JP2001521469A

JP2001521469A - 自己接着性ラベルをディスク形状物に貼り付ける方法及び装置

Info

Publication number: JP2001521469A
Application number: JP52952998A
Authority: JP
Inventors: シュヴァラー，エドウィン; シュヴァラー，アンドレ
Original assignee: ダイノシスアクチェンゲェゼルシャフト
Priority date: 1996-12-31
Filing date: 1997-12-30
Publication date: 2001-11-06
Also published as: ZA9810B; KR20000062407A; EP0950009A1; EP1081050A1; AU737381B2; CA2276359A1; DE59703370D1; EP0950009B1; AU7889998A; WO1998029313A1; US20030070764A1; CN1247513A; US6508914B1

Abstract

(57)【要約】ディスク形状物(11)、特にＣＤ(11a)上に、自己接着性ラベル(12e)を正確に中心合わせするための装置(1)が、ラベル(12e)用のホルダー(4)を有する第１ハウジング部分(2)と、ディスク形状物(11)用のホルダー(3b)を有する第２ハウジング部分(3)とを有する。ハウジング部分(2,3)は、共通の旋回軸線の回りに旋回するように相互連結され、開位置から閉位置に移動させることができ、閉位置において、位置付け装置(3b,4)が、互いに対面するように配置され、かつ、この閉位置において、ホルダー(3b,4)が対面して配置されている。この閉位置において、少なくとも１つのホルダー(3b,4)がハウジング部分(2,3)ハウジング部分(2,3)の中で対向するホルダー(3b,4)に向けて移動でき、ラベル(12e)と接触してディスク形状物(11)を移動することができる。ラベル(12e)は、装置(1)に適合するように設計される。

Description

【発明の詳細な説明】自己接着性ラベルをディスク形状物に貼り付ける方法及び装置（技術分野）この発明は、請求の範囲１の前提部分に従う、ディスク形状物、特に、コンパクトディスク上へ、自己接着性のラベルを貼り付けまたは配置するための装置に関する。本発明は、さらに請求項１０の前提部分に従い、本装置に適合するように構成されたラベルに関する。さらに、本発明は、本発明に従う装置の操作方法に関する。（背景技術）発行された国際特許出願第96/05057号には、コンパクトディスクへの自己接着性ラベルを中心に最もよく配置するための装置が開示されている。ＣＤとして知られているコンパクトディスク上に中心合わせされたラベルを貼り付けることは、技術的理由から非常に重要である。ＣＤは、読み取り工程中、非常に高い読み取り率で回転する。もし、ＣＤが不均衡であると、それによって生じた偏心的な作用力は、読み取り装置、特に機械的部分や読み取り装置に伝えられ、リーダの損害あるいは破壊あるいは早期の摩耗を生じる。それゆえ、接着性ラベルは可能な限り、コンパクトディスクの中心位置に貼り付けなければならない。上記従来技術の公知の装置は次の欠点を有する。すなわち、装置はいくつかの単一部品からなり、それらがマニュアルで組み立てられ、きめられた連続的なシーケンスに導かれねばならない。一方では、これは、コンパクトディスクに関して、ラベルの正確な中心合わせを困難にし、他方では、位置を定めた接着性ラベルの粘着面によって、ラベルの中心位置をずらすことなく指を離すことは実際的には不可能であるので、いくつかの単一部品を保持している間の問題として発生する。さらに、他の欠点は、キャリアフォイルを分離した後、ラベルを装置上に貼り付ける間、ラベルは、中心を支点にアーチ状にたわみ、全体を平坦にするように配置できない、という事実に見られる。さらに、手動的にガイドされるＣＤは、接着性ラベルに関してわずかに傾く位置におかれ、そのために、例えば、ＣＤとラベルとの間に挟まれる空気の気泡ができ、あるいはラベルはＣＤに関して偏心して接着される、ということが考えられる。（発明の開示）本発明の目的は、ディスク形状物、特にコンパクトディスク上に自己接着性のラベルを貼り付けるための新規で改良された装置を提供することであり、本装置は、接着性ラベルを、簡単に、中心合わせされ、かつ信頼性を有して再現可能に配置する。本発明の目的は、請求の範囲第１項に定義された特性を含む装置の手段によって実行される。請求の範囲第２項ないし第９項は、本発明によるさらに有利な実施の形態に関する。本発明の他の目的は、コンパクトディスクの新規で改良された接着性ラベルを提供するものであり、そのラベルは本発明による装置で貼り付けられ、コンパクトディスク上への簡単で、信頼できる貼り付けを可能にする。本発明のさらなる目的は、請求の範囲第１０項で定義される特性を含む印刷された複合ラベルの手段によって実行される。請求の範囲第１１項ないし第１７項は、印刷された複合ラベルの有利な実施形態に関し、特に自己接着性ラベルを含むシートとして構成される。さらに、本発明の目的は、自己接着性のラベルを貼り付ける方法によって解決され、上記方法は請求の範囲第１８項に定義されている。ディスク形状物、特にコンパクトディスク上に自己接着性ラベルを中心に貼り付けるための本発明による装置は、接着性ラベル用の位置付け装置を有する第１ハウジング部分と、ディスク形状物の位置付け装置を有する第２ハウジング部分を含み、これにより、ハウジング部分が、互いに移動可能に連結され、特に、旋回または移動可能となり、開位置から閉位置に搬送でき、閉位置において、位置付け装置が互いに対面して配置され、かつディスク形状物を接着性ラベルに接触させるために、位置付け装置の少なくとも１つが、それぞれのハウジング部分に移動可能に配置されて、他方の位置付け装置に向けて移動するように配置されている。本発明による装置の利点は、以下の点である。すなわち、開位置において、コンパクトディスクは、容易にかつ適切に、第２ハウジング部分によって決定される位置に挿入可能であり、そして、キャリアフォイルおよび／またはグリップタブと一体の接着性ラベルも、容易にかつ適切に、第１ハウジング部分によって決められた位置に挿入かつ位置決め可能である。第１ハウジング部分への挿入に続いて、接着性ラベルのキャリアフォイルが分離または剥される。それによって、ラベルは、第１ハウジング部分によってしっかりと位置付けられ、その結果、オペレータの指が接着性ラベルのむき出しの粘着面と接触する状態になる危険はほとんどない。例として、二つのハウジング部分は、共通の旋回軸線の回りに旋回するように互いに連結され、その結果、コンパクトディスク及び接着性ラベルは、互いに反対側に配置されて整合した後、ハウジング部分を、簡単なやり方で閉位置に折りたたむことができる。この位置において、特に、第２ハウジング部分の中心上に、あるいは、むしろそこに配置された制御ボタン上に、第１ハウジング部分の方へ向けられる軽い力が働く。その結果、２つのハウジング部分あるいはむしろ２つの位置付け装置が、互いに近づくように引かれ、それによってコンパクトディスクは接着性ラベルの上に横たわるようになり、接着性ラベルが貼られる。本発明による装置のさらに有利な実施の形態において、閉位置でのコンパクトディスクと接着性ラベルは、互いに正確に中心合わせするように配置される。閉位置へ閉める動作中、互いの中心合わせは自動的に行われ、その結果、閉位置での接着性ラベルとコンパクトディスクは中心に重なり、わずかに押し付ける動きによって互いの接触のために移動されねばならない。自己接着性ラベルは、コンパクトディスクあるいは他のディスク形状物の中心に、正確に貼り付けることができる。２つのハウジング部分あるいはむしろ２つの位置付け装置の相互のまたは相互に関連する中心合わせは、さらに他の利点を有する。すなわち、本発明による装置は、例えば、工程あるいは製造公差に基く各部品が、わずかに異なる形状をしているとき、それでもコンパクトディスクに関して接着性ラベルの正確な中心合わせを可能とする。相互の中心合わせは、また、公差の補償機能として働く。各部品が低い公差でよいということは、製造でのコスト効率をよくするという、明らかな利点がある。要求される公差が比較的低くてよいということによって、いくつかの各部品からなる本発明による装置は、また、組み立てるのに比較的簡単であり、経済的である。２つのハウジング部分は、ラベルとディスク形状物の相互の中心合わせのための位置へ並進運動および／あるいは回転運動によって運ばれる。好ましい実施形態において、２つのハウジング部分は共通の旋回軸線の回りに動くように取り付けられる。好適な実施の形態によると、第１ハウジング部分は、ラベル、即ち、複合ラベル用の平坦な支持表面を有しており、第１段階で、複合ラベルは、平坦な支持表面に配置され、その後、キャリアフォイル及び／またはグリップ片は切り離されるので、ラベルの自己接着性表面は、キャリアフォイル及び／またはグリップ片の切り離し中に、自己接着表面に指痕などが付かないように置かれる。オペレータの指は汚れることはないので、第２ハウジング部分からＣＤを取り外す時に、レーザで読み取られるＣＤ表面に指の汚れが移されることはない。指で汚れると、蓄積されたデータや情報の信頼性を損なうことになる。さらに、第１ハウジング部分は、周囲に弾性要素を配置した差込部を有しており、この弾性要素はラベルを内円に沿って保持し、ラベルが湾曲するのを防ぐと共に、ラベルの内円或は差込部の寸法誤差を正確に補正する。さらに、スピゴットは、第１ハウジング部分に浮動的に支持或は装着されており、２つのハウジング部分が保持される間、案内部材を介して第２ハウジング部分の中心に配列されるので、２つのハウジング部分と差込部の寸法誤差にかかわらず、ラベルは、コンパクトディスクに対して正確に中心に配列される。コンパクトディスクを識別するための接着性ラベルは、複合ラベルとして構成されており、この複合ラベルは、扁平な柔軟性を有するキャリア材と、これに貼着される少なくとも１つの分離可能なＣＤラベルから構成されている。ＣＤラベルは環状に形成され、また、キャリア材には、ラベルの円周方向で、ラベルの周縁を超えて突出して延在する切断部、即ち破断線が形成されている。接着性ラベルは記入可能に構成されており、例えば、紙から構成することができる。ラベルには、インクジェットプリンタやレーザプリンタによって印刷、或は記入することができる。コンパクトディスクの表面には、水溶性のカラーを使用して、インクジェットプリンタで直接的に印刷することもできる。本発明の複合ラベルの“ラベル”には、コンパクトディスクの表面をカバーする透明な積層シートもある。この透明な積層シートは、コンパクトディスク上に沈積された水溶性のカラーを保護するためのものである。このような透明な積層ラベルは、非常に薄くデザインすることができて、また、仕上がりがよく光沢を有している。特に、ラベルにとって最も重要なことは、コンパクトディスク上に接着性ラベルを載置する時に、オペレータの指が接触しないことである。本発明の複合ラベルの構成によると、オペレータの指が接触することは不可能である。本発明の複合ラベルの優位性は、ラベルの周縁或は境界からキャリア材が部分的に突出しているので、装置内へ複合ラベルを簡単に挿入できる。また、挿入した後に、キャリア材を掴んで、ラベルから簡単に切り離すことができるので、ラベルは、本発明の装置によって一定の位置に保持され、切り離し中も、ラベルの接着表面とオペレータの指が接触することがない。本発明は、以下の詳細な説明に基づいてより良く理解される。この詳細な説明では、添付した図面を参照している。（図面の簡単な説明）ここで、図１は、ＣＤ上に自己接着性ラベルを配置する装置の分解組立図であり；図２ａは、図１に示す装置を底面から見た斜視図であり；図２ｂは、図１に示す装置を上面から見た斜視図であり；図３は、閉鎖位置或はロック位置を示す装置の断面図であり；図４ａは、閉鎖状態の装置を示す斜視図であり；図４ｂは、半開状態の装置を示す斜視図であり；図４ｃは、開状態の装置を示す斜視図であり；図５は、半開状態の装置を側方から見た分解組立図であり；図６ａ、図６ｂは、差込部を構成する位置決め装置の斜視図であり；図７ａ、図７ｂは、他の実施の形態に係る作動部材の斜視図であり；図８ａは、他の実施の形態に係る第２ハウジング部分の斜視図であり；図８ｂは、他の実施の形態に係る第２ハウジング部分の断面図であり；図９ａ、図９ｂ、図９ｃは、記入可能なシートを構成する複合ラベルの斜視図と平面図であり；図９ｄ、図９ｅは、抜き取られた接着ラベルの両側面を示す平面図であり；図１０ａ、図１０ｂ、図１０ｃは、記入可能なシートを構成する他の実施の形態に係る複合ラベルの斜視図と平面図であり；図１１ａ、図１１ｂは、他の実施の形態に係る複合ラベルを示す図である。（発明を実施するための最良の形態）図１は、コンパクトディスク１１ａを構成するディスク形状物１１の上に自己接着性ラベル１２ｅを中心に正確に配置或は貼着するための装置１を構成する個々の構成部材の分解組立図を示している。第１ハウジング部分２は、ハウジング底部として構成されており、図２ｂに示すように、自己接着性ラベル１２ｅを支持する平坦な円形の支持面２ｂが形成されている。この支持面２ｂの中心に、位置付け装置４を収容する凹部２ｄが形成されている。第１ハウジング部分２には、２つの対向するように配置された凹部２Ｃが形成されており、オペレータが装置１を扱うための指の保持部として使用し、また、接着性ラベル１２ｅに近づき易くされている。ラベル１２ｅの位置付け装置４は、差込部４ｆとして構成されており、その周辺には、図２ｂに示すように、少なくとも２つの、好適には３つ以上の弾性要素４ａが形成され、自己接着性ラベル１２ｅ或は複合ラベル１２の内側円又は内円と相互に作用している。スピゴット（spigot）４ｆは、爪部材４ｃによって第１ハウジング部分２の案内孔４ｅ内にスライド自在に保持され、コイルスプリング４ｂの弾性により上方に付勢されている。コイルスプリング４ｂは、爪手段２ａ（図３）によって凹部２ｄの中心に保持されている。凹部２ｄの直径は、差込部４ｆの外径よりもやや大きく形成されているので、スピゴット（差込部）は、第１ハウジング部分２の凹部２ｄ内に浮動的に、即ち、スピゴット４ｆの軸方向に、かつ放射方向に浮動支持されている。弾性要素４ａは、凹部２ｄの壁面に接近して配置されている。ラベル１２ｅが配置されるときに、弾性要素４ａ上をスリップして、弾性要素はラベル１２ｅの内円１２ｋによって内側にわずかに弾圧される。第２ハウジング部分３は、共通の旋回軸線を形成するヒンジ手段１０を介して第１ハウジング部分２にしっかりと連結されている。第２ハウジング部分３には、位置付け装置３ｂが形成されており、コンパクトディスク１１ａを、第１ハウジング部分２の第１軸線Ａの中心に保持している。位置付け装置３ｂは、８個の独立した弾性脚或は弾性支柱から構成された周知のスナップ結合装置で構成されている。さらに、位置付け装置３ｂは、弾性を有するメンブレン配列手段３ａにより第２ハウジング部分、即ちカバー３の一部として連結されている。さらに、作動部材５は、弾性を有する舌片５ａ、止め爪５ｂと、円筒状の中心決めプラグ５ｃを備えている。両方のハウジング部分２，３は、旋回軸線Ｃの反対側に結合部７ａ，７ｂを有している。結合部７ｂはロック爪であり、溝７ａと係合して装置をロック状態に保持する。ロック位置において、両方のハウジング部分２，３は重ね合わされ、ロック部材７ｄが第１ハウジング部分２に向けて軽く押圧されることによって、ロック爪７ｂと溝７ａとがロックされる。さらに、第１ハウジング部分２には溝７ｃが形成されており、ロック部材７ｄを指で外方に引っ張ることにより、ロック位置から外すことができる。装置を底面から見た斜視図である図２ａによると、爪部材４ｃの１つが、凹部２ｄの案内孔２ｅに係合されており、位置付け装置４が案内孔２ｅの延長方向に限定的に移動できるようにされている。作動部材５はプッシュボタンとして形成されており、第２ハウジング部分３の輪郭に沿って形成され配置されている。図２ｂには、装置１を上方から見た斜視図であり、ラベル１２ｅは、接着側を上にして、第１ハウジング部分２の支持面２ｂ上に配置される。スピゴット４ｆとして構成された位置付け装置４は、弾性部４ａにより接着性ラベル１２ｅの内円或は内側円を引っ張っており、それによって、内円或は内側円の寸法誤差を調整している。ラベル１２ｅは、第１ハウジング部分２の軸線Ａに関して同心的に、かつ鉛直に延びているスピゴット４ｆに保持される。スピゴット４ｆは、軸線Ａに関して半径方向にわずかに移動できるように配置されている。第２ハウジング部分３には、コンパクトディスク１１ａが位置付け装置３ｂに保持されている。位置付け装置３ｂは、第２ハウジング部分３の第２軸線Ｂに関して同心的に、かつ鉛直に延在している。第２ハウジング部分３、即ちハウジングカバーの旋回軸線Ｃに関する回転移動中に、２つの位置付け装置３ｂと４は、次第に近づくので、ハウジングカバーが閉鎖すると、互いに対面する位置に配列される。この位置が閉位置として示される。第２ハウジング部分３がほぼ閉じたとき、円筒状の中心決めプラグ５ｃは、スピゴット４ｆ（図６ｂ）の中心凹部４ｇと係合するように移動して、この時にスピゴット４ｆは、第１軸線Ａに関してわずかに変位しても良いが、第１軸線Ａと第２軸線Ｂとは一致するように延びて、コンパクトディスク１１ａと接着性ラベル１２ｅは、正確に同心的に重ね合わされる。図３は、装置１の閉位置における軸方向断面を示している。ロック装置７は、閉位置でロックされる。装置１の閉位置を図３に関連させて説明すると、この閉位置はロック装置７が開となるロック位置とは異なる。通常の閉位置においては、ロック装置７は自動的にロックされずに、開状態に維持される、つまり、ロック装置が作動しないで閉位置に近づくと、装置１は開位置に戻されるが、閉位置に移動された装置１は、ロック装置７を手動で作動させることにより、ロック位置に導くことができる。図３では、ロック装置７で装置１をロックしている。図３には、コンパクトディスク１１ａとラベル１２ｅは図示されていない。スピゴット４ｆとして構成されている位置付け装置４は、案内孔２ｅによって決定される最大ストロークＳを限定している。第２ハウジング部分、即ち、カバー３の中心部に位置する弾性を有するメンブレン配列３ａは、内側領域が位置付け装置３ｂに、また、外側領域は湾曲した第２ハウジング部分３のカバーに連結されている。押しボタンとして構成された作動部材５は、第２ハウジング部分３内で第２軸線Ｂ方向に移動可能である。第２ハウジング部分３が完全に閉鎖される直前に、正確に言えば、完全に閉位置に位置される直前に、円筒状中心決めプラグ５ｃは、スピゴット４ｆの中心決め凹部４ｇと係合するように動かされ、この時必要であれば、スピゴット４ｆの半径方向の位置が調整され、第１軸線Ａと第２軸線Ｂとは一致する。従って、位置付け装置４によって保持されているラベル１２ｅの半径方向の位置は変えられる。スピゴット４ｆを貫通した円筒状の中心決めプラグ５ｃは、一部を円錐形状に構成してもよい。第２ハウジング部分３が閉位置に導かれた後、コンパクトディスク１１ａと接着性ラベル１２ｅとの間には軸線Ａと軸線Ｂの方向に隙間が存在する。第２ハウジング部分３を軽く押すと、第１ハウジング部分２の方向にスライドして、弾発力が高められる。押しボタン５を離すと、スプリングの弾発力により最初の位置、即ちホームポジションに戻される。第１ハウジング部分材２の方向への作動部材５の変位により、円筒状中心決めプラグ５ｃはスピゴット４ｆ内に挿入され、コンパクトディスク１１ａの内縁は、スピゴット４ｆ上に載置され、さらに押しボタン５押し下げると、ＣＤは、支持面２ｂに載置された接着性ラベル１２ｅの上面に置かれるまで、スピゴット４ｆは押し下げられるので、接着性ラベル１２ｅは、ＣＤの中心位置に貼着される。このプロセスの間、２つの弾性部４ａは、接着性ラベル１２ｅの内円に対して接近しているので、接着性ラベル１２ｅは、内円の領域において、支持面２ｂ上の平面に置かれ、接触段階にあるラベル１２ｅは、ＣＤに関して均一に置かれる。コンパクトディスク１１ａは、接着性ラベル１２ｅに関して同心的に、かつ平行に配置されるので、接着性ラベル１２ｅは、所望の、正確に区画され、繰り返し生産可能な位置に固定される。貼着工程に続いて、押しボタン（作動装置）５が離されると、前述したスプリング力により最初の位置に戻される。その後、第２ハウジング部分３は、開位置に旋回して戻され、位置付け装置３ｂに保持されたコンパクトディスク１１ａを取り出すことができる。図４ａ，４ｂ，４ｃは、２つのハウジング部分２，３の異なる位置を示している。図４ａは、装置１の閉位置を、図４ｂは、装置１の半開位置を、図４ｃは、装置１の全開位置を示している。この位置でコンパクトディスク１１ａを取り外して、新しいコンパクトディスク１１ａを第２ハウジング部分３に挿入し、新しいラベル１２ｅが第１ハウジング部分２に配置される。図４ａに示す閉位置において、ロック装置７を作動して、図３に示すように、ロック部材７ｄをロック爪７ｂに係合させる。ラベル作業が終了すると、装置１はロックされて、装置の内部はほこりのない状態でコンパクトに保管することができる。装置を保管或は積み重ねるために、第１ハウジング部分２を、第１ハウジング部分３にしっかりとロックすべきである。相互にロックしないと、第２ハウジング部分３をわずかに開位置に保持するコイルスプリング４ｂの弾性力により、円筒状の中心決めプラグ５ｃを介して、第２ハウジング部分３は上方に押されるので、装置１をコンパクトに保管することができなくなり、装置の内部空間をほこりから保護することができなくなる。装置１のロックを解くと、ロック装置７は再び開放される。図３に示す実施の形態では、指や爪でロック部材７ｄを引っ張ることによって、ロック爪の結合は開放される。図５には、装置１を側方から見た分解図が示されており、位置付け装置４とコイルスプリング４ｂは、第１軸線Ａの方向に整列されている。第１ハウジング部分２と第２ハウジング部分３は、共通の旋回軸線Ｃで旋回される。旋回角度αは９０°である。図６ａと図６ｂは共に、スピゴット４ｆとして構成された位置付け装置４の斜視図を示している。図６ａの位置付け装置４の底面側には、第１軸線Ａの軸方向に延びる４つの弾性力を有するリブ４ｈを備えた中心部材４ｄが形成されている。リブ４ｈはコイルスプリング４ｂのために設けられている。さらに、スピゴット４ｆの中心部には、第１軸線Ａの軸方向に延びて、凹部の周囲を横断するように一様に配置された４つの案内部材４ｅを備えた中心決め凹部４ｇが形成されており、これらの案内部材４ｅは、円筒状の中心決めプラグ５ｃと相互に作用する。図８ａは、他の実施の形態に係る、ヒンジ１０とロック装置７を備えた第２ハウジング部分３の斜視図を示している。第２ハウジング部分３は、剛体で構成されており、その中心に４つのフランジ部３ｄを備えた円形の凹部３ｃを有している。各フランジ部３ｄは周方向に延在しており、それぞれ自由端に向けて傾斜されている。図８ａによると、第２ハウジング部分３は、図７ａ及び図７ｂに詳細に示される押しボタン５を作動させるように構成されている。押しボタン５には、複数の弾性脚或は弾性支柱５ｄが、円周方向に均等に配置されており、これらの弾性脚或は弾性支柱５ｄは、第２ハウジング部分、即ちカバー３に押しボタン５が挿入されるときに、フランジ部３ｄに接近して配置される。押しボタン５が第２軸線Ｂの軸方向に押されると、弾性のある弾性脚或は弾性支柱５ｄは、剛体で構成されたフランジ部３ｄに沿って変形され、作動方向と反対方向に作用する力を発生する。押しボタン５を離すと、弾性脚或は弾性支柱５ｄは開放され、押しボタン５は最初の位置に戻る。押しボタン５は、４つの保持部材５ｅによって第２ハウジング部分３に連結されており、保持部材５ｅは、円周上に均等に配置された保持爪５ｈに対応している。これらの保持部材５ｅは、フランジ部材３ｄの空所に配置される。押しボタン５には、コンパクトディスク１１ａの位置付け装置、即ち、各保持爪５ｈを有する６つの弾性を有する爪片５ｇが形成されている。さらに、押しボタン５には、押しボタン５を補強すると共に、コンパクトディスク１１ａの支持面を形成する支持部材５ｆが形成されており、ＣＤは、保持爪５ｈにしっかりと保持されると共に、取り外し可能に保持される。さらに、押しボタン５には、円筒状の中心決めプラグ５ｃが形成されており、コンパクトディスク１１ａと共に接着性ラベル１２ｅを中心に位置させる。弾性脚或は弾性支柱５ｄに代えて、押しボタン５にコイルスプリングを配置して、第２ハウジング部分３と協働するようにさせることもできる。ハウジング部分２及び３と押しボタン５は、共に樹脂材料、例えば、熱可塑性樹脂で形成される。図８ｂは、第２ハウジング部分３の断面を示しており、ロック装置７を除いては、図８ａに示す第２ハウジング部分３と同じである。図８ｂに示すロック装置７には、第２ハウジング部分３が第１ハウジング部分２にロックされたときに、第１ハウジング部分２の開口部に係合されるロック爪７ｂが形成されている。ロック装置７には、図示されていない溝に、ロック爪７ｂを係合させる作動レバー７ｃが形成されており、この作動レバー７ｃにより第２ハウジング部分３と第１ハウジング部分２とのロック、又はロック解除を行う。第１ハウジング部分２或は第２ハウジング部分３には、計数装置を配備することができる。この計数装置は、好適にはバッテリーではなく、太陽電池或は圧電素子で作動され、ハウジング部分２及び３が閉鎖するときにインパルスを発生して、インパルスを加算して、ディスプレイに可視的に数字を表示し、ラベル付きのコンパクトディスクがどれだけ生産されたかを読み取ることができる。この電子装置は、オン−オフスイッチ或はリセットキイを備えている。さらに、制限量に近づきた時に、制限量を可視信号或は可聴信号として信号伝送して、ラベル付きのコンパクトディスクの生産制限量を指示させても良い。本発明の装置１により自己接着性ラベルを配置するためには、適正に形成された複合ラベル１２が必要である。この複合ラベルは、手で或はレーザープリンタやインクジェットプリンタなどの商用プリンタで簡単に記入したり、印刷することもでき、また、装置１に簡単に配置或は挿入することができ、特に、接着性ラベルのねばねばした表面に、オペレータの指が接触することを考慮する必要はない。図９ｃは、本発明の装置１に適した、記入可能なシート１２ｎを構成する複合ラベル１２の平面を示している。コンパクトディスク用のラベル１２ｅは、複合ラベル１２を打ち抜かれる。複合ラベル１２は、キャリアフォイルを構成するキャリア材１２ａ（図９ａ）と、図９ｂに示す記入可能なラベル材１２ｉと、特に図示しないが、キャリアフォイル１２ａとラベル材１２ｉとの間に、一様に二次元的に配置される接着剤とから構成されている。ラベル材１２ｉは、打ち抜かれたラベル１２ｅと、内円１２ｋを有する打ち抜かれた内側表面１２ｇと、ラベル１２ｅに隣接して、半径方向に突出するように対向して配置された、打ち抜かれたグリップ片１２ｈとから構成されている。少なくともラベル１２ｅの表面１２ｆは、印刷手段により記入可能であり、ラベル材１２ｉとキャリア材１２ａは、扁平で柔軟に形成されているので、ラベル１２ｅの外円１２ｏを超えた範囲の表面も記入可能である。ラベル１２ｅの全表面１２ｆに記入可能であり、記入できないマージンは存在しない。例えば、複合ラベル１２は柔軟であるため、レーザープリンタで必要とするならば、複合ラベル１２を撓ませることができる。キャリアフォイル１２ａは、ラベル材１２ｉと同様に構成され、２つの打ち抜かれたキャリアフォイル部１２ｂを有している。各キャリアフォイル部１２ｂは、２つのブリッジ部を除いて打ち抜かれている。切込み１２ｍは完全に打ち抜かれていないが、ミシン目線のような破断線１２ｍとして形成することもできる。切込み１２ｍ、即ち破断線は、ラベル１２ｅの円周方向を横断する方向に延在しており、周縁１２ｏを超えて突出している。図９ｃの複合ラベル１２の平面図を見ると、ラベル材１２ｉは、キャリアフォイル１２ａの下に配列されている。破線、或は点線で示される切込み、即ち破断線１２ｍは、キャリア片１２ｂの周辺を形成しており、ラベル材１２ｉから構成されたグリップ片１２ｈとキャリア片１２ｂは、相互に配列されているので、キャリア片１２ｂは、一部がグリップ辺１２ｈ上に、また一部がラベル１２ｅ上に置かれる。破断線で示されるキャリアフォイル部分１２ｂは、グリップ片１２ｈでラベル１２ｅと結合されるので、グリップ辺１２ｈの近辺のキャリアフォイル部分１２ｂの形状は、グリップ片１２ｈの形状より少し小さく、グリップ片１２ｈの外縁、即ち、境界は、キャリアフォイル１２ａの周囲に突き出ている。このように構成されているので、ラベル１２ｅを印刷する時、特に、シート１２ｎがプリンタの偏向プーリで案内される時、グリップ片１２ｈは、緩んで立つことはない。記入或は印刷されたラベル１２ｅは、図９ｃに関して、グリップ片１２ｈを下から押すことにより、ブリッジ部１２ｃが破れて、シート１２ｎから簡単に分離することができる。キャリアフォイル部分１２ｂを除いたラベル１２ｅの自己接着性の表面は自由となり、キャリアフォイル１２ａから分離される。２つのグリップ片１２ｈで表裏を保持され、粘着面側を上にした接着性ラベル１２ｅは、装置１の第１ハウジング部分２のスピゴット４ｆを通り抜けて、支持面２ｂに平らに配置される。ラベル１２ｅが配置されると、グリップ片１２ｈは、対応する凹部２ｃの領域からはみ出るため、容易にアクセスすることができる。グリップ片１２ｈと共に残りのキャリアフォイル部分１２ｂは、ラベル１２ｅから簡単に剥ぎ取られるので、図２ｂに示すように、ラベル１２ｅは、記入された表面１２ｆが下で、接着面が上になるように装置１に配置される。オペレータの指は、ラベル１２ｅの接着側に接触することはない。各ラベル１２ｅは清潔に保たれ、指の跡を残すことなく貼着することができる。さらに、記入されたコンパクトディスクを取り出す時に、汚れた指でコンパクトディスクを汚すこともない。特に、レーザで読み取られるＣＤ面は、汚れに非常に敏感である。本発明の装置１は、複合ラベル１２を有するシート１２ｎと組み合わされて、ラベル１２ｅを多数のコンパクトディスクに正確に中心を合わせて、クリーンに記入することができる。特に有利な実施形態において、図９ａ，９ｂ，９ｃに示された複合ラベル１２は、保持ブリッジ１２ｃを有しておらず、したがって、キャリアフォイル１２ａに対して、全体的に自由にパンチされたキャリアフォイル部分１２ｂを有している。このようなキャリアフォイル部分は、連続的なまたは断続的な切断部１２ｍからなっている。それゆえ、ラベル１２ｅは、２つのグリップタブ１２ｈの１つが把持されて引っ張られることにより、キャリア材料１２ａから容易に分離することができる。グリップタブ１２ｈに接着しているキャリアフォイル部分１２ｂは、これを引っ張り上げる動作に続いて、連続する動きの中でラベル１２ｅが引っ張られる。これにより、剥がし工程の終わりにキャリアフォイル部分１２ｂが分離され、その後、接着しているグリップタブ１２ｈが剥がされ、図９ｄ，９ｅに示すように、キャリアフォイル１２ａから分離したラベル１２ｅは、本発明に従う装置１内に配置されて使用できる。図９ｅは、シート１２ｎからあるいは複合ラベル１２から分離したラベル１２ｅの更なる実施形態を示す。このラベルは、上面側の接着面１２ｌと、グリップタブ１２ｈを保持する２つのキャリアフォイル部分１２ｂとを有する。図９ｄは、図９ｅに示した複合ラベル１２の平面図を示し、このラベルは、書き込み可能な表面１２ｆとグリップタブ１２ｈを有している。接着性ラベル１２ｅは、特定の紙またはフォイル状の合成樹脂、例えば、透明フォイルまたは金属ラミネートフォイル等の多数の書き込み可能な材料から製造することができる。ラベル１２ｅ上には、赤外線で簡単に見ることができる書き込み手段を用いて、安全で長ビットコードを付加することができる。これは、例えば、ラベル１２ｅに、製造業者のグレードまたは品質マーク、あるいは、特別の使用者のために創造性の証明となりえる。安全コードは、異なった、すでに公知の方法で設けることができる。ラベル１２ｅは、署名も書き込むことができる。さらに、イラストまたは絵画的なものもプリントでき、または、例えば、バーコード等の機械読取可能な識別記号を備えることもできる。本発明による装置１は、さらに、ラベル１２ｅとディスク形状物１１の間に他の物品を、例えば、コンパクトディスク１１ａを配置することができる。支持面２ｂ上に接着性ラベル１２ｅを配置した後で、更なる物品、例えば、磁性細片を接着面１２ｌに配置することができ、その後、コンパクトディスク１１ａにラベル１２ｅを接着することができる。その結果、磁性細片は、しっかりとラベルとＣＤの間に接着される。この磁性細片は、好ましくは、円形であり、さらに、コンパクトディスクの回転軸に対して同心に配置されている。このような磁性細片上には、さらに付属品または付加的な情報あるいは、例えば、安全コードのようなものがつけ加えられる。図１０ａ，１０ｂ，１０ｃは、書き込み可能なシート１２ｎとして構成される複合ラベル１２の更なる実施形態を示す。図１０ａは、キャリアフォイルとして構成されたキャリア材料１２ａを示し、このキャリア材料は、切断部１２ｍまたは定格破断線としてのパンチ穴を有する。その結果、それぞれグリップタブ１２ｂが突き出た、２つのキャリアフォイル部分１２ｄが穴明けされる。図１０ｂは、ラベル１２ｅが抜き打ちされたラベル材料１２ｉを示す。図１０ｃは、シート１２ｎとして構成されかつ印刷がなされた複合ラベル１２の平面図を示す。キャリアフォイル１２ｄ，１２ａの切断部１２ｍまたはむしろ定格破断線は、このような切断部または破断線が表面下にあって円形の破断線によって表されており、ラベル１２ｅの周縁を越えてかなり大きく半径方向に突き出た突出部を含み、その結果、シート１２ｎは、ラベル１２ｅ、キャリアフォイル１２ａおよびキャリアフォイル部分１２ｄを一緒に保持する。ラベル１２ｅの印刷に続いて、内表面１２ｇは、押圧され、これにより、キャリアフォイル部分の内側円形１２ｄとラベル１２ｅの内側円形１２ｋがより良く分離できるように、切断部１２ｍまたは微小なミシン目として形成された所定の破断線１２ｍを有している。キャリアフォイル部分１２ｄの内側円形とラベル１２ｅの内側円形１２ｋは、一致するように配置かつ構成され、あるいは、図１０ｃに示すように、異なる半径を有するようにすることもできる。ラベル１２ｅは、シート１２ｎからキャリアフォイル部分１２ｄと共に分離することができ、さらに、装置１の位置付け装置４から引き出されて、支持面２ｂ上に平らに伸びて載置される。その後、キャリアフォイル部分１２ｄの一方の突出しているキャリアフォイル部分１２ｂが把持され、引き出される。その後、他方の突出しているキャリアフォイル部分１２ｂが把持されて引き出される。その結果、接着面はむき出しになり、２つのハウジング部分分２，３は、その閉位置になるようにすることができる。シート１２ｎは、標準サイズ、例えば、Ａ４またはＡ５のフォーマットにすることができる。図１１ａは、複合ラベル１２のさらなる実施形態における接着ラベル１２ｅの平面図を示している。このキャリア材料は、キャリアフォイル部分１２ｄとして構成され、ラベル１２ｅよりもわずかに大きな径を有し、それゆえ、ラベル１２ｅに対して、半径方向に突出する。それぞれの切断部またはミシン線１２ｍは、ラベル１２ｅに対して同心的に伸びている。キャリアフォイル１２ｄは、半径方向に伸びる切断部１２ｍまたは定格破断線１２ｍを有する。図１１ａには、この切断部または破断線がラベルの下側にあり、従って、破線で示されている。図１１ｂは、図１１ａに示した接着ラベル１２ｅのキャリアフォイル１２ｄの平面図を示している。図１１ｂに示された位置にある、この複合ラベル１２は、装置１の位置付け装置４から引き出され、かつ支持面２ｂの上に置かれる。その後、半径方向に突出するキャリアフォイル部分１２ｄは、半径方向に伸びている切断部または破断線１２ｍの領域に持ち上げられ、そして、手の円運動によってラベル１２ｅから全体的に分離される。その結果、粘着面または接着面側がむき出しになる。好ましい実施形態では、図示された複合ラベル１２は、中心部分がすでに製造工程時に打ち抜きされているので、もはや内側表面１２ｇがない。図１１ａ及び図１１ｂによる複合ラベル１２は、簡単な方法でコンパクトディスクに書き込むために、例えば、コンピュータのフロッピーディスク用のラベルと同様に手書きするのに適している。図１１ａ及び図１１ｂに示した複合ラベル１２は、また、キャリアフォイル部分１２ｄとミシン目によって連結されている内側表面１２ｇを有することもでき、または、内側表面をラベル１２ｅの一部分によって保持することもできる。更なる実施形態では、複合ラベル１２（図９ａ，９ｂ，９ｃ）は、切断部１２ｍまたは定格破断線１２ｍなしでキャリア材料１２ａに設けることができる。ラベル材料１２ｉのグリップタブ１２ｈは、特別のミシン目の破断線によってラベル１２ｅに連結されている。ラベル１２ｅを装置１内に配置するために、グリップタブ１２ｈを備えるラベルは、キャリヤ材料１２ａから分離され、装置１内に配置される。その後、グリップタブ１２ｈは、それぞれのミシン目の定格破断線１２ｍに沿って分離される。図９及び図１０に示した複合ラベル１２の実施形態では、ラベルは、少なくとも１つのグリップタブ、好ましくは、２つのグリップタブ１２ｂ，１２ｈを有しており、これらのタブは、接着性ラベル１２ｅに対して互いに半径方向反対側の位置に配置されている。図１１ａ及び図１１ｂに示した実施形態でも同様に、少なくとも１つのグリップタブ１２ｈを有し、このタブは、半径方向に突出し、キャリア材料１２ｄにしっかりと連結されている。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１０年１２月２８日（１９９８．１２．２８）【補正内容】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（１頁１８行〜２頁１６行）上記従来技術の公知の装置は次の欠点を有する。すなわち、装置はいくつかの単一部品からなり、それらがマニュアルで組み立てられ、きめられた連続的なシーケンスに導かれねばならない。一方では、これは、コンパクトディスクに関して、ラベルの正確な中心合わせを困難にし、他方では、位置を定めた接着性ラベルの粘着面によって、ラベルの中心位置をずらすことなく指を離すことは実際的には不可能であるので、個々の部品を保持している間の問題として発生する。さらに、他の欠点は、キャリアフォイルを分離した後、ラベルを装置上に貼り付ける間、ラベルは、中心を支点にアーチ状にたわみ、全体を平坦にするように配置できない、という事実に見られる。さらに、手動的にガイドされるＣＤは、ラベルに対してわずかに傾く位置におかれ、そのために、例えば、ＣＤとラベルとの間に挟まれる空気の気泡ができ、あるいはラベルはＣＤに対して偏心して接着される、ということが考えられる。さらに、次の間にクリアランスまたは遊びがある。 −位置付け用の孔と接着性ラベルの内円との間、 −位置付け用の孔と円筒ガイドの間、および、 −コンパクトディスクの内円と円筒延長部の直径の間、（発明の開示）本発明の目的は、ディスク形状物、特にコンパクトディスク上に自己接着性のラベルを貼り付けるための新規で改良された装置を提供することであり、本装置は、接着性ラベルを、簡単に、中心合わせされ、かつ信頼性を有して再現可能に配置する。本発明の目的は、請求の範囲第１項に従う構成によって特徴付けられる。請求の範囲第２項ないし第９項は、本発明によるさらに有利な実施の形態に関する。本発明の更なる目的は、コンパクトディスクの新規で改良された接着性ラベルを提供するものであり、そのラベルは本発明による装置で貼り付けられ、コンパクトディスク上への簡単で、信頼できる貼り付けを可能にする。この目的は、請求の範囲第１０項で定義される特性を含む印刷された複合ラベルの手段によって実行される。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・請求の範囲１．ディスク形状物(11)、特に、コンパクトディスク(11a)上に自己接着性ラベル(12e)を貼り付ける装置(1)であって、前記ラベル(12e)用の位置付け装置(4)を有する第１ハウジング部分(2)と、前記ディスク形状物(11)用の位置付け装置(3b)を有する第２ハウジング部分(3 )により特徴付けられ、前記ハウジング部分(2,3)が、互いに移動可能に連結され、特に、旋回または移動可能となり、開位置から閉位置に搬送でき、閉位置において、位置付け装置(3b,4)が互いに対面して配置され、かつディスク形状物(11)を接着性ラベル(12e)に接触させるために、２つの位置付け装置の少なくとも１つが、それぞれのハウジング部分(2,3)に移動可能に配置され、他方の位置付け装置(3b,4)に向けて移動するように配置されていることを特徴とする装置。 10．特に、上記請求の範囲のいずれか１つに従う、コンパクトディスク(11a)を識別するための複合ラベル(12)であって、コンパクトディスク用の少なくとも１つのラベル(12e)と平らな柔軟性キャリア材料(12a,12d)を含み、前記ラベル(12e)は、キャリア材料(12a,12d)に分離可能に接着し、かつ所定の円形凹部(12k)を含んでおり、前記キャリア材料( 12a,12d)は、切断部または比例した破断線(12m)を含み、この切断部または比例した破断線(12m)は、ラベル(12e)に対して半径方向反対側に、前記ラベル(1 2e) の周縁(12o)を越えて少なくとも部分的に周回り方向に突き出ていることを特徴とするラベル。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims

【特許請求の範囲】１．ディスク形状物(11)、特に、コンパクトディスク(11a)上に自己接着性ラベル(12e)を貼り付ける装置(1)であって、前記ラベル(12e)用の位置付け装置(4)を有する第１ハウジング部分(2)と、前記ディスク形状物(11)用の位置付け装置(3b)を有する第２ハウジング部分(3 )を含み、前記ハウジング部分(2,3)が、互いに移動可能に連結され、特に、旋回または移動可能となり、開位置から閉位置に搬送でき、閉位置において、位置付け装置(3b,4)が互いに対面して配置され、かつディスク形状物(11)を接着性ラベル(12e)に接触させるために、２つの位置付け装置の少なくとも１つが、それぞれのハウジング部分(2,3)に移動可能に配置され、他方の位置付け装置(3b,4)に向けて移動するように配置されていることを特徴とする装置。２．２つのハウジング部分(2,3)は、共通の旋回軸線(C)の回りを旋回するように取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。３．ラベル(12e)用の位置付け装置(4)は、第１軸線(A)に関して同心的な位置にラベルを保持するために円筒形状のスピゴット(4f)を有し、前記ディスク形状物(11)用の位置付け装置(3b)が、特にコンパクトディスク(11a)を第２軸線(B )に関して同心的かつ垂直な位置に保持するために、スナップオンリテーナを有することを特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載の装置。４．円筒形状のスピゴット(4f)は、第１軸線(A)の直線方向にかつ第１軸線(A)に対して垂直な方向に移動可能に取付けられ、さらに、スピゴット(4f)は、第２ハウジンク部分(3)の方向に予圧されて取付けられていることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の装置。５．スピゴット(4f)は、第１軸線(A)に同心的に伸びている中心決め凹部(4g)を有し、第２ハウジング部分(3)は、第２軸線(B)に対して同心的に伸びている円筒形状の中心決めプラグ(5c)を備える作動装置(5)を含み、前記中心決めプラグ(5c)と中心決め凹部(4g)は、第１軸線(A)と第２軸線(B)が前記閉位置において一致するように相互に適合しかつ噛み合う構造であることを特徴とする請求の範囲第３項または第４項に記載の装置。６．スピゴット(4f)は、その周囲に分配された少なくとも２つのスプリング要素 (4a)を含み、これらのスプリング要素(4a)が、ラベル(12e)を保持するとともに寸法的な許容公差を有して取り出すことができることを特徴とする請求の範囲第２項ないし第５項のいずれかに記載の装置。７．第１ハウジング部分(2)は、ラベル(12e)用の支持面(2b)を有することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第６項のいずれかに記載の装置。８．第２ハウジング部分(3)の作動装置(5)は、ディスク形状物(11)を引き留めための位置付け装置(3b)を含むことを特徴とする請求の範囲第２項ないし第７項のいずれかに記載の装置。９．ハウジング部分(2,3)は、共通旋回軸線(C)の両側に対向配置されたそれぞれのロック装置(7a,7b)を有し、一方のロック装置(7a,7b)は、特にレバー(7c)を有していることを特徴とする請求の範囲第２項ないし第８項のいずれかに記載の装置。 10．特に、上記請求の範囲のいずれか１つに従う、コンパクトディスク(11a)を識別するための複合ラベル(12)であって、コンパクトディスク用の少なくとも１つのラベル(12e)と平らな柔軟性キャリア材料(12a,12d)を含み、前記ラベル(12e)は、キャリア材料(12a,12d)に分離可能に接着し、かつ所定の円形凹部(12k)を含んでおり、前記キャリア材料 (12a,12d)は、ラベル(12e)の周回り方向に伸びかつラベル(12e)の周縁(12o)を越えて少なくとも部分的に突き出ている、切断部または比例した破断線(12m) を含んでいることを特徴とするラベル。 11．ラベル(12e)は、円形の周縁(12o)とこれに同心の円形凹部(12k)とを有することを特徴とする請求の範囲第１０項に記載のラベル。 12．矩形状の単一シートまたはエンドレスロールとして構成され、かつ少なくともキャリア材料、好ましくは、ラベル(12e)を含むキャリア材料で全体が構成されていることを特徴とする請求の範囲第１０項または第１１項に記載のラベル。 13．キャリア材料(12a,12d)は、ラベル(12e)の周縁(12o)の回りに伸びかつこの周縁を越えて突き出ている円形切断部(12m)を特に有し、円形凹部(12k)に対して一致またはわずかに大きい径で、前記２つの切断部または比例した破断線の間に、少なくとも１つの特に半径方向に伸びた切断部または比例した破断線(1 2m)を有する第２の切断部または比例した破断線(12m)含むことを特徴とする請求の範囲第１０項ないし第１２項のいずれかに記載のラベル。 14．ラベル材料(12i)からなるグリップタブ(12h)は、ラベル(12e)の周縁(12o)に隣接及びこれを越えて配置され、キャリア材料(12a,12d)が、切断部または破断線(12m)によって周囲が限定されたキャリアタブ(12b)を含み、このキャリアタブは、グリップタブ(12h)上にかつラベル上に部分的に広がって配置されていることを特徴とする請求の範囲第１０項ないし第１３項のいずれかに記載のラベル。 15．キャリアタブ(12b)は、少なくとも１つのブリッジ(12c)によってキャリア材料(12a,12d)への連結部を有していることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のラベル。 16．２つのグリップタブ(12h)とキャリアタブ(12b)は、互いに連結されかつラベル(12e)に関して互いに半径方向反対側に配置されることを特徴とする請求の範囲第１４項または第１５項に記載のラベル。 17．ラベル(12e)は、透明フォイルおよび／または記載可能な材料、特に、紙からなることを特徴とする請求の範囲第１０項ないし第１６項のいずれかに記載のラベル。 18．ラベル(12e)が第１ハウジング部分(2)内に挿入され、ディスク形状物(11)、特に、コンパクトディスク(11a)が第２ハウジング部分(3)内に挿入され、前記ディスク形状物(11)とラベル(12e)は、前記ハウジング部分(2,3)の作動によって、互いに同心位置に重ね合わされ、その後、ディスク形状物(11)とラベル(1 2e)は、ラベル(12e)を貼り付けるために互いに接触することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第９項のいずれかに記載の装置を作動させる方法。