JP2002009441A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

プリント配線板およびその製造方法

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JP2002009441A JP2000187955A JP2000187955A JP2002009441A JP 2002009441 A JP2002009441 A JP 2002009441A JP 2000187955 A JP2000187955 A JP 2000187955A JP 2000187955 A JP2000187955 A JP 2000187955A JP 2002009441 A JP2002009441 A JP 2002009441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線層同士の電気的接続の高信頼性化および
パターン形成の高信頼性化を図り製造歩留まり、生産性
などを向上できるプリント配線板およびその製造方法を
提供すること。 【解決手段】 第1の面と第2の面とを有する第1の絶
縁層と、第1の絶縁層の第1の面に設けられ層状の導電
体を有する第1の配線層と、層状の導電体に達する第1
の絶縁層を貫く孔と、第1の絶縁層を貫く孔に充填され
かつこの孔より第1の絶縁層の第2の面側にはみ出す導
電性組成物と、第1の絶縁層の第2の面に設けられ導電
性組成物に電気的に接続する第2の配線層とを有する。
層間接続が配線層を隔てる絶縁層に形成される孔に充填
された導電性組成物によりなされる。配線層のパターニ
ングが、この層間接続とは関係なく均一厚に製造可能で
ある金属層に対して行われ、より微細なパターンも高歩
留まりで形成可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線層が2層以上
存在するプリント配線板およびその製造方法に係り、特
に、配線層同士の電気的接続(層間接続)や配線パター
ン形成の高信頼性化を図り製造歩留まり、生産性などを
向上できるプリント配線板およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型軽量化への要求に
伴い、それらの機器を構成する各種の電子部品も小型軽
量、高機能化が著しい。その中で、半導体部品において
は電気的接続部に多ピン狭ピッチ化と面領域で接続を図
るいわゆるエリアアレー化が進展している。
【0003】電子機器においては、所定の機能を持たせ
るため複数の電子部品でこれを構成するが、電子部品の
実装にはプリント配線板の使用が必要不可欠と言える。
この重要な部品であるプリント配線板も、電子部品の小
型軽量化、半導体部品の多ピン狭ピッチ化・エリアアレ
ー化の進展に伴い、貫通孔(スルーホール)をあけその
内面へのメッキで層間接続を行うスルーホール方式のプ
リント配線板では、実装密度にむだが生ずるなどのため
対応し切れなくなりつつある。
【0004】このため用いられているスルーホール以外
の層間接続を有する従来の多層プリント配線板の例につ
いて図8を参照して説明する。同図は、ビルドアップ方
式のプリント配線板の製造プロセスフローを模式的に示
す図であり、(a)、(b)、(c)、(d)の順に工
程が進行するものである。
【0005】まず、同図(a)に示すようにコア板71
の両面に導電パターン72を形成しさらに必要に応じス
ルーホール73をこれらの層間接続として設ける。次
に、同図(b)に示すように、スルーホール73を絶縁
樹脂74で穴埋めするとともに、絶縁層75をコア板7
1上に積み重ねて形成する。ここで、層間接続部のため
のビアホール76を必要に応じ絶縁層75に設ける。こ
のためには、感光性樹脂を使用してフォトリソグラフに
より形成する方法や、絶縁層75形成後にレーザー加工
により穴をあける方法などを用いることができる。
【0006】さらに、同図(c)に示すように、導電層
77を形成・パターニングする。導電層77の形成に
は、メッキを用いることができる。パターニングには、
エッチングを用いることができる。メッキにより、ビア
ホール76に層間接続となるビア79を形成する。
【0007】さらに多層化する場合には、同図(d)に
示すように導電層77上に絶縁層78を積層し、このあ
と同様に導電層を形成・パターニングする。すなわち、
同図(c)のプロセスと(d)のプロセスとを繰り返す
ことでより多層のプリント配線板が製造される。
【0008】このような多層プリント配線板では、内層
同士の層間接続のためのスルーホールが少なくとも必要
なくなり、スルーホール基板に比較してプリント配線板
の外側の面における部品実装密度を増加させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな多層プリント配線板は、製造方法としてコア板の上
に順次絶縁層と導体層とを形成していく方法であること
に変わりがなく、製造歩留まりや生産性などの観点から
は改善すべき事項が存在する。
【0010】すなわち、個々の積層工程が必ずしも単純
な工程とは言えず、プリント配線板の多層化に比例して
このような工程が累積する。このため、完成品の総合的
な歩留まりは各層の形成工程歩留まりの積となり、歩留
まり劣化の要因となる。特に、メッキによるビアの形成
は、メッキ厚の均一性確保が難しく層間接続の不良の原
因となりやすいのみならず、メッキ厚の不均一により、
配線パターンのエッチングによる形成も精密性を欠き歩
留まり劣化の要因になる。また、順次積み上げるため並
行して行う工程がなく生産性の向上も困難である。さら
に、コア板のスルーホールの穴埋め工程という特別の工
程を要する。これらのため、一般的には、低価格化が難
しいなどである。
【0011】また、製造されたプリント配線板の外側の
一面にはビアが存在しその部位には部品実装のためのラ
ンドを設けられない。このため、部品実装効率、配線効
率を向上するという意味ではまだ余地を有しているとも
言える。
【0012】本発明は、上記した事情を考慮してなされ
たもので、配線層が2層以上存在するプリント配線板お
よびその製造方法において配線層同士の電気的接続の高
信頼性化およびパターン形成の高信頼性化を図り製造歩
留まり、生産性などを向上できるプリント配線板および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0013】また、上記に加え、部品実装の密度、配線
密度をさらに向上するプリント配線板およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るプリント配線板は、第1の面と第2の
面とを有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第1
の面に設けられ層状の導電体を有する第1の配線層と、
前記層状の導電体に達する前記第1の絶縁層を貫く孔
と、前記第1の絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔よ
り前記第1の絶縁層の第2の面側にはみ出す導電性組成
物と、前記第1の絶縁層の第2の面に設けられ前記導電
性組成物に電気的に接続する第2の配線層とを有するこ
とを特徴とする(請求項1)。
【0015】層間接続は、配線層を隔てる絶縁層に形成
される孔に充填された導電性組成物によりなされる。メ
ッキ工程を用いる必要がないので、層間接続の信頼性を
向上する。配線層のパターニングは、この層間接続とは
関係なく、均一厚に製造可能である金属層に対して行う
ことができ、このためより微細なパターンも高歩留まり
で形成可能となる。
【0016】これらにより、配線層同士の電気的接続の
高信頼性化およびパターン形成の高信頼性化を図り、製
造歩留まりを向上できる。
【0017】ここで、第1の絶縁層には、ガラスエポキ
シのようなリジッドな材料、ポリイミドのようなフレキ
シブルな材料いずれも用いることができる。また、液晶
ポリマー(LCP)、ポリフェニレンエーテル(PP
E)樹脂のような樹脂単体のシートのほか、ガラスクロ
ス入りポリイミド、ガラスクロス入りビスマレイミドト
リアジン樹脂、ガラスクロス入りPPE樹脂などのガラ
スクロス入り樹脂材料や、アラミド繊維入りエポキシ樹
脂などの有機繊維入り樹脂材料、エポキシフィラー入り
エポキシ樹脂などのフィラー入り樹脂材料などを用いる
ことができる。金属層には、例えばCu箔を用いること
ができる。導電性組成物には、例えば銀微粒子を分散さ
せた導電性ペーストを用いることができる。これらは、
以下の説明でも同様である。
【0018】また、請求項1記載の第1のプリント配線
板と、請求項1記載の第2のプリント配線板と、前記第
1のプリント配線板の第2の配線層と前記第2のプリン
ト配線板の第2の配線層とに挟まれる第2の絶縁層とを
有することを特徴とする(請求項2)。
【0019】このプリント配線板は、4層の配線層を有
することになるが、第1のプリント配線板と第2のプリ
ント配線板とは別個に並行して製造することができる。
したがって、上記と同様な効果を有することのほか、部
分ごとの並行製造により生産性を向上することができ
る。
【0020】また、部分ごとに電気的・光学的検品をす
ることが可能であり、良品のみの組み合わせにより製造
できるので、歩留まりも向上する。さらに、このように
積層されたプリント配線板の外側の面には、導電性組成
物のはみ出しがなくパターニングされた金属層のみ存在
するので、部品実装のためのランド位置に制限がなく部
品実装の密度、配線密度をさらに向上することが可能と
なる。
【0021】なお、このようなプリント配線板を電子機
器に適用すれば配線の自由度が高いのでパターン設計時
間の短縮もなされ得る。
【0022】ここで、第2の絶縁層には、例えば、ガラ
スエポキシからなるプリプレグを用いることができる。
これは以下でも同様である。
【0023】また、層状に配置された請求項1記載の複
数のプリント配線板と、前記層状に配置された複数のプ
リント配線板それぞれの間に挟まれた複数の第2の絶縁
層とを有し、前記複数のプリント配線板の配線層のうち
前記複数の第2の絶縁層に接していない配線層が第1の
配線層となる配置であることを特徴とする(請求項
3)。
【0024】このプリント配線板は、その構成から理解
されるように、6層以上の配線層を有する場合において
上記と同様な作用、効果を有する。
【0025】また、請求項2記載のプリント配線板にお
いて、前記第2の絶縁層を貫通して、前記第1および第
2のプリント配線板の前記第2の配線層同士が電気的接
続される導電ピラーをさらに有することを特徴とする。
【0026】このプリント配線板によれば、請求項2記
載のプリント配線板の作用、効果を有するとともに、隣
り合う配線層の層間接続をその他の配線層の配線やラン
ド位置とは独立して設けることができる。すなわち、ス
ルーホールの形成は全く必要なくなり、したがって、プ
リント配線板の外面の部品実装密度、配線密度をさらに
向上することが可能になる。
【0027】また、請求項3記載のプリント配線板にお
いて、前記複数の第2の絶縁層を貫通して、その第2の
絶縁層に接する前記複数のプリント配線板の前記第1ま
たは第2の配線層同士が電気的接続される導電ピラーを
さらに有することを特徴とする。
【0028】このプリント配線板は、その構成から理解
されるように、6層以上の配線層を有する場合において
上記と同様な作用、効果を有する。
【0029】また、第1の面と第2の面とを有する第1
の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第1の面に設けられ第
1の層状の導電体を有する第1の配線層と、前記第1の
層状の導電体に達する前記第1の絶縁層を貫く孔と、前
記第1の絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔より前記
第1の絶縁層の第2の面側にはみ出す第1の導電性組成
物と、前記第1の絶縁層の第2の面に設けられ前記第1
の導電性組成物に電気的に接続しかつ第2の層状の導電
体を有する第2の配線層と、前記第2の配線層を前記第
1の絶縁層とにより挟み込む第2の絶縁層と、前記第2
の層状の導電体または前記第1の導電性組成物に達する
前記第2の絶縁層を貫く孔または前記第1の層状の導電
体に達する前記第1および第2の絶縁層を貫く孔と、前
記第2の絶縁層を貫く孔あるいは前記第1および第2の
絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔より前記第2の配
線層に接する面とは異なる前記第2の絶縁層の面上には
み出す第2の導電性組成物と、前記第2の配線層に接す
る面とは異なる前記第2の絶縁層の面に設けられ前記第
2の導電性組成物に電気的に接続する第3の配線層とを
有することを特徴とする(請求項6)。
【0030】この手段によっても、層間接続は、配線層
を隔てる絶縁層に形成される孔に充填された導電性組成
物によりなされる。メッキ工程を用いる必要がないの
で、層間接続の信頼性を向上する。配線層のパターニン
グは、この層間接続とは関係なく、均一厚に製造可能で
ある金属層に対して行うことができ、このためより微細
なパターンも高歩留まりで形成可能となる。なお、配線
層数は3である。
【0031】これらにより、配線層同士の電気的接続の
高信頼性化およびパターン形成の高信頼性化を図り、製
造歩留まりを向上できる。
【0032】また、請求項6記載の第1のプリント配線
板と、請求項6記載の第2のプリント配線板と、前記第
1のプリント配線板の第3の配線層と前記第2のプリン
ト配線板の第3の配線層とに挟まれる第3の絶縁層とを
有することを特徴とする(請求項7)。
【0033】また、層状に配置された請求項1または請
求項6記載の複数のプリント配線板と、前記層状に配置
された複数のプリント配線板それぞれの間に挟まれた複
数の第3の絶縁層とを有し、前記複数のプリント配線板
の配線層のうち前記複数の第3の絶縁層に接していない
配線層が第1の配線層となる配置であることを特徴とす
る(請求項8)。
【0034】また、請求項7記載のプリント配線板にお
いて、前記第3の絶縁層を貫通して、前記第1および第
2のプリント配線板の前記第3の配線層同士が電気的接
続される導電ピラーをさらに有することを特徴とする
(請求項9)。
【0035】また、請求項8記載のプリント配線板にお
いて、前記複数の第3の絶縁層を貫通して、その第3の
絶縁層に接する前記複数のプリント配線板の前記第1、
第2、または第3の配線層同士が電気的接続される導電
ピラーをさらに有することを特徴とする(請求項1
0)。
【0036】請求項7から10に記載の手段が請求項6
に記載の手段に対してさらに有する作用、効果は、請求
項2から5に記載の手段が請求項1に記載の手段に対し
てさらに有する作用、効果と同様に考えることができる
ものである。
【0037】また、本発明に係るプリント配線板の製造
方法は、両主面に金属層を有する絶縁層の前記両方の金
属層をエッチング加工して一方の絶縁層面のものには前
記絶縁層を露出する第1の孔を含むよう導電パターンを
形成する工程と、前記形成された導電パターンの前記第
1の孔に連続して前記導電パターンのうち他方の絶縁層
面のものに達する第2の孔を前記絶縁層に形成する工程
と、前記形成された連続する第1および第2の孔に導電
性組成物を充填し前記両方の導電パターンの電気的接続
部分を形成する工程とを有することを特徴とする(請求
項11)。
【0038】この製造方法によれば、層間接続は、配線
層を隔てる絶縁層に形成される孔に充填された導電性組
成物によりなされる。メッキ工程を用いる必要がないの
で、層間接続の信頼性を向上する。配線層のパターニン
グは、この層間接続とは関係なく、均一厚に製造可能で
ある金属層に対してエッチングにより行うことができ、
このためより微細なパターンも高歩留まりで形成可能と
なる。
【0039】これらにより、配線層同士の電気的接続の
高信頼性化およびパターン形成の高信頼性化を図り、製
造歩留まりを向上できる。
【0040】形成された連続する第1および第2の孔に
導電性組成物を充填し両方の導電パターンの電気的接続
部分を形成する工程は、例えば、その孔に相当する位置
に印刷のための開口部を有するスクリーン版を用いたス
クリーン印刷により達成することができる。また、スク
リーン印刷に代えてディスペンサーによる方法を使用し
てもよい。
【0041】また、請求項11記載のプリント配線板の
製造方法において、前記第2の孔を前記絶縁層に形成す
る工程は、前記形成された導電パターンのうち一方の絶
縁層面のものをマスクとして用いてレーザー加工により
前記導電パターンのうち他方の絶縁層面のものに達する
孔を前記絶縁層に形成する工程であることを特徴とす
る。
【0042】配線層同士の電気的接続の高信頼性化を図
る導電性組成物を充填する孔を、配線パターン形成と同
時の金属層エッチングと、このエッチング孔をマスクと
するレーザー加工により高精度かつ能率的に形成するこ
とができる。これにより、上記に加え生産性を向上す
る。
【0043】また、請求項11記載のプリント配線板の
製造方法において、前記形成された導電パターン上また
は前記導電性組成物上に導電性バンプを形成する工程
と、前記形成された導電性バンプを貫通して絶縁層を積
層しこの絶縁層を介して導電パターンを有するさらに別
の絶縁層を積層して層間の電気的接続部分を形成する工
程とをさらに有することを特徴とする。
【0044】この製造方法によれば、請求項11記載の
プリント配線板の作用、効果を有するとともに、隣り合
う配線層の層間接続をその他の配線層の配線やランド位
置とは独立して設けることができる。すなわち、スルー
ホールの形成は全く必要なくなり、したがって、プリン
ト配線板の外面の部品実装密度、配線密度をさらに向上
することが可能になる。
【0045】ここで、導電パターン上または前記導電性
組成物上の導電性バンプの形成は、例えば、導電性ペー
スト(例えば銀微粒子を分散させたペースト)をスクリ
ーン印刷することにより達成することができる。また、
形成された導電性バンプを貫通して絶縁層を積層しこの
絶縁層を介して導電パターンを有するさらに別の絶縁層
を積層するには、例えば、バンプを貫く絶縁層にセミキ
ュア状態(完全には硬化していない状態)の熱硬化性樹
脂を用い、積層する各層を重ねて加熱・加圧することに
より達成することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0047】図1は、本発明に係るプリント配線板を製
造プロセスフローとともに模式的に示す断面図である。
同図の(a)、(b)、(c)、(d)の順に工程が進
行する。
【0048】まず、同図(a)に示すように、両面に金
属層(この例では18μm厚のCu箔)12、13を有
する絶縁層(この例では100μm厚のガラスエポキシ
板)11を用意する。次に、同図(b)に示すように、
両面の金属層12、13をエッチング加工して必要な配
線等のパターンを形成する。このとき、通常のパターン
12b、13bのほかに層間接続を行う部分としてのパ
ターン12a、13a(この例では直径300μmのほ
ぼ円形状)も位置を合わせて同時に形成する。なお、一
方の面のパターン13aには、その内側に孔14(この
例では直径100μm)が形成される。これも、エッチ
ングにより同時に形成される。なお、説明を分かりやす
くするため、孔14は実際より大きく描いてある。
【0049】次に、同図(c)に示すように、孔14を
マスクとして、例えば炭酸ガスレーザにより絶縁層11
に孔15を形成する。この孔15は、絶縁層11を貫き
パターン12aに達するものである。ここまでの工程で
用いられるのは、エッチング加工、レーザ加工のみであ
り、また、エッチング加工はレーザ加工のためのマスク
形成工程にもなっているので効率的に行うことが可能で
ある。また、エッチング加工は、もともと均一厚に加工
されている金属層に対して行うので、微細なパターンを
高歩留まりで形成できる。なお、レーザ加工に代えてN
Cマシーンにより機械加工することもできる。
【0050】さらに、同図(d)に示すように、形成さ
れた孔15に導電性ペースト(この例では銀ペースト)
16をスクリーン印刷で充填する。この例では、スクリ
ーン印刷は、インチ当たり325本のステンレススクリ
ーンに10μmの乳剤を塗布したスクリーン版を使用す
る。また、銀ペーストには銀スルーホール用のものを用
い、スクリーン版を擦るスキージには平スキージを用い
る。これにより、パターン13aに5〜15μm厚のは
み出し部分が形成されるまで、孔15に導電性ペースト
16が充填され、パターン13aとパターン12aとの
良好な層間接続が形成される。
【0051】なお、このような孔15への導電性ペース
トの充填は、スクリーン印刷以外の方法を使用してもよ
い。例えば、ディスペンサーによる方法を用いることが
できる。これは、以下でも同様である。
【0052】以上のようにして、2層のプリント配線板
25を得ることができる。
【0053】次に、本発明に係る上記とは異なるプリン
ト配線板について図2を参照して説明する。同図は、本
発明に係る上記とは異なるプリント配線板を製造プロセ
スフローとともに模式的に示す断面図であり、すでに説
明した構成要素には同一番号を付して説明する。同図の
(a)、(b)、(c)、(d)の順に工程が進行す
る。
【0054】このプリント配線板は、上記で説明した2
層のプリント配線板25を2枚用いて4層のプリント配
線板にしたものである。
【0055】まず、同図(a)に示すように、図1に示
したプロセスにより製造されたプリント配線板25を用
意する。なお、この図(a)では図1(d)とは上下反
対にして示してある。
【0056】次に、同図(b)に示すように、導電性ペ
ースト16のうち必要な部位のものの上に導電性バンプ
21を形成する。導電性バンプ21の形成は、例えば、
導電性ペースト(例えば銀微粒子を分散させたペース
ト)をスクリーン印刷することにより行うことができ
る。なお、導電性バンプ21の形成は、パターン13b
のように層間接続を直下に有しないものの上であっても
よい。
【0057】次に、同図(c)に示すように、セミキュ
ア状態のプリプレグ(この例ではガラスエポキシ製)2
2を導電性バンプ21に貫通させて積層する。
【0058】さらに、同図(d)に示すように、もう1
枚のプリント配線板25aを、その導電性ペースト16
が内側になるようにかつ導電性バンプ21が層間接続
(導電ピラー)となるようにその上に積層する。このと
き、加熱・加圧して積層することでプリプレグ22が硬
化するとともに導電性バンプ21の頭部がつぶれ層間接
続がなされる。
【0059】以上により、4層のプリント配線板を得る
ことができる。
【0060】この例では、第1のプリント配線板25と
第2のプリント配線板25aとは別個に並行して製造す
ることができる。したがって、ビルドアップ基板と異な
り部分ごとの並行製造により生産性を向上することがで
きる。
【0061】また、このような部分ごとに電気的・光学
的検品をすることが可能であり、良品のみの組み合わせ
により製造できるので、歩留まりも向上する。さらに、
このように積層されたプリント配線板の外側の面には、
導電性ペースト16のはみ出しがなくパターニングされ
た金属層のみ存在するので(いわゆるパッドオンビア構
造になる。)、部品実装のためのランド位置に制限がな
く部品実装の密度、配線密度をさらに向上することが可
能となる。
【0062】さらに、このようなプリント配線板を電子
機器に適用すれば配線の自由度が高いのでパターン設計
時間の短縮もなされ得る。
【0063】なお、この例におけるプリント配線板の変
形例として、図3に示すような形態をとることもでき
る。同図は、本発明に係る上記とはさらに異なるプリン
ト配線板を模式的に示す断面図であり、すでに説明した
構成要素には同一番号を付してある。
【0064】この例は、内層同士の層間接続に導電性バ
ンプ21を用いないものであって、プリプレグ22を貫
通して必要な層間接続をスルーホール302の内面に形
成された導電体のメッキ301によりなすものである。
スルーホール302の形成には、全体の積層を終えてか
らドリルで貫通孔をあけることにより行うことができ
る。メッキ301には、銅メッキを用いることができ
る。
【0065】このようなスルーホール302とメッキ3
01であっても、任意の必要な層間接続を達成できる。
図3においては、最上の配線層、2番目の配線層、最下
の配線層を接続するものが例として示されている。
【0066】次に、本発明に係る上記とはさらに異なる
プリント配線板について図4、図5を参照して説明す
る。図4は、本発明に係る上記とはさらに異なるプリン
ト配線板を製造プロセスフローとともに模式的に示す断
面図である。同図の(a)、(b)、(c)、(d)の
順に工程が進行する。図5は、図4の続図であって、同
様のプリント配線板を製造プロセスフローとともに模式
的に示す断面図であり、図4(d)に続き、図5
(a)、(b)、(c)の順に工程が進行する。
【0067】まず、図4(a)に示すように、両面に金
属層(この例では18μm厚のCu箔)32、33を有
する絶縁層(この例では100μm厚のガラスエポキシ
板)31を用意する。次に、図4(b)に示すように、
片面の金属層33をエッチング加工して必要な配線等の
パターンを形成する。このとき、通常のパターン33b
のほかに層間接続を行う部分としてのパターン33a
(この例では直径300μmのほぼ円形状)、パターン
33c(同)も同時に形成する。ここで、パターン33
aには、その内側に孔34(この例では直径100μ
m)が形成される。これも、エッチングにより同時に形
成される。
【0068】次に、図4(c)に示すように、孔34を
マスクとして、例えば炭酸ガスレーザにより絶縁層31
に孔35を形成する。この孔35は、絶縁層31を貫き
金属層32に達するものである。
【0069】次に、図4(d)に示すように、形成され
た孔35に導電性ペースト(この例では銀ペースト)3
6をスクリーン印刷で充填する。この例では、スクリー
ン印刷は、インチ当たり325本のステンレススクリー
ンに10μmの乳剤を塗布したスクリーン版を使用す
る。また、銀ペーストには銀スルーホール用のものを用
い、スクリーン版を擦るスキージには平スキージを用い
る。これにより、パターン33aに5〜15μm厚のは
み出し部分が形成されるまで、孔15に導電性ペースト
36が充填され、パターン33aと金属層32との良好
な層間接続が形成される。
【0070】次に、図4(e)に示すように、絶縁層
(プリプレグ)37と金属層(この例では銅箔)38と
を導電性ペースト36のはみ出しがある面にプレスして
積層する。これにより、配線層が3層になる。
【0071】次に、図5(a)に示すように、両面の金
属層32、38をエッチング加工して必要な配線等のパ
ターンを形成する。このとき、通常のパターン32b、
38bのほかに層間接続を行う部分としてのパターン3
2a(この例では直径300μmのほぼ円形状)、32
c(同)、パターン38a(同)、38c(同)、38
d(同)も同時に形成する。ここで、パターン38a、
38c、38dには、その内側に孔39(この例では直
径100μm)が形成される。これも、エッチングによ
り同時に形成される。
【0072】次に、図5(b)に示すように、孔39を
マスクとして、例えば炭酸ガスレーザにより絶縁層37
に孔310a、310b、310cを形成する。これら
孔310a、310b、310cは、絶縁層37を貫
き、さらに場合によっては絶縁層31をも貫き、導電性
ペースト36もしくはパターン33cまたはパターン3
2cに達するものである。
【0073】次に、図5(c)に示すように、形成され
た孔310a、310b、310cに導電性ペースト
(この例では銀ペースト)311a、311b、311
cをスクリーン印刷で充填する。この例では、スクリー
ン印刷は、インチ当たり325本のステンレススクリー
ンに10μmの乳剤を塗布したスクリーン版を使用す
る。また、銀ペーストには銀スルーホール用のものを用
い、スクリーン版を擦るスキージには平スキージを用い
る。これにより、パターン38a、38c、38dに5
〜15μm厚のはみ出し部分が形成されるまで、孔31
0a、310b、310cに導電性ペースト311a、
311b、311cが充填され、パターン38a、38
c、38dと導電性ペースト36もしくはパターン33
cまたはパターン32cとの良好な層間接続が形成され
る。
【0074】以上のようにして、3層のプリント配線板
51を得ることができる。また、図5(e)に示される
ようにこれら3層の配線層は、任意の配線層同士で、上
記説明のエッチング、レーザ加工、スクリーン印刷によ
り層間接続が可能である。
【0075】以上の工程で用いられるエッチング加工、
レーザ加工については、エッチング加工がレーザ加工の
ためのマスク形成工程にもなっているので効率的に行う
ことが可能である。また、エッチング加工は、もともと
均一厚に加工されている金属層に対して行うので、微細
なパターンを高歩留まりで形成できる。なお、レーザ加
工に代えてNCマシーンにより機械加工することもでき
る。これらの効果は、2層の配線層を有する図1に示し
たプリント配線板についての説明と同様である。
【0076】次に、本発明に係る上記とはさらに異なる
プリント配線板について図6を参照して説明する。同図
は、本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配線板
を製造プロセスフローとともに模式的に示す断面図であ
り、すでに説明した構成要素には同一番号を付して説明
する。同図の(a)、(b)、(c)、(d)の順に工
程が進行する。
【0077】このプリント配線板は、上記で説明した3
層のプリント配線板51を2枚用いて6層のプリント配
線板にしたものである。
【0078】まず、同図(a)に示すように、図4、図
5に示したプロセスにより製造されたプリント配線板5
1を用意する。なお、この図(a)では図5(c)とは
上下反対にして示してある。
【0079】次に、同図(b)に示すように、導電性ペ
ースト311a、311b、311cのうち必要な部位
のものの上に導電性バンプ312aを形成する。導電性
バンプ312aの形成は、例えば、導電性ペースト(例
えば銀微粒子を分散させたペースト)をスクリーン印刷
することにより行うことができる。なお、導電性バンプ
の形成は、パターン38eのように層間接続を直下に有
しないものの上であってもよい(導電性バンプ312
b)。
【0080】次に、同図(c)に示すように、セミキュ
ア状態のプリプレグ(この例ではガラスエポキシ製)3
13を導電性バンプ312a、312bに貫通させて積
層する。
【0081】さらに、同図(d)に示すように、もう1
枚のプリント配線板51aを、その導電性ペースト31
1a(または311b、311c)が内側になるように
かつ導電性バンプ312a、312bが層間接続(導電
ピラー)となるようにその上に積層する。このとき、加
熱・加圧して積層することでプリプレグ313が硬化す
るとともにプリプレグ313を貫通した導電性バンプ3
12a、312bの頭部がつぶれ層間接続がなされる。
【0082】以上により、6層のプリント配線板を得る
ことができる。
【0083】この例では、第1のプリント配線板51と
第2のプリント配線板51aとは別個に並行して製造す
ることができる。したがって、ビルドアップ基板と異な
り部分ごとの並行製造により生産性を向上することがで
きる。
【0084】また、このような部分ごとに電気的・光学
的検品をすることが可能であり、良品のみの組み合わせ
により製造できるので、歩留まりも向上する。さらに、
このように積層されたプリント配線板の外側の面には、
導電性ペースト36、311cのはみ出しがなくパター
ニングされた金属層のみ存在するので、部品実装のため
のランド位置に制限がなく部品実装の密度、配線密度を
さらに向上することが可能となる。これらの効果は、4
層の配線層を有する図2に示したプリント配線板につい
ての説明と同様である。
【0085】次に、本発明に係る上記とはさらに異なる
プリント配線板について図7を参照して説明する。同図
は、本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配線板
を模式的に示す断面図であり、すでに説明した構成要素
には同一番号を付してある。
【0086】このプリント配線板は、上記で説明した2
層のプリント配線板25を3枚用いて6層のプリント配
線板にしたものである。
【0087】製造方法としては、同図(a)に示すよう
に、図1に示したプロセスにより製造されたプリント配
線板25、およびこれに必要な導電性バンプ21が形成
されたもの2枚(25a、25c)を用意する。そし
て、最外の配線層には導電性ペースト16のはみ出しが
ない層が配置されるようにし、プリント配線板25、2
5b、25cの間にはセミキュア状態のプリプレグ61
a、61bを配置する。
【0088】これらの配置を加熱・加圧して積層する。
これにより、図7(b)に示すように、プリプレグ61
a、61bが硬化するとともにこれらを貫通した導電性
バンプ21の頭部がつぶれ層間接続がなされる。
【0089】これにより、6層の配線層のプリント配線
板を得ることができる。
【0090】この例でも、第1のプリント配線板25と
第2のプリント配線板25b、第3のプリント基板25
cとは別個に並行して製造することができる。したがっ
て、ビルドアップ基板と異なり部分ごとの並行製造によ
り生産性を向上することができる。
【0091】また、このような部分ごとに電気的・光学
的検品をすることが可能であり、良品のみの組み合わせ
により製造できるので、歩留まりも向上する。さらに、
このように積層されたプリント配線板の外側の面には、
導電性ペースト16のはみ出しがなくパターニングされ
た金属層のみ存在するので、部品実装のためのランド位
置に制限がなく部品実装の密度、配線密度をさらに向上
することが可能となる。これらの効果は、4層の配線層
を有する図2、6層の配線層を有する図6に示したプリ
ント配線板についての説明と同様である。
【0092】また、図7に示したようにしてさらに2層
のプリント配線板25(または3層のプリント配線板5
1)を多く配置すればすれば、7層以上のプリント配線
板を得ることができる。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
層間接続は配線層を隔てる絶縁層に形成される孔に充填
された導電性組成物によりなされ、メッキ工程を用いる
必要がないので層間接続の信頼性を向上し、配線層のパ
ターニングは、この層間接続とは関係なく均一厚に製造
可能である金属層に対して行うことができ、これらによ
り、配線層同士の電気的接続の高信頼性化およびパター
ン形成の高信頼性化を図り、製造歩留まりを向上でき
る。さらに、このように積層されたプリント配線板の外
側の面には、導電性組成物のはみ出しを作らずパターニ
ングされた金属層のみ存在するようにできるので、部品
実装のためのランド位置に制限をなくし部品実装の密
度、配線密度をさらに向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント配線板を製造プロセスフ
ローとともに模式的に示す断面図。
【図2】本発明に係る上記とは異なるプリント配線板を
製造プロセスフローとともに模式的に示す断面図。
【図3】本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配
線板を模式的に示す断面図。
【図4】本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配
線板を製造プロセスフローとともに模式的に示す断面
図。
【図5】図4の続図であって、同様のプリント配線板を
製造プロセスフローとともに模式的に示す断面図。
【図6】本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配
線板を製造プロセスフローとともに模式的に示す断面
図。
【図7】本発明に係る上記とはさらに異なるプリント配
線板を模式的に示す断面図。
【図8】ビルドアップ方式のプリント配線板の製造プロ
セスフローを模式的に示す図。
【符号の説明】
11、31、37 絶縁層 12、13、32、33、38 金属層 12a、12b、13a、13b、32a、32b、3
2c、33a、33b、33c、38a、38b、38
c、38d、38e パターン 14、34、39 孔 15、35、310a、310b、310c 孔 16、36、311a、311b、311c 導電性
ペースト 21、312a、312b 導電性バンプ 22、61a、61b、313 プリプレグ 25、25a、25b、25c プリント配線板 51、51a プリント配線板 301 メッキ 302 スルーホール

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面と第2の面とを有する第1の絶
    縁層と、 前記第1の絶縁層の第1の面に設けられ層状の導電体を
    有する第1の配線層と、 前記層状の導電体に達する前記第1の絶縁層を貫く孔
    と、 前記第1の絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔より前
    記第1の絶縁層の第2の面側にはみ出す導電性組成物
    と、 前記第1の絶縁層の第2の面に設けられ前記導電性組成
    物に電気的に接続する第2の配線層とを有することを特
    徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第1のプリント配線板
    と、 請求項1記載の第2のプリント配線板と、 前記第1のプリント配線板の第2の配線層と前記第2の
    プリント配線板の第2の配線層とに挟まれる第2の絶縁
    層とを有することを特徴とするプリント配線板。
  3. 【請求項3】 層状に配置された請求項1記載の複数の
    プリント配線板と、 前記層状に配置された複数のプリント配線板それぞれの
    間に挟まれた複数の第2の絶縁層とを有し、 前記複数のプリント配線板の配線層のうち前記複数の第
    2の絶縁層に接していない配線層が第1の配線層となる
    配置であることを特徴とするプリント配線板。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のプリント配線板におい
    て、 前記第2の絶縁層を貫通して、前記第1および第2のプ
    リント配線板の前記第2の配線層同士が電気的接続され
    る導電ピラーをさらに有することを特徴とする請求項2
    記載のプリント配線板。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のプリント配線板におい
    て、 前記複数の第2の絶縁層を貫通して、その第2の絶縁層
    に接する前記複数のプリント配線板の前記第1または第
    2の配線層同士が電気的接続される導電ピラーをさらに
    有することを特徴とする請求項3記載のプリント配線
    板。
  6. 【請求項6】 第1の面と第2の面とを有する第1の絶
    縁層と、 前記第1の絶縁層の第1の面に設けられ第1の層状の導
    電体を有する第1の配線層と、 前記第1の層状の導電体に達する前記第1の絶縁層を貫
    く孔と、 前記第1の絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔より前
    記第1の絶縁層の第2の面側にはみ出す第1の導電性組
    成物と、 前記第1の絶縁層の第2の面に設けられ前記第1の導電
    性組成物に電気的に接続しかつ第2の層状の導電体を有
    する第2の配線層と、 前記第2の配線層を前記第1の絶縁層とにより挟み込む
    第2の絶縁層と、 前記第2の層状の導電体または前記第1の導電性組成物
    に達する前記第2の絶縁層を貫く孔または前記第1の層
    状の導電体に達する前記第1および第2の絶縁層を貫く
    孔と、 前記第2の絶縁層を貫く孔あるいは前記第1および第2
    の絶縁層を貫く孔に充填されかつこの孔より前記第2の
    配線層に接する面とは異なる前記第2の絶縁層の面上に
    はみ出す第2の導電性組成物と、 前記第2の配線層に接する面とは異なる前記第2の絶縁
    層の面に設けられ前記第2の導電性組成物に電気的に接
    続する第3の配線層とを有することを特徴とするプリン
    ト配線板。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の第1のプリント配線板
    と、 請求項6記載の第2のプリント配線板と、 前記第1のプリント配線板の第3の配線層と前記第2の
    プリント配線板の第3の配線層とに挟まれる第3の絶縁
    層とを有することを特徴とするプリント配線板。
  8. 【請求項8】 層状に配置された請求項1または請求項
    6記載の複数のプリント配線板と、 前記層状に配置された複数のプリント配線板それぞれの
    間に挟まれた複数の第3の絶縁層とを有し、 前記複数のプリント配線板の配線層のうち前記複数の第
    3の絶縁層に接していない配線層が第1の配線層となる
    配置であることを特徴とするプリント配線板。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のプリント配線板におい
    て、 前記第3の絶縁層を貫通して、前記第1および第2のプ
    リント配線板の前記第3の配線層同士が電気的接続され
    る導電ピラーをさらに有することを特徴とする請求項7
    記載のプリント配線板。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のプリント配線板におい
    て、 前記複数の第3の絶縁層を貫通して、その第3の絶縁層
    に接する前記複数のプリント配線板の前記第1、第2、
    または第3の配線層同士が電気的接続される導電ピラー
    をさらに有することを特徴とする請求項8記載のプリン
    ト配線板。
  11. 【請求項11】 両主面に金属層を有する絶縁層の前記
    両方の金属層をエッチング加工して一方の絶縁層面のも
    のには前記絶縁層を露出する第1の孔を含むよう導電パ
    ターンを形成する工程と、 前記形成された導電パターンの前記第1の孔に連続して
    前記導電パターンのうち他方の絶縁層面のものに達する
    第2の孔を前記絶縁層に形成する工程と、 前記形成された連続する第1および第2の孔に導電性組
    成物を充填し前記両方の導電パターンの電気的接続部分
    を形成する工程とを有することを特徴とするプリント配
    線板の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のプリント配線板の製
    造方法において、 前記第2の孔を前記絶縁層に形成する工程は、 前記形成された導電パターンのうち一方の絶縁層面のも
    のをマスクとして用いてレーザー加工により前記導電パ
    ターンのうち他方の絶縁層面のものに達する孔を前記絶
    縁層に形成する工程であることを特徴とする請求項11
    記載のプリント配線板の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のプリント配線板の製
    造方法において、 前記形成された導電パターン上または前記導電性組成物
    上に導電性バンプを形成する工程と、 前記形成された導電性バンプを貫通して絶縁層を積層し
    この絶縁層を介して導電パターンを有するさらに別の絶
    縁層を積層して層間の電気的接続部分を形成する工程と
    をさらに有することを特徴とする請求項11記載のプリ
    ント配線板の製造方法。
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