JPH10151282A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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Publication number
JPH10151282A
JPH10151282A JP31434896A JP31434896A JPH10151282A JP H10151282 A JPH10151282 A JP H10151282A JP 31434896 A JP31434896 A JP 31434896A JP 31434896 A JP31434896 A JP 31434896A JP H10151282 A JPH10151282 A JP H10151282A
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JP
Japan
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blade head
blade
head
fulcrum shaft
main body
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Withdrawn
Application number
JP31434896A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Morisugi
和弘 森杉
Hiroyuki Kameoka
浩幸 亀岡
Jiro Inaba
二郎 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌に対する追従性が良く、滑らかでソフトな
剃り心地で且つ切れ味が良く、さらに使い勝手を良好に
する。 【解決手段】 モータによって駆動する駆動子3を本体
2の上面より突出させて、外刃4を設けた外刃フレーム
5に内刃6を収納してユニット化された刃ヘッド7に連
結して成る電気かみそりである。本体2の上面に支点軸
8を突出させて刃ヘッド7を該支点軸8を中心に全方向
にスイング可能に支持した。特にあご下などの凹凸を持
った部位での肌の密着性を良好にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気かみそりに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、肌への追従性と肌当たりを良くす
るためにフロート可能な刃ヘッドを備えた電気かみそり
が多数提案されている。その一例として、例えば図6に
示すように、上下方向Fにフロート可能な刃ヘッド7を
2個配設した往復式電気かみそり1′において、各刃ヘ
ッド7を左右方向Cにも回動できるようにしたものが知
られている。
【0003】また他の電気かみそり1″として、図7に
示すように、2個の刃ヘッド7の長手方向の両端を本体
2の両側に突出させたフレーム30で回動自在に支持し
て、2個の刃ヘッド7を前後方向Dに回動できるように
したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えばあご
下などの凹凸を持った部位での使い勝手や肌の密着性を
考えてみた場合、従来のように上下にフロートさせた
り、或いは前後方向Dのみ或いは左右方向Cのみに回動
させたりするものにあっては、肌に対する刃ヘッド7の
追随が不十分であり、特に凹凸部分で剃り残しが多くな
ったり、仕上げるまでに時間がかかってしまうという問
題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、左右方向及び前後方向を含むどの方向にも刃ヘッド
をスイングさせることができ、肌に対する追従性が良
く、滑らかでソフトな剃り心地で且つ切れ味が良く、さ
らに使い勝手が良好な電気かみそりを提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、モータによって駆動する駆動子3を本体
2の上面より突出させて、外刃4を設けた外刃フレーム
5に内刃6を収納してユニット化された刃ヘッド7に連
結して成る電気かみそりにおいて、本体2の上面に支点
軸8を突出させて刃ヘッド7を該支点軸8を中心に全方
向にスイング可能に支持して成ることを特徴としてお
り、このように構成することで刃ヘッド7はどの方向に
対してもスイングできるので、刃ヘッド7をどの方向か
ら肌に当てても、刃ヘッド7を肌の凹凸に良く沿わせる
ことができ、特にあご下などの凹凸を持った部位での肌
の密着性を考えてみた場合でも、刃ヘッド7の肌の凹凸
への追随性が良好となり、滑らかでソフトな剃り心地で
且つ切れ味が良好となる。
【0007】ここで、「全方向にスイング可能」とは刃
ヘッド7が1つの支点軸8を中心として前後方向及び左
右方向を含むどの方向にもスイング可能であることを意
味する。上記刃ヘッド7と支点軸8の受け部9に刃ヘッ
ド7を上下にフロート可能にするフロートバネ10を収
納するのが好ましく、この場合、フロートバネ10によ
って刃ヘッド7全体が上下にフロート可能となり、従っ
て、刃ヘッド7全体が一体となって全方向にスイング自
在となると共に、刃ヘッド7の刃面の押し付け力を刃面
のすべての部位で一定にすることができる。
【0008】上記刃ヘッド7と支点軸8の受け部9が回
転自在な軸継手11より成るのが好ましく、この場合、
刃ヘッド7はどの方向に対してもスイング動作が一層ス
ムーズとなる。上記刃ヘッド7側に、駆動子3を往復移
動方向Aに挟み込んで駆動子3の振幅を内刃6に伝達す
るためのアーム12を一体に設けるのが好ましく、この
場合、刃ヘッド7の回動支持位置とアーム12による駆
動力の伝達位置とを離すことができると共に、刃ヘッド
7は駆動子3に対しては固定されず、支点軸8のみに回
動支持された形となり、そのうえアーム12で駆動子3
を挟むことで、アーム12と駆動子3との接触面積を小
さくでき、従って、刃ヘッド7のスイング時にアーム1
2が傾いても駆動子3との連結状態を確実に維持でき、
内刃6の往復運動への影響はない。
【0009】上記スイングする刃ヘッド7を基準位置に
復帰させる復帰手段13を備えるのが好ましく、この場
合、例えば肌に対して弱い力で押し付けた時には刃ヘッ
ド7は復帰バネによって基準位置に復帰するので、刃ヘ
ッド7を肌に真っ直ぐ当てて剃ることができる。上記ス
イングする刃ヘッド7を所定の位置でロックするロック
手段14を備えるのが好ましく、この場合、ロック手段
14によって刃ヘッド7を例えば基準位置でロックする
ことで、刃ヘッド7をスイング可能な状態から固定状態
への切り替えを容易に行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例と
して、往復式電気かみそり1を説明する。往復式電気か
みそり1の本体2の上面には、図1に示すように、セン
ター位置Mからずれた位置、例えば本体2の短手方向の
一方の辺中央側にモータによって駆動する駆動子3が突
出しており、この駆動子3が刃ヘッド7に連結されてお
り、本体2の上面は刃ヘッド取付け面となっている。
【0011】刃ヘッド7は、外刃4と、外刃4が取付け
られる矩形枠状の外刃フレーム5と、外刃フレーム5内
に収納される内刃6とがユニット化されている。外刃4
は、アーチ状に湾曲したネット刃から成り、外刃4の短
手方向の両端部には取付け孔4aが設けられており、こ
の取付け孔4aが外刃フレーム5の短手方向の両側壁に
設けた取付け用爪5aに係止されることによって、外刃
4は外刃フレーム5に固定される。
【0012】この外刃フレーム5は、図3に示すよう
に、本体2に着脱可能に固定される外カセット15に取
付けられる内カセット30内に収納される。ここで内カ
セット30を外カセット15に取付けるにあたっては、
外カセット15の下方から内カセット30を挿入する
と、内カセット30の上端部に設けたストッパー壁5f
が外カセット15の上端内周に当接することで内カセッ
ト30は外カセット15の上方に抜けるのを防止できる
と同時に、内カセット30の長手方向の両側壁に夫々突
設させた係止用羽根30aが外カセット15の長手方向
の両側壁に設けた係止部15bに引っ掛かることによっ
て内カセット30が外カセット15の下方から抜け止め
された状態で、外カセット15内に上下移動可能に固定
される。尚、内カセット30は外カセット15内でその
長手方向に若干の遊びを持たせた状態で収納してあり、
従って、内カセット30を外カセット15の下方から取
り出す際に係止用羽根30aが係止部15bから外れ易
く、係止用羽根30aを破損することなく内カセット3
0の取り出しが可能となっている。なお、外カセット1
5は本体2に設けた着脱釦16によって本体2の上面に
着脱可能に固定されている。
【0013】また、上記外刃フレーム5内に収納される
内刃6は、図1に示すように、多数のスリット刃から成
り、内刃6の中央下面から継手部6aが突出しており、
この継手部6aは内刃基台17の上面中央に突設された
フロート継手18に対して抜け止め状態で嵌め込まれて
いる。フロート継手18内には継手部6aに対して上方
に向かうバネ力を付与するコイル状の内刃押上バネ19
が収納されており、内刃押上バネ19によって内刃6は
外刃4の内面に密着状態で保持されている。
【0014】上記内刃基台17は外刃フレーム5内に往
復移動可能にガイドされており、この内刃基台17の下
面には、その中央からずれた位置から一対のL形アーム
12が垂設されている。このL形アーム12は、外刃フ
レーム5の底面に設けた開口部5cを貫通して外刃フレ
ーム5の下方に突出した状態で、本体2の上面から突出
している駆動子3をその往復移動方向Aの両側から挟み
込み、これにより駆動子3の振幅を一対のL形アーム1
2を介して内刃6に伝達できるようにしている。また、
各L形アーム12の先端12aは丸みを持っており、駆
動子3との摩擦が少なく、刃ヘッド7のスイング時にL
形アーム12が傾いても駆動子3との連結状態を維持で
きる構造となっている。
【0015】本体2の上面のセンター位置Mには、支点
軸8が突設されている。支点軸8は刃ヘッド7のスイン
グの支点となるものであって、その上端には図2に示す
ように、円形状の回転支点突起8aが設けられている。
また、外刃フレーム5の底部の下面中央には支点軸8の
回転支点突起8aが回転自在に且つ上下移動自在に挿入
される回動支持凹所5dが設けられており、この回転支
点突起8aと回動支持凹所5dとで外刃フレーム5と支
点軸8の受け部9となる回転自在な軸継手11が構成さ
れている。この軸継手11は、刃ヘッド7を支点軸8を
中心に全方向にスイング可能に支持するものである。こ
こで、全方向にスイング可能とは、刃ヘッド7が1つの
支点軸8を中心として前後方向D(図4)及び左右方向
C(図5)を含むどの方向にもスイング可能であること
を意味する。さらに上記受け部9を構成する回動支持凹
所5dと回転支点突起8aとの間には、刃ヘッド7を上
下にフロート可能にするためのフロートバネ10が介在
されている。そして、回動支持凹所5dの深さは、刃ヘ
ッド7が支点軸8を中心として全方向にスイング可能と
し、且つ図2の所定のフロート領域Hで刃ヘッド7を上
下にフロートできるような深さに設定されている。また
フロートバネ10の一端は回動支持凹所5d側に固定さ
れており、刃ヘッド7を本体2に取付ける際におけるフ
ロートバネ10の脱落防止が図られている。
【0016】また刃ヘッド7の底面には、図1に示すよ
うに、スイングする刃ヘッド7を基準位置に復帰させる
ための復帰手段13を構成する複数の復帰バネ13aが
取着されている。この復帰バネ13aは、支点軸8を中
心に全方向にスイング可能となった刃ヘッド7を基準位
置に復帰させるために用いられる。ここで刃ヘッド7の
基準位置とは、刃ヘッド7の刃面と本体2の上面とが平
行状態にあるときの刃ヘッド7の位置をいう。この実施
形態では、復帰手段13は外刃フレーム5の底部の下面
の3箇所に取着されたコイル状の復帰バネ13aから成
る。この3個の復帰バネ13aの各下端は外刃フレーム
5の底面と対向する上面に弾接している。本体2側の3
個の復帰バネ13aの弾接位置は、支点軸8を中心とし
た仮想円上の3箇所、例えば支点軸8を挟んで駆動子3
とは反対側の1箇所と、駆動子3を挟んで本体2の長手
方向の両側の2箇所の計3箇所とされ、この3箇所に3
個の復帰バネ13aの下端が夫々弾接することで、支点
軸8を中心に全方向にスイング可能となった刃ヘッド7
が3個の復帰バネ13aからのバネ力によって基準位置
に復帰できるようになっている。さらに、3個の復帰バ
ネ13aの下端が夫々弾接する本体2の上面部分からは
復帰バネ13a内に挿入される3個の取付突起20が突
設されており、一方、外刃フレーム5の底面の上記3個
の取付突起20に対応する位置には上記取付突起20が
上下移動自在に挿入される突起挿入孔5e(図5)が夫
々設けられている。そして、刃ヘッド7の受け部9に本
体2側の支点軸8を挿入し、刃ヘッド7の各突起挿入孔
5eに本体2側の取付突起20を挿入することで刃ヘッ
ド7が本体2の上面に取付けられている。
【0017】また本体2には、スイングする刃ヘッド7
を所定の位置でロックするためのロック手段14が設け
られている。この実施形態では、ロック手段14は、図
1に示す本体2の上面の長手方向の両側に設けたスリッ
ト孔14aから上下移動自在となった一対のロック片1
4bと、各ロック片14bをスリット孔14aよりも上
方に突出した状態でロックするロック釦14cとで構成
されている。一対のロック片14bは本体2内に上下移
動自在に収納された略U字形金具14dの両端部に一体
形成され、本体2にスライド自在に取付けたロック釦1
4cの操作に連動して各ロック片14bをスリット孔1
4aから上方に突出したロック状態とスリットより下方
に下降したアンロック状態とに切り替え可能となってい
る。そして、ロック状態で各ロック片14b間に外刃フ
レーム5を挟み込むことで、刃ヘッド7のスイングが止
められ、これにより刃ヘッド7は所定の位置、例えば基
準位置でロック可能となっている。
【0018】しかして、本体2の上面に支点軸8を突出
させて刃ヘッド7を該支点軸8を中心に全方向にスイン
グ可能に支持したことによって、図4に示すような角度
θ1の範囲内で左右方向Cにスイング自在となり、また
図5に示すように、角度d2の範囲内で前後方向Dにス
イング自在となる。しかも刃ヘッド7と支点軸8との受
け部9を回転自在な軸継手11で構成しているので、前
後方向Dと左右方向C以外の他のどの方向にもスイング
自在となると共に、軸継手11内にはフロートバネ10
を収納してあるので、全方向にスイング可能な刃ヘッド
7は上下方向にもフロート可能となり、刃ヘッド7の刃
面の押し付け力が刃面のすべての部位で一定となる。こ
の結果、刃ヘッド7の切れ味が非常に好ましいものとな
り、刃ヘッド7をどの方向から肌に当てても、刃ヘッド
7を肌の凹凸に良く沿わせることができ、特にあご下な
どの凹凸を持った部位での肌の密着性を考えてみた場合
でも、刃ヘッド7の肌の凹凸への追随性が良好となり、
滑らかでソフトな剃り心地で且つ剃り残しが無く、仕上
げるまでの時間を短くすることができるという利点があ
る。
【0019】さらに、本体2の上面のセンター位置Mに
支点軸8、センター位置Mからずれた周辺位置に駆動子
3を夫々配設してあるから、刃ヘッド7の回動支持位置
と駆動力の伝達位置とが離れ、内刃基台17から垂設さ
れた一対のL形アーム12によって駆動子3を往復移動
方向Aの両側から挟み込むことによって、刃ヘッド7は
駆動子3に対しては固定されず、支点軸8のみに回動支
持された形となり、そのうえL形アーム12の先端12
aで駆動子3を挟むことで、L形アーム12と駆動子3
との接触面積を小さくできるようになり、またL形アー
ム12の先端12aは丸みを持っているので、駆動子3
との間の摩擦がより少なくなり、刃ヘッド7のスイング
時にL形アーム12が傾いても駆動子3との連結状態を
確実に維持でき、内刃6の往復運動への影響はないもの
であり、従って、刃ヘッド7は支点軸8を中心に全方向
にスイング可能でありながら、L形アーム12を介して
駆動子3からの駆動力が刃ヘッド7に伝達されるように
なり、駆動子3から刃ヘッド7の内刃6への駆動力の伝
達を従来通り行なうことができるものである。
【0020】しかも、刃ヘッド7の底面と本体2の上面
との間には、刃ヘッド7を基準位置に復帰させるための
複数の復帰バネ13aが介在されているので、例えば肌
に対して弱い力で押し付けた時には刃ヘッド7は復帰バ
ネ13aによって基準位置に復帰するので、刃ヘッド7
を肌に真っ直ぐ当てて剃ることができ、良好な切れ味が
得られる。また、肌に対して強く押し付けたり、肌に対
して斜めから押し付けた時には復帰バネ13aのバネ力
に抗して刃ヘッド7が前後方向D或いは左右方向Cにス
イングできるので、やはり肌に対して真っ直ぐ刃ヘッド
7を当てることができ、良好な切れ味を保てるようにな
る。さらに、復帰バネ13aの内側には取付突起20が
設けられ、刃ヘッド7がスイングした時に取付突起20
の上端の円形突起が突起挿入孔5e内で上下移動自在と
してあるので、刃ヘッド7のスイング時に刃ヘッド7が
本体2の上面から外れる心配がなく、また復帰バネ13
aによって刃ヘッド7に対して基準位置への復帰力を与
えることができ、そのうえ復帰バネ13aの圧縮変形に
よって刃ヘッド7の底面が本体2の上面に衝突するのを
防止できるようになり、よりソフトな剃り心地を得るこ
とができる。
【0021】また、刃ヘッド7をスイングさせたくない
時には、本体2の前面に設けたロック釦14cを押し上
げ操作すると、本体2のスリット孔14aから各ロック
片14bが上方に突出して外刃フレーム5の長手方向の
両端部を両側から挟み込むことによって、刃ヘッド7が
基準位置でロック状態となる。このようにロック釦14
cの操作によって刃ヘッド7をスイング可能な状態から
固定状態へ容易に切り替えることができ、しかも一対の
ロック片14bで外刃フレーム5の長手方向の両側壁を
挟み込むものであるから、刃ヘッド7は前後方向Dのど
の位置においてもロック片14bによってロック可能と
なり、使い易い角度で刃ヘッド7を固定することで、一
層使い易くすることができる。
【0022】さらに刃ヘッド7と支点軸8との間の軸継
手11の内部にフロートバネ10を設けて、刃ヘッド7
を上下にフロート可能としたことによって、駆動子3側
に刃ヘッド7をフロート可能にするためのフロートバネ
を別に設ける必要がなくなり、駆動子3の構造を簡略化
することができるという利点もある。尚、上記実施形態
では、外刃フレーム5に対して往復移動可能にガイドさ
れた内刃基台17からL形アーム12を垂設したが、こ
の内刃基台17及びL形アーム12は省略されてもよい
ものである。この場合、内刃6を外刃フレーム5に対し
て直接、往復移動可能にガイドし、内刃6の継手部6a
を駆動子3に直接連結する方法が考えられる。また、内
刃6を外刃4に密着させるための内刃押上バネ19を設
けたが、この内刃押上バネ19に代えて、少なくとも外
刃4の長手方向の一端側に外刃4を下方に押し下げるた
めの押し下げバネを設け、外刃4に押し下げ力を付与す
ることで外刃4と内刃6とを密着させるようにしてもよ
いものである。
【0023】また、上記実施形態では、1個の刃ヘッド
7を備えた往復式電気かみそりを例示したが、刃ヘッド
7の数は2個以上であってもよいものであり、また往復
式電気かみそりに限らず、回転式電気かみそりにも同様
に適用できるのは勿論のことである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、モータによって駆動する駆動子を本
体の上面より突出させて、外刃を設けた外刃フレームに
内刃を収納してユニット化された刃ヘッドに連結して成
る電気かみそりにおいて、本体の上面に支点軸を突出さ
せて刃ヘッドを該支点軸を中心に全方向にスイング可能
に支持して成るから、刃ヘッドはどの方向に対してもス
イングできるので、刃ヘッドをどの方向から肌に当てて
も、刃ヘッドを肌の凹凸に良く沿わせることができ、特
にあご下などの凹凸を持った部位での肌の密着性を考え
てみた場合でも、刃ヘッドの肌の凹凸への追随性が良好
となり、滑らかでソフトな剃り心地で且つ剃り残しが無
く、仕上げるまでの時間を短くすることができるものと
なる。
【0025】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の刃ヘッドと支点軸の受け部に刃ヘッドを上下にフロー
ト可能にするフロートバネを収納したから、請求項1記
載の効果に加えて、フロートバネによって刃ヘッド全体
が上下にフロート可能となり、従って、刃ヘッド全体が
一体となって全方向にスイング自在となると共に、刃ヘ
ッドの刃面の押し付け力を刃面のすべての部位で一定に
することができ、刃ヘッドの切れ味がより好ましいもの
となる。また刃ヘッドを上下にフロート可能とすること
で、駆動子側に刃ヘッドをフロート可能にするためのフ
ロートバネを別途設ける必要がなくなり、駆動子の構造
を簡略化することができる。
【0026】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の刃ヘッドと支点軸の受け部が回転自在な軸継手より成
るから、請求項1記載の効果に加えて、刃ヘッドはどの
方向に対してもスイング動作が一層スムーズとなり、よ
り滑らかな剃り心地が得られる。また請求項4記載の発
明は、請求項1記載の刃ヘッド側に、駆動子を往復移動
方向に挟み込んで駆動子の振幅を内刃に伝達するための
アームを一体に設けたから、請求項1記載の効果に加え
て、刃ヘッドの回動支持位置とアームによる駆動力の伝
達位置とを離すことができると共に、刃ヘッドは駆動子
に対しては固定されず、支点軸のみに回動支持された形
となり、そのうえアームで駆動子を挟むことで、アーム
と駆動子との接触面積を小さくでき、従って、刃ヘッド
のスイング時にアームが傾いても駆動子との連結状態を
確実に維持でき、内刃の往復運動への影響はないものと
なり、従って、刃ヘッドは支点軸を中心に全方向にスイ
ング可能でありながら、アームを介して駆動子からの駆
動力が刃ヘッドに伝達されるようになり、駆動子から刃
ヘッドの内刃への駆動力の伝達を従来通り行なうことが
できる。
【0027】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
のスイングする刃ヘッドを基準位置に復帰させる復帰手
段を備えているから、請求項1記載の効果に加えて、例
えば肌に対して弱い力で押し付けた時には刃ヘッドは復
帰バネによって基準位置に復帰するので、刃ヘッドを肌
に真っ直ぐ当てて剃ることができ、良好な切れ味が得ら
れる。
【0028】また請求項6記載の発明は、請求項1記載
のスイングする刃ヘッドを所定の位置でロックするロッ
ク手段を備えているから、請求項1記載の効果に加え
て、ロック手段によって刃ヘッドを例えば基準位置でロ
ックすることで、刃ヘッドをスイング可能な状態から固
定状態への切り替えを容易に行なうことができ、使い勝
手が一層良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上の受け部付近の破断分解斜視図、
(b)は支点軸の斜視図である。
【図3】(a)は同上の外刃フレームと外カセットの分
解斜視図、(b)は両者の固定部分の断面図である。
【図4】同上の左右方向のスイング状態の説明図であ
る。
【図5】同上の前後方向のスイング状態の説明図であ
る。
【図6】従来例の斜視図である。
【図7】他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 電気かみそり 2 本体 3 駆動子 4 外刃 5 外刃フレーム 6 内刃 7 刃ヘッド 8 支点軸 9 受け部 10 フロートバネ 11 軸継手 12 アーム 13 復帰手段 14 ロック手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって駆動する駆動子を本体の
    上面より突出させて、外刃を設けた外刃フレームに内刃
    を収納してユニット化された刃ヘッドに連結して成る電
    気かみそりにおいて、本体の上面に支点軸を突出させて
    刃ヘッドを該支点軸を中心に全方向にスイング可能に支
    持して成ることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 刃ヘッドと支点軸の受け部に刃ヘッドを
    上下にフロート可能にするフロートバネを収納したこと
    を特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 刃ヘッドと支点軸の受け部が回転自在な
    軸継手から成ることを特徴とする請求項1記載の電気か
    みそり。
  4. 【請求項4】 刃ヘッド側に、駆動子を往復移動方向に
    挟み込んで駆動子の振幅を内刃に伝達するためのアーム
    を一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の電気か
    みそり。
  5. 【請求項5】 スイングする刃ヘッドを基準位置に復帰
    させる復帰手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の電気かみそり。
  6. 【請求項6】 スイングする刃ヘッドを所定の位置でロ
    ックするロック手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の電気かみそり。
JP31434896A 1996-11-26 1996-11-26 電気かみそり Withdrawn JPH10151282A (ja)

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JP31434896A JPH10151282A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 電気かみそり

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JP31434896A JPH10151282A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 電気かみそり

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