JP2002008971A - 移動装置、ステージ及び露光装置 - Google Patents

移動装置、ステージ及び露光装置

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JP2002008971A JP2000190140A JP2000190140A JP2002008971A JP 2002008971 A JP2002008971 A JP 2002008971A JP 2000190140 A JP2000190140 A JP 2000190140A JP 2000190140 A JP2000190140 A JP 2000190140A JP 2002008971 A JP2002008971 A JP 2002008971A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ステージの移動に伴う振動や揺れの影響を軽
減することが紫外光を利用した露光装置内の紫外光路で
移動するウエハ及び/またはレチクル近傍に対する有効
なパージ手段を開発する。 【解決手段】 ガイド面6を有する基準構造体4と、該
ガイド面に沿って移動可能な可動部3と、該可動部側に
設けられた可動子2と、該ガイド面に沿って移動可能な
固定子1,1′とを有するアクチュエータ8とを備え、
該固定子は、該可動部を駆動するときの反力により該ガ
イド面上を移動することを特徴とする移動装置、該移動
装置を有するステージ、及び前記ステージにおいて、リ
ニアモーターの固定子と可動子の関係を、入れ子構造で
はなく開放構造にし、かつ前記固定子の内側に照明光学
系及び/または投影光学系から前記可動子を有する可動
部を包み前記基板構造体までの端面に、遮へい壁を設け
て内側を不活性ガスでパージする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リソグラフ
ィ工程等の高精度の加工に好適に用いられる移動装置、
この移動装置からなるステージ、このステージを備える
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス等の製造に用いら
れる露光装置としては、基板(ウエハやガラス基板)を
ステップ移動させながら基板上の複数の露光領域に原版
(レチクルやマスク)のパターンを投影光学系を介して
順次露光するステップ・アンド・リピート型の露光装置
(ステッパと称することもある)や、ステップ移動と走
査露光とを繰り返すことにより、基板上の複数の領域に
露光転写を繰り返すステップ・アンド・スキャン型の露
光装置(スキャナと称することもある)が代表的であ
る。特にステップ・アンド・スキャン型は、スリットに
より制限して投影光学系の比較的光軸に近い部分のみを
使用しているため、より高精度且つ広画角な微細パター
ンの露光が可能となっている。
【0003】これら露光装置はウエハやレチクルを高速
で移動させて位置決めするステージ装置(ウエハステー
ジ、レチクルステージ)を有しているが、ステージを駆
動すると加減速に伴う慣性力の反力が生じ、これが定盤
に伝わると定盤の揺れや振動を引き起こす原因となる。
すると露光装置の機構系の固有振動が励起されて高周波
振動となって高速、高精度な位置決めを妨げる可能性が
ある。
【0004】この反力に関する問題を解決するために、
いくつかの提案がなされている。例えば、特開平5−7
7126号公報に記載された装置では、ステージを駆動
するためのリニアモータの固定子をステージ定盤とは独
立して床で支持することで、反力によるステージ定盤の
揺れを防止するシステムとなっている。また、特開平5
−121294号公報に記載された装置では、ウエハス
テージ及び投影レンズを支持するマシンフレームに対し
て、水平方向に発生する力アクチュエータによって、ス
テージの駆動に伴う反力と同等の補償力を付与すること
によって、反力による装置の揺れを軽減するシステムと
なっている。
【0005】しかしながら、上記いずれの従来例におい
ても、ステージ装置自体の揺れは軽減できても、ステー
ジの駆動に伴う反力は、直接床に対してもしくは実質的
に床と一体とみなせる部材を介して床に対して伝達され
る。このため床を加振してしまうことになり、露光装置
の周辺に設置される装置に対して振動を与えて悪影響を
及ぼす可能性がある。通常、露光装置を設置する床は2
0〜40Hz程度の固有振動数を持っており、露光装置
の動作に伴って床の固有振動数が励起されると、周辺の
装置への悪影響は大きなものになる。
【0006】昨今、処理速度(スループット)の向上に
伴うステージ加速度は増加の一途であり、例えばステッ
プ・アンド・スキャン型の露光装置では、いまやステー
ジの最大加速度はレチクルステージは4G、ウエハステ
ージは1Gにも達する。さらにレチクルや基板の大型化
に伴ってステージ質量も増大している。このため、<移
動体の質量>×<加速度>で定義される駆動力は非常に
大きなものとなり、その反力は膨大なものである。その
ため、加速度増加と重量増加に伴い反力が増加し、反力
による設置床の加振は見過ごせない問題となってきた。
また、装置の大型化も著しくなり、数多くの製造装置が
設置される製造工場内での占有設置面積の増大が問題と
して顕在化しつつある。
【0007】一方、従来、LSIあるいは超LSIなど
の極微細パターンから形成される半導体素子の製造工程
において、マスクに描かれた回路パターンを感光剤が塗
布された基板上に縮小投影して焼き付け形成する縮小型
投影露光装置が使用されている。半導体素子の実装密度
の向上に伴いパターンのより一層の微細化が要求され、
露光装置の微細化への対応がなされてきた。
【0008】露光装置の解像力を向上させる手段として
は、露光波長をより短波長に変えていく方法と、投影光
学系の開口数(NA)を大きくしていく方法とがある。
【0009】露光波長については、365nmのi線か
ら最近では248nm付近の発振波長を有するKrFエ
キシマレーザ、193nm付近の発振波長を有するAr
Fエキシマレーザの開発が行なわれている。更に、15
7nm付近の発振波長を有するフッ素(F2 )エキシマ
レーザの開発が行なわれている。
【0010】遠紫外線とりわけ193nm付近の波長を
有するArFエキシマレーザや、157nm付近の発振
波長を有するフッ素(F2 )エキシマレーザにおいて
は、これら波長付近の帯域には酸素(O2 )の吸収帯が
複数存在することが知られている。例えば、フッ素エキ
シマレーザーは波長が157nmと短いため、露光装置
への応用が進められているが、157nmという波長は
一般に真空紫外と呼ばれる波長領域にある。この波長領
域では酸素分子による光の吸収が大きいため、大気はほ
とんど光を透過せず、真空に近くまで気圧を下げ、酸素
濃度を充分下げた環境でしか応用ができないためであ
る。また、酸素が上記光を吸収することによりオゾン
(O3 )が生成され、このオゾンが光の吸収をより増加
させ、透過率を著しく低下させることに加え、オゾンに
起因する各種生成物が光学素子表面に付着し、光学系の
効率を低下させる。
【0011】従って、ArFエキシマレーザ、フッ素
(F2 )エキシマレーザ等の遠紫外線を光源とする投影
露光装置の露光光学系の光路においては、窒素等の不活
性ガスによるパージ手段によって、光路中に存在する酸
素濃度を数ppmオーダー以下の低レベルにおさえる方
法がとられている。
【0012】このように、遠紫外線とりわけ193nm
付近の波長を有するArFエキシマレーザや、157n
m付近の波長を有するフッ素(F2 )エキシマレーザ光
を利用した露光装置においては、ArFエキシマレーザ
光や、フッ素(F2 )エキシマレーザ光が非常に物質に
吸収されやすいため、光路内を数ppmオーダー以下で
パージする必要がある。また水分に対しても同様のこと
が言え、やはり、ppmオーダー以下での除去が必要で
ある。
【0013】このため、紫外光の透過率あるいはその安
定性を確保するために、不活性ガスで露光装置のレチク
ルステージ等の紫外光路をパージしていた。例えば、特
開平6−260385では、感光基板に向かって不活性
ガスを吹きつけることが開示されているが、酸素や水分
をパージするには不十分であった。また、特開平8−2
79458では、投影光学系下端部から感光基板近傍の
空間の全体を密閉部材で覆うことが開示されているが、
ステージの移動が困難となって実用的とは言えなかっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明が目的とする所
は、第1に、ステージの移動に伴う振動や揺れの影響を
従来以上に軽減することでができ、より高精度を達成し
た露光装置を提供することである。また、ステージの加
減速に伴う反力が床に及ぼす影響を小さくすることで、
同一床に設置されている他の装置に与える影響を小さく
するとともに、床への設置面積の増大を防ぐことができ
る露光装置を提供することである。
【0015】そして、第2に、紫外線とりわけArFエ
キシマレーザ光やフッ素(F2 )エキシマレーザ光を利
用した露光装置においては、ArFエキシマレーザ光
や、フッ素(F2 )エキシマレーザ光の波長における酸
素及び水による吸収が大きいため、充分な透過率及び紫
外光の安定性を得るためには酸素及び水濃度を低減する
必要がある。そこで、露光装置内の紫外光路で移動する
ウエハ及び/またはレチクル近傍に対する有効なパージ
手段を開発することである。これにより、本発明は、上
記露光装置を用いた優れた生産性のデバイス生産方法を
提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動子と固定
子からなる電磁アクチュエーターにより駆動する移動装
置において、前記固定子を前記可動部の駆動反力を受け
る反力カウンタとすることで上記課題が解決されること
を見出したものである。
【0017】すなわち、本発明の移動装置は、ガイド面
を有する基準構造体と、該ガイド面に沿って移動可能な
可動部と、該可動部側に設けられた可動子と、該ガイド
面に沿って移動可能な固定子とを有するアクチュエータ
とを備え、該固定子は、該可動部を駆動するときの反力
により該ガイド面上を移動することを特徴とする。ここ
で、前記固定子は、前記ガイド面に沿って平面方向に移
動可能であることができる。また、互いに分離された2
個以上の前記固定子を有することができる。
【0018】また、本発明の移動装置は、前記電磁アク
チュエーターは可動子と固定子からなるリニアモータで
あることが好ましい。前記リニアモータは、固定子をコ
イル、可動子を永久磁石とするものであることが好まし
いが、固定子を永久磁石、可動子をコイルとするもので
あってもよい。また、本発明の移動装置は、前記固定子
が受ける前記可動部の駆動反力により平面内を移動する
反力カウンタを位置決めするための位置計測手段と駆動
手段を有することができる。
【0019】また、本発明のステージは、上記いずれか
の移動装置が、可動部を位置決めするための位置計測手
段と駆動手段を有することを特徴とする。また、本発明
のステージは、前記固定子の位置制御用アクチュエータ
を有することができる。また、本発明のステージは、更
にθ,Z軸チルトステージを搭載する6軸可動であるこ
とができる。
【0020】また、本発明の露光装置は、原版のパター
ンの一部を投影光学系を介して基板上に投影し、前記原
版のパターンの所定の露光領域を前記基板上に露光する
露光手段と、前記露光のために前記原版及び/または基
板を移動させる上記いずれかのステージを備えているこ
とを特徴とする。ここで、前記露光が、前記投影光学系
に対して前記原版と基板を移動させて共に走査すること
により前記原版のパターンの所定の露光領域を前記基板
上に走査露光であり、前記ステージにより前記走査のた
めに前記原版及び/または基板を移動させることが好ま
しい。また、本発明の露光装置は、前記ステージは前記
投影光学系が取り付けられた鏡筒定盤と結合しているこ
とができる。また、本発明の露光装置は、露光光として
紫外光を用いることができ、前記紫外光としてはレーザ
を光源とするレーザ光、例えばフッ素エキシマレーザ、
ArFエキシマレーザまたはKrFエキシマレーザであ
ることができる。
【0021】また、本発明の露光装置は、前記ステージ
において、前記リニアモーターの固定子と可動子の関係
を、開放構造にし、かつ前記固定子の内側に照明光学系
及び/または投影光学系から前記可動子を有する可動部
を包み前記基板構造体までの端面に、遮へい壁を設けて
内側を不活性ガスでパージすることができる。ここで、
位置計測手段に用いる干渉計は前記遮へい壁の内側のパ
ージエリアに設けられていることができる。また、本発
明の露光装置は、前記反力カウンタは、直動方向に推力
を発生するアクチュエータで支えられ、直動方向の駆動
反力をステージ定盤とは別に床から支持された反力受け
構造物で受けることができる。
【0022】また、本発明は、上記の露光装置を含む各
種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する
工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって
半導体デバイスを製造する工程とを有することを特徴と
する半導体デバイス製造方法、前記製造装置群をローカ
ルエリアネットワークで接続する工程と、前記ローカル
エリアネットワークと前記半導体製造工場外の外部ネッ
トワークとの間で、前記製造装置群の少なくとも1台に
関する情報をデータ通信する工程とをさらに有する方
法、及び前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが提
供するデータベースに前記外部ネットワークを介してア
クセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守情報
を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導体製
造工場との間で前記外部ネットワークを介してデータ通
信して生産管理を行う方法である。また、本発明は、上
記の露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該
製造装置群を接続するローカルエリアネットワークと、
該ローカルエリアネットワークから工場外の外部ネット
ワークにアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記
製造装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信
することを可能にした半導体製造工場。
【0023】また、本発明は、半導体製造工場に設置さ
れた上記の露光装置の保守方法であって、前記露光装置
のベンダーもしくはユーザーが、半導体製造工場の外部
ネットワークに接続された保守データベースを提供する
工程と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワー
クを介して前記保守データベースへのアクセスを許可す
る工程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報
を前記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送
信する工程とを有することを特徴とする。
【0024】また、本発明は、上記の露光装置におい
て、ディスプレイと、ネットワークインターフェース
と、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコンピュー
タとをさらに有し、露光装置の保守情報をコンピュータ
ネットワークを介してデータ通信することを可能にす
る。ここで、前記ネットワーク用ソフトウェアは、前記
露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接続さ
れ前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが提供する
保守データベースにアクセスするためのユーザーインタ
ーフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネ
ットワークを介して該データベースから情報を得ること
を可能にする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。 (実施例1)図1(a)は本発明の移動装置の1実施例
を示す平面図であり、図1(b)はその断面図である。
図1(a)及び図1(b)において、基準構造体4上に
は、基準となる平面ガイド面6が設けられている。可動
体3は、平面ガイド面6に対して静圧軸受7によって非
接触に支持されており、Y方向に移動可能である。可動
体3の両脇には、可動体3をY方向に沿って駆動するた
めの電磁アクチュエータ8が設けられている。電磁アク
チュエータ8は、可動子2と、左右に互いに分離・独立
した固定子1,1’とを有する。ここで、左右の固定子
1,1’は、平面ガイド面6に対して静圧軸受9によっ
て非接触に支持されており、Y方向に移動可能である。
また、この固定子1、1’は、所定の重量を持ち、後述
する反力カウンタの機能を備えている。可動子2は、可
動子2によって前記平面ガイド面に平行に移動する可動
部3がつながっている。可動部3上には、例えば天板5
を設けて、被移動物を置くことができる。可動子2を有
する可動部3全体が移動体となっており、可動子2と左
右の固定子1,1’を有する電磁アクチュエーター8に
よってあるY方向に移動する。
【0026】左右の固定子1、1’は、可動子2を含む
可動部3全体の移動に作用する力の駆動反力を受ける。
そして、この駆動反力により左右の固定子1,1’が平
面ガイド面6上を移動する。左右の固定子1、1’が平
面ガイド面6上を移動することにより、左右の固定子
1、1’が反力カウンタの役割を果たす。本実施例で
は、例えば可動部3全体を+Y方向に駆動すると、左右
の固定子1、1’は−Y方向に駆動反力を受けて−Y方
向に移動することになる。
【0027】本実施例では、電磁アクチュエーターが可
動子2と固定子1からなる右側のリニアモータと、可動
子2と固定子1’からなる左側のリニアモータから構成
されている。また、左右のリニアモータは、固定子をコ
イル、可動子を永久磁石としているが、この逆であって
もよい。移動装置を制御するためには、不図示の干渉計
を1個または複数設け、可動子2と基準構造体4との位
置決めを行う。同様に、平面内を移動する反力カウンタ
を位置決めするために、不図示の干渉計により固定子の
位置を計測する。
【0028】本実施例によれば、移動装置の可動部3全
体が移動する際の加減速時の反力を固定子が1,1’が
反力カウンタとなって受け、その固定子1,1’(反力
カウンタ)が移動することにより、反力が運動エネルギ
ーに変換される。また、作用する力とその反力が基準構
造体4上の平面ガイド面6上内に制限されるため、移動
装置の反力が装置基準構造体4を加振することを防止す
るとともに、装置が設置された床への外乱をなくし、自
他の装置への振動をなくすことができる。更に、左右に
独立した固定子1,1’(反力カウンター)が移動体で
ある可動部3全体の加速度に応じて装置基準構造体4上
を移動するので、移動体が移動する時の偏荷重を小さく
できオーバーレイ精度の向上が図れる。すなわち、本実
施例によれば、移動体が移動する方向と反対の方向に固
定子1、1’が移動するため、移動体と固定子とを含め
た全体の重心位置の変動を抑え、移動体が移動するとき
の偏荷重を小さくすることができる。
【0029】さらに、本実施例によれば、左右の固定子
1、1’を独立に設けている。そのため、左右の電磁ア
クチュエータが出力する力が異なっていても、それぞれ
の固定子が別個に移動することにより、反力を打ち消す
ことができる。なお、左右の電磁アクチュエータの出力
が異なる場合とは、例えば移動体をθ方向に回転移動さ
せる場合や、移動体に載置された物体がX方向に偏荷重
を持っている場合などが想定される。
【0030】本実施例においては、電磁アクチュエータ
が移動体をY方向に移動する場合について述べていた
が、これに限られるものではない。例えば、移動体がX
Y方向に移動可能であっても良い。この場合、電磁アク
チュエータは、移動体にXY方向に駆動力を発生する機
構であることが望ましい。また、この場合、固定子1、
1’が、平面ガイド面6に対して静圧軸受9によってX
Y方向に移動可能に支持されていても良い。
【0031】(実施例2)図2は本発明のステージが、
可動部を位置決めするための位置計測手段と駆動手段を
有する場合の実施例を示す。実施例の移動装置と同様
に、基準構造体4上には、基準となる平面ガイド面6が
設けられている。可動体(不図示)は、平面ガイド面6
に対して静圧軸受によって非接触に支持されており、X
Y方向に移動可能である。可動体の両脇には、可動体3
をY方向の長ストロークおよびX方向の短ストロークに
駆動するための電磁アクチュエータが設けられている。
電磁アクチュエータは、可動子2と、左右に互いに分離
・独立した固定子1,1’とを有する。ここで、左右の
固定子1,1’は、平面ガイド面に対して静圧軸受によ
って非接触に支持されており、XY方向(平面方向)に
移動可能である。また、この固定子1、1’は、所定の
重量を持つ持ち、後述する反力カウンタの機能を備えて
いる。左右の可動子2には、左右2個の可動部Yマグネ
ット10と、左右2個の可動部Xマグネット11が取り
付けてある。また、全体が図面上は見えない可動部上に
は天板5が取り付けられている。この天板5がX−Yス
テージとして機能し、可動子2によって平面ガイド面6
に平行な方向に移動する。左右の固定子1,1’の内部
には、X軸リニアモータ単相コイル12と、Y方向に複
数のコイルを並べたY軸リニアモータ多相コイル13が
配置され、これらを切り替えてX軸−Y軸の移動を行
う。
【0032】天板5(X−Yステージ)の位置情報は、
レーザヘッド16、Y軸計測用ミラー17、X軸計測用
バーミラー18、左右2個のY軸計測用ディテクタ1
9、前後2個のX軸計測用ディテクタ20等から構成さ
れるレーザ干渉計によって計測される。また、固定子
1,1’のY軸位置は左右2個の固定子Y軸計測用ディ
テクタ21で計測される。更に、天板5のX軸位置は、
天板5に塔載された光学素子22、22’にY方向から
レーザ光が照射され、その計測光がX軸方向に反射また
は偏光されてX軸計測用バーミラー18に照射されてX
軸計測用ディテクタ20で計測される。
【0033】本実施例のX−Yステージを露光装置のレ
チクルステージ及び/またはウエハステージとして用い
ることができ、可動部の天板5(X−Yステージ)上
に、原版(レチクル)や基板(ウエハ)を載置する。
【0034】天板5(X−Yステージ)に原版(レチク
ル)や基板(ウエハ)を載置した可動部は、可動子2と
左右の固定子1,1’からなる電磁アクチュエーターに
よってXY方向に移動する。そして、左右の固定子1、
1’は、この可動部全体の移動に作用する力の駆動反力
を受ける。この駆動反力により左右の固定子1,1’が
平面ガイド面上を移動する。左右の固定子1、1’が平
面ガイド面6上を移動することにより、左右の固定子
1、1’が反力カウンタの役割を果たす。本実施例で
は、例えば可動部全体が+Y方向に移動すると、左右の
固定子1、1’は−Y方向に駆動反力を受けて−Y方向
に移動することになる。この反力カウンタによる効果
は、前述の実施例とほぼ同様である。
【0035】なお、本実施例では、Y軸方向へ所定以上
に移動した左右の固定子1,1’を押し戻す左右2個の
Y軸位置制御用リニアモータ14が基準構造体4に設け
られ、同じくX軸方向へ所定以上に移動した固定子1,
1’を押し戻す左右前後4個のX軸位置制御用リニアモ
ータ15が基準構造体4に配置されている。これによ
り、可動部が所定以上に移動した場合には、これととも
に固定子1、1’も所定以上に移動されることになる
が、Y軸位置制御用リニアモータ14およびX軸位置制
御用リニアモータ15により固定子1、1’を所定の位
置になるよう制御することができる。また、抵抗や摩擦
などの影響によって、固定子の位置にずれが生じても、
前述の電磁アクチュエータの駆動によらず、上記のY軸
位置制御用リニアモータおよびX軸位置制御用リニアモ
ータを用いれば、固定子の位置を修正することができ
る。
【0036】本実施例の露光装置は、レチクルとウエハ
を共に同期走査しながら露光を行ってウエハの1つのシ
ョット領域にレチクルパターンの露光転写を行い、ウエ
ハをステップ移動させることで複数のショット領域にパ
ターンを並べて転写する、いわゆるステップ・アンド・
スキャン型の走査型露光装置に好適に用いられる。な
お、本発明はステップ・アンド・スキャン型の露光装置
への適用に限定されるものではなく、ウエハステージが
高速ステップ移動するステップ・アンド・リピート型の
露光装置においても有効である。
【0037】本実施例により、X−Yステージが移動す
る際の加減速時に生じる反力を固定子が受け、固定子が
X−Yステージと逆方向へ移動することにより反力が運
動エネルギーに変換され、X−Yステージ装置を加振す
ることを防止することができるので、露光時にオーバー
レイ精度、線幅精度、スループットの向上を図ることが
できる。また、左右2個の固定子(反力カウンター)が
X−Yステージが移動する際の加速度に応して装置基準
構造体上を移動するので、X−Yステージが移動する時
の偏荷重を小さくできオーバーレイ精度の向上が図れ
る。
【0038】(実施例3)図3は、本発明のX−Yステ
ージが、固定子の位置制御用アクチュエータを有し、該
アクチュエータが実施例2のように基準構造体に設けら
れるのではなく、基準構造体とは別に設置された外部構
造体に設けられた場合の実施例を示す。
【0039】図3において、図2と共通する箇所には番
号を付していない。実施例1と同様に、基準構造体4上
には、基準となる平面ガイド面6が設けられている。可
動体(不図示)は、平面ガイド面6に対して静圧軸受に
よって非接触に支持されており、XY方向に移動可能で
ある。可動体の両脇には、可動体をY方向の長ストロー
クおよびX方向の短ストロークに駆動するための電磁ア
クチュエータが設けられている。電磁アクチュエータ
は、可動子2と、左右に互いに分離・独立した固定子
1,1’とを有する。ここで、左右の固定子1,1’
は、平面ガイド面に対して静圧軸受によって非接触に支
持されており、XY方向(平面方向)に移動可能であ
る。また、この固定子1、1’は、所定の重量を持つ持
ち、後述する反力カウンタの機能を備えている。左右の
可動子2には、左右2個の可動部Yマグネット10と、
左右2個の可動部Xマグネットが取り付けてある。ま
た、全体が図面上は見えない可動部上には天板5が取り
付けられている。この天板5がX−Yステージとして機
能し、可動子2によって平面ガイド面6に平行な方向に
移動する。左右の固定子1,1’の内部には、X軸リニ
アモータ単相コイルと、Y方向に複数のコイルを並べた
Y軸リニアモータ多相コイルが配置され、これらを切り
替えてX軸−Y軸の移動を行う。
【0040】天板5(X−Yステージ)の位置情報は、
レーザヘッド、Y軸計測用ミラー、X軸計測用バーミラ
ー、左右2個のY軸計測用ディテクタ、前後2個のX軸
計測用ディテクタ等から構成されるレーザ干渉計によっ
て計測される。また、固定子1,1’のY軸位置は左右
2個の固定子Y軸計測用ディテクタで計測される。更
に、天板5のX軸位置は、天板5に塔載された光学素子
にY方向からレーザ光が照射され、その計測光がX軸方
向に反射または偏光されてX軸計測用バーミラーに照射
されてX軸計測用ディテクタで計測される。
【0041】本実施例では、左右の固定子1,1’には
左右2個のY軸位置制御用リニアモータ14が外部構造
体23上に設けられ、所定以上にY軸方向に移動した固
定子1,1’を押し戻す。同様に、左右の固定子1,
1’にはX軸方向に所定以上に移動した固定子1,1’
を押し戻す左右前後4個のX軸位置制御用リニアモータ
15が外部構造体23上に設けられている。
【0042】外部構造体23は、基準構造体4とは振動
的に独立な構成となっている。これにより、X−Yステ
ージが所定以上に移動した場合に、Y軸位置制御用リニ
アモータ14とX軸位置制御用リニアモータ15が固定
子1、1’を所定の位置になるよう駆動したとき、この
駆動反力が基準構造体4に伝達されることなく、基準構
造体上の可動部の精密な位置決めを行なうことができ
る。特に、固定子1、1’を所定の位置に高速に戻す必
要性があるとき、位置制御用リニアモータの制御帯域を
上げても、位置制御用リニアモータの駆動反力が基準構
造体4に伝達されない。
【0043】(実施例4)図4(a)及び図4(b)
は、本発明の露光装置を、更にθ,Z軸チルトステージ
を搭載する微動ステージ(6軸可動ステージ)に適用す
る場合の実施例を示す。
【0044】図4(a)及び図4(b)において、天板
5は、ウエハチャック30と位置計測用のバーミラー5
0が設けられている。ウエハチャック30は、位置決め
対象物であるウエハを真空吸着して保持する。バーミラ
ー50,51は、不図示のレーザ干渉計からの計測光を
反射する。天板5は、XYスライダー38に対して、磁
石を利用した自重補償部(不図示)によって非接触で浮
上し、6軸方向に自由度をもっている。また、天板5
は、天板5とXYスライダー38との間で駆動力を発生
するアクチュエータによって、6軸方向(XYZ方向お
よびこの軸回り方向)に微小駆動される。6軸微動用の
アクチュエータとしては、X方向に2個、Y方向に1
個、Z方向に3個のリニアモータが設けられている。2
つのX方向微動リニアモータを逆方向に駆動すれば、Z
軸回り(θ方向)に天板を駆動することができ、3つの
Z方向微動リニアモータのそれぞれの駆動力を調整する
ことで、X軸回り(ωX方向)及びY軸回り(ωY方
向)に天板を駆動することができる。また、微動用リニ
アモータの固定子となるコイルはXYスライダー38側
に設けられ、微動用リニアモータの可動子となる永久磁
石は天板側に設けられる。
【0045】XYスライダー38上板は、XYの平面方
向に長ストローク移動できるXYスライダー38に搭載
されている。XYスライダー38は、エアーベアリング
(静圧軸受け)35により、Xガイドバー28とYガイ
ドバー29にガイドされている。また、XYスライダー
38は、Z方向に関して、エアーベアリング(静圧軸受
け)35により基準構造体4上面にガイドされている。
【0046】Xガイドバー28とYガイドバー29の両
端部付近にはリニアモータの可動子(マグネット)2
6,27が取り付けられていて、XY各2個のリニアモ
ータ固定子(コイル)24,25に電流を流すことによ
りローレンツ力を発生させ、Xガイドバー28をY方向
に、Yガイドバー29をX方向に駆動できる構成になっ
ている。XY各2個のリニアモータ固定子(コイル)2
4,25は、Z方向にエアーベアリング(静圧軸受け)
34により基準構造体4上面にガイドされていて、XY
方向(平面方向)に自由度を持っている。
【0047】XYスライダー38のX方向に関する移動
について説明する。前記ローレンツ力によりYガイドバ
ーをX方向に駆動すると、静圧軸受35を介してXYス
ライダー38にX方向の力が加わる。ここで、XYスラ
イダーとYガイドバーを以下X可動部と称する。X可動
部を加減速させると、Xリニアモータ固定子25にその
反力が働く。Xリニアモータ固定子25は、静圧軸受3
4によってXY方向に移動可能に支持されているため、
この反力によって、Xリニアモータ固定子25はX方向
に移動する。その移動時の加速度と速度は、Xリニアモ
ータ固定子25の質量とX可動部の質量比により決ま
る。例えば、Xリニアモータ固定子25の質量を200
kg/個、X可動部の質量40kgとすると質量比は1
0:1になるので、Xリニアモータ固定子21の加速
度、速度ともX可動部の1/10になる。このようにし
て、Xリニアモータ固定子25がX方向に移動すること
により、基準構造体にはXリニアモータ固定子25にか
かるX方向反力がかからない。
【0048】またX可動部重心とXリニアモータ可動子
の力の発生点のZ方向高さを同一にすることにより、ω
Y方向のモーメント力の発生を押さえることができるの
で、基準構造体4に駆動反力が入らなくできる。同様
に、Xリニアモータ可動子22の力の発生点と、Xリニ
アモータ固定子25の重心のZ方向高さを同一にするこ
とにより、ωY方向のモーメント力の発生を押さえるこ
とができる。
【0049】Xリニアモータ固定子25には、基準構造
体4との相対位置を維持するための、リニアモータ固定
子位置制御用リニアモータ33が少なくともX方向2
個、Y方向1個設けられている。リニアモータ固定子位
置制御用リニアモータ33は、X可動部が所定の範囲以
上に駆動された場合でも、リニアモータ固定子25が所
定の移動範囲から外れるのを防止している。また、リニ
アモータ固定子位置制御用リニアモータ33により、リ
ニアモータ固定子25が移動するときに抵抗や摩擦によ
り位置ずれが生じても、修正することができる。上記説
明は、X方向で説明したがY方向に関しても同様であ
る。
【0050】本実施例によれば、XYスライダーがXY
方向に移動可能であるため、XYスライダーの位置に応
じてリニアモータが出力する駆動力が異なる。例えば、
図4(a)においてXYスライダー38が+Y方向に移
動した後+X方向に移動するとき、XYスライダーを+
X方向に移動する際にはXYスライダーが+Y方向に寄
っているため、図面上側のXリニアモータが出力する駆
動力の方が、図面下側のXリニアモータ出力する駆動力
よりも大きい。このような場合に両Xリニアモータの出
力する駆動力が同じであれば、XYスライダー38がθ
方向にモーメントを受けるためである。もし仮に、各固
定子を一体的に連結した場合、XYスライダーの位置に
よっては駆動反力を打ち消す際にθ方向のモーメントが
かかることになる。本実施例では、このようにリニアモ
ータが出力する駆動力が異なる場合でも、リニアモータ
固定子が独立して基準構造体4にXY方向に移動可能に
支持されているので、それぞれの固定子が独立して駆動
反力を打ち消すことができる。
【0051】(実施例5)次に前述した実施形態のステ
ージ装置をウエハステージとして搭載した走査型露光装
置の実施形態を、図5を用いて説明する。鏡筒定盤39
は床または基盤40からダンパ41を介して支持されて
いる。また鏡筒定盤39は、レチクル定盤42を支持す
ると共に、レチクルステージ43とウエハステージ44
の間に位置する投影光学系45を支持している。
【0052】ウエハステージは、床または基盤から支持
されたステージ定盤46上に支持され、ウエハを載置し
て位置決めを行う。また、レチクルステージは、鏡筒定
盤に支持されたレチクルステージ定盤上に支持され、回
路パターンが形成されたレチクルを搭載して移動可能で
ある。レチクルステージ43上に搭載されたレチクルを
ウエハステージ44上のウエハに露光する露光光は、照
明光学系47から発生される。
【0053】なお、ウエハステージ44は、レチクルス
テージ43と同期して走査される。レチクルステージ4
3とウエハステージ44の走査中、両者の位置はそれぞ
れ干渉計によって継続的に検出され、レチクルステージ
43とウエハステージ44の駆動部にそれぞれフィード
バックされる。これによって、両者の走査開始位置を正
確に同期させるとともに、定速走査領域の走査速度を高
精度で制御することができる。投影光学系に対して両者
が走査している間に、ウエハ上にはレチクルパターンが
露光され、回路パターンが転写される。露光光として
は、フッ素エキシマレーザ、ArFエキシマレーザ、K
rFエキシマレーザ等の紫外光を用いた。
【0054】本実施形態では、前述の実施形態のステー
ジの加速減速に伴う反力が床に及ぼす影響を小さくした
ステージ装置をウエハステージとして用いているため、
振動や揺れの軽減が可能となり、高速・高精度な露光が
可能となる。
【0055】(実施例6)本発明で、電磁アクチュエー
ターが可動子と固定子からなるリニアモータである場
合、可動子と固定子は図6(a)に示されるような入れ
子構造、または図6(b)に示されるような開放構造を
とることができる。図6(a)及び図6(b)におい
て、平面ガイド面6を有する基準構造体4上に、可動子
2と左右に互いに分離・独立した固定子1,1’からな
る電磁アクチュエーターが設けられている。ここで、左
右の固定子1,1’は所定の重量を持つ反力カウンタを
兼ねており、基準構造体4上の平面ガイド面6上を自由
に移動できる。図6(a)に示されるような入れ子構造
の場合、固定子1,1’は直道方向の両端で支持され、
該両端部で基準構造体4上の平面ガイド面6上を自由に
移動できる。可動子2には、可動子2によって前記平面
ガイド面に平行に移動する可動部3がつながっており、
可動部3上には例えば天板5を設けて、被移動物を置く
ことができる。これに対して、図6(b)に示されるよ
うな開放構造をとる場合の構造と機能は実施例1で説明
した通りである。
【0056】通常の移動装置、X−Yステージ、露光装
置では、入れ子構造と開放構造の両者いずれの構造をと
ることができる。しかしながら、上記従来技術で説明し
たように、紫外光を露光光とする露光装置では、紫外光
の光路から酸素や水分を徹底してパージしなければなら
ない。
【0057】図7(a)及び図7(b)は、本発明の露
光装置が、X−Yステージにおいて、リニアモーターの
固定子と可動子の関係を、入れ子構造ではなく開放構造
にし、かつ固定子の内側に照明光学系からレチクルを載
置した可動部を包み投影光学系を兼ねる基板構造体まで
の端面に、遮へい壁を設けて内側を不活性ガスでパージ
する場合の実施例を示す。図7(a)は、本実施例のレ
チクルを載置したX−Yステージ付近の斜視図であり、
図7(b)は、該斜視図のA方向からの断面図である。
【0058】図7(a)において、平面ガイド面6を有
する基準構造体4上に、永久磁石からなる可動子2と左
右に互いに分離・独立し、コイル48aとヨーク48b
からなる固定子1,1’で構成される電磁アクチュエー
ターが設けられている。ここで、左右の固定子1,1’
は所定の重量を持つ反力カウンタを兼ねており、基準構
造体4上の平面ガイド面6上を自由に移動できる。左右
の可動子2を有する可動部3上には天板5が取り付けら
れ、この天板5がX−Yステージとして機能する。天板
5上にはレチクル52が載置され、可動子2によって平
面ガイド面6に平行に移動する。天板5上には干渉計を
構成するミラーやバーミラー52a,52b,52cが
設けられ、ディテクタ49a,49b,49cや不図示
のレーザヘッド等とともに干渉計を構成する。
【0059】図7(b)に示されるように、上記の可動
子2、可動部3、天板5、レチクル52、干渉計を構成
するミラー、バーミラー、ディテクタ等を包み覆うよう
に、遮蔽壁53が照明光学系54から投影光学系55を
兼ねる基板構造体までの端面に設けられている。特に、
固定子1,1’とは、入れ子構造ではなく開放構造とな
っており、該遮蔽壁の内側は不活性ガスで不純物がパー
ジされている。
【0060】このように、ステージのリニアモータの固
定子と可動子の関係を開放構造にし、固定子と可動子の
隙間に遮蔽壁を設けて、内側を不活性ガスで不純物がパ
ージされているため、フッ素ガスレーザ光を用いても、
酸素や水分によって透過率が減衰することがなく、その
安定性を確保することが出来る。また、レチクル周りの
パージ空間を小さく出来るので、不活性ガスの置換時間
を短くすることが出来る。更に、固定子がパージ空間の
外側なので、固定子からの脱ガスの影響を受けない。
【0061】本実施例では、1軸駆動のレチクルステー
ジについて説明したが、レチクルステージを可動子に対
しX軸方向に可動にしてX−Yステージとしたり、更に
θ,Zチルトステージを搭載して6軸可動ウエハステー
ジとしてもよい。
【0062】<半導体生産システムの実施例>次に、半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
生産システムの例を説明する。これは半導体製造工場に
設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、
製造工場外のコンピュータネットワークを利用して行う
ものである。
【0063】図8は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、101は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダー(装置供給メーカー)
の事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工
場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例え
ば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッ
チング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装
置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査
装置等)を想定している。事業所101内には、製造装
置の保守データベースを提供するホスト管理システム1
08、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結
んでイントラネットを構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム1
08は、LAN109を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット105に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0064】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザーとしての半導体製造メーカーの製造工場である。製
造工場102〜104は、互いに異なるメーカーに属す
る工場であっても良いし、同一のメーカーに属する工場
(例えば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっ
ても良い。各工場102〜104内には、夫々、複数の
製造装置106と、それらを結んでイントラネットを構
築するローカルエリアネットワーク(LAN)111
と、各製造装置106の稼動状況を監視する監視装置と
してホスト管理システム107とが設けられている。各
工場102〜104に設けられたホスト管理システム1
07は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワ
ークであるインターネット105に接続するためのゲー
トウェイを備える。これにより各工場のLAN111か
らインターネット105を介してベンダー101側のホ
スト管理システム108にアクセスが可能となり、ホス
ト管理システム108のセキュリティ機能によって限ら
れたユーザーだけがアクセスが許可となっている。具体
的には、インターネット105を介して、各製造装置1
06の稼動状況を示すステータス情報(例えば、トラブ
ルが発生した製造装置の症状)を工場側からベンダー側
に通知する他、その通知に対応する応答情報(例えば、
トラブルに対する対処方法を指示する情報、対処用のソ
フトウェアやデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ
情報などの保守情報をベンダー側から受け取ることがで
きる。各工場102〜104とベンダー101との間の
データ通信および各工場内のLAN111でのデータ通
信には、インターネットで一般的に使用されている通信
プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、工場
外の外部ネットワークとしてインターネットを利用する
代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュリテ
ィの高い専用線ネットワーク(ISDNなど)を利用す
ることもできる。また、ホスト管理システムはベンダー
が提供するものに限らずユーザーがデータベースを構築
して外部ネットワーク上に置き、ユーザーの複数の工場
から該データベースへのアクセスを許可するようにして
もよい。
【0065】さて、図9は本実施形態の全体システムを
図8とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザー工場と、該製造装置のベンダーの管理システムとを
外部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介
して各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情
報をデータ通信するものであった。これに対し本例は、
複数のベンダーの製造装置を備えた工場と、該複数の製
造装置のそれぞれのベンダーの管理システムとを工場外
の外部ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報
をデータ通信するものである。図中、201は製造装置
ユーザー(半導体デバイス製造メーカー)の製造工場で
あり、工場の製造ラインには各種プロセスを行う製造装
置、ここでは例として露光装置202、レジスト処理装
置203、成膜処理装置204が導入されている。なお
図9では製造工場201は1つだけ描いているが、実際
は複数の工場が同様にネットワーク化されている。工場
内の各装置はLAN206で接続されてイントラネット
を構成し、ホスト管理システム205で製造ラインの稼
動管理がされている。一方、露光装置メーカー210、
レジスト処理装置メーカー220、成膜装置メーカー2
30などベンダー(装置供給メーカー)の各事業所に
は、それぞれ供給した機器の遠隔保守を行なうためのホ
スト管理システム211,221,231を備え、これ
らは上述したように保守データベースと外部ネットワー
クのゲートウェイを備える。ユーザーの製造工場内の各
装置を管理するホスト管理システム205と、各装置の
ベンダーの管理システム211,221,231とは、
外部ネットワーク200であるインターネットもしくは
専用線ネットワークによって接続されている。このシス
テムにおいて、製造ラインの一連の製造機器の中のどれ
かにトラブルが起きると、製造ラインの稼動が休止して
しまうが、トラブルが起きた機器のベンダーからインタ
ーネット200を介した遠隔保守を受けることで迅速な
対応が可能で、製造ラインの休止を最小限に抑えること
ができる。
【0066】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインターフェ
ースと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス
用ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実
行するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メ
モリやハードディスク、あるいはネットワークファイル
サーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフ
トウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例
えば図10に一例を示す様な画面のユーザーインターフ
ェースをディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置
を管理するオペレータは、画面を参照しながら、製造装
置の機種(401)、シリアルナンバー(402)、ト
ラブルの件名(403)、発生日(404)、緊急度
(405)、症状(406)、対処法(407)、経過
(408)等の情報を画面上の入力項目に入力する。入
力された情報はインターネットを介して保守データベー
スに送信され、その結果の適切な保守情報が保守データ
ベースから返信されディスプレイ上に提示される。また
ウェブブラウザが提供するユーザーインターフェースは
さらに図示のごとくハイパーリンク機能(410〜41
2)を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報に
アクセスしたり、ベンダーが提供するソフトウェアライ
ブラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフト
ウェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する
操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明の特徴に関する情報も含まれ、
また前記ソフトウェアライブラリは本発明の特徴を実現
するための最新のソフトウェアも提供する。
【0067】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図11は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路
パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ
3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ
を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と
呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグ
ラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化
する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボン
ディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組
立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で
作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テ
スト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバ
イスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程
と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工
場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
される。また前工程工場と後工程工場との間でも、イン
ターネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理
や装置保守のための情報がデータ通信される。
【0068】図12は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製
造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もし
トラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0069】
【発明の効果】本発明の移動装置、及びステージでは、
可動部が移動する際の加減速時反力を固定子が受け、反
力を受けた固定子が移動することにより、反力が固定子
の運動エネルギーに変換・吸収され、固定子が反力カウ
ンターとして作用する。これにより、移動装置及びステ
ージの反力が装置の基準構造体を加振することを防止す
ることができる。また、左右2個の固定子(反力カウン
ター)が移動体の加速度に応して装置基準構造体上を移
動するので、移動体が移動する時の偏荷重を小さくでき
る。
【0070】上記ステージを有する本発明の露光装置に
よれば、第1に、ステージの移動に伴う振動や揺れの影
響を軽減することで、オーバーレイ精度、線幅精度、ス
ループットの向上等、従来以上の高精度を達成すること
ができる。また、移動体が移動する時の偏荷重を小さく
できることにより、オーバーレイ精度の向上が図れる。
更に、ステージの加減速に伴う反力が床に及ぼす影響を
小さくすることで、同一床に設置されている他の装置に
与える影響を小さくすることができるとともに、床への
設置面積の増大を防ぐことができる。
【0071】第2に、紫外光を用いた本発明の露光装置
では、レチクルステージ周りのパージ空間を小さくでき
るので、置換時間を短くできる。また、固定子がパージ
空間の外なので、固定子の脱ガスの影響をうけなくな
り、紫外光、特にフッ素ガスレーザ光路の透過率あるい
はその安定性を確保できる。これらにより、高精度、高
アウトプットの露光を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動装置の一実施例を示す。
【図2】 本発明のステージの一実施例を示す。
【図3】 本発明のステージの他の実施例を示す。
【図4】 本発明のステージを露光装置に適用した一実
施例を示す。
【図5】 本発明のステージを露光装置に適用した一実
施例を示す。
【図6】 固定子と可動子の関係を示す。
【図7】 本発明の露光装置の一実施例のレチクルステ
ージ付近を示す。
【図8】 半導体デバイスの生産システムをある角度か
ら見た概念図。
【図9】 半導体デバイスの生産システムを別の角度か
ら見た概念図。
【図10】 ユーザーインターフェースの具体例。
【図11】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図。
【図12】 ウエハプロセスを説明する図。
【符号の説明】 1,1’:固定子、2:可動子、3:可動部、4:基準
構造体、5:天板、6:平面ガイド面、7:静圧軸受、
8:電磁アクチュエーター、9:静圧軸受、10:可動
部Yマグネット、11:可動部Xマグネット、12:X
軸リニアモータ単相コイル、13:Y軸リニアモータ多
相コイル、14:Y軸位置制御用リニアモータ、15:
X軸位置制御用リニアモータ、16:レーザヘッド、1
7:Y軸計測用ミラー、18:X軸計測用バーミラー、
19:Y軸計測用ディテクタ、20:X軸計測用ディテ
クタ、21:固定子Y軸計測用ディテクタ、22,2
2’:光学素子、23:外部構造体、24:リニアモー
タ固定子(コイル)、25:リニアモータ固定子(コイ
ル)、26:リニアモータの可動子(マグネット)、2
7:リニアモータの可動子(マグネット)、28:Xガ
イドバー、29:Yガイドバー、30:θ,Z軸チルト
ステージ、31:ウエハチャック、32:リニアモータ
固定子位置制御用リニアモータ(Y軸)、33:リニア
モータ固定子位置制御用リニアモータ(X軸)、34:
エアーベアリング(静圧軸受け)、35:エアベアリン
グ、36:リニアモータ、37:リニアモータ、38:
XYスライダー、39:鏡筒定盤、40:床・基盤、4
1:ダンパ、42:レチクルステージ定盤、43:レチ
クルステージ、44:ウエハステージ、45:投影光学
系、46:ステージ定盤、47:照明光学系、48a:
コイル、48b:ヨーク、49:ディテクタ、50,5
1:バーミラー、52:ミラー,バーミラー、52:レ
チクル、53:遮蔽壁、54:照明光学系、55:投影
光学系。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 503F 516F Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CB05 CB12 CC11 5F031 CA02 CA05 HA55 LA08 MA27 5F046 AA22 AA23 BA04 BA05 CA04 CB17 CC01 CC02 CC04 CC16 CC18 CC19 DA06 DA27

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド面を有する基準構造体と、 該ガイド面に沿って移動可能な可動部と、 該可動部側に設けられた可動子と、該ガイド面に沿って
    移動可能な固定子とを有するアクチュエータとを備え、 該固定子は、該可動部を駆動するときの反力により該ガ
    イド面上を移動することを特徴とする移動装置。
  2. 【請求項2】 前記固定子は、前記ガイド面に沿って平
    面方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記
    載の移動装置。
  3. 【請求項3】 互いに分離された2個以上の前記固定子
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の移
    動装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁アクチュエーターが可動子と固
    定子からなるリニアモータであることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の移動装置。
  5. 【請求項5】 前記リニアモータが、固定子をコイル、
    可動子を永久磁石とするものであることを特徴とする請
    求項4に記載の移動装置。
  6. 【請求項6】 前記リニアモータが、固定子を永久磁
    石、可動子をコイルとするものであることを特徴とする
    請求項4に記載の移動装置。
  7. 【請求項7】 前記固定子が受ける前記可動部の駆動反
    力により平面内を移動する反力カウンタを位置決めする
    ための位置計測手段と駆動手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の移動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の移動
    装置が、可動部を位置決めするための位置計測手段と駆
    動手段を有することを特徴とするステージ。
  9. 【請求項9】 前記固定子の位置制御用アクチュエータ
    を有することを特徴とする請求項8に記載のステージ。
  10. 【請求項10】 更にθ,Z軸チルトステージを搭載す
    る6軸可動であること特徴とする請求項8または9に記
    載のステージ。
  11. 【請求項11】 原版のパターンの一部を投影光学系を
    介して基板上に投影し、前記原版のパターンの所定の露
    光領域を前記基板上に露光する露光手段と、前記露光の
    ために前記原版及び/または基板を移動させる請求項8
    乃至10のいずれかに記載のステージを備えていること
    を特徴とする露光装置。
  12. 【請求項12】 前記露光が、前記投影光学系に対して
    前記原版と基板を移動させて共に走査することにより前
    記原版のパターンの所定の露光領域を前記基板上に走査
    露光であり、前記ステージにより前記走査のために前記
    原版及び/または基板を移動させることを特徴とする請
    求項12に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記ステージは前記投影光学系が取り
    付けられた鏡筒定盤と結合していることを特徴とする請
    求項11または12に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 露光光として紫外光を用いることを特
    徴とする請求項11乃至13に記 載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記紫外光がレーザを光源とするレー
    ザ光とであることを特徴とする請 求項14に記載の露
    光装置。
  16. 【請求項16】 前記レーザ光がフッ素エキシマレーザ
    であることを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記レーザ光がArFエキシマレーザ
    であることを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記ステージにおいて、前記リニアモ
    ーターの固定子と可動子の関係を、開放構造にし、かつ
    前記固定子の内側に照明光学系及び/または投影光学系
    から前記可動子を有する可動部を包み前記基板構造体ま
    での端面に、遮へい壁を設けて内側を不活性ガスでパー
    ジすることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか
    に記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 位置計測手段に用いる干渉計が前記遮
    へい壁の内側のパージエリアに設けられていることを特
    徴とする請求項18に記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記反力カウンタは、直動方向に推力
    を発生するアクチュエータで支えられ、直動方向の駆動
    反力をステージ定盤とは別に床から支持された反力受け
    構造物で受けることを特徴とする請求項19に記載の露
    光装置。
  21. 【請求項21】 請求項11乃至20のいずれかに記載
    の露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体
    製造工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数
    のプロセスによって半導体デバイスを製造する工程とを
    有することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  22. 【請求項22】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項21記載の
    方法。
  23. 【請求項23】 前記露光装置のベンダーもしくはユー
    ザーが提供するデータベースに前記外部ネットワークを
    介してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の
    保守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の
    半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介して
    データ通信して生産管理を行う請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項11乃至20のいずれかに記載
    の露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製
    造装置群を接続するローカルエリアネットワークと、該
    ローカルエリアネットワークから工場外の外部ネットワ
    ークにアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製
    造装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信す
    ることを可能にした半導体製造工場。
  25. 【請求項25】 半導体製造工場に設置された請求項1
    1乃至20のいずれかに記載の露光装置の保守方法であ
    って、前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが、半
    導体製造工場の外部ネットワークに接続された保守デー
    タベースを提供する工程と、前記半導体製造工場内から
    前記外部ネットワークを介して前記保守データベースへ
    のアクセスを許可する工程と、前記保守データベースに
    蓄積される保守情報を前記外部ネットワークを介して半
    導体製造工場側に送信する工程とを有することを特徴と
    する露光装置の保守方法。
  26. 【請求項26】 請求項11乃至20のいずれかに記載
    の露光装置において、ディスプレイと、ネットワークイ
    ンターフェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行
    するコンピュータとをさらに有し、露光装置の保守情報
    をコンピュータネットワークを介してデータ通信するこ
    とを可能にした露光装置。
  27. 【請求項27】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが提供
    する保守データベースにアクセスするためのユーザーイ
    ンターフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外
    部ネットワークを介して該データベースから情報を得る
    ことを可能にする請求項26記載の装置。
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