JPH08117361A - 塗装ゴルフボール - Google Patents
塗装ゴルフボールInfo
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- JPH08117361A JPH08117361A JP6263521A JP26352194A JPH08117361A JP H08117361 A JPH08117361 A JP H08117361A JP 6263521 A JP6263521 A JP 6263521A JP 26352194 A JP26352194 A JP 26352194A JP H08117361 A JPH08117361 A JP H08117361A
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- JP
- Japan
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- golf ball
- paint
- coating film
- modified polysiloxane
- isocyanate group
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/70—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
- C08G18/72—Polyisocyanates or polyisothiocyanates
- C08G18/77—Polyisocyanates or polyisothiocyanates having heteroatoms in addition to the isocyanate or isothiocyanate nitrogen and oxygen or sulfur
- C08G18/778—Polyisocyanates or polyisothiocyanates having heteroatoms in addition to the isocyanate or isothiocyanate nitrogen and oxygen or sulfur silicon
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0022—Coatings, e.g. paint films; Markings
- A63B37/00221—Coatings, e.g. paint films; Markings characterised by the material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/61—Polysiloxanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09D175/00—Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
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- C09D175/06—Polyurethanes from polyesters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/12—Special coverings, i.e. outer layer material
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗装ゴルフボールの塗膜特性を維持したま
ま、滑り性を長期的に改良し、水などの影響による変化
を減少する。 【構成】 ゴルフボール本体とその本体上に塗布された
塗膜からなる塗装ゴルフボールにおいて、該塗膜が少な
くともウレタン系又はアクリル系塗料からなり、該塗料
中にイソシアネート基含有有機変性ポリシロキサンを塗
料中の樹脂成分に対し0.1〜20重量%含む塗装ゴル
フボール。
ま、滑り性を長期的に改良し、水などの影響による変化
を減少する。 【構成】 ゴルフボール本体とその本体上に塗布された
塗膜からなる塗装ゴルフボールにおいて、該塗膜が少な
くともウレタン系又はアクリル系塗料からなり、該塗料
中にイソシアネート基含有有機変性ポリシロキサンを塗
料中の樹脂成分に対し0.1〜20重量%含む塗装ゴル
フボール。
Description
【0001】
【0002】本発明は、塗装ゴルフボール、特に塗膜の
性能を維持したまま、表面の摩擦係数が小さく、滑りが
高い塗装ゴルフボールに関する。
性能を維持したまま、表面の摩擦係数が小さく、滑りが
高い塗装ゴルフボールに関する。
【0003】
【従来の技術】市販されているゴルフボールには、美観
や保護などの観点からゴルフボール本体に塗料が塗装さ
れている。この塗料により形成される塗膜はゴルフボー
ルのゴルフクラブにより繰り返し打撃に耐えなければな
らないため、耐衝撃性、耐摩耗性などの性能が要求され
る。
や保護などの観点からゴルフボール本体に塗料が塗装さ
れている。この塗料により形成される塗膜はゴルフボー
ルのゴルフクラブにより繰り返し打撃に耐えなければな
らないため、耐衝撃性、耐摩耗性などの性能が要求され
る。
【0004】そのような性能を満足させるための塗料
は、一般にウレタン系塗料であるが、ウレタン系の塗料
は柔軟で伸びが大きいため、ボール表面の摩擦力が大き
くなり、たとえば大量のゴルフボールを回収や搬送する
練習場などでは、ゴルフボール同志が摩擦力のため搬送
路などに詰まり、ブロッキング現象と呼ばれるトラブル
が起こっている。
は、一般にウレタン系塗料であるが、ウレタン系の塗料
は柔軟で伸びが大きいため、ボール表面の摩擦力が大き
くなり、たとえば大量のゴルフボールを回収や搬送する
練習場などでは、ゴルフボール同志が摩擦力のため搬送
路などに詰まり、ブロッキング現象と呼ばれるトラブル
が起こっている。
【0005】その解決方法としては特開平5−2692
21号公報では、水酸基含有有機変性ポリシロキサンを
塗料中に含有させたウレタン系クリアー塗料を用いるこ
とにより、塗膜の耐衝撃性を維持したまま、長期的に滑
り性に優れたゴルフボールを得ることができると報告し
ている。この場合、ゴルフボールの表面滑り性を付与す
る役割を果たす水酸基含有有機変性ポリシロキサンは、
水酸基を有し、バインダー樹脂と、反応可能なものであ
るが、水酸基含有有機変性ポリシロキサンは界面活性が
高い為に表面に拡散しやすく、またその反応性から塗膜
表面に残存する性質をもっている。この様な性質によ
り、表面滑り性に効果をもたらしているのであるが、ゴ
ルフ練習場などではゴルフボールの汚れを落とすため、
洗浄剤に漬けたり、また雨水に晒されたりと、水に触れ
ることが多い。その場合、未反応の水酸基含有有機変性
ポリシロキサンや、比較的低分子量の樹脂分(ポリシロ
キサンを含む)が、水中へ溶け出すことにより、表面滑
り性が著しく低化する。また、ポリシロキサンは、塗装
表面に残存しやすいので、初めは、表面滑り性の効果は
大きいが、水に晒されることにより、成分が溶出しやす
く、効果が長続きしない。
21号公報では、水酸基含有有機変性ポリシロキサンを
塗料中に含有させたウレタン系クリアー塗料を用いるこ
とにより、塗膜の耐衝撃性を維持したまま、長期的に滑
り性に優れたゴルフボールを得ることができると報告し
ている。この場合、ゴルフボールの表面滑り性を付与す
る役割を果たす水酸基含有有機変性ポリシロキサンは、
水酸基を有し、バインダー樹脂と、反応可能なものであ
るが、水酸基含有有機変性ポリシロキサンは界面活性が
高い為に表面に拡散しやすく、またその反応性から塗膜
表面に残存する性質をもっている。この様な性質によ
り、表面滑り性に効果をもたらしているのであるが、ゴ
ルフ練習場などではゴルフボールの汚れを落とすため、
洗浄剤に漬けたり、また雨水に晒されたりと、水に触れ
ることが多い。その場合、未反応の水酸基含有有機変性
ポリシロキサンや、比較的低分子量の樹脂分(ポリシロ
キサンを含む)が、水中へ溶け出すことにより、表面滑
り性が著しく低化する。また、ポリシロキサンは、塗装
表面に残存しやすいので、初めは、表面滑り性の効果は
大きいが、水に晒されることにより、成分が溶出しやす
く、効果が長続きしない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、塗膜の耐衝撃性を損なうことな
く、表面滑り性に優れ、その効果を長期的に持続するゴ
ルフボールを提供することを目的とする。
鑑みなされたもので、塗膜の耐衝撃性を損なうことな
く、表面滑り性に優れ、その効果を長期的に持続するゴ
ルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、種々検討を行った結果、ゴルフボール
表面に、イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン
を含むウレタン系又はアクリル系塗料により、塗膜を形
成することにより、塗膜の耐衝撃性を損なうことなく、
ゴルフボールの表面に滑り性を与え、なおかつ長期的に
その効果を持続することを見い出した。
達成するために、種々検討を行った結果、ゴルフボール
表面に、イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン
を含むウレタン系又はアクリル系塗料により、塗膜を形
成することにより、塗膜の耐衝撃性を損なうことなく、
ゴルフボールの表面に滑り性を与え、なおかつ長期的に
その効果を持続することを見い出した。
【0008】すなわち、本発明はゴルフボール本体とそ
の本体上に塗布された塗膜からなる塗装ゴルフボールに
おいて、該塗膜が少なくともウレタン系又はアクリル系
塗料からなり、該塗料中にイソシアネート基含有有機変
性ポリシロキサンを塗料中の樹脂成分に対し0.1〜2
0重量%含む塗装ゴルフボールを提供する。
の本体上に塗布された塗膜からなる塗装ゴルフボールに
おいて、該塗膜が少なくともウレタン系又はアクリル系
塗料からなり、該塗料中にイソシアネート基含有有機変
性ポリシロキサンを塗料中の樹脂成分に対し0.1〜2
0重量%含む塗装ゴルフボールを提供する。
【0009】イソシアネート基含有有機変性ポリシロキ
サンを滑り性付与成分とした塗膜は、その反応性より、
ポリシロキサン成分が樹脂中の主鎖に存在しやすく、そ
のため、塗膜全体に拡散する性質があり、水に晒されて
も、ポリシロキサン成分が溶出しにくく、その結果、長
く滑り性の効果が持続する。もちろん、耐衝撃性を損な
うこともない。
サンを滑り性付与成分とした塗膜は、その反応性より、
ポリシロキサン成分が樹脂中の主鎖に存在しやすく、そ
のため、塗膜全体に拡散する性質があり、水に晒されて
も、ポリシロキサン成分が溶出しにくく、その結果、長
く滑り性の効果が持続する。もちろん、耐衝撃性を損な
うこともない。
【0010】イソシアネート基含有有機変性ポリシロキ
サンとしては、ウレタン系又はアクリル系塗料の樹脂成
分と相溶でき、ウレタン系又はアクリル系塗料硬化時に
塗料の樹脂成分と化学的に反応できるものが良く、ポリ
シロキサン鎖に長鎖のアルキル基もしくはエステル基を
もつ成分をグラフト又はブロック共重合化し、分子中に
イソシアネート基を有するものが好ましい。
サンとしては、ウレタン系又はアクリル系塗料の樹脂成
分と相溶でき、ウレタン系又はアクリル系塗料硬化時に
塗料の樹脂成分と化学的に反応できるものが良く、ポリ
シロキサン鎖に長鎖のアルキル基もしくはエステル基を
もつ成分をグラフト又はブロック共重合化し、分子中に
イソシアネート基を有するものが好ましい。
【0011】上記イソシアネート基含有有機変性ポリシ
ロキサンとしては一般に市販品を用いることができ、た
とえばEFKA CHEMICALS社から市販のEFKA-86、88、EFKA-
LP8835などが例示できる。
ロキサンとしては一般に市販品を用いることができ、た
とえばEFKA CHEMICALS社から市販のEFKA-86、88、EFKA-
LP8835などが例示できる。
【0012】イソシアネート基含有変性ポリシロキサン
は通常溶液の状態で入手することができ、それらは溶媒
(たとえば、ブチルアセテートアセトン、トルエン等の
有機溶剤)に溶解されている。
は通常溶液の状態で入手することができ、それらは溶媒
(たとえば、ブチルアセテートアセトン、トルエン等の
有機溶剤)に溶解されている。
【0013】上記イソシアネート基含有有機変性ポリシ
ロキサンはポリウレタン系又はポリアクリル系塗料中に
配合される。ポリウレタン系塗料としてはゴルフボール
に使用されている公知のポリウレタン系塗料、たとえば
2液型ポリウレタン塗料が好適に用いられる。2液型ポ
リウレタン塗料は具体的にはポリオール成分と、ポリイ
ソシアネート成分が配合された塗料であるが、ポリオー
ル成分としては、多塩基酸と多価アルコールの縮合物及
びその脂肪酸変性物で、いくつかの水酸基を持っている
ポリエステルポリオール型の樹脂が好適であり、イソシ
アネート成分としては、TDI(トリレンジイソシアネー
ト)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、IPDI(イ
ソフォロンジイソシアネート)、LDI(リジンジイソシア
ネート)、LTI(リジントリイソシアネート)や、そのアダ
クト体、ビューレット体、イソシアヌレート体化した樹
脂が好適である。ポリウレタン系塗料、特に2液型ポリ
ウレタン塗料にイソシアネート基含有変性ポリシロキサ
ンを配合する場合、イソシアネート成分に混合するか、
最後に両成分を混合するときに加えるかのいずれかが好
ましい。アクリル酸及びそのエステル又はメタクリル酸
及びそのエステルを主鎖として、その分子内にいくつか
の水酸基を持っているアクリル系ポリオール樹脂と、上
記に示したようなイソシアネート成分との2液型ポリア
クリル系塗料が好ましく、この場合、イソシアネート基
含有有機変性ポリシロキサンを配合するとき、あらかじ
めイソシアネート成分に混合しておくか、塗装前、両成
分を混合する際に加えるかのいずれかが好ましい。
ロキサンはポリウレタン系又はポリアクリル系塗料中に
配合される。ポリウレタン系塗料としてはゴルフボール
に使用されている公知のポリウレタン系塗料、たとえば
2液型ポリウレタン塗料が好適に用いられる。2液型ポ
リウレタン塗料は具体的にはポリオール成分と、ポリイ
ソシアネート成分が配合された塗料であるが、ポリオー
ル成分としては、多塩基酸と多価アルコールの縮合物及
びその脂肪酸変性物で、いくつかの水酸基を持っている
ポリエステルポリオール型の樹脂が好適であり、イソシ
アネート成分としては、TDI(トリレンジイソシアネー
ト)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、IPDI(イ
ソフォロンジイソシアネート)、LDI(リジンジイソシア
ネート)、LTI(リジントリイソシアネート)や、そのアダ
クト体、ビューレット体、イソシアヌレート体化した樹
脂が好適である。ポリウレタン系塗料、特に2液型ポリ
ウレタン塗料にイソシアネート基含有変性ポリシロキサ
ンを配合する場合、イソシアネート成分に混合するか、
最後に両成分を混合するときに加えるかのいずれかが好
ましい。アクリル酸及びそのエステル又はメタクリル酸
及びそのエステルを主鎖として、その分子内にいくつか
の水酸基を持っているアクリル系ポリオール樹脂と、上
記に示したようなイソシアネート成分との2液型ポリア
クリル系塗料が好ましく、この場合、イソシアネート基
含有有機変性ポリシロキサンを配合するとき、あらかじ
めイソシアネート成分に混合しておくか、塗装前、両成
分を混合する際に加えるかのいずれかが好ましい。
【0014】本発明において、イソシアネート基含有有
機変性ポリシロキサンの塗料への添加量は、塗料中の樹
脂成分(顔料や、充填剤などが含まれるときは、それら
と溶剤を除去した成分であり、硬化剤が存在する場合は
硬化剤も樹脂成分中に含まれる)100重量%に対し0.
1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%である。
0.1重量%以下より少ないと、十分な配合効果が得ら
れず、20重量%を越えると塗膜が柔らかくなり、摩耗
しやすくなる。
機変性ポリシロキサンの塗料への添加量は、塗料中の樹
脂成分(顔料や、充填剤などが含まれるときは、それら
と溶剤を除去した成分であり、硬化剤が存在する場合は
硬化剤も樹脂成分中に含まれる)100重量%に対し0.
1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%である。
0.1重量%以下より少ないと、十分な配合効果が得ら
れず、20重量%を越えると塗膜が柔らかくなり、摩耗
しやすくなる。
【0015】本発明に用いるゴルフボール本体としては
糸巻きゴルフボール、ワンピースゴルフボールやツーピ
ースゴルフボールなどのソリッドゴルフボールが挙げら
れるが、特にゴルフボール本体の滑り性に問題があるワ
ンピースゴルフボールにより好適である。
糸巻きゴルフボール、ワンピースゴルフボールやツーピ
ースゴルフボールなどのソリッドゴルフボールが挙げら
れるが、特にゴルフボール本体の滑り性に問題があるワ
ンピースゴルフボールにより好適である。
【0016】本発明の塗装ゴルフボールを形成する方法
としては、ゴルフボール本体に少なくとも上記イソシア
ネート基含有有機変性ポリシロキサンを含む塗膜層が一
層、特に少なくとも最外層に有するのが好ましい。具体
的にはゴルフボール本体に通常ゴルフボールに塗装され
ている白エナメル塗料(一般にポリウレタン塗料)を塗装
し、仕上げ用のクリアー塗料として上記イソシアネート
基含有有機変性ポリシロキサンを所定量含むポリウレタ
ン系又はポリアクリル系塗料を塗装してもよい。もちろ
ん、ゴルフボール本体に直接本発明の塗膜を形成しても
よい。
としては、ゴルフボール本体に少なくとも上記イソシア
ネート基含有有機変性ポリシロキサンを含む塗膜層が一
層、特に少なくとも最外層に有するのが好ましい。具体
的にはゴルフボール本体に通常ゴルフボールに塗装され
ている白エナメル塗料(一般にポリウレタン塗料)を塗装
し、仕上げ用のクリアー塗料として上記イソシアネート
基含有有機変性ポリシロキサンを所定量含むポリウレタ
ン系又はポリアクリル系塗料を塗装してもよい。もちろ
ん、ゴルフボール本体に直接本発明の塗膜を形成しても
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、塗膜の耐衝撃
性が従来のままであるのと同時に、滑りが極めてよく、
しかも長続きする。さらに水などの液体に晒されても、
長期間滑り性が持続する。
性が従来のままであるのと同時に、滑りが極めてよく、
しかも長続きする。さらに水などの液体に晒されても、
長期間滑り性が持続する。
【0018】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。しかし本発明はこれら実施例に限定するものと解し
てはならない。
る。しかし本発明はこれら実施例に限定するものと解し
てはならない。
【0019】実施例および比較例 通常の方法で作成されたワンピースゴルフボール本体
に、2液ポリウレタン塗料をスプレー塗装し、乾燥硬化
させて塗膜を形成させた。塗料は以下のAからFに示す
6種類の配合物を添加した。 A:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 0.1重量%含有 B:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 3.0重量%含有 C:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 6.0重量%含有 D:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 12重量%含有 E:水酸基含有有機変性ポリシロキサン 0.05重量%含有 F:水酸基含有有機変性ポリシロキサン 0.1重量%含有 G:対照(ポリシロキサンを含まないもの) 0重量% イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサンはEFKA C
HEMICALS社から市販のEFKA-86を使用し、水酸基含有有
機変性ポリシロキサンはビックケミージャパン社から市
販のByk−370(水酸基含有ポリエステル変性ポリジ
メチルシロキサン25%含有品)を使用した。
に、2液ポリウレタン塗料をスプレー塗装し、乾燥硬化
させて塗膜を形成させた。塗料は以下のAからFに示す
6種類の配合物を添加した。 A:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 0.1重量%含有 B:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 3.0重量%含有 C:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 6.0重量%含有 D:イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン 12重量%含有 E:水酸基含有有機変性ポリシロキサン 0.05重量%含有 F:水酸基含有有機変性ポリシロキサン 0.1重量%含有 G:対照(ポリシロキサンを含まないもの) 0重量% イソシアネート基含有有機変性ポリシロキサンはEFKA C
HEMICALS社から市販のEFKA-86を使用し、水酸基含有有
機変性ポリシロキサンはビックケミージャパン社から市
販のByk−370(水酸基含有ポリエステル変性ポリジ
メチルシロキサン25%含有品)を使用した。
【0020】塗装ゴルフボールを水に1日、7日、30
日、90日、180日漬けたものについて、ボール表面
の滑り性における経時変化を評価した。なお、ボール表
面の滑り性については、2個のボールを直接擦り合わせ
ることにより判断した。結果を以下の表1に示す。
日、90日、180日漬けたものについて、ボール表面
の滑り性における経時変化を評価した。なお、ボール表
面の滑り性については、2個のボールを直接擦り合わせ
ることにより判断した。結果を以下の表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】以上の結果より、イソシアネート基含有有
機変性ポリシロキサンを用いた塗料の方が、表面滑り性
の長期持続性に優れていることがわかる。
機変性ポリシロキサンを用いた塗料の方が、表面滑り性
の長期持続性に優れていることがわかる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴルフボール本体とその本体上に塗布さ
れた塗膜からなる塗装ゴルフボールにおいて、該塗膜が
少なくともウレタン系又はアクリル系塗料からなり、該
塗料中にイソシアネート基含有有機変性ポリシロキサン
を塗料中の樹脂成分に対し0.1〜20重量%含む塗装
ゴルフボール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263521A JPH08117361A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 塗装ゴルフボール |
US08/549,316 US5725443A (en) | 1994-10-27 | 1995-10-27 | Coated golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263521A JPH08117361A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 塗装ゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117361A true JPH08117361A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17390700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6263521A Pending JPH08117361A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 塗装ゴルフボール |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5725443A (ja) |
JP (1) | JPH08117361A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001029512A (ja) * | 1999-05-14 | 2001-02-06 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 塗装ゴルフボール |
JP2002136619A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-14 | Kasco Corp | ゴルフボール |
US6398669B1 (en) | 1999-05-14 | 2002-06-04 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Painted golf ball |
EP3730194A1 (en) | 2019-04-26 | 2020-10-28 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
WO2022005219A1 (ko) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | 주식회사 넥센 | 골프공 커버용 수지 조성물 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5820491A (en) * | 1996-02-07 | 1998-10-13 | Ppg Industries, Inc. | Abrasion resistant urethane topcoat |
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