JP2001512980A - 混在物入り氷菓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓、および混在物をフルーツフィーダーを通して氷菓ミックスの中に自動的に分配することを含む、氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 混在物入り氷菓 発明の分野 本発明は氷菓に関し、更に言えば内部に多数の混在物を含む氷菓に関する。 発明の背景 ウォーターアイス製品はよく知られており、実際には凍結し、希釈し、甘味を 付与した、通常ゼラチン又はガムのような安定剤を含む果汁である。それらは非 常に一般的であり、かつ種々の色およびフレーバにすることができる。それらは 種々の形状に成形することができ、そしてしばしばスチックで支持することがで きる。ある市販の成形されたウォーターアイス製品では、内部に単一の比較的大 きな果実のフレーバを付与したガム混在物を含み、そのものは充填前に手動でモ ールドの中に入れられる。 消費者に更に魅力のあるものとするために、内部に複数のガムその他の混在物 を含み、できればウォーターアイスの色又はフレーバと異なる、ウォーターアイ スを得ることが望ましい。多数の小さなガム混在物の混合は、ガム混在物をフル ーツフィーダーに通してウォーターアイスミックスの中に自動的に分配すること により行うことができる。従ってその方法は単一の大きなガム混在物を手動でウ ォーターアイスミックスの中に入れることよりはるかに労力が少ない。 発明の要約 本発明により、氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓が供される。 発明の詳細な説明 氷菓はバー、例えば成形バーであり、そして必要ならば、スティックで支持す ることができる。バーの重量は例えば、20から100gであり、好ましくは40から80 gである。[2.25oz＝63.8g]。氷菓は例えば、ウォーターアイス、ソルベット、又 はシャーベットである。氷菓のフレーバは、氷菓に使用される通常のフレーバ、 例えば、オレンジ、レモン、ライム、ブドウ、チェリー、等である。氷菓は、混 在物を有する単一の氷菓であるか、又は中心部に混在物を有するシェ ルとコアから成る製品のいずれでもよい。後者の場合、シェルの厚さは２mmから ４mmが好ましく、そしてその長さは氷菓の全長の20から50％であることが好まし い。 混在物は、例えば、ガム混在物、ナッツ、果実片、キャンディ又はチョコレー ト片である。氷菓内の混在物の数は2から16であり、４から12が好ましい。各混 在物の最大の大きさは、約１mLが好ましく、かつ0.65mL未満が好ましい。各混在 物の特に好ましい大きさは0.2から0.5mLである。混在物は任意の望ましい形状、 例えば、蝶、昆虫、幼虫等の形状であることができる。 混在物がガム混在物である時、ガム混在物のガムはゼラチンであるのが好まし いが、カラジーナン、キサンタンガム、トラガカントガム又は寒天のような他の 適当なガムでよい。ガム混在物の他の成分はコーンシロップ、糖、クエン酸、乳 酸、フレーバ、色素、無機質油およびカルナバワックス等である。ガム混在物は 種々の色、例えばオレンジ、赤、緑であり、ガム混在物の色は氷菓の色と異なる のが好ましい。ガム混在物のフレーバは例えば、チェリー、オレンジ、ブドウ又 はライムである。 又、本発明は、氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓の製造方法であって、そ の方法は混在物をフルーツフィーダーを通してアイスミックスに自動的に分配す ることを含む。 内部に複数のガム混在物を含む氷菓の製造において、ガム混在物は、冷凍冷却 器を通して−1℃から−2℃に、好ましくは−1.2℃から−1.5℃の温度に冷却した 後、フルーツフィダーを通してモールドの中の氷菓ミックスに供給することがで きる。温度は、ガムが氷菓の中に浮遊した状態にできるようにすべきである。温 度が高過ぎると、ガムは沈み、そして温度が低過ぎる場合、モールドの充填はエ ヤーポケットの形成により効果的でない。フルーツフィーダーは好ましくは供給 スクリューを備え、ガムを引っ掻くのを避け、かつガム混在物が互いに付着して パイプおよび充填ノズルの詰まりを生ずるのも防止する。ガム混在物の混合後に 、氷菓は、例えばフリージングトンネル、送風凍結装置の中で、又は液体窒素に よって凍結し、ついで好ましくは−25℃から−35℃で貯蔵する。 例 次の例は、本発明をさらに具体的に説明する。 甘い強いオレンジフレーバでフレーバを付与し、カラー・パントン(Color Pan tone)＃150Uでオレンジ色に着色した、60.92gの重量があり、58.57mlの容量を有 するウォーターアイスミックスを、60mmの長さを有する円筒形のモールドの中に 、−1.3℃の温度で供する。各0.2から0.4mLの容量を有する８個のガム混在物を 冷凍冷却器を通して−1.3℃に冷却し、フルーツフィダーを通してスクリューに よりウォーターアイスの中に分配する。ガム混在物はゼラチン、コーンシロップ 、糖、クエン酸、乳酸、無機質脂およびカルナバワックスを含み、各ガム混在物 はそれぞれライム、ブドウ又はワイルドチェリーの何れかのフレーバでフレーバ を付与し、かつ緑色、紫色又は赤色のいずれかに着色する。 ウォーターアイスはスティックをさし、ついで貯蔵のため凍結トンネルの中で −30℃に凍結する。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓。 2. 成形したバーである、請求項１記載の氷菓。 3. ウォーターアイス、ソルベット又はシャーベットである、請求項１記載の 氷菓。 4. 氷菓は混在物を有する単一の氷菓である、請求項１記載の氷菓。 5. 氷菓はコアの内部に混在物を有する、シェルとコアから成る製品である、 請求項１記載の氷菓。 6. シェルの厚さは２mmから４mmであり、そしてシェルの長さは好ましくは氷 菓の全長の20から50％である、請求項５記載の氷菓。 7. 混在物はガム混在物、ナッツ、果実片、キャンディ又はチョコレート片で ある、請求項１記載の氷菓。 8. 氷菓の内部の混在物の数は2から16である、請求項１記載の氷菓。 9. 各混在物の大きさは0.2から0.5mLである、請求項１記載の氷菓。 10．混在物がガム混在物である時、ガム混在物のガムはゼラチンであり、ガム 混在物の他の成分はコーンシロップ、糖、クエン酸、乳酸、フレーバ、色素、無 機質油およびカルナバワックス等である、請求項１に記載の氷菓。 11．ガム含有物の色は氷菓の色と異なる、請求項10記載の氷菓。 12．混在物をフルーツフィーダーを通して自動的にアイスミックスの中に分配 することを含む、氷菓の内部に複数の混在物を含む氷菓の製造方法。 13．混在物はガム混在物であり、そのガム混在物を冷凍冷却器を通して−1℃ から−2℃の温度に冷却した後、フルーツフィーダーを通してモールドの中の氷 菓ミックスに供給する、請求項12記載の方法。 14．フルーツフィーダーは供給スクリューを備えており、供給スクリューはガ ムを引っ掻くのを避け、かつガム混在物が互いに付着してパイプおよび充填ノズ ルを詰まらせるのも防止する、請求項13記載の方法。 15．混在物の混合後、氷菓を凍結して貯蔵する、請求項12記載の方法。