JP2002019307A - カラー感熱転写記録媒体 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基材と着色インク層とのあいだにワックスを
主成分とする離型層を設けた構成の感熱転写記録媒体を
用いて、複数色の着色インクを重ね印画し、多色のカラ
ー画像を形成する場合に、１次色のインクドット上へ２
次色のインクドットが良好に転写し得る感熱転写記録媒
体を提供する。 【解決手段】複数色の着色インクの重ね合わせ印画で多
色カラー画像を形成するために使用されるカラー感熱転
写記録媒体であって、複数色に対応するそれぞれの転写
層が単一の基材上に並べて設けられるかまたは別々の基
材上に設けられており、各転写層が少なくとも基材側よ
り、ワックス類を主成分とする離型層、着色インク層、
熱可塑性樹脂を主成分とするバインダーに粒子が分散さ
れた接着層が順次積層された構成からなり、１次色の離
型層の厚さｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２
と、２次色の接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含
有される粒子の平均粒子径Ｒとのあいだにつぎの関係が
あることを特徴とするカラー感熱転写記録媒体。（ｄ１
＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ > ｄ１＋ｄ３ （Ｉ）
主成分とする離型層を設けた構成の感熱転写記録媒体を
用いて、複数色の着色インクを重ね印画し、多色のカラ
ー画像を形成する場合に、１次色のインクドット上へ２
次色のインクドットが良好に転写し得る感熱転写記録媒
体を提供する。 【解決手段】複数色の着色インクの重ね合わせ印画で多
色カラー画像を形成するために使用されるカラー感熱転
写記録媒体であって、複数色に対応するそれぞれの転写
層が単一の基材上に並べて設けられるかまたは別々の基
材上に設けられており、各転写層が少なくとも基材側よ
り、ワックス類を主成分とする離型層、着色インク層、
熱可塑性樹脂を主成分とするバインダーに粒子が分散さ
れた接着層が順次積層された構成からなり、１次色の離
型層の厚さｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２
と、２次色の接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含
有される粒子の平均粒子径Ｒとのあいだにつぎの関係が
あることを特徴とするカラー感熱転写記録媒体。（ｄ１
＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ > ｄ１＋ｄ３ （Ｉ）
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の着色イン
クの重ね合わせ印画で多色カラー画像を形成するために
使用される感熱転写記録媒体に関する。
クの重ね合わせ印画で多色カラー画像を形成するために
使用される感熱転写記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、感熱転写プリンターなどで受
像シート上に複数色の着色インクを重ね印画し、多色
（フルカラーを含む、以下同様）のカラー画像を形成す
ることが行なわれてきた。またこれに用いる感熱転写記
録媒体として、転写性をよくするために、基材と着色イ
ンク層とのあいだにワックスを主成分とする離型層を設
けた構成のものが広く使用されている。
像シート上に複数色の着色インクを重ね印画し、多色
（フルカラーを含む、以下同様）のカラー画像を形成す
ることが行なわれてきた。またこれに用いる感熱転写記
録媒体として、転写性をよくするために、基材と着色イ
ンク層とのあいだにワックスを主成分とする離型層を設
けた構成のものが広く使用されている。
【０００３】しかしながら、前記構成の感熱転写記録媒
体を用いて、複数色の着色インクを重ね印画し、多色の
カラー画像を形成する場合、受像シート上に形成された
１次色のインクドットの表面にはワックスを主体とする
離型層が存在することになるが、これに起因して２次色
のインクドットが転写される際に、１次色のインクドッ
ト表面のワックスを主体とする離型層が溶融し、２次色
のインクドットが良好に１次色のインクドット上に接着
しないという問題があった。
体を用いて、複数色の着色インクを重ね印画し、多色の
カラー画像を形成する場合、受像シート上に形成された
１次色のインクドットの表面にはワックスを主体とする
離型層が存在することになるが、これに起因して２次色
のインクドットが転写される際に、１次色のインクドッ
ト表面のワックスを主体とする離型層が溶融し、２次色
のインクドットが良好に１次色のインクドット上に接着
しないという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点である、転写性をよくするために、基材と着色イ
ンク層とのあいだにワックスを主成分とする離型層を設
けた構成の感熱転写記録媒体を用いて、複数色の着色イ
ンクを重ね印画し、多色のカラー画像を形成する場合
に、１次色のインクドット上へ２次色のインクドットが
良好に転写し得る感熱転写記録媒体を提供することを課
題とする。
問題点である、転写性をよくするために、基材と着色イ
ンク層とのあいだにワックスを主成分とする離型層を設
けた構成の感熱転写記録媒体を用いて、複数色の着色イ
ンクを重ね印画し、多色のカラー画像を形成する場合
に、１次色のインクドット上へ２次色のインクドットが
良好に転写し得る感熱転写記録媒体を提供することを課
題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項１にか
かる発明は、複数色の着色インクの重ね合わせ印画で多
色カラー画像を形成するために使用されるカラー感熱転
写記録媒体であって、複数色に対応するそれぞれの転写
層が単一の基材上に並べて設けられるかまたは別々の基
材上に設けられており、各転写層が少なくとも基材側よ
り、ワックス類を主成分とする離型層、着色インク層、
熱可塑性樹脂を主成分とするバインダーに粒子が分散さ
れた接着層が順次積層された構成からなり、１次色の離
型層の厚さｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２
と、２次色の接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含
有される粒子の平均粒子径Ｒとのあいだにつぎの関係が
あることを特徴とするカラー感熱転写記録媒体に関す
る。
かる発明は、複数色の着色インクの重ね合わせ印画で多
色カラー画像を形成するために使用されるカラー感熱転
写記録媒体であって、複数色に対応するそれぞれの転写
層が単一の基材上に並べて設けられるかまたは別々の基
材上に設けられており、各転写層が少なくとも基材側よ
り、ワックス類を主成分とする離型層、着色インク層、
熱可塑性樹脂を主成分とするバインダーに粒子が分散さ
れた接着層が順次積層された構成からなり、１次色の離
型層の厚さｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２
と、２次色の接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含
有される粒子の平均粒子径Ｒとのあいだにつぎの関係が
あることを特徴とするカラー感熱転写記録媒体に関す
る。
【０００６】 （ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ > ｄ１＋ｄ３ （Ｉ） また、請求項２にかかる発明は、前記接着層中に含有さ
れる粒子の含有量が５〜２０重量％であることを特徴と
する請求項１記載のカラー感熱転写記録媒体に関する。
れる粒子の含有量が５〜２０重量％であることを特徴と
する請求項１記載のカラー感熱転写記録媒体に関する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明のカラー感熱転写記録媒体
の形態としては、重ね合わせる複数色に対応する転写層
を、それぞれ別々の基材上に設けた形態であってもよ
く、あるいは単一の基材上に並べて設けた形態であって
もよい。前者の形態では、たとえば、複数色に対応する
転写層、たとえば、イエロー（Ｙ）用の転写層、マゼン
タ（Ｍ）用の転写層、シアン（Ｃ）用の転写層、必要に
応じて、さらにブラック（ＢＫ）用の転写層がそれぞれ
別々の基材上に設けられている。後者の形態では、たと
えば、複数色に対応する転写層、たとえば、イエロー
（Ｙ）用の転写層、マゼンタ（Ｍ）用の転写層、シアン
（Ｃ）用の転写層、必要に応じて、さらにブラック（Ｂ
Ｋ）用の転写層が単一の基材の長さ方向に繰り返し並べ
て配置されている。
の形態としては、重ね合わせる複数色に対応する転写層
を、それぞれ別々の基材上に設けた形態であってもよ
く、あるいは単一の基材上に並べて設けた形態であって
もよい。前者の形態では、たとえば、複数色に対応する
転写層、たとえば、イエロー（Ｙ）用の転写層、マゼン
タ（Ｍ）用の転写層、シアン（Ｃ）用の転写層、必要に
応じて、さらにブラック（ＢＫ）用の転写層がそれぞれ
別々の基材上に設けられている。後者の形態では、たと
えば、複数色に対応する転写層、たとえば、イエロー
（Ｙ）用の転写層、マゼンタ（Ｍ）用の転写層、シアン
（Ｃ）用の転写層、必要に応じて、さらにブラック（Ｂ
Ｋ）用の転写層が単一の基材の長さ方向に繰り返し並べ
て配置されている。
【０００８】本発明のカラー感熱転写記録媒体を図面に
基づいて説明する。図１（ａ）、（ｂ）は本発明のカラ
ー感熱転写記録要素の一実施例を示す概略部分断面図で
ある。図２は本発明のカラー感熱転写記録要素を用い
て、受像体上に重ね合わせ印画した状態を示す概略部分
断面図である。
基づいて説明する。図１（ａ）、（ｂ）は本発明のカラ
ー感熱転写記録要素の一実施例を示す概略部分断面図で
ある。図２は本発明のカラー感熱転写記録要素を用い
て、受像体上に重ね合わせ印画した状態を示す概略部分
断面図である。
【０００９】図１（ａ）、（ｂ）は、それぞれ１次色の
転写層を有するカラー感熱転写記録媒体および２次色の
転写層を有するカラー感熱転写記録媒体を示す。図１
（ａ）において、１は基材であり、基材１上に１次色の
転写層Ｔ１が設けられている。転写層Ｔ１は基材１側か
ら離型層２、着色インク層３、接着層４が順次積層され
た構成であり、接着層４には粒子５が含有されている。
図１（ｂ）において、１は基材であり、基材１上に２次
色の転写層Ｔ２が設けられている。転写層Ｔ２は基材１
側から離型層２、着色インク層３、接着層４が順次積層
された構成であり、接着層４には粒子５が含有されてい
る。１次色の転写層Ｔ１および２次色の転写層Ｔ２は、
単一の基材上に設けられる場合と、別々の基材上に設け
られる場合とがある。
転写層を有するカラー感熱転写記録媒体および２次色の
転写層を有するカラー感熱転写記録媒体を示す。図１
（ａ）において、１は基材であり、基材１上に１次色の
転写層Ｔ１が設けられている。転写層Ｔ１は基材１側か
ら離型層２、着色インク層３、接着層４が順次積層され
た構成であり、接着層４には粒子５が含有されている。
図１（ｂ）において、１は基材であり、基材１上に２次
色の転写層Ｔ２が設けられている。転写層Ｔ２は基材１
側から離型層２、着色インク層３、接着層４が順次積層
された構成であり、接着層４には粒子５が含有されてい
る。１次色の転写層Ｔ１および２次色の転写層Ｔ２は、
単一の基材上に設けられる場合と、別々の基材上に設け
られる場合とがある。
【００１０】ここで、本発明において１次色および２次
色とは、複数色の着色インクの重ね印画において、先に
転写する色を１次色といい、その上に重ね転写する色を
２次色という。たとえば、イエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色をこの順序で順次重ね印画
する場合、ＹとＭの印画を考えると、Ｙが１次色で、Ｍ
が２次色となり、ＭとＣの印画を考えると、Ｍが１次色
で、Ｃが２次色となる。
色とは、複数色の着色インクの重ね印画において、先に
転写する色を１次色といい、その上に重ね転写する色を
２次色という。たとえば、イエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色をこの順序で順次重ね印画
する場合、ＹとＭの印画を考えると、Ｙが１次色で、Ｍ
が２次色となり、ＭとＣの印画を考えると、Ｍが１次色
で、Ｃが２次色となる。
【００１１】したがって、１次色の転写層Ｔ１と２次色
の転写層Ｔ２のそれぞれの色は、重ね合わせる複数色、
たとえば、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン
（Ｃ）、必要に応じて、さらにブラック（ＢＫ）から適
宜選択される。
の転写層Ｔ２のそれぞれの色は、重ね合わせる複数色、
たとえば、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン
（Ｃ）、必要に応じて、さらにブラック（ＢＫ）から適
宜選択される。
【００１２】本発明においては、１次色の離型層２の厚
さｄ１と、２次色の着色インク層３の厚さｄ２と、２次
色の接着層４の厚さｄ３と、２次色の接着層４に含有さ
れる粒子の平均粒子径Ｒとのあいだには、前記式（Ｉ）
で示される関係がある。接着層４に含有される大部分の
粒子５は接着層４の表面から突き出ている。接着層４の
厚さｄ３は、粒子５が接着層４の表面から突き出ていな
い部位での平均厚さである。
さｄ１と、２次色の着色インク層３の厚さｄ２と、２次
色の接着層４の厚さｄ３と、２次色の接着層４に含有さ
れる粒子の平均粒子径Ｒとのあいだには、前記式（Ｉ）
で示される関係がある。接着層４に含有される大部分の
粒子５は接着層４の表面から突き出ている。接着層４の
厚さｄ３は、粒子５が接着層４の表面から突き出ていな
い部位での平均厚さである。
【００１３】本発明において、重ね合わせる複数色に対
応する転写層は、着色インク層の色が異なるほかは実質
的に同一構成のものである。これら複数の転写層のあい
だで、離型層の厚さ、着色インク層の厚さ、接着層の厚
さは、それぞれ同じであってもよく、異なっていてもよ
いが、重ね合わせる２色間で、１次色の離型層２の厚さ
ｄ１と、２次色の着色インク層３の厚さｄ２と、２次色
の接着層４の厚さｄ３と、２次色の接着層４に含有され
る粒子の平均粒子径Ｒとのあいだには、前記式（Ｉ）で
示される関係が満足される必要がある。
応する転写層は、着色インク層の色が異なるほかは実質
的に同一構成のものである。これら複数の転写層のあい
だで、離型層の厚さ、着色インク層の厚さ、接着層の厚
さは、それぞれ同じであってもよく、異なっていてもよ
いが、重ね合わせる２色間で、１次色の離型層２の厚さ
ｄ１と、２次色の着色インク層３の厚さｄ２と、２次色
の接着層４の厚さｄ３と、２次色の接着層４に含有され
る粒子の平均粒子径Ｒとのあいだには、前記式（Ｉ）で
示される関係が満足される必要がある。
【００１４】本発明の前記構成のカラー感熱転写記録媒
体を用いて重ね印画を行なうと、図２に示されるよう
に、受像体６上に１次色の転写層Ｔ１が転写されて１次
色のインクドットが形成され、その上に、２次色の転写
層Ｔ２が転写されて２次色のインクドットが形成され
る。この場合、２次色の転写層Ｔ２の接着層４の厚さｄ
３と、該接着層４に含有される粒子５の平均粒子径Ｒ
と、１次色のインクドットの最上層の離型層２の厚さｄ
１とのあいだには、Ｒ > ｄ１＋ｄ３の関係があるか
ら、２次色の接着層４から突き出している粒子５のかな
りのものが、１次色のインクドットの離型層（ワックス
類を主成分とする）２を突き抜けて着色インク層（通常
バインダーは熱可塑性樹脂を主体とするものである）３
に突入した状態となり、このような粒子のアンカー効果
により、２次色インクドットの１次色インクドット上へ
の重ね合わせが良好になる。
体を用いて重ね印画を行なうと、図２に示されるよう
に、受像体６上に１次色の転写層Ｔ１が転写されて１次
色のインクドットが形成され、その上に、２次色の転写
層Ｔ２が転写されて２次色のインクドットが形成され
る。この場合、２次色の転写層Ｔ２の接着層４の厚さｄ
３と、該接着層４に含有される粒子５の平均粒子径Ｒ
と、１次色のインクドットの最上層の離型層２の厚さｄ
１とのあいだには、Ｒ > ｄ１＋ｄ３の関係があるか
ら、２次色の接着層４から突き出している粒子５のかな
りのものが、１次色のインクドットの離型層（ワックス
類を主成分とする）２を突き抜けて着色インク層（通常
バインダーは熱可塑性樹脂を主体とするものである）３
に突入した状態となり、このような粒子のアンカー効果
により、２次色インクドットの１次色インクドット上へ
の重ね合わせが良好になる。
【００１５】一方、２次色の接着層４に含有される粒子
５の平均粒子径Ｒが１次色の離型層２の厚さｄ１、２次
色の着色インク層３の厚さｄ２、２次色の接着層４の厚
さｄ３の合計厚さ（ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）の２倍以上にな
ると、重ね合わせ印画の際に、２次色の転写層Ｔ２の接
着層４から大きく突き出している粒子が邪魔になって、
２次色の接着層４が１次色のインクドットの離型層２と
接触しがたくなる。この点から、１次色の離型層の厚さ
ｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２と、２次色の
接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含有される粒子
の平均粒子径Ｒとは、 （ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ なる関係を満足する必要がある。
５の平均粒子径Ｒが１次色の離型層２の厚さｄ１、２次
色の着色インク層３の厚さｄ２、２次色の接着層４の厚
さｄ３の合計厚さ（ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）の２倍以上にな
ると、重ね合わせ印画の際に、２次色の転写層Ｔ２の接
着層４から大きく突き出している粒子が邪魔になって、
２次色の接着層４が１次色のインクドットの離型層２と
接触しがたくなる。この点から、１次色の離型層の厚さ
ｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ２と、２次色の
接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に含有される粒子
の平均粒子径Ｒとは、 （ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ なる関係を満足する必要がある。
【００１６】本発明のカラー感熱転写記録媒体として
は、前記条件を満たすものであれば、その他の構成はと
くに制限されない。
は、前記条件を満たすものであれば、その他の構成はと
くに制限されない。
【００１７】たとえば、本発明における基材としては、
従来より感熱転写インクリボン用基材に用いられている
各種の材料が使用できるが、耐熱性、熱伝達性、コスト
の点から厚さ１〜３μｍのポリエステルフィルムなどが
好ましく、とくにポリエチレンテレフタレートフィルム
（ＰＥＴフィルム）が好ましい。基材の裏面（サーマル
ヘッドなどが摺接する面）には耐熱滑性層（スティック
防止層）を設けるのが好ましい。
従来より感熱転写インクリボン用基材に用いられている
各種の材料が使用できるが、耐熱性、熱伝達性、コスト
の点から厚さ１〜３μｍのポリエステルフィルムなどが
好ましく、とくにポリエチレンテレフタレートフィルム
（ＰＥＴフィルム）が好ましい。基材の裏面（サーマル
ヘッドなどが摺接する面）には耐熱滑性層（スティック
防止層）を設けるのが好ましい。
【００１８】本発明に用いられる離型層としては、たと
えば、ワックス類を主成分とする熱溶融性材料からなる
層があげられ、必要により熱溶融性樹脂を配合してもよ
い。
えば、ワックス類を主成分とする熱溶融性材料からなる
層があげられ、必要により熱溶融性樹脂を配合してもよ
い。
【００１９】主成分のワックス類としては、融点（軟化
点）が６０〜１２０℃の範囲のものが好ましい。融点
（軟化点）が前記範囲未満では、地汚れが発生し、また
保存性が劣化する傾向がある。一方融点（軟化点）が前
記範囲を超えると、熱感度が不足する傾向にある。
点）が６０〜１２０℃の範囲のものが好ましい。融点
（軟化点）が前記範囲未満では、地汚れが発生し、また
保存性が劣化する傾向がある。一方融点（軟化点）が前
記範囲を超えると、熱感度が不足する傾向にある。
【００２０】前記ワックス類としては、たとえば、木ろ
う、密ろう、カルナバワックス、キャンデリラワック
ス、モンタンワックス、セレシンワックスなどの天然ワ
ックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックスなどの石油系ワックス、酸化ワックス、エステル
ワックスなどの合成ワックス、高級脂肪酸などがあげら
れる。これらワックス類は、単独で使用でき、あるいは
２種以上を併用することができる。
う、密ろう、カルナバワックス、キャンデリラワック
ス、モンタンワックス、セレシンワックスなどの天然ワ
ックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックスなどの石油系ワックス、酸化ワックス、エステル
ワックスなどの合成ワックス、高級脂肪酸などがあげら
れる。これらワックス類は、単独で使用でき、あるいは
２種以上を併用することができる。
【００２１】離型層の厚さは、０．１５〜１．５μｍ程
度が好ましい。離型層の厚さが前記範囲未満では、充分
な離型効果が得られない傾向があり、一方前記範囲を超
えると転写感度不足となる傾向がある。
度が好ましい。離型層の厚さが前記範囲未満では、充分
な離型効果が得られない傾向があり、一方前記範囲を超
えると転写感度不足となる傾向がある。
【００２２】本発明における着色インク層としては、熱
可塑性樹脂を主成分するバインダーに、着色剤（顔料お
よび／または染料）を分散混合した層があげられる。バ
インダーには、必要に応じてワックス類を配合してもよ
い。
可塑性樹脂を主成分するバインダーに、着色剤（顔料お
よび／または染料）を分散混合した層があげられる。バ
インダーには、必要に応じてワックス類を配合してもよ
い。
【００２３】前記熱可塑性樹脂としては、エチレン酢酸
／ビニル共重合体などのオレフィン系共重合体、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、天然ゴム、石油系樹脂、
ロジン系樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ウレタン樹脂などがあげられ
る。また、層強度を調整するためにセルロース系樹脂、
エポキシ樹脂などを加えてもよい。前記ワックス類とし
ては、離型層についてあげたワックス類と同じワックス
類から適宜選択して使用することができる。これらの樹
脂類、ワックス類は、それぞれ、単独で使用でき、ある
いは２種以上を併用することができる。
／ビニル共重合体などのオレフィン系共重合体、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、天然ゴム、石油系樹脂、
ロジン系樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ウレタン樹脂などがあげられ
る。また、層強度を調整するためにセルロース系樹脂、
エポキシ樹脂などを加えてもよい。前記ワックス類とし
ては、離型層についてあげたワックス類と同じワックス
類から適宜選択して使用することができる。これらの樹
脂類、ワックス類は、それぞれ、単独で使用でき、ある
いは２種以上を併用することができる。
【００２４】着色剤としては、各種の顔料、染料が使用
でき、たとえばアゾ系、フタロシアニン系、キナクリド
ン系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、イソインド
リン系、カーボンブラックなどの顔料があげられる。こ
れらは、単独で使用することができ、あるいは２種以上
を併用することができる。
でき、たとえばアゾ系、フタロシアニン系、キナクリド
ン系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、イソインド
リン系、カーボンブラックなどの顔料があげられる。こ
れらは、単独で使用することができ、あるいは２種以上
を併用することができる。
【００２５】着色インク層の厚さは、０．２〜２．０μ
ｍが好ましい。着色インク層の厚さが前記範囲未満であ
ると着色不足となる傾向があり、一方前記範囲を超える
と転写感度が低下する傾向にある。
ｍが好ましい。着色インク層の厚さが前記範囲未満であ
ると着色不足となる傾向があり、一方前記範囲を超える
と転写感度が低下する傾向にある。
【００２６】つぎに本発明の特徴である接着層は、熱可
塑性樹脂を主成分とするバインダーに微粒子が分散され
た層であり、必要に応じて着色剤、各種ワックス類を添
加してもよい。
塑性樹脂を主成分とするバインダーに微粒子が分散され
た層であり、必要に応じて着色剤、各種ワックス類を添
加してもよい。
【００２７】前記接着層中に含有される粒子の含有量は
５〜２０重量％であることが好ましい。粒子の含有量が
前記範囲未満では、接着層の表面から突き出す粒子の数
が少なすぎて本発明の目的とする効果が充分に得られ
ず、一方前記範囲を超えると転写感度が劣化する傾向が
ある。
５〜２０重量％であることが好ましい。粒子の含有量が
前記範囲未満では、接着層の表面から突き出す粒子の数
が少なすぎて本発明の目的とする効果が充分に得られ
ず、一方前記範囲を超えると転写感度が劣化する傾向が
ある。
【００２８】前記粒子としては、有機粒子および／また
は無機粒子を用いることができる。有機粒子としては、
たとえば、スチレン系樹脂、メタクリレート系樹脂、ア
クリレート系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、
ベンゾグアナミン系樹脂などの樹脂粒子や、でんぷん、
セルロースパウダーなどがあげられ、無機粒子として
は、たとえば、シリカ、アルミナ、珪藻土などがあげら
れる。本発明で使用可能な粒子はこれらに限定されるも
のではない。これら粒子は、単独で使用でき、あるいは
２種以上を併用することができる。
は無機粒子を用いることができる。有機粒子としては、
たとえば、スチレン系樹脂、メタクリレート系樹脂、ア
クリレート系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、
ベンゾグアナミン系樹脂などの樹脂粒子や、でんぷん、
セルロースパウダーなどがあげられ、無機粒子として
は、たとえば、シリカ、アルミナ、珪藻土などがあげら
れる。本発明で使用可能な粒子はこれらに限定されるも
のではない。これら粒子は、単独で使用でき、あるいは
２種以上を併用することができる。
【００２９】接着層の厚さは、０．２〜２．０μｍが好
ましい。接着層の厚さが前記範囲未満では接着力が低下
し、一方前記範囲を超えると転写感度が低下する傾向が
ある。
ましい。接着層の厚さが前記範囲未満では接着力が低下
し、一方前記範囲を超えると転写感度が低下する傾向が
ある。
【００３０】粒子の平均粒子径Ｒは、前記式（Ｉ）を満
足する必要があるが、通常０．４〜１０μｍの範囲、な
かんづく０．４〜５．０μｍの範囲にあるのが好まし
い。粒子の平均粒子径が前記範囲より大きい場合、離型
層、接着層の厚さを大きくする必要があり、転写感度が
低下する傾向がある。一方前記範囲より小さい場合、離
型層、接着層の厚さも小さくする必要が生じ、良好な離
型効果、転写性が得られない傾向がある。さらに、粒子
の平均粒子径が接着層の厚さに対してあまり大きすぎる
と、接着層による粒子のバインド力が低下し、保存性に
欠ける傾向がある。この点からは、粒子の平均粒子径は
接着層の厚さの１０倍以下であるのが好ましい。
足する必要があるが、通常０．４〜１０μｍの範囲、な
かんづく０．４〜５．０μｍの範囲にあるのが好まし
い。粒子の平均粒子径が前記範囲より大きい場合、離型
層、接着層の厚さを大きくする必要があり、転写感度が
低下する傾向がある。一方前記範囲より小さい場合、離
型層、接着層の厚さも小さくする必要が生じ、良好な離
型効果、転写性が得られない傾向がある。さらに、粒子
の平均粒子径が接着層の厚さに対してあまり大きすぎる
と、接着層による粒子のバインド力が低下し、保存性に
欠ける傾向がある。この点からは、粒子の平均粒子径は
接着層の厚さの１０倍以下であるのが好ましい。
【００３１】また、接着層における前記熱可塑性樹脂、
ワックス類しては、着色インク層についてあげたものと
同じ熱可塑性樹脂、ワックス類から適宜選択して使用す
ることができる。
ワックス類しては、着色インク層についてあげたものと
同じ熱可塑性樹脂、ワックス類から適宜選択して使用す
ることができる。
【００３２】
【実施例】つぎに実施例に基づいて本発明を説明する。
【００３３】実施例１ 裏面に厚さ０．２μｍのシリコーン樹脂系スティック防
止層を設けた厚さ２．５μｍのＰＥＴフィルムを基材と
して用いた。この基材の表面側に下記の離型層塗工液を
塗布、乾燥して厚さ０．５μｍの離型層を形成した。
止層を設けた厚さ２．５μｍのＰＥＴフィルムを基材と
して用いた。この基材の表面側に下記の離型層塗工液を
塗布、乾燥して厚さ０．５μｍの離型層を形成した。
【００３４】 離型層塗工液 成分 重量部 パラフィンワックス（融点７５℃） ７.０ ポリエチレンワックス（融点１００℃） ３.０ トルエン ９０.０ 合計 １００.０
【００３５】前記離型層の上に下記の着色インク層塗工
液を塗布、乾燥して厚さ０．５μｍの着色インク層を形
成した。
液を塗布、乾燥して厚さ０．５μｍの着色インク層を形
成した。
【００３６】 着色インク層塗工液 成分 重量部 アクリル樹脂（軟化点１２０℃） ６.０ 顔料*1 ４.０ 分散剤 ０.３ イソプロピルアルコール ３０.０ トルエン １０.０ 合計 ５０.３ ＊１：シアン：フタロシアニンブルー マゼンタ：キナクリドンレッド イエロー：ジスアゾエロー ブラック：カーボンブラック
【００３７】前記着色インク層の上に下記の接着層塗工
液を塗布、乾燥して厚さ０．３μｍのインク層を形成し
て、４色のインクリボンからなるカラー感熱転写記録媒
体を得た。
液を塗布、乾燥して厚さ０．３μｍのインク層を形成し
て、４色のインクリボンからなるカラー感熱転写記録媒
体を得た。
【００３８】 接着層塗工液 成分 重量部 エチレン／酢酸ビニル共重合体*2 ９.０ 分散剤 ０.３ シリカ粒子（平均粒子径１．０μｍ） ０.７ トルエン ４０.０ 合計 ５０.０ ＊２：軟化点６３℃、酢酸ビニル含量２８重量％、メルトフローレート１５０ （以下、同様）
【００３９】実施例２ 実施例１において、離型層の厚さを０．３μｍとし、か
つ下記の着色インク層塗工液を用いて厚さ０．３μｍの
着色インク層を形成したほかは、実施例１と同様にし
て、４色のインクリボンからなるカラー感熱転写記録媒
体を得た。
つ下記の着色インク層塗工液を用いて厚さ０．３μｍの
着色インク層を形成したほかは、実施例１と同様にし
て、４色のインクリボンからなるカラー感熱転写記録媒
体を得た。
【００４０】 着色インク層塗工液 成分 重量部 アクリル樹脂（軟化点１２０℃） ４.０ 顔料（実施例１と同じ） ６.０ 分散剤 ０.３ イソプロピルアルコール ３０.０ トルエン １０.０ 合計 ５０.３
【００４１】比較例１ 下記の接着層塗工液を用いて厚さ０．３μｍの接着層を
形成したほかは、実施例１と同様にして、４色のインク
リボンからなるカラー感熱転写記録媒体を得た。
形成したほかは、実施例１と同様にして、４色のインク
リボンからなるカラー感熱転写記録媒体を得た。
【００４２】 接着層塗工液 成分 重量部 エチレン／酢酸ビニル共重合体 ９.０ 分散剤 ０.３ シリカ粒子（平均粒子径０．５μｍ） ０.７ トルエン ４０.０ 合計 ５０.０
【００４３】比較例２ 実施例１における離型層の厚さを１．０μｍとしたほか
は、実施例１と同様にして、４色のインクリボンからな
るカラー感熱転写記録媒体を得た。
は、実施例１と同様にして、４色のインクリボンからな
るカラー感熱転写記録媒体を得た。
【００４４】比較例３ 下記の接着層塗工液を用いて厚さ０．３μｍの接着層を
形成したほかは、実施例１と同様にして、４色のインク
リボンからなるカラー感熱転写記録媒体を得た。
形成したほかは、実施例１と同様にして、４色のインク
リボンからなるカラー感熱転写記録媒体を得た。
【００４５】 接着層塗工液 成分 重量部 エチレン／酢酸ビニル共重合体 １０.０ トルエン ４０.０ 合計 ５０.０
【００４６】＜評価方法＞前記実施例１〜２および比較
例１〜３で得られた、４色のインクリボンからなるカラ
ー感熱転写記録媒体を用いて下記の印画条件下にフルカ
ラー画像を形成し、得られたフルカラー画像を肉眼で観
察し、下記の基準で評価した。結果を表１に示す。
例１〜３で得られた、４色のインクリボンからなるカラ
ー感熱転写記録媒体を用いて下記の印画条件下にフルカ
ラー画像を形成し、得られたフルカラー画像を肉眼で観
察し、下記の基準で評価した。結果を表１に示す。
【００４７】 印画条件 プリンタ：サーマルプリンタ（試験機） サーマルヘッド：解像度６００ｄｐｉ エッジ距離１００μｍ（リアルエッジ） プリント速度：２４．５ｃｍ／sec 受像体：スーパーマットアート紙（三菱製紙（株）製） 評価パターン：ポートレート（ＩＳＯ／ＤＩＳ１２６４０登録データ）
【００４８】評価基準 ○：重ね合わせ良好で滑らかな画像 △：ややムラがある画像 ×：ムラのある画像
【００４９】
【表１】
【００５０】
【発明の効果】本発明は、転写性をよくするために基材
と着色インク層とのあいだにワックスを主成分とする離
型層を設けた構成の感熱転写記録媒体を用いて、複数色
の着色インクを重ね印画し、多色のカラー画像を形成す
る場合に、1次色のインクドット上へ２次色のインクド
ットが良好に転写し得る感熱転写記録媒体を提供するこ
とを可能とした。
と着色インク層とのあいだにワックスを主成分とする離
型層を設けた構成の感熱転写記録媒体を用いて、複数色
の着色インクを重ね印画し、多色のカラー画像を形成す
る場合に、1次色のインクドット上へ２次色のインクド
ットが良好に転写し得る感熱転写記録媒体を提供するこ
とを可能とした。
【図１】本発明の感熱転写記録媒体の一実施例を示す概
略部分断面図であり、（ａ）は１次色用の感熱転写記録
媒体を示し、（ｂ）は２次色用の感熱転写記録媒体を示
す。
略部分断面図であり、（ａ）は１次色用の感熱転写記録
媒体を示し、（ｂ）は２次色用の感熱転写記録媒体を示
す。
【図２】本発明の感熱転写記録媒体を用いて、受像体上
に重ね合わせ印画した状態を示す概略部分断面図であ
る。
に重ね合わせ印画した状態を示す概略部分断面図であ
る。
１ 基材 ２ 離型層 ３ 着色インク層 ４ 接着層 ５ 粒子 ６ 受像体 ｄ１ １次色の離型層厚さ ｄ２ ２次色の着色インク層厚さ ｄ３ ２次色の接着層厚さ Ｔ１ １次色転写層 Ｔ２ ２次色転写層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上辻 史生 大阪府大阪市西淀川区御幣島五丁目４番14 号 フジコピアン株式会社技術センター内 (72)発明者 浅部 喜幸 東京都大田区雪谷大塚町１番７号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 井上 靖稔 東京都大田区雪谷大塚町１番７号 アルプ ス電気株式会社内 Ｆターム(参考） 2H111 AA21 AA33 AA47 BA03 BA07 BA53 BA54 BA62
Claims (2)
- 【請求項１】 複数色の着色インクの重ね合わせ印画で
多色カラー画像を形成するために使用されるカラー感熱
転写記録媒体であって、複数色に対応するそれぞれの転
写層が単一の基材上に並べて設けられるかまたは別々の
基材上に設けられており、各転写層が少なくとも基材側
より、ワックス類を主成分とする離型層、着色インク
層、熱可塑性樹脂を主成分とするバインダーに粒子が分
散された接着層が順次積層された構成からなり、１次色
の離型層の厚さｄ１と、２次色の着色インク層の厚さｄ
２と、２次色の接着層の厚さｄ３と、２次色の接着層に
含有される粒子の平均粒子径Ｒとのあいだにつぎの関係
があることを特徴とするカラー感熱転写記録媒体。 （ｄ１＋ｄ２＋ｄ３）×２ > Ｒ > ｄ１＋ｄ３ （Ｉ） - 【請求項２】 前記接着層中に含有される粒子の含有量
が５〜２０重量％であることを特徴とする請求項１記載
のカラー感熱転写記録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000201375A JP2002019307A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | カラー感熱転写記録媒体 |
| EP01116038A EP1170148B1 (en) | 2000-07-03 | 2001-07-02 | Color thermal transfer recording medium |
| DE60102181T DE60102181T2 (de) | 2000-07-03 | 2001-07-02 | Aufzeichnungsmedium für Farbthermotransfer |
| US09/898,246 US6623589B2 (en) | 2000-07-03 | 2001-07-03 | Color thermal transfer recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000201375A JP2002019307A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | カラー感熱転写記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002019307A true JP2002019307A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18699075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000201375A Pending JP2002019307A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | カラー感熱転写記録媒体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6623589B2 (ja) |
| EP (1) | EP1170148B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002019307A (ja) |
| DE (1) | DE60102181T2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012066424A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Fujicopian Co Ltd | ハードコートフィルム、加飾ハードコートフィルム |
| JP2014069332A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Brother Ind Ltd | インクリボン及びインクリボンロール |
| JP2015009524A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | フジコピアン株式会社 | ライナーレスの印刷テープ用熱転写インクリボン |
| JP2015196309A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、マゼンタ色材層用塗工液、熱転写シートの製造方法、画像形成方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (13)
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|---|---|---|---|---|
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| JP3062758B2 (ja) | 1988-01-21 | 2000-07-12 | 株式会社リコー | 感熱転写記録媒体 |
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| US5654080A (en) | 1992-10-13 | 1997-08-05 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer medium |
| JP2744764B2 (ja) * | 1994-05-30 | 1998-04-28 | フジコピアン株式会社 | 熱転写記録媒体 |
| JP2804719B2 (ja) * | 1994-08-26 | 1998-09-30 | フジコピアン株式会社 | カラー画像形成用熱転写記録媒体 |
| US6210794B1 (en) * | 1996-04-03 | 2001-04-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet |
| JPH10329435A (ja) | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Fujicopian Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JP3818760B2 (ja) | 1997-11-20 | 2006-09-06 | フジコピアン株式会社 | 感熱転写記録媒体 |
| JPH11208130A (ja) | 1998-01-23 | 1999-08-03 | Fujicopian Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
-
2000
- 2000-07-03 JP JP2000201375A patent/JP2002019307A/ja active Pending
-
2001
- 2001-07-02 EP EP01116038A patent/EP1170148B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-07-02 DE DE60102181T patent/DE60102181T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-07-03 US US09/898,246 patent/US6623589B2/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012066424A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Fujicopian Co Ltd | ハードコートフィルム、加飾ハードコートフィルム |
| JP2014069332A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Brother Ind Ltd | インクリボン及びインクリボンロール |
| JP2015009524A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | フジコピアン株式会社 | ライナーレスの印刷テープ用熱転写インクリボン |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE60102181T2 (de) | 2004-12-30 |
| EP1170148A1 (en) | 2002-01-09 |
| EP1170148B1 (en) | 2004-03-03 |
| US6623589B2 (en) | 2003-09-23 |
| DE60102181D1 (de) | 2004-04-08 |
| US20020127377A1 (en) | 2002-09-12 |
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