JPH07231601A - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JPH07231601A JPH07231601A JP6021538A JP2153894A JPH07231601A JP H07231601 A JPH07231601 A JP H07231601A JP 6021538 A JP6021538 A JP 6021538A JP 2153894 A JP2153894 A JP 2153894A JP H07231601 A JPH07231601 A JP H07231601A
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- rotor
- shaft
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- washer
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Links
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏平化を容易にすると共に、ロータの抜け止
め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産性を向上す
るようにしたモータを提供する。 【構成】 シャフト11の先端部に設けた溝17に嵌合
するロータ10の抜け止め用のワッシャを、切り込み1
9を入れた有端状の弾性材リング18で構成する。この
弾性材リング18の弾性を利用して変形させることによ
り、この状態で弾性材リング18をシャフト11の軸方
向から溝17に装着することができる。
め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産性を向上す
るようにしたモータを提供する。 【構成】 シャフト11の先端部に設けた溝17に嵌合
するロータ10の抜け止め用のワッシャを、切り込み1
9を入れた有端状の弾性材リング18で構成する。この
弾性材リング18の弾性を利用して変形させることによ
り、この状態で弾性材リング18をシャフト11の軸方
向から溝17に装着することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁気ディスク等を
回転駆動する用途等に用いられ、予め組み立てられたス
テータに対して、予め組み立てられたロータを組み込む
ことにより製造されるモータに関する。
回転駆動する用途等に用いられ、予め組み立てられたス
テータに対して、予め組み立てられたロータを組み込む
ことにより製造されるモータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスクのような磁気
ディスクを回転駆動する磁気ディスク駆動装置等に適用
されるモータとして、予め組み立てられたステータに対
して、予め組み立てられたロータを組み込むようにした
構造が知られている。図7はこのような構造のモータの
一例を示す半断面図で、51はステータで、内周面に軸
受部54を備えた円筒状の軸受ホルダー55の外周面に
はその周囲に駆動コイル56が巻回されたステータコア
57が配置され、ねじ58によってステータコア57を
基板59にねじ込むことにより、ステータコア57及び
軸受ホルダー55が基板59に固定されて予め一体に組
み立てられている。
ディスクを回転駆動する磁気ディスク駆動装置等に適用
されるモータとして、予め組み立てられたステータに対
して、予め組み立てられたロータを組み込むようにした
構造が知られている。図7はこのような構造のモータの
一例を示す半断面図で、51はステータで、内周面に軸
受部54を備えた円筒状の軸受ホルダー55の外周面に
はその周囲に駆動コイル56が巻回されたステータコア
57が配置され、ねじ58によってステータコア57を
基板59にねじ込むことにより、ステータコア57及び
軸受ホルダー55が基板59に固定されて予め一体に組
み立てられている。
【0003】また、60はロータで、シャフト(スピン
ドル)61の外周面に磁気ディスクを載置するハブ台6
2が固定され、このハブ台62の外周面にはステータコ
ア57に対向するようにその内周面に駆動マグネット6
4が取り付けられたカップ状のロータケース63が固定
されて、予め一体に組み立てられている。そして、ステ
ータ51を構成している円筒状の軸受ホルダー55の軸
受部54内に、ロータ60を構成しているシャフト61
の先端部を突出するように挿入することによりモータが
組み込まれ、ロータ60は軸受部54によって回転自在
に軸支されている。
ドル)61の外周面に磁気ディスクを載置するハブ台6
2が固定され、このハブ台62の外周面にはステータコ
ア57に対向するようにその内周面に駆動マグネット6
4が取り付けられたカップ状のロータケース63が固定
されて、予め一体に組み立てられている。そして、ステ
ータ51を構成している円筒状の軸受ホルダー55の軸
受部54内に、ロータ60を構成しているシャフト61
の先端部を突出するように挿入することによりモータが
組み込まれ、ロータ60は軸受部54によって回転自在
に軸支されている。
【0004】しかし、このようにして組み込まれた構造
のモータは、ステータコア57と駆動マグネット64と
の間の磁気吸引力によってのみロータ60がステータ5
1に(あるいはこの逆の関係で)支持されているので、
何らかの原因でモータがショックを受けたような場合
に、ロータ60が軸方向に移動することによりステータ
51から容易に抜けてしまうという欠点がある。このた
め、図8に示すようにシャフト61のステータ51の下
方の位置に相当する先端部の外周面に溝67を設け、こ
の溝67にE−リングのような金属リング68を装着す
るようにしたロータの抜け防止手段を設けることが考え
られている。この構造によれば、モータがショックを受
けてもロータ60の軸方向への移動は阻止されるので、
ロータ60の抜け防止を図ることができる。
のモータは、ステータコア57と駆動マグネット64と
の間の磁気吸引力によってのみロータ60がステータ5
1に(あるいはこの逆の関係で)支持されているので、
何らかの原因でモータがショックを受けたような場合
に、ロータ60が軸方向に移動することによりステータ
51から容易に抜けてしまうという欠点がある。このた
め、図8に示すようにシャフト61のステータ51の下
方の位置に相当する先端部の外周面に溝67を設け、こ
の溝67にE−リングのような金属リング68を装着す
るようにしたロータの抜け防止手段を設けることが考え
られている。この構造によれば、モータがショックを受
けてもロータ60の軸方向への移動は阻止されるので、
ロータ60の抜け防止を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モータには以下のような問題が存在している。 (1)シャフト61の溝67に金属リング68を装着す
ることで、この金属リング68の占めるスペース分だけ
モータの厚さが増えるので、特に偏平化を必要とするモ
ータには適用できない。 (2)金属リング68の溝67への装着は、シャフト6
1の側面方向から行う必要があるので、装着作業が繁雑
になるため、生産性が低下する。すなわち、金属リング
68の装着はロータ60をステータ51に組み込んだ後
に、シャフト61の側面の狭いスペースで行わなければ
ならず、作業が困難になる。この作業を容易にしようと
するには、図9に示すように、シャフト61の底面がモ
ータ底面より飛び出すような低い位置に溝67を設けな
ければならず、これは結果的にモータの偏平化を阻害す
ることになる。また、シャフト61の側面に装着作業の
ための余分のスペース69が必要になる。
モータには以下のような問題が存在している。 (1)シャフト61の溝67に金属リング68を装着す
ることで、この金属リング68の占めるスペース分だけ
モータの厚さが増えるので、特に偏平化を必要とするモ
ータには適用できない。 (2)金属リング68の溝67への装着は、シャフト6
1の側面方向から行う必要があるので、装着作業が繁雑
になるため、生産性が低下する。すなわち、金属リング
68の装着はロータ60をステータ51に組み込んだ後
に、シャフト61の側面の狭いスペースで行わなければ
ならず、作業が困難になる。この作業を容易にしようと
するには、図9に示すように、シャフト61の底面がモ
ータ底面より飛び出すような低い位置に溝67を設けな
ければならず、これは結果的にモータの偏平化を阻害す
ることになる。また、シャフト61の側面に装着作業の
ための余分のスペース69が必要になる。
【0006】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、偏平化を容易にすると共に、ロータの抜け
止め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産性を向上
するようにしたモータを提供することを目的とするもの
である。
れたもので、偏平化を容易にすると共に、ロータの抜け
止め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産性を向上
するようにしたモータを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係わる本発明は、軸受部を備えかつステー
タコアの周囲に駆動コイルが配置されたステータと、前
記ステータコアに対向する駆動マグネットが内周面に配
置されたロータケースをシャフトの外周面に取り付ける
と共に、前記シャフトがこの先端部を突出するように前
記軸受部に挿入されてこの軸受部によって回転自在に軸
支されたロータと、前記シャフトの先端部に設けた溝に
嵌合された前記ロータの抜け止め用のワッシャとを備え
てなるモータにおいて、前記ワッシャは切り込みを入れ
た有端状の弾性材リングからなることを特徴とするもの
である。
に請求項1に係わる本発明は、軸受部を備えかつステー
タコアの周囲に駆動コイルが配置されたステータと、前
記ステータコアに対向する駆動マグネットが内周面に配
置されたロータケースをシャフトの外周面に取り付ける
と共に、前記シャフトがこの先端部を突出するように前
記軸受部に挿入されてこの軸受部によって回転自在に軸
支されたロータと、前記シャフトの先端部に設けた溝に
嵌合された前記ロータの抜け止め用のワッシャとを備え
てなるモータにおいて、前記ワッシャは切り込みを入れ
た有端状の弾性材リングからなることを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】請求項1に係わる本発明の構成によれば、シャ
フトの先端部に設けた溝に嵌合するロータの抜け止め用
のワッシャを、切り込みを入れた有端状の弾性材リング
で構成するようにしたので、この弾性材リングの弾性を
利用することにより、ワッシャを溝に装着する場合シャ
フトの軸方向から行うことができる。これにより、ワッ
シャの占めるスペースを最小限に抑えることができるた
め、モータの偏平化が容易になる。また、ワッシャの装
着作業が簡単になるため、生産性を向上することができ
る。
フトの先端部に設けた溝に嵌合するロータの抜け止め用
のワッシャを、切り込みを入れた有端状の弾性材リング
で構成するようにしたので、この弾性材リングの弾性を
利用することにより、ワッシャを溝に装着する場合シャ
フトの軸方向から行うことができる。これにより、ワッ
シャの占めるスペースを最小限に抑えることができるた
め、モータの偏平化が容易になる。また、ワッシャの装
着作業が簡単になるため、生産性を向上することができ
る。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のモータの実施例を示す半断面図で、
1はステータで、内周面に例えばボールベアリング2及
びメタルベアリング(焼結含油軸受)3からなる軸受部
4を備えた円筒状の軸受ホルダー5の外周面には、その
周囲に駆動コイル6が巻回されたステータコア7が配置
され、ねじ8によってステータコア7を基板9にねじ込
むことにより、ステータコア7及び軸受ホルダー5が基
板9に固定されて予め一体に組み立てられている。
る。図1は本発明のモータの実施例を示す半断面図で、
1はステータで、内周面に例えばボールベアリング2及
びメタルベアリング(焼結含油軸受)3からなる軸受部
4を備えた円筒状の軸受ホルダー5の外周面には、その
周囲に駆動コイル6が巻回されたステータコア7が配置
され、ねじ8によってステータコア7を基板9にねじ込
むことにより、ステータコア7及び軸受ホルダー5が基
板9に固定されて予め一体に組み立てられている。
【0010】また、10はロータで、シャフト(スピン
ドル)11の外周面に磁気ディスクを載置するハブ台1
2が圧入等によって固定され、このハブ台12の外周面
にはステータコア7に対向するようにその内周面に駆動
マグネット14が取り付けられたカップ状のロータケー
ス13がかしめ等によって固定されて、予め一体に組み
立てられている。16はロータケース13に突出するよ
うに設けられた駆動ピンで、磁気ディスクがハブ台12
に載置されたとき、その位置決め用孔に挿入して磁気デ
ィスクを位置決めするためのものである。
ドル)11の外周面に磁気ディスクを載置するハブ台1
2が圧入等によって固定され、このハブ台12の外周面
にはステータコア7に対向するようにその内周面に駆動
マグネット14が取り付けられたカップ状のロータケー
ス13がかしめ等によって固定されて、予め一体に組み
立てられている。16はロータケース13に突出するよ
うに設けられた駆動ピンで、磁気ディスクがハブ台12
に載置されたとき、その位置決め用孔に挿入して磁気デ
ィスクを位置決めするためのものである。
【0011】17はシャフト11のステータ1の下方の
位置に相当する先端部の外周面に設けた溝で、この溝1
7にはワッシャとして作用する弾性材リング18が装着
されている。この弾性材リング18は、厚さ0.2mm乃
至0.3mm一例として0.25mmの例えばポリスライダ
ーからなる樹脂体で構成され、図2(A)及び(B)に
示すような平面形状及び断面形状を有しており、そのリ
ングの途中位置には切り込み19が入っていることによ
り、有端状に形成されている。このように切り込み19
を入れるのは、弾性材リング18の弾性を利用して変形
自在にするためであり、これによって後述のように溝1
7に装着する場合の作業を簡単に行うことができる。
位置に相当する先端部の外周面に設けた溝で、この溝1
7にはワッシャとして作用する弾性材リング18が装着
されている。この弾性材リング18は、厚さ0.2mm乃
至0.3mm一例として0.25mmの例えばポリスライダ
ーからなる樹脂体で構成され、図2(A)及び(B)に
示すような平面形状及び断面形状を有しており、そのリ
ングの途中位置には切り込み19が入っていることによ
り、有端状に形成されている。このように切り込み19
を入れるのは、弾性材リング18の弾性を利用して変形
自在にするためであり、これによって後述のように溝1
7に装着する場合の作業を簡単に行うことができる。
【0012】本実施例のモータを組み込むには、予め組
み立てられたステータ1及びロータ10を用意して、ま
ずステータ1を構成している円筒状の軸受ホルダー5の
軸受部4内に、ロータ10を構成しているシャフト11
の先端部を突出するように挿入する。次に、図2の弾性
材リング18を用いて、図3(A)のように切り込み1
9の部分を変形させてから、図3(B)に示すように露
出されているシャフト11の底面から矢印で示した軸方
向に、弾性材リング18を変形させた状態で溝17に装
着する。装着後は弾性材リング18は元の形状に復帰し
て、その弾性により溝17に強固に固定されて、ロータ
10の抜け止め用のワッシャとして作用する。これによ
り、図1に示した構造のモータが完成し、ロータ10は
軸受部4によって回転自在に軸支されている。
み立てられたステータ1及びロータ10を用意して、ま
ずステータ1を構成している円筒状の軸受ホルダー5の
軸受部4内に、ロータ10を構成しているシャフト11
の先端部を突出するように挿入する。次に、図2の弾性
材リング18を用いて、図3(A)のように切り込み1
9の部分を変形させてから、図3(B)に示すように露
出されているシャフト11の底面から矢印で示した軸方
向に、弾性材リング18を変形させた状態で溝17に装
着する。装着後は弾性材リング18は元の形状に復帰し
て、その弾性により溝17に強固に固定されて、ロータ
10の抜け止め用のワッシャとして作用する。これによ
り、図1に示した構造のモータが完成し、ロータ10は
軸受部4によって回転自在に軸支されている。
【0013】このような構造のモータにおいて、ステー
タコア7に巻回されている駆動コイル6に通電を行うこ
とにより、この電流と駆動マグネット14から発生され
る磁束との作用によって、ハブ台12はロータケース1
3を介して回転力を受けるので、ハブ台12はシャフト
11と一体に回転するため、ハブ台12に載置された磁
気ディスクは回転駆動される。
タコア7に巻回されている駆動コイル6に通電を行うこ
とにより、この電流と駆動マグネット14から発生され
る磁束との作用によって、ハブ台12はロータケース1
3を介して回転力を受けるので、ハブ台12はシャフト
11と一体に回転するため、ハブ台12に載置された磁
気ディスクは回転駆動される。
【0014】このような本実施例によれば、シャフト1
1の先端部に設けた溝17に嵌合するロータ10の抜け
止め用のワッシャを、切り込み19を入れた有端状の弾
性材リング18で構成するようにしたので、この弾性材
リング18の弾性を利用して変形させることにより、こ
の状態で弾性材リング18をシャフト11の軸方向から
溝17に装着することができる。これによって、ワッシ
ャとして作用する弾性材リング18の溝において占める
スペースを最小限に抑えることができるため、モータの
偏平化を図るのが容易になる。また、弾性材リング18
からなるワッシャの溝17への装着作業を簡単に行うこ
とができるため、従来のような繁雑な装着作業は不要に
なるので、生産性を向上することができる。
1の先端部に設けた溝17に嵌合するロータ10の抜け
止め用のワッシャを、切り込み19を入れた有端状の弾
性材リング18で構成するようにしたので、この弾性材
リング18の弾性を利用して変形させることにより、こ
の状態で弾性材リング18をシャフト11の軸方向から
溝17に装着することができる。これによって、ワッシ
ャとして作用する弾性材リング18の溝において占める
スペースを最小限に抑えることができるため、モータの
偏平化を図るのが容易になる。また、弾性材リング18
からなるワッシャの溝17への装着作業を簡単に行うこ
とができるため、従来のような繁雑な装着作業は不要に
なるので、生産性を向上することができる。
【0015】図4は本発明の他の実施例を示すもので、
特にロータの構造を改善した例を示すものである。従来
のロータ40は図5の断面図で示すように、例えばステ
ンレスのシャフト41の外周面に例えばアルミニウムの
ハブ台42が圧入等によって固定された構造になってい
る。図6はこのようなロータ40が組み込まれたモータ
の一部分を示す断面図で、34はボールベアリング32
及びメタルベアリング33からなる軸受部、35は軸受
ホルダーである。しかし、図5の従来のロータ40はシ
ャフト41とハブ台42との2つの部品を用いて一体に
組み立てているので、コストアップが避けられないとい
う欠点があった。このため、本実施例では図4に示した
ように、アルミニウムのダイカストによって、シャフト
21とハブ台22とを一体化したロータ20を製造する
ようにしたものである。
特にロータの構造を改善した例を示すものである。従来
のロータ40は図5の断面図で示すように、例えばステ
ンレスのシャフト41の外周面に例えばアルミニウムの
ハブ台42が圧入等によって固定された構造になってい
る。図6はこのようなロータ40が組み込まれたモータ
の一部分を示す断面図で、34はボールベアリング32
及びメタルベアリング33からなる軸受部、35は軸受
ホルダーである。しかし、図5の従来のロータ40はシ
ャフト41とハブ台42との2つの部品を用いて一体に
組み立てているので、コストアップが避けられないとい
う欠点があった。このため、本実施例では図4に示した
ように、アルミニウムのダイカストによって、シャフト
21とハブ台22とを一体化したロータ20を製造する
ようにしたものである。
【0016】そして、シャフト21の軸受部との摺動面
には、嵌合精度が重要なため、耐食性あるいは摺動性に
優れたメッキ処理等を施して表面処理部21Aを設ける
ようにしたものである。この表面処理部21Aとして
は、例えばフッ素系樹脂のコーティングや硬質クロムメ
ッキを施して形成することができる。
には、嵌合精度が重要なため、耐食性あるいは摺動性に
優れたメッキ処理等を施して表面処理部21Aを設ける
ようにしたものである。この表面処理部21Aとして
は、例えばフッ素系樹脂のコーティングや硬質クロムメ
ッキを施して形成することができる。
【0017】このような本実施例によれば、一種類の材
料を用いて一工程でシャフト21とハブ台22とを一体
化することによりロータ20を製造するので、従来のよ
うに2つの部品を用いて一体に組み立てていた場合に比
べて、コストダウンを図ることができる。また、ロータ
20の製造はアルミニウムダイカストに限らず、鍛造等
の他の方法によって行うこともできる。
料を用いて一工程でシャフト21とハブ台22とを一体
化することによりロータ20を製造するので、従来のよ
うに2つの部品を用いて一体に組み立てていた場合に比
べて、コストダウンを図ることができる。また、ロータ
20の製造はアルミニウムダイカストに限らず、鍛造等
の他の方法によって行うこともできる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に係わる本発
明によれば、シャフトの先端部に設けた溝に嵌合するロ
ータの抜け止め用のワッシャを切り込みを入れた有端状
の弾性材リングで構成するようにしたので、この弾性材
リングの弾性を利用して変形させることにより、この状
態で弾性材リングをシャフトの軸方向から溝に装着する
ことができる。これによって、ワッシャとして作用する
弾性材リングの占めるスペースを最小限に抑えることが
できるため、モータの偏平化を容易にすると共に、ロー
タの抜け止め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産
性を向上することができる。
明によれば、シャフトの先端部に設けた溝に嵌合するロ
ータの抜け止め用のワッシャを切り込みを入れた有端状
の弾性材リングで構成するようにしたので、この弾性材
リングの弾性を利用して変形させることにより、この状
態で弾性材リングをシャフトの軸方向から溝に装着する
ことができる。これによって、ワッシャとして作用する
弾性材リングの占めるスペースを最小限に抑えることが
できるため、モータの偏平化を容易にすると共に、ロー
タの抜け止め用のワッシャの装着作業を簡単にして生産
性を向上することができる。
【図1】本発明のモータの実施例を示す半断面図であ
る。
る。
【図2】本実施例に用いられる弾性材リングからなるワ
ッシャを示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
ッシャを示すもので、(A)は平面図、(B)は断面図
である。
【図3】本実施例において弾性材リングからなるワッシ
ャをシャフトへ装着する方法を示すもので、(A)は斜
視図、(B)は側面図である。
ャをシャフトへ装着する方法を示すもので、(A)は斜
視図、(B)は側面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるモータを示す断面図
である。
である。
【図5】従来のモータに用いられるロータを示す断面図
である。
である。
【図6】図5の従来のロータが組み込まれたモータの主
要部を示す半断面図である。
要部を示す半断面図である。
【図7】従来のモータを示す半断面図である。
【図8】従来のモータの主要部を示す概略図である。
【図9】従来のモータにおいてワッシャをシャフトに装
着する方法を示す側面図である。
着する方法を示す側面図である。
1 ステータ 4 軸受部 5 軸受ホルダー 6 駆動コイル 7 ステータコア 10,20 ロータ 11,21 シャフト 12,22 ハブ台 13 ロータケース 14 駆動マグネット 17 溝 18 弾性材リング(ワッシャ) 19 切り込み 21A 表面処理部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受部を備えかつステータコアの周囲に
駆動コイルが配置されたステータと、前記ステータコア
に対向する駆動マグネットが内周面に配置されたロータ
ケースをシャフトの外周面に取り付けると共に、前記シ
ャフトがこの先端部を突出するように前記軸受部に挿入
されてこの軸受部によって回転自在に軸支されたロータ
と、前記シャフトの先端部に設けた溝に嵌合された前記
ロータの抜け止め用のワッシャとを備えてなるモータに
おいて、前記ワッシャは切り込みを入れた有端状の弾性
材リングからなることを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6021538A JPH07231601A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6021538A JPH07231601A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231601A true JPH07231601A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12057753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6021538A Pending JPH07231601A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07231601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09285059A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロータシャフト抜け止め装置及びファンモータ |
JP2007014187A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 磁気固定モーター |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP6021538A patent/JPH07231601A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09285059A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロータシャフト抜け止め装置及びファンモータ |
JP2007014187A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 磁気固定モーター |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990803 |