JP2002011851A - 輪転印刷機のインキ壷装置 - Google Patents

輪転印刷機のインキ壷装置

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JP2002011851A JP2000198698A JP2000198698A JP2002011851A JP 2002011851 A JP2002011851 A JP 2002011851A JP 2000198698 A JP2000198698 A JP 2000198698A JP 2000198698 A JP2000198698 A JP 2000198698A JP 2002011851 A JP2002011851 A JP 2002011851A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/18Inking arrangements or devices for inking selected parts of printing formes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的なインキの流出を防止し、インキの消
費量を低減させるとともに、レインボー印刷においては
印刷品質を向上させる。 【解決手段】 インキせき25が圧縮コイルばね18の
弾発力によって矢印D方向に押圧されることにより、押
圧板30が壷ローラ1の周面と壷ブレード4に密着す
る。作動板26に螺合した3本の調整ボルト34の螺合
量を個々に調整することで、押圧板30の壷ローラ1の
周面と壷ブレード4への密着力を部分的に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機におい
て版面へ供給するインキを蓄えるインキ壷装置に関し、
特に互いに対向する一対のインキせきの間に設ける中間
インキせきの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の輪転印刷機において、印刷物の
仕様によって版の全幅のうちの一部分にしか絵柄のない
場合があり、この場合インキ壷全体にインキを入れて行
うとインキがむだになるので、絵柄対応部分の両側に中
間インキせきを設け、この中間インキせきの内側にのみ
インキを入れるようにしている。また、版胴の全長のそ
れぞれ適当な部分に違った色のインキを与えて、一度に
数色を刷り出すレインボー印刷においては、隣接するイ
ンキが混色しないように中間インキせきが設けられてい
る。この種のインキ壷装置としては、実公平6−466
75号公報に開示されたものある。
【0003】ここに開示されたものには、インキ壷ロー
ラと平行に支架されたホルダ軸上に、軸線方向へ移動自
在な中間インキせき装置が備えられている。この中間イ
ンキせき装置は、ホルダ軸に嵌合されたホルダと、この
ホルダにリンクを介して枢支された支持板と、この支持
板に固定された弾性材で形成された中間インキせきと、
この中間インキせきの端縁をブレードへ圧接させるばね
と、中間インキせきを壷ローラの周面へ圧接させる方向
への回動力をホルダに付与する回動力付与部材とによっ
て構成されている。したがって、中間インキせきは、ば
ね部材の弾発力と、回動付与部材の作用力と、リンク運
動との協働により、弾性を有する端縁が壷ローラの周面
とブレードの平面とに圧接され密着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインキ壷装置においては、中間インキせきを壷
ローラの周面とブレードに密着させるのに、回動力付与
部材によって中間インキせき全体を回動させることによ
り行っているに過ぎない。しかし、中間インキせき全体
を壷ローラの周面とブレードに密着させることはできて
も、加工公差や偏摩耗などにより必ずしも一律に密着さ
せることができないにもかかわらず、密着力の部分的な
調整はできない構造になっている。したがって、中間イ
ンキせきの密着力が部分的に低下すると、この部分から
インキが流出してしまい、このためインキの消費量が増
大したり、レインボー印刷等においては印刷品質が低下
するという問題があった。また、中間インキせきを取り
外す場合には、リンク機構等を取り外す必要があるの
で、作業が煩雑であるという問題もあった。
【0005】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、第1の目的は部分的なインキの流出を防
止し、インキの消費量を低減させることにある。第2の
目的はレインボー印刷においては印刷品質を向上させる
ことにある。第3の目的は中間インキせきの取り外し作
業を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、回転自在に支持された壷ロ
ーラと、この壷ローラに近接する位置に設けられた底板
と、この底板に略直交するように設けられこの底板の幅
方向に互いに対向する一対のインキせきとで構成される
インキ壷装置と、前記一対のインキせき間に設けられた
中間インキせきとを備えた輪転印刷機のインキ壷装置に
おいて、前記中間インキせきを、前記壷ローラの周面お
よび前記底板とに対接する第1の部材と、この第1の部
材に対接する第2の部材と、この第2の部材に対接する
第3の部材とで構成するとともに、前記第3の部材を押
圧することにより前記第1の部材を前記壷ローラの周面
方向および前記底板方向へ押圧する押圧手段を備え、前
記第3の部材に、前記第2の部材を介して前記第1の部
材を前記壷ローラの周面または前記底板に対して調整す
る調整具を設けたものである。したがって、調整具によ
って第1の部材の壷ローラの周面および前記底板への密
着力を部分的に調整することができる。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記第2の部材を板状部材で形成し
たものである。したがって、第1の部材が第2の部材を
介して均一に押圧される。
【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明において、前記第1の部材は耐摩耗性の弾性材
によって形成したものである。したがって、壷ローラと
の対接部および底板との対接部における第1の部材の摩
耗が低減される。また、壷ローラとの対接部および底板
との対接部における第1の部材の密着性が向上する。
【0009】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記調整具の調整方向を、略前記壷
ローラの周面と前記底板との互いに対向する部位方向と
したものである。したがって、調整具を調整すると、第
1の部材が壷ローラの周面と前記底板とに同時に押圧さ
れる。
【0010】また、請求項5に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記底板の下面に対接し先端が底板
の先端よりも前記壷ローラ側に進出した壷キーを備え、
前記第1の部材の前記壷ローラ側端部に前記壷キーに対
接する凸部を設けたものである。したがって、第1の部
材の壷ローラ側端部と壷キーとの間の密着性が向上す
る。
【0011】また、請求項6に係る発明は、回転自在に
支持された壷ローラと、この壷ローラに近接する位置に
設けられた底板と、この底板に略直交するように設けら
れこの底板の幅方向に互いに対向する一対のインキせき
とで構成されるインキ壷装置と、前記一対のインキせき
間に設けられた中間インキせきとを備えた輪転印刷機の
インキ壷装置において、移動自在に支持され、一方への
移動により前記中間インキせきを前記壷ローラの周面方
向へ押圧するとともに前記底板方向へも押圧し、他方へ
の移動により前記中間インキせきとの係合が外れこの中
間インキせきの取り外しを可能とする押圧部材を設けた
ものである。したがって、押圧部材の押圧を解除する
と、中間インキせきが取り外しが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は本発明に係る輪転印刷機におけ
るインキ壷装置の要部を示す平面図、図2は図1におけ
るII-II 線断面図である。図3は同じく要部を分解して
示す斜視図、図4は同じくホルダの斜視図である。図2
において、図示しない左右のフレームには、図中矢印A
方向に回転するインキ壷ローラ1が軸架されており、そ
の側方にはブレード台2が左右のフレーム側に両端を支
持されて架設されている。3はインキ壺ローラ1の軸線
方向に分割された多数の壷キーであって、図示を省略し
たモータを駆動することにより先端がインキ壷ローラ1
の周面に対して接近・離間するように調整可能でブレー
ド台2の上端の傾斜面上に載置されている。
【0013】4は薄鋼板で形成された底板としての1枚
の壷ブレードであって、多数の壷キー3を覆うようにし
て壷キー3にマグネット(図示せず)の吸引力によって
密着している。図1において、5は左右一対のインキせ
き(一方のインキせきは図示せず)であって、先端部の
内側面がインキ壷ローラ1の両端面に圧接されるように
して、左右のフレーム間に揺動自在に支持された部材
(いずれも図示せず)に固定されている。このインキせ
き5とインキ壷ローラ1の周面と壷ブレード4とによっ
て桶状のインキ壷6が形成されている。8はインキ壷6
の後部側において左右方向に延在するバーであって、両
端部が上述した左右のフレーム間に揺動自在に支持され
た部材(いずれも図示せず)に固定されている。
【0014】図2および図4において、10は略扁平な
直方体に形成されたホルダであって、上端と後端に互い
に連通する断面コ字状の嵌合溝11が設けられ、下端部
には左右方向に貫通した凹部12が設けられており、こ
の凹部12はバー8の断面積よりもやや大きく形成され
ている。このホルダ10の前端の上部には、めくら穴状
のばね収納孔13が設けられており、このばね収納孔1
3の入口部にはねじ部13aが形成され、底部には小径
の挿通孔13bが貫通形成されている。また、ホルダ1
0の前端の下部には、カバー8に形成された凹部8にま
で貫通するねじ部が形成されたねじ孔14が設けられて
いる。
【0015】図2において、15は細長い押圧部材とし
ての作動棒であって、先端部に前記ばね収納孔13の内
径よりも僅かに小さい外径のばね受け止め部15aが設
けられ、このばね受け止め部15aの後端には挿通孔1
3bの内径よりも僅かに小さい外径の押圧軸部15bが
突設され、作動棒15の前端部には把持部材16が固着
されている。17はねじであって、収納穴13のねじ部
13aに螺合するねじ部17aが形成され、中心部に前
記作動棒15の外径よりもわずかに大きい内径の挿通孔
17bが設けられている。
【0016】18は付勢手段としての圧縮コイルばねで
あって、ばね収納孔13内に挿入された作動棒15のば
ね受け止め部15aと、ねじ部13aにねじ部17aを
螺合したねじ17との間に弾装することにより、作動棒
15の押圧軸部15bが挿通孔13bからホルダ10の
後端から外部に突出する方向に付勢される。19はホル
ダ10のねじ孔14に螺合され、ホルダ10をバー8に
固定する止めねじ、20は止めねじ19に螺合され、止
めねじ19の進退を規制するナットである。
【0017】図2および図3において、25は中間イン
キせきであって、第1の部材としての作動板26と、こ
の作動板26を挟持する左右一対の挟持板27,28
と、作動板26の下面に対接する第2の部材としての調
整板29と、この調整板29の下面に対接する第3の部
材としての押圧板30とによって構成されている。
【0018】作動板26は、前後に延在する水平部26
aと、この水平部26aの先端から斜め上方に延設され
た立ち上げ部26bとによって略くの字状に形成され、
水平部26aの前端に略L字状の支承部31が一体に形
成されている。支承部31の厚さは、水平部26aの厚
さよりも厚く形成することにより段部31aが設けら
れ、この支承部31は前記ホルダ10の嵌合溝11内に
嵌合されるように形成されており、垂直部分の一部には
図中右下がりに傾斜するように形成された係合面31b
が設けられている。この係合面31bの形成方向は、図
2に示すように、壷ブレード4と傾斜面31bを延長さ
せた線とのなす角αが鋭角になるように設けられてい
る。
【0019】図3に示すように、作動板26の水平部2
6aと立ち上げ部26bには、5個の挿通孔32が形成
されているとともに、5個のねじ孔33が設けられてい
る。この作動板26の立ち上げ部26bの上下および水
平部26aの略中央部には上下方向に貫通形成されたね
じ孔が設けられ、これらねじ孔には3本の調整ボルト3
4a,34b,34cが螺合されている。これら3本の
調整ボルト34aないし34cのうち、調整ボルト34
bの進退方向(図中矢印D方向)は、壷ローラ1の周面
と壷キー3が対向する部位B点方向に指向している。挟
持板27には作動板26の挿通孔32に対応した5個の
ねじ孔36が形成され、挟持板28には作動板26の挿
通孔32に対応し表面側が座ぐり加工された5個の挿通
孔37と、ねじ孔33に対応した5個の挿通孔37が形
成されている。
【0020】調整板29はばね材からなる薄鋼板によっ
て形成され、前記作動板26の水平部26aの下面に対
接する水平部29aと、立ち上げ部26bの後端面に対
接する立ち上げ部29bとによって、略くの字状に折曲
形成されている。押圧板30は全体が耐摩耗性を有する
弾性材であるポリ塩化ビニール(Polyvinyl Chloride)
からなり、上端面が調整板29の水平部29aに対接す
る水平部39と、前端面が調整板29の立ち上げ部29
bに対接する立ち上げ部40とによって略くの字状に形
成されている。この調整板29の水平部39の下面には
前記ブレード4を押圧する直線状のブレード押圧部39
aが形成され、立ち上げ部40の後端面にはインキ壷ロ
ーラ1の周面を押圧する円弧状の壷押圧部40aが形成
されている。調整板29の幅と押圧板30の厚さは同一
に形成されるとともに、作動板26の水平部26aと立
ち上げ部26bの厚さよりも僅かに小さく形成されてい
る。
【0021】次に、このような構成の中間インキせき2
5をインキ壷6内に組み付ける方法を説明する。図3に
示すように、一方の挟持板28の挿通孔37から挿入し
た皿ねじ(図示せず)を作動板26の挿通孔32を挿通
させ、他方の挟持板27のねじ孔36に螺合させること
により、作動板26を挟み込むようにして一方の挟持板
28を他方の挟持板27に固定する。次に、一方の挟持
板28の挿通孔38から止めねじ(図示せず)を挿通さ
せ、作動板26のねじ孔33に螺合させることにより、
一方の挟持板28に作動板26を固定し、作動板26を
両挟持板27,28によって挟持する。
【0022】このように、両挟持板27,28によって
作動板26が挟持されると、両挟持板27,28間の下
部側に空間が設けられ、この空間に調整板29と押圧板
30とを順次係入させることにより、作動板26の下面
に調整板29を対接させ、調整板29の下面に押圧板3
0を対接させる。このように組み付けられた中間インキ
せき25の支承部31を、図2に示すように、ホルダ1
0の嵌合溝11に嵌合すると、中間インキせき25は嵌
合溝11に矢印E−F方向へ移動自在に支承される。
【0023】このとき、押圧板30のブレード押圧部3
9aと壷押圧部40aとが両挟持板27,28の下端と
後端からそれぞれ突出した状態になる。また、圧縮コイ
ルばね18の弾発力によって作動棒15が矢印E方向に
付勢され、挿通孔13bから突出した押圧軸部15bの
先端が支承部31の係合面31bに当接する。ここで、
この係合面31bの形成方向が、壷ブレード4と傾斜面
31bを延長させた線とのなす角αが鋭角になるように
設けられていることにより、押圧板30は図中矢印C方
向に押圧される。すなわち、押圧板30は略インキ壷ロ
ーラ1の周面と壷キー3とが対向する部位であるB点方
向に押圧される。したがって、押圧板30のブレード押
圧部39aと壷押圧部40aとが、壷ブレード4とイン
キ壷ローラ1の周面をそれぞれ押圧するので、ブレード
押圧部39aと壷ブレード4および壷押圧部40aとイ
ンキ壷ローラ1の周面が密着する。
【0024】このように、作動板26によって押圧板3
0を押圧するのに、板状部材によって形成された調整板
29を介して行ったことにより、押圧板30が均一に押
圧されるので、押圧板30が局部的に破壊されるような
ことがない。また、調整板29がばね材によって形成さ
れていることにより、押圧板30の局部的な弾性変形を
防止することができるので、密着力が全体にわたり均一
になる。また、全体の密着力を調整する場合には、図2
においてねじ17を回動操作し、ばね収納孔13に対し
てねじ17の進退量を変えることにより、圧縮コイルば
ね18の弾発力を変える。圧縮コイルばね18の弾発力
を変えることにより、押圧軸部15bの係合面31bへ
の押圧力が変わるので、全体の密着力が調整でき、調整
もねじ17の回動操作だけでできるので容易に行うこと
ができる。
【0025】ここで、ブレード押圧部39aと壷ブレー
ド4および壷押圧部40aとインキ壷ローラ1の周面と
の密着が部分的に充分でない場合には、3本の調整ボル
ト34aないし34cの螺合量を個別に調整することに
より、部分的に密着力を調整することができる。この場
合、3本の調整ボルト34aないし34cのうち、進退
方向が壷ローラ1の周面と壷キー3が対向する部位B点
方向としている調整ボルト34bの螺合量を調整するこ
とにより、ブレード押圧部39aとブレード4の密着力
および壷押圧部40aとインキ壷ローラ1の周面との密
着力を同時に調整することができる。このように、部分
的に密着力を調整できることにより部分的なインキの流
出が防止され、インキの消費量を低減させることができ
るというだけでなく、レインボー印刷等においては印刷
の品質が向上する。また、押圧板30が弾性材によって
形成されていることにより、3本の調整ボルト34aな
いし34cによる部分的な調整が行われる際、3本の調
整ボルト34aないし34cによって部分的に変形する
のが防止される。
【0026】また、押圧板30に壷キー3の先端部の上
面を押圧する凸部39bが設けられていることにより、
この凸部39bと壷キー3の先端部の上面との密着性が
向上する。したがって、ブレード押圧部39aと壷キー
3との間から壷ローラ1側のインキがブレード押圧部3
9aとブレード4との間に浸入するようなことが防止で
きる。このため、次の印刷時に使用するインキが前の印
刷インキと混じり合うようなこともなく、また、浸入し
たインキが固化することにより、壷キー3が動作不良を
起こすようなことも防止される。また、押圧板30が耐
摩耗性を有する弾性材によって形成されていることによ
り、壷ローラ1との対接部およびブレード4との対接部
における押圧板30の摩耗が低減される。また、壷ロー
ラ1との対接部およびブレード4との対接部における押
圧板30の密着性が向上する。
【0027】中間インキせき25を取り外す場合には、
図2に示すように、把持部16を把持し圧縮コイルばね
18の弾発力に抗して作動棒15を図中右方に移動さ
せ、押圧軸部15bによる係合面31bの押圧を解除す
ることにより、ホルダ10から取り外すことができる。
このように、中間インキせき25の着脱を工具を必要と
せずに、単に作動棒15を圧縮コイルばね18の弾発力
に抗して移動させるだけでできるので、中間インキせき
25の着脱が容易になる。
【0028】また、中間インキせき25の左右方向の位
置を調整する場合には、図2において、ナット20によ
る締め付けを緩め、止めねじ19を回転操作し止めねじ
19を後退させることにより、バー8に対するホルダ1
0の固定を解除し、ホルダ10を矢印G−H方向に移動
させる。このように、中間インキせき25の左右方向の
位置を調整するのに、ナット20による締め付けを緩
め、止めねじ19の回転操作を行うだけでよく、このた
め操作が簡単になる。
【0029】押圧板30をポリ塩化ビニール(PVC)
によって形成した例を挙げたが、これに限定されず、要
は耐摩耗性を有する弾性材であればよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、中間インキせきとブレードおよび壷ローラ
周面との密着状態を部分的に調整するようにしたので、
密着力が向上し部分的なインキの流出を防止でき、イン
キの消費量を低減させることができるというばかりか、
レインボー印刷における印刷の品質も向上する。
【0031】また、請求項2に係る発明によれば、第2
の部材を介して第1の部材が均一に押圧されるので、第
1の部材が局部的に破壊されるようなことが防止され
る。
【0032】また、請求項3に係る発明によれば、壷ロ
ーラとの対接部および底板との対接部における第1の部
材の摩耗が低減される。また、壷ローラとの対接部およ
び底板との対接部における第1の部材の密着性が向上す
る。
【0033】また、請求項4に係る発明によれば、第1
の部材と底板の密着力および第1の部材とインキ壷ロー
ラの周面との密着力を同時に調整することができる。
【0034】また、請求項5に係る発明によれば、第1
の部材と壷キーの先端部の上面との密着性が向上するの
で、第1の部材と壷キーとの間から壷ローラ側のインキ
が第1の部材と底板との間に浸入するようなことが防止
できる。このため、次の印刷時に使用するインキが前の
印刷インキと混じり合うようなこともなく、また、浸入
したインキが固化することにより、壷キーが動作不良を
起こすようなことも防止される。
【0035】また、請求項6に係る発明によれば、中間
インキせきの着脱が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る輪転印刷機におけるインキ壷装
置の要部を示す平面図である。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図である。
【図3】 本発明に係る輪転印刷機におけるインキ壷装
置の要部を分解して示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る輪転印刷機におけるインキ壷装
置のホルダの斜視図である。
【符号の説明】
1…壷ローラ、3…壷キー、4…壷ブレード、6…イン
キ壷、8…バー、10…ホルダ、11…嵌合溝、15…
作動棒、16…把持部、17…ねじ、18…圧縮コイル
ばね、19…止めねじ、25…中間インキせき、26…
作動板、29…調整板、30…押圧板、34…調整ボル
ト、39a…ブレード押圧部、39b…凸部、40a…
壷押圧部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された壷ローラと、この
    壷ローラに近接する位置に設けられた底板と、この底板
    に略直交するように設けられこの底板の幅方向に互いに
    対向する一対のインキせきとで構成されるインキ壷装置
    と、前記一対のインキせき間に設けられた中間インキせ
    きとを備えた輪転印刷機のインキ壷装置において、前記
    中間インキせきを、前記壷ローラの周面および前記底板
    とに対接する第1の部材と、この第1の部材に対接する
    第2の部材と、この第2の部材に対接する第3の部材と
    で構成するとともに、前記第3の部材を押圧することに
    より前記第1の部材を前記壷ローラの周面方向および前
    記底板方向へ押圧する押圧手段を備え、前記第3の部材
    に、前記第2の部材を介して前記第1の部材を前記壷ロ
    ーラの周面または前記底板に対して調整する調整具を設
    けたことを特徴とする輪転印刷機のインキ壷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の輪転印刷機のインキ壷装
    置において、前記第2の部材を板状部材で形成したこと
    を特徴とする輪転印刷機のインキ壷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の輪転印刷機のインキ壷装
    置において、前記第1の部材は耐摩耗性を有する弾性材
    によって形成したことを特徴とする輪転印刷機のインキ
    壷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の輪転印刷機のインキ壷装
    置において、前記調整具の調整方向を、略前記壷ローラ
    の周面と前記底板との互いに対向する部位方向としたこ
    とを特徴とする輪転印刷機のインキ壷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の輪転印刷機のインキ装置
    において、前記底板の下面に対接し先端が底板の先端よ
    りも前記壷ローラ側に進出した壷キーを備え、前記第1
    の部材の前記壷ローラ側端部に前記壷キーに対接する凸
    部を設けたことを特徴とする輪転印刷機のインキ壷装
    置。
  6. 【請求項6】 回転自在に支持された壷ローラと、この
    壷ローラに近接する位置に設けられた底板と、この底板
    に略直交するように設けられこの底板の幅方向に互いに
    対向する一対のインキせきとで構成されるインキ壷装置
    と、前記一対のインキせき間に設けられた中間インキせ
    きとを備えた輪転印刷機のインキ壷装置において、移動
    自在に支持され、一方への移動により前記中間インキせ
    きを前記壷ローラの周面方向へ押圧するとともに前記底
    板方向へも押圧し、他方への移動により前記中間インキ
    せきとの係合が外れこの中間インキせきの取り外しを可
    能とする押圧部材を設けたことを特徴とする輪転印刷機
    のインキ壷装置。
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