は、X方向ガイ
ド10に案内されかつX方向移動用サーボモータ11の
回転をボールネジ・ナットを介して直動に変換され両端
チャックされたワークWの面長方向に移動自在である。
Yテーブル8は、Y方向ガイド12に案内されかつY方
向移動用サーボモータ13の回転をボールネジ・ナット
を介して直動に変換されワークWに対して接近・離隔す
る方向に移動自在である。なお、Y方向移動用サーボモ
ータ13の動力を伝達するボールネジに螺合するボール
ナットはゴムを介してYテーブル8に弾持され、研磨砥
石7cがワークWにソフトタッチになる役目を果たすと
ともに、ワークWが真円でないために数十ミクロン触れ
回り回転することによるワークWが研磨砥石7cに作用
する反力を緩和し平均化してボールネジに伝達する役目
を果たす。従って、研磨を行うには、研磨砥石7cをワ
ークWの一端に対応させ、その後、Y方向移動用サーボ
モータ13を高回転して研磨砥石7cの端面を、両端チ
ャックされ回転されるワークWに対して接近する方向に
早送りさせてギャップを確保して近接し、次いで研磨砥
石7cを回転するか、停止したままにして、Y方向移動
用サーボモータ13を一定トルクに出力制御して低回転
することにより、研磨砥石7cの端面をワークWに当接
して一定圧力を加えて研磨開始するとともに、この一定
トルクの出力を検知して直ちにX方向移動用サーボモー
タ11を選択した研磨モードに従って回転して研磨砥石
7cをワークWの面長方向に片道移動、一回又は複数回
往復移動、一回半又は複数回半往復移動、又はランダム
移動して円筒研磨を行う。 【0009】上記の構成において、研磨砥石7cの端面
を、ワークWに対して早送りさせ、研磨砥石7cとワー
クWとのギャップが微小寸法になってから研磨砥石7c
の移動速度を低速にしてワークWに対してソフトに当接
して研磨を開始できるようにすることは、研磨砥石7c
が移動してから研磨開始までの時間を短縮するために重
要である。 【0010】そこで、この実施の態様は、制御回路15
に、研磨砥石7cをワークWに対して早送りして近接さ
せるギャップが例えば2mmに予め入力設定されてい
る。また、Yテーブル8の移動位置を、Y方向移動用サ
ーボモータ13の原点位置からの到達距離として、Y方
向移動用サーボモータ13の出力軸に設けられたロータ
リーエンコーダ14の出力パルスを制御回路15の中の
加減算器15aに入力しカウントして常に現在の到達位
置をアブソリュート値として検出できるようになってい
る。さらに、制御回路15には、毎回の研磨対象のワー
クWの直径Dがデータ入力される。 【0011】研磨砥石を交換した際に一回だけ、最初の
研磨を開始する前に、図2に示すように、研磨砥石7c
の回転を停止したままにして、図1に示すY方向移動用
サーボモータ13の原点位置からの到達距離A01だけ早
送りして研磨砥石7cをキャリブレータ16に近接させ
る。この場合、Y方向移動用サーボモータ13の原点位
置に対応する研磨砥石7cの支持面の位置からワークW
の中心までの距離Lと、ワークWの中心からキャリブレ
ータ16の当接面までの距離Eと、未使用の研磨砥石7
cの厚みBmax (例えば100mm)と、研磨砥石7c
をワークWに対して早送りして低速送り開始位置に近接
するときの研磨砥石7cとワークWとのギャップCmin
(例えば2mmに設定する)が既知の数値であるので、
到達距離A01は、計算式;A01=L−E−Cmin −B
max より算出する。交換する研磨砥石7cは未使用の
ものに限定されない。例えば厚さが50mmになった研
磨砥石が外され、再び取りつけられることがある。使用
され厚みが小さくなった研磨砥石が外され再び取りつけ
らる場合の、厚みをB0 で表示すると、B0 ≦Bmax
関係にある。図2においては、研磨砥石7cの厚み
0 、とギャップCが表示されているが、上記計算式
は、A01=L−E−C−B0 とはならない。これは、厚
みB0 やCをデータ入力できないので、既知の数値であ
るBmax 、Cmin を利用して早送りの距離を算出するこ
とにしたものである。これにより、研磨砥石7cが早送
りされたままキャリブレータ16に勢いよく当接する惧
れが生ずるのを回避できる。 【0012】次いで、図1に示すY方向移動用サーボモ
ータ13を一定トルクに出力制御して低回転することに
より、図3に示すように、研磨砥石7cを低速送りに切
り換えて、回転駆動しない研磨砥石7cの端面をキャリ
ブレータ16にソフトに当接する。当接すると、反力が
高まってY方向移動用サーボモータ13の出力トルクが
設定トルクに急速に等しくなって、回転静止状態にな
る。このときの、Y方向移動用サーボモータ13の原点
位置からの到達距離A02を、制御回路15の中の加減算
器15aのカウント値より検出し、砥石交換時における
研磨砥石7cの厚みB0 を、計算式;B0 =L−A02
E より算出する。すなわち、研磨砥石を交換した際に
該研磨砥石を一回だけキャリブレータ16に当接すれ
ば、該研磨砥石の厚みB0 を算出できる訳である。 【0013】なお、上記の例は、研磨に先立って、研磨
砥石7cの端面をキャリブレータ16に当接して砥石交
換時における研磨砥石7cの厚みB0 を算出するが、キ
ャリブレータ16を設けることは必要的ではない。キャ
リブレータ16を設けなくても、砥石交換後の最初のワ
ークWをキャリブレータと見立て、砥石交換後の最初の
一回だけ研磨砥石7cの端面をワークWにソフトタッチ
に当接すれば、砥石交換時における研磨砥石7cの厚み
0 を算出できる。これは、ワークWの直径がデータ入
力されるからである。従って、上記の二式において、E
とD/2を置換して計算すれば良い。 【0014】上記のようにして、砥石交換時における研
磨砥石7cの厚みB0 を算出したら、以後は、最小のギ
ャップCmin を確保して研磨砥石7cの早送りする距離
を算出することができるので、その距離だけ早送りし、
低速送りに切り換えて研磨砥石7cをワークWにソフト
タッチに当接して一定圧力をかけて研磨を行うことがで
き、研磨終了時には、次回に研磨するときの研磨砥石の
早送りする距離を算出するための研磨砥石7cの厚みを
算出することができる。 【0015】研磨砥石7cの端面をワークWに当接して
砥石交換後の最初の研磨を行う。図1に示すX方向移動
用サーボモータ11を駆動してワークWの一端に対応す
る位置に停止させ、モータ3dを駆動して研磨砥石7c
を回転しワークWの一端より研磨を開始する。図4に示
すように、Y方向移動用サーボモータ13の原点位置か
らの到達距離A1 だけ早送りして研磨砥石7cをワーク
Wに近接させる。Y方向移動用サーボモータ13の原点
位置に対応する研磨砥石7cの支持面の位置からワーク
Wの中心までの距離Lと、研磨砥石7cをワークWに対
して早送りして低速送り開始位置に近接するときの研磨
砥石7cとワークWとのギャップCmin (例えば2mm
に設定する)と、ワークWの半径D1 /2と、砥石交換時
における研磨砥石7cの厚みB0 とが既知の数値である
ので、到達距離A1 は、計算式;A1 =L−D1 /2−C
min −B0 より算出する。 【0016】次いで、図1に示すY方向移動用サーボモ
ータ13を一定トルクに出力制御して低回転することに
より、図5に示すように、研磨砥石7cを低速送りに切
り換えてギャップCmin を解消するように移動して、研
磨砥石7cの端面をワークWにソフトに当接する。当接
すると、反力が高まってY方向移動用サーボモータ13
の出力トルクが設定トルクに急速に等しくなって、回転
静止状態になる。X方向移動用サーボモータ11を駆動
して円筒研磨を開始する。X方向移動用サーボモータ1
1は選択した研磨モードに従って回転して研磨砥石7c
をワークWの面長方向に片道移動、一回又は複数回往復
移動、一回半又は複数回半往復移動、又はランダム移動
して円筒研磨を行う。ワークWの直径に変化があって、
これに起因して、研磨砥石7cがワークWに対する研磨
圧力が高まって反力が増大方向に変化するときは、Y方
向移動用サーボモータ13の出力トルクが設定トルクよ
りも大きくなるので、研磨砥石7cがワークWに対して
極微小に離れるようにY方向移動用サーボモータ13が
回転して出力トルクを微減して設定トルクに等しくなる
ように復帰する。 【0017】1回目の研磨を終了する場合、図5に示す
ように、上記の1回目の研磨終了時のYテーブル用サー
ボモータ13の原点位置からの研磨到達距離A1eを検出
して制御回路15に記憶する。そして、1回目の研磨終
了時のワークWの直径をD1eと制御回路15において想
定して、1回目の研磨終了時の研磨砥石の厚みB1eを、
計算式:B1e=L−A1e−D1e/2 から算出する。D1e
/2は想定値であるのでB1eの値も想定値となる。 【0018】続いて、砥石交換後の二回目の研磨を行
う。図1に示すX方向移動用サーボモータ11を駆動し
てワークWの一端に対応する位置に停止させ、モータ3
dを駆動して研磨砥石7cを回転しワークWの一端より
研磨を開始する。図6に示すように、Y方向移動用サー
ボモータ13の原点位置からの到達距離A2 だけ早送り
して研磨砥石7cをワークWに近接させる。到達距離A
2 は、計算式;A2 =L−D2 /2−Cmin −B1eより算
出する。 【0019】次いで、図1に示すY方向移動用サーボモ
ータ13を一定トルクに出力制御して低回転することに
より、図7に示すように、研磨砥石7cを低速送りに切
り換えてギャップCmin を解消するように移動して、研
磨砥石7cの端面をワークWにソフトに当接して研磨を
開始し、X方向移動用サーボモータ11を駆動して円筒
研磨を開始する。2回目の研磨を終了する場合、図7に
示すように、上記の2回目の研磨終了時のYテーブル用
サーボモータ13の原点位置からの研磨到達距離A2e
検出して制御回路15に記憶する。そして、1回目の研
磨終了時のワークWの直径をD2eを制御回路15におい
て決定して、2回目の研磨終了時の研磨砥石の厚みB2e
を、計算式:B2e=L−A2e−D2e/2 から算出する。 【0020】従って、三回目の研磨を行う場合には、図
示しないが、Y方向移動用サーボモータ13の原点位置
からの到達距離A3 を、計算式;A3 =L−D3 /2−C
min−B2eより算出して、この到達距離A3 だけ早送り
して研磨砥石7cをワークWに近接させ、研磨砥石7c
を低速送りに切り換えてギャップCmin を解消するよう
に移動して、研磨砥石7cの端面をワークWにソフトに
当接して研磨を開始し、X方向移動用サーボモータ11
を駆動して円筒研磨を開始する。そして、3回目の研磨
終了時のYテーブル用サーボモータ13の原点位置から
の研磨到達距離A3eを検出して制御回路15に記憶す
る。そして、1回目の研磨終了時のワークWの直径をD
3eを制御回路15において決定して、3回目の研磨終了
時の研磨砥石の厚みB3eを、計算式:B3e=L−A3e
3e/2 から算出する。 【0021】以上のことから分かるように、n回目の研
磨を行う場合には、図8に示すように、Y方向移動用サ
ーボモータ13の原点位置からの到達距離An を、計算
式;An =L−Dn /2−Cmin −B(n-1)eより算出し
て、この到達距離An だけ早送りして研磨砥石7cをワ
ークWに近接させ、次いで、図9に示すように、研磨砥
石7cを低速送りに切り換えてギャップCmin を解消す
るように移動して、研磨砥石7cの端面をワークWにソ
フトに当接して研磨を開始し、X方向移動用サーボモー
タ11を駆動して円筒研磨を開始する。そして、3回目
の研磨終了時のYテーブル用サーボモータ13の原点位
置からの研磨到達距離Aneを検出して制御回路15に記
憶する。そして、1回目の研磨終了時のワークWの直径
をDneを制御回路15において決定して、3回目の研磨
終了時の研磨砥石の厚みBneを、計算式:Bne=L−A
ne−Dne/2 から算出する。 【0022】n回研磨を繰り返し、上記の計算式:Bne
=L−Ane−Dne/2 から算出した研磨砥石の現在の厚
みBneと、現在の厚みBと使用不適な厚みBk との関係
が、不等式;Bne≦Bk を満たすことになったとき
は、制御回路15が研磨砥石Wを交換する交換要求信号
を出力し、自動又は人手により研磨砥石Wの交換が行わ
れる。 【0023】Dne/2は想定値であるので研磨を繰り返す
と、想定値Dne/2の真正値に対する誤差が大きいと、B
neの真正値に対する誤差が毎回増えていくか、毎回減っ
ていくことになる。しかし、本願発明では、誤差に蓄積
に対しては充分に大きい値である最小のギャップCmin
を確保して研磨砥石を早送りするので、早送りする研磨
砥石7cがワークWに当接する惧れがなく、研磨砥石7
cやワークWに傷が生じない。例えば、研磨砥石が未使
用の厚み100mmから20mmになると交換が必要あ
るものとする場合、誤差を10μmとして毎回増えてい
くとしても、100回研磨した時点で蓄積する誤差は1
mmとなる。従って、ギャップCmin を2mmとすれ
ば、Yテーブル用サーボモータ13を高回転して研磨砥
石をワークに対して上記の到達距離An だけ早送りさせ
て近接させたとき、早送りする研磨砥石7cがワークW
に当接する惧れがない。次いで、Y方向移動用サーボモ
ータ13を一定トルクに出力制御して低回転して研磨砥
石7cの端面をワークWにソフトタッチに当接できる。 【0024】上記具体例として、10μmの誤差が毎回
蓄積する場合には、Dne/2の想定値の設定が不適切であ
るので、Dne/2の想定値を真正値に対してできるだけ誤
差が少ないように設定するために、研磨砥石の種類
と、研磨圧力と、研磨砥石の回転の有無、研磨砥
石の回転数、被研磨材料の種類と、被研磨材料の回
転数と、片道研磨、一回又は複数回往復研磨等の研磨
回数等と、往復研磨モードが選択されることにより決定
される研磨回数等を種々に選択して研磨テストしたとき
の研磨代との関係を求め、データとして制御回路15に
入力しておき、研磨モードが選択されれば、研磨代を決
定する諸条件が選択されて研磨代が想定され、もってデ
ータ入力される研磨開始時のワークの直径Dn から、研
磨終了時のワークの半径Dn /2(想定値)が真正値に極
めて近い値(5μm以内の誤差)として算定されるよう
にすることが重要である。 【0025】続いて、研磨前においては一端と中程の複
数カ所で径が十数μmの相違があるワークについて、必
要最小限の研磨代を研磨するだけでワークの一端から他
端まで均一径とすることができ、短時間に精密な円筒研
磨ができる、研磨モードの一例を、図10(a)、
(b)を参照して説明する。図10(a)は、駆動側チ
ャック手段6と反駆動側チャック手段3で両端チャック
され回転されるワークWを研磨砥石7cにより研磨する
所を示すもので、図中の直径値は、ワークWの一定ピッ
チ毎に各区間の計測直径値を補正した研磨前直径値を示
す。図10(a)は、ワークWの一端から10mm離れ
た位置の直径を計測し、次いで30mmピッチで直径を
計測し、最後の計測箇所からワークWの他端まで10m
m離れている所を示す。直径計測は、小数点第三位まで
計測して小数点第三位を四捨五入した。研磨砥石7c
は、ワークWに密着し研磨圧力を一定に保って一方向へ
移動するときの一回の研磨寸法が2.5ミクロンとなる
ように、研磨圧力が調整されて研磨を行えるようになっ
ており、研磨砥石7cが一往復研磨するとワークWは直
径が10ミクロン小さくなるように研磨される。従っ
て、各区間の研磨前直径値の最小位は、小数点第二位で
あるので研磨砥石の一回の研磨寸法が2.5ミクロンで
あるから該一回の研磨寸法の四倍となるように値に補正
されている。図10(b)は、円筒体の各区間の研磨前
直径値をブロック積みの棒グラフで示しかつブロックを
取り除く順序を矢印と番号で示すことにより研磨砥石7
cの移動順序によって説明するものである。図中、左の
数値は直径値であり、一目盛りは5ミクロンである。従
って、一つのブロックの高さは5ミクロンある。研磨砥
石の一回の研磨寸法が2.5ミクロンであるので、研磨
砥石7cを一往復することにより一つのブロックを取り
除くことができる。以下に、ブロックを取り除く順序の
説明を通して、直径が最終的に均一になることを概念的
に説明する。ブロックが積まれたものであるならば、下
段のブロックを取り除くとその上に積まれているブロッ
クは一段下がる。実際の研磨は内部から先に行うことは
できない。しかし、ある区間の研磨を最上段のブロック
に対する研磨ではなく下段のブロックに対する研磨に相
当するものと概念的に決めて直径を小さく研磨していく
考えることができる。しかして、研磨砥石7cをワーク
Wに密着し一回の研磨寸法が2.5ミクロンとなるよう
に研磨圧力を一定に保って図10(b)中の矢印に付け
た符号1から符号18に示す順序で往復移動を繰り返し
つつ研磨することにより、一往復研磨したブロックを取
り除いていくと、円筒体全長を研磨前最小直径値よりも
一往復研磨した小さい均一径に研磨することができる。
研磨砥石7cの往復移動の順序を示す、図10(b)中
の1から18の番号の付け方は以下の規則に従ってい
る。研磨前最小直径値よりも大きな研磨代部分に相当す
るブロックは、図10(b)中の矢印に付けた符号1、
2、4、6、8、10、12、14、16の順序で往復
研磨を完了した順に取り除く。従って、ブロックが研磨
前直径値に比例して積まれているので、各区間の研磨前
最小直径値よりも大きな研磨代部分に相当するブロック
は、積まれているブロックの数だけ研磨移動を往復した
ときに全部取り除くことができる。図10(b)中の例
えば符号1の往復研磨を行うことで概念的に同じ段のブ
ロックの取り除くことは、各区間の研磨代部分が連続し
て存在するときはその連続する区間を往復研磨すること
を意味している。また、図10(b)中の例えば符号2
の往復研磨を行って概念的に同じ段のブロックの取り除
くように連続する区間を往復研磨すると、符号4の往復
区間のブロックと符号6の往復区間のブロックとに別れ
る。そこで、研磨砥石は、符号3の矢印区間のブロック
の符号3の方向に研磨して符号4の往復研磨を行って符
号4の矢印区間のブロックを取り除き、次いで、符号5
の矢印区間のブロックの符号5の方向に研磨して符号6
の往復研磨を行って符号6の矢印区間のブロックを取り
除くようにして、研磨砥石の研磨圧力を零にしたりさら
に研磨砥石を円筒体から離したりしない。すなわち、往
復研磨を少なくとも一回行ってなお存在する研磨代部分
が離れるときは、既に研磨前最小直径値に研磨した区間
を円筒体の一端から他端に向かって研磨移動する。さら
に、図10(b)中の符号16の往復研磨を行うと、研
磨前最小直径値よりも大きな研磨代部分がなくなるまで
研磨したことになるので、引き続いて、符号17の方向
に既に研磨前最小直径値に研磨した区間を研磨する。も
って、円筒体の全長を研磨前最小直径値よりも一方向に
一回研磨した小さい均一径となるように断続して研磨し
たことになる。そこで、最後に、円筒体の他端から一端
に向かって図10(b)中の符号18の復動研磨を行
う。これによって、円筒体の全長を研磨前最小直径値よ
りも一往復研磨した小さい均一径となるように研磨した
ことになる。実際の研磨は内部から先に行うことは不可
能であるが、上記のブロックを取り除く順序で説明する
ように砥石研磨の移動を行うと、円筒体の直径が小さく
なる状態が、り、あたかも下段のブロックを取り除くと
上段のブロックが一段落ち、かつブロックが取り除かれ
る順番に対応するように概念的に把握することができ、
結果として、必要最小限の砥石研磨の移動により、円筒
体の全長を研磨前最小直径値よりも一往復研磨した小さ
い均一径となるように精密研磨することができる。な
お、図10(b)中の符号18の研磨を行うことは、必
要ではない。その理由は、符号17の研磨を終了した時
点で均一径となるからである。要するに、制御回路41
による研磨砥石7cの往復移動制御は、ワークWの一端
から他端まで一定ピッチ毎に計測した各区間の計測直径
値の最小位について、研磨砥石7cをワークWに密着し
研磨圧力を一定に保って一方向へ移動するときの一回研
磨寸法の四倍となるように近似する値に補正した各区間
の研磨前直径値とし、研磨砥石を円筒体に密着し研磨圧
力を一定に保って往復移動を繰り返しつつ研磨すること
により、研磨前最小直径値よりも全長を一回研磨した小
さい均一径に研磨するものであって、研磨前最小直径値
よりも大きな研磨代部分は、研磨前直径値に比例した往
復回数だけ研磨し、その際各区間の研磨代部分が連続し
て存在するときはその連続する区間を往復研磨し、該往
復研磨を少なくとも一回行ってなお存在する研磨代部分
が離れるときは、既に研磨前最小直径値に研磨した区間
を重複しないように研磨移動して研磨代部分に到達させ
て該研磨代部分を往復研磨し、研磨前最小直径値よりも
大きな研磨代部分がなくなるまで研磨したら、円筒体の
他端まで既に研磨前最小直径値に研磨した残りの区間を
研磨移動するものである。この研磨モードで円筒研磨を
行うと、研磨代を必要最小限にしてワークの一端から他
端まで超精密に均一な研磨ができる。 【0026】本願発明は、研磨ヘッドが単一である場合
に限定されない。例えば、ワークの両側に対向二対の研
磨ヘッドを備えていて、1〜4ヘッド研磨を行う場合に
も適用される。この場合、各研磨ヘッド毎に、研磨砥石
を早送りする距離や研磨砥石の厚みを算出する必要があ
ることは勿論である。 【0027】 【発明の効果】本願第一の発明の砥石研磨方法によれ
ば、 Y方向移動用サーボモータの駆動により研磨砥石をワ
ークに対して接近・離隔自在であるのでYテーブルを複
式テーブル構造としなくて済む。 Y方向移動用サーボモータを高回転して研磨砥石を早
送りしワークに対して近接し次いでY方向移動用サーボ
モータを一定トルクに出力制御して低回転して研磨砥石
をワークに当接して一定圧力を加えて研磨を開始するの
で、研磨砥石の端面を円筒体であるワークに対して迅速
かつ安全に接近させて、研磨開始までの時間を短縮でき
る。 ワークの径が様々に変化し、また研磨砥石の厚みが未
使用の厚みBmax から使用不適な厚みBK に変化して
も、研磨砥石をワークWに対して早送りして低速送り開
始位置に近接するときの研磨砥石とワークとのギャップ
を、常に最小寸法Cmin 内に抑えることができ、研磨開
始までの時間を短縮できる。 研磨砥石をキャリブレータに当接して研磨砥石の厚み
を算出する動作工程は、砥石交換をしたときの一回のみ
であり、もって研磨時間を短縮できる。本願第二の発明
の砥石交換時期検出方法によれば、研磨砥石が使用不適
な厚み以下になる交換時期を検出できるから、砥石研磨
作業の無人化、工場の無人化に寄与する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願第一発明の砥石研磨方法及び本願第二の発
明の砥石交換時期検出方法を実施するための砥石研磨装
置の概略平面図。 【図2】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石をキャリブレータに対してギャッ
プを確保して早送りする距離を計算するための説明図。 【図3】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石をキャリブレータに対し当接して
研磨砥石を厚みを計算するための説明図。 【図4】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後の最初のワークに対して
最小のギャップを確保して早送りする距離を計算するた
めの説明図。 【図5】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後の最初のワークに対し当
接して研磨を行い、研磨終了時の研磨砥石を厚みを計算
するための説明図。 【図6】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後二番目のワークに対して
最小のギャップを確保して早送りする距離を計算するた
めの説明図。 【図7】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後二番目のワークに対し当
接して研磨を行い、研磨終了時の研磨砥石を厚みを計算
するための説明図。 【図8】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後n番目のワークに対して
最小のギャップを確保して早送りする距離を計算するた
めの説明図。 【図9】本願第一発明の砥石研磨方法の説明図であっ
て、交換した研磨砥石を交換後n番目のワークに対し当
接して研磨を行い、研磨終了時の研磨砥石を厚みを計算
するための説明図。 【図10】本願第二発明の砥石研磨方法及び本願第四発
明の砥石研磨方法において、好適に選択される円筒研磨
モードを説明するための図である。(a)は、円筒体を
研磨砥石で研磨するに際して、ワークの一定ピッチ毎の
研磨前直径値を示す。(b)は、ワークの各区間の研磨
前直径値をブロック積みの棒グラフで示しかつブロック
を取り除く順序を矢印と番号で示すことにより研磨砥石
の移動を説明するための図である。 【符号の説明】 W ・・・ワーク 1 ・・・直動装置 1a ・・・モータ 1b ・・・ボールネジ・ナット 1c ・・・ガイド 2 ・・・ブラケット 3 ・・・反駆動側チャック手段 4 ・・・ブラケット 5 ・・・モータ 6 ・・・駆動側チャック手段 7 ・・・研磨ヘッド 7a ・・・ブラケット 7b ・・・スピンドル 7c ・・・研磨砥石 7d ・・・モータ 8 ・・・Yテーブル 9 ・・・Xテーブル 10 ・・・X方向ガイド 11 ・・・X方向移動用サーボモータ 12 ・・・Y方向ガイド 13 ・・・Y方向移動用サーボモータ 14 ・・・ロータリーエンコーダ 15 ・・・制御回路 15a ・・・加減算器 16 ・・・キャリブレータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 研磨砥石を交換した際に一度だけ、研磨
    砥石をキャリブレータ又はワークに当接してそのときの
    Y方向移動用サーボモータの原点位置からの到達距離A
    02を検出して交換時の研磨砥石の厚みB0 を算出し、 n回目の研磨に際して、 Y方向移動用サーボモータの原点位置に対応する研磨砥
    石7cの支持面の位置からワークWの中心までの距離L
    と、ワークの半径Dn /2と、研磨砥石のワークとのギャ
    ップCmin と、研磨前の研磨砥石の厚みB(n-1)eとか
    ら、 Y方向移動用サーボモータの原点位置に対応する砥石の
    支持面の位置から研磨砥石をワークに対して早送りして
    近接させる位置までの到達距離An を、 計算式;An =L−Dn /2−Cmin −B(n-1)e から算
    出し、 Y方向移動用サーボモータを高回転して研磨砥石を両端
    チャックされ回転される円筒体であるワークに対して上
    記の到達距離An だけ早送りさせて近接し、次いでY方
    向移動用サーボモータを一定トルクに出力制御して低回
    転して研磨砥石の端面をワークに当接して一定圧力を加
    え、次いで、X方向移動用サーボモータを回転して研磨
    砥石をワークの面長方向に移動して円筒研磨を行い、 (n+1)回目の研磨に際する早送りの到達距離際A
    n+1 の算出のために、 n回目の研磨終了時に、Yテーブル用サーボモータの原
    点位置からの研磨到達距離Aneを検出して、この研磨到
    達距離Aneと、研磨終了時のワークの半径Aneと、上記
    の距離Lとから、 n回目の研磨終了時の研磨砥石の厚みBneを、 計算式:Bne=L−Ane−Dne/2 から算出する、 ことを特徴とする砥石研磨方法。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載の砥石研磨方法にお
    いて、 計算式:Bne=L−Ane−Dne/2 から算出したn回目
    の研磨終了時の研磨砥石の厚みBn が数値設定されてい
    る使用不適な厚みBk 以下になったときは、研磨砥石を
    交換することを特徴とする砥石交換時期検出方法。
JP28339098A 1998-09-18 1998-09-18 円筒体の砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法 Expired - Fee Related JP4159672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28339098A JP4159672B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 円筒体の砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28339098A JP4159672B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 円筒体の砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000094321A true JP2000094321A (ja) 2000-04-04
JP4159672B2 JP4159672B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=17664909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28339098A Expired - Fee Related JP4159672B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 円筒体の砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4159672B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036107A (ja) * 2000-07-31 2002-02-05 Hitachi Ltd オンラインロール研削方法およびオンラインロール研削装置
KR100716405B1 (ko) * 2006-03-08 2007-05-11 엘에스전선 주식회사 가공물 연마 장치
JP2009269143A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Toyo Knife Co Ltd 刃物研削盤
WO2012066689A1 (ja) * 2010-11-18 2012-05-24 新東工業株式会社 円柱状部材の研磨装置、円柱状部材および円柱状部材の研磨方法
CN104955613A (zh) * 2013-02-01 2015-09-30 因思特恩株式会社 钻头研磨方法
CN111843622A (zh) * 2019-04-23 2020-10-30 株式会社捷太格特 磨削方法以及磨削机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036107A (ja) * 2000-07-31 2002-02-05 Hitachi Ltd オンラインロール研削方法およびオンラインロール研削装置
KR100716405B1 (ko) * 2006-03-08 2007-05-11 엘에스전선 주식회사 가공물 연마 장치
JP2009269143A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Toyo Knife Co Ltd 刃物研削盤
WO2012066689A1 (ja) * 2010-11-18 2012-05-24 新東工業株式会社 円柱状部材の研磨装置、円柱状部材および円柱状部材の研磨方法
JP5594295B2 (ja) * 2010-11-18 2014-09-24 新東工業株式会社 円柱状部材の研磨装置および円柱状部材の研磨方法
CN104955613A (zh) * 2013-02-01 2015-09-30 因思特恩株式会社 钻头研磨方法
CN111843622A (zh) * 2019-04-23 2020-10-30 株式会社捷太格特 磨削方法以及磨削机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4159672B2 (ja) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6865787B2 (en) Numerical control (NC) processor with onboard grinding unit
KR20060121705A (ko) 센서를 이용하는 마무리 가공 톱니용 방법 및 장치
JPS6033006A (ja) 円筒型砥石車のツル−イング装置
JPS62173170A (ja) 砥石車のツル−イング装置
JPS6219986B2 (ja)
JP4159672B2 (ja) 円筒体の砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法
CN116141164A (zh) 一种高精度数控复合磨床
JP2009023043A (ja) 微細形状切削加工装置および微細形状切削加工方法。
JP2000094279A (ja) 砥石研磨方法及び砥石交換時期検出方法
JP2000153431A (ja) 工作機械の心押台の監視制御方法および装置
JP2001351890A (ja) チップの研削方法
JPH08350B2 (ja) 工作機械におけるワ−ク等の原点設定方法
JPH1133801A (ja) 溝加工装置
JP4281339B2 (ja) 数値制御工作機械における長尺円筒ワークの振れ取り加工方法
JPS6258850B2 (ja)
JP4145374B2 (ja) 円筒体の砥石研磨方法
JP3973301B2 (ja) 円筒体の砥石研磨装置
JP2000084804A (ja) 円筒体の砥石研磨装置
JP2008302466A (ja) 研削盤
JP2020138244A (ja) 研磨品の製造方法
JPS624568A (ja) 送り装置
JP5821617B2 (ja) 研削状態判定方法および研削状態判定装置
JP3807189B2 (ja) 放電による追加工方法及び装置
JP5133770B2 (ja) 研削盤を用いたワークの研削方法
JP3714162B2 (ja) 工作機械の制御システムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040924

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20041125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees