JP2002231932A - バイポーラ型半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

バイポーラ型半導体装置及びその製造方法

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JP2002231932A JP2001025336A JP2001025336A JP2002231932A JP 2002231932 A JP2002231932 A JP 2002231932A JP 2001025336 A JP2001025336 A JP 2001025336A JP 2001025336 A JP2001025336 A JP 2001025336A JP 2002231932 A JP2002231932 A JP 2002231932A
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晴彦 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッタ・ベース接合面におけるリークと、
ベースからエミッタへのリーク電流を共に抑えながら、
真性ベースおよび外部ベースの抵抗を低減し、高速性と
低リーク電流の両特性を備えたバイポーラ型半導体装置
を提供する。 【解決手段】 エミッタ電極の外周に設ける側壁状のサ
イドウォールを2重構造とすることで、外部ベース領域
の金属シリサイド膜形成と、エピタキシャル成長による
エミッタ層の形成を同時に実現した。これらの手段によ
り、ベース層不純物の高濃度化により真性ベースを、金
属シリサイド膜により外部ベース領域を、共に低抵抗化
でき、高速性能に優れ、且つ低リークのバイポーラ型半
導体装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ型半導
体装置の構造とその製造方法、特に、エミッタの形成に
エピタキシャル成長を用いるバイポーラ型半導体装置の
構造とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A)、(B)に、従来技術のバイ
ポーラ型半導体装置の1例である、バイポーラトランジ
スタの断面構造を示す。図6(B)は、ベース、エミッ
タを含む素子領域部の拡大図である。シリコン基板1内
に埋め込みサブコレクタ層2、コレクタ層3、が形成さ
れており、その上に、不純物が添加されて第1導電型で
あるベース層8が積層されている。ベース層8表面の素
子となる領域上には、外周にサイドウォール26を有す
る島状のエミッタ電極11が形成され、エミッタ電極1
1とサイドウォール26を含む領域の直下にある真性ベ
ース8aは、サイドウォール26の外側のベース層8に
イオンを高濃度に打ち込んで形成した外部ベース8bと
金属シリサイド膜17との積層膜により、ベース電極2
2に接続されている。金属シリサイド膜17は、真性ベ
ース8aとベース電極22間の、所謂外部ベース領域の
抵抗を下げるのが目的である。
【0003】エミッタ9aは、エミッタ電極11に添加
された不純物を真性ベース8aに熱拡散することで形成
されている。更に、シリコン基板1の全域にわたって、
ベース、エミッタ、コレクタ、各々の金属電極の開口部
を有するシリコン酸化膜層18が形成されており、アル
ミニウム合金層の成膜とフォトリソ、エッチングによ
り、前述のそれぞれの開口部にベース金属電極22、エ
ミッタ金属電極23、コレクタ金属電極24を形成して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるバイポ
ーラトランジスタのエミッタ9aと真性ベース8aとの
界面に形成される、エミッタ・ベース接合部の不純物の
濃度分布を図7に示す。エミッタ電極11から真性ベー
ス8aへ熱拡散される不純物の濃度は真性ベース8aの
方向へ急峻な勾配で減少する。同様に真性ベース8aに
添加された不純物もエミッタ9a方向に熱拡散し、その
濃度はエミッタ電極11の方向へ急峻な勾配で減少す
る。従って、両方の不純物濃度が等しくなる点であるエ
ミッタ・ベース接合部の不純物濃度は図7に示すように
変動する可能性があり、所定の値に制御することは非常
に難しいことであった。特に不純物濃度が高くなり過ぎ
た場合には影響が大きく、接合部を通りぬけるリーク電
流(接合リークと称する)が大きくなって、トランジス
タとしての性能は大幅に低下することになる。
【0005】バイポーラトランジスタの高速な動作を実
現するためには、外部ベース領域及び真性ベースでの抵
抗を共に低く抑えることが要求される。図6の例では、
外部ベース領域の抵抗は金属シリサイド膜の採用により
充分低くなっている。一方、真性ベースでの抵抗を下げ
るためには、添加する不純物の濃度をできるだけ高くす
ることが好ましい。しかしながら、図6のトランジスタ
で真性ベース8aの不純物濃度を高くすると、上述のよ
うに接合部の不純物濃度の変動が大きいことから、濃度
が高くなり過ぎることに起因する接合リークが高頻度で
発生する。接合リークの発生を確実に防ぐためには真性
ベース8aの不純物濃度、即ちベース層8に添加する不
純物の濃度を低目に設定しなければならず、トランジス
タ性能の高速化には限界があった。
【0006】この問題を解決する一つの方法として、エ
ミッタを形成するエミッタ層をエピタキシャル成長で形
成することにより、エミッタ・ベース接合部の不純物濃
度を所定の濃度に制御性良く設定する方法が知られてい
る。この方法によるバイポーラトランジスタの断面構造
の1例を図9に示す。この場合はエミッタ9aの不純物
濃度はその深さ方向に一定で、図8に示す濃度分布とな
り、エミッタ・ベース接合部のそれぞれの不純物濃度
は、真性ベース8aの不純物濃度に影響されない。しか
しながら、図9の構造においては、外部ベース領域の最
上層に金属シリサイド膜を設けると、エミッタ9aと金
属シリサイド膜がサイドウォール26の外壁直下のコー
ナー部で接して短絡することになり、ベース電極とエミ
ッタ電極間のリーク電流(BEリークと称する)が発生
する。従って図9の例では、外部ベース領域の抵抗を金
属シリサイド膜の採用により低くすることができず、高
速化にはやはり限界があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、上述の接合リーク及びBEリーク
を確実に阻止しながら、エミッタ層のエピタキシャル成
長と外部ベース領域の金属シリサイド膜を合わせて実現
し、真性ベースと外部ベース領域を共に低抵抗化するこ
とにより、従来例よりも高速動作の可能なバイポーラ型
半導体装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、シリコン基板上に、コレクタ層、ベース
層、エミッタ層が順に形成され、該エミッタ層上の一部
に、その外周にサイドウォールを有する島状のエミッタ
電極が形成されたバイポーラ型半導体装置であって、前
記サイドウォールは前記エミッタ電極に接する第1のサ
イドウォールと、該第1のサイドウォールの外周の第2
のサイドウォールからなり、前記エミッタ層はエピタキ
シャル成長により形成されて、前記エミッタ電極と前記
第1のサイドウォールを含む領域の直下のエミッタと、
該エミッタの周囲の外因性部分とからなり、前記ベース
層は、前記エミッタ直下の真性ベースと該真性ベース周
囲の外部ベースとからなり、前記第2のサイドウォール
の外側の、前記外因性部分の表面に金属シリサイド膜が
形成されており、該金属シリサイド膜とベース電極が接
続されていることを特徴とするバイポーラ型半導体装置
である。エミッタ層をエピタキシャル成長により形成す
ることで、エミッタ・ベース接合部での不純物濃度の制
御性が良くなり、ベース層の不純物濃度を高く設定でき
る。また、外部ベース領域を金属シリサイド膜の採用に
より低抵抗化でき、以上2つの効果が総合されて、高速
動作の可能なバイポーラ型半導体装置を得ることができ
る。
【0009】また本発明は、前記ベース層を形成する主
材料が、シリコンとゲルマニウムの合金であることが好
ましい。ベース層にシリコンとゲルマニウムの合金層を
用いることで、シリコンをベースとする場合よりも不純
物の濃度を増すことができる。また、ベース層中のゲル
マニウム濃度に傾斜を持たせることにより、電界を発生
させてキャリアの走行速度を向上させるということも可
能で、更に高速性に優れたバイポーラ型半導体装置とな
る。
【0010】また本発明は、金属シリサイド膜として、
チタンシリサイド、コバルトシリサイド、タングステン
シリサイド、モリブデンシリサイドのいずれかを使うこ
とを特徴としている。これらの金属シリサイド膜は導電
率が高く、外部ベース領域の抵抗が低減されより高速な
バイポーラ型半導体装置となる。
【0011】本発明の半導体装置は、前記シリコン基板
に第1導電型の埋め込みサブコレクタ層を形成する工程
と、該サブコレクタ層上に第1導電型のコレクタ層、第
1導電型とは反対の第2導電型のベース層を順に形成す
る工程と、該ベース層上に第1導電型のエミッタ層をエ
ピタキシャル成長により形成する工程と、該エミッタ層
上に第1導電型の不純物を含有した多結晶シリコン層を
形成し、フォトリソとエッチングでエミッタ電極を形成
する工程と、該エミッタ電極の外周に第1サイドウォー
ルを形成した後、イオン打ち込みにより第2導電型の不
純物を該第1サイドウォールの周囲の領域に打ち込む工
程と、該第1サイドウォールの外周に第2サイドウォー
ルを形成する工程と、該第2サイドウォールの周囲の領
域に、選択的に金属シリサイド膜を形成する工程で製造
する。この製造方法により、エピタキシャル成長による
エミッタ層、サイドウォール、外部ベース領域の金属シ
リサイド膜、が容易に形成でき、高速性に優れたバイポ
ーラ型半導体装置を高歩留まりで製造することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明を詳細に
説明する。図1(A)、(B)に、本発明の第1の実施
の形態であるバイポーラトランジスタの断面を示す。図
1(A)において、埋め込みサブコレクタ層2を設けた
シリコン基板1に、素子分離のためのLOCOS(Loca
l Oxidation of Silicon)酸化膜4a、4bを形成
する。LOCOS酸化膜4a、4Bbに挟まれた領域内
がトランジスタの動作をする素子部となる。その後、素
子部とLOCOS酸化膜4の領域にわたってエピタキシ
ャル成長により形成したベース層8、エピタキシャル成
長により形成したエミッタ層9が形成されている。素子
部の詳細を図1(B)で説明すると、ベース層8は素子
部において真性ベース8a、その周囲は外部ベース8b
となり、エミッタ層9は素子部においてエミッタ9a、
それ以外は外因性部分9bとなる。図において左側のL
OCOS酸化膜4aの上には絶縁膜18の開口部に金属
シリサイド膜17を介して、ベース金属電極22が設け
てある。LOCOS酸化膜4bの側の開口部には、埋め
込みサブコレクタ層2の上にコレクタ補償領域7、コレ
クタ電極10及び金属シリサイド膜17を順次載置し
て、コレクタ金属電極24を設けてある。
【0013】LOCOS酸化膜4a、4bで挟まれた素
子部には、リンドープのコレクタ層3を設け、コレクタ
層3の上には真性ベース8aと外部ベース8bとからな
る、エピタキシャル成長により形成したベース層8、そ
の一部がエミッタであるエミッタ層9、エミッタ電極1
1及び金属シリサイド膜17、を順次載置して、エミッ
タ金属電極23を設けてある。エミッタ電極11の側壁
には、第1サイドウォール13、第2サイドウォール1
6が設けられている。
【0014】図1(A)に示すバイポーラトランジスタ
においては、エミッタ層9をエピタキシャル成長で形成
することで、先に図5で説明したように真性ベース8a
とエミッタ9aとの接合部の濃度を適切に制御できるこ
とから、ベース層8には高濃度の不純物を添加して低抵
抗化している。また、外部ベース領域の低抵抗化の手段
として金属シリサイド膜17を採用し、金属シリサイド
膜17とエミッタ9aの短絡を防ぐために、エミッタ電
極11の周囲に、側壁状に、第1サイドウォール13と
第2サイドウォール16が設けてある。第1サイドウォ
ール13を形成後に、外部ベース領域にボロンイオン1
4をイオン打ち込みにより添加することで、第1サイド
ウォール13と第2サイドウォール16の境界の直下に
短絡防止のためのPN接合が形成される。
【0015】次に、本発明の製造方法を図面に基づいて
詳しく説明する。図2(A)〜(D)、図3(A)〜
(C)図4(A)〜(C)、図5(A)〜(C)は、第
1の実施形態のバイポーラトランジスタの製造工程を、
各工程における断面図で示したものである。先ず、図2
(A)に示すようにシリコン基板1に埋め込みサブコレ
クタ層2を形成し、その上に低圧化学的蒸着(LP−C
VD)によりリンドープのコレクタ層3を成膜した後、
素子分離のためのLOCOS酸化膜4a、4bを形成す
る。次に、図2(B)に示すようにコレクタ開口部5を
開け、開口部5内にリンイオン6をイオン打ち込みによ
り添加してコレクタ補償領域7を形成し、熱酸化を行っ
てコレクタ補償領域7の活性化処理と、コレクタ補償領
域17の上への酸化膜の形成を行う。
【0016】続いて、図2(C)に示すように、ベース
層8と、エミッタ層9をLP−CVDにより連続して成
膜する。しかる後、フォトリソとエッチングを行うこと
で、ベース層8とエミッタ層9を所定の形状に加工す
る。次いで、図2(D)に示すように、砒素(As)又
はリンをドープした多結晶シリコン25をLP−CVD
により成膜する。次いで、図3(A)に示すように、フ
ォトリソとエッチングを行うことで、多結晶シリコン2
5を、コレクタ電極10とエミッタ電極11の形状に加
工する。
【0017】そして、図3(B)に示すように、第1の
絶縁膜12をAP−CVDにより全面に成膜し、次いで
図3(C)に示すように、エッチバックの手法で、エミ
ッタ電極11の周囲に側壁状に第1のサイドウォール1
3を形成する。このときコレクタ電極10の周囲にも同
様に第1のサイドウォール13が形成される。続いて、
図4(A)に示すように、全域にボロンイオン14を打
ち込む。これにより、ベース層8およびエミッタ層9
の、エミッタ電極11と第1サイドウォール13で保護
された以外の領域に、先に図1(B)で示したように、
外部ベース8b、エミッタの外因性部分9bが形成さ
れ、素子部の真性ベース8a、エミッタ9aと分離され
る。その結果、第1サイドウォール13外周の直下にP
N接合が形成され、このPN接合が後述の金属シリサイ
ド膜17とエミッタ9aとの絶縁分離を行う。
【0018】そして、図4(B)に示すように、第2絶
縁膜15をAP−CVDにより全面に成膜し、次いで、
図4(C)に示すように、エミッタ電極11とコレクタ
電極10の第1サイドウォール13の周囲に、エッチバ
ックにより第2サイドウォール16を形成する。エミッ
タ電極11の周囲の第2サイドウォールの膜厚が後述の
金属シリサイド膜17とエミッタ9aの絶縁距離となる
が、第2サイドウォール16はエッチバックにより自己
整合的に形成できるため、フォトリソとエッチングによ
り形成する絶縁分離よりもその距離を微細化できる。即
ち、外部ベースの領域内で、低抵抗の金属シリサイド膜
17を最上層に持たない第2サイドウォール直下の部分
を狭くできるため、このことも外部ベース領域全体の低
抵抗化に寄与している。
【0019】次いで、チタン(Ti)とチタンナイトラ
イド(TiN)を連続的にスパッタ法で全面に成膜し熱
処理を行う。これにより、第2サイドウォール16とL
OCOS酸化膜4a、4bの上はチタンとチタンナイト
ライドの2層の状態に保ったままで、エミッタ層9の第
2サイドウォール16の周囲の領域、コレクタ電極1
0、エミッタ電極11、の上ではチタンナイトライドの
下層のチタンをチタンシリサイドに変化させる。次い
で、アンモニア過水によりチタンとチタンナイトライド
を選択除去し、図5(A)の形状を得る。
【0020】そして、図5(B)に示すように、AP−
CVDにより全面にシリコン酸化膜18を成膜する。次
いで、図5(C)に示すように、フォトリソとエッチン
グを行い、ベース電極開口部19、エミッタ電極開口部
20、コレクタ電極開口部21を設ける。最後に、アル
ミニウム合金を全面にスパッタにより成膜し、フォリソ
とエッチングを行い、ベース金属電極22、エミッタ金
属電極23、コレクタ金属電極24を形成する。このよ
うして図1(A)に示すバイポーラトランジスタを得
る。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
の1例であるバイポーラトランジスタは、真性ベースの
抵抗はベース層の不純物濃度を高濃度化することにより
低く抑えられており、さらに、外部ベース領域の最上層
が金属シリサイド膜であるので、外部ベース領域の抵抗
も低い。即ち、サイドウォールを2重にすることで、外
部ベースの一部に低抵抗な金属シリサイド膜を採用する
こと、エミッタをエピタキシャル成長で形成しベース層
の不純物濃度を高濃度化すること、を同時に実現したも
のであり、上述の効果が総合的に奏されて、高速性に優
れたバイポーラトランジスタとすることができる。
【0022】ベース層の不純物濃度を高濃度化すると、
真性ベースとエミッタとの接合部の不純物濃度が高くな
りすぎた場合接合リークが発生し易くなるが、本発明で
は、真性ベースとエミッタとの接合部の不純物濃度を適
切な値にすることが可能なエピタキシャル成長でエミッ
タを成膜しており、接合部の不純物濃度が高くなり過ぎ
ることを防いでいる。また、第2のサイドウォールによ
り、ベース電極とエミッタ電極間のリーク電流も確実に
阻止できる構造である。
【0023】また本発明の製造方法は、エピタキシャル
成長によるエミッタ層、サイドウォール、外部ベース領
域の金属シリサイド膜、が容易に形成でき、高速性に優
れたバイポーラ型半導体装置を高歩留で製造することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態により得られるバイポーラ型
半導体装置の断面構造を示す図である。
【図2】図1に示すバイポーラ型半導体装置の製造方法
を示す工程断面図である。
【図3】図2に続く工程断面図である。
【図4】図3に続く工程断面図である。
【図5】図4に続く工程断面図である。
【図6】従来技術のバイポーラ型半導体装置の断面構造
である。
【図7】従来技術のエミッタとベースとの不純物濃度の
分布を示す図である。
【図8】本発明のバイポーラ型半導体装置のエミッタと
ベースとの不純物濃度の分布を示す図である。
【図9】従来技術のバイポーラ型半導体装置の、他の例
の断面構造である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 埋め込みサブコレクタ層 3 コレクタ層 4、4a、4b LOCOS酸化膜 5 コレクタ開口部 6 リンイオン 7 コレクタ補償領域 8 ベース層 8a 真性ベース 8b 外部ベース 9 エミッタ層 9a エミッタ 9b エミッタの外因性部分 10 コレクタ電極 11 エミッタ電極 12 第1絶縁膜 13 第1サイドウォール 14 ボロンイオン 15 第二絶縁膜 16 第2サイドウォール 17 金属シリサイド膜 18 シリコン酸化膜 19 ベース電極開口部 20 エミッタ電極開口部 21 コレクタ電極開口部 22 ベース金属電極 23 エミッタ金属電極 24 コレクタ金属電極 25 多結晶シリコン 26 サイドウォール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に、コレクタ層、ベース
    層、エミッタ層が順に形成され、該エミッタ層上の一部
    に、その外周にサイドウォールを有する島状のエミッタ
    電極が形成されたバイポーラ型半導体装置であって、前
    記サイドウォールは前記エミッタ電極に接する第1のサ
    イドウォールと、該第1のサイドウォールの外周の第2
    のサイドウォールからなり、前記エミッタ層はエピタキ
    シャル成長により形成されて、前記エミッタ電極と前記
    第1のサイドウォールを含む領域の直下のエミッタと、
    該エミッタの周囲の外因性部分とからなり、前記ベース
    層は、前記エミッタ直下の真性ベースと該真性ベース周
    囲の外部ベースとからなり、前記第2のサイドウォール
    の外側の、前記外因性部分の表面に金属シリサイド膜が
    形成されており、該金属シリサイド膜とベース電極が接
    続されていることを特徴とするバイポーラ型半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ベース層を形成する主材料が、シリ
    コンとゲルマニウムの合金であることを特徴とする請求
    項1記載のバイポーラ型半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記金属シリサイド膜が、チタンシリサ
    イド、コバルトシリサイド、タングステンシリサイド、
    モリブデンシリサイドのいずれかであることを特徴とす
    る、請求項2記載のバイポーラ型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記シリコン基板に第1導電型の埋め込
    みサブコレクタ層を形成する工程と、該サブコレクタ層
    上に第1導電型のコレクタ層、第1導電型とは反対の第
    2導電型のベース層を順に形成する工程と、該ベース層
    上に第1導電型のエミッタ層をエピタキシャル成長によ
    り形成する工程と、該エミッタ層上に第1導電型の不純
    物を含有した多結晶シリコン層を形成し、フォトリソと
    エッチングでエミッタ電極を形成する工程と、該エミッ
    タ電極の外周に第1サイドウォールを形成した後、イオ
    ン打ち込みにより第2導電型の不純物を該第1サイドウ
    ォールの周囲の領域に打ち込む工程と、該第1サイドウ
    ォールの外周に第2サイドウォールを形成する工程と、
    該第2サイドウォールの周囲の領域に、選択的に金属シ
    リサイド膜を形成する工程、を有することを特徴とする
    バイポーラ型半導体装置の製造方法。
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JP2005167203A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 自己整合シリサイドおよび自己整合エミッタ・コンタクト境界を有するバイポーラ・トランジスタ
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