JP2002016337A - プリント基板の配線構造チェックシステム - Google Patents

プリント基板の配線構造チェックシステム

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JP2002016337A
JP2002016337A JP2000196793A JP2000196793A JP2002016337A JP 2002016337 A JP2002016337 A JP 2002016337A JP 2000196793 A JP2000196793 A JP 2000196793A JP 2000196793 A JP2000196793 A JP 2000196793A JP 2002016337 A JP2002016337 A JP 2002016337A
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decoupling capacitor
wiring
countermeasure
wiring structure
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JP2000196793A
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English (en)
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Kenji Araki
健次 荒木
Ayao Yokoyama
礼夫 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板上の電源ピンまたはグランドピ
ンに対応するデカップリングコンデンサの容量値、及び
その配置が最適であるか否かを検証する。 【解決手段】 高速IC1に接続されたデカップリング
コンデンサD1に対し、該コンデンサに接続された高速
IC1の同電位の電源ピンの本数と、該同電位の電源ピ
ンと該コンデンサの電源ピンとの間のビアの有無をチェ
ックすると共に、デカップリングコンデンサD1,D2
の最適な配置位置、最適な容量値を、簡単な計算式を用
いて算出し、仮設計されている現在の配置位置、及び、
容量値が上記算出結果と大きく異なる場合には、当該デ
カップリングコンデンサの配置位置、及び、容量値が最
適になるように指示するメッセージを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の配
線構造チェックシステムに関し、特に、高速動作IC
(集積回路)周辺に配置するデカップリングコンデンサ
のレイアウト方法(設計方法)を含むプリント基板の配
線構造チェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近年の電子機器に使用されている
プリント基板上の回路要素において、一般的に、デカッ
プリングコンデンサは、高速動作IC(以下、「高速I
C」と呼称する)がスイッチングする際に、電源プレー
ン上に発生するRF(高調波)エネルギーを除去する役
割と、該高速ICへの局所的なDC(直流)電源を供給
する役割とを担うことが知られている。
【0003】即ち、デカップリングコンデンサを高速I
C近傍に配置する構成をとることにより、該デカップリ
ングコンデンサは、上記高速ICへの局所的な電荷の供
給源として機能する。即ち、CMOS(高速IC)の最
終出力段の二つのゲートの状態変化の間、しばらくは、
上記高速ICへの電荷は、DC電源供給導体を通してで
はなく、上記デカップリングコンデンサから供給され、
また、上記状態変化が行われない間も、該デカップリン
グコンデンサから再充電されることが知られている。
【0004】つまり、電源コネクタとIC電源ピンが作
る経路をデカップリングコンデンサとIC電源ピンとの
経路に変えることが可能であることが周知となってい
る。また、一般的に、回路電流が流れる電流経路(ルー
プ)のループ面積を小さくすれば、基板の放射エミッシ
ョンを低減し、入射電磁界の影響も低減できることが知
られているが、上記デカップリングコンデンサを配置す
ることで、上記のループ面積を小さく構成することが可
能であることも知られている。
【0005】さらに、電源とデカップリングコンデンサ
GNDの経路を含むループが作る閉回路において、該回
路に寄生するインダクタンスとデカップリングコンデン
サとの自己共振周波数までは、特性インピーダンスは、
周波数の上昇と共に減少し、自己共振周波数と一致する
時、特性インピーダンスが最低(抵抗分のみ)となる。
しかし、自己共振周波数以上では、逆にインピーダンス
が高くなり、それに伴い、デカップリングコンデンサの
役割を果たさなくなる(効果的にノイズを除去すること
ができなくなる)ことも知られている。
【0006】つまり、上記の理由により、高速ICが電
源プレーン上に発生するRFエネルギーを効果的に除去
するためには、デカップリングコンデンサの最適な容量
値とレイアウトを決定する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のIC
の高速化と多ピン化に伴い、電源プレーンまたはグラン
ドプレーンに流れ込む貫通電流の電流量、及び、該貫通
電流の周波数が増加する傾向があると共に、電源ピンま
たはグランドピンのピン数が増加する傾向があり、どの
ピンに対して、どのデカップリングコンデンサが効いて
いるのかが識別できないといった問題点があった。
【0008】また、デカップリングコンデンサの効き自
体が悪いので、電源プレーンまたはグランドプレーンで
発生するバウンスノイズ(電源プレーンまたはグランド
プレーンの電位が局所的に変動するノイズ)が原因で発
生する放射ノイズが増大するといった問題点が解決でき
ていなかった。
【0009】さらに、電源プレーンに流れ込む上記貫通
電流の電流量や、該電流の周波数の仕様も、ディジタル
信号の高速化に伴い、将来的に変化してくることが予測
されるので、必要となるデカップリングコンデンサの容
量値や、個数や、配置すべき位置を現時点で定量的に決
定することができないといった問題点があった。
【0010】本発明は、上記従来のプリント基板の配線
設計上の問題点に鑑みてなされたものであり、チェック
対象とするプリント基板上の電源ピンまたはグランドピ
ンに対応するデカップリングコンデンサの容量値、及び
その配置が最適であるか否かを検証することができるプ
リント基板の配線構造チェックシステムを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、プリント基板上に仮設計された配線の配
線構造をチェックするためのプリント基板の配線構造チ
ェックシステムであって、前記配線上に存在する部品群
リストから全てのICの部品番号を抽出すると共に、前
記IC各々の特性仕様を抽出し、該特性仕様に含まれる
前記IC周辺パルス電流の“立ち上がり時間”から、チ
ェック対象となる高速ICを選別する対象抽出手段と、
前記抽出された高速ICについて、該高速ICに接続さ
れたコンデンサを全て抽出すると共に、該抽出されたコ
ンデンサを容量値の小さい順に第1のデカップリングコ
ンデンサと、第2のデカップリングコンデンサのグルー
プに分類する分類手段と、前記高速ICの電源ピンの
内、前記第1のデカップリングコンデンサの電源ピンと
接続されている同電位の電源ピンの本数が所定の本数を
超える場合に第1の対策指示を表示する第1の対策表示
手段と、前記同電位の電源ピンから前記第1のデカップ
リングコンデンサに至る配線経路上にビアが存在する場
合に第2の対策指示を表示する第2の対策指示を表示す
る手段と、前記第1と第2のデカップリングコンデンサ
の最適配置を異なる複数のチェック項目を反映した複数
の数式により求める最適配置計算手段と、前記第1と第
2のデカップリングコンデンサの仮設計として与えられ
た配置を、前記複数の数式により求めた最適配置の各々
と照合してチェックすると共に、前記比較対象間に所定
の限界を超える不一致が存在する場合に、第3の対策指
示を表示する第3の対策表示手段と、前記第1と第2の
デカップリングコンデンサが備えるべき最適容量値をそ
れぞれ計算する最適容量値計算手段と、前記第1と第2
のデカップリングコンデンサに仮設計として与えられた
容量値と前記最適容量値とを比較する比較手段と、前記
比較対象間に所定の限界を超える不一致が存在する場合
に、第4の対策指示を表示する第4の対策表示手段と、
を有することを特徴とするプリント基板の配線構造チェ
ックシステム、が提供される。
【0012】即ち、本発明では、対象とするプリント基
板上の高速ICに接続されたデカップリングコンデンサ
に対し、該コンデンサに接続された該高速ICの同電位
の電源ピンの本数と、該同電位の電源ピンと該コンデン
サの電源ピンとの間のビアの有無をチェックすると共
に、上記対象とするプリント基板上に配置された上記デ
カップリングコンデンサを含む複数のデカップリングコ
ンデンサの最適な配置位置、及び、最適な容量値を、簡
単な計算式を用いて算出し、仮設計されている上記デカ
ップリングコンデンサの現在の配置位置、及び、容量値
が上記算出結果と大きく異なる場合には、当該デカップ
リングコンデンサの配置位置、及び、容量値が最適にな
るように指示するメッセージを出力することで、従来の
設計工程を変えることなく、さらに、設計コストを上げ
ることなく、電源またはグランドネットが数百ネットも
あるような大規模回路において、デカップリングコンデ
ンサの各々が受け持つ、電源ピン(またはグランドピ
ン)の区別を明確にし、かつ、上記電源ピン(またはグ
ランドピン)を含む回路において、デカップリングコン
デンサの最適な容量値、及び、最適な配置位置を決定す
ることを可能にしている。
【0013】また、上記電源ピン周辺で発生すると思わ
れるバウンスノイズを大幅に抑えることを可能にしてい
る。さらに、該バウンスノイズが原因で発生する放射ノ
イズも大幅に抑えることを可能にしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
るプリント基板の配線構造チェックシステムのチェック
対象となる配線基板上の回路の配線を示す配線図であ
る。
【0015】図1に示す配線図は、IC(集積回路)1
と、該IC1への電荷供給源となるデカップリングコン
デンサD1,D2と、GND(接地)ベタ層へのビアG
1,G2,G3と、Power(電源)ベタ層へのビア
P1と、GND配線RGと、Power配線RPを含
む。
【0016】ここで、符号Leng1は、IC1の上部
の電源端子(ピン)からデカップリングコンデンサD1
の電源ピンに至るまでのPower配線RPの配線距離
を示し、符号Leng2は、デカップリングコンデンサ
D1のGNDピンからGNDベタ層へのビアG2に至る
までのGND配線RGの配線距離を示し、符号Leng
3は、GNDピンからGNDベタ層へのビアG2に至る
までのGND配線RGを含む最短距離を示し、符号Le
ng4は、IC1の下部の電源ピンとデカップリングコ
ンデンサD1とを結ぶ線分とPowerベタ層へのビア
P1の中心を通る水平方向線分との間の最短距離を示
し、符号Leng5は、デカップリングコンデンサD1
とデカップリングコンデンサD2との最短距離を示す。
【0017】図2は、本発明の実施の形態に係るプリン
ト基板の配線構造チェックシステムのチェック対象とな
る配線構造を示す配線構造図である。図3,4は、本発
明に係るプリント基板の配線構造チェックシステムのチ
ェック対象となる配線構造を示す配線構造図である。
【0018】本実施の形態では、図2に示すマイクロス
トリップラインと呼ばれる配線構造を基に説明している
が、本発明に係る配線構造チェックシステムは、一般
に、図3に示すシングルストリップラインと呼ばれる配
線構造、及び、図4に示すダブルストリップラインと呼
ばれる配線構造に対しても適用することが可能である。
【0019】図2に示す配線構造は、電源ベタ層21
(プレーン層)と、電源ベタ層21上の配線22を備
え、図3に示す配線構造は、電源ベタ層31と、電源ベ
タ層31間の配線32を備え、図4に示す配線構造は、
電源ベタ層41と、電源ベタ層41間の2系統の配線4
2を備える。
【0020】また、図2〜4に示す配線構造において、
符号wで示す長さは、配線の配線幅(μm)を示し、符
号tで示す長さは、配線の配線厚を示し、符号hで示す
長さは、マイクロストリップライン構造における配線と
プレーン層間の距離(μm)を示し、符号bで示す長さ
は、シングルストリップライン構造におけるプレーン層
間の距離(μm)を示し、符号aで示す長さは、ダブル
ストリップライン構造における配線と該配線に垂直距離
が最も近いプレーン層間の距離(μm)を示し、符号d
lで示す長さは、ダブルストリップライン構造における
2系統の配線の配線間距離(μm)を示し、符号
(εr)は、シングルストリップライン構造における電
源ベタ層31間及びダブルストリップライン構造におけ
る電源ベタ層41間の比誘電率を示し、符号(εreff
は、マイクロストリップライン構造における電源ベタ層
21と配線22間の実効比誘電率を示す。
【0021】以下、本発明に係るプリント基板の配線構
造チェックシステムの機能を説明する。但し、本発明に
係るプリント基板の配線構造チェックシステムの構成に
ついては、通常のコンピュータシステムが適用可能であ
るので、図示は省略する。
【0022】本発明に係るプリント基板の配線構造チェ
ックシステムでは、チェック対象とするプリント基板上
に仮設計されたデカップリングコンデンサを含む回路に
対し、上記デカップリングコンデンサの最適配置位置、
及び、最適容量値を、後述する簡単な数式を用いて計算
し、該計算結果により、上記デカップリングコンデンサ
が上記容量値及び配置位置に近いか否かを確認し、上記
デカップリングコンデンサの配置位置、及び容量値が最
適でない場合には、上記デカップリングコンデンサの配
置位置、及び容量値が最適になるように指示するか、若
しくは、適切なエラーメッセージを表示することで、プ
リント基板に仮設計された配線の配線構造チェックを実
施している。
【0023】これにより、従来の設計工程を変えること
なく、また、設計コストを上げることなく、電源プレー
ン、または、グランドプレーン部で発生するバウンスノ
イズ、若しくは、バウンスノイズが原因で発生する放射
ノイズを大幅に抑える。
【0024】図5〜8は、本発明の実施の形態に係るプ
リント基板の配線設計支援方法の配線構造チェックシス
テムの動作を示すフローチャートである。以下、図1乃
至4を参照しつつ、図5〜8に示すフローチャートを使
用して、本実施の形態に係るシステムの動作を説明す
る。
【0025】以下、符号τrをIC1周辺で想定される
パルス電流の立ち上がり時間(S)とし、符号f
decoup1をデカップリングコンデンサD1の自己共振周
波数(Hz)とし、符号fdecoup2をデカップリングコ
ンデンサD2の自己共振周波数(Hz)とし、符号L
total1を最も遠い電源ピンと最も近いGNDピンとデカ
ップリングコンデンサD1とが構成するループでの寄生
インダクタンス(H)とし、符号Ltotal2を最も遠い電
源ピンと最も近いGNDピンとデカップリングコンデン
サD2とが構成するループでの寄生インダクタンス
(H)とし、符号Lmicroをマイクロストリップ配線の
単位長さ当たりの寄生インダクタンス(H)とし、符号
planeを電源プレーンの単位長さ当たりの寄生インダ
クタンス(H)とし、符号Lをマイクロストリップライ
ンの総インダクタンス(H)とし、符号Z0を特性イン
ピーダンス(Ω)とし、符号C0を特性キャパシタンス
(F)とし、符号Lengmicroをマイクロストリップ
構造の総配線長(m)とし、符号Lengplaneを電源
プレーンの総配線長(m)とし、符号Cdecoup1をデカ
ップリングコンデンサD1の容量値(F)とし、符号C
decoup2をデカップリングコンデンサD2の容量値
(F)とし、符号mをIC電源ピンに接続されるデカッ
プリングコンデンサの個数(個)とし、符号K1〜K1
0を所定の係数(定数)とする。その他の符号の意味に
ついては、既述のとおりである。
【0026】但し、上記フローチャート及び下記の説明
中で使用する数式については、纏めて後述する。まず、
ステップS1では、チェックに必要な初期条件を設定す
る。
【0027】ステップS2では、基板情報を格納する基
板データベース(図示は省略)から全てのICの部品番
号を抽出する。ステップS3では、各ICの特性に関す
る仕様を抽出し、後述する(1)式で求まる立ち上がり
時間を参照して高速ICだけを選別したリスト1を作成
する。
【0028】ステップS4では、上記リスト1から1つ
の高速ICだけを取り出し、その電源ピンを全て抽出す
る。ステップS5では、上記抽出した1つの電源ピンに
注目し、該電源ピンに接続されているコンデンサンデン
サを全て抽出する。
【0029】ステップS6では、上記抽出したコンデン
サを、容量値の小さい順にデカップリングコンデンサD
1とデカップリングコンデンサD2のグループに分類す
る。ステップS7では、デカップリングコンデンサD1
と接続されている同電位の電源ピンの番号と、その本数
(m)を調査する。
【0030】ステップS8では、後述する(7)式によ
り、上記本数(m)が定数K6を超えないか否かを判定
し、超えない場合はステップS9に移り、超える場合は
後述するステップS11に移る。
【0031】ステップS9では、同電位の電源ピンに注
目し、デカップリングコンデンサD1までの配線経路上
に有るビアを調査する。ステップS10では、デカップ
リングコンデンサD1に関する上記配線経路上に電源ベ
タ層と接続されたビアが有るか否かを検証し、該ビアが
無ければ後述するステップS13に移り、該ビアが有れ
ばステップS12に移る。
【0032】ステップS11では、上記のチェック結果
を対策指示(7)に表示出力した後、上記のステップS
10に移る。上記対策指示(7)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサの電源ピンとの接続本数を
K6本以下にしなさい」等のメッセージを含めることが
可能である。
【0033】ステップS12では、上記のチェック結果
を対策指示(2)に表示出力した後、ステップS13に
移る。上記対策指示(2)の内容には、例えば、「電源
ベタ層へのビアをここに配置してはいけません。最適な
位置に移動させなさい」等のメッセージを含めることが
可能である。
【0034】以下、図6に示すフローチャートの説明に
移る。ステップS13では、同電位の電源ピンとデカッ
プリングコンデンサD1、及び、デカップリングコンデ
ンサD2との間の配線構造と配線長(図1に示すLen
g1)を測定する。
【0035】ステップS14では、後述する(2)式に
より、デカップリングコンデンサD1について、上記の
Leng1が定数K1を超えていないか否かを判定し、
超えていなければステップS15に移り、超えていれば
後述するステップS20に移る。
【0036】ステップS15では、デカップリングコン
デンサD1、及び、デカップリングコンデンサD2とG
NDベタ層へのビアまでの配線構造と配線長(図1に示
すLeng2)を測定する。
【0037】ステップS16では、後述する(3)式に
より、デカップリングコンデンサD1、及び、デカップ
リングコンデンサD2について、上記のLeng2が定
数K2を超えていないか否かを判定し、超えていなけれ
ばステップS17に移り、超えていれば後述するステッ
プS21に移る。
【0038】ステップS17では、デカップリングコン
デンサD1、及び、デカップリングコンデンサD2のG
NDベタ層へのビアと近傍のIC・GNDピンまでの配
線構造と配線長(図1に示すLeng3)を測定する。
【0039】ステップS18では、後述する(4)式に
より、デカップリングコンデンサD1について、上記の
Leng3が定数K3を超えていないか否かを判定し、
超えていなければステップS19に移り、超えていれば
後述するステップS22に移る。
【0040】ステップS19では、デカップリングコン
デンサD1と電源ベタ層へのビアまでの配線長(図1に
示すLeng4)を測定した後、後述するステップS2
3に移る。
【0041】ステップS20では、上記のチェック結果
を対策指示(1)に表示出力した後、上記のステップS
15に移る。上記対策指示(1)の内容には、例えば、
「電源ピンとデカップリングコンデンサ間の配線長をK
1mm以下にしなさい」等のメッセージを含めることが
可能である。
【0042】ステップS21では、上記のチェック結果
を対策指示(3)に表示出力した後、上記のステップS
17に移る。上記対策指示(3)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサとGNDベタ層へのビアま
での配線長をK2mm以下にしなさい」等のメッセージ
を含めることが可能である。
【0043】ステップS22では、上記のチェック結果
を対策指示(4)に表示出力した後、上記のステップS
19に移る。上記対策指示(4)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサのGNDベタ層へのビアと
IC・GNDピンまでの配線長をK3mm以下にしなさ
い」等のメッセージを含めることが可能である。
【0044】以下、図7に示すフローチャートの説明に
移る。ステップS23では、後述する(5)式により、
デカップリングコンデンサD1について、上記のLen
g4が定数K4を超えていないか否かを判定し、超えて
いなければステップS24に移り、超えていれば後述す
るステップS30に移る。
【0045】ステップS24では、デカップリングコン
デンサD1とデカップリングコンデンサD2との間の配
線長(図1に示すLeng5)を測定する。ステップS
25では、後述する(6)式により、上記のLeng5
が定数K5を超えていないか否かを判定し、超えていな
ければステップS26に移り、超えていれば後述するス
テップS31に移る。
【0046】ステップS26では、(8),(9),
(10)式により、デカップリングコンデンサD1とデ
カップリングコンデンサD2のLeng1,Leng
2,Leng3各部の配線構造の調査結果を基に、マイ
クロストリップ配線(長さLengmicro)部分のイン
ピーダンス(Z0)を導出し、単位長さ当たりのインダ
クタンス(Lmicro)を算出する。
【0047】ステップS27では、プレーン配線(長さ
Lengplane)部分の単位長さ当たりのインダクタン
ス(Lplane)をK7と設定する。ステップS28で
は、(12),(13)式により、デカップリングコン
デンサD1、及び、デカップリングコンデンサD2を構
成要素に含み構成されるループでの寄生インダクタンス
(Ltotal1,Ltotal2)を算出する。
【0048】ステップS29では、(14),(15)
式により指定される自己共振周波数を用いて、デカップ
リングコンデンサD1、及び、デカップリングコンデン
サD2の最適容量値(Cdecoup1,Cdecoup2)を、(1
6),(17)式を用いて計算した後、後述するステッ
プS32に移る。
【0049】ステップS30では、上記のチェック結果
を対策指示(5)に表示出力した後、上記のステップS
24に移る。上記対策指示(5)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサと電源ベタ層へのビアまで
の配線長をK4mm以下にしなさい」等のメッセージを
含めることが可能である。
【0050】ステップS31では、上記のチェック結果
を対策指示(6)に表示出力した後、上記のステップS
26に移る。上記対策指示(6)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサ間の配線長をK5mm以下
にしなさい」等のメッセージを含めることが可能であ
る。
【0051】以下、図8に示すフローチャートの説明に
移る。ステップS32では、デカップリングコンデンサ
D1、及び、デカップリングコンデンサD2について、
仮設計されている容量値と上記の最適容量値とを比較
し、両者が近似値の関係にあるか否かを判定し、近似値
の関係を満たせば、ステップS33に移り、近似値の関
係が否定されれば、後述するステップS35に移る。
【0052】ステップS33では、上記ステップS5以
下の一連のチェックを、次の電源ピンに対して適用す
る。ステップS34では、全ての電源ピンをチェックし
終えたなら、上記ステップS4以下の一連のチェックを
次の高速ICに適用して後述するステップS36に移
る。
【0053】ステップS35では、上記のチェック結果
を対策指示(8)に表示出力した後、上記のステップS
33に移る。上記対策指示(8)の内容には、例えば、
「デカップリングコンデンサ間の容量値を最適値に変更
しなさい」等のメッセージを含めることが可能である。
【0054】ステップS36では、全ての高速ICをチ
ェックし終えたなら、上記全ての対策指示を出力してチ
ェックを終了する。図9は、本発明の実施の形態に係る
プリント基板の配線構造チェックシステムのチェック対
象となる配線基板上の配線の1例を示す配線図である。
【0055】図9に示す配線基板上の配線(基板配線)
は、3,7番のVCCピンと9番のGNDピンを備える
高速IC100と、1000(pF)のデカップリング
コンデンサD91と、0.1(μF)のデカップリング
コンデンサD92と、GNDベタ層へのビアG91〜G
93と、Powerベタ層へのビアP91を含む。
【0056】ここで、上記基板配線の仕様は、下記のと
おりとする。上記ICをIC100とし、動作周波数を
50.0(MHz)とし、パルス幅(以下、符号τとす
る)を10.0(ns)とし、立ち上がり時間(τr)
を1.0(ns)とし、符号Leng1で示される長さ
を25.0(mm)とし、符号Leng2で示される長
さを5.0(mm)とし、符号Leng3’で示される
長さを5.0(mm)とし、符号Leng3’’で示さ
れる長さを30.0(mm)とし、符号Leng4で示
される長さを35.0(mm)とし、符号Leng5で
示される長さを5.0(mm)とする。
【0057】図10は、本発明の実施の形態に係るプリ
ント基板の配線構造チェックシステムのチェック対象と
なる配線基板上の配線構造の1例を示す配線構造図であ
る。図10に示す配線基板上の配線構造の仕様は、下記
のとおりとする。
【0058】即ち、配線構造の型はマイクロストリップ
ラインとし、配線幅(W)を0.40(mm)=400
(μm)とし、配線厚(t)を0.04(mm)=40
(μm)とし、配線高(h)を0.10(mm)=10
0(μm)とし、比誘電率(εr)を4.3とし、実効
比誘電率(εreff)を3.6とする。
【0059】図11〜14は、本発明の実施の形態に係
るプリント基板の配線構造チェックシステムを、図9に
示す基板配線を備え、かつ図10に示す配線構造を備え
たプリント基板を対象として実行した時の処理過程を示
したフローチャートである。
【0060】図11〜14に示すフローチャートにおい
て、太い実線で示す経路は、上記実行時において実際に
実行された処理の経路を示し、破線で示す経路は、上記
実行時において実行されなかった処理の経路を示す。
【0061】ここでは、ステップS1〜S10,S1
3,S14,S20,S15〜S19,S23〜S2
9,S32,S35,S33〜S34、S36の経路で
示す間の処理が実行され、他の処理は実行されなかった
ことを示している。
【0062】以下、上記処理過程を、実際に実行された
処理をトレースして説明する。但し、ここでは、上記の
定数K1を20とし、定数K2を10とし、定数K3を
40とし、定数K4を40とし、定数K5を10とし、
定数K6を3とし、定数K7を0.005とし、定数K
8を3とし、定数K9を300とし、定数K10を30
とする。
【0063】まず、ステップS1では、初期条件とし
て、定数K1=20、定数K2=10、定数K3=4
0、定数K4=40、定数K5=10、定数K6=3、
定数K7=0.005、定数K8=3、定数K9=30
0、定数K10=30を設定する。
【0064】ステップS2では、部品番号IC100を
抽出する。ステップS3では、IC100が高速ICで
あることを確認する。ステップS4では、IC100の
電源ピンの3番と7番とを抽出する。
【0065】ステップS5,S6では、電源ピン3番に
注目し、そこに接続されているコンデンサを容量値から
デカップリングコンデンサD91とデカップリングコン
デンサD92に分類する。
【0066】ステップS7では、IC100に接続され
ている同電位の電源ピンは、3番以外に7番が存在し、
m=2であることを確認する。ステップS8では、上記
同電位の電源ピン本数が(7)式に示す条件(m≦3)
を満たしているため、対策指示(7)は表示出力しな
い。
【0067】ステップS9では、上記電源ピンとデカッ
プリングコンデンサD91との間の配線経路上にビアが
無いことを確認する。ステップS10では、上記電源ピ
ンとデカップリングコンデンサD91との間の配線経路
上にビアが無いとの条件を満たしているため、対策指示
(2)は表示出力しない。
【0068】ステップS13では、電源ピン3番とデカ
ップリングコンデンサD91との間の配線構造はマイク
ロストリップであり、配線長は10.0(mm)である
ことと、電源ピン7番とデカップリングコンデンサD9
1との間の配線構造はマイクロストリップであり、配線
長は25.0(mm)であることと、電源ピン3番とデ
カップリングコンデンサD92との間の配線構造はマイ
クロストリップであり、配線長は15.0(mm)であ
ることと、電源ピン7番とデカップリングコンデンサD
92との間の配線構造はマイクロストリップであり、配
線長は30.0(mm)であることを確認する。
【0069】ステップS14では、デカップリングコン
デンサD91について、電源ピン7番との配線長が
(2)式に示す条件(Leng1≦20)を満たさない
ため、ステップS20により、対策指示(1)を表示出
力する。
【0070】ステップS15では、デカップリングコン
デンサD91と上記ビアG92の間の配線構造はマイク
ロストリップであり、配線長は5.0(mm)であるこ
とと、デカップリングコンデンサD92と上記ビアG9
3の間の配線構造はマイクロストリップであり、配線長
は5.0(mm)であることとを測定する。
【0071】ステップS16では、デカップリングコン
デンサD91とデカップリングコンデンサD92につい
て、(3)式に示す条件(Leng2≦10)を満たし
ているため、対策指示(3)は表示出力しない。
【0072】ステップS17では、GNDピン9番と上
記ビアG91の間の配線構造はマイクロストリップであ
り、配線長(Leng3’)は5.0(mm)であるこ
とと、ビアG91とビアG92の間の配線構造はプレー
ンであり、配線長(Leng3’’)は30.0(m
m)であることと、上記ビアG91とビアG93の間の
配線構造はプレーンであり、配線長は35.0(mm)
であることと、デカップリングコンデンサD91につい
て、上記ビアG92とGNDピン9番の間の配線長(L
eng3=Leng3’+Leng3’’)は35.0
(mm)であることと、デカップリングコンデンサD9
2について、上記ビアG93とGNDピン9番の間の配
線長は40.0(mm)であることとを測定する。
【0073】ステップS18では、デカップリングコン
デンサD91について、(4)式に示す条件(Leng
3≦40)を満たしているため、対策指示(4)は表示
出力しない。
【0074】ステップS19では、デカップリングコン
デンサD91と上記ビアP1間の配線長(Leng4)
として35.0(mm)を測定する。ステップS23で
は、デカップリングコンデンサD91について、(5)
式に示す条件(Leng4≦40)を満たしているた
め、対策指示(5)は表示出力しない。
【0075】ステップS24では、デカップリングコン
デンサD91とデカップリングコンデンサD92の間の
配置距離(Leng5)として5.0(mm)を測定す
る。ステップS25では、(6)式に示す条件(Len
g5≦10)を満たしているため、対策指示(6)は表
示出力しない。
【0076】ステップS26では、デカップリングコン
デンサD91について、Lengmi cro=35.0(m
m)と、Z0=21.0(Ω)と、Lmicro=131
(nH/m)を算出し、さらに、デカップリングコンデ
ンサD92について、Lengmi cro=40.0(m
m)と、Z0=21.0(Ω)と、Lmicro=131
(nH/m)を算出する。
【0077】ステップS27では、(11)式により、
デカップリングコンデンサD91について、Leng
plane=30.0(mm)と、Lplane=0.005(n
H/mm)を設定し、さらに、デカップリングコンデン
サD92について、Lengpl ane=40.0(mm)
と、Lplane=0.005(nH/mm)を設定する。
【0078】ステップS28では、(12),(13)
式により、デカップリングコンデンサD91について、
total1=7.75(nH)と、デカップリングコンデ
ンサD92について、Ltotal2=8.45(nH)を算
出する。
【0079】ステップS29では、デカップリングコン
デンサD91について、Cdecoup1=36(pF)と、
デカップリングコンデンサD92について、Cdecoup2
=0.85(μF)を算出する。
【0080】ステップS32では、デカップリングコン
デンサD91について、仮設計値(即ち、実容量値)=
100(pF)と、上記最適値(Cdecoup1)=36
(pF)とを比較し、同様に、デカップリングコンデン
サD92について、仮設計値(即ち、実容量値)=0.
1(μF)と、上記最適値(Cdecoup2)=0.85
(μF)とを比較し、この場合はいずれも設計値≒最適
値の条件を満たしていないため、ステップS35にて、
対策指示(8)を表示出力する。
【0081】ステップS33では、次の電源ピン7番
は、上記チェック済の電源ピン3番と同電位であり、既
にチェック済としてよく、これ以外に他の電源ピンは無
いことを確認する。
【0082】ステップS34では、IC100以外の他
のICが存在しないことを確認する。ステップS36で
は、上記表示出力された対策指示(1),(8)を表示
画面または印字用紙(いずれも図示は省略)に表示して
チェックを終了する。
【0083】(数式に係る説明)以下、上記フローチャ
ート中の処理の説明で参照した数式を説明する。まず、
ステップS3に係る数式として、下記の(1)式があ
る。
【0084】
【数1】 τr≦5 (ns) …………………………………………………………(1) 次に、ステップS14に係る数式として、下記の(2)
式がある。
【0085】
【数2】 Leng1≦K1 (mm) ………………………………………………(2) また、ステップS16に係る数式として、下記の(3)
式がある。
【0086】
【数3】 Leng2≦K2 (mm) ………………………………………………(3) また、ステップS18に係る数式として、下記の(4)
式がある。
【0087】
【数4】 Leng3≦K3 (mm) ………………………………………………(4) また、ステップS23に係る数式として、下記の(5)
式がある。
【0088】
【数5】 Leng4≦K4 (mm) ………………………………………………(5) また、ステップS25に係る数式として、下記の(6)
式がある。
【0089】
【数6】 Leng5≦K5 (mm) ………………………………………………(6) 次に、ステップS8に係る数式として、下記の(7)式
がある。
【0090】
【数7】 m≦K6 ………………………………………………………………………(7) また、ステップS26に係る数式として、下記の
(8),(9),(10)式がある。
【0091】
【数8】 Z0=87/[(εreff+1.41)×ln(5.98h/(0.8w+t) )]1/2 ………………………………………………………………………(8)
【0092】
【数9】 εreff=(εr+1)/2+(εr−1)/(2(1+10h/w)1/2) … …………………………………………………………………………………(9)
【0093】
【数10】 Lmicro=(εreff×Z0/C01/2………………………………(10) また、ステップS27に係る条件式として、下記の(1
1)式がある。
【0094】
【数11】 Lplane=K7 (nH/mm) ………………………………………(11) さらに、ステップS28に係る条件式として、下記の
(12),(13)式がある。
【0095】
【数12】 Ltotal1=(Lmicro×Lengmicro+Lplane×Lengplane)+K8 ( nH) …………………………………………………………………………(12)
【0096】
【数13】 Ltotal1=(Lmicro×Lengmicro+Lplane×Lengplane)+K8 ( nH) …………………………………………………………………………(13) 次に、ステップS29に係る条件式として、下記の(1
4),(15)式、及び、(16),(17)式があ
る。
【0097】
【数14】 fdecoup1=K9 (MHz) ………………………………………(14)
【0098】
【数15】 fdecoup2=K10 (MHz) ……………………………………(15)
【0099】
【数16】 Cdecoup1=1/(4π2×fdecoup1 2L) ……………………………(16)
【0100】
【数17】 Cdecoup2=1/(4π2×fdecoup2 2L) ……………………………(17) なお、上記の数式は、下記の意味において使用される。
【0101】(1)式により、デカップリングコンデン
サを必要とするICを決定する。(2)式により、上部
の電源ピンからデカップリングコンデンサD1までの距
離(Leng1)が条件を満たしているか否かを確認す
る。なお、該確認に際しては、符号Leng1で示す距
離にわたる配線領域上に、電源ベタ層へのビアが存在し
ないことも確認する。
【0102】(3)式により、デカップリングコンデン
サD1からGNDベタ層へのビアG2までの距離(Le
ng2)が条件を満たしているか否かを確認する。
(4)式により、GNDベタ層へのビアG2からGND
ピンまでの距離(Leng3)が条件を満たしているか
否かを確認する。但し、GNDピン側のビア(即ち、G
NDビア層へのビアG1)とデカップリングコンデンサ
D1側のビア(即ち、GNDビア層へのビアG2)との
間の距離は直線距離により算出する。
【0103】(5)式により、デカップリングコンデン
サD1の電源ピンとPowerベタ層へのビアP1との
間の距離(Leng4)が条件を満たしているか否かを
確認する。
【0104】(6)式により、デカップリングコンデン
サD1とデカップリングコンデンサD2との間の距離
(Leng5)が条件を満たしているか否かを確認す
る。但し、デカップリングコンデンサD3(図示は省
略)が存在する場合(図示は省略)は、デカップリング
コンデンサD2とデカップリングコンデンサD3との間
の距離が条件を満たしているか否かを確認する。
【0105】(7)式により、デカップリングコンデン
サD1へ接続するIC電源ピンの本数が(定数K6)本
以内であるか否かを確認する。(8)〜(10)式によ
り、電源配線構造がマイクロストリップ構造の場合にお
いて、マイクロストリップラインの単位長さ当たりの寄
生インダクタンスを計算する。
【0106】(11)式により、電源配線自体が電源プ
レーンまたはグランドプレーンの場合に、該プレーンの
単位長さ当たりの寄生インダクタンスを計算する。(1
2)式により、デカップリングコンデンサD1に接続さ
れている複数本の電源配線各々の内で最も長い電源配線
に最も近いGNDピンと、デカップリングコンデンサD
1とで構成されるループにおける寄生インダクタンスを
計算する。
【0107】(13)式により、デカップリングコンデ
ンサD2に対しても、上記と同様の寄生インダクタンス
を計算する。(14)式により、デカップリングコンデ
ンサD1の自己共振周波数を指定する。
【0108】(15)式により、デカップリングコンデ
ンサD2の自己共振周波数を指定する。(16)式によ
り、デカップリングコンデンサD1の容量値を決定す
る。
【0109】(17)式により、デカップリングコンデ
ンサD2の容量値を決定する。なお、図5〜7のフロー
チャートで示した処理を実行するプログラムなど、本発
明の実施の形態に係るプリント基板の配線構造チェック
システムに上記の処理を行わせるためのプログラムは、
CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少
なくともマイクロコンピュータ,パーソナルコンピュー
タ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上
記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行す
るものとしてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明では、対
象とするプリント基板上の高速ICに接続されたデカッ
プリングコンデンサに対し、該コンデンサに接続された
該高速ICの同電位の電源ピンの本数と、該同電位の電
源ピンと該コンデンサの電源ピンとの間のビアの有無を
チェックすると共に、上記対象とするプリント基板上に
配置された上記デカップリングコンデンサを含む複数の
デカップリングコンデンサの最適な配置位置、及び、最
適な容量値を、簡単な計算式を用いて算出し、仮設計さ
れている上記デカップリングコンデンサの現在の配置位
置、及び、容量値が上記算出結果と大きく異なる場合に
は、当該デカップリングコンデンサの配置位置、及び、
容量値が最適になるように指示するメッセージを出力す
るようにしたので、従来の設計工程を変えることなく、
さらに、設計コストを上げることなく、電源またはグラ
ンドネットが数百ネットもあるような大規模回路におい
て、デカップリングコンデンサの各々が受け持つ、電源
ピン(またはグランドピン)の区別を明確にし、かつ、
上記電源ピン(またはグランドピン)を含む回路におい
て、デカップリングコンデンサの最適な容量値、及び、
最適な配置位置を決定することができる。
【0111】また、上記電源ピン周辺で発生すると思わ
れるバウンスノイズを大幅に抑えることができる。さら
に、該バウンスノイズが原因で発生する放射ノイズも大
幅に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
構造チェックシステムのチェック対象となる配線基板上
の電源プレーンと配線との関係を示す配線図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
構造チェックシステムのチェック対象となるマイクロス
トリップラインと呼ばれる配線構造を示す配線構造図で
ある。
【図3】本発明に係るプリント基板の配線構造チェック
システムのチェック対象となるシングルストリップライ
ンと呼ばれる配線構造を示す配線構造図である。
【図4】本発明に係るプリント基板の配線構造チェック
システムのチェック対象となるダブルストリップライン
と呼ばれる配線構造を示す配線構造図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
設計支援方法の配線構造チェックシステムの動作を示す
フローチャート(1/4)である。
【図6】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
設計支援方法の配線構造チェックシステムの動作を示す
フローチャート(2/4)である。
【図7】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
設計支援方法の配線構造チェックシステムの動作を示す
フローチャート(3/4)である。
【図8】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
設計支援方法の配線構造チェックシステムの動作を示す
フローチャート(4/4)である。
【図9】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配線
構造チェックシステムのチェック対象となる配線基板上
の配線の1例を示す配線図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配
線構造チェックシステムのチェック対象となる配線基板
上の配線構造の1例を示す配線構造図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配
線構造チェックシステムを、図9に示す基板配線を備
え、かつ図10に示す配線構造を備えたプリント基板を
対象として実行した時の処理過程を示したフローチャー
ト(1/4)である。
【図12】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配
線構造チェックシステムを、図9に示す基板配線を備
え、かつ図10に示す配線構造を備えたプリント基板を
対象として実行した時の処理過程を示したフローチャー
ト(2/4)である。
【図13】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配
線構造チェックシステムを、図9に示す基板配線を備
え、かつ図10に示す配線構造を備えたプリント基板を
対象として実行した時の処理過程を示したフローチャー
ト(3/4)である。
【図14】本発明の実施の形態に係るプリント基板の配
線構造チェックシステムを、図9に示す基板配線を備
え、かつ図10に示す配線構造を備えたプリント基板を
対象として実行した時の処理過程を示したフローチャー
ト(4/4)である。
【符号の説明】
1……IC(集積回路)、D1,D2……デカップリン
グコンデンサ、G1,G2,G3……GND(接地)ベ
タ層へのビア、P1……Power(電源)ベタ層への
ビア、RG……GND配線、RP……Power配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に仮設計された配線の配
    線構造をチェックするためのプリント基板の配線構造チ
    ェックシステムであって、 前記配線上に存在する部品群リストから全てのICの部
    品番号を抽出すると共に、前記IC各々の特性仕様を抽
    出し、該特性仕様に含まれる前記IC周辺パルス電流の
    “立ち上がり時間”から、チェック対象となる高速IC
    を選別する対象抽出手段と、 前記抽出された高速ICについて、該高速ICに接続さ
    れたコンデンサを全て抽出すると共に、該抽出されたコ
    ンデンサを容量値の小さい順に第1のデカップリングコ
    ンデンサと、第2のデカップリングコンデンサのグルー
    プに分類する分類手段と、 前記高速ICの電源ピンの内、前記第1のデカップリン
    グコンデンサの電源ピンと接続されている同電位の電源
    ピンの本数が所定の本数を超える場合に第1の対策指示
    を表示する第1の対策表示手段と、 前記同電位の電源ピンから前記第1のデカップリングコ
    ンデンサに至る配線経路上にビアが存在する場合に第2
    の対策指示を表示する第2の対策指示を表示する手段
    と、 前記第1と第2のデカップリングコンデンサの最適配置
    を異なる複数のチェック項目を反映した複数の数式によ
    り求める最適配置計算手段と、 前記第1と第2のデカップリングコンデンサの仮設計と
    して与えられた配置を、前記複数の数式により求めた最
    適配置の各々と照合してチェックすると共に、前記比較
    対象間に所定の限界を超える不一致が存在する場合に、
    第3の対策指示を表示する第3の対策表示手段と、 前記第1と第2のデカップリングコンデンサが備えるべ
    き最適容量値をそれぞれ計算する最適容量値計算手段
    と、 前記第1と第2のデカップリングコンデンサに仮設計と
    して与えられた容量値と前記最適容量値とを比較する比
    較手段と、 前記比較対象間に所定の限界を超える不一致が存在する
    場合に、第4の対策指示を表示する第4の対策表示手段
    と、 を有することを特徴とするプリント基板の配線構造チェ
    ックシステム。
  2. 【請求項2】 前記同電位の電源ピンから前記第1のデ
    カップリングコンデンサに至る配線長が所定の第1の配
    線長を超える場合に、第5の対策指示を表示する第5の
    対策表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    プリント基板の配線構造チェックシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1のデカップリングコンデンサの
    接地ピンから該接地ピンに接続された接地ベタ層へのビ
    アまでの距離、または、前記第2のデカップリングコン
    デンサの接地ピンから該接地ピンに接続された接地ベタ
    層へのビアまでの距離のいずれかが所定の第2の配線長
    を超える場合に、第6の対策指示を表示する第6の対策
    表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリ
    ント基板の配線構造チェックシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1のデカップリングコンデンサの
    接地ピンに接続された接地ベタ層へのビアから前記高速
    ICの接地ピンに至る配線長が所定の第3の配線長を超
    える場合に、第7の対策指示を表示する第7の対策表示
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリント
    基板の配線構造チェックシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1のデカップリングコンデンサと
    電源ベタ層との間の配線長が所定の第4の配線長を超え
    る場合に、第8の対策指示を表示する第8の対策表示手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリント基
    板の配線構造チェックシステム。
  6. 【請求項6】 前記第1のデカップリングコンデンサと
    前記第2のデカップリングコンデンサとの間の配線長が
    所定の第5の配線長を超える場合に、第9の対策指示を
    表示する第9の対策表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のプリント基板の配線構造チェックシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記配線構造の型が、マイクロストリッ
    プライン、シングルストリップライン、ダブルストリッ
    プラインのいずれか1つであることを特徴とする請求項
    1記載のプリント基板の配線構造チェックシステム。
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