JPH0669457B2 - 外科用縫合機 - Google Patents

外科用縫合機

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JPH0669457B2
JPH0669457B2 JP62017426A JP1742687A JPH0669457B2 JP H0669457 B2 JPH0669457 B2 JP H0669457B2 JP 62017426 A JP62017426 A JP 62017426A JP 1742687 A JP1742687 A JP 1742687A JP H0669457 B2 JPH0669457 B2 JP H0669457B2
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needle
tissue
tightening
suturing machine
surgical suturing
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モル フィリップ
シュレンドルフ ゲオルク
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シュトローベル ウント ゼーネ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0491Sewing machines for surgery

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、縫合糸と結合される針にして、揺動駆動され
且つ糸捕捉体と協働する針と、縫合されるべき組織の縁
を締め付け保持するための2つの締め付け部分とを有
し、縫目が延びる方向に対して交差する方向に針が締め
付け領域を横断する外科用縫合機に関するものである。
従来技術 この種の外科用縫合機は、例えばドイツ特許公開第3018
892号公報から公知である。この縫合機は、めどに縫合
糸を通すための揺動する針を有している。組織縁を縫合
させるため、組織縁は2つの締め付け部分の間で締め付
け保持される。両締め付け部分は、直線のレールとして
形成され、一端でヒンジを介して互いに結合され、組織
縁を保持される場合他端で動脈クリップ等によって一緒
に保持される。適当に整向され、内側面によって互いに
当接している両組織縁は、身体の表面の方向へ方向づけ
られる両締め付け部分の間にあり、即ち締め付け領域に
ある。締め付け部分は、互いに重なり合い且つ締め付け
領域に対して平行に延びている長穴を有している。これ
らの長穴を針が貫通して、組織に突き刺さる。この場合
揺動駆動される針は、縫目が延びている方向に対して交
差する方向に締め付け領域を貫通する。
2つの組織縁を縫合させる場合、両組織縁を締め付け部
分の間で締め付け保持しなければならない。縫目を形成
させるためには、縫合機の、針と糸捕捉体とを有してい
る部分を、締め付け部分の上に設置しなければならな
い。さらに、縫目を形成させるためには、縫合機の、針
と糸捕捉体とを有している部分を、針が組織縁を突き刺
すごとに手で締め付け部分上を締め付け領域に沿って前
進させねばならない。このような構成ではかさねはぎ縫
目は形成されず、むしろ上向きに方向づけられている両
組織縁を針が貫通して一連の縫目が形成されるにすぎ
ず、縫目を平坦にする場合切り傷の両側にそれぞれ一列
のステップステッチが形成される。さらに縫合系の損傷
を防ぐことができず、縫目が開いてしまう。また、直線
状に延びる縫目しか形成できず、従って直線状に延びて
いる組織縁しか縫合させることができない。形成される
縫目の長さは、締め付け部分によって、即ち締め付け部
分の長穴によって決定される。締め付け部分よりも長い
縫目を形成するには、締め付け部分を縫合機の主要部分
から取り除いて、締め付け部分を取りはずし、さらに縫
合されるべき組織縁を締め付け部分の間で締め付けねば
ならない。このような操作は面倒であり、操作に時間が
かかってしまう。
目的 本発明の目的は、組織縁をその延在の仕方とその長さに
関係なく連続的に中断なく縫合させることができるよう
な外科用縫合機を提供することである。
構成及び効果 本発明は、上記目的を達成するため、第1発明において
は、少なくとも1つの締め付け部分が回転可能な筒体で
あり、該筒体の周面が1つの組織縁の外面を摺動するこ
とを特徴とするものである。
本発明による縫合機は、少なくとも1つの締め付け部分
を有している。この締め付け部分は、回転可能な円板と
して形成されている。他の締め付け部分は、不動である
ことができる。この両締め付け部分の間で、縫合される
べき組織縁が直立した状態で且つ互いに当接した状態で
部分的に締め付け保持される。縫合機が縫目に沿って前
進すると筒体が回転する。その際筒体の周面は1つの組
織縁の外面上を摺動し、一方他の組織縁の外面は、対向
している不動の締め付け部分のそばを通り過ぎる。直立
状態で締め付け保持されている組織縁の上稜は、組織縁
をかすめている締め付け部分の間で自由になっており、
従って任意のかさねはぎ縫線を形成することができる。
このかさねはぎ縫線は、耐久性があり容易に抜糸可能で
あるので、外科では特に有利な縫線である。
本発明による外科用縫合機では、縫合されるべき組織縁
を縫合前にその全長にわたって締め付け部分の間で締め
付け保持させる必要はない。組織縁の直線部分だけを締
め付ければよい。縫合機が前進すると、回転している筒
体の周面が一方の組織縁の外面に押圧され、従ってこの
一方の組織縁の内面は、他の組織縁の内面に対して押圧
される。筒体と他の締め付け部分との間隔が最短になっ
ている領域で両組織縁が締め付け保持される。即ちこの
締め付け保持は、縫合機が前進すると連続的に且つ自動
的に行なわれ、従って任意の長さの縫線を中断なく形成
させることができる。縫合可能な組織縁の延び具合は特
定されない。縫合されるべき組織縁が曲線状に、例えば
S字状に延びていることができる。少なくとも1つの回
転可能な筒体が設けられているため、縫合機を適宜前進
させることによって、組織縁の延び具合に難なく追従さ
せることができる。
本発明による縫合機を用いて形成される縫線は、縫合機
を中断させることなく、即ち縫合機の位置を移し変える
ことなく、1回の縫合過程で形成される。組織縁には確
実に、時間節約的に且つ自動的にかさねはぎの縫線が形
成され、従って手術の時間を短縮させることができる。
回転可能な筒体の駆動は、縫合機を前進させて、筒体の
周面を1つの組織縁の外面上で摺動させることもできる
が、少なくとも1つの筒体のために別に駆動装置を設け
て駆動させることもできる。
有利な実施態様によれば、筒体の上部端面は、回転軸を
介して、筒体を第2の締め付け部分に対して連結または
離間させるための位置調整装置と懸架式に結合され、筒
体の下部端面は、自由な滑動面を形成している。位置調
整装置によって筒体を第2の締め付け部分から離間さ
せ、縫合過程をはじめるにあたって組織縁を締め付け部
分の間へ供給させることができる。次に筒体が位置調整
装置によって第2の締め付け部分の方向へ移動せしめら
れ、組織縁が締め付けられる。筒体の下部端面は平坦で
あることができる。この下部端面は縫合中患者の皮膚に
接触する。皮膚は、回転可能な筒体の周面がその外面上
を摺動している組織縁に境を接している。位置調整装置
と、機械要素から自由な筒体の下部端面とによって、縫
合過程の当初に組織縁を“張る”場合にも、また縫合機
を前進させる場合にも縫合機を簡単に手動操作できる。
位置調整装置が、筒体の締め付け力を変化させるための
弾性的で且つ位置調整可能な装置を有しているのが合目
的である。このような構成によって、第2の締め付け部
分に対する筒体の押圧力を調整することができる。従っ
て上記押圧力は、種々の厚さの組織縁に適宜適合するこ
とができる。
本発明の他の構成によれば、筒体は、組織を締め付け領
域へ搬入する側へ傾斜しており、即ち回転可能な筒体の
回転軸線は、前記搬入する側へ傾斜しており、筒体の周
面には、該筒体の回転に伴って組織縁を搬送するための
溝が形成されている。筒体の縫合機移動方向に向けられ
ている部分は、筒体の回転軸線が傾斜しているので下方
へ傾斜し、この部分とは逆の側の部分は上記傾斜に対応
して持ち上げられている。針に対する筒体の位置は、針
が組織縁を貫通した後筒体の上部端面を越えて自由に移
動することができるように選定されている。筒体の周面
は、該周面が摺動している組織縁の搬送がうまく行なわ
れるようにプロフィーリングされている(溝が形成され
ている)。また上記周面には、元の位置に戻ることがで
きる先の尖った突出ピン或いは吸盤を設けることもでき
る。縫合機が前進する場合、組織縁は、筒体の搬送リン
グとして形成される周面から、縫合機の前進方向に向け
られる部分に“喰い込み”、第2の締め付け部分に接し
ている組織縁とともに持ち上げられる。その結果組織縁
は、針の穿刺領域で、即ち締め付け部分の締め付け領域
で締め付け部分を越えて突出する。筒体が傾斜している
ことによって、特にその周面の構成によって、組織を締
め付け領域へ確実に搬入させることができる。
本発明の他の構成によれば、筒体は円板である。従って
縫合機をコンパクトに構成することができる。円板の代
わりにロール(ローラ)、ベルト等を使用することもで
きる。
本発明の他の構成では、筒体の上部端面に、針案内面及
び/または不動の針案内部が形成されている。縫合過程
で針は組織縁に穿刺後筒体の上部端面を越えて移動す
る。針がその揺動方向に対して交差する方向に偏向しな
いように、筒体の上部端面を針案内面として形成するこ
とができる。針の偏向を阻止する針案内部を上部端面の
上方に配置することもできる。この針案内部は、筒体が
その下方で回転するように不動に配置することができ
る。このような手段によって、針の運動が安定する。ま
た、組織縁への穿刺後の針の揺動方向がずれないような
処置がとられるので、組織縁の穿刺穴が拡げられないと
いう効果もある。
第2発明によれば、筒体の上部端面にして締め付け領域
に、組織を突出させるための不動な支持装置が設けられ
ている。この支持装置は、組織の突出部分(組織縁の、
締め付け部分を越えて突出している部分)が、針の貫通
時に押し下げられないようにする。従って針は組織縁を
同じ高さで穿刺し、一様な安定した縫線が得られる。支
持装置は、両締め付け部分に配置することができる。こ
のような支持装置は、針が穿刺される場合も、また針が
抜け出る場合も、組織縁が針とともに動くことを阻止す
る。
第3発明では、組織を締め付け領域から搬出させる側
に、縫目を平らにするためのならし部が配置されてい
る。ならし部は、縫合機の移動方向にて針の後方に配置
され、最後に形成された縫線の一部を押えつける。この
ならし部によって、直立の状態で且つ互いに当接した状
態で縫合される組織縁は下へ押され、その結果組織縁の
稜は互いに相手を弱く突いて対向する。この状態で次に
組織縁を合体させることができる。
有利には、ならし部が楕円運動可能な押圧シューを有し
ている。この押圧シューは、例えば偏心輪を介して駆動
され、そのステップ長さを調整することができる。押圧
シューは縫線全体にわたって滑動し、縫線を平坦にす
る。押圧シューの楕円軌道は、縫合機の前進方向で縫線
と接触しないように、一方縫合機の前進方向とは逆の方
向では下方へ押されるように選定されている。従って、
押圧シューが縫線と共に移動する場合だけ組織縁が平坦
にされる。よって、最後に縫われた縫線は慎重に押圧さ
れて平坦になる。縫線をならす場合、ならし部或いは押
圧シューは、縫合機の間歇的な送りをも生じさせる。
有利な実施態様では、糸捕捉体がフォーク状のアームと
して形成され、該アームが、軸方向に円弧軌道上を移動
し、且つ針と次のように同期して駆動され、即ち針が組
織を貫通した後糸捕捉体が縫合糸を針から受け取り、縫
合糸を締め付け領域へ供給し、次に針が組織を貫通する
前に、組織の締め付け領域への搬入方向にて針の前方に
供給するように同期して駆動される。このように針と糸
捕捉体とが協働することにより、1糸縫線が得られる。
つまり切断位置、即ち互いに突き合わせになっている組
織縁が1つの糸輪によってかさねはぎされる。針が突出
している組織縁を貫通し、縫合糸が通った後、針の運動
方向が逆転し、その結果針は戻り運動を行なう。組織内
での縫合糸の摩擦により、糸が上へそり、糸輪が生じ
る。針が戻り運動する際、糸捕捉体はその軸方向軌道上
で糸輪のなかへ侵入し、糸を針から受け取る。針がさら
に組織から抜け出ると、糸捕捉体は円弧状の軌道を描
く。この場合糸捕捉体は、組織縁を越えて糸輪を組織の
穿刺側へ案内する。糸捕捉体がその円弧状の軌道上を移
動している間、縫線は縫合機の下で移動し、その結果針
は組織の同じ位置に穿刺される。糸捕捉体が糸輪を組織
縁を越えて組織の搬入側方向へ針前方の締め付け領域へ
供給した後、糸捕捉体は軸方向へ戻り運動を行なう。そ
の際組織縁の方向へ移動する針は、糸輪を貫通して、組
織内へ侵入する。このようにして、切断位置を、即ち組
織縁をかさねはぎ縫いする1糸・ブラインドステッチ・
チェーンステッチ縫線が形成される。しかし、ブライン
ドステッチ・チェーンステッチ縫線を2本の糸で形成す
ることも可能である。この場愛糸捕捉体は、第2の縫合
糸と適宜協働する。ブラインドステッチ・チェーンステ
ッチ縫線により、縫合過程の間互いに当接して直立して
いる組織縁を、縫い合わせ後ならし部によって平坦にす
ることができ、従って組織の稜は互いに対向し、弱くぶ
つかり合っている。この状態で組織縁を合体させること
ができる。さらに1糸・ブラインドステッチ・チェーン
ステッチ縫線は、縫線を適当な位置で分断する場合に全
糸量を引き出すことができるという特徴をもっている。
従って、“糸の引き出し”が容易である。これに対して
縫線が適当な位置ではなく、他の位置で分断される場合
には、縫線がほどけないように自動的に処置される。糸
を使い尽くした場合も、1つまたはいくつかの縫線を形
成した後糸を所定の位置で切断し、従って自動的に縫い
止めされる。
有利な実施態様では、ハウジングに、筒体及び針保持体
並びに糸捕捉体のための駆動要素及び伝動要素が収納さ
れ、ハウジングのヘッド側に、筒体及び針保持体並びに
糸捕捉体が、迅速密封式連結部によってそれぞれ着脱可
能に配置されている。ハウジングのヘッド部材に設けら
れ無菌にされるべき構成要素は、迅速密封式連結部を用
いて迅速且つ簡単に、着脱可能に取付けることができ
る。従って、構成要素を迅速且つ容易に交換することが
できる。これによって、縫合機の無菌化が容易になる。
縫合機の駆動は、通常の電動機を介して針上げ位置で行
なわれる。従って、ワンステッチもステッチ列をも縫う
ことができる。さらにこの電動機には、鎖を切断するた
めの糸切断装置を接続させることができる。これは、は
さみを使って手で行なうこともできる。
第4発明によれば、締め付け部分の間で締め付けられ、
皿状に狭くなっている支持部によって側方から保持され
る組織縁が押しつぶされないように、針の縫線形成領域
に、縫線を形成する間作用する少なくとも1つの吸気式
保持装置を設けることもできる。吸い込み空気によって
作動するこの保持装置により、互いに縫合されるべき組
織縁の切断稜は、縫線形成過程の間次のように固持さ
れ、即ち針が組織縁に穿刺されるときも組織縁から抜け
出るときも作用する横力が保持装置によって吸収される
ように固持される。従って、組織縁を保持している締め
付け部分の締め付け力を軽減させることができ、前記支
持部を設けないで済む。このようにして組織の押しつぶ
れが確実に阻止される。また、車として形成される1つ
または複数の締め付け部分が周面に半径方向に突出する
針要素を具備するように構成することによっても、締め
付け部分の締め付け力或いは押圧力を軽減させることが
できる。この場合、締め付け部分と組織縁との間に形状
拘束的な連行結合が生じる。
有利な実施態様によれば、吸気式保持装置は、駆動機構
によって鉛直面内で上下動可能である。この手段によっ
て、組織縁の縫線形成領域にある部分を、針の運動軌道
に関連した、縫線を申し分なく形成するうえで必要な高
さに正確に持ち上げることができる。保持装置の上下運
動と、個々の縫線形成過程の間だけ作用する保持装置の
ための吸い込み空気の制御とを適当に重畳させることに
よって、組織縁と保持装置とを、それぞれ2回の縫線形
成過程の間、即ち針が組織外にあるときに、互いに離間
させることができる。このようにして、各縫線形成過程
が終了した後、固持されている組織に対する縫合機の前
進運動を支障なく行なうことができる。
有利な実施態様によれば、吸気式保持装置の駆動機構が
縫合機の駆動装置と駆動結合し、吸気式保持装置の上下
動の高さが調整可能である。上記駆動機構が縫合機駆動
装置と、有利には針棒駆動装置と駆動結合していること
によって、保持装置のための駆動運動が縫合機の伝動要
素から取り出されるばかりでなく、保持装置の運動と針
の運動とを同期させることもできる。保持装置の上下運
動の高さが調整可能であることによって、針の穿刺位置
と組織縁の切断稜との間隔を、従ってステッチ間隔を変
えることができる。
吸気式保持装置が、吸気用の弁にして、針の運動周期で
制御可能な弁を有しているという本発明の他の構成によ
って、吸い込み空気の制御が針の運動と同期する。
吸気式保持装置が、縫合機の送り方向とは逆の方向に平
坦に延びている吸気部を有し、該吸気部がその下面に吸
気穴を有しているという本発明の他の構成によって、組
織縁の切断稜を縫い合わせるかさねはぎ縫いを一部吸気
部から離して形成させることができ、その結果吸気部を
縫線形成領域に配置することができる。この場合縫線の
形成は、まず針が吸気部の下方で、持ち上げられた組織
縁に穿刺されてこれを貫通し、その際縫合糸を引っ張る
ように行なわれる。針が戻り運動を行なう間に、組織内
での摩擦によって糸輪が形成される。糸輪は、糸捕捉体
によって受け取られ、切断稜と吸気部を越えて持ち上げ
られ、対向する側の針の前方に供給される。針が再び穿
刺される前に縫合機がステッチ長さだけ送り方向に組織
に対して相対移動し、それによって吸気部の上方に形成
された糸輪が取り去られる。
次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。
第1実施例 第1図は、外科用縫合機の正面図である。縫合機はハウ
ジング10を有し、ハウジング10の上面にはハンドル12が
配置されている。ハウジング10の左側には取外し可能な
ハウジングカバー(図示せず)が設けられている。ハウ
ジング10のヘッド側14には針保持体16と、糸捕捉体18
と、円筒体20とが配置されている。さらにハウジング10
のヘッド側14にはならし部22が設けられている。針保持
体16は、ねじ24によって揺動する駆動軸26に固定されて
いるクランプを有している。駆動軸26は、ヘッド部材14
から突出している。針保持体16にはねじ28によって縫合
針30が固定されている。駆動軸26が揺動すると、めど32
aが設けられている針の尖端が円軌道を描く。縫合針30
は丸針である。
ハウジング10の上部には、ハンドル12の前方にロール32
が回転可能に配置され、このロール32に縫合糸34が巻き
付けられる。縫合糸34は、ロール34から糸保持体36を経
て針保持体16の貫通穴を通り、縫合針30の尖端まで延
び、そこで針のめど34aによって引っ張られる。糸保持
体36は、少なくとも1つの貫通穴を具備するアングル部
材にして、ハウジング10の上部のヘッド部材14に境を接
している稜にねじによって固定されているアングル部材
として形成されている。糸保持体36の1つのアームはヘ
ッド部材14を越えて突出し、上方へ向けられている。針
保持体16の貫通穴37は、針保持体16の縫合針30が固定さ
れている端部と同じ端部に設けられている。糸捕捉体18
はハウジングの内部にクランプ装置38に固定され、ヘッ
ド側14から駆動軸26の下方へ突出している。糸捕捉体18
は屈曲したアームとして形成され、その前部自由端はフ
ォーク状になっている。糸捕捉体18のフォーク状になっ
た端部の1つの叉部40は湾曲しており、フック42を有し
ている。一方第2の叉部44はほぼ直線状に延びている。
糸捕捉体18の運動及び作用に関しては後述する。
縫合機のハウジング10内には、針保持体16及び糸捕捉体
18並びにならし部22のための駆動要素と伝動要素とが設
けられている。駆動軸26は、針保持体16を旋回させるた
めの伝動要素であり、ハウジング10のヘッド部材14に設
けられた穴46を貫通して延びている。穴46には、駆動軸
26を支承しているスリーブ48が挿着されている。ハウジ
ング10の内部には、ハウジング10と一体的に形成された
突出部50が設けられている。突出部50は、スリーブ54を
はめこんだ貫通穴52を有している。駆動軸26はスリーブ
54で支承され、そこからさらに該駆動軸26を回転させる
駆動部(図示せず)まで延びている。この駆動軸26の回
転運動によって、針保持体16によって保持されている縫
合針30が揺動する。
すでに述べたように、糸捕捉体18はハウジング10の内部
に設けられたクランプ装置38に固定されている。クラン
プ装置38は、クロスリンク(図示せず)を介して他の駆
動軸と結合されているレバー56と結合されている。ハウ
ジング10内には、ピン58に回転可能に支持されているレ
バー60が設けられ、該レバー60の自由端にはレバー56を
支持するための玉軸受62が配置されている。駆動軸の回
転運動は、クロスリンクによってレバー56の往復動に変
換され、このレバー56の往復動にはその支持軸の回りで
の回転運動が重畳される。レバー56が運動している間該
レバー56は玉軸受62内で回転し、この場合レバー60はピ
ン58の回りで旋回する。縫合機のハウジング10内には、
ヘッド側14から突出している第2のレバー64が設けら
れ、該レバー64の前端にはならし部22が固定されてい
る。レバー64は、第2図に図示した側から縫合機を見た
場合ならし部22が楕円軌道を描くようにレバー64を運動
させる駆動軸と結合されている。
直立している組織の縁を縫合の際に短時間締め付けるク
ランプ部分は、それぞれ1つのねじ66と68によってハウ
ジング10のヘッド部材14に固定されている。この場合第
1のクランプ部分は不動の板70として形成され、この板
の1つの直線状の縦稜72のそばを、一方の組織縁の外面
が通り過ぎる。板70は、ねじ72によってアングル部材74
の1つのアームに固定されている。アングル部材74の他
のアームは、ねじ66によってヘッド部材14に固定されて
いる。従って板70は、両クランプ部分のうち不動なクラ
ンプ部分を形成している。
第2のクランプ部分は、回転可能な円筒体20として形成
されている。円筒体20は、本実施例の場合円板76であ
る。円板76は、定置の板70に対して次のように配置さ
れ、即ちその筒状の周囲78が、一方の組織縁の外面のそ
ばを通り過ぎる板70の縦稜のほうへ向いているように配
置されている。また、第2図からわかるように、円板76
は、組織縁を締め付け領域へ搬入する側へ傾斜してお
り、即ち回転可能な円板76の回転軸線82は、上記搬入す
る側へ傾斜している。組織縁を縫合する際に皮膚に当て
られる円板76の下面は平滑である。円板76の上部端面
は、中心部に上方へ先細りになっている截頭円錐状の隆
起部80を有している。隆起部80の上部端面は、円板76の
中心軸線82と同軸の回転軸84と結合されている。回転軸
84は、位置調整装置86の袋穴に回転可能に且つ着脱可能
に挿着されている。位置調整装置86は、ねじ68によって
ハウジング10のヘッド部材14に固定されている。位置調
整装置86は、相手に移動可能に保持されている2つの部
分88と90を有している。部分88はねじ76によって、部分
90はねじ68によってハウジング10のヘッド部材14に固定
されている。
位置調整装置86の部分90に旋回可能に配置されているレ
バー92によって部分88は部分90に対して移動することが
でき、その結果円板76が板70へ接近し、或いは離間す
る。レバー92は、部分90に回転可能に支持されている偏
心板94と結合されている。偏心板94の周囲は部分88に接
触し、その結果レバー92が旋回すると、部分88は部分90
に対して移動する。部分90を貫通して、円板76の回転軸
線82に対して半径方向に貫通穴96が延びており、この貫
通穴96にピストン98が挿着されている。貫通穴96の回転
軸84とは逆の側の端部は雌ねじ100を具備し、この雌ね
じ100は、ねじ102の雄ねじと噛み合っている。ピストン
98とねじ102との間にはコイルばね104が設けられ、この
コイルばね104によって、位置調整装置86の部分88はピ
ストン98を介して板70の方向へ予め付勢される。ねじ10
2によって、コイルばね104からピストン98に作用する
力、従って部分88に作用する力を調整することができ
る。レバー92がハウジング10の方向へ旋回すると、円板
76はコイルばね104の力に抗して板70から離間する。
縫合の際、組織縁106と108は第6図に示すように直立の
状態で当接させて板70と円板76の間で締め付けられる。
この場合組織縁106の外面は、板70の円板76側の縦稜に
沿って滑動し、一方円板76の周面78は組織縁108の外面
上を摺動する。板70の縦稜と円板76とを越えて突出して
いる両組織縁の自由端は、針30によって穿刺され、針糸
によって縫合される。第7図は、縫合されるべき両組織
縁106と108の平面図であって、直立している両組織縁が
矢印A方向への縫合機の移動に伴って板70を具備した定
置の押えと円板76との間へどのようにして“侵入する”
かを示している。縫合機が矢印Aの方向へ移動すると、
円板76は矢印Bの方向へ回転する。第1図と第2図及び
第4図に示すように、円板76の周面78は目の粗い交差溝
として形成されている。周面78は組織縁108の外面を
“引っかけて”、組織縁108を、組織縁106とともに締め
付け領域へ引っ張る。即ち、板70と円板76との間隔が非
常に狭くなっている領域へ引っ張る。円板76が縫合機の
定置の押えに対して第2図に示すように傾斜しているの
で、組織縁108は締め付け領域へ引っ張り込まれる際に
組織縁106とともに持ち上げられる。その結果両組織縁
は、板70の円板76から十分な距離だけ突出する。この組
織の突出部分を、両組織縁を縫合する際針30が貫通す
る。
第8図と第9図は、両組織縁を縫合する際に組織の突出
部が側方へ転倒しないように支持するための支持装置を
示したものである。さらに第8図と第9図では、定置の
締め付け部分として用いられる板70を具備した定置の押
えが、回転軸線110の回りに回転可能な平らな円板112と
して図示されている。円板112の構成は円板76の構成と
同一で、円板112の直径は円板76の直径よりも大きい。
この場合両締め付け部分は回転可能で、従って両円板7
6,112の周囲はそれぞれ両組織縁の外面を摺動する。円
板112の回転軸114は、保持装置116で保持されている。
保持装置116は、縫合機のハウジング10のヘッド部材14
に固定されている。組織突出部分の支持装置は2つのア
ーム118と120を有し、そのうちアーム118は、位置調整
装置86の部分88に、そしてアーム120は保持装置116に移
動可能に支持されている。両アーム118と120は、円板76
或いは112の周領域で屈曲しており、その自由端は締め
付け方向へ円板の一部に沿って延び、且つ円板の上方に
小さな間隔をもって延びている。さらに両アーム118と1
20は、円板76と112に対してつぎのように配置され、即
ち円板の周囲に適合している自由端が平面図にて円板の
縁で終わっているように配置されている。縫合機が第8
図の矢印A方向へ移動すると、円板76は矢印Bの方向
へ、円板112は矢印Cの方向へ回転し、この場合アーム1
18と120は不動である。円板76と112を越えて突出しその
間で締め付けられている両組織縁は、針30の穿刺時に円
板76の方向へ倒れないようにアーム118によって支持さ
れ、一方針30が組織から抜ける際に円板112の方向へ倒
れないようにアーム120によって支持される。このよう
な支持装置によって、直立している両組織縁106と108を
縫合する際針30が同じ高さで組織縁に穿刺され、正確な
縫合が可能になる。
第10図には、回転可能な円板122の他の実施例が図示さ
れている。この円板122は、縫合機の定置の押えの代わ
りに、第2の締め付け部分として使用することができ
る。円板122は円板76の高さに配置され、その上面は、
保持装置124に回転可能に固定されている。円板122は、
その上面に環状の凹部126を有している。凹部126には、
円板122の表面に接触しないように板128が設けられてい
る。板128は、保持装置124に固定されている。円板122
が回転すると、該円板122は板128の下方で回転する。板
128は、その円板76側の端部130に、上方へ向けられる隆
起部132を有している。この隆起部132には、円板122の
回転軸線134に対して半径方向に、且つ円板76の回転軸
線82に対して半径方向に延びる溝が設けられている。こ
の溝は針案内部136として用いられ、針30は揺動時にこ
の溝内を移動する。円板122の保持装置124は、ハウジン
グ10のヘッド部材14に適当な方法で固定されている。両
円板は、その周面が同一面内で対向するように方向づけ
られている。また両円板の回転軸線は、縫合機の移動方
向に対して垂直な1つの共通の面内にある。円板122
は、両組織縁を縫合する際に組織縁106の外面を摺動
し、従って回転するような、自由に回転する円板であ
る。
次に本発明による縫合機の第1実施例の作用を簡単に説
明する。
レバー92によって円板76が第2の締め付け部分(板70を
具備した定置の押え、或いは回転可能な板)から離間せ
しめられる。この時点で、縫合されるべき両組織縁106
と108が直立状態で且つ互いに当接した状態で円板76と
板70の間へ案内される。次にレバー92によって円板76が
板70の方向へ移動せしめられる。円板76の押圧力は、コ
イルばね104の弾性力によって決定される。この時点で
針30と糸捕捉体18とを移動させるための駆動部が始動
し、縫合機が第2図の矢印Aの方向へ移動する際に両組
織縁106と108が縫合される。移動周期が始まると、針30
は第1図に示した位置から直立している組織縁106と108
の方向へ移動し、組織縁に穿刺され、そのめど32aを貫
通している縫合糸34を、組織縁106と108を貫通するよう
に引っ張る。針30の運動を安定させるため、第11図に示
すような針案内部136を締め付け部分122に付設させるこ
とができる。針30がその転向点に達すると、針30は組織
縁106と108を突き抜けて元の位置へ戻る。縫合糸34と組
織との摩擦によって縫合糸34が上向きになって、糸輪が
形成される。針30が元の位置へ戻る際に形成されるこの
糸輪のなかへ、針30が元の位置へ戻っている間に縫合機
の送り方向に移動している糸捕捉体18が侵入する。針30
が組織縁から再び離れると、糸捕捉体18は糸輪を完全に
捕捉する。このとき糸捕捉体18は円弧軌道を描き、その
結果糸捕捉体18は糸輪を組織縁106と108から離間させ
て、組織縁106の穿刺側へ案内する。この間、縫合機は
矢印Aの方向へ前進する。その間に針30が第2の転向点
に達し、再び組織縁106と108の方向へ移動する。この針
30の移動とともに糸捕捉体18は縫合機の送り方向Aとは
逆の方向へ戻り、この場合叉部40と42のまわりに置かれ
た糸輪が叉部40のフック42によってわずかだけ連れ戻さ
れる。針30はさらに組織縁の方向へ移動して、両叉部40
と41の間の中間空間に達し、従って糸輪を貫通する。針
30が組織縁106と108に穿刺されて、これを貫通する間
に、糸捕捉体18は、該糸捕捉体を組織縁106と108を経て
縫合線の他の側へ案内するような円弧軌道を描く。この
縫合線の他の側で糸捕捉体18は、針30の次の戻り運動の
際に、このとき上へ投げられる糸を再び捕捉することが
できる。縫合された直立している組織縁106と108は、楕
円軌道上を移動するならし部22によって押圧されて平ら
になる。このようにして形成された縫合機を第12図に示
した。これからわかるように、両組織縁106と108の間は
切開個所は糸輪によってぴったりと閉じている。従って
両組織縁106と108を引き離すことはできない。ならし部
22の下面にノズルを配置することができ、このノズルに
よって、組織縁を平らにする際にペースト或いは接着剤
を縫合部に塗付することができる。このような処置は、
縫合部の損傷を阻止する。第12図に図示した縫合部の利
点は、容易に縫合を解くことができることである。例え
ば糸端138を引っ張ると、糸全部を組織縁106と108から
簡単に引き出すことができる。この丈夫な縫合機の場合
糸の引っ張りは、極めて簡単である。
板70の領域には糸切断装置を配置することができる。糸
切断装置は、1回の縫合が終了した後糸輪をある位置で
切断し、これによって糸輪のなかへ糸を通して縫合線に
結び目を形成させる準備がなされる。しかしこの場合、
縫合機が同期装置と接続されているモータによって駆動
され、該モータは、糸捕捉体18が組織縁の中心を越えた
場合に縫合機をオフにすることを前提としている。
組織縁106の穿刺140の間隔は、矢印Aの方向における縫
合機の送りによって決定される。縫合機の送りは手で行
なうこともできるが、ステッピングスイッチ/フリーホ
イールを介して円板76を間歇的に駆動させることもでき
る。このような駆動は、例えばならし部22を移動させて
行なうことができる。円板76を第7図の矢印B方向へ間
歇的に回転させることによって、縫合機は矢印Aの方向
へ前進する。縫合機の前進には、ならし部22の移動も寄
与する。縫合機のハウジング10のヘッド側14に配置され
た可能部分、例えば針保持体16、糸捕捉体18、円筒体2
0、ならし部22、板70を具備した押え等は、迅速密封式
連結装置を用いて迅速且つ簡単にヘッド部材14に取り付
けることができる。これによって、簡単な無菌化とこれ
らの可動部分の迅速な交換とが可能になる。
第2実施例 本発明による外科用縫合機の第2実施例は、図示してい
ないハンドルが固定されているハウジング200を有して
いる。ハウジング200内には軸201が設けられ、該軸201
は、ハウジングから突出している端部に針保持体202を
担持している。針保持体202には縫合糸を通すための円
弧状の針203が固定されている。軸201を揺動駆動するた
め、該軸201の針保持体202と逆の側の端部にピニオン20
4が固定され、該ピニオン204は、一部をラックとして形
成したピストン棒205と噛み合っている。ピストン棒205
は、ハウジング200に固定されている単動式圧縮空気シ
リンダ206の構成要素である。圧縮空気シリンダ206内に
は、ピストン208で支持される圧縮ばね207がピストン棒
205に設けられている。
1本の糸でかさねはぎ縫い目或いはかがり縫い目を形成
するため、縫い目方向に対して交差する方向に揺動し且
つ縫い目方向に往復動する糸捕捉体209が針203と協働す
る。糸捕捉体209は、ブッシュ211内に軸方向に移動方向
に支承されている送り棒210に配置されている。送り棒2
10の回動は、ブッシュ211のスリット213で案内されてい
る横ピン212によって阻止されている。
ブッシュ11は揺動板214に固定されている。揺動板214
は、第14図によれば、長穴215と方形の切り抜き部216と
を有し、横に突出しているピン217を担持している。ピ
ン217は円弧状の溝218で案内され、この溝218は、ハウ
ジング200に固定された案内板219に形成されている。揺
動板214は、案内板219に固定され切り抜き部216に係合
している2つのピン220によって側方へ案内されてい
る。軸201には駆動レバー221が固定され、該駆動レバー
221は、長穴215に係入しているピン222を担持してい
る。
軸201にはねじ車223が固定されている。ねじ車223はね
じ車224と噛み合っている。ねじ車224は、軸201に対し
て交差する方向に配置されたピン225で支承されてい
る。ねじ車224の1つの端面にはピン226が固定され、該
ピン226は、送り棒210に固定されたフォーク227によっ
て取り囲まれている。
ハウジング200に固定される担持アーム228には、円弧状
の管部材229が旋回可能に支持されている。管部材229の
下端は、平坦に延びているくさび状の吸気部230として
形成されている。吸気部230は、下面に吸込み穴231を有
している。管部材229の上端にはホース管232が差し込ま
れ、該ホース管232は、タペット233によって制御可能な
2/2方向制御弁234と結合されている。方向制御弁234
は、第16図によれば、ばね235によって貫流位置に保持
される。貫流位置とは、吸気源260が吸気部230と連通す
る位置である。針203が戻り旋回すると、タペット233は
針保持体202によって操作され、よって方向制御弁234が
オフ位置に切換えられる。
管部材(229)にはL字形のアーム236が係合している。
アーム236は、その上端に、横方向へ突出するピン237を
担持している。ピン237は、針保持体202に固定されてい
る円弧状の案内板239の屈曲溝238で案内されている。構
成要素228ないし239は、吸気式保持装置240を形成して
いる。
軸201には駆動レバー241が固定されている。駆動レバー
241の上端はフォーク状に形成されている。駆動レバー2
41のフォーク状の端部は、ステッピングスイッチ装置24
3(この装置は公知であるので、詳細には説明しない)
の横に突出している搬送レバー242の周囲に係合してい
る。ステッピングスイッチ装置243は、ハウジング200に
配置されたブシュ245内に収納されている軸244を駆動す
る。軸244の下端には皿状の搬送車246が固定されてい
る。搬送車246は、その周面に多数の短い針要素247を有
している。
ハウジング200には、枢着ピン249によって担持体248が
旋回可能に支持されている。担持体248の下端には、同
様に皿状で針要素247を具備した搬送車250が回転自在に
支承されている。ハウジング200の突出部251には、軸方
向に移動可能な操作棒252が配置されている。操作棒252
の下端には、軸方向に突出しているピン253が配置され
ている。ピン253は、担持体248のアーム255に形成され
ている長穴254に係入している。操作棒252には圧縮ばね
256が配置され、圧縮ばね256の一端は突出部251で支持
され、他端は操作棒252に配置されている固定リング257
で支持されている。従って搬送車250は、搬送車246の方
向へ付勢されている。
搬送車250は、ステッピングスイッチ装置243と簡単に駆
動結合させることができる。このため搬送車250を、担
持体248に配置される軸にして、カルダン継手を介して
ステッピングスイッチ装置243と結合される軸に固定す
る必要があろう。
軸201を圧縮空気シリンダ206によって揺動駆動させる代
わりに、例えば手動操作されるスイッチ機構または偏心
駆動装置によって揺動駆動させることもできる。また縫
合機とは空間的に離して設けられる駆動装置によって上
記揺動駆動を生じさせ、たわみ可能な軸によって縫合機
に伝動させることもできる。
次に、上記第2実施例の作用を説明する。
互いに縫合されるべき組織縁261,262を両搬送車246,250
の間へ搬入させるため、操作棒252を上方へ引張ること
によって搬送車250が側方へ旋回せしめられる。組織縁2
61,262を搬入後操作棒252を離すと、圧縮ばね256が搬送
車250を搬送車246の方向へ移動させる。その際両搬送車
246,250の針要素247の一部の尖端が組織縁261,262のな
かへ侵入し、それによって組織縁261,262をほとんど損
傷させることなく形状拘束的に把持することができる。
縫合機が第13図と第15図に図示した停止位置にあるとき
に方向制御弁234の突き棒233が操作され、方向制御弁23
4は遮断位置を占める。方向制御弁234がこの遮断位置に
あるときには、吸気部230の吸気穴231は大気と同圧であ
り、従って吸気部230はこの場合保持作用を及ぼしてい
ない。
縫目形成過程を実施するため、圧縮空気シリンダ206を
短時間負荷することによって縫合機が駆動され、それに
よってピストン208が下方へ移動する。次にピストン208
は、圧縮ばね207の作用によってその下部位置から再び
その基準位置へ戻る。この駆動移動の結果、軸201は、
ピストン行程長によって決定される角度だけ揺動運動す
る。針保持体202が突き棒233から解放されると、方向制
御弁234はばね235によって貫流位置に切換えられ、吸気
部230の吸気穴231に負圧が発生する。この負圧によって
組織縁261,262の切断稜263,264が吸気部230によって吸
い込まれ、保持される。
針203が組織縁に穿刺される前に、針203と一緒に運動す
る案内板239が、屈曲溝238とピン237との相対運動の結
果、アーム236を、従って吸気部230を上方へ旋回させ
る。このようにして吸気部230は、組織縁261,262を、針
203の運動軌道に関して縫目形成に必要な高さで保持す
る。
吸気部230の保持力の大きさは、針203が穿刺されて組織
縁を貫通し、再び元の位置に戻る際に組織縁261,262に
作用する力が吸気部203によって受けとめられる程度の
大きさである。
軸201が回転する間、駆動レバー221は揺動板214をピン2
20のまわりで揺動させる。この場合揺動板214は、溝218
の形状に対応する運動を行なう。この揺動板214の揺動
運動により糸捕捉体209は、切断稜263,264と吸気部230
の平らな部分の上方を通過するような円弧状の運動を行
なう。この運動は、揺動するピン226によって生じる。
切断稜263,264に対して平行な運動に重畳され、その結
果糸捕捉体209は、曲面上で運動する。
針203が戻り旋回をはじめると、縫合糸は、糸捕捉体209
が侵入する糸輪を形成する。次に糸捕捉体209はこの糸
輪を吸気部230を越えて対向する側へ案内し、再び穿刺
されている針203の前方に供給する。圧縮空気シリンダ2
06を新たに負荷することによって針203が新たな旋回運
動を行ない、糸輪のなかへ侵入する前に、且つ針203が
基準位置にあり、従って方向制御弁234が遮断位置にあ
るときに、駆動レバー241を介してステッピングスイッ
チ装置243が操作され、それによって搬送車246が一定の
角度だけ回転する。その搬送車246の回転により、縫合
機は縫目長さだけ組織縁261,262に対して相対移動す
る。この縫合機の送りによって、吸気部230の上方にあ
る糸輪が該吸気部230から引き離され、次の縫目形成過
程の間に針203が確実に糸輪のなかへ侵入することがで
きるような幅に開拡される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による外科用縫合機の正面図、第2図は
第1図の縫合機の側面図で、ハウジングのカバーを開い
た状態を示す図、第3図は第1図の線III−IIIによる断
面図、第4図は第1図の線IV−IVによる断面図、第5図
は第1図の線V−Vによる断面図、第6図は締め付け部
分の間で締め付け保持されている直立した組織縁を示す
図で、針が組織縁をまっすぐに貫通している状態を示す
図、第7図は締め付け部分の間で締め付け保持されてい
る組織縁をも併せて示した締め付け部分の平面図、第8
図は締め付け部分の用を成し支持装置を備えている2つ
の回転可能な筒体の平面図、第9図は第8図の回転可能
な両筒体の正面図、第10図は締め付け部分の用を成す2
つの回転可能な筒体の横断面図、第11図は第10図の線XI
−XIによる断面図、第12図は縫目の図式図、第13図は組
織縁の保持装置を備えた本発明による縫合機の第2実施
例の部分断面図、第14図は糸捕捉体のための駆動機構の
一部を示す図、第15図は第13図の縫合機の正面図、第16
図は保持装置のための駆動機構を示す図、第17図は縫合
中の搬送車と針の一部を示す正面図である。 10;200……ハウジング 18;209……糸捕捉体 20……筒体 22……ならし部 30;203……針 70……板 76……円板 106,108;261,262……組織縁 230……吸気部 231……吸気穴 240……吸気式保持装置

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング(10)と、縫合糸と結合される
    針にして、揺動駆動され且つ糸捕捉体と協働する針と、
    縫合されるべき組織の縁を締め付け保持するための2つ
    の締め付け部分とを有し、縫目が延びる方向に対して交
    差する方向に針が締め付け領域を横断する外科用縫合機
    において、 少なくとも1つの締め付け部分が回転可能な筒体(20)
    であり、該筒体(20)の周面(78)が1つの組織縁(10
    8)の外面を摺動することを特徴とする外科用縫合機。
  2. 【請求項2】筒体(20)が、第2の締め付け部分(70)
    にたいして連結または離間可能であり、筒体(20)の下
    部端面が、自由な滑動面を形成していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の外科用縫合機。
  3. 【請求項3】筒体(20)が第2の締め付け部分(70)の
    ほうへ弾性的に付勢されており、この弾性付勢は、筒体
    (20)の締め付け力を変化させるために調整可能である
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の外科用縫合機。
  4. 【請求項4】筒体(20)が、組織を締め付け領域へ搬入
    する側へ傾斜していることと、筒体(20)の周面(78)
    に、該筒体(20)の回転に伴って組織縁(108)を搬送
    するための溝が形成されていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1つに記載
    の外科用縫合機。
  5. 【請求項5】筒体(20)の上部端面に、針案内面及び不
    動の針案内部(136)の少なくとも一方が形成されてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第4項
    までのいずれか1つに記載の外科用縫合機。
  6. 【請求項6】筒体(20)が円板(76)であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれ
    か1つに記載の外科用縫合機。
  7. 【請求項7】糸捕捉体(18)がフォーク状のアームとし
    て形成され、該アームが、軸方向に円弧軌道上を移動
    し、且つ針(30)と次のように同期して駆動されるこ
    と、即ち針(30)が組織を貫通した後糸捕捉体(18)が
    縫合糸を針から受け取り、縫合糸を締め付け領域へ供給
    し、次に針(30)が組織を貫通する前に、組織の締め付
    け領域への搬入方向にて針(30)の前方に供給するよう
    に同期して駆動されることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項から第6項までのいずれか1つに記載の外科用
    縫合機。
  8. 【請求項8】ハウジング(10)に、筒体(20)及び針保
    持体(16)並びに糸捕捉体(18)のための駆動要素及び
    伝動要素が収納され、ハウジング(10)のヘッド側(1
    4)に、筒体(20)及び針保持体(16)並びに糸捕捉体
    (18)が、迅速密封式連結部によってそれぞれ着脱可能
    に配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項から第7項までのいずれか1つに記載の外科用縫合
    機。
  9. 【請求項9】ハウジング(10)と、縫合糸と結合される
    針にして、揺動駆動され且つ糸捕捉体と協働する針と、
    縫合されるべき組織の縁を締め付け保持するための2つ
    の締め付け部分とを有し、縫目が延びる方向に対して交
    差する方向に針が締め付け領域を横断する外科用縫合機
    において、 少なくとも1つの締め付け部分が回転可能な筒体(20)
    であり、該筒体(20)の周面(78)が1つの組織縁(10
    8)の外面を摺動すること、筒体(20)の上部端面にし
    て締め付け領域に、組織を突出させるための不動な支持
    装置(118)が設けられていることを特徴とする外科用
    縫合機。
  10. 【請求項10】筒体(20)が円板(76)であることを特
    徴とする、特許請求の範囲第9項に記載の外科用縫合
    機。
  11. 【請求項11】糸捕捉体(18)がフォーク状のアームと
    して形成され、該アームが、軸方向に円弧軌道上を移動
    し、且つ針(30)と次のように同期して駆動されるこ
    と、即ち針(30)が組織を貫通した後糸捕捉体(18)が
    縫合糸を針から受け取り、縫合糸を締め付け領域へ供給
    し、次に針(30)が組織を貫通する前に、組織の締め付
    け領域への搬入方向にて針(30)の前方に供給するよう
    に同期して駆動されることを特徴とする、特許請求の範
    囲第9項または第10項までのいずれか1つに記載の外科
    用縫合機。
  12. 【請求項12】ハウジング(10)に、筒体(20)及び針
    保持体(16)並びに糸捕捉体(18)のための駆動要素及
    び伝動要素が収納され、ハウジング(10)のヘッド側
    (14)に、筒体(20)及び針保持体(16)並びに糸捕捉
    体(18)が、迅速密封式連結部によってそれぞれ着脱可
    能に配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲
    第9項から第11項までのいずれか1つに記載の外科用縫
    合機。
  13. 【請求項13】ハウジング(10)と、縫合糸と結合され
    る針にして、揺動駆動され且つ糸捕捉体と協働する針
    と、縫合されるべき組織の縁を締め付け保持するための
    2つの締め付け部分とを有し、縫目が延びる方向に対し
    て交差する方向に針が締め付け領域を横断する外科用縫
    合機において、 少なくとも1つの締め付け部分が回転可能な筒体(20)
    であり、該筒体(20)の周面(78)が1つの組織縁(10
    8)の外面を摺動すること、組織を締め付け領域から搬
    出させる側に、縫目を平らにするためのならし部(22)
    が配置されていることを特徴とする外科用縫合機。
  14. 【請求項14】ならし部(22)が楕円状に移動可能な押
    圧シューを有していることを特徴とする、特許請求の範
    囲第13項に記載の外科用縫合機。
  15. 【請求項15】筒体(20)が押圧シューによって間歇的
    に駆動可能であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    14項に記載の外科用縫合機。
  16. 【請求項16】糸捕捉体(18)がフォーク状のアームと
    して形成され、該アームが、軸方向に円弧軌道上を移動
    し、且つ針(30)と次のように同期して駆動されるこ
    と、即ち針(30)が組織を貫通した後糸捕捉体(18)が
    縫合糸を針から受け取り、縫合糸を締め付け領域へ供給
    し、次に針(30)が組織を貫通する前に、組織の締め付
    け領域への搬入方向にて針(30)の前方に供給するよう
    に同期して駆動されることを特徴とする、特許請求の範
    囲第13項から第15項までのいずれか1つに記載の外科用
    縫合機。
  17. 【請求項17】ハウジング(10)に、筒体(20)及び針
    保持体(16)並びに糸捕捉体(18)のための駆動要素及
    び伝動要素が収納され、ハウジング(10)のヘッド側
    (14)に、筒体(20)及び針保持体(16)並びに糸捕捉
    体(18)が、迅速密封式連結部によってそれぞれ着脱可
    能に配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲
    第13項から第16項までのいずれか1つに記載の外科用縫
    合機。
  18. 【請求項18】縫合糸と結合される針にして、揺動駆動
    され且つ糸捕捉体と協働する針と、縫合されるべき組織
    の縁を締め付け保持するための2つの締め付け部分とを
    有し、縫目が延びる方向に対して交差する方向に針が締
    め付け領域を横断する外科用縫合機において、 少なくとも1つの締め付け部分が回転可能な筒体(20)
    であり、該筒体(20)の周面(78)が1つの組織縁(10
    8)の外面を摺動すること、針(203)の縫目形成領域
    に、各縫目形成過程の間に作用する、組織縁のための吸
    気式保持装置(240)が少なくとも1つ設けられている
    ことを特徴とする外科用縫合機。
  19. 【請求項19】吸気式保持装置(240)が、駆動機構(2
    36ないし239)によって鉛直面内で上下動可能であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第18項に記載の外科用
    縫合機。
  20. 【請求項20】吸気式保持装置(240)の駆動機構(236
    ないし239)が縫合機の駆動装置(201,202)と駆動結合
    し、吸気式保持装置(240)の上下動の高さが調整可能
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第18項または
    第19項に記載の外科用縫合機。
  21. 【請求項21】吸気式保持装置(240)が、吸気用の弁
    にして、針の運動周期で制御可能な弁(234)を有して
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第18項から第20
    項までのいずれか1つに記載の外科用縫合機。
  22. 【請求項22】吸気式保持装置(240)が、縫合機の送
    り方向とは逆の方向に平坦に延びている吸気部(230)
    を有し、該吸気部(230)が、その下面に吸気穴(231)
    を有していることを特徴とする、特許請求の範囲第18項
    から第21項までのいずれか1つに記載の外科用縫合機。
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