JPH0791487B2 - 製紙工業用顔料混合物 - Google Patents

製紙工業用顔料混合物

Info

Publication number
JPH0791487B2
JPH0791487B2 JP1054868A JP5486889A JPH0791487B2 JP H0791487 B2 JPH0791487 B2 JP H0791487B2 JP 1054868 A JP1054868 A JP 1054868A JP 5486889 A JP5486889 A JP 5486889A JP H0791487 B2 JPH0791487 B2 JP H0791487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
talc
weight
particles smaller
mixture
calcium carbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1054868A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH026560A (ja
Inventor
ワーナー・コグラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omya AG
Original Assignee
Pluess Staufer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pluess Staufer AG filed Critical Pluess Staufer AG
Publication of JPH026560A publication Critical patent/JPH026560A/ja
Publication of JPH0791487B2 publication Critical patent/JPH0791487B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D17/00Pigment pastes, e.g. for mixing in paints
    • C09D17/004Pigment pastes, e.g. for mixing in paints containing an inorganic pigment
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/38Coatings with pigments characterised by the pigments

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、炭酸カルシウムを含有する顔料混合物に関
する。さらにこの発明は、上記の顔料混合物の製造法お
よび製紙工業への好ましい用途、特にグラビア印刷用お
よびロータリーオフセット印刷用の軽量塗被紙(LWC
紙)に用いる塗被組成物に関する。
(ロ) 従来の技術と課題 塗被紙には、結合剤と、無機充填剤の形態の顔料とを含
有する組成物が塗被されている。無機物で紙に塗被され
る成分とその用途については、例えばジェイムズ・ピー
・キャセイ(James P.Casey)著“Pulp and Paper Chem
istry and Technology"XIX章、第III巻(1961年)に記
載されている。
印刷技術としては、基本的に三種の方法が知られてお
り、すなわち、凸版印刷法、オフセット印刷法およびグ
ラビア印刷法がある。
凸版印刷法は、いわゆるレリーフ法である。スタンプの
ように、印刷される面が印刷形態で突き出ている。ロー
ルを用いて、突き出た形の画像面にインキが塗布され
る。この印刷法では、塗被紙としてカオリンもしくは炭
酸カルシウムを含有するものが用いられる。
オフセット印刷法はいわゆる平版印刷法であり、つま
り、印刷部分と非印刷部分がひとつの平面上にある。こ
の両部分には、下記のような差異がある。すなわち印刷
部分は、油脂分(すなわち印刷インキ)を取り上げて放
出するが水をはじき、一方非印刷部分は水を保持するが
油脂分(インキ)をはじく。回転圧胴シリンダーが最初
に水ローラ(water-carrying roller)次にインキロー
ラを通過する。しかし、この圧胴シリンダーは直接紙に
印刷しないが、このシリンダー上を通過するゴムのブラ
ンケットに印刷する。紙がローラによって前記ゴムシリ
ンダーに対して押圧される際に印刷画像を取上げるの
は、ゴムブランケットからだけである。この方法では、
カリオンと炭酸カルシウムの両方が塗被混合物として用
いられる。
グラビア印刷ではシリンダーの印刷部分は研磨面の下に
ある。このシリンダーは最初に液状インキを満たしたト
ラフを通過し、次にドクターブレード、すなわち鋼鉄の
直線形の刃を通過して過剰のインキが除去され、印刷さ
れるインキはカップに残留し、カップが紙を案内する圧
胴シリンダーによってランオーバーし、インキが吸取ら
れる。
グラビア印刷用の塗被顔料としてはカオリンのみが主と
して用いられいてる。しかしグラビア印刷用紙に塗被顔
料としてカオリンを用いることは、特に次のような多く
の欠点がある。
(1) 粘弾性挙動に乏しい。そのため、高い固形分濃
度で塗被できない。このことは、塗布して乾燥するのに
高いエネルギーコストを要することを意味する。
(2) 高いコストのため不経済である。
さらに、従来技術では、いわゆる“スーパークレイ(Su
perclay)”がグラビア印刷用紙の塗被顔料として用い
られている。
スーパークレイは、比較的粗い板状構造を有するイギリ
スのカオリンであり、次のような2種類の銘柄が市場で
入手できる。
スーパークレイM:粒径が2μmより小さいものが約45% スーパークレイF:粒径が2μmより小さいものが約65% 上記の両製品は、グラビア印刷用紙塗布顔料として、他
のカオリンと混合して用いられ、(塗被顔料中の顔料を
100%として)50〜100%の比率で用いられる。
しかし、スーパークレーには次のような欠点がある。
(1) 高速コーターで使用する際に粘弾性的挙動に乏
しい。
(2) 微細カオリンよりも多量の結合剤を要する。
(3) 低固形分含有量でしか使えない。
(4) 光沢発現性が低い。
塗被顔料としてタルクを使用することはすでに研究され
ている。例えば、フィンランドで、タルクは、1960年代
以来充填剤として製紙用に用いられている。タルクは、
化学構造がカオリンとかなりよく似ている。カオリンは
板状のケイ酸アルミニウムであるが、タルクは板状の顔
料でケイ酸マグネシウムである。タルクの最も重要な物
理的性質は、カオリンと余り変わらない。
しかしタルクも紙の塗被組成物に用いた場合に多くの欠
点がある。すなわちタルクはその化学構造のために疎水
性であるから、分散液中の顔料表面を濡らすことが困難
であり、分散時に充分ガス抜きを行う必要がある。また
タルクは、保水性、空気含量および粘弾性が大きな問題
を起こさないように、新しい結合剤が必要で、またコー
ターでの処理はカオリンとは異なる方法が必要である。
このような欠点があるため、グラビア印刷用紙とロール
オフセット印刷用紙用のコーターで、カオリンとタルク
の顔料混合物を使用する試みがすでになされている[タ
ピー・ジャーナル(Tappi Journal)、68巻、11号、198
5年11月号参照]。
グラビア印刷用紙に用いる混合物は、約50〜80%のタル
クと約50〜20%の微細カオリン(粒子径が2μmより小
さいものが75%)で構成されている。この混合物にはア
クリレート系の結合剤が用いられている。その上に泡立
ちの少ない界面活性剤もしくはポリエチレングリコール
を主体とするタルクの湿潤剤が用いられる。
この顔料混合物の特有の欠点は次のとおりである。
(1) 高速コーターで使用する場合に粘弾性挙動に乏
しい。
(2) 比較的低固形分含量でしか使用できない(58%
の代わりに52%) (3) 印刷機内で紙がすべる性質が非常に大きく、問
題である。
またLWCグラビア印刷用紙に、単独の塗被顔料として炭
酸カルシウムの使用が試みられている。
西独特許願公開第P3316949.7号は、次のような形態の炭
酸カルシウムの塗被顔料を開示している。すなわち粉砕
および/または粒子径による分級によって製造され、 (a) 粒径が1μmより小さい粒子が50〜70%、 (b) 粒径が0.2μmより小さい粒子が10%より少な
く、および (c) BET法(Brunauer.Emmett and Teller method)
による比表面積が10m2/gより小さい、粒子からなること
を特徴とする形態の炭酸カルシウムのLWCグラビア印刷
用紙の塗被顔料である。
しかしこの塗被顔料は、グラビア印刷に使用するのに実
用上完成していない。その理由は、例えばこの発明のも
のと比べれば欠失点(missing dot)の数が非常に多
く、光沢が著しく低いからである。
さらに、文献によれば、専門家は、劣った印刷結果が得
られるという理由で、グラビア印刷用紙の塗被顔料とし
て炭酸カルシウムを使用しないよう非常に強く忠告され
ている。この点について下記の2つの刊行物が注目され
る。
1.“ECC International"company magazine 1981年、“H
ow developments in coating pigments affect paper p
rintability"、ケン・ビーズリイ博士著(Dv.Ken Beazl
ey)、Researeh and Development、1〜2頁。
この刊行物は、“動かしがたい事実”として、粉砕炭酸
カルシウムが、カリオンよりもグラビア印刷用紙用塗被
顔料としては不充分なものであると述べている。その上
第2頁では、炭酸カルシウムの印刷適性が低いと強調し
ている。
2.Tappi Coating Proceedings 1979年” Possibilities and Limitations of High Solids Colou
rs"、39頁。
この刊行物は、“4.要約”第3号の項で、粉砕炭酸カル
シウムを使った場合の印刷特性は、カオリンを同じ固形
分濃度もしくは高い固形分濃度で用いたときよりも低い
と述べている。
“Wochenblatt fuer Papierfabrikation"、107、909〜9
14頁、1979年、第23〜24号によって、5〜10%のタルク
を添加した炭酸カルシウム塗被組成物を用いることはす
でに知られており、これはオフセット印刷用紙に用いら
れている。
最後に、Tappi Journal、68巻、11号、1985年11月号よ
り、85%タルクと15%炭酸カルシウムを顔料混合物とし
て用いることが同様に知られている。
タルクを粉砕し、それだけをスラリーに加工すること
は、生成物が著しく疎水性物質であるので非常にむつか
しい。このために、簡単にうまく加工をして、スラリー
中に高い固形分含量を得るために、15%のCaCO3をタル
クに添加したが、これは、良質の塗被顔料を得るのを目
的としてなされたものではない。グラビア印刷における
紙の性質について、85%のタルクと15%の炭酸カルシウ
ムの混合物はタルクとカオリンの混合物以上の進歩はな
にも示さなかった。また塗被顔料の固形分含量が低いと
(CaCO3の粘弾性的に正の効果は、約50%を越えるが添
加量ではじめて現れる)、紙の光沢が減少する危険さえ
ある。その塗被表面が過度にすべてりやすいために、作
業性に非常に問題がある。
(ハ) 課題を解決するための手段 この発明の基本的な課題は、新規な顔料混合物、特に、
従来技術による顔料もしくは顔料混合物で可能な固形分
含量より高い固形分含量の塗被組成物を作製できる顔料
混合物を提供することである。
何年もの間、広範囲にわたって試験した結果、予想外の
ことであるが、当該技術分野の熟練者の意見とは逆に、
炭酸カルシウムもしくは炭酸カルシウム含有の顔料、特
にドロマイトがある条件下で用いることによって上記の
課題を解決することができることが分かったのである。
上記の課題は、炭酸カルシウムとタルクを同時に含有す
るこの発明の顔料混合物によって解決され、その顔料混
合物は、40〜80重量%の炭酸カルシウムおよび/または
ドロマイトと、20〜60重量%のタルクまたは20〜60重量
%のタルク−雲母混合物(但しこの混合物中のタルクの
含有比率は50〜80重量%)とからなり、タルクが、対応
する球の直径で下記の粒子分布: (a) 20μmより小さい粒子が98〜100% (b) 2μmより小さい粒子が25〜70% (c) 1μmより小さい粒子が12〜40% (d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% をもっていることを特徴とするものである。
この発明の上記特徴の組合せ、すなわち、使用顔料の、
組成物の全く特定の重量%での組合せと、さらに全く特
定の粒度分布のタルクの組合せとによって、使用時に的
確に予想外に優れたよい結果が得られることが見出され
たのである。
簡略化するために、3種の顔料タルクおよび/またはカ
オリンおよび/または雲母を以後“ヒドロシリケート
(hydrosilicate)”と呼んで、以後の説明で常に繰返
さなければならない上記の3種の表現を回避することに
する。
顔料混合物としては80重量%の炭酸カルシウムもしくは
ドロマイトと20重量%のタルクとからなるものが有利で
ある。
また、70重量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトお
よび30重量%の1種以上のヒドロシリケート、または50
〜60重量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトおよび
40〜50重量%の1種以上のヒドロシリケートからなる顔
料混合物も有利である。
52重量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトと、48重
量%の1種以上のヒドロシリケートからなる顔料混合物
が特に有利である。
また、53重量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトと
47重量%の1種以上のヒドロシリケート、または54重量
%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトと46重量%の1
種以上のヒドロシリケートからなる顔料混合物は特に有
用である。
さらに、45重量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイト
と55重量%の1種以上のヒドロシリケート、または50重
量%の炭酸カルシウムもしくはドロマイトと50重量%の
1種以上のヒドロシリケートからなる顔料混合物は、特
に有用である。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対応する球形粒
子径として下記の粒子分布: (a) 10μmより小さい粒子が95〜100%、 (b) 2μmより小さい粒子が60〜98%、 (c) 1μmより小さい粒子が15〜80% (d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜20%、 を有する顔料混合物が有利である。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対応する球形粒
子径として、下記の粒子分布: (a) 10μmより小さい粒子が95〜100% (b) 2μmより小さい粒子が70〜96%、 (c) 1μmより小さい粒子が20〜75%、 (d) 0.2μmより小さい粒子が2〜17%、 を有する顔料混合物がさらに有利である。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対応する球形粒
子径として、下記の粒子分布: (a) 10μmより小さい粒子が96〜100% (b) 2μmより小さい粒子が80〜94% (c) 1μmより小さい粒子が35〜70% (d) 0.2μmより小さい粒子が5〜15% を有する顔料混合物が特に有利である。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対応する球形粒
子径として、下記の粒子分布: (a) 10μmより小さい粒子が97〜100% (b) 2μmより小さい粒子が85〜92% (c) 1μmより小さい粒子が45〜65% (d) 0.2μmより小さい粒子が7〜12% を有する顔料混合物が特に有利である。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対応する球形粒
子径として、下記の粒子分布: (a) 10μmより小さい粒子が99% (b) 2μmより小さい粒子が90% (c) 1μmより小さい粒子が60% (d) 0.2μmより小さい粒子が10% を有する場合は、極めて優れた結果が得られる。
雲母が、対応する球形粒子径として、下記粒子分布: (a) 20μmより小さい粒子が98〜100% (b) 2μmより小さい粒子が25〜70% (c) 1μmより小さい粒子が12〜40% (d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有する顔料混合物が特に有利である。
また、タルクが、対応する球形粒子径として、下記の粒
子分布: (a) 20μmより小さい粒子が98〜100% (b) 2μmより小さい粒子が40〜58% (c) 1μmより小さい粒子が20〜34% (d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜5% を有する顔料混合物が特に有利である。
さらに、タルクが、対応する球形粒子径として、下記の
粒子分布: (a) 20μmより小さい粒子が98% (b) 2μmより小さい粒子が50% (c) 1μmより小さい粒子が25% (d) 0.2μmより小さい粒子が2% を有する場合、極めて優れた性質が得られる。
カオリンが、対応する球形粒子径として、下記の粒子分
布: (a) 20μmより小さい粒子が90〜100% (b) 2μmより小さい粒子が20〜93% (c) 1μmより小さい粒子が10〜60% (d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜10% を有する顔料混合物は特に有利である。
カオリンが、対応する球形粒子径として、下記の粒子分
布: (a) 20μmより小さい粒子が95〜100% (b) 2μmより小さい粒子が55〜85% (c) 1μmより小さい粒子が30〜54% (d) 0.2μmより小さい粒子が2〜7% を有する顔料混合物が特に有利である。
また、カオリンが、対応する球形粒子径として、下記の
粒子分布: (a) 20μmより小さい粒子が100% (b) 2μmより小さい粒子が80% (c) 1μmより小さい粒子が51% (d) 0.2μmより小さい粒子が4% を有する場合、極めて優れた性質が得られる。
炭酸カルシウムとドロマイトは、BET法による比表面積
が3〜18m2/gの範囲にあるものを使用するのが有利であ
る。
炭酸カルシウムもしくはドロマイトのBET法による比表
面積が、6〜15m2/gの範囲にある場合はさらに良好な結
果が得られ、また上記の比表面積が8〜12m2/gの場合は
より一層良好な結果が得られ、また上記比表面積が10m2
/gの場合は優れた性質が得られる。
BET法による比表面積が5〜16m2/gの範囲にあるヒドロ
シリケートを使用するのが有利である。
ヒドロシリケートのBET法による比表面積が、7〜15m2/
gの範囲にある場合はさらに良好が得られ、また上記の
比表面積が10〜13m2/gの場合はより一層良好な結果が得
られ、また上記比表面積が12m2/gの場合は優れた性能が
得られる。
好ましい顔料混合物は、上記の組成を有する3種の無機
物質で構成されている。
すなわち、50〜60重量%の炭酸カルシウムもしくは炭酸
カルシウム含有無機物質の特にドロマイト; 20〜30重量%のタルク;および 20〜30重量%のカオリン で構成された顔料混合物、 または50重量%の炭酸カルシウムもしくは炭酸カルシウ
ム含有無機物質の特にドロマイト; 25重量%のタルク;および 25重量%のカオリン で構成された顔料混合物である。
この発明の顔料混合物は、特にグラビア印刷用紙に使用
できる。グラビア印刷用紙は、特に、その塗被が機械で
行われる原紙ウエブで構成されている。前記の塗被液
は、この発明の顔料混合物、水、分散剤、湿潤剤、結合
剤および助剤で構成されている。この発明の顔料混合物
と他の上記成分とを用いてグラビア印刷用紙を作製す
る。ことは当業者の能力の範囲内にある。またこの発明
の顔料混合物を使用しうる他の工業製品、例えば他の用
紙、つまりロールオフセット印刷用紙の生産についても
同様のことがいえる。
湿潤剤、すなわち界面活性剤(低発泡性)とポリエチレ
ングリコールは、製紙工業界の当業者によく知られてい
る。かような製品は、プラスチゲンT(Plastigen T)
(BASF社)またはPEG4000もしくはPEG 2000(ヘキスト
社)という商品名で、永年にわたって製紙工業で使用さ
れている。
湿潤剤として(特にタルク用)、この発明では、低発泡
性の界面活性剤またはポリエチレングリコールの水溶液
を用いることが好ましい。これらの湿潤剤はそれ自体、
当業者に知られている。
湿潤剤は、ヒドロシリケート含有量に対して0.5〜1.5重
量%用いるのが好ましい。
分散剤として、この発明では、ポリアクリル酸ナトリウ
ムもしくはポリアクリル酸アンモニウムの水溶液(固形
分含有量約40重量%)が用いられる。これらの分散剤は
それ自体、当業者に知られている。分散剤は、ヒドロシ
リケート含有量に対して0.1〜0.3重量%用いるのが好ま
しい。
この発明の顔料混合物を特にグラビヤ印刷用紙の塗被組
成物に用いる場合、全顔料混合物の含有量に対して4〜
6重量%の結合剤を追加して含有させることが好まし
い。アクリル酸含有のコポリマー(自己増粘性)を全顔
料混合物の含有量に対して5重量%添加するのが特に有
利である。
この発明の顔料混合物を特にグラビア印刷用紙の塗被組
成物に用いる場合、全顔料混合物の含有量に対して、0.
1〜1.2重量%のステリン酸ナトリウムまたはステアリン
酸カルシウム、例えば0.8重量%のステアリン酸カルシ
ウムまたは0.4重量%のステアリン酸カルシウムを添加
することが好ましい。
この発明の顔料混合物は、製紙工業用の塗被組成物とし
て、特にグラビヤ印刷用紙に用いることが好ましく、こ
の顔料混合物は、40〜80重量%の炭酸カルシウムもしく
はドロマイトおよび20〜60重量%の1種以上のヒドロシ
リケート、ならびにこれに追加して、全顔料の含有量に
対し、4〜6重量%の結合剤、ヒドロシリケートの含有
量に対して0.1〜0.3重量%の分散剤、ヒドロシリケート
の含有量に対して0.5〜1.5重量%の湿潤剤、全顔料の含
有量に対して0.1〜1.2重量%のステアリン酸ナトリウム
もしくはステアリン酸カルシウムおよび固型分が50〜65
重量%になるような量の水で構成されている。
さらにこの発明の顔料混合物は、ペイントとラッカーお
よびプラスチックに、特に充填剤として有利に用いるこ
とができる。比表面積の測定は、ドイツ工業規格DIN661
32のBET法によって行われる。恒量になるまで105℃で予
備加熱した試料を、窒素気流中、サーモスタットを用い
て250℃で1時間加熱した。測定は、液体窒素で冷却す
ることによって、測定気体として窒素ガス(N2)を用い
て行った。
ここで開示した課題の解決法に含まれる技術的表現は、
当業者に知られた概念と当業者が容易に入手できる刊行
物を用いて以下に定義する。
本願に記載の発明によって製造された製品の粉末度は全
て、米国のMicromeritics社のセディグラフ5000(SEDIG
RAPH 5000)を用いて、重力界内で沈降分析法によって
測定した。当業者はこの装置を熟知しており、充填剤や
顔料の粉末度を測定するのに世界中で使用されている。
測定は、Na4P2O7の0.1重量%の水溶液中で行った。試料
の分散は、高速度撹拌機と超音波によって行った。
測定された粒子分布は、透過合計曲線(permeation sum
mation curve)としてX−Yレコーダーに示される[例
えばベルガー・ピー(Belger,P.),Schweizerische Ver
einigung der Lack−und Farben−Chemiker,XVII、FATI
PEC−Congress,Lugano,1984年9月23日〜28日を参
照]。対応する球形直径の粒子径をX軸にプロットし、
粒子の比率(重量%)をY軸のプロットした。
上記の粉末度の特性は、上記の方法で得た曲線から読取
りもしくは算出した。上記の定義については、上記のベ
ルガー・ピーの文献に記載されている。
次に、炭酸カルシウムとタルクの好ましい混合比率とそ
の利点を述べるが、百分率はいずれも重量%である。
80%CaCO3+20%タルク 良好な粘弾性を有し固型分含量が極めて高い(65重量
%)。
70%CaCO3+30%タルク 良好な粘弾性を有し固形分含量が高い(63重量%)。光
沢が増大し、欠失点が(missing dot)が減少。
60%CaCO3+40%タルク 良好な粘弾性を有し固形分含量が高い(61重量%)。光
沢が増大し、欠失点が一層減少。
50%CaCO3+50%タルク 光沢が増大し、良好な固形分含量(59重量%)。欠失点
が極めて少ない。
タルクは石鹸石とほぼ同じ組成を有するケイ酸マグネシ
ウムであり、すなわち分子式Mg3[(OH)2(Si4O10)]で表
わされるフィロシリケートである。またタルクは、透明
ないし不透明の無色の密度が2.7の塊であり、硬度が1
で、葉形の結晶状、うろこ状、真珠層状、雲母状の凝集
物である。
この発明に用いられる好ましい代表的なタルクの組成
は、96〜98重量%の3MgO・4SiO2・H2Oおよび2〜4重量
%のMgCO3である。
この発明ではカオリンもヒドロシリケートとして用いる
ことができる。カオリンは、水和ケイ酸アルミニウム
(クレー)の総称であり、これは初期の主用途から陶土
と呼ばれていた。その主成分は、三斜晶カオリナイト、
単斜晶デイッカイトおよびネークライト{一般式Al2O3
・2SiO2・2H2OまたはAl4(OH)8[Si4O10]}であり、モ
ンモリロナイトおよびゲル状発光シリケート(アロフェ
ン)を含有している。完全に純粋なカオリンは、粗カオ
リンから洗い分けることによって(特に砂から洗い分け
る)得られ、ほとんどカオリナイト(39.7%のAl2O3、4
6.4%のSiO2および13.9%の水)だけで構成され、ぼろ
ぼろした砕けやすい白色のかたまりで、水を添加すると
可塑性になり、微結晶のケイ酸アルミニウムで構成され
ている。
この発明によれば、非常に多種類の炭酸カルシウム類ま
たは炭酸カルシウム含有顔料を使うことができ、多種の
鉱床から得られる特にチョーク、大理石および石灰石の
形態の天然の炭酸カルシウム類が挙げられる。沈降炭酸
カルシウムも使用できる。この発明の範囲内でドロマイ
トも有利に使用することができる。
この発明で用いる炭酸カルシウム類とドロマイトは、次
のようにして作製することが好ましい。まず公知の方法
で乾式粉砕し、次いで空気分離法を用いて粒子径によっ
て分級するか、または公知の方法で湿式粉砕してもよ
い。
この発明で用いるヒドロシリケートは、公知の方法で作
製するのが好ましい。すなわち、天然の鉱床から掘り出
し、ヒドロサイクロン法、遠心分離法および/または離
層法を利用して粒子径で分級される。
この発明の顔料混合物は、個々の成分を公知の方法で単
純に混合することによって製造することができる。
この発明の顔料混合物の好ましい用途である紙に塗被す
る塗被組成物の製造法には基本的に次のような3種の方
法がある。
1.CaCO3特に天然CaCO3もしくはドロマイト(粉末原料)
がヒドロシリケート例えばタルク(粉末原料または約10
%水を含むの顆粒)とともにミキサーで分散される。分
散剤としてはポリアクリル酸ナトリウムもしくはポリア
クリル酸アンモニウムが使用される。スラリーの固形分
は約75重量%に設定される。タルクの場合、その濡れを
改善するため湿潤剤が用いられる。
2.CaCO3特に天然のCaCO3もしくはドロマイトがスラリイ
の形態であり、ヒドロシリケート、例えばタルクの粉末
もしくは顆粒は、分散剤と湿潤剤と水とを予め混合した
ものを用いて最高約75%の固形分含量まで上記スラリー
に分散させる。
3.CaCO3、特に天然の炭酸カルシウムもしくはドロマイ
トが65〜75%のスラリーの形態であり、ヒドロシリケー
トの例えばタルクも65〜75%のスラリーの形態であり
(前記のポリアクリレートと公知の湿潤剤とで分散させ
てある)、この両者をミキサーおよび分散装置で混合
し、混合比に依存するが約75%の固形分含量とする。
上記の2の方法は、1の方法よりも好ましい。というの
は、分散に要する全仕予量が著しく減少し、固型分含量
を高くすることができるからである。タルクの粉末もし
くは顆粒のCaCO3スラリーへの混入は、非常に簡単で消
費時間が少ない。この方法によって、ヒドロシリケート
の特にタルクの粉末原料中の凝集塊を砕くことができ
る。
上記3の方法は最も経済的で最高の製造社である。その
理由は、製紙工場における分散作業が全くいらなくなる
からである。
この発明の顔料混合物を塗被着色剤に利用するのにまも
らなければならない好ましい要件は、原紙をpH6.8〜7.5
で塗被して生産するということである(いわゆる“中性
紙製造法”)。
この発明のその外の、目的、特徴および利点は、下記の
実施例による説明より明らかになるであろう。なお以下
の記載事項中の%はすべて、特別の指示がない限り重量
%である。
(ニ) 実施例 下記組成物の顔料混合物を作製した。
実施例I *50重量%の天然CaCO3 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが90% 粒径が1μmより小さいものが60% 粒径が0.2μmより小さいものが10% 比表面積(BET法):10m2/g エルレホR457(Elrepho R457)法による白色度:86% *50重量%タルク(粒状) 粒径が20μmより小さいものが98% 粒径が2μmより小さいものが50% 粒径が1μmより小さいものが25% 粒径が0.2μmより小さいものが2% *0.3%分散剤、タルクに対するポリアクリレート(絶
乾量) 例えばポリソルトS(polysalt S,BASF社製) *1.2%湿潤剤、タルクに対する商業基準のもの例えば
プラチゲンT *5%プラスチック結合剤(アクリル酸エステル) 例えばアクロナルS548V(Acronal S 548V)もしくはア
クロナルS538(BASF社製) *0.8%ステアリン酸カルシウムもしくはナトリム、 例えばノプコートC104(Nopcote C 104)(Diamond Sha
mrock社製) *固形分含量:59% *pH :9.0 実施例II *80重量%の天然CaCO3 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが90% 粒径が1μmより小さいものが60% 粒径が0.2μmより小さいものが10% 比表面積(BET法):10m2/g エルレホR457法による白色度:86% *20重量%タルク(粒状) 粒径が20μmより小さいものが98% 粒径が2μmより小さいものが50% 粒径が1μmより小さいものが25% 粒径が0.2μmより小さいものが2% *0.3%分散剤、タルクに対するポリアクリレート(絶
乾量) 例えばポリソルトS *1.2%湿潤剤、タルクに対する商業基準のもの、例え
ばプラスチゲンT *5%プラスチック結合剤(アクリル酸エステル) 例えばアクロナルS548VもしくはアクロナルS538 *0.8%ステアリン酸カルシウムもしくはステアリン酸
ナトリウム 例えばノプコートC104 *固形分含量:65% *pH :9.0 実施例III *50重量%CaCO3 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが60% 粒径が1μmより小さいものが20% 粒径が0.5μmより小さいものが5% 比表面積(BET法):4m2/g エルレホR457法による白色度:86% 上記以外は実施例Iと同じ。
実施例IV *80重量%の天然CaCO3 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが60% 粒径が1μmより小さいものが20% 粒径が0.5μmより小さいものが5% 比表面積(BET法):4m2/g エルレホR457法による白色度:86% 上記以外は実施例IIと同様 実施例V *50重量%の天然CaCO3 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが90% 粒径が1μmより小さいものが60% 粒径が0.2μmより小さいものが10% 比表面積(BET法):10m2/g エルレホR457法による白色度:86% *25重量%タルク(粒状) 粒径が20μmより小さいものが98% 粒径が2μmより小さいものが50% 粒径が1μmより小さいものが25% 粒径が0.2μmより小さいものが2% *25重量%カオリン 粒径が20μmより小さいものが100% 粒径が2μmより小さいものが80% 粒径が1μmより小さいものが51% 粒径が0.2μmより小さいものが4% *0.3%分散剤、タルクに対するポリアクリレート(絶
乾量) 例えばポリソルトS *1.2%湿潤剤、タルクに対する商業基準のもの、例え
ばプラスチゲンT *5%プラスチック結合剤(アクリル酸エステル) たとえばアクロナルS548VまたはアクロナルS538 *0.8%ステアリン酸カルシウムもしくはナトリウム 例えばノプコートC104 *固形分含量:59% *pH :9.0 使用例と比較例 上記の方法によって、多数の各種顔料混合物を作製した
が、以下にその内の特に種々の混合比率を有する4種を
作製した。
これらの混合物製品の着色塗被試験を、試験結果を直接
実用に適用できる塗被試験装置で行った。
混合物処方1(当該技術分野での現状の処方) 100重量%スーパークレイM 混合物処方2(この発明の処方) *50重量%天然炭酸カルシウム 粒径が10μmより小さいものが99% 粒径が2μmより小さいものが90% 粒径が1μmより小さいものが60% 粒径が0.2μmより小さいものが10% *50重量%タルク 粒径が20μmより小さいものが98% 粒径が2μmより小さいものが50% 粒径が1μmより小さいものが25% 粒径が0.2μmより小さいものが2% 混合物処方3(この発明の処方) *50重量%天然炭酸カルシウム(処方2に同じ) *25重量%タルク(処方2に同じ) *25重量%カオリン 粒径が20μmより小さいものが98% 粒径が2μmより小さいものが75% 粒径が1μmより小さいものが45% 粒径が0.2μmより小さいものが12% 混合物処方4(この発明の処方) *60重量% 天然炭酸カルシウム (処方2に同じ) *20重量% タルク (処方2に同じ) *20重量% カオリン (処方3に同じ) 上記処方1の混合物に対して、下記製品を、全顔料(ス
ーパークレーM)の100重量%基準で用いて塗被着色製
剤を作製した。
結合剤(アクリル酸エステル含有コポリマー) 自己増粘性 5.0重量%(絶乾) 分散剤(ナトリウム ポリアクリレート) 0.3重量%
(絶乾) ステアリン酸カルシウム 0.8重量%(絶乾) 塗被着色剤の固形分は52%に設定した。
上記処方2の混合物に対して、下記製品を、同様に全顔
料の100重量%基準で用いて塗被着色製剤を作製した。
結合剤(アクリル酸エステル含有コポリマー) 自己増粘性 5.0重量%(絶乾) タルクの分散剤(ナトリウム ポリアクリレート) 0.3
重量%(絶乾) タルクの湿潤剤(ポリエチレングリコール) 1.2重量%
(風乾) ステアリン酸ナトリウム 0.4重量%(絶乾) 塗被着色剤の固形分は59%に設定した。
上記処方3と4の混合物に対して、下記製品を、同様に
全顔料の100重量%基準で用いて塗被着色製剤を作製し
た。
結合剤(上記1〜3の塗被着色製剤におなじ) 5.0重量
%(絶乾) タルクの分散剤(上記2の塗被着色製剤におなじ) 0.3
重量%(絶乾) タルクの湿潤剤(上記2の塗被着色製剤におなじ) 1.2
重量%(風乾) カオリンの分散剤 0.3重量%(絶乾) ステアリン酸ナトリウム 0.4重量%(絶乾) 塗被着色剤の固形分を59%に設定した。
上記の混合処方ではすべて、炭酸カルシウムをナトリウ
ムポリアクリレートを用いて分散して固形分含量72.5%
のスラリイに予め調製したものを用いた。塗被条件は、
指定の全塗被着色剤について下記のとおりである。
塗被原紙:35〜37g/m2[ウッドコンテイニング(Wood−c
ontaining)] 塗布量:T.S.17g/m2,S.S.18g/m2 コーター:コンビ・ブレード・コーター(combi blade
coater)またはインバーテッド・ブレード・コーター
(inverted blade coater) 速度:1300〜1500m/min 塗被物の乾燥:ガス赤外線ラジエーター1200℃+エアホ
イル300℃ 艶色出し:スーパーカレンダー試験機 400m/min、80℃:鋼鉄ローラ温度 注1 T.S.:上側、S.S.:スクリーン側 試験条件 光沢:Tappiによる75°インスタンス(75°instance)と
反射角 不透明度:DIN53146号による 実験室での試験印刷を次のようにして行った。
印刷機:“プリーフバウ”(Pruefbau)社製グラビア試
験印刷機 圧胴:彫刻つき 印刷速度:5m/s インク:グラビア印刷用インク(黒) 印刷品質は肉眼判定した。格付け順位をつけた。印刷光
沢:光沢の測定は、上記の試験印刷機のグラビア印刷物
の全面について、Tappiの75°インスタンスと反射角に
よって行った。
滲みとおり(strike−through)と透き通し(show−thr
ough):上記印刷機を用いて測定した。
塗被された未印刷の紙の反射率(R)と印刷された全面
積の裏面の反射率(Rfv)とを測定した。
次式によって計算した。
実印刷試験を次のようにして行った。
印刷機:ビファンク・ロートマスター(Wifang Rotomas
ter) 圧胴:彫刻つき 圧胴回転数:15000回/時間 色順:黄、マゼンタ、シアン、黒 全紙が静電印刷補助具なしで印刷された。実印刷試験結
果を肉眼で判定した。格付け順位をつけた。結果は次の
とおり。
試験結果の要約 CaCO3またはCaCO3含有顔料およびヒドロシリケートから
なる顔料混合物を開示したが、これら混合物によって、
当該技術分野で従来いわれてきた意見とは逆に、下記の
ような驚くべき利点を有する、特にLWCグラビア印刷用
紙向けの塗被着色剤を製造することができる。
1.1500m/minまでの著しい高速のコーター速度でも良好
な粘弾性性能によって、かなり高い固形分含量(従来技
術:52〜54%、本願発明:59〜61%)とすることができ、
コーティング装置は、一層好ましい問題の少ない運転が
できる(ドクターブレードはストリーク(streak)せず
またブレードにホイスカーは全く生成しなかった)。
2.試験結果は、この発明の混合物が、光沢、印刷物の光
沢、不透明性およびグラビア印刷における印刷性が、当
該技術分野で現在可能な水準よりも一層優れていること
を示している。
3.この発明の混合物は、高い固形分含量(乾燥に要する
エネルギー費が低くなり、機械の速度を高くできる)と
低顔料費によって、製紙業界の経済性に大きく寄与す
る。
(ホ) 発明の効果 この発明は特に次の利点がある。
1.この発明によって、特に天然CaCO3とヒドロシリケー
ト(例えばタルク)を上記のように混合すると、通常の
カオリン処方よりも、高速コーターの運転特性が改良さ
れ、要求される特定の塗被重量によるが、固形分含量を
増大することができる。
a) LWCグラビア印刷用紙塗被の場合、固形分含量
は、50〜55%から58〜65%に増大(塗被量7〜12g/m2
面)。
b) LWCロールオフセット印刷用紙塗被の場合、固形
分含量は、54〜58%から58〜65%に増大(塗被量7〜12
g/m2/面)。
2.この発明の混合物、特にCaCO3とヒドロシリケート
(例えばタルク)の改良された運転特性によって、固形
分含量が増大され、コーターにおける乾燥の仕事量が小
さくなり約10〜30%エネルギーが節約される。このエネ
ルギー節約の代わりに、または、この節約とともに、コ
ーター速度を増大することができ、その結果生産性が増
大する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSK 11/00 PTF D21H 17/67

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】40〜80重量%の炭酸カルシウムおよび/ま
    たはドロマイト、ならびに20〜60重量%のタルクまたは
    20〜60重量%のタルク−カオリン混合物(ただしこの混
    合物中タルクは50〜80重量%)または20〜60重量%のタ
    ルク−雲母混合物(ただしこの混合物中タルクは50〜80
    重量%)からなり、タルクが、対応する球形粒径とし
    て、下記粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする炭酸カルシウムおよびタルク
    を含有する顔料混合物。
  2. 【請求項2】炭酸カルシウムもしくはドロマイトが、対
    応する粒径として、下記粒子分布: a) 10μmより小さい粒子が95〜100% b) 2μmより小さい粒子が60〜98% c) 1μmより小さい粒子が15〜80% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜20% を有することを特徴とする請求項1記載の顔料混合物。
  3. 【請求項3】炭酸カルシウムもしくはドロマイトのBET
    法による比表面積が3〜18m2/gの範囲にあることを特徴
    とする請求項1もしくは2に記載の顔料混合物。
  4. 【請求項4】タルク、カオリンもしくは雲母のBET法に
    よる比表面積が5〜16m2/gの範囲にあることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかひとつに記載の顔料混合物。
  5. 【請求項5】80重量%の炭酸カルシウムおよび/または
    ドロマイトならびに20重量%のタルクからなることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかひとつに記載の顔料混
    合物。
  6. 【請求項6】70重量%の炭酸カルシウムおよび/または
    ドロマイト、ならびに30重量%のタルクまたは30重量%
    のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タルク
    は50〜80重量%)または30重量%のタルク−雲母混合物
    (ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  7. 【請求項7】50〜60重量%の炭酸カルシウムおよび/ま
    たはドロマイト、ならびに40〜50重量%のタルクまたは
    40〜50重量%のタルク−カオリン混合物(ただしこの混
    合物中タルクは50〜80重量%)または40〜50重量%のタ
    ルク−雲母混合物(ただしこの混合物中タルクは50〜80
    重量%)からなり、タルクが、対応する球形粒径とし
    て、下記粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  8. 【請求項8】52重量%の炭酸カルシウムおよび/または
    ドロマイト、ならびに48重量%のタルクまたは48重量%
    のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タルク
    は50〜80重量%)または48重量%のタルク−雲母混合物
    (ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  9. 【請求項9】53重量%の炭酸カルシウムおよび/または
    ドロマイト、ならびに47重量%のタルクまたは47重量%
    のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タルク
    は50〜80重量%)または47重量%のタルク−雲母混合物
    (ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  10. 【請求項10】54重量%の炭酸カルシウムおよび/また
    はドロマイト、ならびに46重量%のタルクまたは46重量
    %のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タル
    クは50〜80重量%)または46重量%のタルク−雲母混合
    物(ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  11. 【請求項11】45重量%の炭酸カルシウムおよび/また
    はドロマイト、ならびに55重量%のタルクまたは55重量
    %のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タル
    クは50〜80重量%)または55重量%のタルク−雲母混合
    物(ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  12. 【請求項12】50重量%の炭酸カルシウムおよび/また
    はドロマイト、ならびに50重量%のタルクまたは50重量
    %のタルク−カオリン混合物(ただしこの混合物中タル
    クは50〜80重量%)または50重量%のタルク−雲母混合
    物(ただしこの混合物中タルクは50〜80重量%)からな
    り、タルクが、対応する球形粒径として、下記粒子分
    布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  13. 【請求項13】炭酸カルシウムまたはドロマイトが、対
    応する球形粒径として、下記粒子分布: a) 10μmより小さい粒子が95〜100% b) 2μmより小さい粒子が70〜96% c) 1μmより小さい粒子が20〜75% d) 0.2μmより小さい粒子が2〜17% を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  14. 【請求項14】炭酸カルシウムまたはドロマイトが、対
    応する球形粒径として、下記粒子分布: a) 10μmより小さい粒子が96〜100% b) 2μmより小さい粒子が80〜94% c) 1μmより小さい粒子が35〜70% d) 0.2μmより小さい粒子が5〜15% を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  15. 【請求項15】炭酸カルシウムまたはドロマイトが、対
    応する球形粒径として、下記粒子分布: a) 10μmより小さい粒子が97〜100% b) 2μmより小さい粒子が85〜92% c) 1μmより小さい粒子が45〜65% d) 0.2μmより小さい粒子が7〜12% を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  16. 【請求項16】炭酸カルシウムまたはドロマイトが、対
    応する球形粒径として、下記粒子分布: a) 10μmより小さい粒子が99% b) 2μmより小さい粒子が90% c) 1μmより小さい粒子が60% d) 0.2μmより小さい粒子が10% を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  17. 【請求項17】50〜60重量%の炭酸カルシウムまたはド
    ロマイト、20〜30重量%のタルクおよび20〜30重量%の
    カオリンからなることを特徴とする請求項1〜16のいず
    れかひとつに記載の顔料混合物。
  18. 【請求項18】50重量%の炭酸カルシウムまたはドロマ
    イト、25重量%のタルクおよび25重量%のカオリンから
    なることを特徴とする請求項1〜17のいずれかひとつに
    記載の顔料混合物。
  19. 【請求項19】雲母が、対応する球形粒径として下記粒
    子分布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が25〜70% c) 1μmより小さい粒子が12〜40% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜12% を有することを特徴とする請求項1〜18のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  20. 【請求項20】タルクが、対応する球形粒径として下記
    粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が98〜100% b) 2μmより小さい粒子が40〜58% c) 1μmより小さい粒子が20〜34% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜5% を有することを特徴とする請求項1〜19のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  21. 【請求項21】タルクが、対応する球形粒径として下記
    粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が98% b) 2μmより小さい粒子が50% c) 1μmより小さい粒子が25% d) 0.2μmより小さい粒子が2% を有することを特徴とする請求項1〜20のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  22. 【請求項22】カオリンが、対応する球形粒径として下
    記粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が90〜100% b) 2μmより小さい粒子が20〜93% c) 1μmより小さい粒子が10〜60% d) 0.2μmより小さい粒子が0.1〜10% を有することを特徴とする請求項1〜21のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  23. 【請求項23】カオリンが、対応する球形粒径として下
    記粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が95〜100% b) 2μmより小さい粒子が55〜85% c) 1μmより小さい粒子が30〜54% d) 0.2μmより小さい粒子が2〜7% を有することを特徴とする請求項1〜22のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  24. 【請求項24】カオリンが、対応する球形粒径として下
    記粒子分布: a) 20μmより小さい粒子が100% b) 2μmより小さい粒子が80% c) 1μmより小さい粒子が51% d) 0.2μmより小さい粒子が4% を有することを特徴とする請求項1〜23のいずれかひと
    つに記載の顔料混合物。
  25. 【請求項25】炭酸カルシウムもしくはドロマイトのBE
    T法による比表面積が、6〜15m2/gの範囲にあることを
    特徴とする請求項1〜24のいずれかひとつに記載の顔料
    混合物。
  26. 【請求項26】炭酸カルシウムもしくはドロマイトのBE
    T法による比表面積が、8〜12m2/gの範囲にあることを
    特徴とする請求項1〜25のいずれかひとつに記載の顔料
    混合物。
  27. 【請求項27】炭酸カルシウムもしくはドロマイトのBE
    T法による比表面積が、10m2/gであることを特徴とする
    請求項1〜26のいずれかひとつに記載の顔料混合物。
  28. 【請求項28】タルクもしくはカオリンもしくは雲母の
    BET法による比表面積が、7〜15m2/gの範囲にあること
    を特徴とする請求項1〜27のいずれかひとつに記載の顔
    料混合物。
  29. 【請求項29】タルクもしくはカオリンもしくは雲母の
    BET法による比表面積が、10〜13m2/gの範囲にあること
    を特徴とする請求項1〜28のいずれかひとつに記載の顔
    料混合物。
  30. 【請求項30】タルクもしくはカオリンもしくは雲母の
    BET法による比表面積が、12m2/gであることを特徴とす
    る請求項1〜29のいずれかひとつに記載の顔料混合物。
  31. 【請求項31】タルクまたはタルク−カオリン混合物ま
    たはタルク−雲母混合物の含量に対して、0.5〜1.5重量
    %の湿潤剤をさらに含有することを特徴とする請求項1
    〜30のいずれかひとつに記載の顔料混合物。
  32. 【請求項32】タルクまたはタルク−カオリン混合物ま
    たはタルク−雲母混合物の含量に対して、0.1〜0.3重量
    %の分散剤をさらに含有することを特徴とする請求項1
    〜31のいずれかひとつに記載の顔料混合物。
  33. 【請求項33】炭酸カルシウムが天然の炭酸カルシウム
    であることを特徴とする請求項1〜32のいずれかひとつ
    に記載の顔料混合物。
  34. 【請求項34】炭酸カルシウムが沈降法による炭酸カル
    シウムであることを特徴とする請求項1〜33のいずれか
    ひとつに記載の顔料混合物。
  35. 【請求項35】炭酸カルシウムが、チョーク、大理石ま
    たは石灰石であることを特徴とする請求項1〜34のいず
    れかひとつに記載の顔料混合物。
  36. 【請求項36】粉末材料の炭酸カルシウムもしくはドロ
    マイトを、粉末材料もしくは顆粒(約10重量%の水含
    有)のヒドロシリケートとともに、ミキサーで分散し、
    分散剤としてナトリウムもしくはアンモニウムポリアク
    リレートを用い、次いでスラリーの固形分含有量を75重
    量%に設定し、タルクの湿潤を改善するために湿潤剤を
    用いることを特徴とする、製紙工業用塗被組成物に用い
    る請求項1〜35のいずれかひとつの顔料混合物の製造
    法。
  37. 【請求項37】炭酸カルシウムもしくはドロマイトのス
    ラリーを作製し、粉末もしくは顆粒のタルクもしくはタ
    ルク含有混合物を、予め作製した水と分散剤と湿潤剤の
    混合物を用いて、固形分含量が最高75重量%に達するま
    で前記スラリーに分散させることを特徴とする、製紙工
    業用塗被組成物に用いる請求項1〜35のいずれかひとつ
    に記載の顔料混合物の製造法。
  38. 【請求項38】最初に、炭酸カルシウムもしくはドロマ
    イトの65〜75重量%スラリーを作製し、次いで、タルク
    またはタルク含有混合物の65〜75重量%スラリーを作製
    し、後者は、ナトリウムもしくはアンモニウムポリアク
    リレートおよび湿潤剤によって分散され、得られた2つ
    の顔料をともにミキサーもしくは分散装置で、混合条件
    によるが、固形分含量が約75重量%になるまで混合する
    ことを特徴とする製紙工業用塗被組成物に用いる、請求
    項1〜35のいずれかひとつに記載の顔料混合物の製造
    法。
  39. 【請求項39】製紙工業用塗被組成物を製造するための
    請求項1〜35のいずれかひとつに記載の顔料混合物の用
    途。
  40. 【請求項40】40〜80重量%の炭酸カルシウムもしくは
    ドロマイト、20〜60重量%のタルクもしくはタルク含有
    混合物、および全顔料混合物の固形分含量に対して4〜
    6重量%の結合剤、タルクもしくはタルク含有混合物の
    タルク含量に対して0.1〜0.3重量%の分散剤、タルクも
    しくはタルク含有混合物の含量に対して0.5〜1.5重量%
    の湿潤剤、全顔料混合物の含量に対して0.1〜1.2重量%
    のステアリン酸ナトリウムもしくはカルシウムおよび固
    形分含量が50〜65重量%になるような量の水からなるグ
    ラビヤ印刷用紙用塗被組成物を製造するための請求項1
    〜35のいずれかひとつに記載の顔料組成物の用途。
  41. 【請求項41】軽量塗被グラビヤ印刷用紙(LWC)用の
    塗被組成物を製造するための請求項39または40記載の顔
    料混合物の用途。
  42. 【請求項42】1500m/分までの高い塗布速度で軽量塗被
    グラビヤ印刷用紙(LWC)を製造するための請求項39〜4
    1のいずれかひとつに記載の顔料混合物の用途。
  43. 【請求項43】ロールオフセット印刷用紙製造のための
    請求項1〜35のいずれかひとつに記載の顔料混合物の用
    途。
  44. 【請求項44】軽量塗被ロールオフセット印刷用紙(LW
    Cロールオフセット印刷用紙)を製造するための請求項4
    3記載の顔料混合物の用途。
  45. 【請求項45】ペイントおよびラッカーへの、請求項1
    〜35のいずれかひとつに記載の顔料混合物の用途。
  46. 【請求項46】プラスチックへの、請求項1〜35のいず
    れかひとつに記載の顔料混合物の用途。
JP1054868A 1988-03-07 1989-03-07 製紙工業用顔料混合物 Expired - Lifetime JPH0791487B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3807407.9 1988-03-07
DE3807407 1988-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH026560A JPH026560A (ja) 1990-01-10
JPH0791487B2 true JPH0791487B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=6349050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1054868A Expired - Lifetime JPH0791487B2 (ja) 1988-03-07 1989-03-07 製紙工業用顔料混合物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5120365A (ja)
EP (1) EP0332102B1 (ja)
JP (1) JPH0791487B2 (ja)
AT (1) ATE111142T1 (ja)
AU (1) AU615520B2 (ja)
DE (1) DE58908295D1 (ja)
ES (1) ES2063773T3 (ja)
FI (1) FI96695C (ja)

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5731034A (en) * 1990-12-04 1998-03-24 Ecc International Limited Method of coating paper
DE4213746C2 (de) * 1992-04-25 1996-03-07 Feldmuehle Ag Stora Druckträger mit einem ein- oder beidseitigen Strich
US5211493A (en) * 1992-06-05 1993-05-18 Eastman Kodak Company Cooling system for a thermal printing head
US5273578A (en) * 1993-04-02 1993-12-28 Michael Towe Light-modifying composition
DE4312463C1 (de) * 1993-04-16 1994-07-28 Pluss Stauffer Ag CaCO¶3¶ -Talkum-Streichpigmentslurry, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung
GB2277743B (en) * 1993-05-04 1997-07-16 Ecc Int Ltd A pigement for a coating composition for printing paper
DE4411987C2 (de) * 1994-04-08 1996-02-22 Feldmuehle Ag Stora Beidseitig gestrichenes Rollendruckpapier und Verfahren zu seiner Herstellung
US5584924A (en) * 1994-08-26 1996-12-17 Thiele Kaolin Company Opacifying kaolin clay pigments having improved rheology and process for the manufacture thereof
GB9522228D0 (en) * 1995-10-31 1996-01-03 Ecc Int Ltd Pigments for paper coating compositions
US5650003A (en) * 1995-12-18 1997-07-22 Nord Naolin Company Cationized pigments and their use in papermaking
DE59704054D1 (de) * 1996-03-13 2001-08-23 Omya Ag Oftringen Streichfarbe
JP3995745B2 (ja) * 1996-12-27 2007-10-24 奥多摩工業株式会社 軽質炭酸カルシウム・重質炭酸カルシウム混合水性スラリーの製造方法
DE19745082A1 (de) * 1997-10-11 1999-04-15 Haindl Papier Gmbh Gestrichenes Rollendruckpapier mit Coldset-Eignung
US5861209A (en) * 1997-05-16 1999-01-19 Minerals Technologies Inc. Aragonitic precipitated calcium carbonate pigment for coating rotogravure printing papers
DE19829649C2 (de) * 1997-07-28 2003-05-08 Omya Ag Oftringen Slurry, enthaltend ein agglomeriertes carbonathaltiges Pigment
FI104502B (fi) 1997-09-16 2000-02-15 Metsae Serla Oyj Menetelmä paperirainan valmistamiseksi
FI105840B (fi) * 1997-09-16 2000-10-13 Metsae Serla Oyj Menetelmä materiaalirainan päällystämiseksi
US6391155B1 (en) 1997-10-11 2002-05-21 Haindl Papier Gmbh Coated web printing paper suitable for cold-set offset printing
US6107244A (en) * 1997-10-15 2000-08-22 Nashua Corporation Verification methods employing thermally--imageable substrates
FI108950B (fi) 1998-03-13 2002-04-30 M Real Oyj Menetelmä päällystetyn puuvapaan paperin valmistamiseksi
FR2777289B1 (fr) * 1998-04-09 2006-08-11 Pluss Stauffer Ag Compositions composites de charges ou pigments mineraux ou organiques co-structures ou co-adsorbes et leurs utilisations
FR2777288B1 (fr) * 1998-04-09 2005-04-15 Pluss Stauffer Ag Compositions composites de charges ou pigments mineraux ou organiques co-structures ou co-adsorbes et leurs utilisations
US6074474A (en) * 1998-04-17 2000-06-13 J.M. Huber Corporation Multi-component pigment slurry and method of making the same
FI111649B (fi) 1998-05-11 2003-08-29 M Real Oyj Kalsiumoksalaatista valmistetun kalsiumkarbonaatin käyttö pigmenttinä
CA2333113C (en) * 1998-05-27 2007-02-13 J.M. Huber Denmark Aps Use of colloidal precipitated calcium carbonate as a filter in the preparation of paper
JP2002520512A (ja) * 1998-07-17 2002-07-09 イメリーズ ミネラルズ リミテッド 顔料及びその被膜組成物中での使用
US6267811B1 (en) 1998-12-21 2001-07-31 Stora Enso North America Corp. Talc slurry dispersion
US6251356B1 (en) 1999-07-21 2001-06-26 G. R. International, Inc. High speed manufacturing process for precipitated calcium carbonate employing sequential perssure carbonation
FI107815B (fi) * 2000-02-11 2001-10-15 Raisio Chem Oy Päällystyspastakoostumus, sen käyttö ja menetelmä sen valmistamiseksi
DE10007484C2 (de) * 2000-02-18 2001-12-13 Schoeller Felix Jun Foto Schichtträger für Aufzeichnungsmaterialien
JP2002173895A (ja) * 2000-09-25 2002-06-21 Nippon Paper Industries Co Ltd グラビア印刷用紙
US20050150625A1 (en) * 2000-09-25 2005-07-14 Takashi Ochi Gravure paper
JP2002173892A (ja) 2000-09-27 2002-06-21 Nippon Paper Industries Co Ltd グラビア印刷用塗工紙
AU784210B2 (en) 2000-10-17 2006-02-23 Imerys Kaolin, Inc. Calcined kaolin pigments having improved combination of physical and applied properties, their production and use
US7048900B2 (en) * 2001-01-31 2006-05-23 G.R. International, Inc. Method and apparatus for production of precipitated calcium carbonate and silicate compounds in common process equipment
US6582769B2 (en) * 2001-11-28 2003-06-24 Meadwestvaco Corporation Method for conditioning a metering blade
FI115408B (fi) * 2002-01-31 2005-04-29 Ciba Sc Holding Ag Menetelmä paperi- tai kartonkirainan päällystämiseksi, menetelmän käyttö ja päällystyspasta
FI20020521A0 (fi) * 2002-03-19 2002-03-19 Raisio Chem Oy Paperin pintakäsittelykoostumus ja sen käyttö
WO2003093577A1 (en) * 2002-05-03 2003-11-13 Imerys Minerals Limited Paper coating pigments
US7438976B2 (en) * 2002-06-20 2008-10-21 Ngx, Inc. Nano-talc powders of high specific surface area obtained by hybrid milling
BR0317782B1 (pt) 2002-12-27 2016-06-07 Imerys Pigments Inc Composição de pigmento de revestimento para papel e produto revestido com revestimento
CA2647352C (en) 2006-03-24 2012-05-22 Newpage Wisconsin System Inc. Paper and coating medium for multifunctional printing
DE102006026965A1 (de) * 2006-06-09 2007-12-13 Omya Development Ag Komposits aus anorganischen und/oder organischen Mikropartikeln und Nano-Calciumcarbonatpartikeln
AR061138A1 (es) 2006-06-09 2008-08-06 Omya Development Ag Compuestos de microparticulas inorganicas y/u organicas y nanoparticulas de dolomita
FR2910479B1 (fr) * 2006-12-20 2012-09-07 Coatex Sas Procede de fabrication d'une dispersion ou d'une suspension aqueuse contenant du carbonate de calcium et du kaolin et son utilisation dans la fabrication de sauces de couchage.
FI20070635A0 (fi) * 2007-02-05 2007-08-22 Stora Enso Oyj Painosubstraatti
ATE524232T1 (de) * 2007-03-21 2011-09-15 Omya Development Ag Wasserreinigungsverfahren
SI1975310T1 (sl) * 2007-03-21 2012-06-29 Omya Development Ag Postopek za nadzorovanje smole
PT1974807E (pt) * 2007-03-21 2010-05-10 Omya Development Ag Processo para a remoção de compostos desreguladores endócrinos
ATE523248T1 (de) 2007-03-21 2011-09-15 Omya Development Ag Oberflächenbehandeltes calciumcarbonat und dessen verwendung zur abwasserbehandlung
EP2053163A1 (en) * 2007-10-26 2009-04-29 SAPPI Netherlands Services B.V. Coating formulation for offset paper and paper coated therewith
DE102007059736A1 (de) 2007-12-12 2009-06-18 Omya Development Ag Oberflächenmineralisierte organische Fasern
US8080292B2 (en) * 2008-10-15 2011-12-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Coated paper for pigment-based inkjet printers
JP5698748B2 (ja) 2009-08-12 2015-04-08 ニューページ コーポレーション インクジェット記録媒体
CA2772385C (en) * 2009-08-31 2017-03-14 Newpage Corporation Paper substrate with inkjet-receptive coating comprising cationic porous silica
US8821997B2 (en) 2010-12-15 2014-09-02 Newpage Corporation Recording medium for inkjet printing
KR101927056B1 (ko) 2011-02-18 2018-12-10 뉴페이지 코포레이션 잉크젯 인쇄용 광택 기록 매체
EP2723804A4 (en) * 2011-06-24 2014-12-24 Kamin Llc COMPOSITIONS AND METHODS FOR IMPROVING THE FLUID BARRIER PROPERTIES OF POLYMER AND POLYMER PRODUCTS
US8821998B2 (en) 2012-04-13 2014-09-02 Newpage Corporation Recording medium for inkjet printing
US10647143B2 (en) 2014-05-26 2020-05-12 Omya International Ag Calcium carbonate for rotogravure printing medium
PL2949477T3 (pl) 2014-05-26 2017-06-30 Omya International Ag Węglan wapnia dla nośnika druku rotograwiurowego
WO2016033446A1 (en) 2014-08-29 2016-03-03 Blue Planet, Ltd. Carbonate pigments, and methods for making and using the same
KR101795294B1 (ko) * 2016-08-10 2017-11-07 현대자동차주식회사 인성, 내마찰성 및 내마모성이 우수한 폴리아미드6,6 수지조성물
EP3505576A1 (de) * 2017-12-29 2019-07-03 Daw Se Beschichtungsstoffe, beschichtungen aus diesen beschichtungsstoffen sowie deren verwendung

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1360304A (fr) * 1963-03-27 1964-05-08 Argiles Kaolins Derives Nouveaux pigments composites et leur méthode de préparation
BE755914A (fr) * 1969-09-09 1971-02-15 English Clays Lovering Pochin Procede de preparation d'un pigment mixte a base d'argile et decarbonate de calcium
DE2316658B2 (de) * 1973-04-03 1977-06-23 Verwendung von ultrafeinen natuerlichen kalziumkarbonaten als streichpigmente fuer streichpapiere
GB1498086A (en) * 1975-06-30 1978-01-18 Yara Engineering Corp High bulking clay pigments and methods of making same
DE2808425A1 (de) * 1978-02-27 1979-08-30 Pluss Stauffer Ag Mineralischer fuellstoff
JPS59168071A (ja) * 1983-03-15 1984-09-21 Sanyoo Kasei Kk 塗装材料
JPS6278296A (ja) * 1985-09-30 1987-04-10 三菱製紙株式会社 印刷用塗被紙の製造方法
JPH07100919B2 (ja) * 1985-12-23 1995-11-01 三菱製紙株式会社 艶消し塗被紙の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU3102189A (en) 1989-09-07
FI96695C (fi) 1996-08-12
EP0332102B1 (de) 1994-09-07
JPH026560A (ja) 1990-01-10
FI96695B (fi) 1996-04-30
US5120365A (en) 1992-06-09
ES2063773T3 (es) 1995-01-16
EP0332102A2 (de) 1989-09-13
DE58908295D1 (de) 1994-10-13
FI891051A0 (fi) 1989-03-06
ATE111142T1 (de) 1994-09-15
EP0332102A3 (de) 1991-04-10
AU615520B2 (en) 1991-10-03
FI891051A (fi) 1989-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0791487B2 (ja) 製紙工業用顔料混合物
CN1146685C (zh) 用于涂布照相凹印印刷纸的文石质沉淀碳酸钙颜料
CA2586207C (en) A process for the production of coated paper
JP5111720B2 (ja) 高度板状クレーならびに紙塗被およびてん料配合におけるその使用、その製造方法、ならびに向上した明度を有する紙製品
US5605568A (en) CaCO3 -talc coating pigment slurry, process of preparing the same, and use thereof
CN102421604B (zh) 用于改善喷墨印刷性质的组合物的用途及喷墨记录片材
JPH0259181B2 (ja)
US6616748B2 (en) High performance purified natural zeolite pigment for papermaking and paper coating
US20060099408A1 (en) Pigment composition
CN106029393B (zh) 面向产业用喷墨印刷机的印刷用微涂布纸
US20070227402A1 (en) Coating-Paper Composition and Method for the Preparation Thereof
JPS59106596A (ja) 印刷用塗被紙の製造方法
JP2007051382A (ja) 印刷用塗工紙の製造方法
JP5972641B2 (ja) 新聞用紙
JP2968833B2 (ja) 印刷用塗工紙
JPS62149995A (ja) 艶消し塗被紙の製造方法
JP6259497B2 (ja) 新聞用紙
JP2004300607A (ja) 印刷用塗工紙及びその製造方法
DE3907142A1 (de) Pigment-mischung fuer die papierindustrie
JP2003221797A (ja) グラビア印刷用塗工紙
JP2005206977A (ja) 印刷用塗工紙の製造方法
JPS63126993A (ja) 艶消し塗被紙の製造方法
NZ554712A (en) A process for the production of coated paper using a pigment composition with silica