JP2002016077A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JP2002016077A
JP2002016077A JP2000193245A JP2000193245A JP2002016077A JP 2002016077 A JP2002016077 A JP 2002016077A JP 2000193245 A JP2000193245 A JP 2000193245A JP 2000193245 A JP2000193245 A JP 2000193245A JP 2002016077 A JP2002016077 A JP 2002016077A
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film
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emitter
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Mitsuo Bito
三津雄 尾藤
Haruhiko Fujimoto
晴彦 藤本
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース層の抵抗が低く、リーク電流が小さい
高速化と低リークの両特性を備え、しかも小型化した半
導体装置を提供する。 【解決手段】 第1の方法は、ベースとなるSi−Ge
混晶層とエミッタとなるシリコンエピタキシャル膜を連
続して成膜し、ウエットエッチングによりシリコンエピ
タキシャル膜を除去してエミッタを形成する。第2の方
法は、ベースとなるSi−Ge混晶層とエミッタとなる
シリコンエピタキシャル膜の上にシリコン酸化膜とシリ
コン窒化膜を形成し、シリコン窒化膜を選択性エッチャ
ントを用いてウエットエッチングしてエミッタ開口部を
形成する。いずれの方法でもエミッタとなるシリコンエ
ピタキシャル膜にプラズマダメッジが入らないので、リ
ーク電流が小さい半導体装置が得られる。また、エミッ
タ周囲の側壁を薄くできるのでベース抵抗を低くするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン−ゲルマ
ニウム(Si−Ge)合金ベース層のヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタ半導体装置の製造方法並びにその方法
により得られた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Si−Ge合金をベース層とするヘテロ
接合バイポーラトランジスタが、広い周波数応答及び低
雑音という有利な特性を備えたものであることは良く知
られている。例えば、Si−Ge合金をベースとするヘ
テロ接合バイポーラトランジスタの製造方法としては、
特開平9−186172に開示されているように、シリ
コン基板上に埋め込み型サブコレクタ領域、コレクタ
層,ロコス法( Local Oxidation of Silikon: LOC
OS)からなる酸化膜を形成した後、ベース領域となる
バッファ層としてのシリコン層、ボロン(B)ドープの
Si−Ge合金層、及びキャッピング層としてのシリ
コン層を基板全面に非選択成長させ、不要領域をリソグ
ラフィーによるパターニングにより除去し、その上に酸
化膜を形成した後、活性領域となる部分にのみ開口部を
窓明けし、基板全面にAsをドープした多結晶シリコン
を載置して、熱処理することにより多結晶シリコン中の
不純物であるAsをキャッピング層であるシリコン層に
拡散させて、真性エミッタ領域を形成している。
【0003】さらに詳しくは、まずシリコン基板上の所
定の位置に、As等をイオン注入して埋め込み型のサブ
コレクタ領域を形成する。次に通常のCVD法または熱
酸化法により、シリコン酸化膜を形成する。次いで、該
シリコン酸化膜の所定の位置に通常の方法で開口部が明
けられ、この開口部内にシリコン膜が選択的エピタキシ
ャル成長によって成膜され、Asをドーピングしてコレ
クタ層が形成される。次いで、Si−Ge合金の成長を
容易にするため、シランを用いてシリコン膜を成長させ
る。シリコン膜は、外因性エミッタ領域では酸化物上に
成長させるので多結晶膜として形成される。一方、真性
エミッタ部分では単結晶シリコン上にエピタキシャル膜
として形成される。次に、ベース領域となるSi−Ge
合金層が形成される。Si−Ge合金層は先のシリコン
膜と同様に、外因性エミッタ領域では多結晶膜として形
成され、真性エミッタ部分ではエピタキシャルに成長す
る。
【0004】次に、Si−Ge合金層の上全面にシリコ
ン膜をエピタキシャル成長させる。このシリコン膜も先
の場合と同様に、外因性エミッタ領域では多結晶膜とし
て形成され、真性エミッタ部分ではエピタキシャルに成
長する。次いで、約300nm程度の厚さのシリコン酸
化膜を、化学気相成長法等によって形成し、このシリコ
ン酸化膜のエミッタ領域に相当する位置に、反応イオン
エッチングを利用してエミッタ開口部を設ける。次い
で、このエミッタ開口部を含む全面に多結晶シリコンを
堆積させると、多結晶シリコンが前記エミッタ開口部内
を埋め尽くす。
【0005】次に、レジスト処理及びその後のエッチン
グ処理により、前記多結晶シリコン膜及びその下のシリ
コン酸化膜を所定の形状にパターニングする。次いで、
先のSi−Ge合金層及びSi−Ge合金層を挟む上下
のシリコンエピタキシャル膜に、ボロン(B)及びボロ
ンジフルオライド(BF)をイオン注入して、外因性ベ
ース領域を形成する。その後、フォトリソグラフィーに
より、前記Si−Ge合金層及びSi−Ge合金層を挟
む上下のシリコンエピタキシャル膜をパターニングし
て、外因性ベース領域を形成する。
【0006】最後に、エミッタ上側のコンタクト層及び
ベースコンタクト層を形成する。この工程は、チタニウ
ムジシリサイドを640℃で60秒間、次いで800℃
で40秒間の急速熱アニーリングプロセスを用いて自己
整合的に成長させることにより行われる。このアニール
は、好ましくは窒素気流中で行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、以下に述べるような問題点がある。即ち、 1)エミッタ部を形成する際に、約300nm程度の厚
いシリコン酸化膜をプラズマ強化化学気相成長法により
成膜し、しかる後該シリコン酸化膜をプラズマイオンエ
ッチングしてエミッタ開口部を形成する。この際、エミ
ッタ開口部直下の将来エミッタとなるべきシリコンエピ
タキシャル膜やベースとなるSi−Ge合金層にプラズ
マダメージが入り、接合リークが生じるためリーク電流
が大きくなり、トランジスタの性能が低下する。 2)エミッタ電極と外部ベース領域との間の絶縁分離領
域を形成する際に、シリコン酸化膜のエッチングによる
開口部の形成及びエミッタ電極のエッチングによる形成
と、2回のリソグラフィー工程を使用して形成するの
で、リソグラフィーのズレ分の余裕を見込まねばなら
ず、その分絶縁分離領域が大きくなる。絶縁分離領域の
下部のSi−Geベース層は低抵抗化するための手段が
無く、絶縁分離領域が大きくなると、それだけベース抵
抗が大きくなり、トランジスタの性能に悪影響を及ぼす
こととなる。従来技術では、捏塩分離領域の幅を0.5
μm以下に狭くすることは困難であった。 3)エミッタ電極と外部ベース領域との間の絶縁分離領
域を形成する際に、シリコン酸化膜のエッチングによる
開口部の形成及びエミッタ電極のエッチングによる形成
と、2回のリソグラフィー工程を使用して形成するの
で、リソグラフィー工程のズレを見込んで、シリコン酸
化膜の開口部サイズよりもエミッタ電極のサイズをを大
きくしなければならず、その分だけ素子の微細化が困難
となる。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、素子の高速化と低リークの両特性
を備え、しかも小型化した半導体装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の方法は、シリコンゲルマニウム合金
をベース層とするプレーナ型バイポーラトランジスタの
製造方法であって、第1導電型のコレクタ層が形成され
たシリコン基板上に、シリコンとゲルマニウムの合金か
らなる前記第1の導電型とは反対型の第2導電型のベー
ス領域を形成し、該ベース領域を含む前記基板全面に多
結晶シリコン層と絶縁膜を順次連続的に形成した後、前
記ベース領域内の活性領域の上部以外の前記絶縁膜と前
記多結晶シリコン層の一部とをドライエッチングにより
除去した後、露出した残りの前記多結晶シリコン層をウ
エットエッチングにより除去して前記活性領域上にエミ
ッタ電極部を形成し、次いで、該エミッタ電極部上の前
記絶縁膜を除去した後、該エミッタ電極部を含む前記シ
リコン基板全面を絶縁膜にて被覆した後に、該絶縁膜を
エッチバックして該エミッタ電極部に側壁を形成する製
造方法を採用した。
【0010】この方法によれば、ベース層となるSi−
Ge合金層とエミッタとなるシリコンエピタキシャル層
を連続成膜し、これらSi−Ge合金層とシリコンエピ
タキシャル層の上部でプラズマ処理をすることは無いの
で、Si−Ge合金層やシリコンエピタキシャル層にプ
ラズマダメージが入ることも無く、リーク電流が少なく
なるので高特性のバイポーラトランジスタが得られる。
また、この方法によれば、エミッタ領域の周囲に側壁を
形成するに際して、エミッタ用多結晶シリコンの周囲を
シリコン酸化膜で覆った後、所定のエッチング条件でシ
リコン酸化膜を除去して形成するので、側壁の厚さを薄
く形成することが可能となり、側壁直下の高抵抗のベー
ス領域を0.1μm程度に狭く構成することが可能とな
るので、ベース抵抗の小さな高性能のトランジスタを得
ることができる。それと同時に、半導体素子の微細化に
も貢献するものとなる。
【0011】また、本発明の半導体装置の製造方法にあ
っては、前記側壁を形成後、前記シリコン基板表面全面
に電極形成用金属膜を形成した後、熱処理を施して金属
シリサイド膜を形成し、電極部以外の該金属シリサイド
膜をエッチングにより除去する方法を採用することがで
きる。金属シリサイド膜を使用することより、容易にベ
ース抵抗を低くすることができる。
【0012】また、本発明のもう一つの半導体装置の製
造方法は、シリコンゲルマニウム合金をベース層とする
プレーナ型バイポーラトランジスタの製造方法であっ
て、第1導電型のコレクタ層が形成されたシリコン基板
上に、シリコンとゲルマニウムの混晶相からなる前記第
1の導電型とは反対型の第2導電型のベース領域を形成
し、該ベース領域を含む前記基板全面にシリコン窒化膜
とシリコン酸化膜を順次連続的に形成した後、該ベース
領域内の活性領域上の該シリコン酸化膜をドライエッチ
ングにより除去した後、露出した該シリコン窒化膜をウ
エットエッチングにより除去して開口部を形成し、次い
で該開口部を含む前記シリコン基板全面に多結晶シリコ
ン層を形成した後、該多結晶シリコン層をエッチバック
してエミッタ電極部を形成し、次いで前記シリコン窒化
膜と前記シリコン酸化膜を除去した後、該エミッタ電極
部を含む前記シリコン基板全面に絶縁膜を形成し、該絶
縁膜をエッチバックして該エミッタ電極部に側壁を形成
する半導体装置の製造方法とした。
【0013】この方法によれば、シリコン酸化膜をエッ
チングしてエミッタ開口部を形成する際に、シリコン酸
化膜の下にシリコン窒化膜を配置し、シリコン酸化膜の
エッチングはドライエッチングで行い、シリコン窒化膜
のエッチングはウエットエッチングで行うので、将来エ
ミッタ領域となるシリコンエピタキシャル層やベース層
であるSi−Ge合金層にはプラズマダメッジが入るこ
とは無い。従って、リーク電流が少なくなるので高特性
のバイポーラトランジスタが得られる。また、本発明の
半導体装置の製造方法にあっても、前記側壁を形成する
際にエミッタ用多結晶シリコンの周囲のシリコン酸化膜
を、所定のエッチング条件で除去して形成するので、側
壁の厚さを薄く形成することが可能となり、側壁直下の
高抵抗のベース領域を0.1μm程度に狭く構成するこ
とが可能となるので、ベース抵抗の小さな高性能のバイ
ポーラトランジスタを得ることができる。それと同時
に、半導体素子の微細化にも貢献するものとなる。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法にあ
っても、前記側壁を形成後、前記シリコン基板表面全面
に電極形成用金属膜を形成した後、熱処理を施して金属
シリサイド膜を形成し、電極部以外の該金属シリサイド
膜をエッチングにより除去する方法を採用することがで
きる。金属シリサイド膜を使用することにより容易にベ
ース抵抗を低くすることができる。
【0015】本発明の半導体装置は、前記第2の半導体
装置の製造方法によって得られる半導体装置であって、
シリコンゲルマニウム合金をベース層とするプレーナ型
バイポーラトランジスタ半導体装置であって、シリコン
ゲルマニウム合金のベース層上に多結晶シリコンからな
るエミッタ電極部を有し、該エミッタ電極部は周囲を絶
縁膜材からなる側壁で囲まれてベース領域と分離されて
おり、前記シリコンゲルマニウム混晶ベース層と接する
部分の該側壁の厚さが他の部分の側壁の厚さよりも薄い
半導体装置である。このような側壁の厚さが薄い半導体
装置の構造を採用することにより、側壁直下の高抵抗部
分が少なくなり、ベース抵抗が小さな半導体装置とする
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明を詳細に
説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態の
方法によって得られる半導体装置の断面を示す図であ
る。図1において埋め込みサブコレクタ層1を設けたp
型シリコン基板10に、素子分離のためのLOCOS酸
化膜3を形成し、一方のLOCOS酸化膜3の上にはベ
ース層となるエピタキシャルに成長させたシリコンゲル
マニウム合金層7とチタンシリサイド膜13を介して、
Al−Si合金からなるベース電極41が設けてある。
もう一方のLOCOS酸化膜3には、埋め込みサブコレ
クタ層1まで達するコレクタ開口部を設け、コレクタ補
償領域5、多結晶シリコン11及びチタンシリサイド膜
13を順次載置して、Al−Si合金からなるコレクタ
電極31を設けてある。さらに、LOCOS酸化膜3が
無い部分には、リンドープのシリコンエピタキシャル層
2を設け、このシリコンエピタキシャル層2の上にベー
ス層となるエピタキシャルなシリコンゲルマニウム(S
i−Ge)合金層7、エミッタ電極領域となるシリコン
エピタキシャル膜8、多結晶シリコン11及びチタンシ
リサイド膜13を順次載置して、Al−Si合金からな
るエミッタ電極21を設けてある。エミッタ電極領域周
囲には絶縁膜からなる側壁15が設けられている。
【0017】図1に示す半導体装置においては、エミッ
タ電極用の多結晶シリコン11の周囲の側壁15の幅は
極力狭く構成されているので、側壁15の下のベース層
である高抵抗のSi−Ge合金層7の幅は狭く、ベース
層の大部分は低抵抗のチタンシリサイド膜13で覆われ
て構成されているので、ベース抵抗の小さな半導体装置
となっている。
【0018】次に、図面を使用して、本発明の第1の実
施形態の半導体装置の製造方法について詳しく説明す
る。図2〜図13に、本発明の第1の半導体装置の製造
方法の工程断面図を示す。先ず、図2に示すようにp型
シリコン基板10の、素子領域にのみAsイオンを注入
し、活性化のための熱処理を行って埋め込みサブコレク
タ層1を形成する。その上にLP−CVDによりリンド
ープのシリコンエピタキシャル層2を成膜した後、LO
COS酸化膜3により素子間分離を行う。次に、図3に
示すようにコレクタ電極開口部33を開け、該コレクタ
電極開口部33にリンイオン35を注入してコレクタ補
償領域5を形成し、熱酸化を行ってコレクタ補償領域5
の活性化処理と、コレクタ補償領域5上への酸化膜の形
成を行う。
【0019】続いて、図4に示すように、ベース層とな
るエピタキシャルなアンドープ又はボロンドープのシリ
コンゲルマニウム(Si−Ge)合金層7と、将来エミ
ッタとなるアンドープのシリコンエピタキシャル膜8を
LP−CVDにより連続して成膜する。しかる後、コレ
クタ電極部30のSi−Ge合金層7及びシリコンエピ
タキシャル膜8を所定の形状にパターニングしてエッチ
ング除去する。次いで、図5に示すように、コレクタ電
極開口部33の酸化膜を除去した後、LP−CVDによ
りリンドープの多結晶シリコン11を載置し、さらにA
P−CVDによりシリコン酸化膜9を成膜する。
【0020】次いで、エミッタ電極部20及びコレクタ
電極部30のシリコン酸化膜9をリソグラフィーにより
パターニングして、レジストパターン4をマスクとして
前記シリコン酸化膜9、及び多結晶シリコン11の深さ
方向の9割方をドライエッチングにより除去して、図6
に示すようにエミッタ電極部20及びコレクタ電極部3
0以外の部分に僅かの多結晶シリコン11を残す。ドラ
イエッチングにより多結晶シリコン11を全部除去しよ
うとすると、シリコンエピタキシャル膜8及びSi−G
e合金層7にプラズマダメッジが入る恐れがあるので、
ドライエッチングは多結晶シリコン11の一部にとどめ
るべきである。
【0021】そして、次に図7に示すように、レジスト
パターン4を除去した後、シリコン酸化膜9をマスクと
して前記僅かに残った多結晶シリコン11とシリコンエ
ピタキシャル膜8を、選択性エッチャントを用いてウエ
ットエッチングして除去する。選択性エッチャントとし
ては、例えばエチレンジアミン・ピロカテコール水溶液
が利用できる。シリコンエピタキシャル膜8をウエット
エッチングすれば、ベース層となるSi−Ge合金層7
にプラズマダメージが入ることは無い。また、この際S
i−Ge合金層7は、エッチングストッパーとして作用
するので、必要以上にエッチングが進むこともない。ま
た、この時シリコン酸化膜9はエミッタ電極部20及び
コレクタ電極部30の多結晶シリコン11の上に、傘状
に残っている。
【0022】次に、図8に示すように、この傘状に残っ
ているシリコン酸化膜9を残したまま、AP−CVDに
より基板全面に再度シリコン酸化膜26を約1,000
Å程度の厚さに成膜する。次いで、図9に示すように、
先に成膜したシリコン酸化膜26をドライエッチングに
よりエッチバックして、エミッタ電極部20及びコレク
タ電極部30の周囲に側壁15,16をそれぞれ形成す
る。この時、側壁15,16の幅は、シリコン酸化膜9
の厚さとエッチング条件によって決まる。従って、シリ
コン酸化膜9の厚さによってエッチング条件を最適に設
定して、側壁15,16の幅がなるべく薄くなるように
する。側壁15,16の幅が薄くなれば、その下の側壁
15,16によって覆われる高抵抗のSi−Ge合金層
7の幅も狭くなり、ベース抵抗を低くすることが可能に
なる。
【0023】続いて、図10に示すように、基板全面に
スパッタにより下地膜としてのTiとその上にTiNを
成膜し(Ti/TiN膜を符号12で表示)、熱処理を
する。熱処理をすることによりTi/TiN膜12はよ
り抵抗の低いチタンシリサイド膜13となる。さらにこ
のチタンシリサイド膜13をフッ酸過水により除去し
て、図11に示すように、エミッタ電極部20、コレク
タ電極部30及びベース電極部40の上面部のみに、チ
タンシリサイド膜13を残す。これによりベース層とな
るSi−Ge合金層7は、側壁15の直下を除いて抵抗
の低いチタンシリサイド膜13で覆われることになり、
ベース抵抗の低い半導体装置が得られる。
【0024】最後に、図12に示すように、AP−CV
Dにより再度全面にシリコン酸化膜27を形成し、所定
にパターニングとエッチングを行って、エミッタ電極部
20、コレクタ電極部30及びベース電極部40にそれ
ぞれエミッタ電極開口部23、コレクタ電極開口部33
及びベース電極開口部43を設ける。次いで、図13に
示すように、電極となるアルミニウム−シリコン(Al
−Si)合金膜17を全面にスパッタにより成膜し、所
定の形状にパターニングとエッチングをして、エミッタ
電極21、コレクタ電極31及びベース電極41を形成
する。このようにして図1に示すバイポーラ型半導体装
置を得る。
【0025】このようにして得られた半導体装置は、ベ
ース層となるSi−Ge合金層とエミッタとなるシリコ
ンエピタキシャル層を連続成膜し、これらSi−Ge合
金層とシリコンエピタキシャル層の上部でプラズマ処理
をすることは無いので、Si−Ge合金層やシリコンエ
ピタキシャル層にプラズマダメージが入ることも無く、
リーク電流が少なくなるので高特性の半導体装置バイポ
ーラトランジスタが得られる。また、この方法により得
られた半導体装置は、エミッタ領域の周囲に側壁を形成
するのに際して、エミッタ用多結晶シリコンの周囲をシ
リコン酸化膜で覆った後、所定のエッチング条件でシリ
コン酸化膜を除去して形成するので、側壁の厚さを薄く
形成することが可能となり、側壁直下の高抵抗のベース
領域を極力狭く構成することが可能となるので、ベース
抵抗の小さな高性能のトランジスタを得ることができ
る。それと同時に、半導体素子の微細化にも貢献するも
のとなる。
【0026】また、この方法により得られた半導体装置
は前記側壁を形成後、前記シリコン基板表面全面に電極
形成用金属膜を形成した後、熱処理を施して抵抗の低い
金属シリサイド膜をSi−Ge合金層の上に形成するこ
とより、ベース抵抗の低い半導体装置となっている。
【0027】(第2の実施形態)図24に、本発明の第
2の実施形態の製造方法によって得られる半導体装置の
断面図を示す。図1に示す第1の製造方法によって得ら
れる半導体装置と異なる点は、エミッタ電極部120の
側壁115のシリコンゲルマニウム(Si−Ge)合金
層107と接する部分の厚さが、他の部分よりも薄くな
っている点である。その他の構造は、第1の実施形態の
場合と同様である。第2の実施形態によって得られた半
導体装置においても、エミッタ開口部を形成するのに際
してウエットエッチングを採用するので、ベース層とな
るSi−Ge合金層やエミッタとなるシリコンエピタキ
シャル層にプラズマダメッジがはいることは無く、リー
ク電流が少なくなるので高特性の半導体装置バイポーラ
トランジスタが得られる。
【0028】また、この方法により得られた半導体装置
は、エミッタ領域を形成するのに際してシリコン酸化膜
であらかじめエミッタ開口部を形成しておき、該エミッ
タ開口部内にエミッタ用の多結晶シリコンを埋め込み、
しかる後、エミッタ領域の周囲に側壁を形成する。この
時、エミッタ開口部を形成するシリコン酸化膜を所定の
エッチング条件で除去して形成するので、側壁の厚さを
薄く形成することが可能となり、側壁直下の高抵抗のベ
ース領域を極力狭く構成することが可能となるので、ベ
ース抵抗の小さな高性能のトランジスタを得ることがで
きる。それと同時に、半導体素子の微細化にも寄与する
ものとなる。また、この方法により得られた半導体装置
でも、前記側壁を形成後前記シリコン基板表面全面に電
極形成用金属膜を形成した後、熱処理を施して抵抗の低
い金属シリサイド膜をSi−Ge合金層の上に形成する
ことより、ベース抵抗の低い半導体装置となっている。
【0029】次に、図面を使用して、本発明の第2の実
施形態の方法について詳しく説明する。図14〜図24
に、本発明の第2の実施形態による半導体装置の製造方
法の工程断面図を示す。先ず、図14に示すようにp型
シリコン基板110の、素子領域にのみAsイオンを注
入し、活性化のための熱処理を行って埋め込みサブコレ
クタ層101を形成する。その上にLP−CVDにより
リンドープのシリコンエピタキシャル層102を成膜し
た後、LOCOS酸化膜103により素子間分離を行
う。次に、図15に示すようにコレクタ電極開口部13
3のみを開口したレジストパターン104を通して、シ
リコンエピタキシャル層102にリンイオンを注入して
コレクタ補償領域105を形成し、熱酸化を行ってコレ
クタ補償領域105の活性化処理と、コレクタ補償領域
105への酸化膜の形成を行う。この時、図16に示す
ように、高濃度にリンイオン135が注入されたコレク
タ補償領域105の上に厚いシリコン酸化膜106が形
成される。
【0030】続いて、図17に示すように、アンドープ
のシリコンエピタキシャル層、ボロンドープのシリコン
ゲルマニウム(Si−Ge)混晶エピタキシャル層及び
アンドープのシリコンエピタキシャル層の3層積層構造
からなるエピタキシャルなシリコンゲルマニウム(Si
−Ge)合金層107をLP−CVDにより連続して成
膜する。この3層積層構造のSi−Ge合金層107
は、将来ベース層とエミッタとなる層である。次いで、
フォトリソ加工によりコレクタ電極部130の該Si−
Ge合金層107を除去し、ベース電極部140及びエ
ミッタ電極部120にのみSi−Ge合金層107を残
す。
【0031】次に、図18に示すように、熱CVDによ
りシリコン窒化膜(Si34)114及びシリコン酸化
膜109を成膜する。さらに、図19に示すように、レ
ジストパターンをマスクとして、ドライエッチングによ
りエミッタ電極部120のシリコン酸化膜109を除去
し、続いてダメッジフリーのウエットエッチングにより
シリコン窒化膜114も除去してエミッタ電極開口部1
23を形成する。この際、シリコン酸化膜よりもシリコ
ン窒化膜に対して大きなエッチングレートを有する選択
性エッチャントを使用して、ウエットエッチングを行
う。このような選択性エッチャントとしては、例えば
熱リン酸が利用できる。選択性エッチャントを使用する
と、シリコン酸化膜109はほとんどエッチングされ
ず、シリコン窒化膜114のみエッチングされる。エッ
チングをややオーバー気味に行うと、エミッタ電極開口
部123の底部のシリコン窒化膜114がオーバーエッ
チングされて横に広がり、Si−Ge合金層107と接
する部分にエミッタ電極開口部の窪み123aが形成さ
れる。このエミッタ電極開口部の窪み123aは、エミ
ッタ電極周囲に側壁115を形成した時に、側壁115
の厚さを薄くして、高抵抗のSi−Ge合金ベース層の
幅を狭くし、ベース抵抗を下げる働きをするものであ
る。
【0032】次いで、図20に示すように、LP−CV
Dによりリンドープの多結晶シリコン111を載置す
る。引き続き該多結晶シリコン111をエッチバック
し、図21に示すようにエミッタ電極開口部123内に
のみ多結晶シリコン111を残して、エミッタ電極領域
122を形成する。続いて、図22に示すように、シリ
コン酸化膜109とシリコン窒化膜114をエッチング
除去してエミッタ電極部120に側壁115を形成す
る。側壁115の幅は、エミッタ開口部122の大きさ
とエッチング条件によって決まる。従って、エミッタ電
極領域の大きさによってエッチング条件を最適に設定し
て、側壁115の幅がなるべく薄くなるようにする。側
壁115の幅が薄くなれば、その下の側壁115によっ
て覆われるSi−Ge合金層107の幅も狭くなり、ベ
ース抵抗を低くすることが可能になる。
【0033】次に、図23に示すように、基板全面にス
パッタにより下地膜としてのTiとその上にTiNを成
膜し(Ti/TiN膜を符号112で表示)、熱処理を
してTi/TiN膜112をチタンシリサイド膜113
にする。さらにチタンシリサイド膜113をフッ酸過水
により選択的に除去して、図23に示すように、コレク
タ電極部130を除いた部分にチタンシリサイド膜11
3を残す。これによりベース層となるSi−Ge合金層
107は、側壁115の直下を除いて抵抗の低いチタン
シリサイド膜113で覆われることになり、ベース抵抗
の低い半導体装置が得られる。
【0034】最後に、図24に示すように、熱CVDに
より再度全面にシリコン酸化膜126を形成し、所定に
パターニングとエッチングを行って、エミッタ電極部1
20、コレクタ電極部130及びベース電極部140に
それぞれエミッタ電極開口部、コレクタ電極開口部及び
ベース電極開口部を設ける。次いで電極となるアルミニ
ウム−シリコン(Al−Si)合金膜を全面にスパッタ
により成膜し、所定の形状にパターニングとエッチング
をして、エミッタ電極121、コレクタ電極131及び
ベース電極141を形成する。このようにして図24に
示すバイポーラ型半導体装置を得る。
【0035】このようにして得られた半導体装置は、エ
ミッタ開口部をシリコン酸化膜とシリコン窒化膜で構成
し、シリコン酸化膜はドライエッチングにより開口し、
リコン窒化膜は選択性エッチャントを使用してウエット
エッチングするので、ベース層となるSi−Ge合金層
やエミッタとなるシリコンエピタキシャル層にプラズマ
ダメージが入ることも無く、リーク電流が少なくなるの
で高特性の半導体装置バイポーラトランジスタが得られ
る。また、この方法により得られた半導体装置は、エミ
ッタ領域の周囲に側壁を形成するのに際して、エミッタ
用多結晶シリコンの周囲を覆っているシリコン酸化膜を
所定のエッチング条件で除去して形成するので、側壁の
厚さを薄く形成することが可能となり、側壁直下の高抵
抗のベース領域を極力狭く構成することが可能となるの
で、ベース抵抗の小さな高性能のトランジスタを得るこ
とができる。それと同時に、半導体素子の微細化にも寄
与するものとなる。
【0036】また、この方法により得られた半導体装置
は前記側壁を形成後、前記シリコン基板表面全面に電極
形成用金属膜を形成した後、熱処理を施して抵抗の低い
金属シリサイド膜をSi−Ge合金層の上に形成するこ
とより、より一層ベース抵抗の低い半導体装置となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法による半導体装置の製造方
法によれば、ベース層であるSi−Ge合金層やエミッ
タのシリコンエピタキシャル層にプラズマダメージが入
ることは無く、リーク電流が少なくなるので高特性の半
導体装置バイポーラトランジスタが得られる。即ち、第
1の実施の形態による場合には、ベース層となるSi−
Ge合金層とエミッタとなるシリコンエピタキシャル層
を連続成膜し、プラズマ処理することなく多結晶シリコ
ンを載置し、多結晶シリコンとシリコンエピタキシャル
層をウエットエッチングによりエッチング除去してエミ
ッタ部を形成する。また、第2の実施の形態による場合
には、エミッタ開口部をシリコン酸化膜とシリコン窒化
膜で構成し、シリコン酸化膜はドライエッチングにより
開口し、リコン窒化膜は選択性エッチャントを使用して
ウエットエッチングにより開口するので、ベース層とな
るSi−Ge合金層やエミッタとなるシリコンエピタキ
シャル層にプラズマダメージが入ることはない。従っ
て、リーク電流が少なくなり高特性の半導体装置バイポ
ーラトランジスタが得られる。
【0038】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、エミッタ領域の周囲に側壁を形成するのに際し
て、エミッタ用多結晶シリコン周囲シリコン酸化膜を所
定のエッチング条件で除去して形成するので、側壁の厚
さを薄く形成することが可能となり、側壁直下の高抵抗
のベース領域を極力狭く構成することが可能となるの
で、ベース抵抗の小さな高性能のトランジスタを得るこ
とができる。それと同時に、半導体素子の微細化も可能
となる。このように本発明によれば、素子の高速化と低
リークの両特性を備え、しかも小型化した素子を提供で
きる効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態により得られる半導
体装置の断面構造を示す図である。
【図2】 図1に示す半導体装置の製造方法を示す工程
断面図である。
【図3】 図2に続く工程断面図である。
【図4】 図3に続く工程断面図である。
【図5】 図4に続く工程断面図である。
【図6】 図5に続く工程断面図である。
【図7】 図6に続く工程断面図である。
【図8】 図7に続く工程断面図である。
【図9】 図8に続く工程断面図である。
【図10】 図9に続く工程断面図である。
【図11】 図10に続く工程断面図である。
【図12】 図11に続く工程断面図である。
【図13】 図12に続く工程断面図である。
【図14】 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図である。
【図15】 図14に続く工程断面図である。
【図16】 図12に続く工程断面図である。
【図17】 図12に続く工程断面図である。
【図18】 図12に続く工程断面図である。
【図19】 図12に続く工程断面図である。
【図20】 図12に続く工程断面図である。
【図21】 図12に続く工程断面図である。
【図22】 図12に続く工程断面図である。
【図23】 図12に続く工程断面図である。
【図24】 本発明の第2の実施形態により得られる半
導体装置の断面構造を示す図である
【符号の説明】
1,101・・・・・埋め込みサブコレクタ層、2,102・
・・・・シリコンエピタキシャル層、3,103・・・・・LO
COS酸化膜、4,104・・・・・レジストパターン、
5,105・・・・・コレクタ補償領域 、7,107・・・・・
シリコンゲルマニウム合金層、8・・・・・シリコンエピタ
キシャル膜、9,109・・・・・シリコン酸化膜、10,
110・・・・シリコン基板、11,111・・・・多結晶シリ
コン、12,112・・・・・Ti/TiN膜、13,11
3・・・・・チタンシリサイド膜、114・・・・・シリコン窒化
膜、15,16,115・・・・・側壁、17・・・・・アルミニ
ウム−シリコン(Al−Si)合金膜、20,120・・
・・・エミッタ電極部、21,121・・・・エミッタ電極、
122・・・・・エミッタ電極領域、123・・・・・エミッタ電
極開口部、26,106,126・・・・・シリコン酸化
膜、30,130・・・・・コレクタ電極部、31,131・
・・・・コレクタ電極、33,133・・・・・コレクタ電極開
口部、35,135・・・・・リンイオン、40,140・・・
・・ベース電極部、41,141・・・・ベース電極、43・・
・・・ベース電極開口部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F003 AP00 AP04 BA11 BA97 BB05 BB06 BB07 BC07 BC08 BE07 BE08 BE90 BF03 BF06 BF90 BH06 BH07 BH08 BM01 BP12 BP31 BP34 BP94 BP96

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンゲルマニウム合金をベース層と
    するプレーナ型バイポーラトランジスタの製造方法であ
    って、第1導電型のコレクタ層が形成されたシリコン基
    板上に、シリコンとゲルマニウムの合金からなる前記第
    1の導電型とは反対型の第2導電型のベース領域を形成
    し、該ベース領域を含む前記基板全面に多結晶シリコン
    層と絶縁膜を順次連続的に形成した後、前記ベース領域
    内の活性領域の上部以外の、前記絶縁膜と前記多結晶シ
    リコン層の一部とをドライエッチングにより除去した
    後、露出した残りの前記多結晶シリコン層をウエットエ
    ッチングにより除去して前記活性領域上にエミッタ電極
    部を形成し、次いで、該エミッタ電極部上の前記絶縁膜
    を除去した後、該エミッタ電極部を含む前記シリコン基
    板全面を絶縁膜にて被覆した後に、該絶縁膜をエッチバ
    ックして該エミッタ電極部に側壁を形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記側壁を形成後、前記シリコン基板表
    面全面に電極形成用金属膜を形成した後、熱処理を施し
    て金属シリサイド膜を形成し、電極部以外の該金属シリ
    サイド膜をエッチングにより除去することを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコンゲルマニウム合金をベース層と
    するプレーナ型バイポーラトランジスタの製造方法であ
    って、第1導電型のコレクタ層が形成されたシリコン基
    板上に、シリコンとゲルマニウムの合金からなる前記第
    1の導電型とは反対型の第2導電型のベース領域を形成
    し、該ベース領域を含む前記基板全面にシリコン窒化膜
    とシリコン酸化膜を順次連続的に形成した後、該ベース
    領域内の活性領域上の該シリコン酸化膜をドライエッチ
    ングにより除去した後、露出した該シリコン窒化膜をウ
    エットエッチングにより除去して開口部を形成し、次い
    で該開口部を含む前記シリコン基板全面に多結晶シリコ
    ン層を形成した後、該多結晶シリコン層をエッチバック
    してエミッタ電極部を形成し、次いで前記シリコン窒化
    膜と前記シリコン酸化膜を除去した後、該エミッタ電極
    部を含む前記シリコン基板全面に絶縁膜を形成し、該絶
    縁膜をエッチバックして該エミッタ電極部に側壁を形成
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記側壁を形成後、前記シリコン基板表
    面全面に電極形成用金属膜を形成した後、熱処理を施し
    て金属シリサイド膜を形成し、電極部以外の該金属シリ
    サイド膜をエッチングにより除去することを特徴とする
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコンゲルマニウム合金をベース層と
    するプレーナ型バイポーラトランジスタ半導体装置であ
    って、シリコンゲルマニウム合金からなるベース層上に
    多結晶シリコンからなるエミッタ電極部を有し、該エミ
    ッタ電極部は周囲を絶縁膜材からなる側壁で囲まれてベ
    ース領域と分離されており、前記シリコンゲルマニウム
    混晶ベース層と接する部分の該側壁の厚さが他の部分の
    側壁の厚さよりも薄いことを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005167203A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 自己整合シリサイドおよび自己整合エミッタ・コンタクト境界を有するバイポーラ・トランジスタ
JP2006054409A (ja) * 2004-07-16 2006-02-23 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置

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JP4652764B2 (ja) * 2003-12-04 2011-03-16 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 自己整合シリサイドおよび自己整合エミッタ・コンタクト境界を有するバイポーラ・トランジスタ
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