JP2001525890A

JP2001525890A - 鋼を亜鉛めっきするための合金および方法

Info

Publication number: JP2001525890A
Application number: JP54972198A
Authority: JP
Inventors: ジル，ミッシェル
Original assignee: エヌ．ヴェー．ユニオンミニエルエス．アー．
Priority date: 1997-05-23
Filing date: 1998-05-25
Publication date: 2001-12-11
Also published as: IL133092A; PL186908B1; CZ297569B6; BG103837A; HUP0003772A3; SI1003921T1; AU7515598A; SK152199A3; ES2182307T3; PL336890A1; CZ9904054A3; CN1257553A; DE69807340D1; WO1998053109A1; TR199902825T2; EP1003921B1; NO995499L; IL133092A0; KR20010012723A; HUP0003772A2

Abstract

(57)【要約】本発明は鋼を熱亜鉛めっきするための、さらに特別には部材亜鉛めっきのためのＳｎ含有および／またはＢｉ−含有亜鉛合金に関する。該合金は１ないし５重量％のＳｎ＋Ｂｉ、０ないし飽和量のＰｂ、０．０２５ないし０．２００重量％のＮｉ、ＣｒまたはＭｎの少なくとも１種、０ないし０．０３０重量％のＡｌ、ＣａまたはＭｇの少なくとも１種、残分が亜鉛と避け難い不純物である、よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】鋼を亜鉛めっきするための合金および方法本発明は鋼を熱亜鉛めっきするための、さらに特に部材亜鉛めっき(component galvanizing)のためのＳｎ−含有および／またはＢｉ−含有亜鉛合金に関する。亜鉛浴にＳｎのみを加えることおよびＳｎおよびＮｉを加えることの効果はＥＰ９６２００４６５．１において議論されている。これらの添加はＳｉ−含有及びＰ−含有鋼のような反応性鋼の場合におけるＺｎ／Ｆｅ反応の遅延を保証する。過度に厚い亜鉛層はこのようにして回避される。しかし、浴中の比較的高いＳｎ濃度が必要でありそしてそれは方法を経済的な魅力に乏しいものにする。加えて、かなり高いＳｎ濃度においてＳｎ沈殿物を含む不均一な亜鉛めっき層の形成の危険がある。Ｓｎを含まない亜鉛めっき浴中のＺｎ／Ｆｅ反応におけるＶ，Ｃｒ，ＮｉおよびＭｎの効果は、J.J.Sebisty et al.，Proceedings of the 8th International Conference on Hot-Dip Galvanizing，London，1967に記載されている。しかし、これらの合金はＰ−含有鋼または高Ｓｉ含有量をもつ鋼の適切な亜鉛めっきに対して十分に有効でない。本発明の目的は浴中のＳｎ濃度を制限することであり、なぜならば亜鉛めっきがＰ−含有鋼および高Ｓｉ含有量をもつ鋼に対して適切にされるにも関わらず、Ｓｎがかなり高価な金属であるからである。この目的のため１ないし５重量％のＳｎ＋Ｂｉ、０ないし飽和量のＰｂ、０．０２５ないし０．２００重量％のＮｉ、ＣｒまたはＭｎの少なくとも１種、０ないし０．０３０重量％のＡｌ、ＣａまたはＭｇの少なくとも１種、残分は亜鉛および避け難い不純物である、を含む亜鉛合金の使用がなされる。市況によって、Ｓｎを部分的にまたは完全にＢｉで置き換えることは可能である。Ｐｂはまた、部分的にＳｎまたはＢｉと置換できる。ＰｂはＳｎやＢｉよりも安価であるがあまり有効でなく、そして環境学的観点からはあまり魅力的ではない。Ｓｎおよび／またはＢｉを亜鉛浴に添加する結果として、亜鉛めっきされる鋼の湿潤が改善されおよび融点が低められる。これは例えば、より低いエネルギー消費および亜鉛浴のより低い腐食となる、より低い温度における亜鉛めっきの可能性のような多くの利点を有する。短い浸せき時間がまた可能であり、ならびに特別に薄い亜鉛層への適用の可能性がある。実施例これらの合金を様々な通常のタイプの鋼のみならず、また種々のＰ及びＳｉ濃度を含む鋼の反応タイプにおいても試験した。以下の表は試験された鋼のタイプの組成を示す。以下の表は５分の浸漬時間についての種々の浴の組成に対する亜鉛めっき層の厚さを示す。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１１年３月３１日（１９９９．３．３１）【補正内容】 (1) 明細書の補正出願用紙第１頁〜第３頁を添付の第１頁〜第３頁と差し替える〔特許法第１８４条の５第１項の規定による書面に添付した明細書の翻訳文の補正該当箇所の補正後翻訳文第１頁〜第３頁を別紙のとおり提出する。〕。明細書鋼を亜鉛めっきするための合金および方法本発明は鋼を熱亜鉛めっきするための、さらに特に部材亜鉛めっき(component galvanizing)のためのＳｎ−含有およびＢｉ−含有亜鉛合金に関する。亜鉛浴にＳｎのみを加えることおよびＳｎおよびＮｉを加えることの効果はＥＰ９６２００４６５．１において議論されている。これらの添加はＳｉ−含有及びＰ−含有鋼のような反応性鋼の場合におけるＺｎ／Ｆｅ反応の遅延を保証する。過度に厚い亜鉛層はこのようにして回避される。しかし、浴中の比較的高いＳｎ濃度が必要でありそしてそれは方法を経済的な魅力に乏しいものにする。加えて、かなり高いＳｎ濃度においてＳｎ沈殿物を含む不均一な亜鉛めっき層の形成の危険がある。Ｓｎを含まない亜鉛めっき浴中のＺｎ／Ｆｅ反応におけるＶ，Ｃｒ，ＮｉおよびＭｎの効果は、J.J.Sebisty et al.，Proceedings of the 8th International Conference on Hot-Dip Galvanizing，London，1967に記載されている。しかし、これらの合金はＰ−含有鋼または高Ｓｉ含有量をもつ鋼の適切な亜鉛めっきに対して十分に有効でない。本発明の目的は浴中のＳｎ濃度を制限することであり、なぜならば亜鉛めっきがＰ−含有鋼および高Ｓｉ含有量をもつ鋼に対して適切にされるにも関わらず、Ｓｎがかなり高価な金属であるからである。この目的のため１ないし５重量％のＳｎおよびＢｉ、０ないし飽和量のＰｂ、０．０２５ないし０．２００重量％のＮｉ、ＣｒまたはＭｎの少なくとも１種、０ないし０．０３０重量％のＡｌ、ＣａまたはＭｇの少なくとも１種、残分は亜鉛および避け難い不純物である、を含む亜鉛合金の使用がなされる。市況によって、Ｓｎを部分的にＢｉで置き換えることは可能である。Ｐｂは飽和まで添加できる。ＰｂはＳｎやＢｉよりも安価であるがあまり有効でなく、そして環境学的観点からはあまり魅力的ではない。ＳｎおよびＢｉを亜鉛浴に添加する結果として、亜鉛めっきされる鋼の湿潤が改善されおよび融点が低められる。これは例えば、より低いエネルギー消費および亜鉛浴のより低い腐食となる、より低い温度における亜鉛めっきの可能性のような多くの利点を有する。短い浸漬時間がまた可能であり、ならびに特別に薄い亜鉛層への適用の可能性がある。実施例これらの合金を様々な通常のタイプの鋼のみならず、また種々のＰ及びＳｉ濃度を含む鋼の反応タイプにおいても試験した。以下の表は試験された鋼のタイプの組成を示す。以下の表は５分の浸漬時間についての種々の浴の組成に対する亜鉛めっき層の厚さを示す。(2) 請求の範囲の補正出願用紙第４頁を添付の第４頁と差し替える〔特許法第１８４条の５第１項の規定による書面に添付した請求の範囲の翻訳文全文を別紙のとおり提出する。〕。請求の範囲１．１ないし５重量％のＳｎプラスＢｉ、０ないし飽和量のＰｂ、０．０２５ないし０．２００重量％のＮｉ、ＣｒまたはＭｎの少なくとも１種、０ないし０．０３０重量％のＡｌ、ＣａまたはＭｇの少なくとも１種、残分が亜鉛および避け難い不純物であることを特徴とするＳｎ−含有およびＢｉ−含有亜鉛合金よりなる熱浸漬亜鉛めっきのための浴。２．０．０２５ないし０．１００重量％のＣｒを含む請求項１記載の浴。３．０．０２５ないし０．２００重量％のＭｎを含む請求項１記載の浴。４．０．０２５ないし０．０６０重量％のＮｉを含む請求項１記載の浴。５．請求項１ないし４に記載の亜鉛浴の使用を特徴とするＳｉおよび／またはＰを含むことができる鋼製品の部材亜鉛めっきのための方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims

【特許請求の範囲】１．１ないし５重量％のＳｎプラスＢｉ、０ないし飽和量のＰｂ、０．０２５ないし０．２００重量％のＮｉ、ＣｒまたはＭｎの少なくとも１種、０ないし０．０３０重量％のＡｌ、ＣａまたはＭｇの少なくとも１種、残分が亜鉛および避け難い不純物であることを特徴とする熱亜鉛めっきのためのＳｎ−含有および／またはＢｉ−含有亜鉛合金。２．０．０２５ないし０．１００重量％のＣｒを含む請求項１記載の合金。３．０．０２５ないし０．２００重量％のＭｎを含む請求項１記載の合金。４．０．０２５ないし０．０６０重量％のＮｉを含む請求項１記載の合金。５．請求項１ないし４に記載されたような組成を有する亜鉛浴の使用を特徴とするＳｉおよび／またはＰを含むことができる鋼製品の部材亜鉛めっきのための方法。