JP2001524904A - キーフォッブとキーパッドの反発進保護を結合した車両安全システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 車両安全システムは固定した保護を車両入場信号と結合する。遠隔送信装置（２６）は遠隔信号（３０）を発生するために使用されるか、或いは、自動車の外部又はドアのキーパッド（３４）等、車両に取付けられた入力装置がアクセス信号を発生するために使用される。入場制御ユニット（２４）は遠隔信号またはアクセス信号を受信すると共に解釈し、適当な時に車両のドアを解錠する。同時に、入場制御ユニットは適当な信号が受信されたエンジンコントローラ（２２）と通信する。応答して、エンジンコントローラは車両のエンジンを始動可能にし、車両が従来の方法で運転されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 キーフォッブとキーパッドの反発進保護を結合した車両安全システム本発明の背景 この発明は一般に車両安全システムに関する。より詳細には、この発明は、車 両のエンジンが始動される前に、遠隔送信装置または車両に取付けられた入力装 置から独特のアクセス信号を要求するシステムに関する。 現在、車両の盗難は重要な問題である。盗難される車両の可能性を減少させる ため、各種試みがなされてきた。１つの提案は、潜在的な泥棒が合法なイグニッ ションキーを有することなく、車両のエンジンをかけたり、或いは別の方法で車 両を発進したりすることを防ぐシステムを実行するためにあった。現在使用され る１つのシステムは送信装置をイグニッションキーに配置することを含み、合法 なイグニッションキーが使用されるエンジンコントローラに表示を供給する。そ のようなシステム有益であるが、欠点がないわけではない。 イグニッションキーに無線周波数のトランスポンダーを含む反発進システムは 車両のステアリングコラムに配置された特別の目的のアンテナを要求する。特別 な目的のアンテナはキーのトランスポンダーから認証コードを受け取るために使 用される。また、アンテナは通常、キーのトランスポンダーへのアップリンク動 力の目的にかなう。アンテナ自身は車両へ更なる機器及び費用を取り入れる。そ のようなシステムに関連した別の問題は、ステアリングコラム内にアンテナを配 置する困難さであり、空間は通常不足している。 更なる困難さはキーに取付けられたトランスポンダーが更なる追加費用を取り 入れることである。その上更に、トランスポンダーは数種類の不揮発性メモリを 有していなければならず、アップリンクの無線周波数動力で使用できるローリン グコードを実行し、それが所望の方法で機能できるようになっている。キーにト ランスポンダーのそのような不揮発性メモリを供給することは通常難しくなって きており、費用を最小に保つ要求を考慮すると特にそうである。 この発明は、追加の回路またはステアリングコラム内のアンテナ及びイグニッ ションキーのトランスポンダー等の機器を要求することなく反発進保護の特徴を 供給する必要性に取り組んでいる。この発明は従来の機械的ドアロックに関連し た機器を除去する可能性を作る更なる利点を提供する。本発明の概要 一般用語では、この発明は車両安全システムであり、該車両安全システムは、 遠隔送信装置または車両に取り付けられた入力装置からの信号を利用し、車両へ のアクセス及び車両エンジンを始動する性能を制御する。この発明により示され たシステムはエンジンの作動状態及び車両に関連してドアロックのロック状態を 制御するコントローラを含んでいる。コントローラは受信機部分を含んでいる。 遠隔送信装置は遠隔信号を発生させるために使用されることができ、該遠隔信号 はコントローラ受信機部分により受信される。更に、入力装置は車両に支持され 、アクセス信号を発生するために使用可能な信号発生部分を有し、該アクセス信 号はまたコントローラの受信機部分により受け取られる。コントローラは、遠隔 送信装置からの遠隔信号、または車両に取付けられた入力装置からのアクセス信 号を受信する時、ドアロックのロック状態を施錠状態から解錠状態に変化させ、 エンジンの作動状態を使用不能状態から使用可能状態に変化させる。 好適な実施例では、遠隔送信装置は手動始動スイッチを有するキーフォブであ り、無線周波数遠隔信号を発生する。車両に取付けられた入力装置は車両のドア の外側に取付けられた数字で表わしたキーパッドであることが望ましい。数字で 表わしたキーパッドの独特の組合せはアクセス信号を発生するために使用され、 その後、該アクセス信号はコントローラによって解釈される。 この発明の各種特徴及び利点は現在の好適な実施例の以下の詳細な説明から当 業者にとって明らかとなるであろう。詳細な説明に添付した図面は以下のように 適切に説明される。図面の詳細な説明 図面は概略的にこの発明により示された車両安全システムを示している。好適な実施例の詳細な説明 図面は概略的に電子エンジンコントローラ２２及び電子入場制御ユニット２４ を含む車両２０を示している。コントローラ２２及び入場制御ユニット２４は例 証及び解説の目的のみのため独立した構成として概略的に示されている。この明 細書を供給すれば、当業者はエンジンコントローラ２２及び入場制御ユニット２ ４が単一のマイクロプロセッサ、他の専用回路及び又は特注設計のソフトウェア を介して成し遂げることができる。 遠隔送信装置２６は手で持てるキーフォブであることが好ましい。遠隔送信装 置２６は機械的に作動可能なスイッチ２８を含み、該スイッチは作動する時、入 場制御ユニット２４により受信されると共に解釈される信号３０を発生させる。 信号３０は無線周波数信号であることが好ましい。当業者は他のタイプの短い範 囲の信号が赤外線または超音波等で実行可能であることを理解するであろう。 遠隔送信装置２６から適切な信号を受信することにより、入場制御ユニット２ ４は車両施錠装置３２を施錠状態から解錠状態に変える。車両施錠装置３２は概 略的に図解され、少なくとも部分的に電子制御可能な従来の施錠機構を含むこと ができる。 入場制御ユニット２４が適切な遠隔信号３０を受信したと決定すると同時に、 それは適切な信号が受信されたことをエンジンコントローラ２２に送信する。そ の点で、エンジンコントローラ２２はエンジンを始動させる。換言すれば、エン ジンコントローラ２２はエンジンの作動状態に責任がある。エンジンは、エンジ ンが始動不可能な使用不能状態、またはエンジンが始動し車両を従来の方法で駆 動する使用可能状態に置かれる。エンジンコントローラ２２はエンジンの作動状 態を維持する責任がある。 遠隔送信装置が故障するこれらの例のため、この発明は車両に取付けられた入 力装置３４を含んでいる。好適な実施例では、入力装置３４は車両の少なくとも １つのドアの外部に取付けられた数字で表わされたキーパッドを含んでいる。車 両の所有者は予め選択された順序で数字で表わされたキーパッドを操作可能であ り、車両の所有者の個人識別番号に対応する車両信号を発生する。このアクセス 信号は入場制御ユニット２４に通信され、その後、施錠装置３２を解錠する。同 時に、エンジン制御ユニット２４はエンジンコントローラ２２に送信し、合法の 車両アクセスが成し遂げられ、エンジンは使用可能な作動状態に置かれ、車両は 始動されると共に所望のように駆動されるようになっている。入力装置３４は、 電気がなくなった電池のため遠隔送信装置２６が故障している状態、または遠隔 送信装置２６が車両内部で施錠された望まない事故において有効である。 遠隔送信装置２６は方向性のない送信を有する暗号化されたローリングコード である信号を発生するのが好ましい。好適な実施例では、入力装置３４を介して 発生したアクセス信号は遠隔送信装置２６からの遠隔信号と一致する必要はない 。入場制御ユニット２４は両方の信号を認識するように計画されるのが好ましい 。 この発明により示されたシステムは以下の通常の方法で使用されるのが好まし い。車両の所有者は遠隔送信装置２６を使用して車両のドアを解錠する。その後 、エンジンコントローラ２２はエンジンを使用可能な作動状態に置く。二者択一 的に、車両の所有者は入力装置３４を使用してアクセス信号を発生する。その後 、車両の所有者は伝統的な方法でイグニッションキーを挿入し、所望のように車 両を利用する。エンジンコントローラ２２は、ドアのロック状態にかかわらず、 イグニッションキーが後に除去される後まで、エンジンを使用可能な作動状態に 維持する。 好適な実施例では、車両のドアが予め選択された期間（例えば、３０秒）以上 の間、閉じられたままである時、その後、イグニッションにキーがない場合には 、ドアロック３２は施錠状態に戻り、エンジンコントローラ２２がエンジンを不 能にする。同様に、イグニッションキーが除去される時、ドアは施錠され、予め 選択された期間後、エンジンは不能にされる。しかし、指定期間が経過する前に キーをイグニッションに戻すことは運転者に車両を使用可能にさせる。ドアを再 施錠しエンジンを不能にするそのようなタイミングシーケンスを有することが最 も好ましい。車両の所有者が車両を運転したくない時、エンジンは可能な、また は使用可能な作動状態にしておかないことを確実にする。好適な実施例では、エ ンジンコントローラがエンジンを不適当に不能にする場合、車両の所有者は、上 述したように、新しい遠隔信号またはアクセス信号を単に発生する。 多くの利点がこの発明により示されたシステムにより提供される。入力装置３ ４と遠隔送信装置２６の組合せは遠隔送信装置２６に何が起こるかにかかわらず 、車両を合法的に使用する能力を車両の所有者に供給する。この発明により示さ れたシステムはまた、イグニッションキーのトランスポンダー、または遠隔送信 装置２６の必要性をも排除する。更に、ステアリングコラムのアンテナを除去す ること、及び従来の機械ロックシリンダーに必要な機器を潜在的に除去すること によりコストの節約が達成される。 入力装置３４を使用して車両を解錠する能力は常に機械キーによって与えられ なくてもよい。しかし、ほとんどすべての環境では遠隔送信装置２６の使用は機 械キーによって与えられる。そのため、この発明により示されたシステムでは、 従来の機械ロックシステムは電子機械ラッチで置換されることができ、該電子機 械ラッチは潜在的泥棒がドアロックを操作する能力を減少させ、ハンドオフドア 開放性能を有する更なる利点を供給する。 上記説明は現実に制限しているよりむしろ例示である。開示された実施例に対 する変更及び修正がこの発明の範囲と精神から必ずしも逸脱しないことは当業者 にとって明らかとなる。したがって、以下の請求の範囲はこの発明を与える法上 の保護の範囲を決定するために考慮されなければならない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カーロル ロジャー ディー アメリカ合衆国 ミネソタ州 55306 バ ーンズヴィル ポートランド アベニュー サウス 14601 アパートメント 217 (72)発明者 グルジボウスキー リチャード アメリカ合衆国 コネチカット州 06479 プランツヴィル オールド ターンパイ ク ロード 690 (72)発明者 マーシャル ポール アメリカ合衆国 コネチカット州 06001 エイヴォン コーツウォールド ウェイ 41

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．車両に結合されたエンジンの作動状態及び前記車両に結合されたドアロック のロック状態を制御し、受信機部分を含むコントローラと、 前記コントローラの受信機部分により受信される遠隔信号を選択的に発生す る遠隔送信装置と、 前記車両に支持され、前記コントローラ受信機部分により受信されるアクセ ス信号を選択的に発生する信号発生部分を有する入力装置と、 を含み、 前記コントローラは前記ドアロックの前記ロック状態を施錠状態から解錠状 態に、そして、前記エンジンの前記作動状態を使用不能状態から使用可能状態 に変化させ、前記遠隔信号または前記アクセス信号を受信する、 ことを特徴とする車両安全システム。 ２．前記コントローラがマイクロプロセッサを含む請求項１に記載のシステム。 ３．前記遠隔送信装置が前記遠隔信号を発生する送信機部分及び前記送信機部分 を始動する手動で始動可能なスイッチを有する手で持てるフォッブを含む請求 項１に記載のシステム。 ４．前記入力装置が前記車両の外側部分に支持されたキーパッドを含む請求項１ に記載のシステム。 ５．前記入力装置が前記コントローラに直接結合され、前記遠隔信号が無線周波 数信号を含む請求項１に記載のシステム。 ６．前記ドアロックが電子機械ラッチを含む請求項１に記載のシステム。 ７．遠隔送信装置及び前記車両に支持された入力装置を有する車両安全システム を制御する方法であって、 （Ａ）遠隔信号が前記遠隔送信装置により発生された第１状態を規定する段階と 、 （Ｂ）アクセス信号が前記入力装置により発生された第２信号を規定する段階と 、 （Ｃ）段階（Ａ）からの前記第１状態が存在するか、または段階（Ｂ）からの前 記第２状態が存在するかどうかを決定する段階と、 （Ｄ）前記第１または第２状態のいずれかが存在する時、車両入場サブシステム を解錠状態に置くと共に車両エンジンを使用可能な作動状態に置く段階と、 を含むことを特徴とする方法。 ８．イグニッションキーがキー溝に挿入され、前記車両エンジンを始動するため に使用される時を決定する段階と、前記イグニッションキーが後に前記キー溝 から取り除かれるまで前記エンジンを使用可能な作動状態に維持する段階とを 更に含む請求項７に記載の方法。 ９．前記車両入場サブシステムの状態を施錠状態から解錠状態に変えることと、 車両エンジンの作動状態を使用不能状態から使用可能作動状態に変えることと により、段階（Ｄ）が行われる請求項７に記載の方法。 10．前記第１または第２状態が最初に存在する開始時間を決定する段階と、 前記車両に結合されたドアが前記開始時の後に開放される第３の状態を規定 する段階と、 前記第３状態が前記開始時間から予め選択された期間内に存在するかどうか を決定する段階と、 前記第３状態が前記予め選択された期間内に存在しない時、前記車両入場サ ブシステムを施錠状態に置く段階と、 を更に含む請求項７に記載の方法。 11．イグニッションキーが車両内の溝の適所にあるかどうかを決定する段階と、 前記イグニッションキーが適所にないと共に前記第３状態が前記予め選択さ れた期間内に存在しない時に、前記車両のエンジンを使用不能状態に置く段階 と、 を更に含む請求項１０に記載の方法。 12．イグニッションキーが段階（Ｄ）の完了後に溝に挿入されるかどうかを決定 する段階と、 前記イグニッションキーが前記溝に挿入された後に該溝から取り除かれる停 止状態を規定する段階と、 前記停止状態が予め選択された期間、存在するかどうかを決定する段階と、 前記停止状態が少なくとも前記予め選択された期間、存在する時に、前記車 両入場サブシステムを施錠状態に置くと共に前記車両のエンジンを使用不能状 態に置く段階と、 を更に含む請求項７に記載の方法。 13．前記車両エンジンの作動状態が、段階（Ｄ）が行われた後に使用不能状態に 変化したかどうかを決定する段階と、 段階（Ａ）から前記遠隔送信装置を使用して遠隔信号を発生する段階と、 前記第１状態が存在するかどうかを決定する段階と、 前記第１状態が存在する時に前記車両のエンジンを使用不能な作動状態に置 く段階と、 を更に含む請求項７に記載の方法。 14．段階（Ｂ）からの前記入力装置を使用してアクセス信号を発生する段階と、 段階（Ｃ）を再実行し、その後、段階（Ｄ）を再実行する段階とを更に含む請 求項１３に記載の方法。