JP3659556B2 - ゴルフボール用塗料及びこれを用いたゴルフボール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐衝撃性及び耐擦傷性に優れ、特に水に濡れたウェットな状態においても耐衝撃性及び耐擦傷性を維持し、さらに乾燥時間が短時間で済むような生産性に優れたゴルフボール用塗料及び該塗料を塗布してなるゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフボール用塗料に要求される性能として、▲1▼打撃時に加わる外力によりゴルフボール本体(ゴルフボールの塗膜以外の部分)が変形した時に、塗膜がボール本体の変形に追随することに基づく耐衝撃性(耐塗膜剥離性)、及び▲2▼ショートアイアンのような金属ヘッドによる打撃時の衝撃摩擦を受けても塗膜に傷やクラックが生じにくい耐擦傷性がある。すなわち、ゴルフボールは打撃時のインパクトによって、その直径が30%以上も変形する。よって、塗膜のボール本体に対する密着性が不十分であったり或いは硬すぎて弾性が不足していると、塗膜がボール本体の変形に追随できずに剥離し、一方、塗膜が軟らかすぎると傷を生じる。さらにまた、これらの特性は、ゴルフボールがドライな状態にある場合だけでなく、ウェット状態においても要求される。すなわち、ゴルフボールは雨の日のプレーなどにより水に濡れる機会が多く、水に濡れると塗膜中又は塗膜とゴルフボール本体との界面部に水泡が生じて塗膜の硬度が低下したり、或いは塗膜とボール本体との密着性が低下するからである。
【0003】
従来より一般に用いられているゴルフボール塗料としては、ポリオール(主剤)とポリイソシアネート(硬化剤)とを組み合わせた2液型のウレタン塗料がある。この塗料は、主剤と硬化剤とを混合して塗装した後、通常、焼き付け等することにより硬化反応を促進させている。
【0004】
ここで、ゴルフボール本体は、一般に芯部とカバー部とからなり、カバー部材料としてアイオノマー樹脂を用いることが一般的である。アイオノマー樹脂は高温になるとイオン結合力が弱められるため、塗装後の乾燥を高温で行なうとアイオノマー樹脂の弾性及び硬度が共に低下する。そこで、乾燥温度を低くすることが考えられるが、硬化反応が遅くなり、乾燥に時間がかかって生産性が悪くなる。例えば、特開平8−182775号公報には、カバーとの密着性に優れたペイントとして、ポリオールの水酸基量がポリイソシアネートのイソシアネート基量に対してモル比で過剰になるように配合したウレタン塗料が開示されているが、このウレタン塗料は乾燥温度を40〜50℃に設定すると乾燥時間が24時間以上となるため生産性が悪い。従って、乾燥性の良好なウレタン系塗料の開発が進められている。
【0005】
近年、乾燥時間の短いウレタン塗料として、ポリオールの一部を予めイソシアネートと反応させてプレポリマーとしたもの(以下、「ウレタンポリオール」という)を用いた塗料が開発されている。
【0006】
例えば、特開平9−59566号公報には、ポリオールとして、主鎖にウレタン結合を有し、両末端が水酸基である重量平均分子量10000〜50000のウレタンポリオールを用いたゴルフボール用塗料が提案されている。この塗料は、ポリオール中の水酸基の一部が塗料の状態において既にイソシアネート基と反応してウレタン化しているので、乾燥が速くて生産性に優れている。しかし、ウレタンポリオールを用いた塗料は、塗料中におけるフリーの水酸基、フリーのイソシアネート基が通常のウレタン塗料よりも少なくなっているために、下地(ボール本体表面)との反応性が低下し、密着性が低下する。特に、この塗料は、カバー部表面に塗装する上塗り用塗料であるため、アイオノマー製カバーを有していないゴム製コア単独からなる1ピースゴルフボールの本体に対して密着性が劣るという問題がある。尚、ゴム表面に塗布する場合であっても、乾燥温度が高温になるとゴム物性の低下を招くので、かかる観点からも乾燥温度の高温化を避けつつ乾燥時間を短くしたいという要求が出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乾燥温度をそれ程上げなくても乾燥時間が短くて済み、しかもドライ状態だけでなく、ウェット時にも優れた密着性を示し、且つ耐擦傷性に優れた塗膜を形成できるゴルフボール用塗料及び該塗料を塗布してなるゴルフボールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフボール用塗料は、ウレタンポリオールを含有するポリオールを主剤、ポリイソシアネートを硬化剤とするゴルフボール用塗料であって、
前記ウレタンポリオールは、トリオール及びジオールを、トリオール/ジオールの当量比率が0.3〜3となるように配合されたポリオールとジイソシアネートとを反応させてなるものであって、且つ重量平均分子量が4000以上で且つ10000未満であることを特徴とする。
【0009】
前記主剤の水酸基に対する前記硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)は0.9〜1.5であることが好ましい。
【0010】
また、前記ウレタンポリオールは、前記主剤中に50重量%以上含まれていること、さらには前記ポリオールの全てが前記ウレタンポリオールであることが好ましい。
【0011】
本発明のゴルフボールは、本発明のゴルフボール用塗料を、ボール本体の外表面に塗装してなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のゴルフボール用塗料は、主剤と硬化剤とからなる2液型ウレタン塗料である。まず、本発明の塗料の主剤について説明する。
【0013】
主剤において、主成分となるのはポリオール成分である。そして、ポリオール成分には、以下に示すような特定のウレタンポリオールが含まれている。
【0014】
本発明の塗料に用いられるウレタンポリオールは、トリオールとジオールを、トリオール/ジオールの当量比率(トリオール/ジオール)が0.2〜3となるように混合したポリオールとジイソシアネートとを反応させてなるものであって、その重量平均分子量が4000〜10000であるウレタンポリオールである。
【0015】
ウレタンポリオールを合成するためのポリオールとして、ジオールとトリオールの混合ポリオールを用いる理由は、以下のように考えられる。すなわち、トリオールはジイソシアネートとの反応が3次元的に起って網状に張り巡らされるようにウレタン結合が形成され、引張物性でモジュラス及び引張強度が大きいウレタンポリオールを得ることができる。このようなウレタンポリオールを用いて得られる塗膜は、耐摩耗性及び耐擦傷性が良好である。しかし、網状構造を形成するウレタン結合の割合が高くなる程、最大伸びが小さくなって柔軟性がなくなり、割れや剥離が起こしやすくなる。よって、ウレタンポリオールを形成するポリオール材料としては、トリオールとジオールと併用する必要がある。つまり、トリオール/ジオールの当量比率(トリオール/ジオール)を特定範囲とすることにより、部分的に3次元的に反応して伸びと硬さのバランスがとれたウレタンポリオール、すなわち耐塗膜剥離性、耐擦傷性という相反する特性を満足できる塗膜を形成できるウレタンポリオールを得ることができる。このような理由から、トリオール/ジオールの当量比率(トリオール/ジオール)は、0.2以上、好ましくは0.3以上、より好ましくは1.0以上である。また、その上限は3.0以下、好ましくは2.3以下である。
【0016】
本発明で用いられるジオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられ、 トリオールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどが挙げられる。また、1分子中の水酸基の数が2又は3であれば、高分子ポリオールをジオール又はトリオールとして用いてもよい。高分子のポリオールとしては、活性水素原を持つ開始剤とアルキレンオキサイドとの反応によって得ることができるポリエーテルポリオール;アジピン酸等の2塩基酸とグリコール又はトリオールとの脱水縮合によって得られる縮合系ポリエステルポリオール;ε−カプロラクタム等のラクタムの開環重合によって得られるラクトン系ポリエステルポリオール;環状ジオールを用いて合成されるポリカーボネートジオール;アクリル系共重合体に適宜水酸基を導入してなるアクリルポリオールなどのポリマーポリオールが挙げられる。上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられ、縮合系ポリエステルポリオールとしてはポリエチレンアジぺートなどが挙げられ、ラクトン系ポリエステルポリオールとしてはポリ−ε−カプロラクトンなどが挙げられる。
【0017】
ウレタンポリオールを合成するのに用いられるジイソシアネート化合物としては、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定せず、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添キシリレンジイソシアネート(H6 XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族ジイソシアネート化合物が挙げられる。これらのうち、耐候性の観点から、非黄変性のジイソシアネート(脂肪族、脂環族のジイソシアネート)が好ましく用いられる。
【0018】
ウレタンポリオールは、上記ジイソシアネート化合物とポリオール(ジオール及びトリオールの混合物)とが反応してウレタン結合を形成したポリオールである。ここで、ウレタンポリオール合成のためには、上記ポリオールとジイソシアネートとを、水酸基に対するイソシアネート基の比率(NCO/OH)が0.4〜0.9となる割合で混合することが好ましい。0.4未満では合成されるウレタンポリオールの分子量が小さくなって塗膜を形成する際の硬化時間が長くなりやすいからである。一方、0.9を超えると、合成されるウレタンポリオールの分子量が大きくなりすぎてゲル化を起こしてしまったり、塗膜と下地との密着性が低下しやすくなるからである。また、ウレタンポリオール中のウレタン結合の比率は、ウレタンポリオール1gに対して0.1〜5mmol/gであることが好ましい。ウレタン結合の比率は、形成される塗膜の剛性と関係があり、0.1mmol/g未満では、形成される塗膜中のウレタン濃度が小さくなるため耐擦傷性に劣るからである。一方、5mmol/gを上回ると、塗膜が硬くなりすぎてボール本体の変形に対する追随性が低下するために、ひび割れを起し易くなるからである。
【0019】
また、ウレタンポリオールの重量平均分子量は、4000以上、好ましくは4500以上で、10000未満、好ましくは9000以下である。4000未満では乾燥に時間がかかって作業性、生産性が低下するからである。一方、10000以上の高分子量のウレタンポリオールでは、相対的にウレタンポリオールの反応量が小さくなり、塗布後の反応量が少なくなって下地との密着性が低下するからである。また、重量平均分子量が9000以下であれば、水に濡れる様な状態にあっても塗膜密着性の低下が少ない緻密な塗膜を形成できるからである。
【0020】
以上のようなウレタンポリオールは、原料となるポリオールを溶剤で希釈し、反応触媒(例えばジブチル錫ラウレート)を添加した状態で、イソシアネート化合物を徐々に添加しながら、ウレタン結合を形成させることにより合成されるもので、末端が水酸基である。尚、ウレタン結合の比率は、原料となるポリオールの分子量、ポリオールとイソシアネートの配合比率等を調整することにより行なうことができる。
【0021】
本発明の主剤を構成するポリオール成分は、上記特定のウレタンポリオールそのものであること、すなわち主剤が実質的に上記特定のウレタンポリオールであることが好ましいが、前記ウレタンポリオール以外に、ウレタンポリオールと相溶可能でウレタン結合を有しないポリオールが含まれていてもよい。
【0022】
この場合に用いられ得るポリオールとしては、ウレタンポリオールの合成に用いることができるポリオール、すなわち低分子のトリオール/ジオール、ポリマーポリオールを用いることができる。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等の低分子量ジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどの低分子量トリオール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルポリオールや縮合系ポリエステルポリオール;ラクトン系ポリエステルポリオール;ポリカーボネートジオール;アクリルポリオールなどが挙げられる。
【0023】
尚、ウレタンポリオールの原料としてではなく、ウレタン塗膜を形成するのに用いられるポリオールとして、ジオールとトリオールを所定比率で混合したものを用いることによっても、耐擦傷性等の塗膜強度と伸びとをバランスさせるようにウレタン結合を網状に張り巡らしたウレタン塗膜を形成することも可能である。しかし、この場合には、ポリオールの分子量が本発明で用いられる高分子量のウレタンポリオールと比べて小さくなるため、硬化反応に時間がかかり、乾燥時間の短縮、ひいては生産性の向上を図ることができない。従って、主剤中にウレタン結合を有しないポリオールが含まれる場合には、主剤中のウレタンポリオールの含有量が50重量%以上が好ましく、好ましくは80重量%以上となるようにすることが好ましい。
【0024】
本発明の塗料に用いられる硬化剤は、ジイソシアネート化合物、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添キシリレンジイソシアネート(H6 XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族ジイソシアネート化合物等が挙げられ、これらのうち非黄変性ジイソシアネート化合物(脂肪族、脂環族のジイソシアネート)が好ましい。これらのジイソシアネート化合物は単独で使用してもよいし、2種以上混合して使用してもよい。
【0025】
本発明のゴルフボール用塗料には、さらに、必要に応じて、シリコン系スリップ剤、レベリング剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤、硬化触媒、着色顔料など、一般にゴルフ用塗料に含有され得る添加剤を含有してもよい。これらの添加剤は、主剤、硬化剤のいずれに含有されていてもよい。
【0026】
以上のような組成を有するゴルフボール用塗料は、主剤と硬化剤とを使用直前に混合して用いる。ここで混合割合は、主剤における水酸基に対する硬化剤におけるイソシアネート基の当量比(イソシアネート基/水酸基)が0.9以上、好ましくは1.1以上であり、1.5以下、好ましくは1.3以下である。イソシアネート基/水酸基が0.9未満では、硬化後にべとつき感が残り、ほこりや汚れが付着しやすくなるからである。逆に1.5超では、硬化剤中のイソシアネート基が残存することになり、そのイソシアネート基と水が反応してCO2 を発生し、塗膜中に気泡が生じるおそれがあるからである。
【0027】
このような塗料は、被塗面がカルボン酸を含有している組成物で構成されている場合に、特に密着性を発揮できる。具体的には、ブタジエンゴム、好ましくはハイシスブタジエンゴムを不飽和カルボン酸と有機過酸化物で加硫成形してなる1ピースゴルフボールの表面塗装;アイオノマーを含有する熱可塑性樹脂組成物のカバーでコアを被覆してなる2ピースボールをはじめとするマルチピースゴルフボールのカバー表面;更にはコア表面に塗布するプライマー塗料としても用いることができるし、さらにプライマー塗布面に塗布するクリアーコートとして使用してもよい。また、カバーで被覆されたゴルフボールであっても、コアが糸巻き体の糸巻きゴルフボールやゴム塊のソリッドゴルフボールのいずれでもよい。
【0028】
塗装方法は特に限定せず、主剤と硬化剤とを混合した後、洗浄等の表面処理を施したゴルフボールに、エアースプレーガン、静電塗装などの2液混合型塗料の塗装方法として従来より公知の方法を利用できる。尚、スプレーガンで塗装する場合には、主剤と硬化剤とを少量ずつ混合して使用してもよいし、2液定比率ポンプを使ってスプレーガン直前の塗料輸送経路でスタティックミキサーのようなラインミキサーを通して連続的に2液を定比率で混合してもよいし、混合比制御機構を備えたエアースプレーシステムを用いることもできる。
【0029】
塗布後、50℃未満の温度で乾燥することが好ましい。本発明のゴルフボール用塗料は、50重量%以上が予めプレポリマー化されたウレタンポリオールであるから、50℃未満の温度であっても、0.5〜2時間程度で乾燥、硬化することができ、しかもアイオノマーやゴム特性にほとんど影響を与えずに済むからである。従って、本発明のゴルフボール用塗料を用いれば、生産性の低下を招くことなく、しかもアイオノマーのような熱可塑性樹脂カバーに対しても、可塑化等を招くことがなく、ボール本体との密着性に優れたウレタン系の硬質塗膜を形成できる。よって、本発明のゴルフボールは、本来のボール構成材料の特性を損なうことなく、耐衝撃性及び耐擦傷性に優れた硬質塗膜が形成されていて、しかも生産性に優れている。
【0030】
【実施例】
〔評価方法〕
まず、実施例で用いた評価方法について説明する。
【0031】
▲1▼硬化性
塗装後、50℃で乾燥させた場合にべとつかなくなるまでの時間に応じて、1時間でべとつきなく硬化終了する場合を「○」、1時間ではべとつくが、3時間でべとつきなく硬化終了する場合を「△」、3時間ではべとつくが、10時間でべとつきなく硬化終了する場合を「×」とした。
【0032】
▲2▼ドライ状態での塗膜密着性
塗装乾燥後、ツルーテンパー社製スイングマシーンを用いて、ゴルフボールを100回打撃した後のボールを目視で観察し、剥離の程度及び割れの程度により下記のように評価した。
【0033】
a)割れ
割れが全くない場合を「○」、割れ目の大きさが1mm以内の割れが発生した場合を「△」、大きさが1〜5mmの割れ目が発生した場合を「×」とした。
【0034】
b)剥離
剥離が全く認められなかった場合を「○」、剥離総面積が5mm2 未満である場合を「△」、剥離総面積が5mm2 以上である場合を「×」とした。
【0035】
▲3▼ウェット状態での塗膜密着性
塗装乾燥後のゴルフボールを1週間水中に浸漬した後、ドライ状態の場合と同様にして試験を行った後の剥離状態に基づいて、剥離が全く認められなかった場合を「○」、剥離総面積が5mm2 未満である場合を「△」、剥離総面積が5mm2 以上である場合を「×」と評価した。
【0036】
▲4▼耐擦傷性
塗装乾燥後のゴルフボールに、ショットブラストを5分間噴射し、噴射後の塗膜状態を目視で観察して、剥離が全くない場合を「○」、ディンプルエッジ部の塗膜が摩耗して下地が透けている場合を「△」、ディンプル内でも一部塗膜が剥離している場合を「×」と評価した。
【0037】
▲5▼引張特性
下記方法で測定される引張強度及び破断伸びにより評価した。
まず、ガラス板上に塗料を塗布し、硬化により形成されたウレタン塗膜を剥がし、厚み0.5mmのウレタン塗膜を得た。得られたウレタン塗膜をカットして4号ダンベル試験片を作成し、この試験片を用いて、JIS K6301に従って引張試験を行ない、引張り速度50m/minでの50%モジュラス、破断時の引張力(引張強度TB:kg/cm2 )、伸び(破断伸びEB:%)を測定した。
【0038】
引張強度TB及び破断伸びEBは大きい程優れており、具体的には、引張強度が100kg/cm2 以上、好ましくは160kg/cm2 以上、より好ましくは390kg/cm2 以上、破断伸びが80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは110%以上である。
【0039】
〔塗料の調製〕
▲1▼主剤(ウレタンポリオール)の調製
ジオールとして、BASF社製のポリテトラメチレングリコール(分子量650)を使用し、トリオールとして、広栄化学社製のトリメチロールプロパンを使用した。また、イソシアネート化合物としては、住友バイエル社製のデスモジュール(イソホロンジイソシアネートの商品名)を使用した。
【0040】
フラスコ内に、ジオール及びトリオールを表1に示すような割合(当量比率)で混合してなるポリオール(以下、本実施例において「混合ポリオール」という)、及び溶剤としてメチルエチルケトン、触媒としてジブチル錫ラウリレートを添加し、フラスコを保温しながらイソホロンジイソシアネートを、混合ポリオールに対して表1に示すイソシアネート基/水酸基(当量比)となるように添加してウレタンポリオールを合成した。合成されたウレタンポリオールの重量平均分子量は、表1に示す通りである。
【0041】
尚、混合ポリオールとイソシアネート化合物との総量100重量部に対して、触媒0.03重量部、溶剤40重量部となるように添加した。
【0042】
▲2▼硬化剤
住友バイエル社製のN3500(ヘキサメチレンジイソシアネートの商品名)を用いた。
【0043】
▲3▼塗料の調製
上記で調製した主剤に対して、NCO/OH(当量比)が1.2となるように硬化剤を添加した後、1分間撹拌して、a〜jの塗料とした。これらの塗料について、引張特性を調べた。ウレタンポリオールの組成とともに、測定結果を表1に示す。尚、塗料は、攪拌後にエアガンにセットして、塗装に供した。
【0044】
【表1】
【0045】
a〜fの比較から、トリオール/ジオールの比率が大きくなる程(トリオールの割合が大になる程)、50%モジュラスが大きくなり、TBが大きくなるが、逆にEBが小さくなることがわかる。そして、トリオール/ジオールの比率が3.0超になるとEBが80未満となってゴルフボール用塗膜としては不合格であり(塗料j)、逆にトリオール/ジオールの比率が0.2未満ではTBが100未満となってゴルフボール用塗料としては不適である(塗料g)。
【0046】
尚、トリオール/ジオールの比率が同じであっても、ウレタンポリオールの分子量が小さくなるとTBが低下する傾向にあり(塗料b,c,kの比較)、ウレタンポリオールの分子量が大きくなると50%モジュラス、TBは増大する傾向にあるが、EBは低下する傾向にあると考えられる(塗料a,hの比較)。
【0047】
〔ゴルフボールの作製〕
表2に示すような配合組成を有するゴム組成物を金型内に充填し、160℃で20分間圧縮加硫成形して、外径43mmでディンプル数360の1ピースゴルフボール本体、及び外径38.4mmの2ピースゴルフボールのコアを作製した。尚、ハイシスブタジエンゴムとしては、日本合成ゴム社製のBR11(シス1,4結合含有率96%)、アクリル酸亜鉛としては三新化学社製のものを使用し、亜鉛華としては堺化学工業社製の亜鉛華3号、ジクミルパーオキサイドとしては大内新興化学製のものを使用した。
【0048】
【表2】
【0049】
上記で作製したコアに、三井デュポンケミカル製のハイミラン1605(ナトリウム中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー)50重量部、ハイミラン1706(亜鉛中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー)50重量部、酸化チタン2重量部を配合してなるカバー材をインジェクション成形で被覆成形して、直径43mmで、ディンプル数360の2ピースゴルフボール用ボール本体を作製した。
【0050】
作製したボール本体表面に、上記で調製した塗料a〜jのいずれかを塗装して、2ピースゴルフボールNo.1〜11,1ピースゴルフボールNo.12〜17を作製した。塗装は、ボール本体を回転(140rpm)させながら、エアガンを上下に動かすことにより5分間行ない、塗布量は100mgである。
【0051】
塗装後、上記評価方法に従って硬化性、塗膜密着性、耐擦傷性を評価した。評価結果を表3(2ピースゴルフボール)及び表4(1ピースゴルフボール)に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
〔評価〕
表3から、アイオノマーカバーに対しては、ウレタンポリオールの分子量が小さ過ぎると硬化が遅くなり(No.11)、逆に分子量が大きくなりすぎると密着性が低下し、また耐擦傷性も低下することが分かる(No.8,9)。
【0055】
また、No.7〜10からウレタンポリオール合成のためのトリオールの含有率が高くなるとドライ状態での密着性が低下し、耐擦傷性が向上する傾向にあることが分かる。
【0056】
塗料の種類が同じ1ピースゴルフボールと2ピースゴルフボール(No.7,8,10とNo.15〜17)を比較すると、塗料j(トリオール/ジオール比率が大)は1ピースゴルフボール(ゴム)に対してドライ状態での密着性がさらに悪くなっていた。伸び(EB)が不十分たなために、硬いアイオノマーカバーを有するツーピースゴルフボールよりも1ピースゴルフボールの方が変形しやすいため、打球時の変形量が大きくなるためと考えられる。また、塗料g,h(トリオール/ジオール比率が小)については、1ピースゴルフボールと2ピースゴルフボールで同様の評価結果となっていた。
尚、硬化性は、被塗面を構成するボールの種類には関係なかった。
【0057】
【発明の効果】
本発明のゴルフボール用塗料は、主剤として特定のウレタンポリオールを含有するポリオールを用いているので、乾燥が速く、ボール本体との密着性が優れている。そしてウレタンポリオールとして、ウレタン結合により形成される3次元網状構造を、予め伸びと強度がバランスされるように調整したウレタンポリオールを使用しているので、引張特性に優れた塗膜、ひいては密着性(耐塗膜剥離性)、耐擦傷性に優れた塗膜を形成することができる。
【0058】
従って、本発明のゴルフボール用塗料を用いれば、アイオノマーやゴム等のボール本体の構成材料に影響を与えない様な温度で、且つ短時間の乾燥で密着性に優れた硬質ウレタン塗膜を形成して、ボール本体が有する特性を損なうことなく、耐衝撃性、耐擦傷性に優れたゴルフボールを効率よく生産できる。
Claims (5)
- ウレタンポリオールを含有するポリオールを主剤、ポリイソシアネートを硬化剤とするゴルフボール用塗料であって、
前記ウレタンポリオールは、トリオール及びジオールを、トリオール/ジオールの当量比率が0.3〜3となるように配合されたポリオールとジイソシアネートとを反応させてなるものであって、且つ重量平均分子量が4000以上で且つ10000未満であることを特徴とするゴルフボール用塗料。 - 前記主剤の水酸基に対する前記硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が0.9〜1.5である請求項1に記載のゴルフボール用塗料。
- 前記ウレタンポリオールが、前記主剤中に50重量%以上含まれている請求項1又は2に記載のゴルフボール用塗料。
- 前記ポリオールの全てがウレタンポリオールである請求項1又は2に記載のゴルフボール用塗料。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のゴルフボール用塗料を、ボール本体の外表面に塗装してなるゴルフボール。
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