JP2002000390A - シートヒータの取付構造 - Google Patents

シートヒータの取付構造

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JP2002000390A
JP2002000390A JP2000189468A JP2000189468A JP2002000390A JP 2002000390 A JP2002000390 A JP 2002000390A JP 2000189468 A JP2000189468 A JP 2000189468A JP 2000189468 A JP2000189468 A JP 2000189468A JP 2002000390 A JP2002000390 A JP 2002000390A
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JP
Japan
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seat
seat heater
mounting structure
pad
heater
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JP2000189468A
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Toshihiko Mori
俊彦 森
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッドとシートカバー間に配設されたシートヒ
ータの電熱線の屈曲作用による損傷を防止し、かつ、同
電熱線のジクザグ状の屈曲部の重合状態の発生を防止す
る。 【解決手段】絶縁性シート31に電熱線32を屈曲した
状態で埋設してなるシートヒータ30を、シートクッシ
ョン20を構成するパッド21とシートカバー22間に
介在して取付けるシートヒータの取付構造であって、シ
ートヒータ30を構成する絶縁性シート31の電熱線3
2が並列的に延びる部位31b,31cの両電熱線32
間にスリット状開口部31aを設けて、当該部位31
b,31cを開口部31aを通した粘着テープ33によ
りパッド21に固定して取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートヒータの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シートヒータは、絶縁性シートの内部に
ニクロム線等の電熱線を埋設してなるもので、車両用シ
ート等のシートクッションやシートバックを構成するパ
ッドとシートカバー間に介在させて配設される。このよ
うに配設されるシートヒータにおいては、パッドとシー
トカバー間でずれたり偏ることがないように、シートク
ッションやシートバックに固定して取付けられる。図1
〜図3は、シートヒータの従来の取付構造を示してい
る。
【0003】図1は、シートヒータを配設したシートク
ッションの左右の略半分を示し、図2は同シートクッシ
ョンにおける図1の矢印2−2線に沿う部分縦断面を示
し、図3は同シートクッションにおける矢印3部分を拡
大した縦断面を示している。採用されているシートヒー
タ10は、絶縁性シート11の内部に電熱線であるニク
ロム線12を埋設してなるもので、ニクロム線12はそ
の長手方向の多数の部位を鋭角に屈曲したジグザグ状態
で埋設されている。
【0004】シートヒータ10は、シートクッション2
0を構成するパッド21とシートカバー22間に介在さ
れていて、シートカバー22の各カバー部22a、22
bを接合する縫合部22c,22dにタックピン22e
介して固定することにより、シートカバー22側に取付
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該取付構
造においては、人がシートクッション20に着座した場
合には、着座者からの荷重によりパッド21が潰れると
ともに下方へ大きく撓み、これに伴い、シートカバー2
2も大きく撓んで、シートカバー22の各カバー部22
a,22bの縫合部22c,22d間の間隔が短くなる
等、各縫合部22c,22d間の間隔が大きく変化す
る。このため、シートヒータ10が局部的に大きく屈曲
してニクロム線12に大きな屈曲作用が生じて、ニクロ
ム線12が損傷するおそれがある。
【0006】また、シートヒータ10においては、人が
シートクッション20に着座した状態では、シートクッ
ション20の長手方向(前後方向)に延びるため、ニク
ロム線12をその長手方向に鋭角に屈曲させたジクザク
状態で絶縁性シート11に埋設しているが、シートヒー
タ10が局部的に大きく屈曲してニクロム線12に大き
な屈曲作用が生じると、ニクロム線12の各屈曲部が局
部的に重合する現象が発生し、局部的に重合する部位で
凹凸や短絡が発生するおそれがある。
【0007】従って、本発明の目的は、シートクッショ
ンやシートバックのパッドとシートカバー間に介在させ
て配設するシートヒータの取付構造において、これらの
問題を発生し難い取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートヒータ
の取付構造に関するもので、特に、絶縁性シートの内部
に電熱線を屈曲した状態で埋設してなるシートヒータ
を、シートクッションまたはシートバックを構成するパ
ッドとシートカバー間に介在して取付けるシートヒータ
の取付構造を適用対象とするものである。
【0009】しかして、本発明は上記した取付構造にお
いて、前記シートヒータを構成する絶縁性シートにおけ
る前記電熱線が並列的に延びる部位の両電熱線間に開口
部を設けて、当該部位を同開口部を通した接着手段によ
り前記パッドに固定して取付けることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明に係るシートヒータの取付構造にお
いては、シートヒータを構成する電熱線を、前記シート
クッションまたはシートバックの長手方向には鈍角状に
ジグザグ状に屈曲させているようにすることができる。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明に係るシートヒータの取付
構造においては、前記電熱線が並列的に延びる部位の両
電熱線間に開口部を設けて、当該部位を同開口部を通し
た帯状の接着手段により前記パッドに固定して取付ける
ようにしていて、シートヒータにおけるパッドに対する
取付部位の間隔を短くしている。このため、人がシート
クッションに着座した場合には、着座者の着座荷重また
は背もたれ荷重により、シートクッションまたはシート
バックのパッドが潰れるとともに下方または後方へ大き
く撓んでも、シートヒータの各取付部位での屈曲の発生
が抑制され、シートヒータの局部的な屈曲に起因する電
熱線の屈曲は生じ難く電熱線の損傷が防止される。この
場合、前記接着材料として不織布を基材とする粘着テー
プを採用することができ、また、前記電熱線としてニク
ロム線を採用することができる。
【0012】本発明に係るシートヒータの取付構造にお
いて、電熱線を前記シートクッションまたはシートバッ
クの長手方向に鈍角にジクザグ状に屈曲させて絶縁性シ
ート内に埋設するようにすれば、シートの着座者からの
荷重に起因してシートクッションやシートバックが変形
し、シートヒータが局部的に大きく屈曲して電熱線に大
きな屈曲作用が生じても、電熱線の各屈曲部が局部的に
重合する現象は防止され、電熱線の局部的な重合による
凹凸や短絡が発生するおそれはない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図4および図5は、本発明の一例に係るシート
ヒータの取付構造を示すもので、図4はシートヒータを
配設したシートクッションの左右の略半分を示し、ま
た、図5は図4における矢印5−5線に沿う部分縦断面
を示している。
【0014】当該シートクッション20に採用されてい
るシートヒータ30は、シートヒータ10と同様、絶縁
性シート31の内部に電熱線であるニクロム線32を埋
設してなるもので、ニクロム線32はその長手方向の多
数の部位を鈍角にジグザグ状に屈曲した状態で埋設され
ている。シートヒータ30を構成する絶縁性シート31
においては、ニクロム線32の互いに並列する線部32
a,32b間の部位に、スリット状開口部31aが形成
されている。また、ニクロム線32においては、ジグザ
グ状の屈曲部をシートクッション20の長手方向に鈍角
に形成して、絶縁性シート31に埋設されている。
【0015】当該シートヒータ30は、シートクッショ
ン20を構成するパッド21とシートカバー22間に介
在されていて、粘着テープ33を介してパッド21の表
面に固定されている。粘着テープ33は公知の不織布製
のもので、粘着面側の離型紙を剥がすことにより粘着面
を露呈させて使用することができるものである。当該シ
ートヒータ30においては、粘着テープ33をスリット
状開口部31aを通して、その一端側および他端側をパ
ッド21の表面に貼着するとともに、その中央部を絶縁
性シート31の分割された部位31b,31cの表面に
貼着することにより、パッド21の表面に固定されて取
付けられている。
【0016】かかる構成のシートヒータの取付構造にお
いては、絶縁性シート31におけるニクロム線32の線
部32a,32bが並列的に延びる部位にスリット状開
口部31aを設けて、スリット状開口部31aを通した
粘着テープ33により、絶縁性シート31の分割された
部位31b,31cをパッド21に固定することによ
り、シートヒータ30をパッド21側に取付けている。
これにより、シートヒーシート30におけるパッド21
に対する取付部位の間隔を短くしている。
【0017】このため、人がシートクッション20に着
座した場合には、着座者の荷重により、シートクッショ
ン20のパッド21が潰れるとともに下方へ大きく撓ん
でも、シートヒータ30の各取付部位間での屈曲の発生
が抑制され、シートヒータ30の局部的な屈曲に起因す
るニクロム線32の屈曲は生じ難く、ニクロム線32の
損傷が防止される。
【0018】また、当該取付構造においては、ニクロム
線32のジグザグ状の屈曲部を、シートクッション20
の長手方向に鈍角に屈曲させて絶縁性シート31に埋設
する構成としているため、シートクッション20の着座
者からの荷重に起因してシートクッション20が変形
し、シートヒータ30が局部的に大きく屈曲してニクロ
ム線32に大きな屈曲作用が生じても、ニクロム線32
の各屈曲部が局部的に重合する現象は防止され、ニクロ
ム線32の局部的な重合による凹凸や短絡が発生するお
それはない。
【0019】なお、以上の取付構造は、図示しないシー
トバックに対するシートヒータ30の取付構造にも採用
することができ、これによっても、シートクッション2
0に対する取付構造と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の取付構造を採用してシートクッションに
取付けられたシートヒータの一部を示す斜視図である。
【図2】同シートクッションにおける図1の矢印2−2
線における縦断面図である。
【図3】同シートクッションにおける図2の矢印3部分
の拡大図である。
【図4】本発明に係る取付構造を採用してシートクッシ
ョンに取付けられたシートヒータの一部を示す斜視図で
ある。
【図5】同シートクッションにおける図4の矢印5−5
線における縦断面図である。
【符号の説明】
10…シートヒータ、11…絶縁性シート、12…ニク
ロム線、20…シートクッション、21…パッド、22
…シートカバー、22a,22b…カバー部、22c,
22d…縫合部、22e…タッピン、30…シートヒー
タ、31…絶縁性シート、31a…スリット状開口部、
31b,31c…部位、32…ニクロム線、32a,3
2b…線部、33…粘着テープ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性シートの内部に電熱線を屈曲した状
    態で埋設してなるシートヒータを、シートクッションま
    たはシートバックを構成するパッドとシートカバー間に
    介在して取付けるシートヒータの取付構造であり、前記
    シートヒータを構成する絶縁性シートにおける前記電熱
    線が並列的に延びる部位の両電熱線間に開口部を設け
    て、当該部位を同開口部を通した接着手段により前記パ
    ッドに固定して取付けることを特徴とするシートヒータ
    の取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシートヒータの取付構造
    において、前記接着手段は、不織布を基材とする粘着テ
    ープであることを特徴とするシートヒータの取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のシートヒータの取付構造
    において、前記電熱線はニクロム線であることを特徴と
    するシートヒータの取付構造。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載のシートヒー
    タの取付構造において、前記シートヒータを構成する電
    熱線は、前記シートクッションまたはシートバックの長
    手方向には鈍角にジグザグ状に屈曲されていることを特
    徴とするシートヒータの取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212436A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Kurabe Industrial Co Ltd シートヒータが配置されたシート
JP2011229905A (ja) * 2010-04-07 2011-11-17 Kurabe Industrial Co Ltd ヒータユニット及びシート
US10442328B2 (en) 2016-06-21 2019-10-15 Kongsberg Automotive Ab Assembly, system, and circuit with combined heating and occupancy detecting for a vehicle seat

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JP2011229905A (ja) * 2010-04-07 2011-11-17 Kurabe Industrial Co Ltd ヒータユニット及びシート
US10442328B2 (en) 2016-06-21 2019-10-15 Kongsberg Automotive Ab Assembly, system, and circuit with combined heating and occupancy detecting for a vehicle seat

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