JP2002000244A - 食品の香味劣化抑制剤並びに抑制方法 - Google Patents
食品の香味劣化抑制剤並びに抑制方法Info
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Abstract
して光、さらに熱や酸素等の影響による香味の劣化を抑
制でき、また安全性が高く、しかも食品本来の香味に影
響を与えることのない香味劣化抑制剤及び抑制方法の提
供をすることである。 【解決手段】 ラジカル消去活性を有する抗酸化剤成分
(a)、及び波長300〜400nmに強い吸収能を有す
る紫外線吸収剤成分(b)とからなる食品の香味劣化抑
制剤であり、食品にかかる成分(a)を0.1〜500p
pm、成分(b)を0.1〜500ppm配合する食品の香味
劣化抑制方法である。
Description
食品、飲料、食品素材或いはフレーバー等の食品添加物
等(以下「食品」と総称する)に広く適用することがで
きる香味劣化抑制剤及び香味劣化抑制方法に関する。
階で徐々に劣化し、従来、こうした香味劣化の抑制は酸
化防止が主体であり、ジブチルヒドロキシトルエン(B
HT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、トコ
フェロール、アスコルビン酸等の酸化防止剤が広く食品
に添加され使用されてきた。しかし、近年、食品香味劣
化の要因として、酸素の他に、熱や光が注目されるよう
になった。それは、最近、店頭ディスプレイ時の製品イ
メージアップのため透明ガラス容器入り食品、透明又は
半透明プラスチック容器入り食品や透明袋入り食品が急
増していること、さらにそうした製品をコンビニエンス
ストア等で長時間、蛍光灯又は日光の下に陳列する販売
形態が一般的になってきたからである。かかる状況下で
は、食品の香味成分が光照射よって異性化或いは分解さ
れ、食品本来の芳香や美味が消失したり、さらに分解物
が悪臭や異臭成分に変化すると考えられている。
して大きな抑制効果を有すると同時に、加熱殺菌工程や
加熱保存時の熱及び酸素による香味劣化に対する抑制効
果を併せ持ち、かつ人体に対する安全性が高い香味劣化
抑制剤が要望されている。こうした光による劣化を主に
抑制するための技術として、例えば、ルチン、モリン、
またはケルセチンを添加して悪臭や異味の原因となる物
質の発生を防止し、保存性の向上を図った乳含有酸性飲
料(特公平4−21450号公報)、クロロゲン酸、カ
フェー酸、フェルラ酸とビタミンC、ルチン、ケルセチ
ンとを併用して日光によるフレーバー劣化を防止する方
法(特開平4−27374号公報)が提案されている。
これらは強力な光吸収効果による香味劣化防止を図るも
のである。
食品の香味劣化抑制は十分ではなく、また、天然物由来
の劣化抑制剤はその作用発現のためには相当多量に使用
する必要があり、その結果、劣化抑制剤自体が有してい
る味、匂い及び色が食品本来の味や香りに悪影響を与え
るなどの問題点が残されている。なお、劣化抑制の物理
的な方法として、光透過性を抑えた容器や袋を用いる食
品等の包装手段改良による劣化抑制方法も提案されてい
るが、コスト高と香味劣化抑制効果の両面から考えると
十分ではなかった。従って、食品に添加した場合に安全
性が高く、しかも食品本来の香味に影響を与えることな
く少量の使用で十分な効果を奏し、かつ経済性に優れ
た、新たなタイプの香味劣化抑制剤又は抑制方法が強く
要望されている。
点に鑑み、本発明は、食品の製造、流通、保存等の各段
階で主として光、さらに熱や酸素等を起因とする香味の
劣化を抑制でき、また安全性が高く、しかも食品本来の
香味に影響を与えることのない香味劣化抑制剤及び抑制
方法を提供することを目的とする。
香味劣化は、上述したような香味成分の異性化や分解だ
けではなく、光によって誘発される活性ラジカル種が香
味成分にダメージを与えると考えた。従って光吸収剤の
単独使用では食品の香味劣化防止効果は十分ではなく、
強いラジカル消去活性を有する素材を併用することが有
効であるとの見地に立ち、鋭意研究を行った結果、特定
の抗酸化剤成分と紫外線吸収剤成分との併用が特に光に
よる香味劣化防止に顕著な効果があることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
有する抗酸化剤成分(a)及び波長300〜400nmに
強い吸収能を有する紫外線吸収剤成分(b)からなるこ
とを特徴とする食品の香味劣化抑制剤である。また、当
該抑制剤において、成分(a)がカリン、マンゴー、ミ
ロバラン、ザクロ、五倍子から溶媒抽出された各抽出
物、カテキン類及び没食子酸からなる群より選ばれる少
なくとも1種であり、成分(b)がクロロゲン酸、ジカ
フェオイルキナ酸類、カフェー酸、フェルラ酸、ロズマ
リン酸、ルチン、α−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)、クエルセチン及びクエルシトリンからなる群より
選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
ゴー、ミロバラン、ザクロ、五倍子から溶媒抽出された
各抽出物、カテキン類及び没食子酸からなる群より選ば
れる少なくとも1種の成分(a)を0.1〜500ppm、
及びクロロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸類、カフェー
酸、フェルラ酸、ロズマリン酸、ルチン、α−グルコシ
ルルチン(酵素処理ルチン)、クエルセチン及びクエル
シトリンからなる群より選ばれる少なくとも1種の成分
(b)を0.1〜500ppm配合することを特徴とする食
品の香味劣化抑制方法である。また、当該抑制方法にお
いて、成分(a)と成分(b)の配合比が、50:1〜
1:50であることを特徴とする。
する。 (1)抗酸化剤成分(a) ラジカル消去活性を有する抗酸化成分としては、抗酸化
剤のうち光照射によって誘発されるラジカルの消去活性
に優れたものが選択される。かかるラジカル消去活性
は、ラジカル捕獲剤である1,1−ジフェニル−2−ピ
クリルヒドラジル(DPPH)を用いるラジカル消去活
性試験で測定され、詳しくは以下のとおりである。すな
わち、0.1Mの酢酸緩衝用液(pH5.5、2ml)に各
被検物質の50%エタノール溶液(2.0ml)及び2×
10-4MのDPPH(ナカライテスク社製)エタノール
溶液(1.0ml)を加えて全量5.0mlとし、30分後に
517nmにおける吸光度を測定する。結果は被検物質無
添加のコントロールに対して、吸光度を1/2に減少さ
せるのに必要な被検物濃度(最終溶液;以下「DPPH
ラジカル50%消去濃度」という)で評価する。この場
合、被検物質の濃度が低いほど強いラジカル消去活性を
有するのである。本発明においては、DPPHラジカル
50%消去濃度が25ppm以下、特に5ppm以下の抗酸化
剤を使用することが好ましい。
り食品や漢方薬に使用されている植物関連の天然物に由
来するものが好ましく、こうした条件を満たすものとし
て、下記のカリン、マンゴー、ミロバラン、ザクロ、五
倍子から溶媒抽出された各抽出物、カテキン類及び没食
子酸が好適に選ばれる。これらには、いずれにもタンニ
ン類である、ガロタンニン類(五倍子)、エラジタンニ
ン類(ミロバラン、ザクロ)、デヒドロエラジタンニン
類といった加水分解性タンニン類が多量に含まれ、この
タンニンが中心となってラジカル消去活性による抗酸化
作用をもたらす。 カリン(学名:Choenomeles sinensis(Thouin) Koehn
e) マンゴー(学名:Mangifera indica L.) ミロバラン(学名:Terminalia chebula Retz.) ザクロ(学名:Punica granatum L.) 五倍子(学名:Rhus javonica L.;ヌルデの若葉にヌル
デノミミフシアブラムシの単性無翅雌虫が寄生して形成
された虫こぶ)
根、茎(枝幹)、葉、果実を原材料として後述の抽出処
理に付される。カリン、ザクロについては果皮、マンゴ
ーについては種子、ミロバランは果実を使用することが
好ましい。以下にカリン、マンゴー、ミロバラン、ザク
ロ、五倍子からの抽出物の材料と抽出法の一例を挙げる
が、本発明に適用される抽出法は、下記の例に限定され
るものではない。
機溶媒であり、有機溶媒は含水物であっても良い。極性
有機溶媒としては、アルコール、アセトン、酢酸エチル
等が例示される。中でも人体への安全性と取扱性の観点
から水またはエタノール、プロパノール、ブタノールの
ような炭素数2〜4の脂肪族アルコールが望ましい。特
に水又はエタノール又はこれらの混合物が望ましい。抽
出に用いる溶媒の量は任意に選択できるが、一般には上
記原材料1重量部に対し溶媒量2〜100重量部、好ま
しくは5〜20重量部を使用する。なお、抽出の前処理
としてヘキサン等の非極性有機溶媒であらかじめ脱脂処
理をし、後の抽出処理時に余分な脂質が抽出されるのを
防止してもよい。またこの脱脂処理で結果的に脱臭等の
精製ができる場合がある。
等により種々の方法を採用することができる。例えば前
記各種天然物を粉砕したものを溶媒中に入れ、浸漬法又
は加熱還流法で抽出することができる。なお浸漬法によ
る場合は加熱条件下、室温又は冷却条件下のいずれであ
ってもよい。ついで、溶媒不溶物を除去して抽出液を得
るが、不溶物除去方法としては遠心分離、濾過、圧搾等
の各種の固液分離手段を用いることができる。
分として使用できるが、例えば水、エタノール等の液体
希釈剤で適宜希釈して使用してもよい。またはデキスト
リン、シュークロース等を加えることもできる。これら
をさらに濃縮してペースト状の抽出エキスとしても、ま
た凍結乾燥又は加熱乾燥などの処理を行い粉末として使
用してもよい。また超臨界抽出による抽出、分画、また
は脱臭処理したものも使用可能である。
品に配合することができるが、さらに、脱色、脱臭等の
精製処理をすることができる。精製処理には活性炭や多
孔性のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体からなる合
成樹脂吸着剤などが使用できる。精製用の合成樹脂吸着
剤としては例えば三菱化学株式会社製「ダイヤイオンHP
-20(商品名)」やオルガノ株式会社製「アンバーライ
トXAD-2(商品名)」などが使用できる。
キシフラバン)、エピカテキン、エピガロカテキン、ガ
ロカテキン、エピガロカテキンガレート及びエピカテキ
ンガレート等のカテキン類、及び没食子酸(3,4,5−ト
リヒドロキシ安息香酸)はそれ自体既知の化合物であ
り、試薬もしくは市販品として入手可能である。これら
は精製品でも未精製品でもよく、またこれらの成分を産
出する植物、動物、微生物等天然物より得られた粗生成
物であってもよく、さらにこれらの成分を含有する抽出
物であってもよい。
を有する紫外線吸収剤成分(b) 紫外線吸収剤として作用する成分(b)は、300〜4
00nmの波長領域で大きな吸光度が認められるものであ
り、具体的には紫外線スペクトル法によって測定される
λmaxの吸光度が0.4以上〔測定条件:0.1Mのクエ
ン酸と0.2Mのリン酸2ナトリウムを混合して得たp
H3.5の緩衝溶液(以下、「pH3.5クエン酸緩衝
液」と略記する)、濃度20ppm〕であり、また、人体
への安全性の観点から天然物由来のものが好ましい。か
かる条件を満たすものとして、クロロゲン酸、ジカフェ
オイルキナ酸類、カフェー酸(3,4−ジヒドロキシケイ
皮酸)、フェルラ酸(4−ヒドロキシ−3−メトキシケ
イ皮酸)、ロズマリン酸、ルチン(クエルセチン−3−
ルチノシド)、α−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)、クエルセチン及びクエルシトリンが好適なものと
して例示される。
化合物であり、試薬もしくは市販品として入手可能であ
る。これらは精製品でも未精製品でもよく、またこれら
の成分を産出する植物、動物、微生物等天然物より得ら
れた粗生成物であってもよいし、さらにこれらの成分を
含有する抽出物であってもよい。フェルラ酸、ロズマリ
ン酸、ルチン、α−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)に関しては、東京田辺製薬(株)の「RM−21A」
(ロズマリン酸)、東洋精糖(株)製の「精製ルチン」、
「αGルチンPS又はαGルチンP」(α−グルコシル
ルチン)、築野ライスファインケミカルズ(株)製のフェ
ルラ酸等の市販品を用いることができる。また、クエル
セチンはルチン分解物としてアルプス薬品工業(株)から
入手可能であり、クエルシトリンは試薬として市販され
ている。
酸類、カフェー酸の場合には以下の抽出法で得ることが
できる。すなわち、粉砕したコーヒー生豆に10倍重量
の含水エタノールを添加し、1〜3時間還流抽出する。
冷却後不溶物を濾別し、減圧で10〜20倍濃縮し、希
塩酸を用いてpH2〜3に調製する。調製液を多孔性重
合体樹脂に通液させクロロゲン酸類を吸着させる。水で
洗浄後、含水エタノールで脱着しクロロゲン酸、ジカフ
ェオイルキナ酸、カフェー酸等を含有する抽出物を得る
ことができる。さらに分取高速液体クロマトグラフィー
を用いて高純度のクロロゲン酸、ジカフェオイルキナ
酸、カフェー酸を得ることができる。また、食品への適
用に当たっては、種々の食品原料(例えば、砂糖、醤
油、塩等)及び各種食品添加物(例えば、調味料、酸味
料等)に適当な濃度となるように混ぜ込んで使用しても
よい。
(a)と紫外線吸収剤成分(b)を原材料として、例え
ば以下のように調製される。一般的には各種成分を組み
合わせて、例えば水、アルコール、グリセリン、プロピ
レングリコール等の(混合)溶剤に適当な濃度で溶解さ
せ(具体的には、水/エタノール、水/エタノール/グ
リセリン、水/グリセリン等の混合溶剤)て液剤とす
る。また、各種成分の溶液に賦形剤(デキストリン等)
を添加し噴霧乾燥によりパウダー状にすることも可能で
あり、用途に応じて種々の剤形を採用することができ
る。
としては、特に限定はないが、例えば、店頭陳列される
場合が多い炭酸飲料、果汁、果汁飲料、乳性飲料、コー
ヒー飲料、茶類飲料等の飲料、ヨーグルト、プリン、ゼ
リー、アイスクリーム等の冷菓、キャンディー、水飴等
の菓子等、マーガリン、バター、オイルドレッシング等
の油脂加工食品、ポテトチップス、揚げあられ等のフラ
イ食品が挙げられる。
階で適宜添加することができる。抗酸化成分であるカリ
ン、マンゴー、ミロバラン、ザクロ、五倍子抽出物、カ
テキン類及び没食子酸の添加量については特に制限はな
く、使用する香味劣化抑制剤の成分の純度、あるいは添
加対象の食品等の種類により異なるが、一般的に0.1
〜500ppmの添加量が適当である。食品の本来の香味
にほとんど影響を及ぼさないという観点からは、0.1
〜100ppm、特に0.1〜20ppmが好ましい。
ロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸類、カフェー酸、フェ
ルラ酸、ルチン、α−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)、クエルセチンの使用量についても特に制限はな
く、使用する香味劣化防止剤の成分の純度、あるいは添
加対象の食品等の種類により異なるが、純度の高いもの
では、0.1から〜500ppmが適当である。1〜100
ppmの範囲が好ましい。また抗酸剤成分(a)と紫外線
吸収剤成分(b)の混合割合は、特に限定されるもので
はないが、成分(b)の純度が高い場合には、例えば成
分(a)と成分(b)成分とを1:100から100:
1の範囲内、特に50:1から1:50の間の重量比で
混合使用するのが好ましい。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 (1)抗酸化剤成分(a) 以下のとおり各天然物から溶媒抽出して得た。
00gを30%エタノール水溶液500gで1時間還流
抽出した。不溶物を濾過により除去した後、濾液を濃
縮、凍結乾燥し、淡褐色の粉末(以下「カリン抽出物」
と呼ぶ)32g得た。この抽出物の物性は以下のとおり
であった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図1に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0(0.1Mクエ
ン酸と0.2Mリン酸2ナトリウムを混合して得たpH3.0の
緩衝液{以下pH3.0クエン酸緩衝液と略})。測定機器は
島津製作所「分光光度計UV-2100PC」を使用した(以下
の各抽出例も同様)。 λmax:279nm、237nm b) 溶解性:水に易溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:5.5ppm なお、試験方法は、前記(1)に示したラジカル消去活
性試験による(以下、同様)。
を粉砕し50%エタノール水溶液1000gを加え、1
時間加熱還流抽出した。不溶物を濾過により除去した
後、濾液を10gの活性炭にて脱色した。濾過により活
性炭を除去後、濾液を150gまで減圧で濃縮した。こ
の濃縮液50gを多孔性合成吸着剤(ダイヤイオンHP
−20)100mlに吸着させた。水1Lで洗浄後50%
エタノール1Lで溶出させた。溶出液を減圧濃縮後、凍
結乾燥し淡黄色の粉末8g(以下「カリン抽出物精製
品」と呼ぶ)を得た。物性は以下の通りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図2に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:230nm、237nm b) 溶解性:水に可溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:2.5ppm
を取り除き、果実種子(核)419gを得た。果実種子
から殻と種子皮を取り除き、種子仁216gを得た。種
子仁を粉砕機により粉砕し、粉砕物207gを得た。粉
砕物に50%エタノール水溶液414gを加え1時間還
流抽出した。不溶物を濾過により除去した後、濾液を濃
縮、凍結乾燥し淡黄色の粉末(以下「マンゴー抽出物」
と呼ぶ)26.2g得た。この抽出物の物性は以下の通
りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図3に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:276nm b) 溶解性:水に易溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:1.9ppm
0gを200gの50%エタノール水溶液で2時間還流
抽出後、不溶物を濾過した。濾液を減圧下濃縮した後、
凍結乾燥し淡褐色の粉末2.2g(以下「ミロバランア
ルコール抽出物」と呼ぶ)を得た。この抽出物の物性は
以下の通りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図4に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:369nm、266nm b) 溶解性:水に易溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:4.7ppm
0gを熱水200gで1時間抽出後、不溶物を濾過し
た。濾液を減圧下濃縮した後、凍結乾燥し、淡褐色の粉
末2.8g(以下「ミロバラン熱水抽出物」と呼ぶ)を
得た。この抽出物の物性は以下の通りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図5に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:369nm、267nm b) 溶解性:水に易溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:18ppm
粉砕し50%エタノール水溶液1kg中に入れ、1時間加
熱還流抽出した。不溶物を濾過により除去した後、濾液
を減圧濃縮した。続いて濃縮物を凍結乾燥し淡褐色の粉
末15g(以下「ザクロ抽出物」と呼ぶ)を得た。この
抽出物の物性は以下の通りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図6に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:379nm、368nm、258nm、237nm b) 溶解性:水に可溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:4.9ppm
を粉砕し水1kgを加え、加熱還流抽出した。不溶物を濾
過により除去した後、濾液を5gの活性炭にて脱色し
た。濾過により活性炭を除去後、続いて凍結乾燥し、淡
黄色の粉末35gを得た。この粉末10gを水に溶か
し、多孔性合成吸着剤(ダイヤイオンHP−20)10
0mlに吸着させた。水1Lで洗浄後50%エタノール1
Lで溶出させた。溶出液を減圧濃縮後、凍結乾燥し淡黄
色の粉末7g(以下「ザクロ抽出物精製品」と呼ぶ)を
得た。物性は以下の通りであった。 a) 紫外線吸収スペクトルは図7に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:379nm、258nm b) 溶解性:水に可溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:1.1ppm
gを320gの熱水で1時間抽出した。不溶物を濾過
後、濾液を減圧下で濃縮した。濃縮液を凍結乾燥し、白
色の粉末8.5g(以下「ヌルデ五倍子熱水抽出物」と
呼ぶ)を得た。この抽出物の物性は以下の通りであっ
た。 a) 紫外線吸収スペクトルは図8に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 λmax:276ppm b) 溶解性:水に易溶、50%エタノールに易溶、エタ
ノールに不溶 c) DPPHラジカル50%消去濃度:21ppm
テキン(商品名)」を使用した。 a) 紫外線吸収スペクトルは図9に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 b) DPPHラジカル50%消去濃度:1.2ppm エピガロカテキン:栗田工業社製「(−)−エピガロカ
テキン(商品名)」を使用した。 a) 紫外線吸収スペクトルは図10に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 b) DPPHラジカル50%消去濃度:0.78ppm エピガロカテキンガレート:栗田工業社製「(−)−エ
ピガロカテキンガレート(商品名)」を使用した。 a) 紫外線吸収スペクトルは図11に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 b) DPPHラジカル50%消去濃度:0.79ppm 没食子酸:ナカライテスク社製「没食子酸(商品名)」
を使用した。 a) 紫外線吸収スペクトルは図12に示すとおりである
(測定濃度:10ppm、希釈溶剤:pH3.0クエン酸緩
衝液)。 b) DPPHラジカル50%消去濃度:0.56ppm
吸収スペクトルは図13に示すとおりである(測定濃
度:20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 2)フェルラ酸 築野ライスファインケミカルズ(株)製のフェルラ酸を使
用した。紫外線吸収スペクトルは図14に示すとおりで
ある(測定濃度:20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン
酸緩衝液) 3)ルチン ナカライテスク社製の「ルチン」を使用した。紫外線吸
収スペクトルは図15に示すとおりである(測定濃度:
20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 4)ロズマリン酸 東京田辺製薬(株)の「RM−21A」を使用した。紫外
線吸収スペクトルは図16に示すとおりである(EXTRAS
YNTHESE社製「ロズマリン酸」を測定;測定濃度:20p
pm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 5)α−グルコシルルチン 東洋精糖(株)製のα−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)「αGルチンPS」(以下、αGルチンPSと略
す)を使用した。紫外線吸収スペクトルは図17に示す
とおりである(測定濃度:20ppm、希釈溶剤:pH3.
5クエン酸緩衝液)
吸収スペクトルは図18に示すとおりである(測定濃
度:20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 7)3,5−ジカフェオイルキナ酸 コーヒー豆から単離したものを用いた。紫外線吸収スペ
クトルは図19に示すとおりである(測定濃度:20pp
m、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 8)クエルセチン ナカライテスク(株)製のクエルセチンを使用した。紫外
線吸収スペクトルは図20に示すとおりである(測定濃
度:20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 9)4,5−ジカフェオイルキナ酸 コーヒー豆から単離したものを用いた。紫外線吸収スペ
クトルは図21に示すとおりである(測定濃度:20pp
m、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液) 10)クエルシトリン ナカライテスク(株)製のクエルシトリンを使用した。紫
外線吸収スペクトルは図22に示すとおりである(測定
濃度:20ppm、希釈溶剤:pH3.5クエン酸緩衝液)
収剤成分を添加した食品を製造し、香味劣化抑制の効果
を評価した。 〔実施例1〕(100%アップルジュース) 市販の濃縮還元100%アップルジュースに各種香味劣
化抑制剤を添加し、透明ガラス容器に入れ殺菌(70
℃、10分間)した。冷却した後、光安定性試験器に入
れ、蛍光灯を照射した後(10000ルクス、10℃、
48時間)、習熟したパネル10人を選んで官能評価を
行った。この場合、香味変化のない対照としては香味劣
化抑制剤を添加していない蛍光灯未照射のアップル飲料
を使用し、香味の劣化度合いを評価した。その結果は表
1および2のとおりである。
記の基準で採点(1〜4点)した各パネルの平均点であ
る。 (採点基準) 異味、異臭を非常に強く感じる:4点 異味、異臭を強く感じる :3点 異味、異臭を感じる :2点 異味、異臭を若干感じる :1点 異味、異臭を感じない :0点
物、カリン抽出物精製品、マンゴー抽出物、クロロゲン
酸、フェルラ酸、ルチンはそれぞれ単独使用でもある程
度の効果が認められるが、カリン抽出物、カリン抽出物
精製品、マンゴー抽出物とクロロゲン酸、フェルラ酸、
ルチンとの併用はそれぞれの添加量が少ないにもかかわ
らず相乗的に顕著に香味劣化を防止した。
℃、5分間)した。48℃に冷却した後、スターターを
接種した。これをガラス容器に入れ、発酵(40℃、4
時間、pH4.5)させた。冷却後、5℃にて保存し、
これをヨーグルトベースとした。一方、白糖20g、ペ
クチン1g、水79gからなる糖液を混合後、90〜9
5℃、5分間加熱し、ホットパック充填したものを使用
した。上記ヨーグルトベース60g、糖液40g、香料
0.1g及び各種香味劣化抑制剤を添加混合し、ホモミ
キサー処理およびホモゲナイザー処理した。
充填し、光安定性試験器に入れ、蛍光灯を照射した後
(6000ルクス、10℃、8時間)、習熟したパネル
10人を選んで官能評価を行った。そしてこの場合、香
味変化のない対照としては香味劣化抑制剤を添加してい
ない蛍光灯未照射のヨーグルト飲料を使用し、香味の劣
化度合いを評価した。その結果は表3および4のとおり
である。なお、表3および4中の評価の点数は、実施例
1と同様の基準で採点した各パネルの平均点である。
果実熱水抽出物、ザクロ抽出物、ヌルデ五倍子熱水抽出
物、クロロゲン酸、フェルラ酸、ロズマリン酸、αGル
チンPS(α−グルコシルルチン)はそれぞれ単独使用
でもある程度の効果が認められるが、ミロバラン果実熱
水抽出物、ザクロ抽出物、ヌルデ五倍子熱水抽出物とク
ロロゲン酸、フェルラ酸、ロズマリン酸、αGルチンP
Sとの併用使用はそれぞれの添加量が少ないにもかかわ
らず相乗的に香味劣化を防止した。
1gおよび水にて全量100gに調整した。これに各種
香味劣化抑制剤を添加し、それぞれガラス容器に充填し
殺菌した。それらを光安定性試験器にて光照射を行った
(15000ルクス、10℃、72時間)。さらに40
度の恒温層にて3日間保管した。習熟したパネル10名
を選んで官能評価を行った。そして、この場合、劣化し
ていない対照レモン飲料としては香味劣化抑制剤を添加
していない蛍光灯の未照射、非加熱のレモン飲料を使用
し、香味の劣化度合いを評価した。その結果は表5およ
び6のとおりである。なお、表5および6中の評価の点
数は、実施例1と同様の基準で採点した各パネルの平均
点である。
ランアルコール抽出物、ザクロ抽出物精製品、エピガロ
カテキン、没食子酸、クロロゲン酸、3,5−ジカフェ
オイルキナ酸、カフェー酸、ルチンはそれぞれ単独使用
でもある程度の効果が認められるが、ミロバランアルコ
ール抽出物、ザクロ抽出物精製品、エピガロカテキン、
没食子酸とクロロゲン酸、3,5−ジカフェオイルキナ
酸、カフェー酸、ルチンとの併用使用はそれぞれの添加
量が少ないにもかかわらず相乗的に香味劣化を防止し
た。
適量添加し、ガラス容器に充填後、殺菌(70℃、10
分)した。それらを光安定性試験器にて光照射を行った
後(15000ルクス10℃、18時間)、習熟した1
0名のパネルを選んで官能評価を行った。そしてこの場
合、対照としては香味劣化抑制剤を添加していない蛍光
灯未照射の乳酸菌飲料を使用し、香味の変化(劣化)度
合いを評価した。その結果は表7および8のとおりであ
る。なお、表7および8中の評価の点数は、実施例1と
同様の基準で採点した各パネルの平均点である。
抽出物、エピカテキン、没食子酸、4,5−ジカフェオ
イルキナ酸、フェルラ酸、αGルチンPS(α−グリコ
シルルチン)、クエルセチンはそれぞれ単独使用でもあ
る程度の効果が認められるが、ザクロ抽出物、エピカテ
キン、没食子酸と4,5−ジカフェオイルキナ酸、フェ
ルラ酸、αGルチンPS、クエルセチンとの併用はそれ
ぞれの添加量が少ないにもかかわらず相乗的に香味劣化
を防止した。
ることにより、光、熱、酸素等の影響を受けやすいもの
について香味劣化を抑制することができる。特に光に対
しては顕著な劣化抑制効果を示し、長期間安定的に香味
を持続させることができるので、光照射の影響を受けや
すい透明ガラス容器、半透明プラスチック容器、或いは
透明袋等に充填された食品等について適用すれば、劣化
を大幅に抑制できる。
ペクトル図である。
吸収スペクトル図である。
スペクトル図である。
線吸収スペクトル図である。
線吸収スペクトル図である。
ペクトル図である。
吸収スペクトル図である。
外線吸収スペクトル図である。
る。
である。
クトル図である。
る。
る。
る。
ある。
る。
スペクトル図である。
る。
スペクトル図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 ラジカル消去活性を有する抗酸化剤成分
(a)、及び波長300〜400nmに強い吸収能を有す
る紫外線吸収剤成分(b)からなることを特徴とする食
品の香味劣化抑制剤。 - 【請求項2】 成分(a)が、カリン、マンゴー、ミロ
バラン、ザクロ、五倍子から溶媒抽出された各抽出物、
カテキン類及び没食子酸からなる群より選ばれる少なく
とも1種であり、成分(b)がクロロゲン酸、ジカフェ
オイルキナ酸類、カフェー酸、フェルラ酸、ロズマリン
酸、ルチン、α−グルコシルルチン(酵素処理ルチ
ン)、クエルセチン及びクエルシトリンからなる群より
選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の香味劣
化抑剤。 - 【請求項3】 食品に、カリン、マンゴー、ミロバラ
ン、ザクロ、五倍子から溶媒抽出された各抽出物、カテ
キン類及び没食子酸からなる群より選ばれる少なくとも
1種の成分(a)を0.1〜500ppm、及びクロロゲン
酸、ジカフェオイルキナ酸類、カフェー酸、フェルラ
酸、ロズマリン酸、ルチン、α−グルコシルルチン(酵
素処理ルチン)、クエルセチン及びクエルシトリンから
なる群より選ばれる少なくとも1種の成分(b)を0.
1〜500ppm配合することを特徴とする食品の香味劣
化抑制方法。 - 【請求項4】 成分(a)と成分(b)の配合比が、5
0:1〜1:50である請求項3に記載の香味劣化抑制
方法。
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