JP2638438B2 - 接着剤塗布装置 - Google Patents

接着剤塗布装置

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JP2638438B2
JP2638438B2 JP5211768A JP21176893A JP2638438B2 JP 2638438 B2 JP2638438 B2 JP 2638438B2 JP 5211768 A JP5211768 A JP 5211768A JP 21176893 A JP21176893 A JP 21176893A JP 2638438 B2 JP2638438 B2 JP 2638438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の基材に断熱材
を貼着するための接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板のような基材の外面に裏打ち
材としての断熱材を貼着して形成される屋根材または壁
材等が種々提供されている。これらのものにおいては、
基材の外面に接着を塗布し、この接着によって裏打
ち材基材の外面に貼着している。そして、基材に接着
剤を塗布するための接着塗布装置としては種々のもの
が提供されており、例えば、実公昭63−33659号
公報に示されるようなものがある。
【0003】このものは、基材の搬送方向に対して直交
するように回転自在な回転ローラを備えており、接着剤
が溜められた接着溜まり部に回転ローラの外周面の一
部が接した状態となっており、搬送されてくる基材の外
面上を回転ローラが転動することで回転ローラによって
接着剤溜まり部の接着剤が連続して基材の外面に塗布さ
れるようになっている。そして、このものにおいて、搬
送されてくる基材の巾寸法等に応じて基材に塗布する接
着剤の塗布巾を調整することがある。この場合には接着
剤溜まり部回転ローラの外周面に接する調整板単体が
回転ローラの軸方向に沿って隣合うように複数個配置さ
れており、各調整板単体が回転ローラの外面に接した状
態または回転ローラの外周面より離れた状態となるよう
に進退移動することで回転ローラに接する接着剤溜まり
部内の接着剤の接する巾を調整し、基材の外面に塗布さ
れる接着剤の塗布巾を調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては塗布巾の調整は進退移動する各調整
板単体毎の巾寸法でしか行なうことができず、段階的な
調整となり、接着剤の塗布巾を無段階で調整することが
できないという問題があった。また、塗布量の調整は、
回転ローラに接着剤溜まり部を挟んで対向する部材と回
転ローラとの間の微小隙間の間隔を調整することで行う
のであるが、上記対向部材に接着剤が固化したものが生
じると、上記間隔が部分的に変化してしまう。上記対向
部材として回転ローラの回転につれて回転するドクター
ローラを用いたものにおいても同じ問題を有しており、
しかも固化したものを除去するには運転を停止しなくて
はならない。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、接着剤の塗布巾を無段階で調整することがで
きる上に安定した接着剤塗布を行うことができる接着剤
塗布装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、連続して送られてくる基材1の外面に
回転ローラ2を介して接着剤を塗布する接着剤塗布装置
において、基材1の搬送方向に対して直交するように固
定ローラ3と回転ローラ2を相対向させて配置するとと
もに両ローラ2,3間の谷部両端にそれぞれ仕切り板4
配してこれらローラ2,3及び仕切り板4で囲まれる
部分を接着剤溜まり部5とし、上記仕切り板4を各ロー
ラ2,3の軸方向に沿って無段階に移動させる塗布巾調
整手段と、上記固定ローラ3を回転させて固定ローラ3
外周面における回転ローラ2と近接対向する位置を変更
する位置変更手段6とを設けている。
【0007】
【作用】しかして、無段階に移動可能となった仕切り板
4を各ローラ2,3の軸方向に沿って移動させることで
接着剤溜まり部5の巾寸法を無段階に調整することがで
きるために、基材1に塗布される接着剤の塗布巾無段
階に調整することができるまた、位置変更手段6によ
る固定ローラ3外周面における回転ローラ2との近接対
向位置の変更で固定ローラ3外周面における美麗な面を
回転ローラ2に近接対向させることができ、回転ローラ
2による接着剤塗布量を安定化させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における接着剤塗布装置Aは、図5に
示されるように薄鋼板のような基材1が巻かれている基
材ロール7から送られてくる基材1を次工程に送る送り
ローラ8と乾燥器9との間に配置されており、この接着
剤塗布装置Aによって送りローラ8を介して送られてく
る基材1の外面に接着剤を塗布する図5中10は断熱
材等の裏打材11が巻かれている裏打材ロール、12は
裏打材11を切断するカッター、13は基材1に塗布さ
れた接着剤の端部と裏打材11の端部を揃えるための位
置合わせ器、14は接着剤を介して裏打材11を基材1
に圧着する圧着ローラ、15は裏打材11が貼着された
基材1を切断するカッターである。
【0009】接着剤塗布装置Aは、図1乃至図4に示さ
れるように相対向するように配置された一対の支持板1
6と、支持板16間に架設される回転ローラ2及び固
定ローラ3と、各ローラ2,3の上部に配される仕切り
板4と、固定ローラ3を強制回転させて固定ローラ3に
おける回転ローラ2との対向面を変える位置変更手段
と、搬送されてくる基材1を各ローラ2,3の下側で支
持する支持台17を備えたものとして構成されている。
【0010】支持台17は各ローラ2,3の下側で基材
1を支持する支持ローラ18と、支持ローラ18を上下
に昇降移動させるエアーシリンダーのような昇降装置1
9を備えたもので、昇降装置19によって支持ローラ1
8を上昇移動させることで支持ローラ18にて支持され
ている基材1を上方に移動させて基材1の外面を固定ロ
ーラ3の外周面よりも少し下側に位置する回転ローラ2
の外周面に接するように移動させることができるように
なっている。
【0011】支持板16への固定ローラ3と回転ローラ
2との取り付けは、図6に示すように、これらローラ
2,3の保守交換を容易にするためにロールスライドブ
ロック30を介して行われているとともに、固定ローラ
3のロールスライドブロック30への取り付けは、固定
ローラ3と回転ローラ2との軸間距離の調整のためのス
ライドブロック40を介して行われている。
【0012】ロールスライドブロック30は支持板16
の上部中央に設けられた嵌め込み用開口部20に上方か
ら嵌め込み固定されるもので、図17に示されるように
両端に係合段部31を設けた板材32構成されてお
り、下部の一端寄りにはスライドブロック40の嵌め込
み凸部41が嵌め込まれる横長の開口部33が形成され
ている。また、下部の他端寄りには軸受けを介して回転
ローラ2の軸2aが軸着される通孔34が設けられてい
る。上記開口部33の一端縁には後述する軸間距離調整
操作ハンドル50が回転自在に取り付けられる通孔3
5が設けられており、開口部33の他端縁にはスライド
ブロック40のバネ付勢のためのバネ当てブラケット6
0を固定する固着具61が挿着されるネジ孔37が上下
で隣合うように一対設けられている。36は後述する
間距離調整用機構におけるウォーム用ブラケット70を
固着するための固着具71が挿通される通孔であり、上
下で隣合うように一対設けられている。
【0013】上記開口部33に嵌め込まれるスライドブ
ロック40は図16に示されるように開口部33に嵌着
される嵌め込み凸部41を基板42より一体に突設し
もので、嵌め込み凸部41の巾寸法は開口部33の巾寸
法より少し小さくなっており、開口部33内において嵌
め込み凸部41をスライド移動させてスライドブロック
40を横方向に位置調整することができるようになって
いる。また、基板42の上下端は嵌め込み凸部41の上
下端より外方に突出した状態となっており、嵌め込み凸
部41を開口部33内に嵌め込み固定すると基板42の
上下端がロールスライドブロック30の内面に当接され
るようになっている。スライドブロック40には軸受け
を介して固定ローラ3の軸3aが軸着される取り付け孔
43が設けられており、また、押しナット80及びバネ
押しブラケット90を固定するための固着具81,91
が挿通される通孔44,45がそれぞれ上下で隣合うよ
うに一対設けられている。ここで、各通孔44,45の
うち、取り付け孔43寄りに設けられた上下で隣合う一
対の通孔44は固着具91を螺合することができるよう
ネジ孔となっており、スライドブロック40の端部寄
りに位置する通孔45は内面にネジ部が設けられていな
い単なる貫通孔となっている。
【0014】上記押しナット80は図9に示されるよう
に板材82の中央部にネジ孔83を設けると共に板材8
2の一側端面に上下で隣合うようにネジ孔84を凹設し
て構成されており、一側端面をスライドブロック40の
内面に当接してスライドブロック40に設けられた通孔
45とネジ孔84とを合致させ、スライドブロック40
の通孔45を介してネジ孔84に固着具81を螺入する
ことでスライドブロック40と直交するように押しナッ
ト80がスライドブロック40の内面側に取り付けら
【0015】上記バネ押しブラケット90は図15に示
されるように角柱材の一側面に上下で隣合うように一対
の通孔92を備えると共にこの通孔92と直交するよう
に角柱材の他側面にネジ孔93を上下で隣合うように一
備えている。94はネジ孔93内に螺着される部材の
抜け止めを行なうための固着具が螺着されるネジ孔であ
り、ネジ孔93に連通した状態で設けられている。この
バネ押しブラケット90はスライドブロック40の嵌め
込み凸部41を開口部33内に嵌め込んだ状態でスライ
ドブロック40の外面側に取り付けられるもので、通孔
92に挿通された固着具91ネジ孔としての嵌め込み
凸部41の通孔44に螺入することでスライドブロック
40の外面側に取り付けられている。ここで、バネ押し
ブロック90の上端と下端は開口部33の上下端縁より
外方に突出した状態となっており、スライドブロック4
0に取り付けた状態ではバネ押しブロック90の上端と
下端とが開口部33の上下端縁に当接されてスライドブ
ロック40が内側に脱落しないようになっている。ま
た、スライドブロック40は基板42の上下端がロール
スライドブロック30の内面に当接されているために外
側に脱落することもないようになっている。つまり、基
板42の上下端とバネ押しブラケット90の上下端で開
口部33の上下端縁を挟み込んだ状態とすることで開口
部33からの脱落を防止しながら嵌め込み凸部41が開
口部33内で横方向にスライド移動できるようになって
いる。
【0016】ロールスライドブロック30の一端寄りの
内面には軸間距離調整用機構におけるウォーム用ブラケ
ット70が内方に突出するように取り付けられている。
このウォーム用ブラケット70は図7に示されるように
板材72の中央部に取り付け孔73を設けると共に取り
付け孔73と直交するように板材72の両端面に上下で
隣合うように一対のネジ孔74,75を凹設して構成さ
れており、取り付け孔73には軸受けが取り付けられる
ようになっている。このウォーム用ブラケット70はロ
ールスライドブロック30と直交するように配置すると
共に端面に設けられたネジ孔74とロールスライドブロ
ック30に設けられた通孔36とを合致させ、通孔36
より挿入された固着具71をネジ孔74に螺入すること
でロールスライドブロック30の内面側にロールスライ
ドブロック30と直交するように取り付けられている。
【0017】ウォーム用ブラケット70にはホイル用ブ
ラケット100が取り付けられる。ホイル用ブラケット
100は図12に示されるように板材101の上部に取
り付け孔102を設けると共に取り付け孔102が設け
られた端部と反対側の端部に上下で隣合うように一対の
通孔103を設けたもので、この通孔103をウォーム
用ブラケット70のネジ孔75に合致させるように配置
すると共に通孔103に挿入された固着具104をネジ
孔75に螺入することでウォーム用ブラケット70と直
交するようにウォーム用ブラケット70に取り付けられ
ている。
【0018】そして、ウォーム用ブラケット70は前記
押しナット80と対向するように配置され、ホイル用ブ
ラケット100はロールスライドブロック30の内面と
相対向するように配置されるわけであるが、ウォーム用
ブラケット70と押しナット80との間には押しネジ1
10とウォームホイル120が配置される 押しネジ1
10は図8に示されるように外面にネジ部111が設け
られたボルト112の端部より接続軸113を一体に突
設して形成されており、接続軸113の基端にはキー溝
114が凹設されている。ウォームホイル120は図1
0に示されるように接続筒121の一端寄りの外面に
122を設けて形成されており、122が設けられて
いない接続筒121にはネジ孔123が穿設されてい
る。
【0019】 そして、押しネジ110とウォームホイル
120とは押しネジ110の接続軸113に接続筒12
1を装着すると共に接続筒121に設けられたネジ孔1
23に螺着される固着具の先端を押しネジ110の接続
軸113に凹設されたキー溝114に入れることで回り
止めされた状態で相互に連結され、接続筒121より突
出する接続軸113がウォーム用ブラケット70の取り
付け孔73に軸受けを介して取り付けられると共に押し
ネジ110のネジ部111が押しナット80に設けられ
たネジ孔83に螺着されて相対向するウォーム用ブラケ
ット70と押しナット80との間に押しネジ110とウ
ォームホイル120とが取り付けられている。
【0020】ロールスライドブロック30の内面と相対
向する上記ホイル用ブラケット100とロールスライド
ブロック30との間にはウォーム130が配置されてい
る。このウォーム130は図11に示されるように支持
軸131が挿通されてキーによって連結一体化される接
続筒132の外周面に133を設けたもので、接続筒
132の端部より突設される支持軸131の一端はロー
ルスライドブロック30に取り付けられた操作ハンドル
50に連結され、支持軸131の他端はホイル用ブラケ
ット100に設けられた取り付け孔102に挿通されて
いる。
【0021】このウォーム130は上記したウォームホ
イール120に噛み合っており、操作ハンドル50の回
転操作によってウォーム130を回転させると、ウォー
ムホイール120及び押しネジ110が回転し、押しネ
ジ110が押しナット80のネジ孔83内で回転するこ
とで押しナット80を進退移動させる。押しナット80
にはスライドブロック40が連結固定されており、固定
ローラ3はスライドブロック40で支持されているため
に、固定ローラ3の位置を調整して、回転ローラ2と固
定ローラ3との間の軸間距離を調整することができるも
のである。上記操作ハンドル50は円板51の周端縁の
一部より円板51と直交するように操作取っ手52を突
設して構成されている。
【0022】スライドブロック40より突出する固定ロ
ーラ3の軸3aの一端にはラチェットハンドル140が
取り付けられている。このラチェットハンドル140
は、図3において軸3aに対して反時計回り方向には自
由に回転するものの、時計回り方向には軸3aと一体と
なって固定ローラ3を同時に回転させるラチェット機構
を内蔵したもので、ラチェットハンドル3の上記時計回
り方向の回転で固定ローラ3を図3中で時計回り方向に
回転させることができるものとなっている。また、上記
ラチェット機構のために、固定ローラ3が図3中で反時
計回り方向に回転しようとしても、支持板16から突設
した止め棒141にラチェットハンドル3が当たってい
る図示の状態では回転不能となっている。
【0023】ロールスライドブロック30の外面には上
記したバネ押しブラケット90と相対向するように図1
4に示されるようなバネ当てブラケット60が固着具6
1にて取り付けられている。62はバネ当てブラケット
60に設けられた通孔であり、固着具61が挿通される
ようになっている。バネ当てブラケット60とスライド
ブロック40に取り付けられたバネ押しブラケット90
との間にはバネ押しネジ150が設けられており、バネ
押しネジ150にはコイルスプリングのようなバネ16
0が取り付けられている。バネ押しネジ150は図13
に示されるように外面にネジ部151が設けられたボル
ト152の端部にバネ受け座153を介してバネ160
が取り付けられる取り付け軸154を一体に設けたもの
、ボルト152はバネ押しブラケット90に設けられ
たネジ孔93に螺着されている。上記バネ160は圧縮
された状態でバネ当てブラケット60の端面に当接され
ており、バネ押しブラケット90を外側方に移動させる
バネ力をバネ押しブラケット90に付与している。つま
り、スライドブロック40はバネ力によって常時側方に
バネ付勢された状態となっており、位置調整可能となっ
たスライドブロック40にがたつきが発生しないように
なっている。
【0024】ローラ2,3間の谷部両端にはホームベ
ース形状に形成された仕切り板4が立設されている。各
ローラ2,3の外周面に接することとなる各仕切り板4
の下端にはゴム等によって形成される当接部材(図示せ
ず)が取り付けられている。各ローラ2,3の上方には
各ローラ2,3の長手方向に沿って壁板170が相対向
するように立設されており、各仕切り板4は両端下部に
設けられた切り欠き溝4aを各壁板170に嵌め込んで
いる。各ローラ2,3の外周面と壁板170と仕切り
板4とでローラ2,3の谷部の上方に受け箱状の凹部
5aが形成されており、この凹部5aによって接着剤溜
まり部5が形成されている。
【0025】上記仕切り板4はローラ2,3の軸方向に
スライド自在とされている。すなわち、ロールスライド
ブロック30に連結された基台180からは支持片18
1が突設されており、各支持片180間にはガイド棒1
82が架設されている。このガイド棒182は各仕切り
板4の両端下部に穿設された通孔4bに挿通されてお
り、各仕切り板4はガイド棒182によって支持されて
いる。支持片181の上方に位置するように基台180
からは側方に向けて支持台183が突設されており、対
向する支持台183間にはガイド棒184が設けられて
いる。このガイド棒184は長手方向の略半分にネジ部
184aが設けられており、各ガイド棒184の一端に
はガイド棒184を回転操作するための操作ハンドル1
90取り付けられている。このガイド棒184は各仕
切り板4の両端上部に設けられた通孔4cに挿通されて
いるであるが、各仕切り板4の両端上部に設けられた
一対の通孔4cのうち、一方の通孔4cはネジ孔とされ
ており、このネジ孔となった通孔4cにガイド棒184
に設けられたネジ部184aが螺着されている。
【0026】上記操作ハンドル190は隣合うように各
ガイド棒184の一端側に配置されており、一方の操作
ハンドル190を回転操作すると操作ハンドル190と
離れて配置されている一方の仕切り板4がネジ部184
との螺合で無段階に移動するようになっており、ま
た、他方の操作ハンドル190を回転操作すると操作ハ
ンドル190と近接して配置されている他方の仕切り板
4がネジ部184aとの螺合で無段階に移動するように
なっている。接着剤塗布装置Aの一側面がわから各操作
ハンドル190を操作して各仕切り板4を無段階に移動
させることができるようになっているものである
【0027】 そして、各操作ハンドル190を回転操作
させて仕切り板4を内側に移動させることで接着剤溜ま
り部5の巾寸法を小さくして回転ローラ2を介して基材
1に塗布される接着剤の塗布巾を狭くすることができ、
また、各操作ハンドル190を回転操作して仕切り板4
を外側に移動させることで接着剤溜まり部5の巾寸法を
大きくして回転ローラ2を介して基材1に塗布される接
着剤の塗布巾を広くすることができる
【0028】しかして、搬送されてくる基材1は支持台
17に設けられた支持ローラ18にて支持されながら回
転ローラ2と固定ローラ3との下側を通過するものであ
り、基材1に接着剤を塗布する場合には支持ローラ18
上昇させて基材1の外面を回転ローラ2の外周面に接
触させ、回転ローラ2の回転に伴って接着剤溜まり部5
内の接着剤順次基材1の外面に塗布するものである。
また、接着剤を塗布しない場合には支持ローラ18を下
降したままの状態として基材1を回転ローラ2に接触
せずに搬送する
【0029】 ここで、図3、図4に示されるように回転
ローラ2軸2aに取り付けられたスプロケット2b
チェーンのような索条体200駆動装置(図示せず)
に連結されており、駆動装置によって回転ローラ2が回
駆動されるのであるが、この回転方向は図5に示すよ
うに、回転ローラ2の外周面が接着剤溜まり部5を上方
から下方へと通過する方向とされている。接着剤溜まり
部5を通過する時に接着剤の一部が回転ローラの外周面
に付着し、該接着剤が基材1に転写塗布されるものであ
る。
【0030】そして、固定ローラ3は回転ローラ2にほ
ぼ接する状態にあるために本来は回転ローラ2の回転に
つれて回転するのであるが、前述のように固定ローラ2
に取り付けられたラチェットハンドル140が止め棒1
41に当たっているために上記回転は阻止されている。
従って、固定ローラ3における接着剤溜まり部5に面し
ている部分は変わらない。これ故に固定ローラ3の表面
に付着した接着剤が固化するのは固定ローラ3における
接着剤溜まり部5に面したところだけとなる。そして固
定ローラ3表面の接着剤溜まり部5に面したところに接
着剤が付着固化して、接着剤塗布量を規定している固定
ローラ3と回転ローラ2との間隔が変化したりする時に
は、ラチェットハンドル140で固定ローラ3を回転さ
せることで、固定ローラ3における美麗な面を回転ロー
ラ2に対向させ、上記間隔を本来の値に保つ。この時、
固定ローラ3における接着剤が付着固化した部分を接着
剤溜まり部5に面していないところに位置させれば、付
着固化した接着剤の清掃除去を運転中に行うことができ
る。なお、固定ローラ3を回転させたラチェットハンド
ル140は、止め棒141に当たるまで逆回転(この
時、ラチェットハンドル140は固定ローラ3に対して
空転する)させることで、再度固定ローラ3が回転ロー
ラ2の回転につれて回転することがない状態とすること
ができる。
【0031】 基材1の巾寸法や次工程で基材1に接着さ
れる裏打材11の巾寸法に応じて塗布される接着剤の塗
布巾を調整するにあたっては、操作ハンドル190を回
転操作することで各仕切り板4を各ローラ2,3の軸方
向に沿ってスライド移動させることで接着剤溜まり部5
の巾寸法を調整することができ、これによって塗布され
る接着剤の塗布巾を自在に調整することができるように
なっている。ここで、仕切り板4を移動させて接着剤溜
まり部5の巾寸法を調整するにあたり、操作ハンドル1
90の回転操作によって各仕切り板4無段階に移動さ
せることができるものであり、接着剤の塗布巾を無段階
に調整することができるようになっている。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のように、仕切り板の各ロ
ーラの軸方向に沿った無段階移動で接着剤溜まり部の巾
寸法を無段階に調整することができるものであり、回転
ローラを介して基材に塗布される接着剤の塗布巾を必要
に応じた幅に無段階に調整することができるものであ
る。また、接着剤溜まり部を介して回転ローラと対向す
る部材を回転しない固定ローラとしているために、固定
ローラの表面に接着剤が付着固化するのは固定ローラに
おける接着剤溜まり部に面したところだけとなってお
り、従って固定ローラを回転させることで回転ローラと
近接対向する位置を美麗な面に変えることで、回転ロー
ラを介して基材の表面に塗布される接着剤の塗布量や塗
布面積にバラツキがでるのを防止することができるもの
であり、しかも固定ローラにおける接着剤が付着固化し
た部分を接着剤溜まり部に面していないところに位置さ
せることによって、付着固化した接着剤の清掃除去を運
転中に行うこともできるものであって、運転停止を招く
ことなく長時間にわたる安定した接着剤塗布を行うこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略した斜視図で
ある。
【図2】同上の一部省略した正面図である。
【図3】同上の一部省略した側面図である。
【図4】同上の一部省略した平面図である。
【図5】同上の概略構成図である。
【図6】同上の回転ローラ及び固定ローラの支持部分の
分解斜視図である。
【図7】ウォーム用ブラケットを示すもの、(a)は
正面図、(b)は平面図である。
【図8】押しネジを示す正面図である。
【図9】押しナットを示すもの、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図10】ウォームホイルを示すもの、(a)は正面
図、(b)は断面図である。
【図11】ウォームを示すもの、(a)は正面図、
(b)は断面図である。
【図12】ホイル用ブラケットを示すもの、(a)は
正面図、(b)は平面図である。
【図13】バネ押しネジを示すもの、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図14】バネ当てブラケットを示すもの、(a)は
正面図、(b)は側面図である。
【図15】バネ押しブラケットを示すもの、(a)は
正面図、(b)は側面図である。
【図16】スライドブロックを示すもの、(a)は正
面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。
【図17】ロールスライドブロックを示すもの
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、
(d)は(a)におけるイ−イ線断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 回転ローラ 3 固定ローラ 4 仕切り板 5 接着剤溜まり部 6 位置変更手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して送られてくる基材の外面に回転
    ローラを介して接着剤を塗布する接着剤塗布装置であっ
    て、基材の搬送方向に対して直交するように固定ローラ
    と回転ローラを相対向させて配置するとともに両ローラ
    間の谷部両端にそれぞれ仕切り板を配してこれらローラ
    及び仕切り板で囲まれる部分を接着剤溜まり部とし、上
    仕切り板を各ローラの軸方向に沿って無段階に移動
    せる塗布巾調整手段と、上記固定ローラを回転させて固
    定ローラ外周面における回転ローラと近接対向する位置
    を変更する位置変更手段とを備えていることを特徴とす
    接着剤塗布装置。
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JPS5969175A (ja) * 1982-10-15 1984-04-19 Nordson Kk 溶剤型接着剤の塗布方法
JPH0275171U (ja) * 1988-11-25 1990-06-08

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