JP3205186B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents
遠隔制御装置Info
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Description
離れた位置から施解錠制御するための遠隔制御装置に関
し、特に、コードの登録機能を備えた遠隔制御装置に関
する。
媒体を介して固有の暗証コードを送信する送信機と、前
記暗証コードと同一の暗証コードが付与された受信機と
を備えている。例えば、遠隔制御装置の一種である自動
車用キーレスエントリ装置においては、使用者が送信機
の操作スイッチを操作すると、送信機から固有の暗証コ
ードが変調出力される。受信機は受信した信号を復調
し、送信機からの暗証コードと受信機側の暗証コードと
を比較し、両者が一致したとき、送信機の操作に応じた
制御信号を出力する。アクチュエータは、前記制御信号
に応答してドアをロックあるいはアンロック制御する。
た自動車を購入する際には、予め固有の暗証コードが記
憶された送信機を購入し、所定の登録モードに従いその
送信機の暗証コードを、購入した自動車の受信装置に設
けられた記憶装置に登録する必要がある。
が個々の送信機を使用する場合を想定して、異なる暗証
コードを有する複数の送信機が使用できるようになって
おり、受信装置の記憶装置には複数の暗証コードが登録
できるようになっている。使用者は、必要個数の送信機
を購入し、各送信機に割当てられた暗証コードを所定の
手順に従い登録しておく必要がある。
ては、送信機によりドアをロック/アンロック制御する
とともに、シートやミラーの位置や角度等を運転者に最
適な状態に自動調整できるようにしたものがある。
は、個々の暗証コードとそれに対応してシートの位置等
を表すパーソナルコードとを受信機側の記憶装置に記憶
している。受信機では、送信機から受信した暗証コード
と記憶装置に記憶した暗証コードを比較し、両者が一致
したとき、前記暗証コードに対応して記憶したパーソナ
ルコードによりシートの位置等を自動調整する。
の記憶装置に記憶させる場合は、まず、受信機側を登録
モードに設定し、送信機の送信スイッチを操作して、受
信機側に暗証コードを送信する。受信機側では、前記暗
証コードを記憶装置内に記憶すると共に前記暗証コード
に対応する記憶領域に、その時点のシートの位置、ミラ
ーの角度等をパーソナルコードとして記憶する。
おいては、3個の送信機が受信機側の記憶装置に記憶可
能な構成の場合には、受信機側の記憶装置の登録領域1
→登録領域2→登録領域3→登録領域1→登録領域2・
・・というように、順に上書き登録されるローテーショ
ン更新登録方式が採用されている。例えば、送信機A、
送信機B、送信機Cの各所有者甲、乙、丙が、各々、シ
ートの調整を行ない、暗証コードの登録作業を行なった
場合は、登録領域1に送信機Aの暗証コード及びシート
位置等を表すパーソナルコードa、登録領域2に送信機
Bの暗証コード及びシート位置等を表すパーソナルコー
ドb、登録領域3に送信機Cの暗証コードC及びシート
位置等を表すパーソナルコードcが記憶される。
キーレスエントリ装置において、登録されているシート
情報やミラー情報等のパーソナルコードを変更したい場
合等のように、既登録の暗証コードを有する送信機によ
り再登録したい場合がある。
ため、送信機Bの暗証コードに対応するパーソナルコー
ドbを変更する場合には、登録領域1に送信機Bの暗証
コード及びパーソナルコードb’が記憶されることにな
り、登録領域2及び登録領域3は変更されない。したが
って、登録領域1には送信機Bの暗証コード及びパーソ
ナルコードb’が記憶され且つ、登録領域2には送信機
Bの暗証コード及びパーソナルコードbが記憶された状
態となるため、送信機Bを操作した場合には、シートが
所望の位置に設定されない等の問題があった。
共に誤動作を生じないようにした遠隔制御装置を提供す
ることを目的とする。
は、操作スイッチの操作に応答して暗証コードを送出す
る送信機と、記憶装置に記憶した暗証コードと前記送信
機からの暗証コードとを比較し両者が所定の関係にある
とき制御信号を出力する受信機とを有する遠隔制御装置
において、前記受信機を登録モードに切換える手段と、
パーソナル情報を検出し対応するパーソナルコードを出
力するパーソナル情報センサ部と、前記登録モードのと
き、前記送信機からの暗証コードと前記記憶装置に記憶
した暗証コードが所定の関係にあり、前記記憶装置に記
憶したパーソナルコードと前記パーソナル情報センサ部
からのパーソナルコードが相違するとき、前記記憶装置
に記憶したパーソナルコードを前記パーソナル情報セン
サ部からのパーソナルコードで書換えると共に、前記送
信機からの暗証コードと前記記憶装置に記憶した暗証コ
ードが所定の関係にあり、前記記憶装置に記憶したパー
ソナルコードと前記パーソナル情報センサ部からのパー
ソナルコードが一致するとき、前記送信機の所定の操作
に基づいて、前記記憶装置に記憶した暗証コード及びパ
ーソナルコードのうち、前記送信機からの暗証コードと
所定の関係にある暗証コード及びこの暗証コードに対応
し、前記パーソナル情報センサ部からのパーソナルコー
ドと一致するパーソナルコード以外の暗証コード及びパ
ーソナルコードを消去する手段を備えて成ることを特徴
としている。
操作すると、受信機側では記憶装置に記憶した暗証コー
ドと前記送信機からの暗証コードとを比較し、両者が所
定の関係にあり、前記記憶装置に記憶したパーソナルコ
ードと前記パーソナル情報センサ部からのパーソナルコ
ードが相違するとき前記記憶装置に記憶したパーソナル
コード前記パーソナル情報センサ部からのパーソナルコ
ードで書換える。
であり、自動車用キーレスエントリ装置の例を示してい
る。図1において、送信機101、102、103は、
各々、送信機に固有の異なる暗証コードを記憶した記憶
装置(図示せず)を有しており、操作スイッチ(図示せ
ず)の操作に応答して光、電波等により前記暗証コード
を送信するように構成されている。
して、EEPROMによって構成された記憶装置10
5、インターフェース(I/F)108及びディップス
イッチ107に接続されている。受信部104、記憶装
置105及びCPU106は、受信機を構成している。
I/F108は、ドアロック110のロック/アンロッ
クを制御するアクチェエータ109、ドア(図示せず)
の開閉を検出するドアセンサ111、キーがイグニッシ
ョンスイッチ(図示せず)に挿入されたか否かを検出す
るキーセンサ112、パワーシート117及びパワーミ
ラー118を駆動するアクチュエータ113、パワーシ
ート117及びパワーミラー118の角度等を検出する
シートセンサ115及びミラーセンサ116を含むパー
ソナル情報センサ部114に接続されている。記憶装置
105は、暗証コード及びパーソナルコードを記憶する
ための3つの登録領域1、2、3を有している。
めのフローチャートである。以上の様に構成された遠隔
制御装置において、まず、ドアのロック/アンロック、
パワーシート及びパワーミラーを送信機101を用いて
制御する場合の動作を説明する。
は開状態、ドアは閉状態、キーはイグニッションキーシ
リンダに挿入されていない状態、即ち、受信モードにあ
るものとする。また、記憶装置105の登録領域1乃至
3には、各々、送信機101乃至103の暗証コード及
び各暗証コードに対応する領域にパーソナルコードが記
憶されているものとする。即ち、登録領域1に送信機1
01の暗証コード及びパーソナルコードa、登録領域2
に送信機102の暗証コード及びパーソナルコードb、
登録領域3に送信機103の暗証コードC及びパーソナ
ルコードcが記憶されているものとする。
操作スイッチを操作すると、送信機101の暗証コード
が変調出力される。受信部104は受信した信号を復調
し、送信機101の暗証コードを出力する。CPU10
6は、復調した暗証コードと記憶装置105内の暗証コ
ードとを比較する。送信機101の暗証コードに対応す
る暗証コードは登録領域1に記憶されており、当該領域
の暗証コードと一致するため、アクチェエータ109に
アンロック制御信号を出力する。アクチュエータ109
はこれに応答してドアロックをアンロック状態に駆動す
る。
を介して、登録領域1に記憶されたパーソナルコードに
対応する制御信号をアクチュエータ113に出力する。
アクチュエータ113は、前記制御信号に応答してパワ
ーシート117及びパワーミラーの位置、角度等を調整
する。以上の動作により、ドアがアンロック状態に駆動
されると共に、送信機101の使用者に合せた位置、角
度に、パワーシート117及びパワーミラー118が設
定される。
ロック用操作スイッチを操作すれば、CPU106が暗
証コードの一致を判別し制御信号を出力する。アクチュ
エータ109は、前記制御信号に応答してドアロック1
10をロック状態に駆動する。送信機102、103を
操作した場合も、同様の動作により、ドアがロック/ア
ンロックされると共に、送信機102、103に対応す
る位置、角度にパワーシート117及びパワーミラー1
18が設定される。
作を説明する。コードを登録する場合には、まず、ディ
ップスイッチ107を閉状態、ドアを開状態にすると共
に、キーをイグニッションキーシリンダに挿入する。こ
れにより登録モードに移行し、暗証コード及びパーソナ
ルコードを記憶装置105に登録可能な状態になる。
登録されていない場合を説明する。送信機101のアン
ロック用操作スイッチ操作すると、受信部104は受信
した電波を復調し、復調した暗証コードをCPU106
に出力する。CPU106は、図2に示すように、復調
した暗証コードと記憶装置105の登録領域1に暗証コ
ードが登録されているか否かを判別する(ステップ20
1)。存在しなければ登録領域2、登録領域3の順で判
別し(ステップ203、206)、いずれの登録領域に
もコードが登録されていなければ、一番古い領域(登録
領域1)に暗証コードを登録すると共にこれに対応する
領域にパーソナルコードを登録する(ステップ20
9)。このとき登録されるパーソナルコードは、シート
センサ115及びミラーセンサ116により検出された
パワーシート117及びパワーミラー118の位置や角
度情報等である。送信機102、103を用いて登録す
る場合も同様の動作が行なわれる。
送信機101の暗証コード及び対応するパーソナルコー
ドが記憶され、登録領域2に送信機102の暗証コード
及び対応するパーソナルコードが記憶され、登録領域3
に送信機103の暗証コード及び対応するパーソナルコ
ードが記憶されており、送信機101に対応するパーソ
ナルコードを変更する場合の動作を説明する。
ラー118の角度等を変更し、登録モードにした状態
で、送信機101のアンロック用操作スイッチを操作す
る。CPUは、前記同様に、登録領域1に暗証コードが
記憶されていることを確認(ステップ201)した後、
受信した暗証コードと登録領域1に記憶された暗証コー
ドとが一致することを確認する(ステップ202)。
コードと、シートセンサ115及びミラーセンサ116
から得られるパーソナルコードとを比較し(ステップ2
04)、一致しない場合は登録領域1内のパーソナルコ
ードのみを上書により書換える(ステップ215)。登
録終了後、終了信号を出力する(ステップ217)。ア
クチュエータ109は、前記終了信号に応答してドアロ
ック110を数回ロック/アンロック駆動する。操作者
は、インナノブの動きにより登録が完了したことを確認
できる。
101、102、103に対応するコードが登録された
状態から、送信機101以外の登録コードを消去する場
合について説明する。これは、登録モードにおいて、送
信機のアンロック用操作スイッチを3回連続して操作す
ることにより行なうことができる。
フラグは0になっている。この状態で送信機101のア
ンロック用操作スイッチを1回操作すると、ステップ2
01、202、204及び211を経て、登録領域1の
3連続フラグが1にセットされる(ステップ213)。
アンロック用操作スイッチの2回目の操作を行なうと、
前記同様にして、ステップ201、202、204及び
211を経て、登録領域1の3連続フラグが2にセット
される(ステップ213)。アンロック用操作スイッチ
の3回目の操作を行なうと、ステップ201、202、
204及び211に至り、登録領域1の3連続フラグが
2にセットされているため、登録領域1の3連続フラグ
を0にする(ステップ212)と共に、登録領域2、3
の暗証コード及びパーソナルコードをクリアする(ステ
ップ214)。登録領域2、3の3連続フラグを0にし
た(ステップ216)後、終了信号を出力して(ステッ
プ217)、消去動作が終了する。
あり、送信機から送信された暗証コードが記憶装置10
5に記憶した暗証コードと一致したとき、前記暗証コー
ドに対応する領域にパーソナルコードを記憶するように
しているため、一つの暗証コードに対応して複数のパー
ソナルコードが存在するといった不都合も発生せず、し
たがって誤動作の発生を防止できると共に極めて利便性
が良いという効果が生じる。
3の暗証コードと記憶装置105に記憶された暗証コー
ドが一致したときにパーソナルコードを書換えるように
したが、必ずしも一致させる必要はなく、一定の関係が
成立した場合に書換えるようにしてもよい。また、登録
モードに切換える手段として、ディップスイッチ107
を閉状態、ドアを開状態にすると共に、キーをイグニッ
ションキーシリンダに挿入するようにしたが、ディップ
スイッチ107を切換えることにより登録モードに移行
させる等、種々の変形が可能である。さらに、自動車用
キーレスエントリ装置のみならず、玄関用キーレスエン
トリ装置等、種々の遠隔制御装置に適用できる。
対象となる暗証コードの存在を確認し、暗証コードに対
応するパーソナルコードが相違するとき、記憶装置に記
憶したパーソナルコードをパーソナル情報センサ部から
のパーソナルコードで書換えると共に、送信機の所定の
操作に基づいて記憶装置に記憶したパーソナルコードの
うち、送信機からの暗証コードと所定の関係にある暗証
コード及びこの暗証コードに対応し、パーソナル情報セ
ンサ部からのパーソナルコードと一致するパーソナルコ
ード以外の暗証コード及びパーソナルコード消去するよ
うにしているので、一つの暗証コードに対応して複数の
パーソナルコードが存在するといった不都合は生じず、
誤動作の発生を防止できると共に極めて利便性が良いと
いう効果が生じる。
チャート
Claims (1)
- 【請求項1】操作スイッチの操作に応答して暗証コード
を送出する送信機と、記憶装置に記憶した暗証コードと
前記送信機からの暗証コードとを比較し両者が所定の関
係にあるとき制御信号を出力する受信機とを有する遠隔
制御装置において、前記受信機を登録モードに切換える
手段と、パーソナル情報を検出し対応するパーソナルコ
ードを出力するパーソナル情報センサ部と、前記登録モ
ードのとき、前記送信機からの暗証コードと前記記憶装
置に記憶した暗証コードが所定の関係にあり、前記記憶
装置に記憶したパーソナルコードと前記パーソナル情報
センサ部からのパーソナルコードが相違するとき、前記
記憶装置に記憶したパーソナルコードを前記パーソナル
情報センサ部からのパーソナルコードで書換えると共
に、前記送信機からの暗証コードと前記記憶装置に記憶
した暗証コードが所定の関係にあり、前記記憶装置に記
憶したパーソナルコードと前記パーソナル情報センサ部
からのパーソナルコードが一致するとき、前記送信機の
所定の操作に基づいて、前記記憶装置に記憶した暗証コ
ード及びパーソナルコードのうち、前記送信機からの暗
証コードと所定の関係にある暗証コード及びこの暗証コ
ードに対応し、前記パーソナル情報センサ部からのパー
ソナルコードと一致するパーソナルコード以外の暗証コ
ード及びパーソナルコードを消去する手段を備えて成る
ことを特徴とする遠隔制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19347394A JP3205186B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 遠隔制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19347394A JP3205186B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 遠隔制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828111A JPH0828111A (ja) | 1996-01-30 |
JP3205186B2 true JP3205186B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=16308605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19347394A Expired - Fee Related JP3205186B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 遠隔制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205186B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6768730B2 (ja) | 2018-03-30 | 2020-10-14 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP19347394A patent/JP3205186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0828111A (ja) | 1996-01-30 |
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