JP2001353234A - ゴルフボールの仕上げ方法及びそのシステム - Google Patents

ゴルフボールの仕上げ方法及びそのシステム

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JP2001353234A JP2001127719A JP2001127719A JP2001353234A JP 2001353234 A JP2001353234 A JP 2001353234A JP 2001127719 A JP2001127719 A JP 2001127719A JP 2001127719 A JP2001127719 A JP 2001127719A JP 2001353234 A JP2001353234 A JP 2001353234A
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David L Felker
エル フェルカー デイヴィッド
David M Bartels
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ゴルフボール上に下塗りの塗布を
繰り返すことなくチップマークを防止する手段の提供を
課題とする。 【解決手段】 本発明は、ゴルフボールの部分を白塗り
し、キャリアのチップが白塗り部をつかむようにゴルフ
ボールを配置することを含む。白塗りは、インクジェッ
ト、パッドインクプリント若しくは塗装によって実行さ
れてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールの仕
上げに係り、より詳細には、仕上げ加工されていないゴ
ルフボールに化粧用下塗りを塗布することに関する。
【０００２】
【従来の技術】ゴルファーは、白のゴルフボールを望
み、高価格のゴルフボールは、変色をすることなく白で
あると期待している。ゴルファーに高価値の白のゴルフ
ボールを提供するために、ゴルフボール業界は、カバー
材料に白色剤を添加したり、ゴルフボールのカバーに２
つの下塗りを塗布したりした。２つの下塗り方法は、通
常、白色剤がゴルフボールを適切に白くするのに十分で
ないようなカバー材料であるときに用いられる。２つの
下塗りシステムは、典型的には、ポリウレタンカバー、
特に、紫外線にさらされると黄色になる傾向をより一層
有する芳香族のポリウレタンカバーを用いて使用され
る。
【０００３】２つの下塗り方法では、ゴルフボールは、
下塗りの塗布中に、三叉のデバイス内で保持される。第
１の下塗りが、ゴルフボールに塗布され、硬化され、そ
の後、第２の下塗りが、塗布され、硬化される。ゴルフ
ボールは、三叉のデバイスから取り除かれるか、また
は、第２の下塗りの塗布前に、再配置される。１つ下塗
りのみが使用された場合、三叉デバイスのチップエンド
は、ゴルフボール下塗りが塗布されないチップマークを
生成する。再配置及び第２の下塗りの塗布は、チップマ
ークによる問題を解決するための明白な解決手段であ
る。
【０００４】しかし、この処理技術によると、ゴルフボ
ール全体は、チップマークを防止するため２つの下塗り
でカバーされなければならない。これは、資源の有効で
ない使用であり、また、ゴルフボールの仕上げのための
製造サイクルを増加する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴルフボー
ル上に下塗りの塗布を繰り返すことなくチップマークを
防止する手段の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示記号及び
／又は透明被覆の塗布前に、ゴルフボール上に２重の被
覆を塗布する必要がなくゴルフボール上のチップマーク
に関する問題への解決手段を提供する。本発明は、ゴル
フボールの部分を白塗りし、その後、キャリアのチップ
がゴルフボールの白塗り部分をつかむようにキャリア内
にゴルフボールを配置することによってチップマークに
関する問題を克服する。
【０００７】本発明の一局面は、ゴルフボールの仕上げ
の方法である。本方法は、ゴルフボールの表面上のチッ
プ領域を白くすることを含む。その次に、ゴルフボール
は、チップ領域をつかむ複数のチップ内に保持される。
次に、複数のチップ内にゴルフボールが保持されている
間に、下塗りがゴルフボールの表面に塗布される。その
後、透明被覆がゴルフボールの表面に塗布される。
【０００８】本発明にその他の局面は、ゴルフボールの
仕上げのためのシステムである。本システムは、白塗り
手段、移送手段、及び、被覆ステーションを含む。白塗
り手段は、ゴルフボールの表面上のチップ領域を白くす
る。移送手段は、本システムの所定の経路に沿ってゴル
フボールを移送する。下塗り塗布ステーションは、白塗
り手段に続いて所定の経路上に設置される。下塗り塗布
ステーションは、ゴルフボールに下塗りを塗布する少な
くとも１つのスプレーガンを備えた塗装ブースを有す
る。硬化ステーションは、下塗り塗布ステーションに続
いて所定の経路上に設置される。透明被覆塗布ステーシ
ョンは、効果ステーションに続いて所定の経路上に設置
される。
【０００９】ゴルフボールの部分の白塗りは、インクジ
ット、パッドインクプリント、塗装ノズル、若しくは、
熱間スタンプデカルの箔押しによって実行されてもよ
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】＜本発明のベストモード＞図１に
示すように、未仕上げのゴルフボールの部分を白くする
白塗りのためのシステムは、一般的に２０で示す。好ま
しくは、本システム２０は、工程に作業者が伴わないゴ
ルフボールの仕上げ及び塗装を可能とする完全自動化さ
れたものである。本システム２０は、図示されていない
が複数のゴルフボールを本システム２０の各ステーショ
ン間を移送する移送手段２４を含む。移送手段２４は、
ゴルフボール２５のそれぞれを個々的に移送する運送シ
ステムであってもよく、若しくは、システム全体を通し
てグループでゴルフボール２５を移送する運搬システム
でもよい。ゴルフボール２５は、本システム２０でゴル
フボール２５の仕上げのため、図示されていないが、他
の工程から収集用ホッパーに移送される。他の工程は、
コア成形工程、カバー成形工程を含んでもよい。カバー
は、ポリウレタン材料のように熱可塑性若しくは熱硬化
性材料から構成されてもよい。収集ホッパー内に配置さ
れる前に、ゴルフボール２５は、ゴルフボール２５のそ
れぞれの表面から粉塵若しくは他の異物を除去するた
め、振動による清浄機に供給されてもよい。
【００１１】収集用ホッパーは、表面処理ステーション
２２を経由して移送用のコンベア上にゴルフボール２５
自動的に積み込む。表面処理ステーション２２は、ゴル
フボール２５のそれぞれの外面の表面張力を増加させ、
ゴルフボール２５のそれぞれの表面材料を化学的に変化
させる。ゴルフボール２５の外面上のより高い表面張力
は、塗料の一定の流れを保証し、それ故に、ゴルフボー
ル２５のそれぞれのディンプル内の塗装の溜りを削減
し、若しくは、少なくとも低減する。好ましくは、表面
処理ステーションは、プラズマ処理である。しかし、他
に取りうる表面処理は、水素炎イオン化、炎酸化若しく
は還元、コロナ放電、及びその類を含む。プラズマ処理
工程は、イオン、電子、基、励起分子及び原子を含むイ
オン化されたガスを生成する高エネルギーの電子プラズ
マアークを有する空気のボンバードを含む。イオン化さ
れたガスは、各ゴルフボール２５の表面と反応してポリ
マー鎖の分断、削除、橋かけ、及び、ゴルフボール２５
の表面から50から500オングストロームまでの深さまで
の酸化を引き起こす。下塗り若しくはプライマーの接着
を増加させるべく、実質的に高い反応性のある潜在的な
結合部分がゴルフボール２５の表面上に生成される。プ
ラズマ処理工程は、従来のプラズマ処理デバイスと対応
する高温かつ真空の条件と対照的に、周囲温度及び標準
大気圧の条件（25℃、1atm）で実行される。プラズマ処
理ステーション２２での滞留時間は、表面材料の化学的
要求に従って調整されてよい。このようなプラズマ処理
システムは、ここでその全体を参照により結合させる、
Leach他による米国特許第3,428,801号に説明されてい
る。
【００１２】表面処理ステーション２２の後、ゴルフボ
ール２５のそれぞれは、次のステーションへの運搬のた
めの移送手段２４に移される。次のステーションは、チ
ップマークの問題を克服するため、各ゴルフボール２５
の部分が白塗りされる白塗りステーション２６である。
白塗りステーション２６は、より詳細に以下で説明され
る。ゴルフボール２５のそれぞれが白塗りされると、移
送手段２４は、次のステーションに各ゴルフボール２５
を移送する。
【００１３】移送手段２４上に移されると、ゴルフボー
ル２５のそれぞれは、第１の被覆ステーション２８に運
搬される。第１の被覆ステーション２８では、白塗りさ
れたゴルフボール２５のそれぞれに下塗りが塗布され
る。下塗りは、典型的には、２つの構成要素を含むポリ
ウレタンの白の塗料である。２つの構成要素を含むポリ
ウレタンの一例は、Bayer Corporation of Pittsburgh,
Pennsylvaniaより入手可能な
【００１４】
【外１】 、及び、ウレタン樹脂に基づく。第１の被覆若しくは下
塗りが各ゴルフボール２５に塗布された後、ゴルフボー
ル２５は、第１の硬化ステーション３０まで移送手段２
４によって運搬される。好ましい実施形態では、第１の
硬化ステーション３０は、各ゴルフボール２５に前に塗
布された下塗りを硬化する一般的な対流加熱炉である。
第１の硬化ステーション３０は、次のステーションでの
表示記号の塗布のためゴルフボール２５を硬化する。
【００１５】硬化後、ゴルフボール２５は、各ゴルフボ
ール２５上に表示記号を塗布する表示付加ステーション
に移送手段２４によって運搬される。好ましい実施形態
では、表示付加ステーション３２は、インクパッド式プ
リントステーションである。ゴルフボール２５のそれぞ
れは、インクを使用して表示記号をマーキングされても
よい。好ましいインクは、Trans Tech of Chicago,Illi
oisから入手可能なＵＶＡのような紫外線硬化性インク
である。表示記号が塗布された後、各ゴルフボール２５
は、表示付加ステーション３２で硬化される。好ましい
実施形態では、表示記号の硬化は紫外線硬化による。
【００１６】表示付加ステーション３２から、各ゴルフ
ボール２５は、第２の被覆ステーション３４に運搬され
る。好ましい実施形態では、第２の被覆ステーション３
４は、仕上げ塗りの塗布ステーションである。仕上げ塗
りは、典型的には、Bayer Corporation of Pittsburgh,
Pennsylvaniaより入手可能な
【００１７】
【外２】 、及び、ウレタンプレポリマーに基づいてもよい２つの
構成要素のポリウレタンによる被覆である。第２の被覆
若しくは仕上げ塗りが各ゴルフボール２５に塗布された
後、ゴルフボール２５は、第２の硬化ステーション３６
まで移送手段２４によって運搬される。好ましい実施形
態では、第２の硬化ステーション３６は、各ゴルフボー
ル２５に前に塗布された仕上げ塗りを硬化する一般的な
対流加熱炉である。硬化後、各ゴルフボール２５は、包
装及び配送のため梱包ステーション３８まで運搬され
る。
【００１８】或いは、仕上げ塗りは、表示記号の塗布前
に、ゴルフボール２５のそれぞれに塗布されてもよい。
そのような実施形態では、第２の被覆ステーション３４
及び第２の硬化ステーション３６は、本システム２０の
表示付加ステーション３２の前に配置されるだろう。
【００１９】図１Ａで示すように、ゴルフボール２５
は、移送手段２４によって本システムに沿って移送され
る。好ましい実施形態では、移送手段２４は、本システ
ムに沿ってゴルフボール２５のグループを移動するため
の複数の移送パック５２を利用するＳＫＦコンベア５０
である。ＳＫＦコンベア５０の速度は、ステーション間
の移動パック５２の適切な移動タイミングのために制御
可能とする。ＳＫＦコンベア５０は、一般的には、囲ま
れておらず、従って、移送パック５２は、ステーション
間の移動中、周囲の環境にさらされる。この開放された
運搬によって、移送手段移送手段２４のより簡単な整備
性が可能となる。更に、ＳＫＦコンベア５０は、モジュ
ール方式であり、従って、本システム２０の長さ及び配
置における調整に適応するように構築されうる。
【００２０】図１Ｂ、図１Ｃ、図１Ｄ及び図１Ｅで示す
ように、移送パック５２のそれぞれは、複数のゴルフボ
ール保持固定具５４及び土台５６を有する。一般的に
は、移送パック５２のそれぞれは、４つの固定具５４を
有する。固定具５４は、土台５６上に設置され、土台５
６に取り外し可能に若しくは永久的に取り付けられても
よい。土台５６のそれぞれは、ＳＫＦコンベア５０上に
本システム２０についての移動のため設置される。固定
具５４のそれぞれは、スピンドル６０を上に載せたシャ
フト５８を有する。スピンドル６０のそれぞれは、それ
ぞれに対応したシャフト５８の中心を通った固定された
仮想の鉛直軸に対して回転する。スピンドル６０のそれ
ぞれは、ゴルフボール２５が本システムを通して処理さ
れるときにゴルフボール２５を保持するための複数の叉
部６４を有し、それぞれに対応したシャフト５８から取
り外し可能である。叉部６４は、スピンドル台６６から
上方に突き出し、ゴルフボール２５を収容するように形
成される。米国ゴルフ協会（ＵＳＧＡ）認定のゴルフボ
ール２５は、少なくとも1.68×25.4mmの直径を有する。
好ましい実施形態では、叉部６４は、半径で1.473×25.
4mmの架空の半径７０（破線で示す）を形成する。各叉
部６４の端部には、ゴルフボール２５をつかむチップが
ある。
【００２１】白塗りステーション２６は、仕上げ処理中
にゴルフボール２５を保持する叉部６４のチップ６８か
らのゴルフボール２５上へのチップマークの問題を克服
する。白塗りステーション２６は、仕上げ処理中、チッ
プ６８によってつかまれたゴルフボール２５の部分を白
塗りするため本システム２０内に統合される。未仕上げ
のゴルフボールに２重の下塗りを塗布する代わりに、本
発明は、本システム２０内に一体化されるように設計さ
れた種々の技術を使用して未仕上げのゴルフボールの部
分だけを白塗りする。
【００２２】白塗りステーション２６に対する好ましい
実施形態は、図２に示される。この実施形態は、ゴルフ
ボール２５のそれぞれをカップ８１上に積み込む移送ホ
ッパー８０を有する。カップ８１は、回転する円形のプ
レート８３上に搭載された土台８２上に設置される。カ
ップ８１は、その中に配置されたゴルフボール２５を備
え、プリント／ペイントサブステーション８４へ回転す
る。プリント／ペイントサブステーション８４では、ゴ
ルフボール２５のそれぞれは、その位置を維持し白塗り
処理中に各ゴルフボール２５の回転を助けるため、上側
のカップ８５で嵌められる。インクジョット技法に対し
て、ゴルフボール２５は、白塗りのため中心軸周りに回
転する。ステップ・モータが、好ましくは、ゴルフボー
ル２５のそれぞれの回転を制御する。空気式シリンダー
若しくはサーボモータが、好ましくは、上側のカップ８
５のそれぞれの垂直方向の移動を制御する。プリント／
ペイントサブステーション８４は、チップマークを防止
するためゴルフボール２５の部分を白塗りするための白
塗り手段を含む。
【００２３】好ましい実施形態では、白塗り手段８６
は、ゴルフボール２５がカップ８１及び８５内で回転し
ている間にゴルフボール２５上に印刷するインクジェッ
トプリンタである。好ましくは、ゴルフボール２５のそ
れぞれに、インクジェットプリンタを割り当てられる
が、当業者であれば、一のインクジェットプリンタが二
若しくはそれ以上のゴルフボール２５を同時に白塗りす
るため用いられてもよいことが認識されるだろう。一の
機械に対して一の印刷ヘッドを有するインクジェット機
械は、Marconi Data Systemより入手可能である。一の
機械に対して四の印刷ヘッドを有するインクジェット機
械は、Metronicsから入手可能である。
【００２４】他にとりうる白塗り手段８６は、ゴルフボ
ール２５がカップ８１及び８５内で回転している間にゴ
ルフボール２５上に印刷するインクパッドプリンタであ
る。このような実施形態では、３つの白塗り領域１２０
ａ−ｃのが、図４及び図５で示すようにゴルフボール２
５に付加される。インクパッド印刷に対して他に取りう
る実施形態では、ゴルフボール２５は、４つのパッドが
上部から下降し図３で示すように回転から開放されたゴ
ルフボール２５に帯状に塗装することを可能ならしめる
ため、互いに距離をおいて分離されたセットである。そ
のようなインクパッド機は、Transtech Company of Chi
cago,Illinoisより入手可能である。そのような実施形
態では、パッドの部分だけが塗料を有しており、ゴルフ
ボール２５は、荷重が除去され移送手段２４上に配置さ
れている間、180度裏返されなければならない。しか
し、更なる実施形態では、白塗り手段８６は、ゴルフボ
ール２５がカップ８１及び８５内で回転している間、ゴ
ルフボール２５の部分を塗装する塗料源と流れ上連通し
ている塗装ノズルである。
【００２５】図３乃至図５は、チップマークの問題を克
服するためにゴルフボール２５に塗布されてもよい白塗
り部分１２０の異なる実施形態である。図３において、
白塗り部分１２０は、ゴルフボール２５の赤道／パーテ
ィリングラインから略0.25×25.4mm下方でのゴルフボー
ル２５の円周まわりの帯状で塗布される。白塗り部分１
２０の帯の幅は、好ましくは、0.25×25.4mmから0.50×
25.4mmの間である。図４及び図５で示す実施形態では、
白塗り部分は、チップ６８のチップの位置に対応する３
つの白塗り部分１２０ａ、１２０ｂ及び１２０ｃに分割
される。
【００２６】ゴルフボール２５の白塗り部分の塗布後、
上側のカップ８５のそれぞれが解除され、ゴルフボール
２５のそれぞれから上昇し、プレート８３は、硬化サブ
ステーション８７へゴルフボールを中に含んだ状態でカ
ップ８１を移送するため回転させられる。インクジェッ
トプリンタ若しくはインクパッドプリンタで使用される
インクは、好ましくは、紫外線（ＵＶ）硬化性インクで
あり、白塗り手段８６が塗装のズルである場合、塗料
は、好ましくは、紫外線硬化性塗料である。そのような
紫外線硬化性インク及び塗料は、本技術分野において公
知である。紫外線硬化性インクおよび塗料の使用によっ
て、ゴルフボール２５の白塗りされた部分の迅速な硬化
が可能となる。従って、ゴルフボール２５は、速やかに
更なる処理を受けることができる。硬化サブステーショ
ン８７は、ゴルフボール２５の白塗りされた部分を照射
するため方向付けられた紫外線ランプ（図示せず）を含
む。好ましい紫外線ランプは、白の紫外線インクの硬化
に好まれるFusionタイプ“Ｖ”バルブである。ゴルフボ
ール２５は、帯状の部分に向けられた紫外線ランプの前
で回転させられる。好ましくは、紫外線放射は、ゴルフ
ボール２５の白塗りされた部分に限定される。
【００２７】硬化サブステーション８７の後、プレート
８３は、取出し及び配置ステーション８９へゴルフボー
ルを中に含んだ状態でカップ８１を移送するため回転さ
せられる。取出し及び配置ステーション８９は、ゴルフ
ボール２５のカップ８１から叉部７４までの各ゴルフボ
ールの方向性が維持された状態での移送のための複数の
真空保持具９０（図示せず）を含む。複数の真空保持具
９０は、図示されていないが、垂直及び横方向に移動可
能なフレーム９１に搭載される。作動時、保持具９０
は、カップ８１内に据えられた対応するゴルフボール２
５に向かって下降する。真空は、ゴルフボール２５をそ
れぞれの保持具９０内で保持するためゴルフボール２５
のそれぞれの上に適用される。移動可能なフレーム９１
が上昇させられ、それによってゴルフボール２５のそれ
ぞれがそれぞれのカップ８１から取り除かれる。ゴルフ
ボール２５のそれぞれがカップ８１から取り除かれる
と、移動可能フレーム９１は、叉部６４上のゴルフボー
ル２５の垂直の方向性のためプレート８３の外側に横方
向に移動する（図示せず）。移動可能なフレーム９１
は、その後、各叉部６４のチップ６８のみがゴルフボー
ル２５の白塗りされた部分を図６で示すような引掛けポ
イント１１５でつかむようにそれぞれの叉部６４内にゴ
ルフボール２５を配置するため、下降させられる。前述
のように、一パッドインクプリントの技術は、ゴルフボ
ール２５がそれぞれ180度裏返されることを必要とす
る。
【００２８】図７は、ゴルフボール２５の仕上げ構成の
断面図である。仕上げは、上述したようにアイオノマー
材料のポリウレタンから構成されてもよいカバー１３０
に適用される。白塗り部分１２０は、カバー１３０の部
分に塗布される。その後、第１の被覆ステーション２８
で、下塗り１３２がカバー１３０及び白塗り部分１２０
上に塗布される。チップマーク領域１３４は、下塗り１
３２がチップ６８によってチップマーク領域１３４を被
覆することを妨げられるため、白塗り部分１２０の必要
性を示す。従って、ポリウレタンカバーがされたゴルフ
ボールにおいて、そのようなチップマーク１３４は、さ
らされて黄色になりうるだろう。図示しないが、表示記
号は、下塗り１３２上に印刷されてもよく、その後、第
２の被覆ステーション３４で、下塗り１３２上に透明被
覆１３６が塗布されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシステムの概略のダイアグラムであ
る。
【図１Ａ】移送手段の側面図である。
【図１Ｂ】本システムに沿ってゴルフボールを運ぶキャ
リアベースの図である。
【図１Ｃ】図１Ｂの上面図である。
【図１Ｄ】ゴルフボールを運ぶ叉部の上面図である。
【図１Ｅ】図１Ｄの側面図である。
【図２】白塗りステーションの上面斜視図である。
【図２Ａ】インクジェットによる白塗り手段の図であ
る。
【図２Ｂ】塗装ノズルによる白塗り手段の図である。
【図２Ｃ】パッドプリントによる白塗り手段の図であ
る。
【図３】白塗りされた部分を備えたゴルフボールの側面
図である。
【図４】白塗りされた部分を備えたゴルフボールの他に
とりうる実施形態の側面図である。
【図５】白塗りされた部分を備えたゴルフボールの他に
とりうる実施形態の側面図である。
【図６】叉部キャリアのチップによってつかまれた白塗
りゴルフボールの側面図である。
【図７】ゴルフボールの仕上げの断面図である。
【符号の説明】
２０ システム ２２ 表面処理ステーション ２４ 移送手段 ２５ ゴルフボール ２６ 白塗りステーション ２８ 下塗りステーション ３０ 硬化ステーション ３２ ロゴ塗布ステーション ３４ 透明被覆ブース／ステーション ３６ 硬化ステーション ３８ 梱包ステーション ５０ ＳＫＦコンベア ５２ 移送パック ５４ ゴルフボール保持固定具 ５６ 土台 ５８ シャフト ６０ スピンドル ６４ 複数の叉部 ６６ スピンドル台 ６８ チップ ８０ 移送ホッパー ８１ カップ ８２ 土台 ８３ 円形のプレート ８４ プリント／ペイントサブステーション ８５ 上側のカップ ８６ 白塗り手段 ８７ 硬化サブステーション ９０ 保持具 ９１ 移動可能なフレーム １２０ 白塗り領域 １３０ カバー １３２ 下塗り １３４ チップマーク領域 １３６ 透明被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０５Ｄ 7/00 Ｂ０５Ｄ 7/00 Ｋ (72)発明者 デイヴィッド エム バーテルズ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92110 サン・ディエゴ フライアーズ・ ロード 5705 17号 Ｆターム(参考） 4D075 AA01 AA55 AA67 AA76 AC06 AC41 AC74 BB26X BB26Z BB42Y BB46Y CA47 CB06 DA11 DA23 DB50 DC38 EA21 EA43 EB38 4F042 AA04 DB01 DB41 DF07 DF16 DF32 ED02 ED05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ゴルフボールの表面上のチップ領域を白
    くし、 上記チップ領域をそれぞれがつかむ複数のチップ内で上
    記ゴルフボールを保持し、 上記ゴルフボールが上記複数のチップで保持されている
    間に上記ゴルフボールの上記表面に下塗りを塗布し、 上記ゴルフボールの上記表面に透明被覆を塗布すること
    を含む、ゴルフボールの仕上げ方法。
  2. 【請求項２】 上記チップ領域を白くすることは、上記
    チップ領域に白インクの帯を塗布し、上記チップ領域に
    白インクのパッドプリントをし、若しくは、上記チップ
    領域に白のデカルを塗布するいずれかである、請求項１
    記載の方法。
  3. 【請求項３】 上記チップ領域は、上記ゴルフボールの
    表面の20％より小さい、請求項１記載の方法。
  4. 【請求項４】 上記下塗りを塗布する前に、上記ゴルフ
    ボールを硬化することを更に含む、請求項１記載の方
    法。
  5. 【請求項５】 上記ゴルフボールは、ポリウレタンカバ
    ーを有する、請求項１記載の方法。
  6. 【請求項６】 インクジェットプリンタ、パッドプリン
    タ若しくは塗装ノズルである、ゴルフボールの表面上の
    チップ領域を白くする白塗り手段と、 所定の経路を有する、ゴルフボールを移送する移送手段
    と、 ゴルフボールに下塗りを塗布する少なくとも１つのスプ
    レーガンを備えた塗装ブースを有する、上記所定の経路
    上に上記白塗り手段に続いて設置された下塗り塗布ステ
    ーションと、 上記所定の経路上に上記下塗り塗布ステーションに続い
    て設置された硬化ステーションと、 上記所定の経路上に上記硬化ステーションに続いて設置
    された透明被覆ステーションとを含む、ゴルフボール仕
    上げのためのシステム。
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