JP2002019913A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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JP2002019913A
JP2002019913A JP2000202995A JP2000202995A JP2002019913A JP 2002019913 A JP2002019913 A JP 2002019913A JP 2000202995 A JP2000202995 A JP 2000202995A JP 2000202995 A JP2000202995 A JP 2000202995A JP 2002019913 A JP2002019913 A JP 2002019913A
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fork
load
fork device
shelves
traversing
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JP2000202995A
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Ritsuo Katsuki
律生 香月
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TCM Corp
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TCM Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚に収納された荷の上下間隔を縮小すること
ができ、さらに、フォーク装置の左右全長を短縮して、
スタッカクレーンを小型化でき、荷の前後長さの変化に
も対応できる自動倉庫を提供する。 【解決手段】 左右一対の棚に対して荷を出し入れする
スタッカクレーンが設けられ、スタッカクレーンは、搬
送台車に設けられた昇降台9と、昇降台9に設けられか
つ左右両方向Yへ横行して棚の荷収納部に出入り可能な
フォーク装置10と、フォーク装置10を横行させる横
行手段33とで構成され、フォーク装置10は、前後方
向軸心25を中心として、左右一方の棚側に対向する第
1の向きAと、左右他方の棚側に対向する第2の向きB
とに反転して変向自在に構成され、フォーク装置10の
向きを第1の向きAと第2の向きBとに変更する変向手
段32が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷を保管し、必要
に応じて荷を荷収納部から自動的に出し入れする自動倉
庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動倉庫としては、例え
ば、図12に示すように、棚61a,61bに対して荷
62を出し入れするスタッカクレーン63が備えられた
ものがある。このスタッカクレーン63は、左右一対の
棚61a,61b間に形成された通路64内を前後走行
する搬送台車65と、搬送台車65に立設されたマスト
66に支持案内されて昇降する昇降台67と、昇降台6
7に設けられたフォーク装置68とで構成されている。
上記フォーク装置68は、下部フォーク69と上部フォ
ーク70とで構成される二段伸縮式であり、左右両方向
に伸縮して両棚61a,61bの荷収納部71に出入り
可能である。
【0003】これによると、図12の実線で示すよう
に、左右一方の棚61aから荷62を搬出する場合、上
記フォーク装置68を左右一方へ伸長させて一方の棚6
1aの荷収納部71に挿入し、昇降台67をわずかに上
昇させて、フォーク装置68で荷62を持ち上げる。ま
た、図12の仮想線で示すように、左右他方の棚61b
から荷62を搬出する場合、上記フォーク装置68を左
右他方へ伸長させて他方の棚61bの荷収納部71に挿
入し、昇降台67をわずかに上昇させて、フォーク装置
68で荷62を持ち上げる。
【0004】しかしながら上記の従来形式では、棚61
a,61bに収納された荷62の上下間隔Hは、上記フ
ォーク装置68の挿入を可能にするため、フォーク装置
68の高さhよりも広く設定する必要がある。上記二段
伸縮式のフォーク装置68では、下部フォーク69と上
部フォーク70とを合わせた高さhとなるため、上記荷
62の上下間隔Hが広くなってしまい、これにより棚6
1a,61bの収納能力が低下してしまうといった問題
がある。また、荷62をパレット(図示せず)を介して
出し入れする場合、上記フォーク装置68の高さhがパ
レットに形成されているフォーク差込口の高さよりも大
きくなり、フォーク装置68を上記フォーク差込口に挿
入することができない場合があった。
【0005】上記のような問題の対策として、図12の
ような二段伸縮式のフォーク装置68ではなく、図13
のような左右方向へ移動自在な単段式(一段式)のフォ
ーク装置75を用いることが考えられる。これによる
と、図13の実線で示すように、左右一方の棚61aか
ら荷62を搬出する場合、上記フォーク装置75を左右
一方へ伸長させて一方の棚61aの荷収納部71に挿入
し、昇降台67をわずかに上昇させて、フォーク装置7
5で荷62を持ち上げる。また、図13の仮想線で示す
ように、左右他方の棚61bから荷62を搬出する場
合、上記フォーク装置75を左右他方へ伸長させて他方
の棚61bの荷収納部71に挿入し、昇降台67をわず
かに上昇させて、フォーク装置75で荷62を持ち上げ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、一方の棚61aから荷62を出し入れする
場合、上記フォーク装置75の左右一端部を一方の棚6
1aへ挿入し、他方の棚61bから荷62を出し入れす
る場合、上記フォーク装置75の左右他端部を他方の棚
61bへ挿入するため、フォーク装置75の左右全長L
が大きくなってしまい、スタッカクレーン63の大型化
を招いてしまうといった問題がある。
【0007】また、取り扱う荷62の種類によって荷6
2の前後長さが変化した場合、フォーク装置68,75
を用いて荷62を出し入れする際、支障を来す恐れがあ
った。
【0008】本発明は、収納されている荷の上下間隔を
縮小することができ、さらに、フォーク装置の左右長さ
を短縮して、出し入れ装置(スタッカクレーン)を小型
化でき、また、荷の前後長さの変化にも対応できる自動
倉庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明における自動倉庫は、荷収納部と、荷収
納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置とを有する
自動倉庫であって、上記荷収納部は通路の左右両側に設
けられ、上記出し入れ装置は、上記通路内を前後走行す
る搬送台車と、この搬送台車に設けられた昇降自在な昇
降体と、この昇降体に設けられかつ左右両方向へ横行し
て上記荷収納部に出入り可能なフォーク装置と、このフ
ォーク装置を横行させる横行手段とで構成され、上記フ
ォーク装置は、前後方向軸心を中心として、左右一方の
荷収納部側に対向する第1の向きと、左右他方の荷収納
部側に対向する第2の向きとに反転して変向自在に構成
され、上記フォーク装置の向きを第1の向きと第2の向
きとに変更する変向手段が設けられているものである。
【0010】これによると、左右一方の荷収納部に対し
て荷を出し入れする場合、通路内に沿って搬送台車を走
行させるとともに、昇降体を昇降させ、さらに、フォー
ク装置を第2の向きから第1の向きに反転させる。その
後、フォーク装置を一方へ横行させて、フォーク装置の
先端部を一方の荷収納部内へ挿入させる。
【0011】また、左右他方の荷収納部に対して荷を出
し入れする場合、通路内に沿って搬送台車を走行させる
とともに、昇降体を昇降させ、さらに、フォーク装置を
第1の向きから第2の向きに反転させる。その後、フォ
ーク装置を他方へ横行させて、フォーク装置の先端部を
他方の荷収納部内へ挿入させる。
【0012】上記のように、一方の荷収納部から荷を出
し入れする場合、フォーク装置を第1の向きに反転させ
て、上記フォーク装置の左右一端部を一方の荷収納部へ
挿入し、また、他方の荷収納部から荷を出し入れする場
合、フォーク装置を第2の向きに反転させて、上記フォ
ーク装置の左右他端部を他方の荷収納部へ挿入するた
め、フォーク装置を従来のような二段伸縮式にする必要
はなく、さらに、フォーク装置の左右全長を従来のもの
よりも短縮することができる。
【0013】また、本第2発明における自動倉庫は、フ
ォーク装置を前後に複数設け、各フォーク装置の前後間
隔を変更可能に構成したものである。これによると、荷
を出し入れする場合、荷は各フォーク装置によって支持
される。取り扱う荷の種類によって荷の前後長さが変化
した場合、荷の前後長さに応じて、各フォーク装置の前
後間隔を変更することにより、支障無く荷を出し入れす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、上記本発明における実施の
形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1,図2,図
9に示すように、1は自動倉庫であり、棚2a,2b
と、棚2a,2bに対して荷3を出し入れするスタッカ
クレーン4(出し入れ装置の一例)とを備えている。
【0015】上記両棚2a,2bは通路5の左右両側に
設置され、各棚2a,2bにはそれぞれ、荷収納部6
a,6bが上下複数段に形成されている。これら各荷収
納部6a,6bにはそれぞれ、左右水平方向の支持アー
ム7が前後に一定ピッチPおきに複数設けられている。
上記荷3は複数の支持アーム7に支持されて、上記各荷
収納部6a,6b内に収納される。
【0016】上記スタッカクレーン4は、通路5内を前
後方向Xへ走行する搬送台車8と、この搬送台車8に設
けられた昇降台9(昇降体の一例)と、この昇降台9に
設けられた第1および第2のフォーク装置10,11と
で構成されている。
【0017】上記搬送台車8は、複数の走行車輪14を
介して、レール15に支持案内されて走行するように構
成されている。この搬送台車8には前後一対のマスト1
6が立設され、両マスト16の上部間に天フレーム17
が設けられている。また、図5,図6に示すように、上
記昇降台9は、複数のローラ18を介して、両マスト1
6間に支持案内され、昇降駆動装置(図示せず)によっ
て昇降自在に構成されている。
【0018】図5〜図7に示すように、上記第1のフォ
ーク装置10は前後一対のフォーク本体19で構成され
ている。これら各フォーク本体19は、上下一対の平板
状のフォーク20,21と、両フォーク20,21の基
端部間に連結された連結フレーム22とでコ形状に形成
されている。また、前後両連結フレーム22の上部間お
よび下部間にはそれぞれ連結部材23が設けられてい
る。尚、上記第2のフォーク装置11も第1のフォーク
装置10と同様に構成されている。
【0019】上記両フォーク装置10,11は、前後方
向軸心25を中心として、左右一方の棚2a側に対向す
る第1の向きA(図8の実線参照)と、左右他方の棚2
b側に対向する第2の向きB(図8の仮想線参照)とに
反転して変向自在に構成され、さらに、左右両方向Yへ
横行自在に構成されている。
【0020】すなわち、図6,図7に示すように、各フ
ォーク本体19は、上記前後方向軸心25に沿った回転
軸26に、スライド部材45を介して設けられている。
上記回転軸26は断面四角形に形成されている。また、
上記各スライド部材45は、四角筒状に形成され、上記
回転軸26に外嵌されて、前後方向X(上記軸心25の
方向)へスライド自在に構成されている。また、各スラ
イド部材45には、スライド部材45を回転軸26に固
定する固定用ボルト46が設けられている。
【0021】また、上記図5,図6,図8に示すよう
に、上記回転軸26の両端部は、丸棒状に形成されてお
り、軸受け27を介して、前後両支持部材28に回転自
在に支持されている。
【0022】上記両支持部材28の下端前後部にはそれ
ぞれ、左右一対の車輪30が設けられている。これら車
輪30は、昇降台9に設けられた複数のチャンネル形状
のガイドレール29に嵌め込まれている。これにより、
上記両支持部材28は、車輪30を介してガイドレール
29に支持案内され、昇降台9の左右一側位置C(図8
の仮想線参照)と他側位置D(図8の実線参照)との間
を左右両方向Yへ移動自在に構成されている。これら両
支持部材28の移動によって、上記両フォーク装置1
0,11が左右両方向Yへ横行する。尚、図8の仮想線
で示すように、左右一対の車輪30がチャンネル形状の
ガイドレール29に嵌め込まれているため、支持部材2
8の左右方向Yへの転倒が阻止される。
【0023】上記両支持部材28と昇降台9とには、上
記両フォーク装置10,11の向きを第1の向きAと第
2の向きBとに変更する変向手段32と、上記支持部材
28と一体に両フォーク装置10,11を左右両方向Y
へ横行させる横行手段33とが設けられている。
【0024】上記変向手段32は、回転軸26の前後両
端に設けられた上部歯車34と、変向用モータ35で回
転駆動される下部歯車36と、これら両歯車34,36
に歯合する中間部歯車37とで構成されている。
【0025】また、上記横行手段33は、昇降台9の前
後部に複数設けられた左右方向Yのラック39と、両支
持部材28の下部に設けられかつ上記ラック39に歯合
する複数のピニオン40と、歯車41,42を介して上
記ピニオン40を回転駆動させる横行用モータ43とで
構成されている。
【0026】以下、上記構成における作用を説明する。
前後両変向用モータ35を正回転することにより、下部
歯車36と中間部歯車37と上部歯車34とを介して、
回転軸26が正回転し、これにより、両フォーク装置1
0,11が共に、前後方向軸進25を中心として、第2
の向きB(図4参照)から上向き姿勢(図3参照)を経
て第1の向きA(図1参照)に反転する。また、上記両
変向用モータ35を逆回転することにより、下部歯車3
6と中間部歯車37と上部歯車34とを介して、回転軸
26が逆回転し、これにより、両フォーク装置10,1
1が共に、前後方向軸進25を中心として、第1の向き
A(図1参照)から上向き姿勢(図3参照)を経て第2
の向きB(図4参照)に反転する。
【0027】さらに、前後両横行用モータ43を正回転
することにより、各歯車41,42を介して、各ピニオ
ン40がラック39に歯合しながら回転し、これによ
り、両支持部材28が他側位置D(図8の実線参照)か
ら一側位置C(図8の仮想線参照)まで横移動し、これ
ら支持部材28と共に両フォーク装置10,11が左右
一方へ横行する。
【0028】また、前後両横行用モータ43を逆回転す
ることにより、各歯車41,42を介して、各ピニオン
40がラック39に歯合しながら回転し、これにより、
両支持部材28が一側位置C(図8の仮想線参照)から
他側位置D(図8の実線参照)まで横移動し、これら支
持部材28と共に両フォーク装置10,11が左右他方
へ横行する。
【0029】例えば、左右一方の棚2aの目的の荷収納
部6aから荷3を搬出する場合、搬送台車8を走行さ
せ、昇降台9を昇降させて、両フォーク装置10,11
を目的の荷収納部6aに対向させる。
【0030】その際、図4の実線で示すように、両フォ
ーク装置10,11が荷収納部6aとは反対方向の第2
の向きBに向いている場合、両支持部材28を一側位置
Cから他側位置Dへ移動させながら、両フォーク装置1
0,11を、第2の向きB(図4の実線参照)から上向
き姿勢(図3参照)を経て第1の向きA(図1の実線参
照)に反転させる。これにより、両支持部材28が他側
位置Dまで移動し、第1の向きAに変向された両フォー
ク装置10,11が昇降台9上に位置する。(尚、両フ
ォーク装置10,11が図1の実線のように最初から第
1の向きAに向いている場合は、上記のように第2の向
きBから第1の向きAに反転させる必要はない。) その後、図1の仮想線で示すように、両支持部材28を
他側位置Dから一側位置Cまで横移動させることによ
り、両フォーク装置10,11が左右一方へ横行し、各
フォーク20,21が一方の荷収納部6aへ挿入され
る。これにより、各下位のフォーク21が荷3の下方に
位置するとともに、各上位のフォーク20が荷3の上方
に位置する。
【0031】その後、昇降台9をわずかに上昇させて、
荷3を各下位のフォーク21で支持アーム7から持ち上
げる。そして、両支持部材28を一側位置Cから他側位
置Dまで横移動させることにより、両フォーク装置1
0,11が昇降台9上に戻り、荷3が目的の荷収納部6
aから昇降台9上へ取り出される。その後、搬送台車8
を走行させ、昇降台9を昇降させて、上記取り出した荷
3を荷受け渡し場まで搬送し、荷受け渡し場にて、上記
取り出した荷3をフォークリフトやコンベヤに渡す。
【0032】また、左右他方の棚2bの目的の荷収納部
6bから荷3を排出する場合、両フォーク装置10,1
1を目的の荷収納部6bに対向させる。その際、図1の
実線で示すように、両フォーク装置10,11が荷収納
部6bとは反対方向の第1の向きAを向いている場合、
両支持部材28を他側位置Dから一側位置Cへ移動させ
ながら、両フォーク装置10,11を、第1の向きA
(図1の実線参照)から上向き姿勢(図3参照)を経
て、第2の向きB(図4の実線参照)に反転させる。こ
れにより、両支持部材28が一側位置Cまで移動し、第
2の向きBに変向された両フォーク装置10,11が昇
降台9上に位置する。(尚、両フォーク装置10,11
が図4の実線のように最初から第2の向きBに向いてい
る場合は、上記のように第1の向きAから第2の向きB
に反転させる必要はない。) その後、図4の仮想線で示すように、両支持部材28を
一側位置Cから他側位置Dまで横移動させることによ
り、両フォーク装置10,11が左右他方へ横行し、各
フォーク20,21が他方の荷収納部6bへ挿入され
る。これにより、各下位のフォーク20が荷3の下方に
位置するとともに、各上位のフォーク21が荷3の上方
に位置する。
【0033】その後、昇降台9をわずかに上昇させて、
荷3を各下位のフォーク20で支持アーム7から持ち上
げる。そして、両支持部材28を他側位置Dから一側位
置Cまで横移動させることにより、両フォーク装置1
0,11が昇降台9上に戻り、荷3が目的の荷収納部6
bから昇降台9上へ取り出される。
【0034】上記のようにフォーク装置10,11を第
1の向きAと第2の向きBとに反転させて、各フォーク
20,21を各荷収納部6a,6bへ挿入するため、両
フォーク装置10,11を従来のような二段伸縮式にす
る必要はない。さらに、両フォーク装置10,11の左
右全長L(図1参照)を従来のもの(図13参照)より
も短縮することができる。
【0035】したがって、二段伸縮式のフォーク装置を
用いた場合(図12参照)に比べて、各棚2a,2bに
収納された荷3の上下間隔H(図1参照)を狭くするこ
とができるため、棚2a,2bの収納能力が向上し、さ
らに、スタッカクレーン4の小型化が図れる。
【0036】また、図7に示した各固定用ボルト46を
緩めて各スライド部材45を前後方向X(軸心25の方
向)へスライドさせることによって、図5,図6に示す
ように、第1のフォーク装置10と第2のフォーク装置
11とを個別に前後方向Xへ移動させることができ、こ
れにより、第1のフォーク装置10と第2のフォーク装
置11との前後間隔を荷3の前後長さに応じて拡大縮小
することができる。これにより、取り扱う荷3の種類に
よって荷3の前後長さが変化した場合、上記のように両
フォーク装置10,11の前後間隔を変更することによ
り、支障無く荷3を出し入れすることができる。また、
各固定用ボルト46を締め付けることによって、スライ
ド部材45が回転軸26に固定されるため、両フォーク
装置10,11は、不用意に前後方向Xへ移動すること
なく、所定の前後間隔に維持される。
【0037】尚、上記実施の形態では、荷3を各棚2
a,2bから搬出する場合を説明したが、搬入する場合
は、時搬出時の逆の動作が実施される。上記実施の形態
では、図1に示すように、各荷3を支持アーム7上に直
に載置し、これら荷3を両フォーク装置10,11で直
に持ち上げて出し入れしているが、他の実施の形態とし
て、図10,図11に示すように、前後一対のパレット
51,52を介して荷3を取り扱ってもよい。
【0038】すなわち、複数の支持アーム7上に前後一
対のパレット51,52が支持され、これら両パレット
51,52上にわたって荷3が載置されている。これら
両パレット51,52にはそれぞれ、前後一対のフォー
ク差込口53が形成されている。
【0039】図10に示すように、荷3を一方の荷収納
部6aに対して出し入れする場合、各下位のフォーク2
1が両パレット51,52の各フォーク差込口53に差
し込まれるとともに、各上位のフォーク20が荷3の上
方に位置する。
【0040】また、荷3を他方の荷収納部6bに対して
出し入れする場合、各下位のフォーク20が両パレット
51,52のフォーク差込口53に差し込まれるととも
に、各上位のフォーク21が荷3の上方に位置する。
【0041】上記各実施の形態では、図5に示すよう
に、昇降台9に前後2台のフォーク装置10,11を設
けているが、1台または前後3台以上設けてもよい。ま
た、各フォーク装置10,11をそれぞれ前後2本のフ
ォーク本体19で構成しているが、1本のフォーク本体
19で構成してもよい。
【0042】上記各実施の形態では、図5に示すよう
に、回転軸26と変向用モータ35との間を複数の歯車
34,36,37で連動させているが、これら歯車3
4,36,37の代わりに、回転軸26と変向用モータ
35とにそれぞれスプロケットを設け、これら両スプロ
ケット間にチェンを巻回した構成であってもよい。
【0043】上記各実施の形態では、図5に示すよう
に、ピニオン40と横行用モータ43との間を複数の歯
車41,42で連動させているが、これら歯車41,4
2の代わりに、上記ピニオン40が設けられている駆動
軸44と横行用モータ43とにそれぞれスプロケットを
設け、これら両スプロケット間にチェンを巻回した構成
であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本第1発明によると、一方
の荷収納部から荷を出し入れする場合、フォーク装置を
第1の向きに反転させて、上記フォーク装置の左右一端
部を一方の荷収納部へ挿入し、また、他方の荷収納部か
ら荷を出し入れする場合、フォーク装置を第2の向きに
反転させて、上記フォーク装置の左右他端部を他方の荷
収納部へ挿入するため、フォーク装置を従来のような二
段伸縮式にする必要はなく、さらに、フォーク装置の左
右全長を従来のものよりも短縮することができる。
【0045】したがって、二段伸縮式のフォーク装置を
用いた場合に比べて、荷収納部に収納された荷の上下間
隔を狭くすることができるため、収納能力が向上し、さ
らに、出し入れ装置の小型化が図れる。
【0046】また、本第2発明によると、取り扱う荷の
種類によって荷の前後長さが変化した場合、荷の前後長
さに応じて、各フォーク装置の前後間隔を変更すること
により、支障無く荷を出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動倉庫の正面図
であり、一方の棚に対して荷を出し入れする場合を示
す。
【図2】図1におけるW−W矢視図である。
【図3】同、自動倉庫の正面図であり、フォーク装置を
反転している途中の状態を示す。
【図4】同、自動倉庫の正面図であり、他方の棚に対し
て荷を出し入れする場合を示す。
【図5】同、自動倉庫の昇降台とフォーク装置との側面
図である。
【図6】同、自動倉庫の昇降台とフォーク装置との平面
図である。
【図7】同、自動倉庫のフォーク装置の図である。
【図8】同、自動倉庫のフォーク装置と変向手段と横行
手段との図である。
【図9】同、スタッカクレーンの側面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態における自動倉庫の正
面図であり、パレットに支持された荷を一方の棚に対し
て出し入れする場合を示す。
【図11】同、自動倉庫の昇降台と、パレットを支持した
フォーク装置との概略平面図である。
【図12】従来の、二段伸縮式のフォーク装置を備えた自
動倉庫の正面図である。
【図13】従来の、単段式(一段式)のフォーク装置を備
えた自動倉庫の正面図である。
【符号の説明】
1 自動倉庫 3 荷 4 スタッカクレーン(出し入れ装置) 5 通路 6a,6b 荷収納部 8 搬送台車 9 昇降台(昇降体) 10,11 フォーク装置 25 前後方向軸心 32 変向手段 33 横行手段 A 第1の向き B 第2の向き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷収納部と、荷収納部に対して荷を出し
    入れする出し入れ装置とを有する自動倉庫であって、上
    記荷収納部は通路の左右両側に設けられ、上記出し入れ
    装置は、上記通路内を前後走行する搬送台車と、この搬
    送台車に設けられた昇降自在な昇降体と、この昇降体に
    設けられかつ左右両方向へ横行して上記荷収納部に出入
    り可能なフォーク装置と、このフォーク装置を横行させ
    る横行手段とで構成され、上記フォーク装置は、前後方
    向軸心を中心として、左右一方の荷収納部側に対向する
    第1の向きと、左右他方の荷収納部側に対向する第2の
    向きとに反転して変向自在に構成され、上記フォーク装
    置の向きを第1の向きと第2の向きとに変更する変向手
    段が設けられていることを特徴とする自動倉庫。
  2. 【請求項2】 フォーク装置を前後に複数設け、各フォ
    ーク装置の前後間隔を変更可能に構成したことを特徴と
    する請求項1記載の自動倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTV20090063A1 (it) * 2009-04-01 2010-10-02 Sae Progetti S R L Macchina per il prelievo/deposito automatico di colli con forche.

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