JP2001525894A - 輪転グラビア印刷用紙を塗被するためのあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料 - Google Patents

輪転グラビア印刷用紙を塗被するためのあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料

Info

Publication number
JP2001525894A
JP2001525894A JP54933398A JP54933398A JP2001525894A JP 2001525894 A JP2001525894 A JP 2001525894A JP 54933398 A JP54933398 A JP 54933398A JP 54933398 A JP54933398 A JP 54933398A JP 2001525894 A JP2001525894 A JP 2001525894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
percent
particles
spherical diameter
equivalent spherical
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP54933398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001525894A5 (ja
Inventor
ハスキンズ,ウィリアム・ジョン
オスターフーバー,エドワード・ジョセフ
Original Assignee
ミネラルス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=25326243&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001525894(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ミネラルス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド filed Critical ミネラルス・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2001525894A publication Critical patent/JP2001525894A/ja
Publication of JP2001525894A5 publication Critical patent/JP2001525894A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/38Coatings with pigments characterised by the pigments
    • D21H19/385Oxides, hydroxides or carbonates
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/50Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by form
    • D21H21/52Additives of definite length or shape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/25Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
    • Y10T428/258Alkali metal or alkaline earth metal or compound thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/27Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified weight per unit area [e.g., gms/sq cm, lbs/sq ft, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31971Of carbohydrate
    • Y10T428/31993Of paper

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は輪転グラビア印刷用のコーティング顔料を塗被した紙、および該紙の調製法に関する。さらに、本発明は輪転グラビア印刷に有用な紙に塗被するためのあられ石系炭酸カルシウム顔料の調製法に関する。本発明は、また約3:1ないし約15:1、好ましくは約4:1ないし約7:1のアスペクト比、および好ましくは2モードまたは3モードの多モード粒度分布を有する沈降炭酸カルシウム粒子に関する。好ましくは、該あられ石系沈降炭酸カルシウムは約20ないし約100重量パーセントの量で存在する。典型的には、該あられ石系沈降炭酸カルシウムは約4ないし約15m2/g、好ましくは約5ないし約7m2/gの比表面積を有する。本発明の沈降炭酸カルシウム顔料は二酸化チタン、タルク、か焼クレー、サチン白、プラスチック顔料、アルミニウム三水和物、マイカ、またはこれらの混合物とともに用いることもできる。他の有用な添加剤にはスチレン/ブタジエンまたはアクリル系結合剤のような合成ラテックス結合剤、デンプン共結合剤、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂のようなデンプン不溶化剤、およびステアリン酸カルシウム潤滑剤が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】 輪転グラビア印刷用紙を塗被するための あられ石系沈降炭酸カルシウム顔料 発明の分野 本発明は輪転グラビア印刷用に意図された高品質塗被紙の製造に有用なことが 見出された沈降炭酸カルシウム顔料に関する。この沈降炭酸カルシウムは好まし くは実際にはあられ石系であって、高アスペクト(長さ対幅)比及び多モードの 粒度分布を示す。単独またはクレー、タルクまたはクレー/タルク混合物と組み 合わせてコーティング配合物として用いる場合に、典型的なコーティンググレー ドのカーボネートと比較すると、本発明のカーボネートは欠陥網点性能(mis sing dot performance)の改善をもたらし、軽量塗被(L WC)輪転グラビア用紙の製造にとくに有利である。 発明の背景 現在、工業的に紙に印刷インキを適用するのに3つの方法が広く用いられてお り、すなわちオフセット印刷、凸版(およびフレキソ)印刷およびグラビア印刷 である。オフセット印刷では、印刷版が親水性すなわち「水を好む」非印刷領域 および疎水性すなわち「水を嫌う」印刷領域を有し、そして「平版」すなわち版 中の親水性領域および疎水性領域がすべて同一面上にあり、したがって版面には レリーフ(relief)がない。印刷中、印刷版は印刷される紙とは直接接触 しないで、インキ着け画像をゴムブランケットに移した後その画像を紙に適用す る。このように、この方法は間接的、すなわちオフセット法であり、したがって その名前もオフセット印刷である。オフセット印刷版は最初に、版の親水性部分 に優先的に吸着され、疎水性部分からははじかれる水性ファウンテン液で湿らさ れる。次いで版を印刷インキを載せたゴムローラーと接触させると、印刷インキ は版の親水性領域からはじかれて、疎水性領域によって受容される。 オフセット印刷の重要な利点は、圧縮可能であり、したがって印刷インキと紙 面とを密に接触させることができるゴム印刷ブランケットの使用による比較的粗 い紙上にも十分に印刷できる能力である。オフセット印刷に用いられる紙のコー ティングに通常用いられる顔料には炭酸カルシウムおよびクレーがある。 凸版及びフレキソ印刷はレリーフ印刷法であって、版中のインキ着け画像部分 が周囲の版の非インキ着け部分に比べて隆起している。凸版は典型的には直接印 刷法であって版が紙に直接接触する。凸版印刷版をつくるのに要する彫刻の高価 格がこの方法の重大な制約である。 グラビア印刷は網点法であって、画像領域は印刷インキを保持するために金属 印刷版にエッチングされている凹んだスクリン目(recessed cell )を含んでいる。インキは版に適用されると、スクリン目を満たし、この場合に 各スクリン目の中に含まれるインキの量はスクリン目の深さによって決定される 。インキをグラビア版に適用した後、版をドクターブレードで軽くこすって、平 滑で平らな非画線部分からインキを除去する。グラビア印刷のもっとも一般的な 形式では、紙の連続ロールまたはウェブに印刷され、したがって輪転グラビアと も呼ばれる。グラビア印刷版またはシリンダーを調製するコストはオフセット印 刷版を調製するコストよりもはるかに高いけれども、輪転グラビア印刷作業は典 型的には極めて長く、グラビア印刷版の製造コストを相殺する。 輪転グラビアは直接印刷法であるので、紙と印刷版との間に過剰量の圧力なし に、紙が凹んだスクリン目からインキを容易に排出させる時に最良の結果が得ら れる。したがって満足すべき輪転グラビア印刷を得るためには、適当なインキ吸 着性及び良好な平滑性を有する紙が必要である。印刷版中の各グラビアスクリン 目から適当に排出されるように紙面とスクリン目との適当な接触をもたらすには 平滑で圧縮可能な紙が必要である。紙面とスクリン目との接触がよくないと、ス クリン目から適当に排出されず、「欠陥網点(“missing dot”)」と 呼ぶ問題を生じる。したがって非常に平滑な紙に対する必要性が輪転グラビア印 刷の主要な制約である。 輪転グラビア印刷用紙において良好な平滑性は典型的に当該業界で「繊維被覆 」(“fiber coverage”)と呼ばれるものによって達成される。 北米の輪転グラビア配合物では、繊維被覆は通常、離層クレーのような大きな板 状クレーを用いて紙の中の繊維を架橋させる構造を形成させることによって得ら れ る。欧州では、有効な架橋顔料として通常タルクが用いられる。繊維被覆は、塗 被物のかさを改善し、圧縮性をも向上させることができるか焼クレーのような構 造顔料を用いて増大させることもできる。 カーボネート類は、欠陥網点の多さ、粗度の増大、および光沢の低さ等を含む 多くの理由から輪転グラビア用紙にはめったに使用されていない。さらに、殆ど のLWC輪転グラビア用紙は、まだ酸性製紙法によって製造され、カーボネート を充填剤として用いるときには、酸性製紙法で用いられる酸性媒質中で分解する 。その結果、酸性製紙法は、重大なプロセス問題を経験しないごく少量のカーボ ネートしか許容することができない。したがって、酸性条件への曝露が限定され る場合に炭酸カルシウムをコーティング顔料として用い得るとしても、従来技術 の教示はカーボネート類を輪転グラビア用紙に使用すべきではないということで あった。 関連技術 英国特許出願GB2139606は、グラビア用紙用の高固形分コーティング 顔料として用いるために、50ないし70重量パーセントの1μm未満の小さい 粒子、10重量パーセント未満の0.2μmよりも小さい粒子、および10m2 /g未満のBET比表面積を含む炭酸カルシウムコーティング顔料を開示してい る。好ましい粒子は粉砕されて、粉砕炭酸カルシウムと変わらない形状を有して いる。 しかし、米国特許第5,120,365号は、DE−OS P33 16 9 49.7に開示された炭酸カルシウム顔料(英国特許出願GB2139606の 優先権書類)は欠陥網点の数が多すぎ、かつ紙の光沢が低すぎるので輪転グラビ ア印刷に用いるのにはまだ実際上認められていないことを教示している。米国特 許第5,120,365号はまた、カオリンおよび“スーパークレー”(英国産 カオリン)のような典型的な輪転グラビア塗被クレーが印刷適性の点からは極め て良好であるが、レオロジー的挙動(高結合剤の要件)が劣り、低固形分の適用 においてしか作用させることができず、そして低光沢をもたらすことを教示して いる。 米国特許第5,120,365号は、40ないし80重量パーセントの炭酸カ ルシウムおよび/またはドロマイトならびに20ないし60重量パーセントのタ ルク、タルク−カオリン混合物、またはタルク−マイカ混合物を含有し、さらに タルク−カオリンまたはタルク−マイカ混合物中の50ないし80重量パーセン トのタルクは98ないし100パーセントが20μm未満、25ないし70パー セントが2μm未満、12ないし40パーセントが1μm未満、および0.1な いし12パーセントが0.2μm未満の粒度分布、ならびに95ないし100パ ーセントが10μm未満、60ないし98パーセントが2μm未満、15ないし 80パーセントが1μm未満、および0.1ないし20パーセントが0.2μm 未満の炭酸カルシウムまたはドロマイトの粒度分布を有する(この場合に粒径は 球の直径に相当する)顔料混合物を開示している。繊維被覆はカーボネート含有 コーティングの適用固形分レベルを上げることによってもたらされる。すぐれた 平滑性は周知の高固形分適用効果である。 GB2139606およびU.S.5,120,365も、輪転グラビア用紙 に用いるためのコーティング顔料としての炭酸カルシウムの使用に対して強く勧 告を与える下記2種の出版物を引用している。 1)Dr.Ken BeazleyのHow Developments i n Coating Pigments Affect Paper Prin tability ,ECC International,社内定期刊行物,1 981,pages1および2は、粉砕炭酸カルシウムが輪転グラビア用紙の場 合にカオリンクレーよりも劣るコーティング顔料であることを述べ、炭酸カルシ ウムは低品質の印刷適性を示すことを強調している。 2)Possibilities and Limitations of High Solids Colors ,1979 TAPPI Coatin g Conference Proceedings,page39は、粉砕炭 酸カルシウムを用いる場合には、同等または高固形分濃度でカオリンを用いる場 合よりも印刷品質が劣ることを述べている。 米国特許第5,478,388号は第1の態様において、(a)粒子の少なく とも75重量パーセントが2μm未満の相当球形直径を有し、そして少なくとも 60重量パーセントが1μm未満の相当球形直径を有するような粒度分布を有し 、さらに主に1μmよりも小さい相当球形直径を有する画分の平均粒子アスペク ト 比が25:1以上、好ましくは40:1以上である10ないし100重量パーセ ントの第1の紙コーティング顔料、および(b)最大90重量パーセントの第2 のコーティング顔料を含む紙コーティング顔料を教示している。 米国特許第5,478,388号は第2の態様において、粒子の少なくとも4 5重量パーセントが2μm未満の相当球形直径を有するような粒度分布、および 顔料を、主に1μmよりも大きい相当球形直径を有する粒子からなる第1画分お よび主に1μmよりも小さい平均球形直径を有する粒子からなる第2画分に分け るように粒径分離にかける場合に各画分の平均アスペクト比が25:1よりも大 きくなるような粒子アスペクト比の分布を有する紙コーティング顔料を教示して いる。 米国特許第5,478,388号は第3の態様において、1μm未満の紙コー ティング顔料の粒度画分の平均アスペクト比を実質的に高める工程を含む保水性 を高めかつ/または紙コーティング組成物の高速走行性を改善する方法を教示し ている。 輪転グラビア印刷用紙用改良コーティンググレード炭酸カルシウム顔料に対す る要望はまだ存在する。 発明の概要 本発明は、約3:1ないし約15:1、好ましくは約4:1ないし約7:1の アスペクト比、および好ましくは2モードまたは3モードの多モード粒度分布を 有するあられ石系沈降炭酸カルシウム(PCC)粒子を含むコーティング顔料を 塗被した紙に関する。好ましくは該あられ石系沈降炭酸カルシウムが約20ない し約100重量パーセントの量で存在する。本発明の塗被紙は輪転グラビア印刷 にとくに有用である。 本発明は、またあられ石系PCC顔料を調製して、該顔料を原紙に適用する方 法にも関する。 あられ石系PCCの粒度分布の様式は粒子の約0(ゼロ)ないし約25パーセ ントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約40ないし約60パー セントが約0.4μmないし約1.0μmの相当球形直径を有し、粒子の約10 ないし約35パーセントガ約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そして粒 子の約0(ゼロ)ないし約20パーセントが約3μmないし約10μmの相当球 形直径を有するような様式である。好ましくは、該様式は粒子の約5ないし約1 5パーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約45ないし約 55パーセントが約0.4μmないし約1.0μmの相当球形直径を有し、粒子 の約25ないし約35パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、 そして粒子の約5ないし約10パーセントが約3ないし約10μmの相当球形直 径を有するような様式である。他の好ましい様式は粒子の約15ないし約25パ ーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約55ないし約65 パーセントが約0.4ないし約1μmの相当球形直径を有し、粒子の約10ない し約20パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そして粒子の 約0(ゼロ)ないし約10パーセントが約3ないし約10μmの相当球形直径を 有する様式である。 典型的には、沈降炭酸カルシウムは、約4ないし約15m2/gの比表面積、 および実質的にすべての粒子、すなわち約100パーセントが約15μm未満の 相当球形直径を有し、粒子の約70ないし約95パーセントが約2μm未満の相 当球形直径を有し、粒子の約50ないし約85パーセントが約1μm未満の相当 球形直径を有し、そして粒子の約35パーセント未満が約0.4μm未満の相当 球形直径を有するような全体的な粒度分布を有する。好ましくは、該沈降炭酸カ ルシウムは約5ないし約7m2/gの比表面積、および実質的にすべての粒子が 約8μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約75ないし約85パーセントが約 2μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約55ないし80パーセントが約1μ m未満の相当球形直径を有し、そして粒子の約15パーセント未満が約0.4μ m未満の相当球形直径を有するような全体的粒度分布を有する。別の好ましい沈 降炭酸カルシウムは約6ないし約8m2/gの比表面積、および実質的にすべて の粒子が約8μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約85ないし約95パーセ ントが約2μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約75ないし約85パセント が約1μm未満の相当球形直径を有し、そして粒子の約25パーセント未満が約 0.4μm未満の相当球形直径を有するような全体的粒度分布を有する。 本発明の沈降炭酸カルシウム顔料は酸化チタン、タルク、か焼クレー、サチン 白、プラスチック顔料、アルミニウム三水和物、マイカ、またはこれらの混合物 とともに用いることもできる。他の有用な添加剤には約5ないし約10重量パー セントの合成ラテックス結合剤、たとえばスチレン/ブタジエンまたはアクリル 系結合剤、約2ないし約5パーセントのデンプン共結合剤、約0.1ないし約1 .5パーセントの増粘剤、たとえばカルボキシメチルセルローズ、ヒドロキシメ チルセルローズ、またはポリアクリレート類、最高約0.5重量パーセントのデ ンプン不溶化剤、たとえばメラミン/ホルムアミド樹脂、および約0.5ないし 約1.5重量パーセントのステアリン酸カルシウム潤滑剤が含まれる。 図面の簡単な説明 図1は質量の母集団対直径のグラフであって、本発明のコーティング顔料に用 いるためのあられ石系沈降炭酸カルシウム粒子の多モード粒度分布を示す。 発明の詳細な説明 とくに指定のない限り本明細書における部又はパーセントについて言及する場 合は重量パーセントを指す。 本発明は輪転グラビア印刷用高品質塗被紙に関する。該炭酸カルシウムは好ま しくはあられ石系、すなわち斜方晶系の結晶性炭酸カルシウムであって、約3: 1ないし約15:1、好ましくは約4:1ないし約7:1の高アスペクト(長さ 対幅)比、および多モード粒度分布を示す。2モードの粒度分布を有するあられ 石系炭酸カルシウムは本発明のコーティング顔料として有用であるけれども、粒 度分布は少なくとも2モードまたは3モードであるのが好ましい。単独またはク レー、タルクまたはクレーとタルクとの混合物と組み合わせて顔料配合物として 使用する場合には、本発明の沈降炭酸カルシウム顔料は、典型的な従来技術のコ ーティンググレードのカーボネートと比べると、欠陥網点性能の改善をもたらし 、軽量塗被(LWC)輪転グラビア用紙の製造にとくに有利である。 あられ石の粒形と本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料の多モード粒度 分布との特異な組合せが繊維被覆および付随する輪転グラビア印刷適性をもたら す。平滑度の測定によって得られるように狭い粒度分布は良好な繊維被覆を生じ るけれども、一連の試験によって思いがけなくも、狭い粒度分布単独では欠陥網 点性能を最適化するのに不十分であることが認められた。本発明のあられ石系沈 降炭酸カルシウム顔料は、高アスペクト比が繊維の架橋を生じてレベリング及び 平滑性を向上させる一方、顔料の特異な多モード分布が塗被かさ、圧縮性、及び 平滑性をもたらすので、欠陥網点性能の改善をもたらす。これらの因子が組合わ さって、典型的なクレーおよびタルク系輪転グラビア用配合物の性能を達成させ るかまたは上回る優れた欠陥網点性能を生じる。 さらに、本発明の沈降炭酸カルシウム顔料は配合物、適用、仕上け、物理的性 質、および印刷適性において、クレー、タルク、典型的な粉砕された及び非あら れ石系沈降炭酸カルシウム輪転グラビア用顔料に勝る他の明らかな利点を有する 。 配合中に、本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料は、乾燥タルクとの共 分散を含む一層容易なメイクダウン(makedown)、ブルックフィールドお よび/またはハーキュリーズ粘度の低下、高固形分コーティングの生成、および さらに効率的な乾燥をもたらす。低コーティング粘度のためにコーティングの適 用が改善されて、高固形分コーティングの適用が可能になる。該コーティングに よって得られる優れた不透明度は配合からか焼クレーの除去を可能にし、それに よってブレードの清浄性が向上する。 仕上げについては、本発明の沈降炭酸カルシウム顔料は優れた不透明度を与え て、コーティング中の二酸化チタン(TiO2)の低減または除去を可能にする 。コーティング配合物中の一般的成分である二酸化チタンは粒径が小さいので「 糊付け(glue−down)」がとくに難しい顔料である。輪転グラビアグレー ドに用いられる少量の結合剤に対するTiO2の不十分な接着性はスーパーカレ ンダー上にTiO2の「乳濁(milking)」を生じることがある。さらに、 粉砕炭酸カルシウムよりもすぐれる光沢度によって、本発明の顔料の場合にはス ーパーカレンダーの速度を増大させるかまたは圧力を低下させることができる。 紙の性質における改善点には効果的に光を散乱させることができる粗いコーテ ィング構造の生成による高不透明度および材料中の本質的に優れた明るさと優れ た光の散乱との両者による高白色度がある。この優れた光学的性能はか焼クレー 、TiO2および/または蛍光増白剤の減量または除去を可能にして、コーティ ングのコストの低減をもたらす。 本発明の顔料を塗被した紙は、優れた欠陥網点性能、最適な印刷性能を得るた めの粒度の選択によるコーティング構造物の細孔サイズを制御する能力、向上し た多孔度、および本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料をタルクと混合す る場合に、大型輪転グラビア用リールに紙のより多くの使用量を得るために紙の 摩擦係数を制御する能力を与える。 本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料は、単独またはクレーおよび/も しくはタルクと混合して用いる場合に優れたコーティングの結果が得られる。顔 料中の沈降炭酸カルシウム含量はコーティング配合物の約20から約100パー セントにわたることができる。塗被紙に明るさまたは不透明度のような特定の性 質を与えるために、TiO2、か焼クレー、サチン白、プラスチック顔料、アル ミニウム三水和物、マイカまたは他の無機顔料のような他の顔料を低レベルで用 いることができる。 本発明の顔料混合物は輪転グラビア印刷用紙に用いるのにとくに有用であり、 さらに約5ないし約10重量パーセント(乾燥無機顔料100部を基準にして乾 量基準で)の合成ラテックス結合剤、好ましくはスチレン/ブタジエンまたはア クリル系結合剤を含有することができ、また共結合剤として約2ないし約5パー セントの範囲のデンプンを含有することもできる。 典型的には、顔料混合物はさらに潤滑剤として約0.5ないし約1.5パーセ ントのステアリン酸カルシウムを含有する。デンプン含有配合物は最高約0.5 パーセントのデンプン不溶化剤、たとえばメラミン/ホルムアルデヒド樹脂また は他の典型的な不溶化剤を含有することもできる。コーティングは、コーティン グの最終含水量を約50ないし約65パーセントの範囲にもたらすのに必要な量 の希釈水を含有することもできる。コーティングは約0.1ないし約1.5パー セントの増粘剤、たとえばカルボキシセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ 、またはポリアクリレート類を含有することもできる。 本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウムを調製するためには、撹拌しながら酸 化カルシウム(CaO)に水を加えることによって石灰乳(Ca(OH)2)ス ラリーすなわちスレークを調製する。好ましくは、少なくとも約40℃の温度を 有する約10部の水を1部のCaOに加えて、Ca(OH)2の重量を基準にし て溶液中に約11パーセントの固形分を有するスレークを生成させる。典型的に は約 +60メッシュの粗粒を除くスクリーンを用いてスレークを篩分けて粗粒を除き 、そしてスレークの温度は約50℃に調節する。ミズリー州、St.Genev ieveにあるMississippi Lime Company製M60 アラゴナイトのような乾燥あられ石を加えて、スレークを約15分間撹拌する。 好ましくは、加えたあられ石の量がスレークから生成する沈降炭酸カルシウムの 総量の約5パーセントに相当する。ついで激しく撹拌しながら二酸化炭素ガスを 加える。このガスの流速は約3時間で実質的にすべてのCa(OH)2をCaC O3に転化させて、固形分約14パーセントの沈降炭酸カルシウムを生成させる のに十分でなければならない。pHが7に低下したときに炭酸化を完了し、その 時点で二酸化炭素(CO2)流を停止させる。生成させる沈降炭酸カルシウム1 キログラム当たり典型的には約9ないし10ft3のCO2が必要である。次に生 成物を固形分濃度約70パーセントまで脱水して、ケークを生成させることがで き、このケークは、典型的な分散剤、たとえばポリアクリル酸ナトリウムと処理 して、平刃(flat−blade)または類似の分散装置にかけることもある 。 本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム試料の沈降グラフ(Sedigrap h)からのデータを、一定のサイズ間隔内の粒子の質量パーセントを相当する球 形直径に対してプロットして図1に示す。グラフの3つの十分に明瞭なピークで 多モード粒度分布が明らかに見られ、ピークの中心が約0.6μm、約2μm、 および約5μmにあり、また粒子の大部分が約0.6μmの範囲にある。測定に よって図1のデータが得られた沈降炭酸カルシウムの粒度分布の様式は、粒子の 約7.3パーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、粒子の51.4 パーセントが約0.4ないし約1.0μmの相当球形直径を有し、粒子の21. 8パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そして粒子の18. 5パーセントが約3ないし約10μmの相当球形直径を有するような様式である 。概して、本発明の沈降炭酸カルシウムの粒度分布の様式は粒子の約0(ゼロ) ないし約25パーセント、好ましくは約5ないし約15パーセントが約0.4μ m未満の相当球形直径を有し、粒子の約40ないし約60パーセント、好ましく は約45ないし約55パーセントが約0.4μmないし約1.0μmの相当球直 径を有し、粒子の約15ないし約35パーセント、好ましくは約25ないし約3 5 パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そして粒子の約0(ゼ ロ)ないし約20パーセント、好ましくは約5ないし約10パーセントが約3な いし約10μmの相当球形直径を有するような様式である。他の好ましい様式は 粒子の約15ないし約25パーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し 、粒子の約55ないし約65パーセントが約0.4μmないし約1μmの相当球 形直径を有し、粒子の約10ないし約20パーセントが約1ないし約3μmの相 当球形直径を有し、そして粒子の約0(ゼロ)ないし約10パーセントが約3な いし約10μmの相当球形直径を有する様式である。 沈降法で測定した本発明の顔料中の有用なあられ石系沈降炭酸カルシウムの全 体的な粒度分布は実質的にすべての粒子が約15μm未満の相当球形直径を有し 、粒子の約70ないし約95パーセントが約2μm未満の相当球形直径を有し、 粒子の約50ないし約85パーセントが約1μm未満の相当球形直径を有し、そ して粒子の35パーセント未満が約0.4μm未満の相当球形直径を有するよう な様式である。好ましくは、あられ石系沈降炭酸カルシウムの全体的な粒度分布 が実質的にすべての粒子が約8μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約75な いし約85パーセントが約2μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約55ない し約80パーセントが約1μm未満の相当球形直径を有し、そして粒子の約15 パーセント未満が約0.4μm未満の相当球形直径を有するような様式である。 他の好ましい沈降炭酸カルシウムは約6ないし約8m2/gの比表面積および実 質的にすべての粒子が約8μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約85ないし 約95パーセントが約2μm未満の相当球形直径を有し、粒子の約75ないし約 85パーセントが約1μm未満の相当球形直径を有し、そして粒子の約25パー セント未満が約0.4μm未満の相当球形直径を有するような全体的粒度分布を 有するものである。 典型的には、沈降炭酸カルシウム粒子のアスペクト比が約3:1ないし約15 :1、好ましくは約4:1ないし約7:1にわたり、比表面積が約4ないし約1 5m2/g、好ましくは約5ないし約7m2/gにおよぶ。 実施例 下記の非限定実施例は単に本発明の好ましい態様を説明するのに過ぎず、本発 明を限定するとして考えてはならない。本発明の範囲は添付クレームによって限 定される。 下記実施例において、本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウムは、機械的撹拌 を用いて酸化カルシウム(CaO)に水を加えることによって調製された石灰乳 (Ca(OH)2)スラリー(スレーク)から製造する。好ましくは、温度が少 なくとも40℃の10部の水を1部のCaOに加えて、Ca(OH)2の重量を 基準にしてスラリー中に固形分が約11パーセントのスレークを生成させる。ス レークは、典型的には約+60メッシュの粗粒を除くスクリーンを用いて篩分け て粗粒を除き、そしてスレークの温度を約50℃に調節する。ついでミズーリ州 、St.GenevieveにあるMississippi Lime Com pany製M60アラゴナイトのような乾燥あられ石を加えてスレークを約15 分間撹拌する。好ましくは、添加するあられ石の量がスレークから生成する沈降 炭酸カルシウムの総量の約5パーセントに相当する。次に混合物を激しく撹拌し ながら、スレーク中に二酸化炭素(CO2)ガスを導入する。CO2の速度は約3 時間で実質的にすべてのCa(OH)2をCaCO3に転化させるのに十分でなけ ればならない。pHが7に下がったときに炭酸化を完了させ、その時点でCO2 の導入を停止する。典型的には、生成させる沈降炭酸カルシウム1キログラム当 たり約9ないし10ft3のCO2を必要とする。ついで生成物を約70パーセン ト固形分の濃度まで脱水して、ケークを生成させる。このケークは、典型的な分 散剤、たとえばポリアクリル酸ナトリウムで処理した後平刃または類似の分散装 置にかけて分散させることもある。 実施例1 7部のスチレン/ブタジエンラテックス、3部のヒドロキシエチル化デンプン 、および1部のステアリン酸カルシウム潤滑剤を含む結合剤を用いて90部の離 層クレーおよび10部のか燒クレーを含有する典型的なクレー対照物を調製した 。実験配合物において、典型的なコーティング顔料混合物のすべてのか焼クレー 及び20部の離層クレーに代えてに30部の沈降炭酸カルシウムを使用した。各 沈降炭酸カルシウム顔料配合物は同じ結合剤を含有した。PCC−1は、PCC −2およびPCC−3には認められない多モード粒度分布および高アスペクト比 を 示すという点で、PCC−2およびPCC−3とは異なる。PCC−2およびP CC−3は、本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウムよりも粒形がごつごつして 、粒度分布が狭い沈降炭酸カルシウムである。 PCC−2は単一モードの粒度分布、約1:1ないし約2:1のアスペクト比 、および約0.4μmの平均粒径を有するあられ石系沈降炭酸カルシウムである 。PCC−3は本質的にごつごつして、単一モードの粒度分布および約1:1な いし約2:1のアスペクト比を有する沈降カルサイトである。対照的に、PCC −1は図1に示すと類似の3モードの粒度分布及び約4:1ないし約7:1のア スペクト比を有する本発明によるあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料である。 顔料コーティングは約60パーセントの固形分に配合して、AA−GWR法( Kaltec Scientific,USA)により測定して固形量および保 水性を調べた。散乱係数は、不浸透性の平滑な黒いガラスのバックグラウンドの 上にコーティングフィルムを塗被して塗布量および580ナノメートルにおける フィルムの反射率を測定することによって得られた。低せん断粘度(センチポア ズ単位)はブルックフィールド形RTV粘度計を用いて毎分10、20、50お よび100回転で測定した。高せん断粘度はKaltec Scientifi c,USA製ハーキュリーズ高せん断粘度計を用いて行った。ハーキュリーズ粘 度は次の条件を用いて測定した:E ボブ(bob)400,000ダイン−c m/cm スプリング 一定、0−4400rpm、室温。コーティングの配合 データを表1に示す。 上記顔料コーティングを、Cylindrical Laboratory Coater(CLC−6000)を用いて、2200ft/分(700m/分 )の速度で27ポンド/連(40g/m2)の砕木パルプ含有LWC原紙に適用 した。目標塗布量は4ポンド/連(6g/m2)であった。塗被シートは、クレ ー対照物に対して約55ポイントのシート光沢を付与するために、1050ポン ド/線フィート(705kg/m)および150°F(65.5℃)において2 ニップでスーパーカレンダーがけを行った。 塗被紙の輪転グラビア印刷適性はHeliotest欠陥網点法を用いIGT 印刷試験機にかけて評価した。塗被シートの標準試験には紙の光沢、印刷物の光 沢、明るさ及び不透明度が含まれる。これらの試験結果を表2に示す。 実施例1の結果は、本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料がコーティン グの色に優れたレオロジー性を付与することを示す。塗被シートの試験は沈降炭 酸カルシウム顔料の場合に得られる光学的性質、たとえば明るさ、不透明度およ びシートの光沢がクレーの場合に得られる性質と同等であることを示す。しかし 、本発明の顔料は、さらに、クレー対照物および非あられ石系沈降炭酸カルシウ ムの両者に比して優れた平滑性と輪転グラビア印刷適性をもたらす。補足的利点 として、コーティングにおけるあられ石系沈降炭酸カルシウムの使用はか燒クレ ー10部の除去を可能にして、著しいコスト節減となる。 実施例2 再び、実施例1で用いたと同様にPCC−1の性能をクレー対照物と比較した 。この場合には、不透明度及び明るさを向上させるために、対照物および実験配 合物は5部のTiO2を含有した。 各実験配合物において、30部の沈降炭酸カルシウム顔料を用いて、か燒クレ ーは除いた。典型的に離層クレーを含有した系および、さらに輪転グラビア印刷 用紙の製造用に開発されたコーティンググレードのタルクを含有した系にも沈降 炭酸カルシウム顔料を使用した。その顔料配合物を表3に示す。 離層クレー及びか燒クレーは乾燥粉末として受け入れた。顔料配合物を調製す る場合には、従来の平刃(Cowles−type)ミキサーを用いて、離層ク レーは70パーセントの固形分に分散させ、か燒クレーは50パーセントの固形 分に分散させた。コーティンググレードのタルクはCowlesミキサーにかけ 、2パーセントの非イオン性EO/PO界面活性剤および0.2パーセントのポ リアクリレート分散剤を用いて70ないし77パーセントにわたる固形レベルに おいて、1:1の比で沈降炭酸カルシウムスラリーに乾燥タルクを直接加えて分 散させた。 使用した結合剤は7部のスチレン/ブタジエンラテックスおよび3部のヒドロ キシル化デンプンであった。ヒドロキシエチルセルローズ増粘剤を粘度調整用に 0.1部のレベルで使用した。コーティングは可能な最高固形分レベルに調製し た後、対照物のハーキュリーズ粘度にほぼ一致するように希釈した。試験した顔 料用コーティング配合物のデータを表4に示す。 調製後、Cylindrical Laboratory Coater(C LC−6000)を用い、2200ft/分(700m/分)の速度で、コーテ ィングを27ポンド/連(40g/m2)の砕木パルプ含有LWC原紙に適用し た。目標塗布量は4ポンド/連(6g/m2)であった。塗被シートのカレンダ ー条件は、クレー対照物と同様にほぼ50ポイントのシート光沢が得られるよう に設定した。 塗被紙の輪転グラビア印刷適性をIGT印刷試験機によりHeliotest 欠陥網点法を用いて評価した。塗被シートの標準試験には紙の光沢、印刷物の光 沢、明るさ及び不透明度が含まれる。塗被シートの試験データを表5に示す。 実施例1の場合と同様に、これらのデータは本発明のコーティング顔料によっ て付与される優れた輪転グラビア印刷適性を示し、さらにあられ石系沈降炭酸カ ルシウムコーティング顔料をタルク及びTiO2とともに使用して、輪転グラビ ア印刷適性の点で優れた性能のシートを生成させることができることも示す。 実施例3 タルクまたはコーティングクレーとともにPCC−1を含有する配合物の性能 を、クレーを有するPCC−3の性能およびクレーを有する粉砕炭酸カルシウム (GCC)の性能と比較した。GCCは幅広い単一モードの粒度分布及び約1: 1ないし約2:1のアスペクト比を有する天然の粉砕カルサイトである。各配合 物に用いたクレーはDBプレート離層クレーで、タルクはFinntalc C 10(フィンランド産市販コーティンググレードのタルク)であった。離層クレ ーおよびタルクはそれぞれ、離層クレーの場合には約70パーセントの固形分、 タルクの場合には約65パーセントの固形分の分散スラリーとして受け入れた。 実施例3の顔料配合物を表6に示す。 コーティングは約61.5パーセントの固形分に調製されて、6部のスチレン /ブタジエンラテックスを含有する結合剤を包含した。コーティング配合物のデ ータを表7に示す。 コーティングはパイロットコーターを用い、4000ft/分(1200m/ 分)の速度で27ポンド/連(40g/m2)の砕木パルプ含有LWC原紙に適 用した。ワイヤサイド(wire side)に約6.8ポンド/連(10g/ m2)の塗布量を適用し、紙試料は5.4、6.8および8.1ポンド/連(8 、10および12g/m2)の塗布量を有するフェルトサイドコーティング(f elt side coating)によって調製した。塗被紙の輪転グラビア 印刷適性をIGT印刷試験機によりHeliotest欠陥網点法を用いて評価 した。塗被シートの標準試験には紙の光沢、印刷物の光沢、明るさ及び不透明度 が含まれる。塗被シートの性状から得られたデータを図にプロットして、最良に 適合したプロットから6.8ポンド/連の塗布量にデータを補間した。その結果 を表8に示す。 この結果は本発明のあられ石系沈降炭酸カルシウム被覆顔料が、粉砕炭酸カル シウム顔料に比して優れた印刷適性および平滑性を有することを示す。 本明細書に開示された本発明が上記目的を実現するように十分に意図されてい ることは明らかであるが、当業者によって多くの修正及び態様が考案され得るこ とも理解されよう。したがって、添付クレームは本発明の真の精神及び範囲内に 入るすべての修正及び態様をカバーする積もりである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約3:1ないし約15:1のアスペクト比および多モードの粒度分布を有 するあられ石系沈降炭酸カルシウム粒子を含む顔料を塗被した紙。 2.該あられ石系沈降炭酸カルシウムが、該粒子の約0(ゼロ)ないし約25 パーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、該粒子の約40ないし約 60パーセントが約0.4ないし約1.0μmの相当球形直径を有し、該粒子の 約10ないし約35パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そ して該粒子の約0(ゼロ)ないし約20パーセントが約3ないし約10μmの相 当球形直径を有するような様式を有する請求項1記載の紙。 3.該あられ石系沈降炭酸カルシウム顔料が、該粒子の約5ないし約15パー セントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、該粒子の約45ないし約55 パーセントが約0.4ないし約1.0μmの相当球形直径を有し、該粒子の約2 5ないし約35パーセントが約1ないし約3μmの相当球形直径を有し、そして 該粒子の約5ないし約10パーセントが約3ないし約10μmの相当球形直径を 有するような様式を有する請求項1記載の紙。 4.該あられ石系沈降炭酸カルシウム顔料が、該粒子の約15ないし約25パ ーセントが約0.4μm未満の相当球形直径を有し、該粒子の約55ないし約6 5パーセントが約0.4ないし約1.0μmの相当球形直径を有し、該粒子の約 10ないし約20パーセントが約1.0ないし約3.0μmの相当球形直径を有 し、そして該粒子の約0(ゼロ)ないし約10パーセントが約3ないし約10μ mの相当球形直径を有するような様式を有する請求項1記載の紙。 5.該あられ石系炭酸カルシウムが約4:1ないし約7:1のアスペクト比を 有する前記請求項中いずれか1つの項記載の紙。 6.該あられ石系沈降炭酸カルシウムが、約4ないし約15m2/gの比表面 積を有し、および約15μm未満であって、該粒子の約70ないし約95パーセ ントが約2μm未満の相当球形直径を有し、該粒子の約50ないし約85パーセ ントが約1μm未満の相当球形直径を有し、そして該粒子の約35パーセント未 満が約0.4μmの相当球形直径を有するという全体的な粒度分布を有する請求 項 1記載の紙。 7.該あられ石系沈降炭酸カルシウムが、約5ないし約7m2/gの比表面積 を有し、および約8μm未満であって、該粒子の約75ないし約85パーセント が約2μm未満の相当球形直径を有し、該粒子の約55ないし約80パーセント が約1μm未満の相当球形直径を有し、そして該粒子の約15パーセント未満が 約0.4μm未満の相当球形直径を有するという全体的な粒度分布を有する請求 項1記載の紙。 8.該あられ石系沈降炭酸カルシウムが、約6ないし約8m2/gの比表面積 を有し、および実質的にすべての粒子が約8μm未満の相当球形直径を有し、該 粒子の約85ないし約95パーセントが約2μm未満の相当球形直径を有し、該 粒子の約75ないし約85パーセントが約1μm未満の相当球形直径を有し、そ して約25パーセント未満が約0.4μm未満の相当球形直径を有するような全 体的な粒度分布を有する請求項1記載の紙。 9.該あられ石系沈降炭酸カルシウムが約20ないし約100重量パーセント の量で存在する前記請求項中いずれか1つの項記載の紙。 10.さらに、二酸化チタン、タルク、か焼クレー、サチン白、プラスチック 顔料、アルミニウム三水和物、マイカ、またはこれらの混合物を含む請求項9記 載の紙。 11.さらに、約5ないし約10重量パーセントの合成ラテックス結合剤を含 む前記請求項のいずれかに記載の輪転グラビア印刷用紙。 12.該合成ラテックス結合剤がスチレン/ブタジエンまたはアクリル系結合 剤である請求項11記載の紙。 13.さらに、約2ないし約5パーセントのデンプン共結合剤を含む請求項1 1記載の紙。 14.さらに、最高約0.5重量パーセントのデンプン不溶化剤を含む請求項 13記載の紙。 15.該デンプン不溶化剤がメラミン/ホルムアルデヒド樹脂である請求項1 4記載の紙。 16.さらに、約0.5ないし約1.5重量パーセントのステアリン酸カルシ ウム潤滑剤を含む前記請求項中いずれか1つの項記載の紙。 17.請求項1ないし9のいずれか1つの項に規定される該顔料を調製して、 原紙に該顔料のコーティングを適用することを含む輪転グラビア印刷用紙の調製 法。
JP54933398A 1997-05-16 1998-05-14 輪転グラビア印刷用紙を塗被するためのあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料 Ceased JP2001525894A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/857,549 US5861209A (en) 1997-05-16 1997-05-16 Aragonitic precipitated calcium carbonate pigment for coating rotogravure printing papers
US08/857,549 1997-05-16
PCT/US1998/009462 WO1998051860A1 (en) 1997-05-16 1998-05-14 Aragonitic precipitated calcium carbonate pigment for coating rotogravure printing papers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001525894A true JP2001525894A (ja) 2001-12-11
JP2001525894A5 JP2001525894A5 (ja) 2005-12-02

Family

ID=25326243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54933398A Ceased JP2001525894A (ja) 1997-05-16 1998-05-14 輪転グラビア印刷用紙を塗被するためのあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料

Country Status (19)

Country Link
US (1) US5861209A (ja)
EP (1) EP0981667B2 (ja)
JP (1) JP2001525894A (ja)
CN (1) CN1146685C (ja)
AR (1) AR012710A1 (ja)
AT (1) ATE275667T1 (ja)
AU (1) AU7376198A (ja)
BR (1) BR9809824A (ja)
CA (1) CA2290341C (ja)
DE (1) DE69826121T3 (ja)
ES (1) ES2229494T3 (ja)
HU (1) HUP0002757A3 (ja)
ID (1) ID25913A (ja)
NO (1) NO995603L (ja)
PL (1) PL336992A1 (ja)
PT (1) PT981667E (ja)
SK (1) SK154599A3 (ja)
WO (1) WO1998051860A1 (ja)
ZA (1) ZA983952B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017524557A (ja) * 2014-05-26 2017-08-31 オムヤ インターナショナル アーゲー 輪転グラビア印刷媒体用炭酸カルシウム
JP2021514415A (ja) * 2018-02-21 2021-06-10 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ 紙および板紙用途に好適な二峰性沈殿炭酸カルシウムスラリー、それを作製するための方法、およびその使用

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10007484C2 (de) * 2000-02-18 2001-12-13 Schoeller Felix Jun Foto Schichtträger für Aufzeichnungsmaterialien
US6685908B1 (en) 2000-03-06 2004-02-03 3P Technologies Ltd. Precipitated aragonite and a process for producing it
US20030161894A1 (en) * 2001-09-05 2003-08-28 3P Technologies Ltd. Precipitated aragonite and a process for producing it
US20030213937A1 (en) * 2001-02-22 2003-11-20 Isaac Yaniv Precipitated aragonite and a process for producing it
US6547929B2 (en) * 2000-04-12 2003-04-15 Rohm And Haas Company Paper having improved print quality and method of making the same
AU784210B2 (en) 2000-10-17 2006-02-23 Imerys Kaolin, Inc. Calcined kaolin pigments having improved combination of physical and applied properties, their production and use
GB0103553D0 (en) * 2001-02-14 2001-03-28 Edmunds John M Substrate treatment
EP1368538B1 (de) * 2001-02-16 2007-07-25 Voith Patent GmbH VERFAHREN ZUR HERSTELLUNG VON GESTRICHENEM PAPIER ODER KARTON& x9;
US6743286B2 (en) 2001-07-30 2004-06-01 Millennium Inorganic Chemicals, Inc. Inorganic particles and methods of making
US7285162B2 (en) * 2001-07-30 2007-10-23 Millennium Inorganic Chemicals, Inc. Titanium dioxide pigment having improved light stability
CN100350098C (zh) * 2001-12-20 2007-11-21 密执安特种矿石公司 高光泽碳酸钙涂料组合物以及由其制备的涂覆纸张和纸板
US20060054291A1 (en) * 2001-12-20 2006-03-16 Dimmick Amy C High gloss calcium carbonate coating compositions and coated paper and paper board manufactured from same
CA2483400C (en) * 2002-05-03 2012-10-02 Imerys Minerals Limited Paper coating pigments
US20030226648A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-11 Mcdonnell William T. Multiple ply paperboard material having improved oil and grease resistance and stain masking properties and method for forming same
CA2519638A1 (en) * 2003-03-19 2004-09-30 International Paper Company Using a metered size press to produce lightweight coated rotogravure paper
US20050032644A1 (en) * 2003-06-17 2005-02-10 Brelsford Gregg L. Binder selection for coated photographic base stock
US20050028951A1 (en) * 2003-06-17 2005-02-10 Brelsford Gregg L. Smooth base stock composed of nonstandard fibers
WO2004114014A1 (en) * 2003-06-17 2004-12-29 Newpage Corporation Pigment selection for photographic base stock
US20050031805A1 (en) * 2003-06-17 2005-02-10 Fugitt Gary P. Pigment selection for photographic base stock
EP1770214A1 (en) * 2005-09-28 2007-04-04 Fuji Photo Film B.V. Recording support
JP4912323B2 (ja) * 2005-12-14 2012-04-11 日本製紙株式会社 印刷用塗工紙
CA2647352C (en) 2006-03-24 2012-05-22 Newpage Wisconsin System Inc. Paper and coating medium for multifunctional printing
US7468101B2 (en) * 2006-08-17 2008-12-23 Specialty Minerals (Michigan) Inc. UV varnish gloss performance using novel pigment and process for making same
US20080173420A1 (en) * 2006-12-11 2008-07-24 Jay Chen Song Paper surface sizing composition, sized paper, and method for sizing paper
EP2147154B1 (en) * 2007-05-18 2015-08-12 Topchim N.V. Coating composition for papers providing excellent water vapor barrier properties
CN101210398B (zh) * 2007-12-24 2010-06-02 上海东升新材料有限公司 一种用于无面浆涂布纸底涂、中涂和面涂的涂料
US8142887B2 (en) * 2008-03-21 2012-03-27 Meadwestvaco Corporation Basecoat and associated paperboard structure
MX2010009548A (es) * 2008-03-21 2010-09-22 Meadwestvaco Corp Metodo para recubrir carton de acabado seco.
WO2009127598A1 (en) * 2008-04-15 2009-10-22 Sappi Netherlands Services B.V. Coating formulation for an offset paper and paper coated therewith
US7749583B2 (en) 2008-05-28 2010-07-06 Meadwestvaco Corporation Low density paperboard
ES2370453T3 (es) * 2008-08-26 2011-12-16 Omya Development Ag Productos de carga mineral tratada, proceso de preparación de los mismos y usos de los mismos.
US8658272B2 (en) 2009-04-21 2014-02-25 Meadwestvaco Corporation Basecoat and associated paperboard structure including a pigment blend of hyper-platy clay and calcined clay
BR112012002873B1 (pt) 2009-08-12 2019-10-15 Newpage Corporation Meios de gravação de jato de tinta
WO2011026070A1 (en) * 2009-08-31 2011-03-03 Newpage Corporation Inkjet recording medium
US20110117359A1 (en) * 2009-11-16 2011-05-19 De Santos Avila Juan M Coating composition, coated article, and related methods
CA2819511C (en) 2010-12-15 2019-03-12 Newpage Corporation Recording medium for inkjet printing
CA2825968C (en) 2011-02-18 2019-03-12 Newpage Corporation Glossy recording medium for inkjet printing
PL2702097T3 (pl) * 2011-04-28 2021-02-08 Schaefer Kalk Gmbh & Co. Kg Elastomerowy wyrób
SI2524898T1 (sl) 2011-05-16 2015-10-30 Omya International Ag Postopek za proizvodnjo oborjenega kalcijevega karbonata iz odpadne mlete papirne kaše
US8821998B2 (en) 2012-04-13 2014-09-02 Newpage Corporation Recording medium for inkjet printing
FI126571B (fi) * 2012-06-28 2017-02-28 Nordkalk Oy Ab Päällystyskoostumuksen käyttö maalina
DE102012109642B8 (de) * 2012-10-10 2014-06-26 Delfortgroup Ag Zigarettenpapier mit Füllstoff mit spezieller Partikelgrößenverteilung und Zigarette
DE102013109386B3 (de) * 2013-08-29 2015-01-15 Delfortgroup Ag Effizient herstellbares Zigarettenpapier für selbstverlöschende Zigaretten, Verfahren zu seiner Herstellung sowie eine Zigarette
US10647143B2 (en) 2014-05-26 2020-05-12 Omya International Ag Calcium carbonate for rotogravure printing medium
WO2016033446A1 (en) 2014-08-29 2016-03-03 Blue Planet, Ltd. Carbonate pigments, and methods for making and using the same
CN105484099A (zh) * 2014-10-13 2016-04-13 东升新材料(山东)有限公司 一种用于纸张涂料的文石型轻钙组合物及其应用方法
CN104452442A (zh) * 2014-11-04 2015-03-25 广西大学 一种改善纸张平滑度和表面强度的方法
WO2016176134A1 (en) * 2015-04-27 2016-11-03 Imerys Pigments, Inc. Compositions including blends of hydrophobic and non-hydrophobic inorganic particulate material for use in covering products
GB201511492D0 (en) * 2015-06-30 2015-08-12 Imerys Minerals Ltd Mineral compositions
EP3505575B1 (de) * 2017-12-29 2020-09-16 Daw Se Beschichtungsstoffe, beschichtungen aus diesen beschichtungsstoffen sowie deren verwendung
EP3505576A1 (de) * 2017-12-29 2019-07-03 Daw Se Beschichtungsstoffe, beschichtungen aus diesen beschichtungsstoffen sowie deren verwendung
CN108625226A (zh) * 2018-04-26 2018-10-09 深圳市顺鑫昌文化股份有限公司 彩票和彩票的制作方法
CN114072555B (zh) 2019-05-10 2023-03-28 维实洛克Mwv有限责任公司 平滑且低密度的纸板结构及其制造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1500697A (en) * 1974-04-10 1978-02-08 English Clays Lovering Pochin Particulate solid materials
DE3316949C3 (de) * 1983-05-09 1995-03-23 Pluss Stauffer Ag Calciumcarbonat
EP0179597B1 (en) * 1984-10-18 1993-02-03 Pfizer Inc. Spherically shaped precipitated calcium carbonate, its preparation and use
DE58908295D1 (de) * 1988-03-07 1994-10-13 Pluss Stauffer Ag Pigment-Mischung für die Papierindustrie.
JPH01230424A (ja) * 1988-03-09 1989-09-13 Shiraishi Chuo Kenkyusho:Kk 炭酸カルシウム、炭酸カルシウム顔料、その製造法、情報記録紙用塗被組成物及び情報記録紙
US5731034A (en) * 1990-12-04 1998-03-24 Ecc International Limited Method of coating paper
GB2277743B (en) * 1993-05-04 1997-07-16 Ecc Int Ltd A pigement for a coating composition for printing paper
DE4403480A1 (de) * 1994-02-04 1995-08-10 Basf Ag Bindemittelmischungen für Papierstreichmassen
US5676746A (en) * 1995-04-11 1997-10-14 Columbia River Carbonates Agglomerates for use in making cellulosic products
GB9520703D0 (en) * 1995-10-10 1995-12-13 Ecc Int Ltd Paper coating pigments and their production and use

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017524557A (ja) * 2014-05-26 2017-08-31 オムヤ インターナショナル アーゲー 輪転グラビア印刷媒体用炭酸カルシウム
JP2021514415A (ja) * 2018-02-21 2021-06-10 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ 紙および板紙用途に好適な二峰性沈殿炭酸カルシウムスラリー、それを作製するための方法、およびその使用
JP7309737B2 (ja) 2018-02-21 2023-07-18 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ 紙および板紙用途に好適な二峰性沈殿炭酸カルシウムスラリー、それを作製するための方法、およびその使用

Also Published As

Publication number Publication date
HUP0002757A2 (hu) 2000-12-28
SK154599A3 (en) 2000-06-12
BR9809824A (pt) 2000-06-20
HUP0002757A3 (en) 2001-01-29
AR012710A1 (es) 2000-11-08
EP0981667B2 (en) 2011-04-20
ATE275667T1 (de) 2004-09-15
NO995603D0 (no) 1999-11-15
ES2229494T3 (es) 2005-04-16
DE69826121T2 (de) 2005-09-22
EP0981667B9 (en) 2005-01-19
AU7376198A (en) 1998-12-08
DE69826121T3 (de) 2012-02-09
CA2290341C (en) 2007-11-13
NO995603L (no) 1999-11-15
CN1146685C (zh) 2004-04-21
PL336992A1 (en) 2000-07-31
ZA983952B (en) 1998-11-16
ID25913A (id) 2000-11-09
CA2290341A1 (en) 1998-11-19
US5861209A (en) 1999-01-19
CN1260016A (zh) 2000-07-12
EP0981667B1 (en) 2004-09-08
PT981667E (pt) 2004-12-31
DE69826121D1 (de) 2004-10-14
EP0981667A1 (en) 2000-03-01
WO1998051860A1 (en) 1998-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001525894A (ja) 輪転グラビア印刷用紙を塗被するためのあられ石系沈降炭酸カルシウム顔料
Bundy et al. Kaolin in paper filling and coating
JP5114729B2 (ja) 炭酸カルシウム粒子およびコールドオフセット印刷用新聞用紙
US7285182B2 (en) Composition for surface treatment of paper
US5605568A (en) CaCO3 -talc coating pigment slurry, process of preparing the same, and use thereof
JPH0791487B2 (ja) 製紙工業用顔料混合物
JPS6327480B2 (ja)
AU2015266246B2 (en) Calcium carbonate for rotogravure printing medium
JPH0259181B2 (ja)
US6616748B2 (en) High performance purified natural zeolite pigment for papermaking and paper coating
JP2008255551A (ja) オフセット印刷用微塗工紙
JP2002069896A (ja) 不透明度に優れた紙
JP2005513296A (ja) 高光沢度炭酸カルシウム塗工組成物およびこれより製造される塗工紙および板紙
JP4449820B2 (ja) 印刷用塗被紙
JP4027953B2 (ja) 塗工紙
CN1694989A (zh) 照相凹版印刷用涂布纸
JP2968833B2 (ja) 印刷用塗工紙
JPWO2005071163A1 (ja) 印刷用塗被紙
JP2009007690A (ja) 印刷用塗工紙およびその製造方法
EP2252660A2 (en) Improved kaolin clay pigments
CZ397199A3 (cs) Pigment obsahující uhličitan vápenatý vysrážený z aragonitu pro natírání hlubokotiskových papírů
JP2004043991A (ja) 水性グラビア印刷用塗被紙
JP2021113873A (ja) 湿式電子写真用塗工紙
JP2006274513A (ja) 艶消し塗工紙
JP2005154933A (ja) グラビア印刷用塗工紙

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081215

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090109

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20090401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090526