JP2001358011A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2001358011A
JP2001358011A JP2000180967A JP2000180967A JP2001358011A JP 2001358011 A JP2001358011 A JP 2001358011A JP 2000180967 A JP2000180967 A JP 2000180967A JP 2000180967 A JP2000180967 A JP 2000180967A JP 2001358011 A JP2001358011 A JP 2001358011A
Authority
JP
Japan
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bobbin
core
coil
solenoid
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000180967A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ichikawa
茂雄 市川
Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
Akihiro Uto
明広 宇戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ソレノイド1は、ボビン2に嵌合した磁
性体からなるコア3と、このコア3に摺動可能に軸支し
た磁性体からなる駆動部材4と、上記ボビン2の外周部
に巻きつけたコイル5とを備えている。上記ボビン2
は、コイル5の巻きつけ力により変形可能に形成されて
おり、当該ボビン2はコイル5の巻きつけ力によりコア
3と固着されている。 【効果】 従来に比較して製造コストを安くすることが
できるし、また組立てを容易に行なうことができるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソレノイドに関し、
より詳しくはボビンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソレノイドとして、ボビンに嵌合
した磁性体からなるコアと、このコアに摺動可能に軸支
した磁性体からなる駆動部材と、上記ボビンの外周部に
巻きつけたコイルとを備えたものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来では、ボ
ビンの一端とこのボビンに嵌合させたコアの他端とをカ
バーによりかしめることが行なわれている。しかしなが
ら、この場合には、加工精度よくかしめなければなら
ず、かしめ精度が悪いとボビンとコアががたつくといっ
た欠点がある。他方、上述したボビンとこのボビンに嵌
合させたコアのがたつきをなくす手段として、ボビンと
コアを樹脂モールドで固定することが行なわれている。
この場合には、カバーにより樹脂モールドをかしめるこ
とからさほど高いかしめ精度は要求されない。ところ
が、樹脂モールドで固定するには、ボビンに切欠きを形
成する一方、コアのフランジ面に孔および座グリを形成
する必要があることから製造コストが高く、しかもその
形成したボビンの切欠きからコアの孔に溶融した樹脂を
流し込むようにしていることから組立て作業が煩雑であ
った。本発明はこのような事情に鑑み、従来に比較して
製造コストが安く、かつ組立ての容易なソレノイドを提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ボビ
ンに嵌合した磁性体からなるコアと、このコアに摺動可
能に軸支した磁性体からなる駆動部材と、上記ボビンの
外周部に巻きつけたコイルとを備えたソレノイドにおい
て、上記ボビンをコイルの巻きつけ力により変形可能に
形成し、かつ該ボビンに巻きつけたコイルの巻きつけ力
により該ボビンを変形させてボビンとコアとを固着した
ものである。
【0005】上述した構成によれば、コイル巻きつけに
よる巻きつけ力によりボビンをコアに固着させているの
で、従来に比較して製造コストを安くすることができる
し、また組立てを容易に行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は本発明のボビン2を適用したソ
レノイドである。上記ソレノイド1は、例えば電磁軟鉄
からなる円柱状のコア3と、このコア3の軸孔3aにロ
ッド部4aを摺動自在に軸支されるとともに、このロッ
ド部4aの末端に設けた磁性体からなる磁性部4bを有
する駆動部材4と、上記コア3に一体に固着された上記
ボビン2と、このボビン2の外周部に多重に巻きつけら
れたコイル5とを備えており、このコイル5に図示しな
い電源から電流を印加することにより駆動部材4を図面
上における左方に向けて前進させることができるように
なっている。
【0007】しかして本実施例では、上記コア2とボビ
ン3とを直接的に固着したものである。すなわちボビン
2は、コア3に貫通される筒状部2aと、この筒状部2
aの両端に連設されて半径方向外方に向けて伸びるフラ
ンジ部2bとを備えている点では従来と同じであるが、
本実施例では、素材および肉厚を考慮して筒状部2a自
体をコイルの巻きつけ力により半径方向内方に向けて変
形可能とする一方、その変形がより進行するように筒状
部2aの円周方向等間隔位置4箇所にそれ以外の部分よ
りも剛性の低い低剛性部分2a´を形成している(図3
参照)。上記低剛性部分2a´は、筒状部2aの肉厚を薄
くした部分のことであり、本実施例では薄肉部分を形成
するために筒状部2aの外周面の一部を軸方向に連続し
てフラットに形成している。
【0008】上述した構成を有するボビン2によれば、
図1、図2に示すようにボビン2に対してコア3を貫通
させるとともに、該コア3のフランジ部6をボビン2に
当接させて位置決めした状態で、筒状部2aに対して所
定の引っ張り張力をかけてコイル5を巻きつければよ
い。これにより、図4又は図5に示すようにコイル5の
巻きつけ力によって筒状部2aの全体が半径方向内方側
に向けて縮むことにより当該筒状部2aがコア3の外周
面に圧接するようになるが、このとき低剛性部分2a´
にあっては、半径方向外方側又は半径方向内方側に向け
て撓んで、つまり筒状部2a全体が縮んだ分を低剛性部
分2a´で吸収するようになっている。したがって、樹
脂モールドを使用してボビンとコアを締結していた従来
に比較して製造コストを安くすることができるし、また
組立てを容易に行なうことができる。
【0009】なお低剛性部分2a´となる薄肉部分はフ
ラット形状以外であってもよく、例えば図示しないが一
部を切り欠いた溝であってもよいし、またこのように薄
肉部分を形成するにあたっては筒状部2aの外周面また
は内周面のいずれを加工してもよい。ところで上記ボビ
ン2の素材としては、ナイロン(商標)、ポリアミド、
PBT(ポリブチレンテレフタラート)等の樹脂を用い
て好適である。また上記ボビン2とコア3とのクリアラ
ンスは、0〜約130μm程度に設定すればよく、クリ
アランスが0のときは、ボビン2に対してコア3を圧入
すればよい。
【0010】図6は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例では薄肉部分を低剛性部分2a´と
していたがこれに限定されるものではなく、図6に示す
ように筒状部2aに軸方向に伸びるスリット2a´を形
成し、このスリット2a´内を低剛性部分2a´として
いる。このような構成であっても、コイル5の巻きつけ
力により実線で示す自然状態から2点鎖線で示す状態へ
とスリット2a´の幅が狭まって筒状部2a全体が縮ん
だ分を低剛性部分2a´で吸収することができるので、
上記第1実施例と同様な作用効果を得ることができるの
は明らかである。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比較して製造コ
ストを安くすることができるし、また組立てを容易に行
なうことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】低剛性部分2a´の拡大図
【図4】低剛性部分2a´が半径方向内方側に撓んだ状
態を示した図。
【図5】低剛性部分2a´が半径方向外方側に撓んだ状
態を示した図。
【図6】本発明の第2実施例を示す低剛性部分2a´の
拡大断面図。
【符号の説明】
1…ソレノイド 2…ボビン 2a…筒状部 2a´…低剛性部分(薄肉
部分) 3…コア 4…駆動部材 5…コイル
フロントページの続き (72)発明者 宇戸 明広 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 Fターム(参考) 5E048 AB10 AD02 CB05 CB07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに嵌合した磁性体からなるコア
    と、このコアに摺動可能に軸支した磁性体からなる駆動
    部材と、上記ボビンの外周部に巻きつけたコイルとを備
    えたソレノイドにおいて、 上記ボビンをコイルの巻きつけ力により変形可能に形成
    し、かつ該ボビンに巻きつけたコイルの巻きつけ力によ
    り該ボビンを変形させてボビンとコアとを固着したこと
    を特徴とするソレノイド。
  2. 【請求項2】 上記ボビンの所定位置に、それ以外の部
    分よりも剛性の低い低剛性部分を形成したことを特徴と
    する請求項1に記載のソレノイド。
  3. 【請求項3】 上記低剛性部分は、それ以外の部分より
    も肉厚の薄い薄肉部分又はスリットであり、かつ該低剛
    性部分は、ボビンの円周方向等間隔位置から軸方向に延
    びていることを特徴とする請求項2に記載のソレノイ
    ド。
JP2000180967A 2000-06-16 2000-06-16 ソレノイド Pending JP2001358011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016276A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Mitsuba Corp 電磁継電器

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