JP2001352808A - 野菜移植機 - Google Patents

野菜移植機

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JP2001352808A
JP2001352808A JP2000174860A JP2000174860A JP2001352808A JP 2001352808 A JP2001352808 A JP 2001352808A JP 2000174860 A JP2000174860 A JP 2000174860A JP 2000174860 A JP2000174860 A JP 2000174860A JP 2001352808 A JP2001352808 A JP 2001352808A
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JP
Japan
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planting
seedling
speed
changing
locus
Prior art date
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Application number
JP2000174860A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kuraya
芳明 蔵屋
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗載台の苗トレイから取出した苗を苗
植付爪によって圃場に植付ける野菜移植機において、植
付走行速度の変化に関係なく苗植付爪の植付軌跡を適正
に保った精度良好な苗植付けを可能とさせる。 【解決手段】 苗載台(21)の苗トレイ(22)か
ら取出した苗(N)を苗植付爪(25)によって圃場に
植付けるようにした野菜移植機において、植付走行速度
を変速する植付速変更部(80)と、苗植付爪(25)
の植付軌跡を変更する軌跡変更部(42a)とを設ける
と共に、これら変更部(42a)(80)を同時に変更
操作する単一の植付変更レバー(91)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗トレイから1株分
の玉ネギ、葉ネギ、白ネギなどの野菜苗を取出して圃場
に植付けるようにした野菜移植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、苗載台の苗トレ
イから苗取出爪によって取出した苗を苗植付爪に受継い
で圃場に植付ける野菜移植機においては、苗植付爪の1
つの静軌跡に対し適正な動軌跡を得るための植付走行速
度は1つしかなく、苗植付爪の動軌跡を適正とさせた作
業を行うには植付走行速度も常に略一定に保った作業を
行う必要があり、植付走行速度が変速された場合には適
正な動軌跡での植付作業が行えないなどの問題があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、苗
載台の苗トレイから取出した苗を苗植付爪によって圃場
に植付けるようにした野菜移植機において、植付走行速
度を変速する植付速変更部と、苗植付爪の植付軌跡を変
更する軌跡変更部とを設けると共に、これら変更部を同
時に変更操作する単一の植付変更レバーを設けて、作物
・環境(気候・土壌)など植付条件が変化するときに
は、変更レバーの操作によって植付走行速度と植付軌跡
とを変更して苗植付爪の植付動作時の動軌跡を変化させ
て、常に適正な動軌跡を保った苗植付作業を行うもの
で、植付速変更部或いは軌跡変更部何れか一方の操作忘
れを防止し、常に適正植付姿勢で苗植付けを行って、作
業能率と植付精度を向上させるものである。
【0004】また、各植付走行速度に適応した植付軌跡
に変更するように植付変更レバーを設けて、各々の植付
走行速度に適合した動軌跡(植付軌跡)を容易に確保し
て、植付精度を向上させるものである。
【0005】また、軌跡変更部にキーシフト構造を用い
て、キーシフト構造を用いた簡単な変更手段で植付走行
速度に合った苗植付爪の動軌跡(植付軌跡)を容易に確
保して、植付精度を向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は移植機の全体側面図、図2は同全
体平面図、図3は移植部の平面説明図であり、図中
(1)はエンジン(2)を搭載する移動機体、(3)は
前後スライドフレーム(4)(5)に機体(1)を左右
スライド自在に支持する固定フレーム、(6)はスライ
ドアーム(7)を介して機体(1)をスライド動作させ
る油圧式スライドシリンダ、(8)はミッションケース
(9)からの走行出力軸(10)に左右伝動ケース(1
1)を介し上下揺動自在に支持する左右の後車輪、(1
2)は前記固定フレーム(3)の前端側にアクスルフレ
ーム(13)を介し上下揺動自在に支持する左右の前車
輪、(14)は固定フレーム(3)後端側のスイング軸
(15)を介し前後車輪(12)(8)を上下揺動させ
る油圧式スイングシリンダ、(16)は機体(1)の後
方にシャーシフレーム(17)を介し装設する苗供給装
置、(18)は左右の後車輪(8)間でミッションケー
ス(9)に植付伝動ケース(19)を介して装設する苗
植付装置、(20a)(20b)は畝面(M)を鎮圧す
る左右1対の大径及び小径の鎮圧ローラであり、前記苗
供給装置(16)の左右往復移動する苗載台(21)上
の苗トレイ(22)より1株分のポット苗(N)を箸形
苗取出爪(23)でもって取出し、この取出されたポッ
ト苗(N)を前記苗植付装置(18)のマルチカッタ
(24)と連動して上下動するホッパ形苗植付爪(2
5)に放出供給して、操向ハンドル(26)操作による
機体(1)の走行中畝面(M)に一定間隔毎のポット苗
(N)の2条植付けつまり移植を行うように構成すると
共に、機体(1)の左右スライド調節によって植付条位
置の変更などを行うように構成している。
【0007】また、(27)は前記スイングシリンダ
(14)を動作させて機体(1)を昇降操作する昇降レ
バー、(28)は植付クラッチの入切を行う植付クラッ
チレバー、(29)は走行速度を変速する主変速レバ
ー、(30)は機体(1)を左右方向に位置調節するス
ライド調節レバー、(31)は左右後車輪(8)の駆動
を停止させて機体(1)を旋回操作する左右サイドクラ
ッチレバーである。
【0008】図4乃至図8に示す如く、前記苗取出爪
(23)及び苗植付爪(25)は、1つの苗載台(2
1)の苗トレイ(22)に対し一定の間隔を有して左右
に各2つ並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(2
2)から2条分の苗取りを行うと共に、同時2条の植付
けを行うもので、前記シャーシフレーム(17)側に連
結する左右ケースブラケット(32)(32)にロータ
リ入力軸(33)・ロータリケース(34)・クランク
アーム(35)・取出アーム(36)をそれぞれ介し2
つの苗取出爪(23)(23)を左右対称に配設させ、
ミッションケース(9)に入力軸(37)を連動連結す
る植付クラッチケース(38)の出力軸(39)(4
0)端に、左右のロータリ入力軸(33)(33)をチ
ェン(41)を介しそれぞれ連結させ、植付クラッチケ
ース(38)の植付クラッチ(38a)の入時に左右2
つの苗取出爪(23)(23)を同位相で駆動して、1
つの苗トレイ(22)より2条分のポット苗(N)の同
時取出しを行って、取出し後植付爪(25)との受継ぎ
位置まで下向きに移動させるように構成している。
【0009】また、前記苗植付爪(25)は、ミッショ
ンケース(9)の出力軸(42)に連動連結する単一の
伝動ケース(19)の出力軸(43)両端にロータリケ
ース(44)・クランクアーム(45)・植付アーム
(46)をそれぞれ介して左右の苗植付爪(25)を左
右対称に取付けるもので、前記出力軸(43)回りにロ
ータリケース(44)を回転させ、クランクアーム(4
5)を介して昇降ガイドレール(47)に沿って植付ア
ーム(46)を前後揺動させ乍ら昇降させ、植付爪(2
5)を楕円形状の植付け軌跡(L)で上下運動させると
共に、開閉自在に分割された半円錐形状の2つの爪体
(25a)(25b)によって植付爪(25)を形成
し、ロータリケース(44)の1回転中において植付爪
(25)が上昇したとき、前記取出爪(23)から苗
(N)を受取り、植付爪(25)が下降したときクラン
クアーム(45)のカム(48)と植付アーム(46)
のロッド(49)とのカム作用によって、各爪体(25
a)(25b)を前後に開動させて畝面(M)に開孔を
形成させ、各爪体(25a)(25b)内部の苗(N)
を畝面(M)の開孔に落下させるように構成している。
【0010】さらに前記苗載台(21)は、シャーシフ
レーム(17)に固設する左右サイドフレーム(50)
間のガイドレール(51)と横送り駆動軸(52)に左
右往復動自在に支持させると共に、苗載台(21)に縦
送り駆動軸(53)を介し支持する駆動スプロケット
(54)と、遊転軸(55)を介し支持する遊転スプロ
ケット(56)間に張架する縦送りチェン(57)の所
定間隔毎の縦送りピン(57a)を苗トレイ(22)の
ポット底部間に掛合させて、苗載台(21)が左右移動
終端に到達したとき縦送り軸(58)の縦送りカム(5
9)を介して苗トレイ(22)を1ピッチ分縦送りする
ように構成している。
【0011】図9乃至図13に示す如く、エンジン
(2)の出力プーリ(60)にベルト(61)を介して
連結させる入力プーリ(63)と、植付クラッチケース
(38)などにエンジン(2)駆動力を伝える苗取出力
プーリ(64)とを、ミッションケース(3)の入力軸
(65)に支持させる。そして、中間軸(66)(6
7)及び植付タイミング用1回転クラッチ(68)を介
して入力軸(65)に前記出力軸(42)を連動連結さ
せて、苗植付装置(18)の駆動を行うように構成して
いる。
【0012】またフォーク(69)操作でもって移動速
(前進1速)・植付速(前進2速)・中立・後進の切換
を行う走行変速ギヤ(70)を介して入力軸(65)に
走行変速軸(71)を連結させると共に、1対の減速フ
ァイナルギヤ(72)(73)及び左右サイドクラッチ
(74)(74)を介して走行変速軸(71)に左右走
行出力軸(10)(10)を連結させ、各出力軸(1
0)(10)にチェン(75)(75)を介して左右車
軸(76)(76)を連結させ、左右後輪(4)(4)
を駆動するように構成している。
【0013】さらに、前記苗取出力プーリ(63)を有
する入力軸(65)に無段変速ベルト(77)を介し苗
取変速プーリ軸(78)を連動連結させると共に、該プ
ーリ軸(78)にチェン(79)を介し植付クラッチケ
ース(38)の入力軸(37)を連動連結させて、エン
ジン出力を苗供給装置(16)に伝達するように構成し
ている。
【0014】ところで植付作業中の走行速度を低速・高
速に切換える低速及び高速用ギヤ(80a)(80b)
を有する植付変更部である切換ギヤ(80)をミッショ
ンケース(3)の入力軸(65)に設けると共に、前記
中間軸(67)と出力軸(42)との間に伝達比1:1
の等比ギヤ(81)(82)と、偏心ギヤから成る不等
比ギヤ(83)(84)との組合せによる軌跡変更部
(42a)を介設させ、車速と植付軌跡の2段階の変更
をこれらギヤ(80)及び(81)(82)・(83)
(84)の切換でもって行うように構成している。
【0015】また、植付軌跡変更用の低速及び高速ギヤ
(81)(82)・(83)(84)の切換えを出力軸
(42)に設ける滑りキー(85)によって行うもの
で、滑りキー(85)を出力軸(42)の軸方向に摺動
させて、該軸(42)に遊転支持する前記ギヤ(81)
(82)・(83)(84)の従動側ギヤ(82)(8
4)にキー(85)の先端係合部(85a)を択一的に
係合させると共に、前記キー(85)の他端側にスリー
ブ(86)を固設して、該スリーブ(86)に係合させ
る植付軌跡変更用フォーク(87)と、前記切換ギヤ
(80)に係合させる植付速変更用フォーク(88)の
各基端をミッションケース(9)に内設する1つの同一
フォーク軸(89)に固定させるように構成している。
【0016】そして前記フォーク軸(89)はディテン
ト(90)によって位置固定させると共に、前記フォー
ク軸(89)の右端をミッションケース(9)の右外側
に突出させてこの突出端に植付変更レバーである切換レ
バー(91)を固設し、切換レバー(91)の押込み或
いは引出し操作でフォーク軸(89)を左或いは右方向
に摺動させるとき、植付走行速度と苗植付爪(25)の
植付軌跡(L)の連係した高速及び低速の2段の切換え
を行うように構成している。
【0017】また、前記入力軸(65)と中間軸(6
6)との間に常時連結する1対のギヤ(92)(93)
を介設させ、前記変速ギヤ(70)に結合する移動速ギ
ヤ(94)を入力軸(65)に固定させ、変速ギヤ(7
0)に結合する植付速ギヤ(95)を入力軸(65)に
遊転支持させ、植付速ギヤ(95)に切換ギヤ(80)
を左右摺動自在にスプライン嵌合させると共に、切換ギ
ヤ(80)の低速及び高速用ギヤ(80a)(80b)
に結合する低速及び高速ギヤ(96)(97)を中間軸
(66)に固設させ、低速ギヤ(96)を変速ギヤ(7
0)に結合可能に設け、前記中間軸(67)に固設する
減速ギヤ(98)に低速ギヤ(96)を常時結合させて
いる。そして主変速レバー(29)の操作によって主変
速アーム(99)・主変速フォーク軸(100)・主変
速フォーク(69)を介して変速ギヤ(70)を変速軸
(71)のスプライン(101)上で左右摺動して、移
動速ギヤ(94)或いは植付速ギヤ(95)或いは低速
ギヤ(96)に結合させるとき、移動速・植付速・後進
の走行を行うと共に、植付速状態で切換レバー(91)
を操作するとき、植付軌跡に連動させた走行速度の低速
及び高速2段の切換えを行うように構成している。
【0018】而して図14に示す如く、走行停止状態で
苗植付爪(25)のみを駆動する場合の静軌跡(L)は
等比ギヤ(81)(82)及び不等比ギヤ(83)(8
4)の何れの場合も同一とさせて、苗取出爪(23)か
ら苗植付爪(25)への苗受継ぎ精度なども安定維持さ
せ、低速用ギヤ(80a)で植付走行速度を低速に切換
えるとき、前記中間軸(67)と出力軸(42)間では
等比ギヤ(81)(82)に切換えて、同図実線状態に
示す如く、植付作業中に動軌跡(L1)で爪(25)を
動作させて、1サイクル中の爪(25)の植付速度を略
一定とさせた植付作業を行う一方、高速用ギヤ(80
b)で植付作業速度を高速に切換えるときには、前記中
間軸(67)と出力軸(42)間では不等比ギヤ(8
3)(84)に切換えて動軌跡(L2)で爪(25)を
動作させて、苗植付爪(25)の1サイクル中の植付位
置(最下動位置)付近の作業速度を速くして、苗(N)
の植付姿勢を適正に保つものである。
【0019】このように苗植付爪(25)の1サイクル
中の静軌跡(L)は等比ギヤ(81)(82)及び不等
比ギヤ(83)(84)で同一として基準の適正植付軌
跡を保ちながら、車速の変速状態に適応させた異なる2
つの動軌跡を得るものであって、静軌跡(L)が1つの
苗植付爪(25)構造において、植付走行速度を2速に
変速可能とさせると共に、変速時には各植付走行速度に
合った動軌跡(L1)(L2)を得るように植付軌跡を
変更して、作物・環境(気候・土壌など)体系など各種
植付条件に適正に対応させた植付作業を行うもので、株
間範囲の拡大或いは高速植付け作業なども容易に可能と
させることができる。
【0020】図15、図16に示す如く、前記ミッショ
ンケース(9)両側の走行出力軸(10)を延軸パイプ
(102)に内挿させ、出力軸(10)回りに回転自在
な延軸パイプ(102)に伝動ケース(11)を固定さ
せ、スイングシリンダ(14)に連結させる昇降ロッド
(103)を延軸パイプ(102)の昇降アーム(10
4)に連結させ、昇降レバー(27)を操作し、スイン
グシリンダ(14)によって延軸パイプ(102)を回
転させ、昇降ロッド(104a)を介し前後車輪(8)
(12)を昇降させると共に、延軸パイプ(102)に
ブラケット(105)を介して支軸(106)を回転自
在に軸支させ、支軸(106)に支点板(107)中間
を固定させ、支点板(107)一端にセンサ軸(10
8)を介してセンサアーム(109)を回転自在に軸支
させ、センサアーム(109)と一体のフック(11
0)と支点板(107)間に引張バネ(111)を設
け、バネ(111)によってフック(110)のストッ
パ(112)を支点板(107)に当接させ、バネ(1
11)力以下で支点板(107)とアーム(109)を
一体的に支軸(106)回りに回転させる。
【0021】また、機体フレーム(1a)に支軸(11
3)を介して入力アーム(114)を回転自在に軸支さ
せ、センサアーム(109)のローラ(115)にバネ
(114)によって入力アーム(114)を当接させる
と共に、入力アーム(114)に入力ロッド(116)
を介して制御アーム(117)を連結させ、油圧ポンプ
ユニット(118)の昇降切換軸(119)に制御アー
ム(117)を固定させるもので、本機フレーム(1
a)のストッパ(120)に入力アーム(114)が当
接するまで、バネ(114a)に抗してローラ(11
5)の当接によって入力アーム(114)が回転し、ユ
ニット(118)を上昇側に切換えてスイングシリンダ
(14)を上昇駆動し、本機フレーム(1a)を上昇さ
せ、車高を高くする。
【0022】また、前記支軸(106)に揺動板(12
1)を固定させ、機体(2)後側の運転操作部(12
2)の下げ調節レバー(123)にワイヤ(124)を
介して前記揺動板(121)を連結させると共に、延軸
パイプ(102)と揺動板(121)間にワイヤ(12
4)の引方向と逆方向の戻しバネ(125)を介設し
て、支点板(107)と、センサアーム(109)と、
揺動板(121)と、ワイヤ(124)のアウタ受け
(126)を、延軸パイプ(102)と一体的に回転さ
せるもので、スイングレバー(14)を下降操作し、機
体フレーム(1a)が下降して車高が低くなり、伝動ケ
ース(11)が上昇したとき、伝動ケース(11)とセ
ンサアーム(109)が一体的に回転し、ローラ(11
5)によって入力アーム(114)を回転させ、スイン
グシリンダ(14)を上昇駆動し、レバー(123)に
よって設定された車高を維持させるように構成してい
る。
【0023】図17、図18に示す如く、前記操向ハン
ドル(26)左側のレバーガイドボックス(127)に
主クラッチレバー(128)を、また操向ハンドル(2
6)右側のレバーガイドボックス(129)に植付クラ
ッチレバー(28)及び昇降レバー(27)を設けると
共に、操向ハンドル(26)の左側フレーム部(26
a)の内側に株間変速レバー(130)を、また外側に
下げ調節レバー(123)を設けている。各レバー(1
23)(130)はネジ軸(131)(132)に回転
ハンドル(133)(134)のハンドル軸(135)
をネジ結合させ、株間変速レバー(130)のネジ軸
(131)を前記変速ベルト(77)などで構成する株
間変速部にワイヤなどを介し連動連結させると共に、下
げ調節レバー(123)のネジ軸(132)にワイヤ
(124)の他端側を連結させて、機体(1)の下げ量
の無段階の調整や株間の無段階の調整を行うように構成
している。
【0024】前記下げ調節レバー(123)は左側フレ
ーム部(26a)の左側アーム(26b)にレバーガイ
ド(137)を固定させ、回転ハンドル(133)のハ
ンドル軸(135)をレバーガイド(137)に回転自
在に支持させると共に、ネジ軸(132)に連動連結す
る下げ指針部(138)先端をレバーガイド(137)
上面の開口(139)に臨ませて、調節レバー(12
3)による機体(2)の下げ位置を表示させるように構
成している。
【0025】また前記下げ調節レバー(123)は株間
変速レバー(130)と略同一高さ位置に設けると共
に、左側フレーム部(26a)の左外側に配送して、運
転操作部(122)の作業者が調節レバー(123)の
操作を容易に操作可能とさせるように構成している。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、苗載台(21)の苗トレイ(22)から取出した苗
(N)を苗植付爪(25)によって圃場に植付けるよう
にした野菜移植機において、植付走行速度を変速する植
付速変更部(80)と、苗植付爪(25)の植付軌跡を
変更する軌跡変更部(42a)とを設けると共に、これ
ら変更部(42a)(80)を同時に変更操作する単一
の植付変更レバー(91)を設けたものであるから、作
物・環境(気候・土壌)など植付条件が変化するときに
は、変更レバー(91)の操作によって植付走行速度と
植付軌跡とを変更して苗植付爪(25)の植付動作時の
動軌跡を変化させて、適正な動軌跡による正確な苗植付
作業を行うもので、植付速変更部(80)或いは軌跡変
更部(42a)何れか一方の操作忘れを防止し、常に適
正植付姿勢で苗植付けを行って、作業能率と植付精度を
向上させることができるものである。
【0027】また、各植付走行速度に適応した植付軌跡
に変更するように植付変更レバー(91)を設けたもの
であるから、各々の植付走行速度に適合した動軌跡(植
付軌跡)を容易に確保して、植付精度を向上させること
ができるものである。
【0028】また、軌跡変更部(42a)にキーシフト
構造を用いたものであるから、キーシフト構造を用いた
簡単な変更手段で植付走行速度に合った苗植付爪(2
5)の動軌跡(植付軌跡)を容易に確保して、植付精度
を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の全体側面図。
【図2】移植機の全体平面図。
【図3】移植部の平面説明図。
【図4】移植部の側面説明図。
【図5】苗取出爪及び苗植付爪の側面説明図。
【図6】2条苗取出爪部の平面説明図。
【図7】2条苗植付爪部の平面説明図。
【図8】移植機の駆動系の平面説明図。
【図9】ミッションケースの断面平面説明図。
【図10】ミッションケースの断面側面説明図。
【図11】ミッションケースの断面説明図。
【図12】主変速部の説明図。
【図13】植付軌跡変更部の説明図。
【図14】植付軌跡の説明図。
【図15】機体下げ調整部の側面説明図。
【図16】機体下げ調整部の側面説明図。
【図17】運転操作部の背面説明図。
【図18】下げ調節レバー部の側面説明図。
【符号の説明】
(21) 苗載台 (22) 苗トレイ (25) 苗植付爪 (42a) 軌跡変更部 (80) 切換ギヤ(植付速変更部) (91) 切換レバー(植付変更レバー) (N) 苗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台の苗トレイから取出した苗を苗植
    付爪によって圃場に植付けるようにした野菜移植機にお
    いて、植付走行速度を変速する植付速変更部と、苗植付
    爪の植付軌跡を変更する軌跡変更部とを設けると共に、
    これら変更部を同時に変更操作する単一の植付変更レバ
    ーを設けたことを特徴とする野菜移植機。
  2. 【請求項2】 各植付走行速度に適応した植付軌跡に変
    更するように植付変更レバーを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の野菜移植機。
  3. 【請求項3】 軌跡変更部にキーシフト構造を用いたこ
    とを特徴とする請求項1記載の野菜移植機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100516597C (zh) * 2007-09-03 2009-07-22 隆鑫工业有限公司 发动机变速器的换挡机构
JP2017063660A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 井関農機株式会社 移植機
CN113923975A (zh) * 2019-06-18 2022-01-11 株式会社久保田 移植机

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