JP2002026332A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタの製造方法に関し、LDD
領域の抵抗を許容レベルにまで下げるとともにTFTし
きい値電圧のシフトを防ぐことを目的とする。 【解決手段】 絶縁性基板上に多結晶Siを形成する工
程と、該多結晶Si上にゲート絶縁膜を形成する工程
と、該ゲート絶縁膜上に下層ゲート電極と該下層ゲート
電極より幅の狭い上層ゲート電極から成る2層ゲート電
極を形成する工程と、該2層ゲート電極をマスクにして
3属あるいは5属元素から成る不純物をイオン注入する
工程と、熱処理する工程と、該2層ゲート電極をマスク
にして水素をイオン注入する工程を含むように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トラジスタの製
造方法に関し、特に、アクティブマトリクス型液晶表示
装置の画素スイッチング用素子や周辺駆動回路に用いら
れる薄膜トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置の
画素スイッチング用素子として、アモルファスSi(a
−Si)をチャネル領域とする薄膜トランジスタ(TF
T)が一般に用いられているが、近年における液晶表示
装置の高精細化、高品質化の要求に応えるべく、a−S
iに代えて多結晶Siをチャネル領域とするTFTの開
発が進んでいる。多結晶Siはa−Siに比べて動作速
度や駆動能力の点で優れているため、画素スイッチング
用素子としてのみならず周辺駆動回路にも用いることが
可能であり、これによって液晶表示装置の小型化・低コ
スト化をも達成することができる。
【0003】多結晶Siは、通常、SiH4 ガスを用い
た熱CVD法により堆積されるが、600℃以上の熱処
理温度を必要とするため軟化点の低い安価なガラス基板
が用いられる液晶表示装置には適用することができな
い。そのため、ガラス基板上にa−Siを低温で堆積し
レーザアニールによって結晶化する方法が用いられる
が、熱CVD法によって形成される多結晶Siに比べて
耐圧が低く、また、リーク電流が大きくなり易い。
【0004】そこで、チャネル領域とソース・ドレイン
(SD)領域との間に低濃度のLDD領域を設けたTF
T構造が用いられる。LDD領域はチャネル領域端部に
おける電界強度を緩和して耐圧を高めるとともにリーク
電流を低減する上でも有効であることが知られている。
【0005】LDD領域を有する多結晶SiTFTとし
て、いわゆるGOLD(Gate Over-Lapped Drain)構造
のTFTが知られている(特開平7−202210号公
報)。GOLD−TFTでは、以下に述べるように、L
DD領域がゲート電極直下に形成されているため、TF
Tがオン状態のときLDD領域もチャネル領域の一部と
して機能しオン電流の低下を防ぐことができる。また、
TFTがオフ状態のときには、LDD領域が単なる抵抗
として働きオフ電流を低いレベルに保つことが可能とな
る。
【0006】図4はGOLD−TFTの構造を示す模式
断面図である。同図に見られるように、ガラス基板11上
に多結晶Si膜12、ゲート絶縁膜13、2層ゲート電極14
が形成されている。2層ゲート電極14は下層ゲート電極
15とそれより幅の狭い上層ゲート電極16から成ってい
る。下層ゲート電極15及び上層ゲート電極16の材料とし
て、通常、モリブデン(Mo)やアルミニウム(Al)
等の金属膜が用いられるが、下層ゲート電極材として微
結晶Siを用いる方法も提案されている(特開平11-307
777 号公報)。この方法は金属膜を用いる方法に比べて
ゲート電極の信頼性を向上させる上で効果があるが、作
成法が難しく且つ金属膜に比べて高抵抗になるという問
題がある。GOLD−TFTでは、LDD領域がチャネ
ル領域の一部として動作するため、その上に形成される
下層ゲート電極の低抵抗化が要求される。
【0007】SD領域17とLDD領域18は、多結晶Si
膜12に対し2層ゲート電極14をマスクにして不純物のイ
オン注入を行うことにより形成される。通常、nチャネ
ルTFTを作成する場合にはPH3 ガスを用いたイオン
注入によりリン(P)をドープし、pチャネルTFTを
作成する場合にはB2 6 ガスを用いたイオン注入によ
りボロン(B)をドープする。
【0008】GOLD−TFTの作成に際して、2層ゲ
ート電極の膜厚が場所により異なることを利用すれば加
速電圧やイオン注入量を適宜選択することにより一回の
イオン注入工程で不純物濃度の高いSD領域と不純物濃
度の低いLDD領域を同時に形成することができる。即
ち、図4に見られるように、2層ゲート電極14をマスク
にして不純物のイオン注入を行うと、下層ゲート電極15
より外側にはみ出した多結晶Si12には不純物が直接イ
オン注入されるため高濃度のSD領域17が形成され、上
層ゲート電極16の外側且つ下層ゲート電極15の内側には
不純物が下層ゲート電極15によってマスクされるためS
D領域17より低濃度のLDD領域18が形成される。ま
た、上層ゲート電極16の内側には不純物が下層ゲート電
極15と上層ゲート電極16の双方によってマスクされ実質
的に不純物の注入されないチャネル領域19が形成される
ことになる。
【0009】以上のようにSD領域とLDD領域に不純
物をイオン注入した後、不純物を活性化して抵抗を下げ
るため熱処理が行われる。不純物の充分な活性化を行う
ためには、通常、600℃程度の熱処理温度を必要とす
るが、ガラス基板の変形等の問題を生じさせないように
するためにはより低い温度に設定しなければならない。
この場合、不純物の充分な活性化を行うことはできない
ものの、SD領域に対しては、あらかじめ多量の不純物
をイオン注入しておくことにより熱処理温度を450℃
に設定した場合においても実用上許容されるレベルにま
で抵抗を下げることができる。しかしながら、LDD領
域はSD領域に比べて不純物の注入量が少ないため抵抗
を許容レベルにまで下げることが難しい。
【0010】図5はPH3 ガスを用いてイオン注入を行
った場合におけるLDD領域のシート抵抗の熱処理温度
依存性を示したものである。同図に見られるように、熱
処理温度が高くなるとともにシート抵抗は増加し、45
0℃で最大となった後は熱処理温度とともに減少する。
【0011】一般に、PH3 ガスを用いたイオン注入を
行った場合、Pと同時に水素も注入される。水素は多結
晶Si中でSi原子のダングリングボンドを終端し抵抗
を下げる効果のあることが知られている。従って、Pと
水素のドープされた多結晶Siの熱処理に際して熱処理
温度を高くしていくとPの活性化が進行し、これはシー
ト抵抗を減少させるが、一方、Pと同時に注入された水
素が多結晶Siから離脱し、これはシート抵抗を増大さ
せる効果をもたらすことになる。図5に示した結果は、
450℃以下の熱処理温度ではPの活性化によるシート
抵抗の減少割合に比べて水素離脱によるシート抵抗の増
加割合が大きく、450℃でLDD領域からほぼ水素が
離脱し、その後Pの活性化による抵抗の減少が進行する
ことを示している。
【0012】TFTのオン電流を許容レベルに保持する
ためには、LDD領域のシート抵抗を105 〜106 Ω
/□程度にする必要があり、そのためには図5から明ら
かなように熱処理温度を550℃程度に設定しなければ
ならない。
【0013】レーザアニールを用いると低温で不純物の
活性化を行うことができるが、ゲート電極材料として用
いる金属膜の剥離や溶融が生じる恐れがあり、また、L
DD領域は下層ゲート電極で覆われているためレーザパ
ワーが反射されてしまい活性化することができない。
【0014】なお、上述のように2層ゲート電極をマス
クにしてイオン注入を行った場合、SD領域にもPと水
素が注入されることになる。しかし、SD領域のシート
抵抗の熱処理温度依存性を図5と同様な方法で測定する
と、シート抵抗は熱処理温度の増加とともに単調に減少
する。これは、LDD領域に比べてSD領域へのPの注
入量が多いため、水素の離脱による抵抗の増加がPの活
性化による抵抗の減少に隠されてしまうことによると考
えられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、イオン
注入後の熱処理に際してガラス基板に影響を与えないよ
うにするためには熱処理温度を600℃以下に設定する
必要があり、SD領域に対しては熱処理温度を450℃
に設定した場合にも抵抗を許容レベルにまで下げること
ができることがわかった。しかし、この熱処理温度では
LDD領域の抵抗を許容レベルにまで下げることはでき
ない。そこで、前述した水素による抵抗低減効果を利用
して多結晶Si中にPと同時に多量の水素を注入する方
法が用いられる。特開平6-104280号公報には、低い熱処
理温度でSD領域の抵抗を下げることを目的として、水
素濃度80% 以上のPH3 ガスを用いることによりPイ
オン注入時に充分な量の水素イオンを注入する方法、P
3 ガスを用いたイオン注入に続いて水素イオンを2×
1015〜2×1016/cm2 の範囲で注入する方法が開示
されている。
【0016】上記従来方法はLDD領域の抵抗を低減す
る上でも有効であり、これによって450℃程度の熱処
理温度でLDD領域の抵抗を許容レベルにまで下げるこ
とが可能となる。しかし、多量の水素イオン注入はTF
T特性に悪影響を及ぼし、たとえば、nチャネルTFT
のしきい値電圧を負方向へシフトさせてしまう。しきい
値電圧のシフトはTFTのオン/オフ電圧の設定に影響
を与える他、周辺駆動回路においてTFTをCMOS構
成にして用いることを難しくする等の問題を生じさせ
る。
【0017】そこで、本発明は、LDD領域の抵抗を許
容レベルにまで下げるとともにTFTしきい値電圧のシ
フトを防ぐことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決は、絶縁
性基板上に多結晶Siを形成する工程と、該多結晶Si
上にゲート絶縁膜を形成する工程と、該ゲート絶縁膜上
に下層ゲート電極と該下層ゲート電極より幅の狭い上層
ゲート電極から成る2層ゲート電極を形成する工程と、
該2層ゲート電極をマスクにして3属あるいは5属元素
から成る不純物をイオン注入する工程と、熱処理する工
程と、該2層ゲート電極をマスクにして水素をイオン注
入する工程を含むことを特徴とする薄膜トランジスタの
製造方法、あるいは、熱処理温度を450℃以下とする
ことを特徴とする上記薄膜トランジスタの製造方法、あ
るいは、水素イオン注入量を2×1011/cm2 〜2×1
12/cm2 とすることを特徴とする上記薄膜トランジス
タの製造方法、あるいは、水素のイオン注入に代えて水
素プラズマ処理を行うことを特徴とする上記薄膜トラン
ジスタの製造方法によって達成される。
【0019】本発明では、2層ゲート電極を形成した
後、これをマスクにしてSD領域とLDD領域に不純物
のイオン注入を行い、次に、不純物の活性化のための熱
処理を行う。熱処理温度をガラス基板の変形やゲート電
極に用いられる金属膜の溶融等を引き起こさない程度の
低い温度、たとえば450℃に設定すると、不純物の活
性化は充分ではないものの、あらかじめSD領域に多量
の不純物を注入しておくことによりSD領域の抵抗を許
容レベルにまで下げることができる。そして、次の水素
イオン注入工程において、LDD領域の抵抗を許容レベ
ルにまで下げ且つTFTのしきい値電圧のシフトが生じ
ないように水素のイオン注入量を制御する。
【0020】発明者は、水素のイオン注入量を2×10
11/cm2 以下にしたときLDD領域のシート抵抗が許容
レベルを超えて急激に増加し、2×1012/cm2 以上に
するとnチャネルTFTのしきい値電圧が負方向にシフ
トすることを実験により確かめた。このことから、水素
のイオン注入量を2×1011/cm2 〜2×1012/cm 2
の範囲に設定することによりLDD領域の抵抗を許容レ
ベル以下に抑え且つTFTのしきい値電圧のシフトを防
ぐことが可能となる。
【0021】また、水素のイオン注入に代えて水素雰囲
気中でのプラズマ処理を行うことにより多結晶Si中に
水素を注入することもできる。LDD領域への水素の注
入量をプラズマ処理条件で制御することによって前述し
た水素のイオン注入と同じ効果を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るTFTの製造
工程を説明する断面図である。まず、図1(a)に示し
たように、ガラス基板1上にSiH4 を用いたプラズマ
CVD法により膜厚50nmのa−Si膜を堆積する。ガ
ラス基板1上に下地絶縁膜を形成し、この上にa−Si
を形成するようにしてもよい。下地絶縁膜は、例えば、
膜厚200nmのSiO2 と膜厚100nmのSiNから成
り、SiO2 の堆積にはSiH 4 ガスとN2 Oガスを用
いたプラズマCVD法を用い、SiN膜の堆積にはSi
4 とNH3 を用いたプラズマCVD法を用いる。
【0023】ついで、窒素雰囲気中において、450
℃、2時間の熱処理を行った後、400mJ/cm2 のパワ
ーでレーザアニールを行い、これによりa−Siを結晶
化させ多結晶Si膜2を形成する。多結晶Si膜2はフ
ォトレジスト法により島状にパターニングする。
【0024】ついで、この上に膜厚60nmのSiO2
ら成るゲート絶縁膜3をプラズマCVD法により堆積
し、続けて、膜厚50nmのMo膜4、膜厚250nmのA
l膜5をスパッタ法により堆積する。さらに、Al膜5
の上に5μm幅のレジストパターン6を形成する。
【0025】ついで、図1(b)に示したように、レジ
ストパターン6をマスクにしてAl膜5をウェットエッ
チングする。H3 PO4 とCH3 COOHから成るエッ
チング液を用い、オーバーエッチングによりAl膜5の
幅をレジストパターン6の幅より0.6μm だけ狭くす
る。その後、レジストパターン6をマスクにしてCF 4
ガスとO2 ガスを用いた異方性ドライエッチングにより
Mo膜4をレジストパターン6と同じ幅にパターニング
し、続けて、レジストパターン6をマスクにしてCHF
3 ガスを用いた異方性ドライエッチングによりゲート絶
縁膜3をパターニングする。以上の工程によりMo膜4
とこれより幅の狭いAl膜5からなる2層ゲート電極7
及びMo膜4と同じ幅のゲート絶縁膜3が形成される。
その後レジストパターン6を剥離する。
【0026】ついで、図1(c)に示したように、PH
3 ガスを用い加速電圧70keV 、注入量1014/cm2
条件で1回目のイオン注入を行う。このイオン注入条件
はゲート絶縁膜3とLDD領域9の界面にP濃度のピー
クがくるように設定したものであり、PイオンはSD領
域8を突き抜けてガラス基板1に到達するためSD領域
8には注入されることがない。また、チャネル層10に対
しては、Al膜5、Mo膜4及びゲート絶縁膜3によっ
てPイオンはマスクされ、その結果、LDD領域9にの
みPイオンが注入されることになる。
【0027】続けて、PH3 ガスを用いて加速電圧10
keV 、注入量1015/cm2 の条件で2回目のイオン注入
を行う。この2回目のイオン注入ではSD領域8にのみ
Pイオンが注入され、LDD領域9に対してはMo膜4
とゲート絶縁膜3がマスクとなってPイオンは注入され
ず、また、チャネル領域10に対してもMo膜4、Al膜
5及びゲート絶縁膜3がマスクとなってPイオンは注入
されない。
【0028】以上のように、本実施例では1回目のイオ
ン注入でLDD領域9にPイオンを注入し、次の2回目
のイオン注入でSD領域8へPイオンを注入するように
しているが、イオン注入の順序を逆にして最初にSD領
域8へPイオンを注入し、次にLDD領域9へPイオン
を注入することもできる。
【0029】続いて、窒素雰囲気中で450℃、2時間
の熱処理を行い、これによりSD領域8とLDD領域9
に注入されたPイオンの活性化を行う。2回目のイオン
注入によりSD領域8には充分な量のPが注入されてお
り、そのため上記熱処理によりSD領域の抵抗を許容レ
ベルにまで下げることができる。一方、LDD領域9に
対するPのイオン注入量はSD領域8に比べて少なく抵
抗は許容レベルを超えて高くなっている。そこで、上記
熱処理に続いて水素のイオン注入を行い、これによりL
DD領域9の抵抗を低減する。
【0030】図2はLDD領域9のシート抵抗の水素イ
オン注入量依存性を示したものであり、LDD領域9の
シート抵抗は水素イオン注入量が2×1011/cm2 以下
になると急激に増加することがわかる。同図から、水素
イオン注入量を2×1011/cm2 以上に設定すればLD
D領域9のシート抵抗を105 〜106 Ω/□の許容レ
ベルにまで下げることができる。
【0031】図3はnチャネルTFTのしきい値電圧の
水素イオン注入量依存性を示したものであり、水素イオ
ン注入量の増加とともにしきい値電圧が負方向へシフト
し、2×1012/cm2 以上になるとしきい値電圧が負に
なることがわかる。このことから水素イオン注入量を2
×1012/cm2 以下に設定することによりTFTのしき
い値電圧のシフトを防ぐことができる。
【0032】以上の工程を経た後、通常の配線形成工程
(図示せず)を行ってTFTを完成させる。即ち、図1
(c)に示した工程に続いて層間膜を堆積し、SD領域
8と2層ゲート電極7上にコンタクトホールを形成す
る。さらに、この上にTi/Al/Tiをスパッタ法に
より堆積しパターニングして配線を形成する。
【0033】本実施例では、水素のイオン注入を用いて
いるが、これに代えて水素雰囲気中でプラズマ処理する
ことによりLDD領域に水素をドープすることもでき
る。水素のドープ量は水素ガスの分圧やプラズマパワー
等によって制御する。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、多結晶Siを用いたG
OLD−TFTの製造に際して、ガラス基板に影響を与
えない程度の低い熱処理温度でLDD領域の抵抗を許容
レベルにまで下げることが可能となり、さらにTFTの
しきい値電圧のシフトをも防ぐことができるのでアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の高性能化を達成する上
で有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す断面図
【図2】 LDD領域のシート抵抗の水素イオン注入量
依存性を示す図
【図3】 TFTのしきい値電圧の水素イオン注入量依
存性を示す図
【図4】 GOLD−TFTの構造を示す断面図
【図5】 LDD領域のシート抵抗の熱処理温度依存性
を示す図
【符号の説明】
1、11 ガラス基板 2、12 多結晶Si膜 3、13 ゲート絶縁膜 4、15 Mo膜 5、16 Al膜 6 レジストパターン 7、14 2層ゲート電極 8、17 SD領域 9、18 LDD領域 10、19 チャネル領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/265 602 H01L 21/265 F 604 29/78 617L 627C 627E Fターム(参考) 2H092 JA25 JA38 JA40 KA04 KA12 KA18 MA05 MA08 MA17 MA27 MA30 NA24 PA01 5F110 AA08 AA14 AA17 AA19 AA30 BB02 DD02 DD13 DD14 DD17 EE03 EE04 EE14 EE24 EE25 EE44 FF02 FF30 GG02 GG13 GG25 GG45 HJ01 HJ02 HJ04 HJ12 HJ13 HJ22 HJ23 HL03 HL04 HL12 HL23 HM15 NN02 PP03 PP10 PP13 PP29 PP31 QQ05 QQ11 QQ25 QQ26 5G435 AA16 BB12 EE33 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に多結晶Siを形成する工
    程と、 該多結晶Si上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 該ゲート絶縁膜上に下層ゲート電極と該下層ゲート電極
    より幅の狭い上層ゲート電極から成る2層ゲート電極を
    形成する工程と、 該2層ゲート電極をマスクにして3属あるいは5属元素
    から成る不純物をイオン注入する工程と、 熱処理する工程と、 該2層ゲート電極をマスクにして水素をイオン注入する
    工程を含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 熱処理温度を450℃以下とすることを
    特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 水素イオン注入量を2×1011/cm2
    2×1012/cm2 とすることを特徴とする請求項1記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 水素のイオン注入に代えて水素プラズマ
    処理を行うことを特徴とする請求項1記載の薄膜トラン
    ジスタの製造方法。
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