JP2002011265A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2002011265A
JP2002011265A JP2000197433A JP2000197433A JP2002011265A JP 2002011265 A JP2002011265 A JP 2002011265A JP 2000197433 A JP2000197433 A JP 2000197433A JP 2000197433 A JP2000197433 A JP 2000197433A JP 2002011265 A JP2002011265 A JP 2002011265A
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JP2000197433A
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Kazuhiro Momose
和弘 百瀬
Akira Hirabayashi
章 平林
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Maxell Izumi Co Ltd
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Izumi Products Co
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/048Complete cutting head being movable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/28Drive layout for hair clippers or dry shavers, e.g. providing for electromotive drive

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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状が常に変化する肌の表面に外刃が密着で
きるように、刃ヘッド部が肌からの外力を受けて本体ケ
ースに対して全方向に自在に移動できるようにする。 【解決手段】 電動モータ12が内蔵された本体ケース
18と、外刃20および内刃22を有し、本体ケース1
8の上部に取り付けられた刃ヘッド部24とを具備する
電気かみそり10において、支持板体36aおよび支持
板体36aの両端部に配置された弾性部材から成る脚部
36bを有する支持部材36が、脚部36bを介して本
体ケース18の上部に固定され、刃ヘッド部24は、支
持板体36aに取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気かみそりに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりは一般的に、内部に電動モ
ータや電源スイッチや電動モータに電力を供給する電源
部等が設けられ、髭を剃る場合には人が手で持つ本体ケ
ースと、この本体ケースの上部に取り付けられ、外刃や
内刃等が組み込まれた刃ヘッド部とから構成される。そ
して、近年では、本体ケースを手で持ち、外刃を肌に当
てた状態で電気かみそりを移動させた際、刃ヘッド部が
顔面の形状に従って本体ケースに対して回動し(いわゆ
る首を振り)、これにより外刃が肌により多くの時間密
着できるようにした電気かみそりが開発され、販売され
ている。
【0003】ここで、首振りの構造は、特開平6-126043
号等に開示されているように一般的に、本体ケースの上
部に刃ヘッド部を、予め決められた一つの軸線(一例と
してこの軸線は本体ケースの幅方向と平行)を中心とし
て所定角度だけ回動自在に取り付けることで実現されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電気かみそりの首振り構造では、本体ケースに
対する刃ヘッド部の回動方向が常に一定の方向となって
しまう。このため、電気かみそりを顔面に沿って移動さ
せている最中に、部分的に凸凹したり傾いたりして微妙
に形状が変化する肌の表面に、外刃を刃ヘッド部の動き
だけで常に密着させるようにすることができない。よっ
て、使用者は手で持っている本体ケース自体を適宜肌の
形状に合うように傾ける必要が生じ、使い勝手が良くな
いという課題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、形状が常
に変化する肌の表面に外刃が密着できるように、刃ヘッ
ド部が肌からの外力を受けて本体ケースに対して全方向
に自在に移動できる電気かみそりを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明に係
る電気かみそりは、電動モータが内蔵された本体ケース
と、外刃および内刃を有し、前記本体ケースの上部に取
り付けられた刃ヘッド部とを具備する電気かみそりにお
いて、支持板体および該支持板体の両端部に配置された
弾性部材から成る脚部を有する支持部材が、前記脚部を
介して前記本体ケースの上部に固定され、前記刃ヘッド
部は、前記支持板体に取り付けられていることを特徴と
する。
【0007】刃ヘッド部は、弾性部材で構成された脚部
を介して本体ケースの上部に取り付けられた支持板体に
固定されている。よって、刃ヘッド部が肌と当接して肌
から外力を受けた場合には、その外力の大きさや方向に
応じて脚部が弾性変形し、刃ヘッド部、詳細には刃ヘッ
ド部の内の直接肌と接する外刃が常に肌と密着するよう
に本体ケースに対して、特定の支点や特定の軸線を持た
ない移動、全方向への移動をする。移動の具体的な態様
とすれば、回転したり、捻れたり、傾いたり、接離した
りする。また、刃ヘッド部を肌から離せば、弾性変形し
ていた脚部が元の形状に戻り、刃ヘッド部も本体ケース
に対して初期位置に戻る。
【0008】また、前記支持部材は、両端部が同方向に
曲げられて前記脚部に形成され、該脚部で挟まれた板状
部位が前記支持板体に形成された板バネで構成すると、
支持部材の構造が簡単になり、部品点数が削減でき、製
品コストも低減できる。
【0009】また、前記内刃は、前記外刃に対して往復
動するよう構成された場合には、前記電動モータの出力
軸の回転運動を前記内刃を往復動させる直線運動に変換
する変換機構は、前記刃ヘッド部内に設けるようにする
と好適である。これにより、最も大きな振動を発生する
回転運動を直線運動に変換する変換機構と使用者が手で
持つ本体ケースとの間に弾性部材で構成された脚部を介
在させることができる。よって、変換機構で発生した振
動は脚部で吸収され、本体ケースに伝わる振動が低減さ
れて、不快な振動が使用者側に伝わりにくく、使い勝手
が向上する。
【0010】また、前記電動モータの出力軸にはコイル
バネが取り付けられ、該出力軸の回転運動は該コイルバ
ネを介して前記刃ヘッド部内に伝達される構成とする
と、弾性部材で構成された脚部の変形に応じてコイルバ
ネも変形しながら、確実に回転運動を刃ヘッド部側に伝
達できる。また、部品費も、伸縮できる構造のユニバー
サルジョイントを使用する場合に比べて大幅に安く、ま
た構造も簡単であるから故障も少ないと考えられる。
【0011】また、前記本体ケースには、前記支持板体
の下面に接触し、前記脚部の弾性変形を抑制する抑制位
置と、支持板体の下面から離れ、脚部の弾性変形を許容
する許容位置との間で移動可能なロック部材が設けられ
ていることを特徴とする。具体的には、前記ロック部材
は、一端側が前記本体ケースに回動自在に取り付けられ
て他端側が円弧状に移動する支持片を有する構成とする
ことが考えられる。これにより、本体ケースに対する刃
ヘッド部の動きを規制することができ、例えば使用者自
身が肌の形状に合わせて本体ケースを傾けたり移動させ
ながら、刃ヘッド部を肌に強く押し当てて髭を剃るとい
うことも可能となり、使用者の好みに合わせた使い方が
可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気かみそり
の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。一例として往復式電気かみそりを用いて説明する。
まず、図1〜図4を用いて電気かみそりの構成を説明す
る。往復式電気かみそり10は、内部に電動モータ12
や電動モータ12に電力を供給する電源部(電池14や
AC/DCコンバータ16)等が設けられた本体ケース
18と、この本体ケース18の上部に取り付けられ、外
刃20やこの外刃20に対して往復動する内刃22等が
内蔵された刃ヘッド部24とから構成される。
【0013】(本体ケースの構成)続いて、本体ケース
18の詳細な構成について説明する。本体ケース18
は、その外形が、使用者が手で持ちやすい断面形状(例
えば長円形や角を取った長方形等)を有する筒状体に形
成されている。そして、本体ケース18の上部には、後
述する支持部材等が収納される収納凹部26が形成され
ている。収納凹部26の内底面中央には電動モータ12
の出力軸28が挿通される第1貫通穴30が形成されて
いる。本体ケース18の内部には、内ケース32が取り
付けられ、この内ケース32に電動モータ12と電池1
4が装着される。また、AC/DCコンバータ16が内
蔵される場合にはこの内ケース32に取り付けられる場
合がある。電池14は、本体ケース18の下部開口部分
に着脱自在に取り付けられた本体下ケース34を取り外
すことによって、内ケース32に装着したり、また内ケ
ース32から取り外したりすることができる。また、電
動モータ12の出力軸28は、内ケース32を本体ケー
ス18内の所定の位置に取り付けた際には第1貫通穴3
0に挿通された状態となり、その先端は収納凹部26内
に突出する。
【0014】また、本体ケース18の収納凹部26の内
底面には、第1貫通穴30を覆うように支持部材36が
取り付けられている。この支持部材36は詳細には、支
持板体36a、および支持板体36aの両端部に配置さ
れ、弾性部材を用いて構成された一対の脚部36bを有
し、各脚部36bの下端が、第1貫通穴30を挟むよう
にして収納凹部26の内底面に固定されている。これに
より、支持部材36が本体ケースの上部に取り付けられ
たことになる。支持部材36は本実施の形態では一例と
して板バネを用いて構成されており、板バネの両端部が
同方向(板バネの同じ面側)に断面U字状(断面コ字
状、L字状、横V字状、横W字状でも良い)に曲げられ
て脚部36bに形成され、脚部36bで挟まれた板状
(フラットな)部位が支持板体36aを構成する。な
お、支持板体36aと脚部36bを別体に形成し、互い
に連結しても支持部材36を構成することが可能である
が、本実施の形態のようにに一枚の板バネを加工して支
持部材36を形成する方が、部品点数も少なく、また製
造が容易であり、また耐久性も向上すると考えられる。
支持板体36aと脚部36bを別体に形成する場合に
は、脚部36bはコイルバネや板バネ等のバネ材で構成
したり、またゴム材を柱状体等の塊に形成して構成する
等、種々の弾性部材で構成することが考えられる。
【0015】また、支持板体36a上に刃ヘッド部24
が取り付けられる構成になるため、支持板体36aの剛
性を向上させ、平面状態を維持するべく、本実施の形態
では支持板体36aとなる板バネの上記板状部位の表裏
に第1補助板38を密着して取り付ける構成としてい
る。また、さらに本実施の形態では、各脚部36bとな
る板バネの両端縁にも第2補助板40が前述の補助板3
8と同様の趣旨で設けられている。なお、板バネのみで
十分に剛性を確保できる構造(リブを形成する等)にで
きる場合もあり、この場合には第1補助板38や第2補
助板40は不要となる。
【0016】この構成により、支持板体36aは、収納
凹部26の内底面から所定の距離離間した第1貫通穴3
0の上方に、脚部36bによって支持されてほぼ平行に
位置することになる。支持板体36aに外力が加わった
場合には、支持板体36aを介して各脚部36bに外力
の方向に応じた方向に、外力の大きさに応じた大きさの
力が作用し、弾性部材で形成された各脚部36bが互い
に独立して変形することができる。これにより支持板体
36aは、収納凹部26内で自在に全方向に移動(傾い
たり、沈んだり、捻れたり、回動したり)する。そし
て、外力が無くなれば各脚部36bが自らの弾性力によ
って元の位置に戻り、その結果支持板体36aも初期位
置に戻る。また、支持部材36の下方に位置する第1貫
通穴30から突出する電動モータ12の出力軸28の回
転運動を、支持部材36に取り付けられて自在に移動で
きる刃ヘッド部24に伝達する必要がある。このため、
支持部材36、詳細には支持部材36の支持板体36a
には後述するコイルバネを挿通する第2貫通穴42が形
成されている。
【0017】また、収納凹部26の内底面の、第1貫通
穴30の両脇には、支持部材36の一対の脚部36bで
挟まれるようにして、一対のロック部材44が本体ケー
ス18の厚み方向に沿った軸線Aを中心として回動自在
に配置されている。各ロック部材44は、軸線Aを中心
として回動することにより、支持板体36aの下面に上
端が接触し、支持板体36aに外力が加わっても脚部3
6bの弾性変形を抑制し、支持板体36aの移動を規制
する抑制位置(収納凹部26の内底面から起立した位
置:図4参照)Bと、第1貫通孔30側に回転して支持
板体36aの下面から先端が離れ、脚部36bの弾性変
形を許容する許容位置(収納凹部26の内底面上に倒れ
た位置:図1や図3や図5参照)Cとの間を移動可能と
なっている。なお、図2において、各ロック部材44は
互いに異なる位置にあるが、これは説明上の都合による
ものであり、通常は一対のロック部材44は共に同じ位
置に位置する。
【0018】詳細には、各ロック部材44には、支持板
体36aの四隅の下方に配置され、一端側が本体ケース
18(詳細には収納凹部26の内底面)に例えば凹凸嵌
合で枢着(軸を用いて取り付ける構造、軸着構造でも良
い)されて回動自在に取り付けられ、他端側が円弧状の
軌跡を描きながら移動する支持片44aが2つずつ設け
られている。支持片44aはその外形が一例として短辺
側が円弧に形成された長方形に形成されている。そし
て、一つのロック部材44に設けられた支持片44a同
士は互いに軸線A上に配置されたシャフト44bで連結
され、収納凹部26の内底面に対して常に同じ角度にな
るように連動して回転する。また、各ロック部材44に
は、支持片44aを常時収納凹部26の内底面に倒れる
方向に付勢する付勢手段(不図示:一例としてねじりコ
イルバネ等)が設けられている。なお、各ロック部材4
4の支持片44aを、断面形状が同じ一つの長尺な柱状
体にしても良い。この構成により、支持板体36aの各
脚部36b方向の縁全体がロック部材44によって支持
できる構成となり、支持が安定する。また、支持片44
aは上記形状に限定されず、例えば断面形状が非円形に
形成され、その一端側を本体ケース18に回動自在に取
り付け、円弧状に移動する他端側で支持板体36aを支
持する構成とすることも可能であり、また断面を円形に
形成した場合でも偏心した位置を本体ケース18に回動
自在に取り付けることで同様の機能を果たすようにする
ことも可能である。
【0019】また、各ロック部材44に含まれる2つの
支持片44aの内の軸線A方向に沿った同じ側の支持片
44aには、本体ケース18の表面に突出する作用片4
4cが突設されている。また、この作用片44cが突設
する側の本体ケース18の表面には、本体ケース18の
長手方向に沿ってスライド自在にロックボタン46が設
けられている。そして、この構成により、ロックボタン
46を作用片44c側にスライドさせ、作用片44cを
本体ケース18の上部側に押し上げることによって、各
ロック部材44の支持片44aが収納凹部26の内底面
に倒れている許容位置Cから、収納凹部26の内底面上
に起立する抑制位置Bまで付勢手段の付勢力に抗して回
動し、各ロック部材44の支持片44aの先端が支持板
体36aの下面と当接する。これにより、四隅が支持さ
れて支持片44aで支持されて、支持板体36aの移動
が抑制される。なお、ロックボタン46を逆方向にスラ
イドさせると、各ロック部材44の支持片44aは付勢
手段の付勢力によって倒れる方向に回動し、自動的に許
容位置Cに戻る。
【0020】(刃ヘッド部の構成)外刃枠台48には、
外刃ホルダ50が一例として2つ並んで、かつ各外刃ホ
ルダ50は上下方向に独立して所定量だけスライドでき
るように装着され、各外刃ホルダ50には外刃20がそ
れぞれ取り付けられている。刃枠取付台52の外形は、
本体ケース18の上部(収納凹部26)に嵌り合う逆カ
ップ状に形成されている。詳細には、刃枠取付台52の
下部側は、二重壁構造に形成され、外壁52aの内面の
断面形状は、収納凹部26を構成する筒状壁面の外面の
断面形状と相似し、かつ若干大きく形成されている。ま
た、内壁52bの外面の断面形状は、収納凹部26を構
成する筒状壁面の内面の断面形状と相似し、かつ若干小
さく形成されている。これにより、刃枠取付台52は本
体ケース18の上部に、収納凹部26を構成する筒状壁
面が、外壁52aと内壁52bとの間に形成されるリン
グ状の空間部に挿入される、ラビリンス構造で嵌り合
う。また、この空間部の広さは、刃枠取付台52、つま
り刃ヘッド部24が多少移動しても刃枠取付台52と収
納凹部26とが干渉しないように設定されている。ま
た、刃枠取付台52の上部壁面中央には第3貫通穴54
が開口されている。
【0021】刃枠取付台52の上部壁面の上面には支点
板バネ56が取り付けられ、支点板バネ56の第3貫通
穴54に対応する位置に第4貫通穴58が開口されてい
る。支点板バネ56は、外刃枠台48に取り付けられた
外刃ホルダ50を外刃枠台48に対して常時上方へ付勢
するよう機能し、外刃ホルダ50が外力により外刃枠台
48内に押し込まれた場合でも外力がなくなれば、外刃
ホルダ50が元の位置に戻るようになる。また、外刃枠
台48は刃枠取付台52に、ヒンジ構造の連結部60を
介して開閉自在に取り付けられている。
【0022】刃枠取付台52の内部には、電動モータ1
2の出力軸28の回転運動を往復直線運動に変換し、内
刃22を往復動させる振動機構62が設けられている。
振動機構62は、刃枠取付台52の下方から刃枠取付台
52の内部に挿入され、刃枠取付台52の上部壁面に固
定される。この状態において、振動機構62の上部に延
出した内刃連結部64が、刃枠取付台52に設けられた
第3貫通穴54および支点板バネ56に設けられた第4
貫通穴58の双方を貫通して刃枠取付台52から突出す
る。そして、内刃22はこの内刃連結部64に取り付け
られる。
【0023】また、電動モータ12の出力軸28と振動
機構62との間は、支持板体36aに設けられた第2貫
通穴42を貫通するように配置されたコイルバネ66に
よって連結され、出力軸28の回転運動が振動機構62
に伝達される。コイルバネ66を用いる理由は、本実施
の形態の電動かみそり10は、肌からの外力を受けて刃
ヘッド部24が本体ケース18に対して自在に移動でき
るようになっているため、この動きに追従して曲がった
り、縮んだり、伸びたり、また回ったりできる必要があ
るからである。
【0024】なお、振動機構62自体の構成は、従来の
ものと同じであり、詳細な説明は省略し、概要のみを説
明する。振動子68は、内刃連結部64が取り付けられ
た移動台68a、移動台68aの両側に設けられた一対
のU字体68b、一対のU字体68bを介して移動台6
8aを往復直線移動可能に支持する一対の固定台68c
とから成る。振動子68の下に設けられた変換機構70
は、回転運動を往復直線運動に変換する機能を有する。
その構成は、電動モータ12の出力軸28とコイルバネ
66で連結されて回転する回転円板70a、この回転円
板70aの回転軸線Dに対して偏心した位置に立設され
た2本のピン70b、各ピン70bに一端が連結され、
他端側が移動台68aやU字体68bに連結された2つ
のリンク70cとから構成される。なお、ピン70bの
内、下方のピン70bは回転円板70aに立設され、上
方のピン70bは下方のピン70bに取り付けられたも
う一つの円板体70d上に立設されている。
【0025】振動ベース部72は、変換機構70の下に
設けられて、回転円板70aをその軸線Dを中心として
回転自在にガイドするガイド筒体72aと、ガイド筒体
72aを挟んで突出して設けられた一対の支柱72bと
を有している。支柱72bの間隔は、振動子68の一対
のU字体68bの間隔よりも幅広に設定されている。そ
して、支柱72bの上部端面は刃枠取付台52の上部壁
面に、振動子68の固定台68cを挟むようにしてネジ
止めされ、刃枠取付台52と振動子68と振動ベース部
とが一体に連結されている。そして、振動ベース部72
が支持部材36に固定されて、刃ヘッド部24全体が支
持部材36に取り付けられている。なお、ガイド筒体7
2a内に配置された回転円板70aは、コイルバネ66
を用いて出力軸28と連結され、コイルバネ66の付勢
力によって常時上方へ付勢されている。このため、回転
円板70aがガイド筒体72aから上側に抜けないよう
に、回転円板70aのピン70bが立設された中央部分
の領域のみが露出した状態でガイド筒体72aの開口部
部分を閉塞する固定金具72cが、ガイド筒体72aに
ネジを用いて取り付けられている。
【0026】上述した刃ヘッド部24と本体ケース18
の構造を有する電気かみそり10の作用について説明す
る。この電気かみそり10を使用して髭を剃る際には、
本体ケース18を手で持ち、刃ヘッド部24の外刃20
を肌に当てるようにする。この場合、肌の形状の変化に
対応して、まず外刃20が外刃枠台48の内方へ、支点
板バネ56の弾性力(付勢力)に抗して沈み込んだり、
適宜傾く等、移動することにより、外刃20が肌に密着
するように維持される。
【0027】更に、外刃20の移動だけでは吸収し切れ
ない肌の形状の変化がある場合、つまり外刃20が外刃
枠台48の最深部に移動しきってそれ以上移動できない
場合には、肌からの外力によって刃ヘッド部24自体
が、支持部材36の脚部36bが弾性変形することによ
って傾いたり、沈み込んだり等移動して、外刃20が肌
に密着するように維持される。通常、外刃20を付勢す
る支点板バネ56の弾性力に比べて刃ヘッド部24を支
持する脚部36bの弾性力の方が十分に大きくなるよう
に設定されているから、このように、まず外刃20が移
動し、その後刃ヘッド部24が移動する。このため、脚
部36bの弾性力と支点板バネ56の弾性力との差が小
さくなれば、外刃20の移動と共に刃ヘッド部24も同
時に少しずつ移動する場合もある。
【0028】また、刃ヘッド部24が移動しない態様を
望む使用者の場合には、ロックボタン46をスライドさ
せて、ロック部材44を図5の状態から図4の状態に移
行させる。これにより、支持部材36の支持板体36a
がロック部材44によって下面から支持され、刃ヘッド
部24に外力が加わっても脚部36bの弾性変形が抑制
され、刃ヘッド部24の移動が規制される。
【0029】また、回転運動を往復直線運動に変換する
ために最も大きな振動が発生する振動機構62が、弾性
変形可能な脚部36bを介して本体ケース18に連結さ
れた刃ヘッド部24内に設けられ、実際に使用者が手で
持つ本体ケース18の内部には振動機構62に比べて発
生する振動が小さい回転運動のみの電動モータ12が配
置されているだけである。よって、振動機構62が発生
する振動は、脚部36bで吸収されて本体ケース18に
は伝達してこないため、手に伝わる不快な振動が低減
し、使用者の使い勝手が向上する。
【0030】また、上述した実施の形態では、往復式電
気かみそりについて説明してきたが、電気かみそりを、
刃ヘッド部と人が手で持つ本体ケースの2つに分離し、
相互間を支持部材36のように弾性変形可能な部材で連
結する構造は、回転式電気かみそりにも適用することが
できると考えられる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る電気かみそりを用いると、
刃ヘッド部は、弾性部材で構成された脚部を介して本体
ケースの上部に取り付けられた支持板体に固定されてい
る。よって、刃ヘッド部が肌と当接して肌から外力を受
けた場合には、その外力の大きさや方向に応じて脚部が
弾性変形し、刃ヘッド部、詳細には刃ヘッド部の内の直
接肌と接する外刃が常に肌と密着するように本体ケース
に対して、特定の支点や特定の軸線を持たない真の三次
元的な移動をする。このため、本体ケースを使用者が肌
の形状の変化に合わせて自ら動かすことが軽減され、使
い勝手が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気かみそりの一実施の形態の構
造を説明するための断面図である。
【図2】本発明に係る電気かみそりの一実施の形態の構
造を説明するための分解斜視図である。
【図3】図1の刃ヘッド部と本体ケースとの連結部分の
構造を説明するための要部拡大図である。
【図4】ロック部材の構造を説明するための説明図であ
る(ロック部材が抑制位置にある状態)。
【図5】ロック部材の構造を説明するための説明図であ
る(ロック部材が許容位置にある状態)。
【符号の説明】
10 電気かみそり 12 電動モータ 18 本体ケース 20 外刃 22 内刃 24 刃ヘッド部 36 支持部材 36a 支持板体 36b 脚部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータが内蔵された本体ケースと、
    外刃および内刃を有し、前記本体ケースの上部に取り付
    けられた刃ヘッド部とを具備する電気かみそりにおい
    て、 支持板体および該支持板体の両端部に配置された弾性部
    材から成る脚部を有する支持部材が、前記脚部を介して
    前記本体ケースの上部に固定され、 前記刃ヘッド部は、前記支持板体に取り付けられている
    ことを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、両端部が同方向に曲げ
    られて前記脚部に形成され、該脚部で挟まれた板状部位
    が前記支持板体に形成された板バネで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 前記内刃は、前記外刃に対して往復動す
    るよう構成され、 前記電動モータの出力軸の回転運動を前記内刃を往復動
    させる直線運動に変換する変換機構は、前記刃ヘッド部
    内に設けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の電気かみそり。
  4. 【請求項4】 前記電動モータの出力軸にはコイルバネ
    が取り付けられ、該出力軸の回転運動は該コイルバネを
    介して前記刃ヘッド部内に伝達されることを特徴とする
    請求項1、2または3記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 前記本体ケースには、前記支持板体の下
    面に接触し、前記脚部の弾性変形を抑制する抑制位置
    と、支持板体の下面から離れ、脚部の弾性変形を許容す
    る許容位置との間で移動可能なロック部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    電気かみそり。
  6. 【請求項6】 前記ロック部材は、一端側が前記本体ケ
    ースに回動自在に取り付けられて他端側が円弧状に移動
    する支持片を有することを特徴とする請求項5記載の電
    気かみそり。
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