JP2002001883A - 壁装材表面保護用無延伸積層フィルム及び壁装材 - Google Patents

壁装材表面保護用無延伸積層フィルム及び壁装材

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JP2002001883A
JP2002001883A JP2000186863A JP2000186863A JP2002001883A JP 2002001883 A JP2002001883 A JP 2002001883A JP 2000186863 A JP2000186863 A JP 2000186863A JP 2000186863 A JP2000186863 A JP 2000186863A JP 2002001883 A JP2002001883 A JP 2002001883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製膜性、防汚性、エンボス性、艶消し性、非ポ
リ塩化ビニル系基材との熱圧着性に優れ、適度な接着強
度を有し、折れシワが発生しにくく、折れシワ復元性の
よい、壁装材表面保護用無延伸積層フィルム、および壁
装材を提供する。 【解決手段】融点が70〜105℃のエチレン系共重合
体を主成分とする接着性樹脂層と接着性樹脂層よりも高
融点の、防汚性の熱可塑性樹脂層が積層し、20%伸張
時のモジュラス値が0.5〜7.0N/10mmとなる
ように設計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製膜性、防汚性、エ
ンボス性、艶消し性、非ポリ塩化ビニル系基材との熱圧
着性に優れ、適度な接着強度を有し、折れシワが発生し
にくく、折れシワ復元性のよい、壁装材表面保護用無延
伸積層フィルム、および壁装材に関する。
【0002】
【従来の技術】壁紙や化粧シートなどの壁装材の基材と
しては、諸物性に優れ、成形加工性もよく安価であると
いう理由からポリ塩化ビニル系基材が多用されている。
しかしポリ塩化ビニルは廃棄焼却時に塩化水素ガスなど
の有毒ガスや発ガン性物質であるダイオキシンが発生す
るなど環境対策上極めて多くの問題点を有している。従
って、ポリ塩化ビニル系基材に替わる素材としてアクリ
ル系樹脂、エチレンー酢酸ビニル系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂基材など(以下、非ポリ塩化ビニル系基材とい
う。)を主原料とした壁装材が開発され、近年住宅用に
採用されつつある。これらの非ポリ塩化ビニル系の壁装
材は、前記のような問題点がないだけでなく、ポリ塩化
ビニルに含まれるような可塑剤を含まないため、あるい
は可塑剤を含んでも表面にブリードし難いため環境汚染
が少ない、空気中の浮遊物の付着による汚れが少ないな
どの長所を有する。
【0003】しかしその反面、一旦汚れが付着すると汚
染物の除去が困難であるという問題点を抱えている。そ
こで、ポリ塩化ビニル系基材に使用するのと同様に表面
に防汚性フィルムを積層することが検討されてきた。従
来、このようなフィルムとしてエチレン-酢酸ビニル共
重合体ケン化物(EVOH)やアクリル系フィルムが使
用されてきたが、これら従来のフィルムを積層した壁装
材は糊を塗布後折り畳んで重ね置きする工程(養成)
で、折れシワが発生し、施工後も折れシワ復元性が悪い
ため、シワ跡が消えず、美観を著しく損なうという短所
があった。
【0004】また、前記フィルムと非ポリ塩化ビニル系
基材は一般的にドライラミネート法などで積層される。
その際、有機溶剤を使用するため、自然環境への影響、
火災の危険性、作業者の健康面への影響、資源の浪費が
示唆されていた。そこで有機溶剤を使用しない熱圧着法
により積層することのできるフィルムを要望されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、製膜性、防汚性、エンボス性、艶消し性、
非ポリ塩化ビニル系基材との熱圧着性に優れ、適度な接
着強度を有し、従来のフィルムでは困難であった、折れ
シワが発生しにくく、折れシワ復元性に優れるという性
能を兼ね備えた壁装材表面保護用無延伸積層フィルムを
提供することにある。さらに、熱圧着法により前記フィ
ルムと非ポリ塩化ビニル系基材とが積層された壁装材を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】融点が70〜105℃の
エチレン系共重合体樹脂を主成分とする接着性樹脂層と
接着性樹脂層よりも高融点の、防汚性の熱可塑性樹脂層
が積層された少なくとも2層からなり、20%伸張時の
モジュラス値が0.5〜7.0N/10mmであること
を特徴とする。
【0007】熱可塑性樹脂層の表面がエンボス形状を有
し、エンボス面の表面粗さの平均偏差(Ra)が0.4
〜1.5μm、および表面の10点の平均粗さ(Rz)
が2.5〜15μmであることを特徴とする。
【0008】熱可塑性樹脂層の表面光沢度が60°で1
6%未満、および75°で20%未満であり、全光線透
過(Tt)が90%以上であることを特徴とする。
【0009】非ポリ塩化ビニル系基材の少なくとも片面
に前記表面保護用無延伸積層フィルムを熱圧着法により
積層することを特徴とする。
【0010】表面保護用無延伸積層フィルムと非ポリ塩
化ビニル系基材との接着強度が0.1〜9.0N/10
mmであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態についてより
具体的に説明する。本発明は、製膜性、防汚性、エンボ
ス性、艶消し性、非ポリ塩化ビニル系基材との熱圧着性
に優れ、適度な接着強度を有し、折れシワが発生しにく
く(耐折れシワ性)、折れシワ復元性を兼ね備えた壁装
材表面保護用無延伸積層フィルムに関するものである。
フィルムの構成を、融点が70〜105℃のエチレン系
共重合体樹脂を主成分とする接着性樹脂層と接着性樹脂
層よりも高融点の、防汚性の熱可塑性樹脂層が積層され
た少なくとも2層にし、20%伸張時のモジュラス値を
0.5〜7.0N/10mmとすることにより、製膜
性、防汚性、エンボス性、艶消し性、非ポリ塩化ビニル
系基材との熱圧着性、接着強度、耐折れシワ性、折れシ
ワ復元性を全て兼ね備えたフィルムが得られる。
【0012】本発明のエチレン系共重合体とは、フィル
ムの製膜性、非ポリ塩化ビニル系基材との熱圧着性を考
慮し、融点が70〜105℃、好ましくは、75〜10
0℃、より好ましくは、80〜95℃のエチレン系共重
合体をさす。接着性樹脂層に前記のエチレン系共重合体
を選ぶことにより、製膜性のよい、非ポリ塩化ビニル系
基材との熱圧着性および耐折れシワ性に優れた積層フィ
ルムおよび、壁装材が得られる。融点が70℃未満の場
合、製膜時にフィルムがロールに粘着し、製膜性が悪い
ため好ましくない。一方、融点が105℃を超える場
合、非ポリ塩化ビニル系基材との熱圧着性が悪く、折れ
シワが発生しやすいため好ましくない。
【0013】前記エチレン系共重合体は、より具体的に
は、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エチレン―アクリ
ル酸エステルー無水マレイン酸3元共重合体、エチレン
ーグリシジルメタクリレート共重合体、エチレンーグリ
シジルメタクリレートー酢酸ビニル共重合体、エチレン
―アクリル酸共重合体、エチレン―アクリル酸エステル
共重合体、エチレン―メタクリル酸共重合体、エチレン
―メタクリル酸エステル共重合体などを例示できる。前
記エチレン共重合体を接着性樹脂層に使用する場合、前
記の1種類のみの使用でも良いし、又は2種類以上の組
み合わせでもよい。また、表面保護用フィルムの接着性
樹脂層としての特性を阻害しない範囲であれば帯電防止
剤、ブロッキング防止剤、滑剤、充填剤、着色剤などの
添加剤を添加してもよいし、目的に応じて他の樹脂をブ
レンドしてもよい。ブレンドする樹脂として、ポリエチ
レン、エチレンとアクリル酸、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステルなどのモノマーから
なる2元共重合体、3元共重合体などが例示できる。
【0014】次に本発明の熱可塑性樹脂層について説明
する。本発明の熱可塑性樹脂は、壁装材の表面に位置す
るため防汚性、エンボス性、艶消し性を満足し、製膜性
良好で、接着性樹脂層よりも高融点のものあれば特に限
定されるものではなく、いずれであってもよい。具体的
には、結晶性ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン
テレフタレートなどを例示できる。更に、1種類のみの
使用でも良いし、又は2種類以上の組み合わせでもよい
が、好ましくは熱可塑性樹脂層の主成分、つまり50w
t%以上が結晶性ポリプロピレンであるのが望ましい。
ここで結晶性とは原料ペレット又はフィルムを一旦加熱
溶融させた後徐冷したものが結晶性であるという、樹脂
本来の性質をいう。
【0015】また、表面保護用無延伸積層フィルムの前
記特性を阻害しない範囲であれば難燃剤、防カビ剤、抗
菌剤、吸湿剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑
剤、充填剤、着色剤などの添加剤を添加してもよいし、
目的に応じて他の樹脂をブレンドしてもよい。
【0016】熱可塑性樹脂層の表面は、防汚性および艶
消し性を満足させるために適度な粗面であるのが好まし
い。粗面化する方法として、熱可塑性樹脂層に無機フィ
ラーをブレンドする方法、MFRの異なる同種の樹脂を
ブレンドする方法、MFRの異なる異種の樹脂をブレン
ドする方法、架橋した樹脂をブレンドする方法、ブロッ
クコポリマーをブレンドする方法、あるいはこれらの併
用をする方法などを例示できるがこれらに限定されるも
のではない。
【0017】表面粗さの程度は、平均偏差(Ra)が
0.4〜1.5μm、好ましくは0.6〜1.3μm、
より好ましくは0.8〜1.1μmおよび、表面の10
点平均粗さ(Rz)が、2.5〜15μmm、好ましく
は3〜12μm、より好ましくは4.0〜9.0μmが
望ましい。Ra、Rzを前記の範囲にすることにより、
巻き取り時のシワの発生もなく、巻き取り保管後の接着
性樹脂層とのブロッキングもなく、表面の艶消し効果も
良好なものが得られる。
【0018】Raが0.4μm未満、Rzが2.5μm
未満の場合、成形性、防汚性は良いが、表面に照り感が
あり、艶消し性が不十分であると共に、ロール巻きした
フィルムは、保管中にフィルムの内面と外面がブロッキ
ングしやすくなる傾向にある。また、Raが1.5μm
を超え、Rzが15μm超える場合、フィルムの表面に
照り感はなく艶消し性に優れるが、20%伸張時のモジ
ュラス値が0.5〜7.0N/10mmの本発明のフィ
ルムでは、ピンホールが多数発生し、製膜性に劣る傾向
にある。
【0019】本発明の積層フィルムの熱可塑性樹脂層の
表面光沢度は、60°で16%未満、かつ、75°で2
0%未満、好ましくは、60°で13%未満、かつ、7
5°で17%未満、更に好ましくは、60°で10%未
満、かつ、75°で15%未満が望ましい。表面光沢度
が60°で16%以上、75°で20%以上の場合、艶
消し性が不充分であり、表面に照り感が出る傾向にあ
る。更に、積層フィルムの全光線透過(Tt)は90%
以上、好ましくは95%以上、より好ましくは99%以
上が望ましい。全光線透過(Tt)が90%未満の場
合、印刷を施した非ポリ塩化ビニル系基材の上にフィル
ムを積層すると印刷の鮮明さが損なわれる傾向にある。
【0020】前記の表面粗さ(Ra、Rz)、表面光沢
度、全光線透過(Tt)の値を全て満足させるよう、適
宜樹脂配合、成形方法、成形条件を設定すればよいが、
後記の実施例1、2に示した樹脂配合、即ちMFR及び
融点が異なる少なくとも2種の結晶性ポリプロピレンか
らなる熱可塑性樹脂層を採用することがより好ましい。
また、接着性樹脂層も、適宜その樹脂配合を設定すれば
よいが、後記の実施例1、2に示した樹脂、即ちエチレ
ンー酢酸ビニル共重合体系樹脂を採用することがより好
ましい。
【0021】次に、接着性樹脂層および熱可塑性樹脂層
の形成方法、および積層方法について説明する。接着性
樹脂層および熱可塑性樹脂層は、公知のいかなる方法を
用いて形成および積層してもよいが、残留溶剤の問題も
なく、自然環境に配慮する観点から溶融押出法が好まし
い。例えば、以下に例示する。
【0022】(1)熱可塑性樹脂層を予め溶融押出法に
て形成する。次に、熱可塑性樹脂層上に押出ラミネート
法にて接着性樹脂層を形成する。 (2)接着性樹脂層を予め溶融押出法にて形成する。次
に、接着性樹脂層上に押出ラミネート法にて熱可塑性樹
脂層を形成する。 (3)熱可塑性樹脂層と接着性樹脂層を共押出法にて形
成する。 (4)接着性樹脂層および熱可塑性樹脂層を各々予め溶
融押出法にて形成する。次に接着性樹脂層と熱可塑性樹
脂層をラミネートする。
【0023】接着性樹脂層、熱可塑性樹脂層、およびそ
れらが積層されたフィルムは、エンボス加工性の点から
無延伸のものが好ましい。
【0024】積層されたフィルム(以下、無延伸積層フ
ィルムという。)は、20%伸張時のモジュラスが0.
5〜7.0N/10mm、好ましくは1.0〜5.0N
/10mm、更に好ましくは2.0〜4.0N/10m
mであるのが望ましい。20%伸張時のモジュラスが、
0.5N/10mm未満の場合、製膜時にピンホールが
発生し破断しやすく、また7.0N/10mmを越える
場合、エンボス性に劣ると共に、折れシワが発生しやす
く、折れシワ復元性が悪いため、シワ跡が残り好ましく
ない。
【0025】無延伸積層フィルムの厚みは、特に制限は
なく、20%伸張時のモジュラスが前記の範囲に収まる
ように設定すればよいが、通常50μ以下が望ましい。
接着性樹脂層の厚みは、1μm以上で、熱可塑性樹脂層
の厚みの0.1倍以上、好ましくは0.2倍以上、更に
好ましくは0.3倍以上が望ましい。1μm未満では非
ポリ塩化ビニル系基材への熱圧着性がばらつきやすく、
また、熱可塑性樹脂層の厚みの0.1倍未満では熱可塑
性樹脂層へのエンボス性の付与が十分でない傾向にあ
る。
【0026】次に、前記無延伸積層フィルムと非ポリ塩
化ビニル系基材とを積層した、壁装材について説明す
る。
【0027】本発明の非ポリ塩化ビニル系基材とは、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共
重合体、エチレンープロピレンーブテン共重合体、エチ
レンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸エス
テル共重合体、エチレンーメタクリル酸エステル共重合
体、などが例示でき、また、それらの混合物からなる基
材も含まれる。この非塩ビ系基材は発泡体であっても非
発泡体であってもよい。また無延伸積層フィルムを熱圧
着した後に非ポリ塩化ビニル系基材を発泡させてもよ
い。非ポリ塩化ビニル系基材に印刷を施す場合、印刷イ
ンキは通常用いられるインキでよい。例えば、アクリル
系、エチレンー酢酸ビニル系、ウレタン系、セルロース
系の樹脂に顔料、染料などの着色剤、分散剤、溶剤など
を混合し溶解させたものが例示できる。また、印刷は公
知の方法で行なえばよい。
【0028】本発明において、無延伸積層フィルムと非
ポリ塩化ビニル系基材は熱圧着法により積層する。熱圧
着法の場合、有機溶剤を用いないので、有機溶剤に起因
する弊害、即ち、自然環境への影響、火災の危険性、作
業者の健康面への影響、資源の浪費などの問題が解決で
きる。
【0029】熱圧着条件は、例えば、速度5〜50m/
分で、圧力0.3〜6MPa、温度90〜200℃が例
示できる。熱圧着と同時にエンボス加工してもよいし、
後工程でエンボス加工してもよい。またエンボス加工が
不必要なら、しなくてもよい。
【0030】無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニル系
基材との接着強度は0.1〜9.0N/10mm、好ま
しくは0.3〜8.0N/10mm、より好ましくは
0.5〜7.0N/10mmである。接着強度が0.1
N/10mm未満の場合、エンボス加工後、フィルムの
浮きが発生しやすく、また、8.0N/10mmを超え
るとエンボス性が悪くなる傾向にある。また、熱可塑性
樹脂層と接着性樹脂層の間には、目的に応じ、例えば、
接着性樹脂層やその他の樹脂層を1層以上設けてもよ
い。
【0031】また、前記の接着性樹脂層は、前記非ポリ
塩化ビニル系基材以外の、紙や木材など、あるいはそれ
らに用いられる印刷インキとも熱圧着性能がよいので、
本発明の無延伸積層フィルムはそれらの防汚用としても
使用可能である。
【0032】
【実施例】次に本発明の代表的な実施例を挙げて説明す
る。本発明において使用した物性値の測定方法及び評価
方法は次の通りである。
【0033】融点は、島津製作所製の示差走査熱量計D
SC−50を用いてJIS K7121に準じて測定し
た。無延伸積層フィルムの20%伸張時のモジュラス値
は島津製作所製オートグラフAGS―100Aを用いて
測定した。
【0034】熱可塑性樹脂層表面の表面粗さの平均偏差
(Ra)と10点の平均粗さ(Rz)は東京精密製の表
面粗さ形状測定機サーフコム585Aを用いJIS B
0601−1982に準じて測定した。(Ra)とは抽
出曲線と中心線とによって囲まれる部分の面積を測定長
さで割った値をいう。(Rz)とは抽出曲線から基準長
さだけ抜き取った部分の平均線に平行で、高い方の1番
目から5番目までの山頂を通る直線と低い方の1番目か
ら5番目までの谷底を通る直線をそれぞれ描き、この山
側の5個の直線の高さの相加平均と谷側の5個の直線の
高さの相加平均との差をいう。
【0035】表面光沢度は日本電色工業製のVG−20
00型を用いASTM D523に準じて測定した。
(受光角:60°、75°) 光線の全光線透過(Tt)は日本電色工業製のDH20
00型用いASTMD1003に準じて測定した。
【0036】防汚性の評価は、無延伸積層フィルムの熱
可塑性樹脂層表面に、水性サインペン(ペンテル;
黒)、クレヨン(サクラ;太巻きの赤)、コーヒー(ネ
スカフェ;ゴールドブレンド)、醤油(キッコーマン;
濃い口)の4種類の汚れを付着させ、24時間後、サイ
ンペン汚れ、クレヨン汚れは家庭用洗剤を、コーヒー汚
れ、醤油汚れは水を柔らかい布にしみ込ませて拭き取
り、汚れの落ち具合を官能評価した。目視で、汚れが全
く残らないものを◎、殆ど残らないものを○、やや残る
ものを△、かなり残るものを×とした。
【0037】エンボス性の評価はエンボス加工後の積層
体を目視し、エンボスによる凹凸が積層体の表面に充分
賦形されているものを◎、賦形されているものを○、や
や賦形されているものを△、賦形されていないものを×
とした。
【0038】熱圧着性の評価は、フィルムと非ポリ塩化
ビニル系基材を熱圧着、エンボス加工をした後、フィル
ムと基材間で剥離させ、エンボス基材表面とフィルムの
接着性樹脂面との間で浮きがないかを目視で判定した。
熱圧着性良好で浮きが全くないものを◎、殆ど浮きがな
いものを○、やや浮きがあるものを△、熱圧着不充分で
浮きが大きいものを×とした。
【0039】フィルムと非ポリ塩化ビニル系基材との接
着強度は、180°剥離で、島津製作所製オートグラフ
AGS―100Aを用いてJIS K6732に準じて
測定した。
【0040】折れシワ復元性の評価は、フィルムを貼り
合わせた壁装材(幅:920mm、長さ:1800m
m)の裏側に市販の水性合成樹脂系糊を約130g/m
塗布し、糊面を内側に折り返し、10枚重ね置きし、
60分放置した。その後合板に貼り付け、24時間放置
し、折返し部分を観察しシワの消え具合を官能評価し
た。目視でシワの全く残らないものを◎、やや残るるも
のを○、かなり残るものを△、著しく残るものを×とし
た。
【0041】(実施例1)二軸の混練押出機を用いて結
晶性ポリプロピレン樹脂((株)グランドポリマー製
F707V、融点158℃、MFR6.5)、結晶性ポ
リプロピレン樹脂(チッソ(株)製 HF3122、融
点133℃、MFR1.9)、結晶性ポリプロピレン樹
脂(チッソ(株)製 XFP1210H、融点133
℃、MFR2.5)をそれぞれ、60:40:4の割合
で溶融混合して熱可塑性樹脂層のペレットを得た。次
に、2台の押出機を用いて、前記ペレットと接着性樹脂
層としてエチレンー酢酸ビニル共重合体系樹脂(大日本
インキ化学工業(株)製 ディックサームEL−83
K、融点83℃、MFR13)のペレットとを各々溶融
し、230℃のTダイから共押出し、冷却固化して厚さ
20μmの無延伸積層フィルムを得た。(熱可塑性樹脂
層が15μm、接着性樹脂層が5μm)製膜性、熱可塑性
樹脂面の艶消し性、ともに良好な柔らかいフィルムであ
った。
【0042】(実施例2)二軸の混練押出機を用いて結
晶性ポリプロピレン樹脂((株)グランドポリマー製
F707V、融点158℃、MFR6.5)、結晶性ポ
リプロピレン樹脂(チッソ(株)製 HF3122、融
点133℃、MFR1.9)、結晶性ポリプロピレン樹
脂(チッソ(株)製 XFP1210H、融点133
℃、MFR2.5)をそれぞれ、40:60:6の割合
で溶融混合して熱可塑性樹脂層のペレットを得た。次
に、2台の押出機を用いて、前記ペレットと接着性樹脂
層としてエチレンー酢酸ビニル共重合体系樹脂(東ソー
(株)製 メルセンMX12、融点98℃、MFR1
7.5)のペレットとを各々溶融し、230℃のTダイ
から共押出し、冷却固化して厚さ15μmの無延伸積層
フィルムを得た。(熱可塑性樹脂層が12μm、接着性
樹脂層が3μm)製膜性、熱可塑性樹脂面の艶消し性、
ともに良好な柔らかいフィルムであった。
【0043】(実施例3)フィルム厚みを変える以外は
実施例2と同様にして厚さ30μmの無延伸積層フィル
ムを得た。(熱可塑性樹脂層が20μm、接着性樹脂層
が10μm)製膜性、熱可塑性樹脂面の艶消し性、とも
に良好な柔らかいフィルムであった。
【0044】(比較例1)(エチレン系共重合体の融点
が105℃を越える場合) 接着性樹脂層としてエチレンー酢酸ビニル共重合体系樹
脂(東ソー(株)製メルセンMX10、融点118℃、
MFR15)を使用する以外は実施例1と同様にして厚
さ18μmの無延伸積層フィルムを得た。(熱可塑性樹
脂層が13μm、接着性樹脂層が5μm)
【0045】(比較例2)(エチレン系共重合体の融点
が70℃未満の場合) 接着性樹脂層としてエチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂
(日本ポリケム(株)製 LV−780、融点59℃、
MFR30)を使用する以外は実施例1と同様にして厚
さ20μmの無延伸積層フィルムを得ようとしたがフィ
ルムがロールにブロッキングしやすくまた、巻きとりで
の折れシワが多発し商品にならなかった。(熱可塑性樹
脂層が15μm、接着性樹脂層が5μm)これは、接着性
樹脂の融点が70℃未満のためである。
【0046】(比較例3)(20%伸張時のモジュラス
が0.5未満の場合) 接着性樹脂層としてエチレンーメタクリル酸共重合体樹
脂(三井・デュポンポリケミカル(株)製 ニュクレル
0910、融点97℃、MFR10)を使用する以外は
実施例1と同様にして厚さ7μm(熱可塑性樹脂層が5
μm、接着性樹脂層が2μm)の無延伸積層フィルムを得
たが、製膜時にピンホールが多数発生した。これは、2
0%伸張時のモジュラスが0.5未満のためである。
【0047】(比較例4)(20%伸張時のモジュラス
が7.0を越える場合) 比較例3と同様にして厚さ60μmの無延伸積層フィル
ムを得た。(熱可塑性樹脂層が35μm、接着性樹脂層
が25μm)製膜性、艶消し性の良好なフィルムであっ
たが、風合いがやや硬いフィルムであった。
【0048】実施例1、2、3及び比較例1、3、4で
得られたフィルムの製膜性と物性評価結果を表1に示
す。
【0049】(表1)
【0050】(実施例4)120μmの難燃紙の上に、
水酸化アルミニウム、酸化チタン、増粘剤、マイクロカ
プセル発泡剤を含むエチレンー酢酸ビニル系の水性エマ
ルジョンを塗布、乾燥後、170℃で1分加熱発泡さ
せ、総厚みが450μmの非ポリ塩化ビニル系基材を得
た。この基材のエチレンー酢酸ビニル樹脂面と実施例1
で得た無延伸積層フィルムの接着性樹脂面とが接するよ
うにして、温度100℃、圧力0.9MPa、速度20
m/minで熱圧着と同時にエンボス加工をして、エン
ボス模様のついた壁装材を得た。この壁装材は、熱圧着
性、エンボス性、防汚性に優れた壁装材であった。この
壁装材の無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニル系基材
との接着強度は3.5N/10mmであった。また糊を
紙面に塗布、養成後、合板にはりつけて、折れシワ発生
および復元性を評価したところ、折れシワの発生はみら
れなかった。
【0051】(実施例5)実施例2で得た無延伸積層フ
ィルムを使用する以外は実施例4と同様に熱圧着、エン
ボス加工をして、エンボス模様のついた壁装材を得た。
この壁装材の無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニル系
基材との接着強度は2.5N/10mmであった。この
壁装材は、熱圧着性、エンボス性、防汚性に優れた壁装
材であった。また糊を紙面に塗布、養成後、合板にはり
つけて、折れシワ発生および復元性を評価したところ、
折れシワの発生はみられなかった。
【0052】(実施例6)非ポリ塩化ビニル系基材の表
面に印刷し、実施例3で得た無延伸積層フィルムを使用
する以外は実施例4と同様に熱圧着、エンボス加工をし
て、エンボス模様のついた壁装材を得た。この壁装材の
無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニル系基材との接着
強度は3.8N/10mmであった。この壁装材は表2
に示したように、熱圧着性、エンボス性、防汚性に優れ
たものであった。また、実施例4,5と同様にして折れ
シワ発生および復元性を評価したところ、折れシワの発
生はみられなかった。
【0053】(比較例5)比較例1で得た無延伸積層フ
ィルムを使用する以外は実施例4と同様にして熱圧着、
エンボス加工して、エンボス模様のついた壁装材を得
た。この壁装材は表2に示したように、防汚性を有する
壁装材であったが、エンボス性が悪いとともに、エンボ
ス山部での熱圧着性が不充分であり、実施例4と同様に
して折れシワ発生および復元性を評価したところ、折れ
シワの発生がみられた。この壁装材の無延伸積層フィル
ムと非ポリ塩化ビニル系基材との接着強度は0.05N
/10mmであった。
【0054】(比較例6)比較例4で得た無延伸積層フ
ィルムを使用する以外は実施例4と同様にして熱圧着、
エンボス加工して、エンボス模様のついた壁装材を得
た。この壁装材の無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニ
ル系基材との接着強度は4.5N/10mmであった。
この壁装材は表2に示したように、防汚性を有する壁装
材であったが、エンボス賦形が充分でなく、また、実施
例4と同様にして折れシワ発生および復元性を評価した
ところ、折れシワの発生がみられた。
【0055】実施例4,5,6及び比較例5,6で得ら
れた無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビニル系基材とを
積層した壁装材の評価結果を表2に示す。
【0056】(表2)
【0057】
【発明の効果】本発明は、前記説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果がある。融点が7
0〜105℃からなるエチレン系共重合体樹脂を主成分
とする接着性樹脂層と接着性樹脂層よりも高融点の、防
汚性の熱可塑性樹脂層が積層された少なくとも2層から
なる無延伸積層フィルムであって、且つ、無延伸積層フ
ィルムの20%伸張時のモジュラス値が0.5〜7.0
N/10mmであることにより、防汚性、艶消し性、エ
ンボス性、基材との熱圧着性に優れ、耐折れシワ性、折
れシワ復元性にも優れた壁装材表面保護用無延伸積層フ
ィルムが得られる。更に、防汚性を有する熱可塑性樹脂
層の表面が山、谷のエンボス形状を有し、エンボスの表
面粗さの平均偏差(Ra)が0.4〜1.5μmからな
り、且つ、表面の10点の平均粗さ(Rz)が2.5〜
15μm、壁装材の無延伸積層フィルムと非ポリ塩化ビ
ニル系基材との接着強度が0.1〜9.0N/10mm
であることを特徴することが好ましい。
【0058】また、前記無延伸積層フィルムと非ポリ塩
化ビニル系基材とを、有機溶剤を用いずに熱圧着法にて
積層しエンボス加工することにより、有機溶剤に起因す
る各種の弊害が解決でき、意匠性に富んだ、優れた壁装
材が得られ、また、塩素を含まないため、廃棄時にも、
環境に優しい素材を提供するものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点が70〜105℃のエチレン系共重合
    体樹脂を主成分とする接着性樹脂層と接着性樹脂層より
    も高融点の、防汚性の熱可塑性樹脂層が積層された少な
    くとも2層からなり、20%伸張時のモジュラス値が
    0.5〜7.0N/10mmであることを特徴とする壁
    装材表面保護用無延伸積層フィルム。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂層の表面がエンボス形状を有
    し、エンボス面の表面粗さの平均偏差(Ra)が0.4
    〜1.5μm、および表面の10点の平均粗さ(Rz)
    が2.5〜15μmであることを特徴する請求項1記載
    の壁装材表面保護用無延伸積層フィルム。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂層の表面光沢度が60°で1
    6%未満、および75°で20%未満であり、全光線透
    過(Tt)が90%以上であることを特徴とする請求項
    1、又は2記載の壁装材表面保護用無延伸積層フィル
    ム。
  4. 【請求項4】非ポリ塩化ビニル系基材の少なくとも片面
    に請求項1〜3のいずれか1項記載の表面保護用無延伸
    積層フィルムを熱圧着法により積層することを特徴とす
    る壁装材。
  5. 【請求項5】表面保護用無延伸積層フィルムと非ポリ塩
    化ビニル系基材との接着強度が0.1〜9.0N/10
    mmであることを特徴とする請求項4記載の壁装材。
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