JP2001352000A - インターポーザを使用した高周波用半導体装置 - Google Patents

インターポーザを使用した高周波用半導体装置

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JP2001352000A JP2000167727A JP2000167727A JP2001352000A JP 2001352000 A JP2001352000 A JP 2001352000A JP 2000167727 A JP2000167727 A JP 2000167727A JP 2000167727 A JP2000167727 A JP 2000167727A JP 2001352000 A JP2001352000 A JP 2001352000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に構成でき、小さく薄く軽いパッケージ
を提供する。 【解決手段】 モールド樹脂とインターポーザとともに
半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポ
ーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポー
ザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボ
ンドで接続した半導体装置において、シグナルラインの
両脇にグランド電位となるラインを配置した伝送線路
と、インターポーザの上面から下面へ導通をとるための
ビアホールを有した構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターポーザを
用いた半導体装置に関し、特に高い周波数領域まで使用
できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】高い周波数領域で使用される場合、周波
数が低い場合には無視できた線路のインダクタンス及び
キャパシタンスが無視できなくなる。従って、半導体チ
ップは入出力を50Ω又は75Ωとし設計している。し
かしながら、パッケージがそれらのインピーダンスから
かけ離れていると、ミスマッチとなり半導体チップ単体
の特性とパッケージング後の特性が異なり、使用できな
くなる場合も少なくない。現在ICパツケージの主流と
なっているSSOP(shrink Small Outline Package)
等樹脂モールドパツケージは、2GHzを超えた領域で
は使用できないということが知られている。そのため基
板上にインピーダンスが50Ωになるよう計算された線
路を配し、50Ωで設計された半導体チップとミスマッ
チを起こさないようにしたパッケージが使用されてい
る。さらに封止も誘電損失のあるモールド樹脂は使用せ
ず、乾燥空気又は窒素によって充填し蓋をするという方
法を採っている。
【0003】図10に示すものはその一例であり、
(a)に平面図、(b)に側面断面図を示す。なお、図
の理解のため、(a)の平面図において蓋は省略してあ
る。本図において、2は半導体チップ、3はボンディン
グワイヤ、12はシグナルライン、13は同軸コネク
タ、14は金属筐体、15は基板、16はグランドパタ
ーンを示す。
【0004】基板15は、所定厚さのアルミナ等の誘電
体からなり、裏面全面にグランドパターン16が被着さ
れている。シグナルライン12はこのような基板15の
表面にパターニングされ、マクロストリップ線路となっ
ている。本図に示すように、半導体チップ2はワイヤの
インダクタンスの影響を考慮し、極力ワイヤ長を短くす
るため、基板15を介さずに直接金属筐体14上に搭載
され、ボンディングワイヤ3・シグナルライン12・同
軸コネクタ13を介して外部と接続できるよう構成され
ている。同軸コネクタ13とシグナルライン12のイン
ピーダンスは50Ωであるため、ほぼ50Ω化されたパ
ッケージを得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図10のような構
造のパッケージでは、接続する他の部品も同軸構造が必
要である。また、同軸コネクタを使用することから、半
導体チップに比べてパッケージサイズが大きくなってし
まう。さらに金属製の筐体を使用することからパッケー
ジ重量が重くなってしまい、携帯機器への使用には大き
な欠点となってしまう。
【0006】本発明は、上記間題点を解消し、容易に構
成でき、小さく薄く軽いパッケージを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、モールド樹脂とインターポ
ーザとともに半導体パッケージを構成し、半導体チップ
がインターポーザ上に接着され、該半導体チップと前記
インターポーザ上にパターニングされたシグナルライン
をワイヤーボンドで接続した半導体装置において、前記
インターポーザは、前記半導体チップ周辺に複数配置さ
れた前記シグナルラインと、該シグナルラインの両脇に
配置されたグランドラインと、前記シグナルラインと前
記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホー
ルとを具備することを特徴とする。
【0008】また、前記複数のシグナルラインには、該
シグナルラインのパターンを前記ワイヤーボンドのボン
ディングポイントから前記ビアホールと反対方向に延在
してなるオープンスタブが形成されていることを特徴と
する。
【0009】また、モールド樹脂とインターポーザとと
もに半導体パッケージを構成し、半導体チップがインタ
ーポーザ上に接着され、該半導体チップと前記インター
ポーザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤ
ーボンドで接続した半導体装置において、前記インター
ポーザは多層構造を有し、貫通穴と、該貫通穴周辺に複
数配置された前記シグナルラインと、該シグナルライン
を裏面に導通させるビアホールとを具備する第1のイン
ターポーザと、前記ビアホールのそれぞれに接続する複
数の開放スタブと、該開放スタブの両脇に配置されたグ
ランドラインと、前記開放スタブと前記グランドライン
をそれぞれ裏面に導通させるビアホールとを具備する第
2のインターポーザとからなり、前記半導体チップが前
記貫通穴に挿入され、前記第2のインターポーザ上へ接
着されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例及び図面を用いて説明する。なお、複数の図面にわた
って同一又は相当するものには同一の符号を付し、説明
の重複を避けた。
【0011】図1は本発明の一実施例を示し、(a)は
平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は底面
図を示す。また、本図において、1はインターポーザ、
4はモールド樹脂、5はシグナルライン、6はグランド
ライン、7はグランドパターン、8は電極、9はビアホ
ールを示す。なお、図の理解のため、(a)の平面図に
おいて、モールド樹脂4は省略し、半導体チップ2は輪
郭のみ点線で示している。
【0012】インターポーザ1はアルミナ等からなる誘
電体であり、その表面には、シグナルライン5とともに
グランドライン6が金属パターンで形成され、そのパタ
ーンは、シグナルライン5の両脇にグランドライン6が
配置された形となっている。一方、インターポーザ1の
裏面にはグランドパターン7と電極8の金属パターンが
形成され、シグナルライン5と電極8がビアホール9に
よって電気的に接続され、各グランドライン6とグラン
ドパターン7もそれぞれビアホール9によって電気的に
接続されている。なお、図中インターポーザ1の角部近
傍にあり、ビアホール9には接続しているがシグナルラ
イン5が形成されていない端子があるが、これは半導体
チップに形成した回路のグランド接続用のものあるいは
電源接続用のものであり、信号が流れるものではない。
【0013】さらに、このシグナルライン5とグランド
ライン6を配置したインターポーザ1上には、半導体チ
ップ2が接着され、半導体チップ2の電極とシグナルラ
イン5がボンディングワイヤ3にて接続され、それら全
てがモールド樹脂4によって覆われている。なお、図示
省略しているが、インターポーザ1の表裏のシグナルラ
イン5、グランドライン6、グランドパターン7、電極
8には、それらの電気的接続に必要な部分のみ露出する
ようにしたレジストが被着している。
【0014】このような構造であるため、インターポー
ザ1表面でシグナルライン5がコプレーナ線路となり、
そのインピーダンスを半導体チップの持つ任意のインピ
ーダンスに合わせることができる。例えば、半導体チッ
プが50Ω系で設計され作製されている場合、シグナル
ライン5の線幅及びグランドライン6との距離をシミュ
レーションや実験結果等に基づいて適宜選択することで
線路の持つインピーダンスも50Ωに合わせることがで
きる。もっとも、ワイヤのインダクタンスのみが不整合
となるが、全体としては50Ωに近いパッケージを得る
ことができる。むしろワイヤの高周波領域に与える影響
を補正するため、インピーダンスを必ずしも50Ωに設
定せず、ワイヤの長さや径などを考慮して決定すること
が望ましい。
【0015】図2は、図1に示す半導体装置の高周波特
性の一例を示すグラフである。本例の半導体装置は、4
GHz以下の周波数帯で使用されるものであり、そのと
きの半導体チップのインピーダンスと線路インピーダン
スを共に50Ωとし、ワイヤー長を1mmとして形成し
たものである。また、このときのインターポーザの厚さ
は0.2mmで比誘電率は4.65、シグナルラインの
幅は0.1mmでグランドラインとの間隙は0.05m
mであった。なお、図2において、横軸は周波数、縦軸
は反射損失と挿入損失を示す。本図に示すように、使用
帯域とされる4GHzまでの周波数帯において、反射損
失は−13dB以下、挿入損失は0〜−0.9dBとな
っている。これは、従来例に示したものに対して一般的
に要求される反射損失−10dB以下、挿入損失0〜−
1dBに比べ、同等の性能といえる。
【0016】一方、図9は、通常よく使用されている1
6ピンのSSOPを使用した場合の高周波特性を示すグ
ラフであり、横軸、縦軸は図2に示したものと同一のも
のを示す。なお、SSOP16は一般的な樹脂モールド
パッケージで、内部で半導体チップがリードフレームに
搭載され、ワイヤボンディングが施されているものであ
り、その搭載した半導体チップは図2で使用したものと
同一である。本図に示すとおり、図2の特性に比べ、周
波数上昇による反射損失と挿入損失の増加割合が大きい
ことが判る。特に挿入損失においては、3.5GHzあ
たりから急激な増加を来たし、使用に耐えないことが明
らかになっている。もっとも、前述したような一般的に
要求される特性があるため、事実上2GHz以上では使
えないことになる。
【0017】また、本例では、インターポーザ1表面の
各グランドライン6をそれぞれビアホール9でグランド
パターン7に繋げており、そのグランドパターン7を電
極8で囲まれる領域内に1つの連続したパターンで形成
した構造としている。そのため、実装基板にもグランド
パターン7に対応した面積を持つパターンを形成してお
けば、そこへグランドパターン7を半田付け等で接合す
ることにより、実装基板を放熱板として使用でき、SS
OP等の樹脂封止パッケージに比較し、高い放熱性を得
ることができる。なお、グランドパターン7は、電極8
とマイグレーション等の問題を発生させない限り、電極
8に囲まれる領域内で加工寸法限界まで拡張することが
できる。
【0018】図3は、本発明の別の実施例を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図を
示し、10はオープンスタブを示す。なお、図の理解の
ため、(a)の平面図において、モールド樹脂4は省略
し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示している。
【0019】本例は、図1の半導体装置とオープンスタ
ブ10が形成されている点と、半導体チップのサイズが
大きくなっている点のみ異なり、他は同じものである。
即ち、オープンスタブ10は、シグナルラインのパター
ンをワイヤーボンドのボンディングポイント(ワイヤー
ボンドポイント)からビアホール9と反対方向に延在し
てなり、ワイヤーボンドポイントからビアホールとの接
続部までは伝送線路として機能し、ワイヤーボンドポイ
ントから反対方向に延在したパターンの開放端まではワ
イヤーのインダクタンス成分をキャンセルするオープン
スタブとして機能する。従って、半導体チップのサイズ
が大きくなったためにボンディングポイントがインター
ポーザ端近傍に移っても、オープンスタブによってワイ
ヤーのインダクタンス成分を補正することができる。
【0020】ワイヤの高周波領域での影響は、周波数が
高くなるとワイヤのインピーダンスも高くなることが知
られている。ワイヤのインピーダンスをZ、インダクタ
ンスをL、周波数をfとすると、これらの間には、Z=
2jπfL(j2=−1)の関係が存在する。従って、
50Ωで設計された半導体チップをワイヤで接続する
と、そのインピーダンスが50Ωからずれてくるが、そ
のずれ幅が高い周波数になれば大きくなる。
【0021】図4は、図3に示した半導体装置の高周波
特性であるが、先に図2で示したオープンスタブがない
半導体装置の特性と比較して、挿入損失及び反射損失の
増加割合がともに緩やかになっていることが判る。これ
は使用する周波数帯域の最高周波数4GHzにおける挿
入損失と反射損失が最も少なくなるよう、ワイヤーボン
ドポイントを選択したためである。即ち、オープンスタ
ブがワイヤのもつインダクタンス成分を打ち消した結果
を示している。因みに、本例は、図1の半導体装置のシ
グナルラインのパターンをその端部からさらに0.45
mm延長しており、このときのオープンスタブの長さは
0.8mmであった。
【0022】図5は、図3における半導体チップをサイ
ズの小さなものに変えた場合を示す例で、(a)は平面
図、(b)は(a)のA−A断面図を示す。なお、図の
理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4
は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示してい
る。本例のように、半導体チップのサイズが小さくなっ
た場合でも、ワイヤーのインダクタンス成分の補正が可
能である。
【0023】図6は、このときの高周波特性の例であ
る。インターポーザへのワイヤ長が大きい半導体チップ
を搭載したときと同じとすると、小さい半導体チップを
搭載したことにより、オープンスタブ長は短くなり、伝
送線路長が長くなる。図6は、ワイヤ長1mm、オープ
ンスタブ長0.3mmのときの特性である。従って、半
導体チップは図3よりも一辺あたり1mm小さい半導体
チップが搭載されたことになる。本図が示すように図4
と比較して挿入損失で0.18dB、反射損失で1.6
8dB劣る結果ながら、前述した従来要求されている特
性に対して見劣りがしない特性である。また、図2と比
較すると挿入損失で0.16dB、反射損失で0.8d
B優る結果である。これは、小さいチップを搭載しオー
プンスタブ長が短くなっても、オープンスタブの補正効
果があることを示している。
【0024】図7も図5に示した例の高周波特性の例で
あり、ワイヤー長を長くした場合を示す。インターポー
ザへのワイヤボンドポイントが、図3に示した大きい半
導体チップを搭載したときと同じであるとして、小さい
半導体チップを搭載したことによりワイヤ長が長くなっ
たと想定した。このときのワイヤ長は1.5mmであっ
た。本図が示すように図2と比較して挿入損失で0.3
9dB、反射損失で1.6dB劣る結果ながら、前述し
た従来要求されている特性を満足し得る程までに特性劣
化を抑制している。通常、ワイヤ長は限界まで短くする
ものであるが、このようにワイヤ長を長くしてもオープ
ンスタブによるインダクタンス成分の補正がなされるた
め、それだけ回路設計に冗長性を持たせることができ
る。また、従来例である図9と比較すると挿入損失で
1.67dB、反射損失で7.3dB優る結果である。
これは、小さいチップを搭載しそのことによってワイヤ
長が長くなってもオープンスタブの補正効果があること
を示している。
【0025】このように、インターポーザ上に接着する
半導体チップのサイズを変えることによって、ワイヤー
ボンドポイントが変わっても、またはワイヤー長が長く
なってもワイヤーのインダクタンス成分の補正が可能と
なる。よって、本実施例によれば、図1に示したものよ
りも容易に半導体チップのインピーダンスに合わせたパ
ッケージを得ることができる。また、図3のようにオー
プンスタブの一部を半導体チップの下に位置させること
により、オープンスタブを設けることによる回路面積の
増大を抑止することができる。このことは、これまで述
べたように、インターポーザに接着する半導体チップの
大きさに自由度を与えることにもなり、パッケージに汎
用性を持たせることができる。
【0026】図8は、本発明の別の実施例を示すであ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、
(c)は後述する第2のインターポーザの平面図を示
し、1a及び1bはそれぞれ第1及び第2のインターポ
ーザ、9a及び9bはビアホール、10aはオープンス
タブ、11は半導体チップ搭載用穴を示す。なお、図の
理解のため、(a)の平面図において、モールド樹脂4
は省略し、半導体チップ2は輪郭のみ点線で示してい
る。
【0027】本例で使用するインターポーザは第1のイ
ンターポーザと第2のインターポーザからなる多層構造
を有し、第1のインターポーザに矩形状の貫通穴を設け
ることによって半導体チップ搭載用穴11を形成してい
る。半導体チップ2は、半導体チップ搭載用穴11内に
挿入され、第2のインターポーザ1b上に接着されてい
る。
【0028】第1のインターポーザ1aの半導体チップ
搭載用穴11の周辺には、シグナルライン5が複数配置
されており、これらはビアホール9aによって裏面に導
通可能となっており、そのビアホール9aには、第2の
インターポーザ1b上に形成されたオープンスタブ10
aが電気的に接続されている。
【0029】一方、第2のインターポーザ1b上には、
図8(c)で示したようなパターンが形成されている。
それは図1(a)や図3(a)で示したパターンと略同
一であり、それらの図のシグナルライン5やオープンス
タブ10に相当する部分が全てオープンスタブ10aと
なったものにほぼ等しい。オープンスタブ10a及びグ
ランドライン6はそれぞれビアホール9bによって裏面
の電極8及びグランドパターン7に電気的に接続されて
いる。
【0030】このような構成とすることにより、ワイヤ
長を短くしてボンディングすることができ、高周波領域
では無視できなくなるワイヤのインダクタンス成分を小
さくでき、ワイヤの高周波に与える影響を小さくでき、
加えてオープンスタブによって補正できるため、さらに
50Ωに近いパッケージを得ることができる。また、モ
ールド樹脂4が半導体チップ搭載用穴11にも充填され
ることから密着性を向上し、容易に剥離しない構造とす
ることができる。
【0031】以上、発明の実施の形態について述べた
が、本発明はこれに限らず、請求の範囲に記載された発
明の趣旨を逸脱しない限り種々の変更が可能である。例
えば、上記実施例において、1層または2層のインター
ポーザを使用するものについて言及したが、3層以上の
多層構造のインターポーザや多層構造のインターポーザ
をさらに積層したものを使用しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターポーザ上にシグナルラインをグランドラインと
ともに構成することにより、樹脂モールドとインターポ
ーザを用いた高周波用パッケージを得ることができる。
しかも、シグナルラインにそのパターンを延在させて形
成したオープンスタブを設けたことから、より50Ωに
近い高周波用パッケージを得ることができる。またこの
パッケージは、主流となっているパッケージングプロセ
スを使用でき、さらにパッケージサイズを小さく・薄く
かつ軽くできる特徴がある。そして、小さいパッケージ
の問題点であった、耐熱性に関しても、インターポーザ
のグランドパターンとマザーボード等の実装基板に設け
られたグランドとを半田接合することにより、高い放熱
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】図1に示した実施例の特性を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の別の実施例を示す図である。
【図4】図3に示した実施例の特性を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【図6】図5に示した実施例の高周波特性を示す図であ
る。
【図7】図5に示した実施例の高周波特性を示す図であ
る。
【図8】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【図9】パッケージとして、SSOP16を用いた場合
の特性を示すグラフである。
【図10】従来の高周波用パッケージを用いた半導体装
置を示す図である。
【符号の説明】
1:インターポーザ、1a:第1のインターポーザ、1
b:第2のインターポーザ、2:半導体チップ、3:ボ
ンディングワイヤ、4:モールド樹脂、5:シグナルラ
イン、6:グランドライン、7:グランドパターン、
8:電極、9,9a,9b:ビアホール、10:オープ
ンスタブ、11:半導体チップ搭載用穴、12:50Ω
線路、13:同軸コネクタ、14:金属筐体、15:基
板、16:グランドパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド樹脂とインターポーザとともに
    半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポ
    ーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポー
    ザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボ
    ンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導
    体装置において、 前記インターポーザは、前記半導体チップ周辺に複数配
    置された前記シグナルラインと、該シグナルラインの両
    脇に配置されたグランドラインと、前記シグナルライン
    と前記グランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビア
    ホールとを具備することを特徴とするインターポーザを
    使用した高周波用半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のシグナルラインには、該シグ
    ナルラインのパターンを前記ワイヤーボンドのボンディ
    ングポイントから前記ビアホールと反対方向に延在して
    なるオープンスタブが形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のインターポーザを使用した高周波用半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 モールド樹脂とインターポーザとともに
    半導体パッケージを構成し、半導体チップがインターポ
    ーザ上に接着され、該半導体チップと前記インターポー
    ザ上にパターニングされたシグナルラインをワイヤーボ
    ンドで接続したインターポーザを使用した高周波用半導
    体装置において、 前記インターポーザは多層構造を有し、貫通穴と、該貫
    通穴周辺に複数配置された前記シグナルラインと、該シ
    グナルラインを裏面に導通させるビアホールとを具備す
    る第1のインターポーザと、前記ビアホールのそれぞれ
    に接続する複数の開放スタブと、該開放スタブの両脇に
    配置されたグランドラインと、前記開放スタブと前記グ
    ランドラインをそれぞれ裏面に導通させるビアホールと
    を具備する第2のインターポーザとからなり、前記半導
    体チップが前記貫通穴に挿入され、前記第2のインター
    ポーザ上へ接着されていることを特徴とするインターポ
    ーザを使用した高周波用半導体装置。
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