JP2514186Y2 - 電気かみそり - Google Patents
電気かみそりInfo
- Publication number
- JP2514186Y2 JP2514186Y2 JP2918391U JP2918391U JP2514186Y2 JP 2514186 Y2 JP2514186 Y2 JP 2514186Y2 JP 2918391 U JP2918391 U JP 2918391U JP 2918391 U JP2918391 U JP 2918391U JP 2514186 Y2 JP2514186 Y2 JP 2514186Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- body case
- blade
- main body
- inner blade
- outer blade
- Prior art date
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、往復動方式の内刃を
有する電気かみそりに関するものである。
有する電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本体ケース内の駆動部により本体
ケースの外表面に露出させた外刃に対し外刃に内装され
た内刃を往復動させて、外刃内に入り込んだ髭を剃ると
共に、駆動部の回転軸に対し偏心して設けられて回転す
る偏心おもりにより内刃が発する内刃の往復動方向の振
動を軽減するバランシング機構を備えた電気かみそりが
知られている。
ケースの外表面に露出させた外刃に対し外刃に内装され
た内刃を往復動させて、外刃内に入り込んだ髭を剃ると
共に、駆動部の回転軸に対し偏心して設けられて回転す
る偏心おもりにより内刃が発する内刃の往復動方向の振
動を軽減するバランシング機構を備えた電気かみそりが
知られている。
【0003】駆動部に装着された偏心おもりは、内刃を
含む、揺動部材、ジョイント、スプリング等の往復動部
品が方向転換する際に発生させる内刃の往復動方向の大
きな振動を打ち消すためのバランサーとして機能する。
含む、揺動部材、ジョイント、スプリング等の往復動部
品が方向転換する際に発生させる内刃の往復動方向の大
きな振動を打ち消すためのバランサーとして機能する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、バラン
サーとしての偏心おもりは、駆動部の回転軸に対し偏心
して回転するため、内刃の往復動方向のバランスを取る
のみで、往復動方向と直交する方向(直交方向)におい
ては偏心おもりのアンバランスを打ち消す要素がないこ
とから、内刃に合わせてきっちり往復動方向のバランス
を取ると本体ケースの外郭に生ずる直交方向の振動が大
きくなってしまい、偏心おもりにより十分なバランスを
取るのは困難であるという問題点があった。
サーとしての偏心おもりは、駆動部の回転軸に対し偏心
して回転するため、内刃の往復動方向のバランスを取る
のみで、往復動方向と直交する方向(直交方向)におい
ては偏心おもりのアンバランスを打ち消す要素がないこ
とから、内刃に合わせてきっちり往復動方向のバランス
を取ると本体ケースの外郭に生ずる直交方向の振動が大
きくなってしまい、偏心おもりにより十分なバランスを
取るのは困難であるという問題点があった。
【0005】この考案は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、内刃の往復動方
向と直交する方向に生ずる振動を抑えると共に、この振
動の利用により外刃内に髭を効率良く導き入れて切れ味
を向上させた電気かみそりを提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、内刃の往復動方
向と直交する方向に生ずる振動を抑えると共に、この振
動の利用により外刃内に髭を効率良く導き入れて切れ味
を向上させた電気かみそりを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係る電気かみそりは、本体ケース内の駆
動部により前記本体ケースの外表面に露出させた外刃に
対し前記外刃に内装された内刃を往復動させて、前記外
刃内に入り込んだ髭を剃ると共に、前記駆動部の回転軸
に対し偏心して設けられて回転する偏心おもりにより前
記内刃が発する前記内刃の往復動方向の振動を軽減する
バランシング機構を備えた電気かみそりにおいて、前記
駆動部、前記バランシング機構及び前記内刃を収容固定
すると共に前記外刃を一体的に装着した内ケースを、前
記本体ケースとの間に、前記偏心おもりの慣性力により
生ずる前記内刃の往復動方向と直交する方向への移動を
許容する保持部材を介して、前記本体ケース内に保持し
たことを特徴としている。
め、この考案に係る電気かみそりは、本体ケース内の駆
動部により前記本体ケースの外表面に露出させた外刃に
対し前記外刃に内装された内刃を往復動させて、前記外
刃内に入り込んだ髭を剃ると共に、前記駆動部の回転軸
に対し偏心して設けられて回転する偏心おもりにより前
記内刃が発する前記内刃の往復動方向の振動を軽減する
バランシング機構を備えた電気かみそりにおいて、前記
駆動部、前記バランシング機構及び前記内刃を収容固定
すると共に前記外刃を一体的に装着した内ケースを、前
記本体ケースとの間に、前記偏心おもりの慣性力により
生ずる前記内刃の往復動方向と直交する方向への移動を
許容する保持部材を介して、前記本体ケース内に保持し
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】この考案に係る電気かみそりにより、髭を剃る
際に偏心おもりが内ケースに発生させる内刃の往復動方
向と直交する方向の振動は、往復動する内刃に比べて大
きな質量を持つ駆動部等が固定された内ケースにかか
り、内ケースは、保持部材を介し髭剃り時に使用者が外
刃を移動させる方向即ち内刃の往復動方向と直交する方
向に微細振動し、外刃も内刃の往復動方向と直交する方
向に微細振動する。
際に偏心おもりが内ケースに発生させる内刃の往復動方
向と直交する方向の振動は、往復動する内刃に比べて大
きな質量を持つ駆動部等が固定された内ケースにかか
り、内ケースは、保持部材を介し髭剃り時に使用者が外
刃を移動させる方向即ち内刃の往復動方向と直交する方
向に微細振動し、外刃も内刃の往復動方向と直交する方
向に微細振動する。
【0008】
【実施例】以下、この考案に係る電気かみそりの実施例
を図面を参照しつつ説明する。
を図面を参照しつつ説明する。
【0009】図1〜図3において、10は電気かみそ
り、11は本体ケース、12は取付台である。
り、11は本体ケース、12は取付台である。
【0010】図1は、電気かみそり10の正面断面図で
あり、本体ケース前11aと本体ケース後11bを張り
合わせた状態(図2参照)に形成された薄形の本体ケー
ス11内には、取付台12が配置されている。
あり、本体ケース前11aと本体ケース後11bを張り
合わせた状態(図2参照)に形成された薄形の本体ケー
ス11内には、取付台12が配置されている。
【0011】取付台12は、箱形に形成されており、取
付台12内には、取付台12上端から出力軸13aを突
出させたモータ(駆動部)13とモータ13の両側に配
置された二次電池14が組み込まれている。出力軸13
aには、後述する内刃32が発する振動を軽減するバラ
ンシング機構を構成する偏心おもり15が取り付けられ
ている。
付台12内には、取付台12上端から出力軸13aを突
出させたモータ(駆動部)13とモータ13の両側に配
置された二次電池14が組み込まれている。出力軸13
aには、後述する内刃32が発する振動を軽減するバラ
ンシング機構を構成する偏心おもり15が取り付けられ
ている。
【0012】偏心おもり15は、内刃32等の往復動部
品が方向転換する際に発生させる大きな振動を打ち消す
ためのバランサーとして機能し、出力軸13aを中心か
らずれた偏心位置に嵌合させている(図3参照)。ま
た、偏心おもり15の上面には、その中心からずれた位
置に軸15aが突設されている。
品が方向転換する際に発生させる大きな振動を打ち消す
ためのバランサーとして機能し、出力軸13aを中心か
らずれた偏心位置に嵌合させている(図3参照)。ま
た、偏心おもり15の上面には、その中心からずれた位
置に軸15aが突設されている。
【0013】取付台12の上部には、縦壁12aに囲ま
れて上端が開口されると共に取付台12より縮径された
収納スペースSが形成されており、収納スペースS内に
は、偏心おもり15の軸15aに固定された弾性材から
なる駆動軸16が配置されている。縦壁12aの下部に
は、それぞれ本体ケース11の側面11cに向けて突出
させた二本の軸部17,17が両側に形成されている。
れて上端が開口されると共に取付台12より縮径された
収納スペースSが形成されており、収納スペースS内に
は、偏心おもり15の軸15aに固定された弾性材から
なる駆動軸16が配置されている。縦壁12aの下部に
は、それぞれ本体ケース11の側面11cに向けて突出
させた二本の軸部17,17が両側に形成されている。
【0014】駆動軸16は、基部16aと、基部16a
の両端に一体に設けられた薄肉の脚部16bと、基部1
6aの中央に上方に向けて突設された支柱部16cとを
有しており、基部16aの下端に形成された図1の紙面
に対して直交する方向に長い長穴に、軸15aが嵌合固
着されている。この駆動軸16はモータ13の回転運動
を往復運動に変換するものである。
の両端に一体に設けられた薄肉の脚部16bと、基部1
6aの中央に上方に向けて突設された支柱部16cとを
有しており、基部16aの下端に形成された図1の紙面
に対して直交する方向に長い長穴に、軸15aが嵌合固
着されている。この駆動軸16はモータ13の回転運動
を往復運動に変換するものである。
【0015】取付台12の上端側部には、脚部16bを
介して、上部開口18aと下部開口18bを有する髭溜
め部18がネジB止めされている(図3参照)。髭溜め
部18には、この髭溜め部18に形成された係止孔18
cに係止爪20aが係止されることによって、上部開口
18aを塞ぐ外刃ホルダー20が着脱自在に装着されて
おり、本体ケース11側部に設けられたクランプ19を
内方に押圧することによって係止孔18cと係止爪20
aとの係止を解除することができる。
介して、上部開口18aと下部開口18bを有する髭溜
め部18がネジB止めされている(図3参照)。髭溜め
部18には、この髭溜め部18に形成された係止孔18
cに係止爪20aが係止されることによって、上部開口
18aを塞ぐ外刃ホルダー20が着脱自在に装着されて
おり、本体ケース11側部に設けられたクランプ19を
内方に押圧することによって係止孔18cと係止爪20
aとの係止を解除することができる。
【0016】また、下部開口18bには、髭溜め部18
に突出させた支柱部16cがパッキング21を介して揺
動自在に装着されている。
に突出させた支柱部16cがパッキング21を介して揺
動自在に装着されている。
【0017】このパッキング21により、髭かすが本体
ケース11内部へと進入するのを防ぐことができる。
ケース11内部へと進入するのを防ぐことができる。
【0018】取付台12と髭溜め部18は、本体ケース
11内の部品を固定した取付台組立(内ケース)22を
構成している。
11内の部品を固定した取付台組立(内ケース)22を
構成している。
【0019】取付台12の下部中央にはシャフト部23
が形成されており、シャフト部23は、図2の側面説明
図に示すように、本体ケース前11aと本体ケース後1
1bにより形成されたリブ状のシャフト受け部24によ
り、回動自在に挟持されている。
が形成されており、シャフト部23は、図2の側面説明
図に示すように、本体ケース前11aと本体ケース後1
1bにより形成されたリブ状のシャフト受け部24によ
り、回動自在に挟持されている。
【0020】また、取付台12の上方両側面には、取付
台12を両側から挟み込む支え足(保持部材)25がそ
れぞれ取り付けられており、両支え足25,25によ
り、本体ケース11の前後面方向への往復動(図2、矢
印A参照)可能に取付台組立22が支えられている。
台12を両側から挟み込む支え足(保持部材)25がそ
れぞれ取り付けられており、両支え足25,25によ
り、本体ケース11の前後面方向への往復動(図2、矢
印A参照)可能に取付台組立22が支えられている。
【0021】支え足25は、中央に水平方向に貫通する
孔26が形成された基部25aと、基部25aの両端に
一体に設けられた薄肉の両脚部25b,25bと、基部
25aの孔26上部に上方に向けて突設された支柱部2
5cとを有しており、大略逆向きU字状に形成されてい
る。また、支柱部25cの両側には、それぞれ本体ケー
ス前11a或は本体ケース後11b側に向けた係止突起
27,27が形成されている。
孔26が形成された基部25aと、基部25aの両端に
一体に設けられた薄肉の両脚部25b,25bと、基部
25aの孔26上部に上方に向けて突設された支柱部2
5cとを有しており、大略逆向きU字状に形成されてい
る。また、支柱部25cの両側には、それぞれ本体ケー
ス前11a或は本体ケース後11b側に向けた係止突起
27,27が形成されている。
【0022】各支え足25は、各脚部25bの下端部2
5dを、それぞれ本体ケース前11aと本体ケース後1
1bの略中央部にネジB止めされていると共に、孔26
に軸部17を挿入させている(図3参照)。同時に、各
係止突起27,27には、各係止突起27,27に対向
して本体ケース前11a及び本体ケース後11bに形成
された各係止突起11d,11eとの間に、各コイルス
プリング28,28が装着されている。
5dを、それぞれ本体ケース前11aと本体ケース後1
1bの略中央部にネジB止めされていると共に、孔26
に軸部17を挿入させている(図3参照)。同時に、各
係止突起27,27には、各係止突起27,27に対向
して本体ケース前11a及び本体ケース後11bに形成
された各係止突起11d,11eとの間に、各コイルス
プリング28,28が装着されている。
【0023】従って、取付台組立22は、各コイルスプ
リング28,28により本体ケース前11aと本体ケー
ス後11bとの中間位置に弾性的に位置決めされてお
り、設定されたバネ荷重よりも大きな力が取付台組立2
2に加わった際には、取付台組立22が、本体ケース前
11a或は本体ケース後11bに、各緩衝板29,29
を挟んで押し付けられることとなる。
リング28,28により本体ケース前11aと本体ケー
ス後11bとの中間位置に弾性的に位置決めされてお
り、設定されたバネ荷重よりも大きな力が取付台組立2
2に加わった際には、取付台組立22が、本体ケース前
11a或は本体ケース後11bに、各緩衝板29,29
を挟んで押し付けられることとなる。
【0024】外刃ホルダー20には、上下移動可能に取
り付けられた外刃取付板30を介し、メッシュ状の外刃
31が、逆U字状に曲げられて着脱自在に、且つ、本体
ケース11の外表面に露出させて装着されている。
り付けられた外刃取付板30を介し、メッシュ状の外刃
31が、逆U字状に曲げられて着脱自在に、且つ、本体
ケース11の外表面に露出させて装着されている。
【0025】このため、外刃31は、外刃ホルダー20
を介して取付台12に一体的に装着されている。
を介して取付台12に一体的に装着されている。
【0026】駆動軸16の上方には、内刃32を取り付
ける内刃取付台33が装着されている。内刃取付台33
は、拡径された底部33a上方に形成された下部開口3
3bを有しており、底部33aとの間にパッキング21
中央部の凹所21aに突出する支柱部16cに装着した
スプリング34を挟んで、支柱部16cを貫通させたス
プリングピン35を下部開口33bに係止させている
(図3参照)。
ける内刃取付台33が装着されている。内刃取付台33
は、拡径された底部33a上方に形成された下部開口3
3bを有しており、底部33aとの間にパッキング21
中央部の凹所21aに突出する支柱部16cに装着した
スプリング34を挟んで、支柱部16cを貫通させたス
プリングピン35を下部開口33bに係止させている
(図3参照)。
【0027】この内刃取付台33は、スプリング34を
介して下部開口33b内を上下方向に自在に移動する。
介して下部開口33b内を上下方向に自在に移動する。
【0028】そして、モータ13の回転力により、内刃
32が外刃31の裏面に弾接して本体ケース11の両側
面11c,11c間を往復動し、外刃31の多数の髭導
入孔31aから侵入した髭を外刃31と内刃32により
挟み込み剪断する。
32が外刃31の裏面に弾接して本体ケース11の両側
面11c,11c間を往復動し、外刃31の多数の髭導
入孔31aから侵入した髭を外刃31と内刃32により
挟み込み剪断する。
【0029】次に、上記構成を有する電気かみそりの作
用を説明する。
用を説明する。
【0030】髭を剃る場合、電気かみそり10のスイッ
チ(図示せず)を入れて内刃32を往復動させると共
に、外刃31を皮膚面に押し当てる。外刃31を押し当
てることにより、髭は髭導入口31aから外刃31の内
部に進入し、剪断される。
チ(図示せず)を入れて内刃32を往復動させると共
に、外刃31を皮膚面に押し当てる。外刃31を押し当
てることにより、髭は髭導入口31aから外刃31の内
部に進入し、剪断される。
【0031】ところで、内刃32を含む往復動部品が固
定された取付台組立22は、内刃32が方向転換する際
に大きな振動を発生させるが、内刃32の往復動方向の
バランスを取る偏心おもり15により、内刃32の往復
動方向の大きな振動が打ち消される。
定された取付台組立22は、内刃32が方向転換する際
に大きな振動を発生させるが、内刃32の往復動方向の
バランスを取る偏心おもり15により、内刃32の往復
動方向の大きな振動が打ち消される。
【0032】このとき、偏心おもり15の慣性力により
生ずる内刃32の往復動方向と直交する方向の振動は、
内刃32に比べて質量の大きな取付台組立22にかかる
ために、取付台組立22を保持する支え足25の両脚部
25b,25b及び各コイルスプリング28,28を介
して内刃32の振幅に比べて充分小さな振幅となり、取
付台組立22全体に、本体ケース前11aと本体ケース
後11bの間を往復動する微細振動を生じさせることと
なる。
生ずる内刃32の往復動方向と直交する方向の振動は、
内刃32に比べて質量の大きな取付台組立22にかかる
ために、取付台組立22を保持する支え足25の両脚部
25b,25b及び各コイルスプリング28,28を介
して内刃32の振幅に比べて充分小さな振幅となり、取
付台組立22全体に、本体ケース前11aと本体ケース
後11bの間を往復動する微細振動を生じさせることと
なる。
【0033】加えて、各コイルスプリング28,28に
より、微細振動が本体ケース11に伝達するのが軽減さ
れる。
より、微細振動が本体ケース11に伝達するのが軽減さ
れる。
【0034】ところが、この微細振動の方向は、髭剃り
時に本体ケース11を介して外刃31を移動させる方向
と略同一方向となるために、見かけ上、外刃31の髭導
入口31aが拡大したのと同様の効果をもたらし、髭を
髭導入口31aへと導入し易くする。
時に本体ケース11を介して外刃31を移動させる方向
と略同一方向となるために、見かけ上、外刃31の髭導
入口31aが拡大したのと同様の効果をもたらし、髭を
髭導入口31aへと導入し易くする。
【0035】一方、実際には、髭導入口31aの径は変
化していないので、使用時のひりつき感が増すことはな
い。
化していないので、使用時のひりつき感が増すことはな
い。
【0036】このように、支え足25を介して保持され
た取付台組立22により、本体ケース11に対して内刃
32の往復動方向と直交する方向に生ずる振動を抑える
と共に、今まで不必要とされていた振動を利用して、外
刃31を内刃32の往復動方向と直交する方向に振動さ
せて髭導入口31aから外刃31内部に髭を効率良く導
き入れることができる。
た取付台組立22により、本体ケース11に対して内刃
32の往復動方向と直交する方向に生ずる振動を抑える
と共に、今まで不必要とされていた振動を利用して、外
刃31を内刃32の往復動方向と直交する方向に振動さ
せて髭導入口31aから外刃31内部に髭を効率良く導
き入れることができる。
【0037】
【考案の効果】この考案に係る電気かみそりは、本体ケ
ース内の駆動部により前記本体ケースの外表面に露出さ
せた外刃に対し前記外刃に内装された内刃を往復動させ
て、前記外刃内に入り込んだ髭を剃ると共に、前記駆動
部の回転軸に対し偏心して設けられて回転する偏心おも
りにより前記内刃が発する前記内刃の往復動方向の振動
を軽減するバランシング機構を備えた電気かみそりにお
いて、前記駆動部、前記バランシング機構及び前記内刃
を収容固定すると共に前記外刃を一体的に装着した内ケ
ースを、前記本体ケースとの間に、前記偏心おもりの慣
性力により生ずる前記内刃の往復動方向と直交する方向
への移動を許容する保持部材を介して、前記本体ケース
内に保持したことを特徴としている。
ース内の駆動部により前記本体ケースの外表面に露出さ
せた外刃に対し前記外刃に内装された内刃を往復動させ
て、前記外刃内に入り込んだ髭を剃ると共に、前記駆動
部の回転軸に対し偏心して設けられて回転する偏心おも
りにより前記内刃が発する前記内刃の往復動方向の振動
を軽減するバランシング機構を備えた電気かみそりにお
いて、前記駆動部、前記バランシング機構及び前記内刃
を収容固定すると共に前記外刃を一体的に装着した内ケ
ースを、前記本体ケースとの間に、前記偏心おもりの慣
性力により生ずる前記内刃の往復動方向と直交する方向
への移動を許容する保持部材を介して、前記本体ケース
内に保持したことを特徴としている。
【0038】このため、内刃の往復動方向と直交する方
向に生ずる本体ケースの振動を抑えると共に、外刃の微
細振動の利用により、外刃内に髭を効率良く導き入れて
切れ味を向上させることができる。
向に生ずる本体ケースの振動を抑えると共に、外刃の微
細振動の利用により、外刃内に髭を効率良く導き入れて
切れ味を向上させることができる。
【図1】この考案に係る電気かみそりの内部構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】支え足の配置構造を示す電気かみそりの側面側
からの内部説明図である。
からの内部説明図である。
【図3】電気かみそりの構成説明図である。
10 電気かみそり 11 本体ケース 13 モータ(駆動部) 15 偏心おもり 22 取付台組立(内ケース) 25 支え足(保持部材) 31 外刃 32 内刃
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ケース内の駆動部により前記本体ケ
ースの外表面に露出させた外刃に対し前記外刃に内装さ
れた内刃を往復動させて、前記外刃内に入り込んだ髭を
剃ると共に、前記駆動部の回転軸に対し偏心して設けら
れて回転する偏心おもりにより前記内刃が発する前記内
刃の往復動方向の振動を軽減するバランシング機構を備
えた電気かみそりにおいて、前記駆動部、前記バランシ
ング機構及び前記内刃を収容固定すると共に前記外刃を
一体的に装着した内ケースを、前記本体ケースとの間
に、前記偏心おもりの慣性力により生ずる前記内刃の往
復動方向と直交する方向への移動を許容する保持部材を
介して、前記本体ケース内に保持したことを特徴とする
電気かみそり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2918391U JP2514186Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電気かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2918391U JP2514186Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電気かみそり |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125866U JPH04125866U (ja) | 1992-11-17 |
JP2514186Y2 true JP2514186Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31913090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2918391U Expired - Fee Related JP2514186Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電気かみそり |
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JP (1) | JP2514186Y2 (ja) |
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1991
- 1991-04-25 JP JP2918391U patent/JP2514186Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04125866U (ja) | 1992-11-17 |
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