JP2001510085A - 縫製縫い目によって作られる通路の張紐を開放することができるミシンおよび縫製方法 - Google Patents

縫製縫い目によって作られる通路の張紐を開放することができるミシンおよび縫製方法

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    • D05D2305/08Cutting the workpiece
    • D05D2305/10Cutting the workpiece longitudinally

Abstract

(57)【要約】 本発明は、縫い目(3)によってつくられた通路(P)の中を滑るように案内され、入れられた一本の張紐(8)が、貫通装置(5、6)に対して正常位置と張紐(8)の開放位置の間で側面方向に移動され、この開放位置では、張紐(8)は通路(P)の外で側面方向に離され、これによって、特に、縫い目(3)をつくる補助糸(4)および/あるいは張紐 (8) を独立に切断することができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は縫製の方法および縫製用ミシンに関するもので、柔らかいカバーなど
の縫製布地片上で、補助糸と呼ぶ糸の作る縫い目が、縫製方向に伸展する通路を
形成するタイプのもので(縁かがり縫い、ジグザグ縫いなど)、補助糸が刺し貫 きされると同時に縫い目は通路の中に、一本の張紐と呼ぶ紐を導き、置くが、縫
い目をつくるとき補助糸は張紐を貫通しないので、張紐は通路の中を縦方向およ
び/または側面方向に滑ることができる。
【0002】 EP-0 223 312およびUS-4 732 097は、補助糸をつかって特にかがり縫いをし、
かがり縫いの進行と同時に、このかがり縫いがつくる通路の中に張紐を導き、置
いていくことができるミシンおよび方法を記述している。
【0003】 この方法およびこの機械は全く満足されるものであるが、以降、縫製作業の自
動化が求められている。これによって包着全工程をロボットで自動化することが
可能となろう。
【0004】 ところが、このような縫製作業はとりわけ細かいものなので未だ技能を有する
作業者を必要としている。
【0005】 特に、かがり縫い目の開始と終末は明確かつ正確に行われる必要があり、張紐
のはみ出し糸先をかがり縫いの端部から十分な長さ、通常10cm以上、残し、はみ
出し糸先を引っぱり、それからはみ出し糸先を鉤止めおよび/ないしは結んで固 定しなければならない。このため、縫製の当初、終了時、および縫製後に手動で
多数の操作をしなければならない(かがり縫いの外にはみ出した張紐糸先の取り 出し、かがり縫いの余分な長さを切断)。
【0006】 さらに、縫製の開始と終末では、開放された張紐はみ出し糸先を、縫製布地片
(1)の外で、その長さ分にわたって張紐のまわりにかがり縫いをしなければな らない。また縫製終了後、この余分で不要なかがりの部分を取出しカットし、縫
製布地片(1)をミシンからはずす作業がある。このかがり縫い作業は糸、時間 、労力の無駄使い(この方式やこのミシンを使用して大量生産を行う場合には無 視できない割合となる)であるほか、縫製布地片(1)がないのにさらにかがり縫
いするのは機械の正常な使用法でなく、ミシンの故障、製造速度の低下、調整不
良、ときには破損(特に、縫製布地片(1)が無いため送り歯と押さえ金が直接 接触する)の原因となる。とりわけ、貫通装置の川下部で張紐をかがり縫いする
ときの送りは、縫製布地片送りほど正確にはできない。
【0007】 ある種の応用では、例えば滑り抜ける張紐の結び目を作るために、張紐を通常
縫製部のかがり縫いからはずすことができるのが望ましい場合もある。
【0008】 他の応用および/または別の縫い目を使う場合に同様な問題が起こる。張紐と は異なる補助糸で、縫い目を作ると同時に、張紐のような一本の紐を縫い付け、
この張紐は縫製用補助糸でなく、補助糸に突き刺されない、すなわち補助糸に貫
通されない場合である。例えば、ジグザグ縫いで張紐の入る通路がつくられる場
合(張紐にテンションが全然かからないかあるいは軽度のテンションがかかるも ので、あまり効果的ではないがある種の応用には十分に使える)。
【0009】 本記述にわたって使用される「張紐」という表現は、全て、縫い目を作る補助糸
ではなく、弾力性あるなしにかかわらずあらゆる線状の要素(綱、紐、細紐、打
ち紐、飾り紐なども含む)を指す。これは、補助糸に突き刺されず、縫い目の貫
通と同時に、通路の中に案内され縫いつけられ、従って通路の中を縦方向および
/あるいは側面方向に滑ることができる。
【0010】 本発明は上記の問題に対する解答を提案するもので、縫製開始、および/ある いは通常縫製部、および/あるいは縫製終了に、縫い目で作られた通路から開放 される張紐の糸先、特に、縫い目で作られた通路の終端を超えてはみ出た糸先を
容易く、早急に、確実に始末することのできる縫製方法の提案を目的としている
【0011】 本発明は特に、プログラム化された制御装置(ロボット、自動制御装置、情報 システムなど)で命令され、人間の介入を必要とせず完全自動化運転される縫製 方法の提案を目的としている。
【0012】 本発明は、また、縫い目の貫通と同時に張紐が縫いつけられ、縫い目の中で張
紐が縦方向および/または側面方向にすべることができる、かがり縫いのような 縫い目によってつくられる通路の、その両端の縫製開始部と終端部で、張紐のは
み出し糸先が完全に自動化処置できることを目的としている。
【0013】 本発明は、また上記通常縫製部分の通路から開放された張紐を完全自動化でル
ープにつくれることを目的としている。
【0014】 本発明はとりわけ、例えばEP-0223312および/またはUS-4732097に記述される ように、イスを柔らかいカバーで包着するなど、物体の包着工程を完全に自動化
する方法の提案を目的としている。これに関して本発明は生産性向上、省力化、
原料節約を目指している。
【0015】 本発明はまた、特にEP-0223312および/またはUS-4732097に記述されているよ うな、かがり機械など従来のミシンに対して、簡単で廉価な変更を加えることに
よって容易にかつ経済的に上記の目的に達することができることを目指している
【0016】 従って、本発明はまたこの発明による方法を実施するミシンを提供することを
目的とする。
【0017】 本発明は特に、EP-0223312および/またはUS-4732097に記述されているような 縁かがりミシンなど周知のミシンに対して、既製品のミシンに簡単な変更をもた
らすことによってこのようなミシンが得られることの提案を目的としている。
【0018】 本説明の中で使用される「川上」、「川下」という用語は、機械の貫通装置に対す
る縫製の方向に関するもので、貫通装置によって縫製布地片が送られる方向が川
上から川下であるという。分かりやすくするため、縫製の方向と縫製布地片の送
り方向は水平とする。こうした位置は実際上最も多いケースではあるが、本発明
は厳密にこうであることを要求するわけではない。同様に、「横方向」の移動は、
縫製方向および送り方向に対するすべての移動で、貫通装置による縫製の方向お
よび送り方向に垂直な横平面の少なくともひとつの成分を有する移動を指す。「
側面方向」の移動は、すべての横方向の移動で、少なくともひとつの水平方向成
分も有する移動、すなわち縫製布地片およびテーブルの面に平行、言いかえると
貫通装置上の針の移動方向に直交している移動を指す。同様に、「垂直」移動は
、縫製布地片およびテーブルに対して少なくともほとんど直交する少なくともひ
とつの横方向成分を含むあらゆる移動、すなわち縫製方向と針の移動方向によっ
て決まる平面内の移動を指す。
【0019】 従って、横方向移動は垂直移動のない側面方向移動か、側面方向移動のない垂
直移動か、側面方向移動と垂直移動を組み合わせたものである。
【0020】 さらに、「貫通」、「貫通された」あるいはその派生語は全て、特に指示がない限
りは明記しなくとも、全ての糸が縫製布地片の厚さを実質的に突き抜けること、
広い意味で、糸を使用して縫い目を作ることを指す。「貫通装置」という表現は、
一本ないし複数の糸また、特に一本ないし複数の針および/あるいは一本ないし 複数の鈎針かループ針を含める、を用いて縫い目を作るあらゆる装置一般を指す
。(フランス規格AFNOR NF G05-002で定義される意味で使用される。本請求では
その用語を使用している。)
【0021】 本発明は縫製方法に関するもので、ミシンの貫通装置を使って縫製布地片上を
縫製方向に補助糸と呼ぶ糸で縫い目を縫製する方法に関し、この縫い目は縫製方
向に伸展する通路を作るタイプであり、補助糸の貫通と同時にこの通路の中に一
本の張紐と呼ぶ紐、が案内され縫いこまれ、この通路の中で紐は縦方向および/ または側面方向に滑ることができ、貫通装置に対して川上から直ぐに川下に伸展
している張紐の少なくとも部分は、張紐を通路に入れる正常位置と上記張紐の部
分の開放位置の間で横方向に移動される、この開放位置で張紐部分は縫い目の方
向に対して傾斜し、また貫通装置に向かって貫通装置の動作範囲外および上記通
路の外を通り、特に、縫い目を作る補助糸および/または張紐を、貫通装置の川 上に配置される少なくともひとつのカッターで独立に切断することができ、およ
び/または通常縫製部分で上記通路から開放された張紐をループにすることに特 徴づけられるものである。
【0022】 本発明による有利な点は、貫通装置で縫い目を縫製する過程で、上記張紐の部
分を横方向に移動する、すなわち、補助糸が縫い目を縫製する間、貫通装置を中
断することなしに、張紐を通常位置と開放位置の間で移動する。これに関し、上
記張紐の部分が、貫通装置の川上に、そして少なくとも直ぐ川下に伸展するので
、補助糸は張紐を突き刺さず、その唯一の結果として、張紐が補助糸によって不
動にされるリスクをほぼ避けていることに注目されたい。事実、張紐が貫通装置
に対面し、直角に通過すると、張紐は通路および貫通装置の動作範囲から開放さ
れる。また、貫通装置と上記張紐の部分の横方向移動を同期させ、この移動が貫
通針の下降移動と同時に行われるのを妨げる。
【0023】 さらに、縁かがり機、布縁切かがり機など縫製布地片の縁を縫製するミシンは
、機械のモーター台枠から側面方向に広がるテーブルを有する。本発明の第一応
用例は、特に、縫製の末端部にはみ出している張紐糸先の処置に応用されるもの
で、本発明による有利な点は、正常位置から開放位置に移動するために、上記張
紐の部分をミシンのテーブル側からモーター台枠の反対側に側面方向移動をする
ことである。
【0024】 本発明の第二の応用例は、前例と組みあわされるもので、特に通常縫製部分 (
すなわち両縫製端の間) において、縫い目でつくられた通路の外に開放される張
紐をループにする応用で、上記張紐の部分を縫製布地片およびテーブルから上方
に離しながら、貫通装置の動作範囲外で垂直方向、特に上方に移動する。特に、
少なくともひとつの上部ループ鉤針が装着されている場合は、上部ループ鉤針の
上で移動する。
【0025】 さらに、本発明による有利な点は、少なくとも上記張紐の部分を横方向に移動
するため、貫通装置の川上に配置される張紐の案内部品の少なくともひとつを横
方向に移動することである。
【0026】 本発明の実施法のひとつは、特に、上記通常縫製部分の通路の外に開放される
張紐をループにする応用で、押さえ機構でない案内部品を横方向に移動する。例
えば、この案内部品は川上押さえ機構の川下側出口に配置され、張紐が通る案内
用糸通し穴である。この実施法は上に記述された第二応用例に適用できる利点が
ある。
【0027】 本発明によるもうひとつの実施法は、前例との組み合わせが可能で、張紐の案
内装置を保持している川上押さえ機構を横方向に移動し、そして貫通装置の直ぐ
川下に配置される川下送り機構によって縫製布地片を送るもので、それが本発明
による有利な点となっている。川下押さえ機構は、特に、押さえ棒および/また は特別なモーター機構による回転駆動機構か、あるいは横軸の周りを自由回転す
る回転機構 (車輪、滑車、円筒等)である。川下送り機構は、特に、川下押さえ 金および/または川下回転機構、または川下送り歯である。この実施法は上に記 述された第一応用例に適用でき、縫製の両端部で張紐のはみ出し糸先の処置に有
利である。本発明は、川上押さえ機構を貫通装置の作動範囲外で、かつ上記通路
の外で縦方向に移動させること、また、開放位置でこの川上押さえ機構が縫製布
地片との接触を避けるため、川上押さえ機構を垂直かつ上方に移動させることが
有利な点である。
【0028】 本発明では、驚くことに、川上押さえ機構が解除されると、縫製布地片の縫製
機能が適用不可位置となるにもかかわらず、少なくとも部分的に縫製が実行でき
る。実際、縫製布地片の送り装置、および/または縫い目を作る補助糸、および/
または故障やとりわけ糸止まりを避けている張紐のおかげで、これらが何の困難
もなく可能であることは明白である。
【0029】 上に記述した実施法と応用例を組み合わせることができる。本発明では、川上
押さえ機構を移動させ、縫製末端に張紐のはみ出し残り糸を作り、押さえ機構と
異なる案内部品 (例えば糸通し穴)を上記通常縫製部の通路の外に開放された 張紐のループ作るため、垂直方向および/または側面方向に移動させる。
【0030】 本発明によると、上記張紐の部分を側面方向に十分な距離だけ移動し、張紐を
、ひとつには貫通装置の作動範囲外に、また特に貫通装置の川上に配置される補
助糸カット用第一カッターの作動範囲の外に遠ざけて側面方向に開放することが
利点である。第一カッターによって縫い目をつくる補助糸が、同時に張紐を切断
してしまうリスクはない。
【0031】 本発明はまた、縫い始めの前部およびの縫い終りの末端における張紐のはみ出
し糸端を、縫い目から残しておくに適した方法に関するもので、縫製終了部で、 -貫通装置の川下に配置される補助糸切断用第一カッターから、張紐を側面方向
に十分な距離だけ離し、開放するために、上記張紐の部分を側面方向に移動し、 -適当な長さに渡って縫製を継続し、張紐が川下第一切断カッターから側面方向
に離れるようにし、 -縫い目を作る補助糸を切断するために第一カッターを作動させ、次に貫通装置
によって縫製を止め、 -張紐のはみ出し糸先の長さの和が縫製の始めから終わりになるような距離だけ
縫製布地片を川下方向に移動させ、 -縫製布地片の縫製終末後のはみ出し糸先と次に縫製する縫製布地片の先端部は
み出し糸先に分けるために、切断するべき張紐の部分を第二切断カッター内に置
き、 -第二切断カッターを作動させ、 -貫通装置、張紐の案内装置、および上記張紐の部分を正常位置に戻し、次の縫
製のため縫製布地片を受け取る。
【0032】 本発明は、第二切断カッターを作動させる前に上記張紐の部分を正常位置に戻
すことが利点である。
【0033】 本出願において使われる「ミシン」は、頭部と呼ばれる縫製装置 (貫通装置、作
業台テーブル、送り装置、糸案内装置、など)を内蔵する少なくともひとつの機 構を含む全ての機械を指す。一般にミシンは、構造を支える台枠、台枠に組みつ
けられる少なくともひとつの縫製頭部、台枠に取り付けられる駆動モーター(一 般に少なくとも一個の電動モーター)、および台枠に組みつけられる命令装置( ペダル、スウィッチ、自動制御機器、数値システムおよび/またはコンピュータ システム、等)で構成される。本文中、「ミシン」という用語は、個別の縫製機械
頭部か、あるいは少なくともひとつの縫製頭部と前記の関連機構を含むより完全
な一体装置を指す。
【0034】 本発明はミシン、特に従来のミシン製品に改造を加え、本発明の方法を実施す
るようにしたものも含む。
【0035】 従って、本発明はミシンに関するもので、縫製布地片上に補助糸で少なくとも
ひとつの縫い目を作る貫通装置を有し、また縫製方向に沿って縫い目で通路をつ
くり、補助糸の貫通と同時に、張紐と呼ぶ紐、を通路の中で縦方向および/また は側面方向に滑れるように置いていく張紐の案内装置を有するミシンで、張紐の
開放装置と呼ぶ装置を有し、少なくとも張紐の部分は貫通装置の川上と直に川下
に伸展し、貫通装置に対して、張紐を通路に入れる縫製正常位置と上記張紐部分
の開放位置の間を横方向に移動し、開放位置で、張紐の部分は縫製方向に対して
傾斜、また貫通装置に向かって貫通装置の作動範囲の外と上記通路の外を通り、
少なくとも貫通装置の川下に配置される切断カッターで縫い目の補助糸および/ または張紐を独立に切断し、通常縫製部の外に開放された張紐をループにするこ
とができることを特徴とするミシンである。
【0036】 本発明で、張紐の開放装置は、貫通装置で縫い目を縫製する過程で、少なくと
も上記張紐の部分が横方向に移動できるようにされるのが利点である。
【0037】 本発明による利点はまた、モーター台枠と、貫通装置からモーター台枠にかけ
てほぼ広がるテーブルを有する機械で、張紐の開放装置で上記張紐の部分をテー
ブル側から側面方向に移動し、またモーター台枠の反対側、上記通路の外で、正
常位置から開放位置に移動できることを特徴とする機械である。
【0038】 応用例またはそれらの組み合わせでは、本発明による利点は、開放装置によっ
て上記張紐の部分を、縫製布地片の上方へ遠ざけながら貫通装置の作動範囲の外
に垂直に、特に上方に移動することである。
【0039】 本発明による利点は、少なくとも一本の針を含む貫通装置と、縫製布地片の送
り装置を含む機械で、川上送り機構と呼ぶ送り装置が針の直ぐ川下に配置される
少なくともひとつの機構を持つこと、また張紐の開放装置が、川下送り機構から
川上に向かって伸展する少なくとも張紐の部分の横方向移動ができることに特徴
がある機械に関する。
【0040】 本発明によると、張紐の案内装置は、貫通装置の川上に配置される少なくとも
ひとつの川上案内部品を有し、またこの案内部品を正常位置または張紐の開放位
置に置くための支で支持される。案内部品は張紐を、正常位置で縫い目に対して
案内、開放位置で貫通装置に対して横方向に移動する。従って川上案内部品の支
え装置は張紐の開放装置として役立っていることが利点である。
【0041】 本発明による利点では、張紐の開放装置が押さえ機構と異なる案内部品の少な
くともひとつを横方向に移動できるようにされていることである。
【0042】 本発明による利点では、張紐の案内装置は、少なくともひとつのダブルアクシ
ョン動作機構 (特に、空圧式あるいは電磁式シリンダー )を有し、よって張紐
の部分を開放位置とその反対位置の間で横方向に移動できる。
【0043】 本発明による応用例のひとつで、張紐の案内装置は、張紐を側面に案内する少
なくともひとつの部品とこの案内部品を機械の台枠に対して支える装置を有し、
案内部品の支持装置は、部品が縫い目に対して張紐を案内する正常位置と、貫通
装置に対して案内部品を側方向に移動する張紐の側面方向開放位置とに配置され
、従ってこの案内部品の支え装置が張紐の開放装置として役立っていることが利
点である。
【0044】 もうひとつの応用例は、前者との組み合わせで、川上案内部品の支え装置が、
案内部品を正常位置あるいは張紐の垂直開放位置に配置できるようにされるもの
で、正常位置ではこの部品が縫い目に対して張紐を案内し、開放位置で案内部品
は貫通装置に対して垂直方向、特に上方に移動される。
【0045】 本発明はまた、縫製布地片送り用の川上押さえ機構の一部および/またはそれ に保持される張紐部分の案内装置と、機械の台枠に対して川上押さえ機構を支え
る装置で、作動位置で川上押さえ機構が縫製布地片に当接するに適した機械に関
するもので、支え装置は張紐の開放位置に川上押さえ機構を配置できるように作
られ、その位置で川上押さえ機構と張紐の案内装置は貫通装置に対して側面方向
に移動し、従って川上押さえ機構の支え装置が張紐の開放装置として役立つこと
に特徴がある機械に関する。
【0046】 本発明は、上記川上押さえ機構の支え装置は以下のものから構成されることが
利点で、すなわち、 -機械の台枠の川下端に接続され、垂直軸および水平横軸の周りに旋回が可能、
川上先端部は張紐の案内装置とともに川上押さえ機構を保持している関節アーム
、 -台枠に保持され、平進可動の操作棒を有するダブルアクション操作機構、 -アームと操作棒を連結するリングロッド。
【0047】 操作機構は台枠上に組立てられ、正常位置で、操作棒は、川上押さえ機構が縫
製布地片上に当接する方向の圧力をアームに加える。
【0048】 本発明によると、操作棒が自己回転に重ねて平進運動をすると、垂直軸の周り
をアームが旋回し川上押さえ機構が側面方向に移動と、また水平横軸の周りをア
ームが旋回し川上押さえ機構が垂直方向に移動する運動が作り出されるように連
結リングロッドにねじれを与えることが利点である。
【0049】 本発明によると、機械は、貫通装置の川下に配置される補助糸切断第一カッタ
ーを有し、また上記張紐開放装置が、少なくとも上記張紐の部分を側面方向に移
動して、上記張紐の部分が補助糸切断第一カッターの外の側面方向に充分離れる
ようにしていることである。
【0050】 本発明によると、機械は二本の糸切断カッターを有し、第一カッターは貫通装
置の川下に配置され、かがり縫いの補助糸を切断するため、第二カッターは第一
カッターの川下側、次の縫製布地片上で縫製の縫い目開始の前部にはみ出してい
る張紐の糸端、はみ出し糸先と呼ぶ、の長さに相当する距離だけ離れて置かれる
ことが利点である。
【0051】 本発明によると、第一カッターは川上送り装置に接近した直ぐ川上側に置かれ
ることが利点となっている。
【0052】 本発明は、この発明による方法を完全自動化することができる。このためには
、本発明によると、機械は縫製布地片の案内装置の代わりに、場合によっては切
断カッターに関して、自動案内装置を有し、また張紐の開放装置の自動制御装置
を有し、場合によっては切断カッター自動制御装置を有する利点がある。本発明
で、縫製布地片の自動案内装置は、縫製布地片を把握し、縫製が進行するに従っ
て機械のテーブル上に縫製布地片を運ぶようにプログラムされた捕捉ロボットハ
ンドを有する利点がある。本発明によると、縫製布地片の自動案内装置と張紐の
開放装置の自動制御装置は、貫通装置、縫製布地片の移動、張紐の開放装置、切
断カッター等の状態を縫製の進行に従ってコントロールするプログラムを組込ん
だデジタルシステムを有する利点がある。
【0053】 本発明によると縫製の完全自動化が可能であり、イス用詰め物の着包プロセス
の自動化などが含まれる。
【0054】 本発明は、より特殊な場合として、かがり縫い目の実行、とりわけ縫い糸(補
助糸)が一、二、三、四または五本あるようなかがり縫いに応用できることが利
点である。従って、本発明による機械はかがり縫い機、とりわけ、布縁切かがり
縫い機に有効である。
【0055】 本発明は、縫製の過程で、張紐を縫い目の通路の外に自動的にずらせて開放し
、つぎに自動的に正常位置に戻して通常縫製の通路からはみ出した張紐をループ
にするか、通路終端の糸先は張紐の残り糸として始末する。縫製通常部分でつく
られるループで、例えばカバーをかけようとする物体の鉤や突起に張紐を引っか
けたりおよび/または縫製布地片の縁の通常部分に引っ張りを与えることが出来 る。末端の糸先を引いて張紐に牽引力を与え、張力をかけたままで張紐を不動に
することができる。このようにループをつくったりおよび/または終端を糸先で 始末しても、張紐が通路の中を滑り抜ける可能性があり得ることに注意しなけれ
ばならない。本発明は、補助糸が張紐を突き刺して不動にすることを避けている
【0056】 本発明は、また上記あるいは以下に記述される特質の全体または部分の組み合
わせで特徴づけられる機械および方法に関するものも含む。
【0057】 本発明のその他目的、利点、特徴は、以下に示す添付図を参照とする説明によ
って明らかにされる。
【0058】 第1図は、本発明の機械で張紐が正常位置にある場合の概観部分透視図である
【0059】 第2図は、張紐が開放位置にある場合の第一図同様の透視図である。
【0060】 第3図から第9図は、発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って 表した部分的概観図である。
【0061】 第10図と第11図は、本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開
放位置をそれぞれ前部から見た概観部分図を示している。
【0062】 第12図と第13図は、本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開
放位置をそれぞれ下から見た概観部分図を示している。
【0063】 第14図は、本発明による機械の貫通装置および開放装置を側面から見た概観
部分図を示している。
【0064】 第15a図は、本発明による機械の、張紐の開放装置の操作棒に固有回転を与
える特殊な案内装置の軸方向断面概観図を示している。
【0065】 第15b図は、第15a図と同様な概観図で、操作棒なしを示している。
【0066】 第16図は、本発明による機械の上部から見た概観部分図を示している。
【0067】 第17図は、本発明による自動機械全体の概観透視図を示している。
【0068】 第18図から第20図は、本発明による機械の、張紐の開放装置における二つ
の応用例で、それぞれ上部から見た概観部分図を示している。
【0069】 第21a、21b、21c図は、第20図の応用例に従って、本発明による機
械の張紐の開放装置を、垂直開放位置、正常縫製位置、および側面方向開放位置
においてそれぞれ横方向垂直断面から見た概観部分図を示している。
【0070】 第22図は、第20、21a、21b、21c図の応用例に従って、本発明に
よる機械の垂直開放位置における貫通装置と開放装置を示す側面の概観部分図で
ある。
【0071】 図示される本発明によるミシンは、かがり縫い縁切りミシン、すなわち縫製布
地片1(布、革、合成繊維などの柔らかい袋)の縁を縁切ナイフ2によって切断し
、補助糸4によってかがり縫い目3を実行するミシンである。補助糸4として細い 透明ナイロン糸(330デニール)またはその他全ての工業用縫製糸を使用できる。
【0072】 EP-0223312およびUS-4735097は、その内容が本出願書類に参照されているが、
すでに、このようなミシンの一般的特徴と、例えばイスの着包方法のようなこの
ようなミシンで実施できる物体着包方法を記述している。従って以下では、本出
願の対象となっている本発明独自の特徴についてのみを詳細に説明する。
【0073】 本ミシンは貫通装置5、6、7を有し、それは本例では針5、上位鈎針6、下位鈎 針7である。これら貫通装置5から7によって三本糸でかがり縫いを行う。しかし 、本発明は、機械が相応した貫通装置を装備している場合、他のすべてのかがり
縫い目にも拡張、あるいはより一般的には、補助糸とは別の張紐8(すなわち、
上記縫い目を作らない糸)が長さ方向に縫いこまれる通路Pを作るような縫い目 の全てに拡張して含む。張紐8は縦方向および/または側面方向に通路Pの中を滑
ることが可能で、ナイロン糸、あるいは紐や細紐、あるいは伸縮のある紐などを
使用できる。一般には補助糸より太いものが使われるが、その逆の場合も可能で
ある。ミシンは、貫通装置5〜7の内部およびとそれを横切っている縫製布地片1
送り装置9〜10を有する。機械は主に、モーター台枠12と、貫通装置5からモー ター台枠12側へ全体的に広がるテーブル13とで構成される。縫製布地片1は送り 装置9〜11によって縫製方向Dに移動される。縫製方向Dはモーター台枠12横に沿 ってテーブル13の側面方向に広がる方向である。送り装置9〜10は、テーブル13
を通って空けられた適当な抜け穴を通るモーター駆動下送り歯9(すなわち機械 のモーターで駆動される)と、貫通装置5〜7の川上でテーブル13の上方に配置
され下方送り歯9に対して縫製布地片を当接する川上押さえ機構10と、貫通装置 5〜7の直ぐ川下でテーブル13の上方に配置され貫通後に縫製布地片を送るため の川下送り装置11を含む。本例で、川上押さえ機構10は従来の押さえ棒である。
図示される川下送り機構11は、モーターで駆動され、貫通装置5〜7の川下に配置
される下部送り歯9の一部と同期する上部送り歯である。ここに表示されない応 用例では、川下送り装置11は単に、縫製布地片1を下部送り歯9の上に押し付ける
押さえ金である。
【0074】 布縁切ナイフ2は貫通装置5〜7の直ぐ川上に置かれ、かがり縫い実行の前に縫 製布地片1の縁を切断する。
【0075】 川上押さえ機構10は張紐8の案内部品14を保持する。本例では、この案内部品1
4は折り曲がったチューブの一部形で、モーター台枠12に向かって押さえ棒10の 横に広がる。従って、張紐は貫通装置5〜7の直ぐ川上、かがり縫い目で作られる
通路P軸の中に、縫製方向Dに平行になるように案内される。張紐8は、モーター 台枠12に結合している少なくともひとつの案内機構15を介して、予備ボビンから
案内部品14まで導かれる。
【0076】 機械は第一切断カッター16(例えばフランスC-GEX SYSEM'S社から販売されて いるカッターC-GEX T07など)を有し、これは貫通装置5〜7と送り装置9〜11の直
ぐ川下、すなわち川下送り機構11の直ぐ川下に配置される。 機械は、また第二切断カッター17(例えばフランスC-GEX SYSEMS社から販売され
ている偏心カッター)を有し、第一カッターの軸上、縫製方向Dに対して川下側 、第一カッターからの距離dlは、張紐8ががかがり縫い目3の開始端19の外には
み出す糸先18の長さに相当する。
【0077】 切断カッター16、17はそれぞれ駆動モーター機構20、21によってモーターで駆
動されるが、これは空圧式ピストンシリンダー、電磁石、あるいはその他類似の
駆動機構でよい。各カッター16、17は、縫製方向Dに平行な軸の周りを旋回する 一本の可動刃物および、テーブル13のレベルで縫製方向Dと交差して横方向に展 開する一本の固定刃物で構成される。このように、可動刃物は支点の周りを下方
に回転し、可動刃物と固定刃物がはさみのように動いて固定刃物上の糸を切断す
る。
【0078】 川上押し付け機構10は、案内部品14と共に支え装置22.、23、24に保持される 。支え装置は、機械台枠12に自在連結する関節腕22と、本体26が台枠12に保持さ
れ、また台枠12に対して軸の両方向に平進できる操作棒25を有するダブルアクシ
ョン(すなわち両反対方向から動かすことができる)操作機構23と、アーム22と
操作棒25を連結するロッド24で構成される。アーム22はテーブル上方にあり、少
なくともほとんど水平で縫製方向Dにほぼ平行に伸びる。アーム22の川下側先端2
9は、アーム22が垂直軸27と水平横軸28の周りの旋回を可能とする関節装置で、 機械の台枠12に自在に連結される。操作機構23は、例えばダブルアクション空圧
シリンダーで、その本体26は少なくともほとんど垂直な方向で台枠12に保持され
るが、本例では下方かつ川上方向に少し傾斜している。アーム22の川上先端30は
張紐8の案内部品14と共に川上押さえ機構10保持している。
【0079】 操作機構23の操作棒25の自由端は、正常位置で、川上押さえ機構10が縫製布地
片1を押付ける方向に、すなわち下方でテーブル13に向かう方向に、アーム22に 圧力をかけるに適している。本体26に対して下方に向いている操作棒25が完全に
伸びきった状態で、操作棒25の先端がアーム22を押付ける。操作棒25の先端は、
垂直側面に小平面31をがつられていることが利点で、この小平面に対して関節腕
22が側面方向から突当たってくる。こうして操作棒25はアーム22が回転するのを
制限し、従って川上押さえ機構10が台枠12方向へ水平移動するのを制限する。ま
た小平面31は、アーム22の上部最小面20上に押付けてくる肩状部を決めることに
よって、上に説明したように、川上押さえ機構を下方に垂直に当接させる。
【0080】 連結ロッド24は、その長さ方向にねじれが与えられており、操作棒25の自己回
転(平進移動軸の周り)に伴って平進移動が始まると、垂直軸27の周りにアーム
22が旋回し川上押付け機構10が側面方向に移動、および水平横軸28の周りにアー
ム22が旋回し川上押付け機構10が垂直方向に移動できるようにつくられる。連結
ロッド24は、ロッド24上に穿つれた縦方向の抜き穴32を介してアーム22に連結さ
れ、この抜き穴の中にアーム22に固定されたスライドを滑り込ませる。スライド
33は、例えばアーム22に対応して立てたタップに埋めたビスの頭を単に穴に通し
たものでよい。一方、連結ロッド24はビス止め閉め環34を介して操作棒25に堅固
に固定される。
【0081】 このような機構において、操作棒25がシリンダー本体26の中を上昇すると、連
結ロッド24のねじれによってアーム22が、台枠12の反対側面方向に垂直軸27の周
りを旋回し、また、水平横軸28の周りを上方垂直状に旋回する。
【0082】 この動きの時に、操作棒25が長さ方向の軸の周りを自転することに注意したい
。この自己回転運動および、アーム22の垂直軸27の周りを旋回する運動は、連結
ロッド24のねじれにより生じ、および/または平進移動の時に操作棒25を自己回 転させる特殊案内装置35、36によって得られる。本例で、継手35は適切な方法(
固定用キー、半径方向ビスなど)で操作棒25に堅固に固定され、この継手35には
半径方向で外側に突出している少なくともひとつの突起が有り、この突起はソケ
ット36の中に適切な形に作られた斜面52にはめ込まれる。ソケットは台枠12に固
定され、操作棒25とその継手35はソケット36を軸方向に貫通している。継手35の
突起51とソケット36の面52によって、棒がどちらかの方向に平進移動するとき、
棒25がその軸の周りどちらかの方向に自己回転する。
【0083】 こうして、川上押さえ機構10の支持装置22、23、24は、案内部品14と共に張紐
8の開放装置として役立ち、モーター台枠の反対側で側面横方向に移動できるよ うにされる。川下送り装置11と案内部品14の間に伸展する張紐8の部分37を垂直 に移動する。張紐8の部分37は、一方で、貫通装置5、6、7の直ぐ川下から川下送
り機構11まで伸展、また貫通装置5、6、7の直ぐ川上から案内部品14まで伸展す る、言い換えると、この張紐8の部分37は貫通装置5、6、7の直ぐ川下から川上に
向かって伸展している。この張紐部分37は縫製中の貫通装置5、6、7の作動範囲 を通るものである。開放装置14、22、23、24は、上述したように、案内装置14を
次の位置に置く。すなわち上記のように、張紐8を縫製方向Dで通路Pの中に案内 にする正常位置か、または、張紐8の部分37が、貫通装置5、6、7に対して上方垂
直かつ側面方向に移動され、縫製方向Dに対して傾斜しており、貫通装置5、6、7
の作動範囲の外で、かがり縫い目によって作られる通路Pの外を通る開放位置か である。
【0084】 第1図から第11図に示される応用例で、張紐の部分で、張紐8の川下送り機構11
の川上まで、また台枠12に固定される案内部品15にまで伸展しているの全ての部
分は、開放装置22、23、24によって側面方向に移動される。しかし、川下送り機
構11から直ぐ川下と貫通装置5、6、7の川上へと伸展している張紐8の少なくとも
部分37が移動されて、張紐8を貫通装置の作動範囲の外に、また通路Pおよび第 一カッター16の外に開放するという別の応用例も可能である。
【0085】 このような機械に実施される方法が第3図から第11図に示される。
【0086】 第1図、第3図、第10図は正常位置にある川上押さえ機構10と案内部品14を示し
、張紐8は通常、縫製布地片1の縁に沿って縫われるかがり縫い目Pの中に置かれ
る。この正常位置から、縫製中にすなわち貫通装置5〜7を停止せずシリンダー23
を駆動し、川上押さえ機構10と案内部品14を開放位置(第2、4、5、11図)に置 くことができる。こうして、川下送り機構11と案内部分14の間に伸展する張紐8 の部分37は縫製方向Dに対して上方かつ側面方向に傾く。このような配置は、特
に針5が張紐8を突き刺すのを回避する。なぜなら、川下送り機構11から川上に向
かって伸展している張紐8の全部分37は、側面方向に移動し、縫製方向Dに対し て傾斜するため、張紐8は補助糸によって突き刺されない。
【0087】 第5図は追加のかがり縫い後の配置を示し、張紐8の部分37とかがり縫い目3の 交点は川下方向に移動されるので、張紐の部分37は川下送り機構11と第一切断カ
ッター16から側面方向に離れる。この位置で張紐8の部分37は第一カッター16か ら外れるのは明らかだが、第5図に示すように、カッターが作動するとかがり縫 い目のみ、すなわち補助糸4のみを切断し、縫製末端で縫製布地片1に対してかが
り縫い目3の終端53と、次の縫製布地片1のかがり縫い目3の開始端19を形成する 。
【0088】 さらに、かがり縫い目を作る補助糸4が切断される前に終端のかがり縫い目を すると、縫製布地片1は縫製後に貫通装置5、6、7の外に開放され、川上押さえ機
構10は縫製布に当接しない。従って第5図の配置で、縫製布地片1は貫通装置5、6
、7と川下送り機構11から側面方向に開放される。この配置では、縫製布地片が 無くても、川上押さえ機構10と送り歯9の摩擦はなく、いかなる磨耗も回避する ことができることに注目できる。
【0089】 張紐8をかがり縫い3の外に開放した後も、縫製布地片1上のある長さにわたっ てかがり縫い3を継続できる。第5図は、縫製布地片1に刺されたいくつかのかが り縫い目と引き続いて縫製布地片外に刺されたいくつかのかがり縫い目を示して
いる。ここに表示されない別の応用例では、通常かがり縫い縫製部(両端部では
なく)が開放位置になるように川上押さえ機構10を保ち、縫製布地片1の上にか がり縫い3を続け、次に、川上押さえ機構10を正常位置に戻しかがり縫い3を継続
する。このようにして通常縫製部のかがり縫い3から開放された張紐8の糸先を始
末する、すなわち、例えばあるサポート体を覆う縫製布地片1にテンションをか けたり、引っ掛けに使えるような張紐8のループを作る。
【0090】 第6図には、かがり縫い3の通路Pの外に開放された張紐8の川上部分37が第二 切断カッター17内に対面して引き寄せられ、次に第二カッター17で切断されると
いう前の位置を表示した。この第二カッターの中で張紐8が容易に整列されるよ うに、川上押さえ機構10と案内部分14を前もって正常位置(シリンダー23を制御
して操作棒25を下降する)に戻す。好ましくは、かがり縫い3の補助糸4が第一カ
ッター16(第5図)で切断されると、貫通装置5、6、7および送り装置9、10、11 を停止する。
【0091】 第6図に示されるように、縫製布地片1は、縫製の終わりでかがり縫い3の外に 放置される張紐8のはみ出し糸先38を有している。このはみ出し糸先38の長さd2
は、第二切断カッター17から川下方向に引っ張った張紐8部分の長さによって決 まる。
【0092】 縫製布地片1ははみ出し糸18を含み、この糸先は縫製開始後につくられ、その 長さd1は前部カッター16と後部カッターの間の距離による。
【0093】 第二カッター17は、位置調整ができるように機械上に取りつけられる、従って
この長さd1の調整が出来ることが利点である。
【0094】 このためには、第二カッター17はいずれも(可動刃物および固定刃物)台枠54
(第16図)に保持される。カッターは滑ることができるよう、機械のモーター台 枠12から川下に縫製方向Dに平行な方向に展開するスライダー55上に組みつけら
れる。調整後回転リング付き締め付けボタン56でスライダー55上に台枠54を固定
する。カッター17に固定される刃物は刃物板57で作られテーブル13上に配置され
る。台枠54はカッター17の駆動モーター機構21を保持することも利点である。台
枠54をスライド55に沿って移動させて、縫製方向Dで第一カッターの延長上にあ る第二カッターを保ったまま距離d1を変更する。
【0095】 第6図に示される位置から、新しい縫製布地片1の縫製を始めると、新縫製布地
片1は、第7図に示されるように、押さえ棒10に押えられる。
【0096】 案内部品14を正常位置に戻すとき、張紐8が針5の鉛直線を超えて側面方向から
モーター台座12の方に確実に超えるには、かがり縫い3の補助糸4のテンションを
、とりわけ針の補助糸4のテンションと上部鈎針の補助糸4のテンションを少なく
とも同時に緩和する。このために本発明の機械は、二重効果を有する操作機構を
備える。例えば空圧式シリンダー39によるもので、その操作棒は少なくともひと
つのくさび40を有し、針糸4と上部鉤針 (図1) の張力を調整する糸圧調整リング
の間に接続されるようつくられる。正常位置では、くさび40は糸圧調整リングの
外に開放されるので、糸のテンションは従来の機械調製で得られるのと同じであ
る。開放装置を操作するシリンダー23を作動して、正常位置で案内部品14を元に
戻すと、くさび40を保持しているシリンダー39が同時に作動され厚さを調製する
くさび40に連結し、また針糸と上部鈎針糸にテンションをかける糸圧調整リング
の中で、補助糸4を完全に緩和する。従って、張紐8はモーター台座12の方に向か
って針5を超え、つまり、この針5に突接し、次に再上昇する際に針を超える。こ
のように、針5が張紐8に付き刺さるのを確実に避け、従って、縫製布地片1上で 張紐8が阻止され、かがり縫い3の通路Pの中で滑れなくなるのを避けている。
【0097】 新しい縫製布地片1で縫製を開始するときは、第7図に示されるように、張紐8 が常に川下送り機構11の下に挿入される必要はない。しかし、テーブルが一般的
な形である場合は図のように川下送り機構11の下になることがある。かがり縫い
3を始めると、第8図に示すように、はみ出し糸先18は川下送り機構11の下に引き
寄せられるか、または第9図に示すように、これを回避して無理なく引っ張られ る。こうして、上に説明したようにいかなる場合にも第9図に示される位置で縫 製が開始、終了される。
【0098】 かがり縫い3が第一カッター16で切断された後、張紐8が第二カッター17で切断
されるまでの間、縫製開始部と終了部で張紐のはみ出した糸先18、38が、和d1+
d2に相当する長さだけ、第一カッター16から川下方向に展開され伸展するよう に縫製布地片1を移動する。縫製布地片1の、機械に対するこのような動きは、テ
ーブル13の縫製布地片1自動案内装置41〜44による(第17図)。装置41〜44は、 例えば、特にテーブルの上側に広がる梁41からなり、この梁は一本の垂直柱42を
保持し、その先端下部に縫製布地片1捕捉ハンド装置平板43が固定される。この 装置全体の動きは数値プログラム方式(自動制御、情報システムなど)で制御さ
れる。梁41は柱42および平板43が水平二方向に移動できる。柱42と平板43は、テ
ーブル13に対して、平板が垂直軸の周りの自己回転と垂直方向の上下移動の制御
がされるようにつくられる。従って、その全体は、縫製が進行するに従って、捕
捉ハンド装置が縫製布地片一枚をテーブル13上に移動するようプログラムされ、
構成される。このロボットは縫製前縫製布地片の堆積山58から縫製布地片1を一 枚とり縫製開始に、機械の川上押さえ機構10の下に入れる。また縫製終了後に、
ロボットは上に説明したように、第二カッター17内にある張紐8で、縫製済み縫 製布地片1をd1+d2の距離だけ移動し、次に縫製済み縫製布地片を山59に堆積す
るようプログラムされる。その他種々の操作機構23、39や機械の一般機能、とく
に送り装置9〜11、貫通装置5〜7の制御プログラムが数値プログラム方システム4
4に組まれる。
【0099】 平板43には縫製布地片1の捕捉ハンド装置が装備され、縫製前縫製布地片の山5
8から布を一枚だけ掴み取り、次に縫製後、山59に放し置く。この捕捉ハンド装 置は、縫製布地片1の性質に適した方法を使用する。例えば、バキューム(吸気) 、布用捕捉爪(例えばドイツのSOMMER AUTOMATIC社で販売され ている製品SCH20またはST36などの捕捉ハンド)、位置可変自動接着装置、
ループや鉤爪を使った引っ掛け装置(VELCRO、商標)など。
【0100】 上に説明した捕捉ロボットの製作およびそれに付随する数値プログラムシステ
ムのプログラミングはそれ自身充分に知られており、特別な難点はない。特に、
パルスモーターを使用し、そこから全体の各動きをコード化する従来の数値制御
プログラミングである。
【0101】 本発明は、先に記述した実施方法に対していくつかの応用例を示す。特に、川
上押さえ棒10を案内部品14と同時に側面方向に開放するのが便利な場合は、川下
送り機構11のおかげで、かがり縫い目3(張紐8も縫製布地片1もなしでも)の次 の送りが満足に得られるので、川上押さえ機構10をそれほど移動させずに張紐8 を開放することができる。
【0102】 第一応用例 (第18図)では、開放装置は水平方向のシリンダー45でその本体46 は台枠12に保持され、その操作棒47に案内糸通し穴48があり張紐8が通っている 。この糸通し穴48は、正常位置で、川上押さえ機構10に保持される案内部品(チ
ューブ)14の川下出口に配置されるが糸通し穴48は、貫通装置5、6、7の川上に 配置される。こうして、案内糸通し穴48はまた張紐8を側面方向に案内する部品 でもあり、川上押さえ機構10とそれに保持される案内部品14の川下、また貫通装
置5、6、7の川上に配置される。従ってこの案内糸通し穴48は、川下送り機構11 と川上押さえ機構10に保持される案内部品の出口の間に伸展している張紐8の部 分を側面方向に移動する。シリンダー45は、糸通し穴48を、案内部品14の出口に
向かって正常位置か、あるいは糸通し穴48が台枠12の反対側かつ、川上押さえ機
構10の延長上で側面方向に離される開放位置に置くように作られ、これによって
張紐8の部分37を側面方向に移動する(第18図)。川上押付け機構10は、シリンダ ー45の駆動用駆動棒47と糸通し穴48が横方向に平進移動できるように適当な形に
されなければならない。特に、川上押付け機構10は、支えアーム49によって保持
され、糸通し穴48がこの支えアーム49の川下に充分に移動できる川上側に配置さ
れなければならないが、張紐8はこの支えアーム49の川上を通過しない。
【0103】 本発明のもうひとつの応用例(第19図)は、川上押付け機構10は台枠12の一部
である固定支えアーム49に保持され、関節アーム22は、第一応用例の案内部品14
に類似した管状の案内部品61を保持する。ただしこれは川上押さえ機構10と分離
されている。第一応用例で記述したように、アーム22の動きはシリンダー23と連
結ロッド24によって制御される。従って、第19図に示すように、川上押さえ機構
10の支えアーム49は案内部品61とモーター台枠12の間に広がり、張紐8の案内部 品61が、台枠の反対側にある川上押付け機構に対して側面方向で自由な移動がで
きる必要がある。縁切ナイフ2がより川上方向に、また台枠12の側面方向に動け るように、川上押付け機構10の形は、先に記述された実施法に比べて少し変更さ
れる。
【0104】 第18、19図の応用では、川上押付け機構10が縫製布地片1の案内機能を保った まま、張紐8を横方向に開放できる。このように川上押付け機構10によって縫製 布地片1を確実に案内し、特に、通常縫製部分に張紐でループを作る。操作機構2
3、45と針5の運動が適当に同期するので、案内部品14、48、61が側面方向に移動
するとき、針5によって張紐8が貫通されることはほとんどなく、または避けるこ
とができる。
【0105】 第20から22図の応用例では、張紐8が針5によって付き刺されるのを、同期の必
要なしに確実に避けることができる追加利点がある。さらに、この応用例では通
路Pから開放されたループを前もって縫製布1に対して多少垂直方向に向けるこ とができる。
【0106】 この応用例では、第18図の応用例のように、張紐8の案内糸通し穴48に張紐8が
通され、案内糸通し穴は川上押付け機構10に保持される案内部品14の川下出口の
川下、かつ貫通装置5、6、7の川上に配置される。
【0107】 この糸通し穴48は、縫い目方向Dに平行な水平軸64の周囲に自由に旋回する関
節棒63の自由端側で、ダブルアクションの第一水平シリンダー68の操作棒67に保
持されるビス/ナットシステム66の先端65部につくられる。このシリンダー本体6
9は台枠12に固定される。ビス/ナットシステム66は棒63の関節軸64を保持する末
端65と操作棒67に保持される支えアーム70の間の長さを調整する。支えアーム70
はダブルアクション第二シリンダー72の本体71を保持する。シリンダー操作棒73
は糸通し穴48を有する棒63に結合するロッド74と関節(軸64の周りに回転する)
でつながり、ロッドは軸64の周囲を回転する。従って、第二シリンダー72は、第
一シリンダー68の操作棒67によって保持され、ロッド74は案内糸通し穴48を有す
る棒63との角度が約90度となるように上方に伸展する。
【0108】 縫製の正常位置(第21b図)で、第一シリンダー68の操作棒67は収縮し、第二 シリンダー72の操作棒73は伸びる。棒63は少なくともかなり水平方向に広がり、
案内糸通し穴48と張紐8は正常縫製位置をとる。
【0109】 第二シリンダー72がこの正常位置から作動を始めると、操作棒73が収縮し、棒
63は軸64の周りを上方から旋回する。糸通し穴48は上方に移動する(第21a図) がこの移動の振幅は、川下送り機構11と案内糸通し穴48の間にある張紐8の部分3
7が貫通装置5、6、7作動範囲の上部を、特に上部鈎針6[図22]の上部を完全に 乗り越えるに充分なものである。張紐8はすでに係り縫い3の中には縫い込まれず
、垂直方向上方に開放される。第二シリンダー72が前もって作動され、その操作
棒73が伸ばされる。これによって糸通し穴48は縫製正常位置に戻り、張紐8は再 び通路Pの中に入れられる。このように通路Pから開放された張紐8がループ62を つくり、ループ62は針5に通されないため、第一シリンダーの作動するいかなる 瞬間にも、張紐8を突き刺してそれを阻止してしまうリスクはない。作られたル ープ62は、縫製布地片1から少なくともほとんど垂直上方に広がり、あらかじめ 与えた方向をとる。この応用例は、張紐8が弾力性である場合に特に適用しやす い。縫製布地片1の縁に沿って規則的に分散されたループ62とこの縫製布地片1を
つかうと、縫製布地片1は張紐8によってひっぱられるので鉤または引っ掛け突起
を有する物体を着包できる。
【0110】 図1cに示すように、図18に示される応用例のように、縫製の正常位置から、 第一シリンダー68の操作棒67を伸ばすように操作し、張紐8を側面方向に開放し ながらループや糸先を作ることができる。
【0111】 本発明の別の応用例では(図示されない)、張紐8案内用部品は川上押さえ金1
0の支え49とモーター台枠12の間、あるいは川上押さえ金10の直ぐ川上に配置さ れるもので、川上押さえ金10の上方移動と、この川上押さえ金10の下を通る案内
部品が側面方向に同時に移動するようにプログラムを組むことができる。この応
用例では、川上押さえ金10を上昇させるため第二操作機構はデジタルシステム44
で制御されるので、案内部品移動のための第一操作機構を付ける必要がある。
【0112】 しかしながら、本発明の全ての応用例は、EP-0223312および/または US-47320
97に示されるような従来の縁切かがり縫いミシンに簡単な改造や追加をするだけ
で本発明の機械を得ることができる。川上押さえ金10の支え装置を変更し、その
付属装置と伴に川下送り機構11を下部送り歯の駆動装置に接合したものを追加す
ればよい。
【0113】 その他、本発明は、また別の応用例の対象となる。特に、本発明は、張紐が挿
入されるような通路をつくる縫い目をつくるなら、かがり縫い以外の縫い目、従
ってかがり縫い機以外の機械にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機械で張紐が正常位置にある場合の概観部分透視図である。
【図2】 張紐が開放位置にある場合の第一図同様の透視図である。
【図3】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図4】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図5】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図6】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図7】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図8】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図9】 発明による方法の上記異なる段階を、時間順序に従って表した部分的概観図で
ある。
【図10】 本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開放位置をそれぞれ前部か
ら見た概観部分図を示している。
【図11】 本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開放位置をそれぞれ前部か
ら見た概観部分図を示している。
【図12】 本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開放位置をそれぞれ下から
見た概観部分図を示している。
【図13】 本発明による機械の、張紐の開放装置の正常位置と開放位置をそれぞれ下から
見た概観部分図を示している。
【図14】 本発明による機械の貫通装置および開放装置を側面から見た概観部分図を示し
ている。
【図15】 本発明による機械の、張紐の開放装置の操作棒に固有回転を与える特殊な案内
装置の軸方向断面概観図を示している。
【図16】 第15a図と同様な概観図で、操作棒なしを示している。
【図17】 本発明による機械の上部から見た概観部分図を示している。
【図18】 本発明による自動機械全体の概観透視図を示している。
【図19】 本発明による機械の、張紐の開放装置における二つの応用例で、それぞれ上部
から見た概観部分図を示している。
【図20】 本発明による機械の、張紐の開放装置における二つの応用例で、それぞれ上部
から見た概観部分図を示している。
【図21】 本発明による機械の、張紐の開放装置における二つの応用例で、それぞれ上部
から見た概観部分図を示している。
【図22】 第20図の応用例に従って、本発明による機械の張紐の開放装置を、垂直開放位
置、正常縫製位置、および側面方向開放位置においてそれぞれ横方向垂直断面か
ら見た概観部分図を示している。
【図23】 第20図の応用例に従って、本発明による機械の張紐の開放装置を、垂直開放位
置、正常縫製位置、および側面方向開放位置においてそれぞれ横方向垂直断面か
ら見た概観部分図を示している。
【図24】 第20図の応用例に従って、本発明による機械の張紐の開放装置を、垂直開放位
置、正常縫製位置、および側面方向開放位置においてそれぞれ横方向垂直断面か
ら見た概観部分図を示している。
【図25】 第20、21a、21b、21c図の応用例に従って、本発明による機械の垂直開放位置 における貫通装置と開放装置を示す側面の概観部分図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギレム,マルク フランス共和国,エフ−82350 アルビア ス,ルート ナシオナル,20 Fターム(参考) 3B150 AA08 AA22 BB07 CB06 CE23 EA01 EE01 EE08 EH01 EH08 JA11 JA13

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製される布(1)上に、ミシンの針貫通装置(5、6、7)によ
    って、縫製の方向に複数の糸、補助糸(4)と呼ばれる、をつかって縫い目(3)を
    つくり、この縫い目(3)が一本の紐、張紐(8)と呼ばれる、と伴に、縫製方向(
    D)に伸びる通路(P)状のものを形成し、補助糸(4)が刺すと同時に張紐(8)は
    導かれ、この通路(P) の中に 縦方向および/または側面方向に滑ることができる
    ように置かれる縫製方法で、貫通装置(5、6、7)の川上および直ぐ川下に伸展 している張紐(8)の少なくとも部分(37)が、通路(P)に入る正常位置と、上記
    張紐(8)部分(37)が離れる開放位置との間を、貫通装置(5、6、7)に対して横
    方向に移動され、この開放位置は、縫い目の進行方向(D)に対して傾斜し、貫 通装置(5、6、7)に対面し、貫通装置(5、6、7)の動作範囲外、および通路(
    P)の外を通る位置であり、これによって縫い目(3)となる補助糸(4)および/ま
    たは張糸(8)を、貫通装置(5、6、7)の川下に配置される少なくともひとつの切
    断カッター(16、17)で、特に独立に切断することができ、および/あるいは通 常縫製部分で上記通路(P)から外に開放される張紐(8)をループ(62)につくるこ
    とを特徴とする縫製の方法。
  2. 【請求項2】 貫通装置(5、6、7)によって縫い目(3)が縫製される過程に
    おいて、上記張紐(8)の少なくとも部分(37)を横方向に移動することを特徴と する請求項1による縫製方法。
  3. 【請求項3】 正常位置から開放位置に換えるために、上記張紐(8)の部分 (37)をテーブル(13)横から、ミシンのモーター台枠(8)の反対方向へと側 面方向に移動することを特徴とする請求項1および2のいずれかによる方法。
  4. 【請求項4】 正常位置から開放位置に換えるために、上記張紐の部分(37
    )を縫製布地片(1)の上方へ遠ざけながら、貫通装置(5、6、7)の動作範囲の
    外に垂直に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかによる方法。
  5. 【請求項5】 上記張紐の部分(37)を横方向に移動するために、貫通装置
    (5、6、7)の川上に配置される張紐(8)の案内部品 (14、48) の少なくともひ
    とつを横方向に移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれかによる方法。
  6. 【請求項6】 押さえ機構とは異なる、案内部品 (48、61)の少なくともひ とつを横方向に移動することを特徴とする請求項5による方法。
  7. 【請求項7】 張紐(8)の案内装置(14)を保持している機械の川上押さえ 機構(10)を横方向に移動すること、また貫通装置(5、6、7)の直ぐ川下に配 置される川下送り機構(11)によって縫製布地片(1)を送ることを特徴とする 請求項1から6のいずれかによる方法。
  8. 【請求項8】 貫通装置(5、6、7)の動作範囲外で、かつ通路(P)の外に
    上記部分(37)を側面方向に離して、川上押さえ機構(10)を側面方向に移動す
    ること、そしてまた、いかなる川上押さえ機構(10)も縫製布地片(1)と接触 しないように、川上押さえ機構(10)を垂直方向かつ上方、すなわち開放位置、
    に移動することを特徴とする請求項7による方法。
  9. 【請求項9】 張紐の糸端、はみ出し糸の先端(18、38)と呼ぶ、を縫い目
    (3)がつくる縫製の開始端より前および終端より後にはみ出し状態に残すため に、縫製の終末部で、 - 貫通装置(5、6、7)の川下に配置される補助糸(4)第一切断カッター(16)
    から張紐(8)を側面方向に離し開放するために、上記張紐(8)の部分(37)を
    側面方向に十分な距離だけ移動し、 - 張紐(8)が川下第一切断カッター(16)から側面方向に開放されるために、 適当な長さにわたって縫い目(3)の縫製を継続し、 - 縫い目(3)の補助糸(4)を切断するために第一切断カッター(16)を作動させ、
    そして貫通装置(5、6、7)によって縫製を停止し、 - 張紐 (8) のはみ出し糸先(18、38)の長さの和(d1+d2)に等しい距離だけ
    縫製布地片(1)を川下に移動し、縫製の開始と終末をつくり、 - 張紐(8)の切断するべき一部を第二切断カッター(17)の中 に入れ、縫製布地片の終末部はみ出し糸先端(38)と次の縫製布地片の開始部は
    み出し糸先端(18)を区別する、 - 第二切断カッター(17)を作動させ、 - 貫通装置(5、6、7)、張紐の案内装置(14)、および上記張 紐の部分(37)を正常位置に戻し、次の縫製布地片を受け取り、縫製する、 ことを特徴とする請求項1から8のいずれかによる方法。
  10. 【請求項10】 第二切断カッター(17)を作動する前に、上記張紐(8) の部分(37)を正常位置に戻すことを特徴とする請求項9による方法。
  11. 【請求項11】 縫製布地片(1)上を縫製方向(D)に縫う補助糸(4)に よって作られる少なくともひとつの縫い目(3)が、縫製方向(D)に伸展する通路
    (P) 状のものをつくる貫通装置(5、6、7)を有し、また一本の紐、張紐(8) と呼ぶ、を補助糸(4)の抜き刺しと同時に通路 (P) の中に、通路の中で縦方向
    および/あるいは側面方向に滑れるように置くための張紐(8)の案内装置(14、
    48、61)を有する縫製用ミシンで、貫通装置(5、6、7)の川上および直ぐ川下 に伸展している少なくとも張紐 (8) の部分(37)を通路(P)に入れる正常位置
    と、上記張紐(8)の部分(37)の開放位置との間で横方向に移動させる、この 開放位置は、張紐(8)部分(37)が縫い目の進行方向(D)に対して傾斜し、また
    貫通装置(5、6、7)に対面、貫通装置(5、6、7)の動作範囲外で、通路(P) の外を通り、これによって縫い目(3)の補助糸(4)および/または張紐(8)を、
    貫通装置 (5、6、7) の川下に配置される少なくともひとつの切断カッター(16 、17)で、特に別々に切断することができ、また/あるいは通常縫製部分で上記 通路(P)の外に開放された張紐(8)をループ(62)に作ることができる装置、張紐
    (8)開放装置と呼ぶ、を含むことを特徴とする請求項1から10のいずれかによる
    方法を実施するための縫製用ミシン。
  12. 【請求項12】 張紐(8)の開放装置は貫通装置(5、6、7)による縫い目(
    3)の縫製の過程で、少なくとも上記張紐(8)部分(37)を横方向に移動すること
    ができることを特徴とする請求項11による機械。
  13. 【請求項13】 モーター台枠(12)と、貫通装置(5、6、7)からモータ ー台枠(12)側にかけてほぼ広がるテーブル(13)を有する機械で、張紐(8)の 開放装置によって、上記張紐の部分(37)を側面方向に、テーブル(13)横から上
    記通路(P)外でモーター台枠(12)の反対側に、すなわち正常位置から開放位 置に、移動できるものであることを特徴とする請求項11〜12のいずれかによる機
    械。
  14. 【請求項14】 開放装置は、上記張紐の部分(37)を縫製布地片(1)を 上方へ遠ざけながら貫通装置(5、6、7)の動作範囲の外に垂直に移動するもの であることを特徴とする請求項11から13のいずれかによる機械。
  15. 【請求項15】 貫通装置(5、6、7)が少なくとも一本の針(5)を有し、
    また縫製布地片(1)の送り装置(9、10、11)を有する機械で、送り装置(9、1
    0、11)が針(5)の直ぐ川下に配置される少なくともひとつの機構、川下送り機構
    (11)と呼ぶ、を有すること、また張紐(8)の開放装置は、川下送り機構(11) から川上に伸展している少なくとも張紐の部分(37)を横方向に移動するもので
    あることを特徴とする請求項11〜14のいずれかによる機械。
  16. 【請求項16】 張紐の案内装置(14、48、61)が、貫通装置(5、6、7) の川上に配置される少なくともひとつの川上案内部品(14、48、61)を有し、ま
    たこの川上案内部品(14、48、61)は、張紐(8)を縫い目(3)に対して案内する正
    常位置、または張紐(8)を貫通装置(5、6、7)に対して横方向に移動する開放位
    置に配置するに適した支え装置で保持され、従って川上案内部品(14、48、61)
    の支え装置が張紐(8)の開放装置の役を果たしていることを特徴とする請求項11 から15のいずれかによる機械。
  17. 【請求項17】 押さえ機構と異なる案内部品(48、61)の少なくともひと
    つを、横方向に移動する装置(45、68、72)からなる開放装置を有することを特
    徴とする請求項16による機械。
  18. 【請求項18】 張紐の開放装置が、少なくともひとつのダブルアクション
    操作機構(23、45、68、72)を有し、これによって上記案内部品(14、48、61)
    を張紐の正常位置と開放位置の間で、またその逆で、横方向に移動することがで
    きることを特徴とする請求項16から17のいずれかによる機械。
  19. 【請求項19】 縫製布地片(1)送りの川上押さえ機構(10)の一部およ び/またはそれによって保持される張紐(8)の案内装置(14)と、機械の台枠(12)
    に対して川上の押さえ機構(10)を支える装置(22、23、24)で、作動位置にお
    いて川上押さえ機構(10)が縫製布地片(1)を押さえる機械で、支え装置(22 、23、24)が、川上押さえ機構(10)を張紐(8)の開放位置に置くと、そこで川 上押さえ機構(10)と張紐の案内装置(14)は貫通装置(5、6、7)に対して側 面方向に移動される、従って川上押さえ機構(10)の支え装置(22、23、24)が
    、張紐(8)の開放装置の役を果たしていることを特徴とする請求項11から18のい ずれかによる機械。
  20. 【請求項20】 支え装置(22、23、24)に以下のもの: - 川下側の一端が機械の台枠(12)に接続している関節アーム(
    22)で、これは垂直軸(27)と水平横軸(28)の周りに旋回でき、またその川上
    側他端は張紐の案内装置(14)と伴に川上押さえ機構(10)を保持する、 - 台枠(12)によって保持され、平進可動できる操作棒(25)を
    有するダブルアクション操作機構(23)、 アーム(22)と操作棒(25)の間を連結するロッド(24)、 を含む機械で、 また、操作機構(23)が台枠(12)上に組み付けられるので操作棒(25)は、正
    常位置で川上押さえ機構(10)が縫製布地片(1)を押さえる方向に、アームに 押さえ圧力を加えることができることを特徴とする請求項19による機械。
  21. 【請求項21】 連結ロッド(24)にはねじれが与えられ、操作棒(25)が
    自軸の周りの回転に伴って平進運動すると、アーム(22)は垂直軸(27)の周り
    を旋回して川上押さえ機構(10)が側面方向に移動する運動と、またアーム(22
    )が水平横軸(28)の周りを旋回して川上押さえ機構(10)が垂直に移動する運
    動を作り出すようにされていることを特徴とする請求項20による機械。
  22. 【請求項22】 貫通装置(5、6、7)の川下に配置される補助糸(4)の第
    一切断カッター(16)を有し、また上記張紐(8)の上記開放装置(22、23、24) が、張紐の部分(37)を、正常位置から側面方向に上記補助糸(4)切断第一カ ッター(16)から充分な距離だけ外に離せることを特徴とする請求項11から21の
    いずれかによる機械。
  23. 【請求項23】 二つの糸切断カッター(16、17)を有し、第一カッター(
    16)はかかり縫い補助糸(4)の切断のため貫通装置(5、6、7)の川下に配置され
    、第二カッター(17)は、第一カッターの川下で、次に縫製される縫製布地片(
    1)上の縫い目(3)で作られる縫製開始端の前部にはみだされる張紐の紐先(18)
    、はみ出し糸先と呼ぶ、の長さ(d1)に相当する距離に配置されることを特徴 とする請求項22による機械。
  24. 【請求項24】 第一カッター(16)は、川下送り機構(11)に近接した川下
    直下に配置されることを特徴とする請求項15と23による機械。
  25. 【請求項25】 機械は、案内装置(14)に対して、場合によっては切断カッ
    ター(16、17)に対して縫製布地片(1)の自動的案内装置(41〜44)を有し、ま た張紐(8) の自動制御装置(44)、場合によっては切断カッター(16、17)の自
    動制御装置(44)有することを特徴とする請求項11から24のいずれかによる機械
  26. 【請求項26】 縫製布地片(1)の自動案内装置(41〜44)が、縫製が実行 に従って機械のテーブル(13)から縫製布地片(1)を移動するようにプログラ ムされた捕捉ロボットハンドを有することを特徴とする請求項25による機械。
  27. 【請求項27】 縫製布地片(1)の自動案内装置(41〜44)と張紐の開放装 置の自動制御は、縫製の進行に従って、貫通装置(5、6、7)、縫製布地片(1)
    の移動、張紐(8)の開放装置、および切断カッター(16、17)をコントロールす るためにプログラムされる数値プログラムシステム(44)を有すことを特徴とす
    る請求項25と26のいずれかによる機械。
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