JP2001350130A - 液晶表示素子用フィルム切断装置及びこれに用いるフィルム - Google Patents

液晶表示素子用フィルム切断装置及びこれに用いるフィルム

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JP2001350130A
JP2001350130A JP2000169938A JP2000169938A JP2001350130A JP 2001350130 A JP2001350130 A JP 2001350130A JP 2000169938 A JP2000169938 A JP 2000169938A JP 2000169938 A JP2000169938 A JP 2000169938A JP 2001350130 A JP2001350130 A JP 2001350130A
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film
cutting
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crystal display
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JP2000169938A
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Takumi Suzuki
巧 鈴木
Takashi Kaneko
高 金子
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性を低下することなく、フィルムを有効に
使用でき、かつ切断の精度を向上した液晶表示素子用フ
ィルム切断装置及びこれに用いるフィルムの提供。 【解決手段】フィルムFを搬送する搬送手段7、8と、
フィルムFを切断する切断手段9と、所定の間隔でフィ
ルムに形成されたマークMを検知する切断用検知手段1
0と、切断用検知手段10から送られる、マークMを検
知した旨の信号に基づき切断手段9によりフィルムFを
切断する制御手段とを有し、フィルムFを切断して液晶
表示素子用の基板を形成する液晶表示素子用フィルム切
断装置1及びこれに用いるフィルムF。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムを切断し
て液晶表示素子用の基板を形成するための液晶表示素子
用フィルム切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、所定の長さを有する2
枚の基板の間に液晶を封入することにより構成される。
基板は通常、液晶表示素子用のフィルムを切断すること
により形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液晶表
示素子用フィルム切断装置においては、先頭の切断位置
の位置合わせをした後は、フィルムを一定長さ搬送して
切断する動作を繰り返し行うものであったため、かかる
一定長さと形成すべき基板の長さが正確に一致していな
い場合や、フィルムの搬送装置による搬送精度が低いこ
と等により、かかる搬送・切断動作を多数回繰り返す
と、切断位置が狂ってしまい、切断の精度が低下して歩
留まりが低下するという問題があった。この問題を解決
するためには、所定回数搬送・切断動作を行うごとに再
度位置合わせを行うことや、各基板に切断位置のずれを
見込んだ余白を設けることも考えられるが、前者の場合
には操作者にとっての作業性が甚だ悪いという問題が生
じ、後者の場合にはフィルムの無駄が非常に大きいとい
う問題を生じる。
【0004】本発明は、作業性を低下することなく、且
つフィルムを有効に使用しつつ、切断の精度を向上した
液晶表示素子用フィルム切断装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、フィルムを切断して液晶表
示素子用の基板を形成するための液晶表示素子用フィル
ム切断装置において、フィルムを搬送する搬送手段と、
フィルムを切断する切断手段と、所定の間隔でフィルム
に形成されたマークを検知する切断用検知手段と、この
切断用検知手段から送られる上記マークを検知した旨の
信号に基づき上記切断手段によりフィルムを切断する制
御手段とを有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示素子用フィルム切断装置において、上記制御手段
は、上記切断用検知手段が上記マークを検知してから上
記搬送手段がフィルムを所定長さ搬送したときに上記切
断手段によりフィルムを切断することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の液
晶表示素子用フィルム切断装置において、上記所定長さ
は、形成すべき基板の長さに応じ、同基板ごとに可変で
あることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記搬
送手段による、上記切断用検知手段が上記マークを検知
した後上記切断手段によるフィルムの切断までのフィル
ムの搬送速度を、フィルムを切断してから上記切断用検
知手段が上記マークを検知するまでのフィルムの搬送速
度より大きくしたことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断装置
において、上記切断用検知手段を、上記搬送手段による
フィルムの搬送方向において上記切断手段の下流側に配
設したことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断装置
において、上記搬送手段によるフィルムの搬送方向にお
ける上記切断手段の下流側に配設された、フィルムの載
置台を有し、この載置台はフィルムを載置する載置面を
有し、この載置面は、フィルムを同載置面に固定するた
めの固定手段を有し、上記切断手段によるフィルムの切
断は、上記搬送手段によるフィルムの搬送を停止し、上
記固定手段によりフィルムを上記載置面に固定して行う
ことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の液
晶表示素子用フィルム切断装置において、上記固定手段
は、上記切断手段により切断するフィルムの長さに応じ
て固定範囲が可変であることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記固
定手段は上記載置面に形成され吸引によりフィルムを吸
着する、開閉自在の吸着孔を有することを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項6ないし8
の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断装置
において、フィルムを上記載置面に向けて案内する案内
手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記案内手
段は、上記切断手段側に拡開した案内部を有することを
特徴とする。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記案内
部は、上記切断手段側端部にフィルム部材を有すること
を特徴とする。
【0016】請求項12記載の発明は、請求項9ないし
11の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断
装置において、上記案内手段は、フィルムの各側縁に対
応して設けられ、フィルムの幅方向において互いに近接
・離間可能な案内部材を有することを特徴とする。
【0017】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記載置
面上の切断されたフィルムを液晶表示素子用フィルム切
断装置本体外に移動する移動手段を有し、上記案内部材
は、フィルムを上記載置面に案内するときはフィルムの
各側縁を案内する位置を占め、上記移動手段がフィルム
を液晶表示素子用フィルム切断装置本体外に移動すると
きはフィルムの幅より広がることを特徴とする。
【0018】請求項14記載の発明は、請求項1ないし
13の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断
装置において、上記切断用検知手段は、フィルムに向け
て発光する発光手段とこの発光手段が発した光を受ける
受光手段とを有し、この受光手段が受けた光の強度を所
定のしきい値と比較することによりマークの有無を検知
することを特徴とする。
【0019】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記切断
用検知手段の上記発光手段はフィルムを透過する光を発
し、上記切断用検知手段の上記受光手段はフィルムを透
過した光を受けることを特徴とする。
【0020】請求項16記載の発明は、請求項14又は
15記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、
上記しきい値を複数有し、上記マークの光学的特性に応
じて同しきい値を切り換えることを特徴とする。
【0021】請求項17記載の発明は、請求項1ないし
16の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断
装置において、上記搬送手段によるフィルムの搬送方向
における上記切断手段の上流側に配設され、同搬送方向
における最も下流側に形成された上記マークを検出し、
当該フィルムにおける先頭の切断位置を検知するための
頭出し用検知手段を有することを特徴とする。
【0022】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記制御
手段は、上記頭出し用検知手段が上記最も下流側に形成
されたマークを検知してから上記搬送手段がフィルムを
一定長さ搬送したときに、上記切断手段によりフィルム
を切断することを特徴とする。
【0023】請求項19記載の発明は、請求項17又は
18記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、
上記頭出し用検知手段は、フィルムに向けて発光する発
光手段とこの発光手段が発した光を受ける受光手段とを
有し、この受光手段が受けた光の強度を所定のしきい値
と比較することによりマークの有無を検知することを特
徴とする。
【0024】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記頭出
し用検知手段の上記発光手段はフィルムを透過する光を
発し、上記頭出し用検知手段の上記受光手段はフィルム
を透過した光を受けることを特徴とする。
【0025】請求項21記載の発明は、請求項19又は
20記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、
上記しきい値を複数有し、上記マークの光学的特性に応
じて同しきい値を切り換えることを特徴とする。
【0026】請求項22記載の発明は、請求項1ないし
21の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切断
装置に用いるフィルムであって、切断すべき位置に対応
して形成されたマークを有することを特徴とする。
【0027】請求項23記載の発明は、請求項17ない
し21の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切
断装置に用いるフィルムであって、切断すべき位置に対
応して形成されたマークを有することを特徴とする。
【0028】請求項24記載の発明は、請求項22記載
のフィルムにおいて、上記マークは、搬送手段によるフ
ィルムの搬送方向の長さが、切断用検知手段の発光手段
が発する光の径より長いことを特徴とする。
【0029】請求項25記載の発明は、請求項23記載
のフィルムにおいて、上記マークは、搬送手段によるフ
ィルムの搬送方向の長さが、頭出し用検知手段の発光手
段が発する光の径より長いことを特徴とする。
【0030】請求項26記載の発明は、請求項22ない
し25の何れか1つに記載のフィルムにおいて、上記マ
ークは、フィルムの幅方向の長さが、搬送手段の搬送に
よるフィルムの幅方向へのぶれを見込んだ所定の長さを
有することを特徴とする。
【0031】請求項27記載の発明は、請求項22ない
し26の何れか1つに記載のフィルムにおいて、搬送手
段による搬送方向における上流側の端部に、少なくとも
搬送手段から切断手段までの長さを有する送り代を有す
ることを特徴とする。
【0032】請求項28記載の発明は、請求項22ない
し27の何れか1つに記載のフィルムにおいて、搬送手
段による搬送方向における下流側の端部に余白を有する
ことを特徴とする。
【0033】請求項29記載の発明は、請求項22ない
し28の何れか1つに記載のフィルムにおいて、上記マ
ークの間隔の長さが形成すべき基板の長さに応じて異な
ることを特徴とする。
【0034】請求項30記載の発明は、請求項22ない
し29の何れか1つに記載のフィルムにおいて、上記マ
ークを、搬送手段による搬送方向と直交する方向に延在
するように形成したことを特徴とする。
【0035】
【実施例】図1に本発明を適用した液晶表示素子用フィ
ルム切断装置の概略を示す。本実施例における液晶表示
素子用フィルム切断装置は、貼り合わせ前のフィルムを
切断して液晶表示素子用の基板を形成するものである
が、貼り合わせ後のフィルムを切断するものであっても
良く、この場合における基板とは2層構造のものをい
う。
【0036】液晶表示素子用フィルム切断装置(以下、
適宜「切断装置」という)1は、ロール状のフィルムF
を支持する回転自在の軸2と、ダンサーローラ3を含む
複数のローラ3、4、5、6と、フィルムFを搬送する
搬送手段としてのグリップフィード固定チャック7及び
グリップフィード移動チャック8と、フィルムFを切断
する切断手段としてのカッター9と、所定の間隔でフィ
ルムFに形成されたマークMを検知する切断用検知手段
としての光学センサ10と、グリップフィード固定チャ
ック7及びグリップフィード移動チャック8を支持しフ
ィルムFを下方から支持する支持台11と、グリップフ
ィード固定チャック7及びグリップフィード移動チャッ
ク8によるフィルムFの搬送方向Aにおけるカッター9
の下流側に配設されたフィルムFの載置台12と、方向
Aにおけるカッターの上流側に配設され、方向Aにおけ
る最も下流側、言い換えると方向AにおけるフィルムF
の最も先端に形成されたマークMを検出し、当該フィル
ムFにおける先頭の切断位置を検知するための頭出し用
検知手段としての光学センサ13と、載置台12におけ
るフィルムFの載置面14上の切断されたフィルムFす
なわち基板を切断装置1本対外に移動する移動手段とし
てのトランスファー15と、フィルムFを載置面14に
向けて案内する案内手段16と、光学センサ10から送
られるマークMを検知した旨の信号に基づきカッター9
を作動させフィルムFを切断する図示しない制御手段等
を有している。
【0037】ローラ4、5の間にはその上面でフィルム
Fを案内する案内板17が配設されており、軸2と、ロ
ーラ3、4、5、6と、案内板17とで巻き出し部18
が構成されている。フィルムFは支持台11、載置台1
2上において液晶を封入する側の封入面が上方を向くよ
うになされるものであり、軸2に支持されたロール状の
部分において封入面が内側を向くように巻かれており、
ローラ3、4、5、6は、支持台11、載置台12上に
おいて液晶を封入する側の封入面が上方を向くように、
フィルムFを移動自在に支持している。ダンサーローラ
3はその自重により巻き出し部18におけるフィルムF
の張力を一定にするためのものであり、軸19が切断装
置1の図示しない板部材に形成された縦長の長孔に摺動
自在且つ回転自在に支持されている。
【0038】グリップフィード固定チャック7及びグリ
ップフィード移動チャック8は周知の機構であり、グリ
ップフィード固定チャック7は、グリップフィード移動
チャック8がフィルムFを方向Aに搬送しているときに
はフィルムFの把持を解除し、その他のときにはフィル
ムFを把持して固定する。なお、搬送手段は、グリップ
フィード固定チャック7及びグリップフィード移動チャ
ック8でなく、周知のローラ対により構成しても良い。
支持台11と、グリップフィード固定チャック7及びグ
リップフィード移動チャック8とでフィード送り部19
が形成されている。
【0039】光学センサ10、13はそれぞれ、フィル
ムFに向けて上方から発光する発光手段21、22及び
発光手段21、22が発した光を下方から受ける受光手
段23、24を有しており、受光手段23、24が受け
た光の強度を所定のしきい値と比較することによりマー
クMの有無を検知するようになっている。本実施例にお
いて、光学センサ10、13は、発光手段21、22が
それぞれ、フィルムFを透過する光を発し、また受光手
段23、24がそれぞれ、フィルムFを透過した光を受
ける、透過型のセンサであるため、発光手段21、22
と受光手段23、24とは互いにフィルムFを挟んで反
対側に配設されているが、光学センサ10、13は、発
光手段21、22がフィルムFによって反射される光を
発し、受光手段23、24がフィルムFによって反射さ
れた光を受ける、反射型のセンサであっても良く、この
場合には、発光手段21、22と受光手段23、24と
をフィルムFに対して同じ側に配設することとなる。
【0040】本実施例においては、発光手段21、22
をフィルムFの上方に配設し、受光手段23、24をフ
ィルムFの下方に配設しているが、この配設関係は逆で
あっても良く、また、反射型のセンサを用いる場合にお
いては、発光手段21、22および受光手段23、24
は、フィルムFの上方、下方の何れに配設しても良い。
但し、フィルムFのうねりが生じた場合、反射型では検
出精度が低下することが考えられるため、本実施例のよ
うに透過型を用いることが望ましい。なお、発光手段2
1、22が発する光の光軸の径は約0.2mmとされて
いる。
【0041】受光手段23、24はそれぞれ図示しない
信号処理部に接続され、受けた光の強度に関する情報で
ある受光手段23、24からの信号は信号処理部に送ら
れ、信号処理部に記録されているしきい値と比較され、
また、受けた光の強度がしきい値より小さければマーク
Mを検知したと判断し、マークMを検知した旨の信号が
上述の制御手段に送られる。かかるしきい値は、フィル
ムFに形成されるマークMの光学的特性、具体的に透過
型センサを用いる本実施例においては光の透過率に対応
する必要があるため、複数のものが用意されていて、マ
ークMの光の透過率に応じて切り換えられ、適当なもの
が選択されるようになっている。本実施例においてはキ
ーエンンス製のPS−V1を使用して2つのしきい値す
なわち2つのチャンネルを用いた。
【0042】なお、受光手段23、24の信号処理部は
共通であっても別個であっても良く、上述の制御手段と
して備えられていても良い。何れにしても、制御手段は
受光手段23、24から送られるマークMを検知した旨
の信号に基づきカッター9によりフィルムFを切断す
る。反射型センサを用いる場合には、マークMの光学特
性すなわち光の反射率に応じたしきい値が設定される。
また、切断用検知手段、頭出し用検知手段はマークMを
検知することができるものであれば、光学センサに限ら
ず、他のどのようなセンサを用いても良い。
【0043】図2に示すように、載置面14は、フィル
ムFを載置面14に固定するための固定手段として、載
置面14に形成され吸引によりフィルムFを吸着する、
開閉自在の複数の吸着孔25を有している。吸着孔25
はそれぞれ、図示しないポンプに接続されており、この
ポンプで負圧を与えることによりフィルムFを載置面1
4に固定するものである。カッター9によるフィルムF
の切断は、グリップフィード固定チャック7及びグリッ
プフィード移動チャック8によるフィルムFの搬送を停
止し、吸着孔25でフィルムFを載置面14に固定した
状態にて行う。
【0044】吸着孔25はA方向に複数列をなすように
配設されており、載置面14下方に内蔵され、A方向に
進退する図示しない平板により、A方向下流側から選択
的に開閉されるようになっている。これにより、カッタ
ー9によって切断するフィルムFの長さすなわち基板の
長さに応じて吸着孔25を開閉し、フィルムFの固定範
囲を変動することが可能とされ、ポンプの作用効率を高
めている。固定手段は吸着孔25でなくとも、フィルム
Fを載置面14に固定することができるものであればど
のようなものでもよく、例えばフィルムFを静電的に吸
着するようなものであっても良い。吸着孔25以外のも
のを用いた場合であっても、フィルムFの長さに応じて
固定範囲が可変であることが望ましい。なお、図2にお
いて、符号Bは、フィルムFの幅方向すなわち載置面1
4内における方向Aと垂直な方向を示している。
【0045】図3に示すように、案内手段16は、フィ
ルムFの各側縁に対応して設けられ、B方向において図
示しない駆動手段により互いに近接・離間する案内部材
26を一体に有している。各案内部材26は、カッター
9側に向けて拡開した案内部27を有しており、この案
内部27のカッター9側端部にはカッター9に向けて上
方に傾斜したフィルム部材28が備えられている。案内
部27はフィード送り部20からフィルムFが搬送され
る場合には互いに近接する向きに変位してフィルムFの
各側縁に当接しこれを案内可能な位置を占め、搬送され
てきたフィルムFを案内部材26本体の下面にスムーズ
に案内するものである。なお案内部27は案内部材26
と一体形成されているが、別々に構成した後一体化して
も良い。しかし加工上部品点数削減のため、一体形成す
ることが望ましい。
【0046】フィルム部材28は案内部27におけるフ
ィルムFの案内を補助するものであって、可撓性を有し
ており、フィルムFが反っている場合であっても弾力的
に当接してフィルムFを案内部材26本体側に良好に案
内する。したがってフィルム部材28はある程度の堅さ
すなわちフィルムFが当たっても案内部27内に導入で
きる程度の剛性を有することが望ましく、本実施例にお
いてはポリカーボネート製で厚み100μmのものを使
用した。また、案内部27への導入の都合上、フィルム
部材28はA方向上流側にできるだけ長い方が好まし
い、言い換えるとカッター9による切断位置直近まで延
在することが好ましいため、まず案内部27の上面にテ
ープで貼り付けた後、カッター9により余分な部分を切
断することにより形成した。フィルム部材28の先端
は、載置面14から15mmの高さを有し、フィルムF
の反りに十分対応することができるようになっている。
フィルム部材28、案内部27により案内部材26本体
下面に導かれたフィルムFはその下面が載置面14近傍
に位置するため、吸着孔25による吸着・固定が容易に
行われる。
【0047】図1に示すように、トランスファー15
は、平板部29を有し、平板部29の下面に複数の吸着
パッド30を有している。吸着パッド30は吸盤状の部
材であって、中心に図示しない孔が形成されており、こ
の孔はそれぞれ、図示しないポンプに接続されていて、
このポンプで負圧を与えることにより吸着パッド30を
介して基板をトランスファー15に固定するものであ
る。トランスファー15は図示しない駆動手段によりA
方向及び上下方向に変位自在であって、案内部材26が
図3において2点差線で示すように互いに離間しフィル
ムFの幅より広がった位置を占め、基板を露出した状態
において、A方向上流側に変位し、且つ下方に変位して
吸着パッド30を基板に押し付けて固定し、切断後のフ
ィルムFすなわち基板を固定した状態で上方且つA方向
下流側に変位し、基板を切断装置1外に移動する。
【0048】図4に示すように、フィルムFのマークM
は、切断すべき位置31に対応して、各基板のパターン
32の外側に形成されている。フィルムFはA方向に長
く、このA方向に多数の基板を有している。マークM
は、スパッタリング等の方法により、透明電極を形成す
るときに同時にフィルムFに形成するものであるととも
に、CAD等によるフォトマスクに対するパターン32
の設計と同時に設計することができるものであるから、
工程、コストを増加することなく、簡易に形成すること
ができるものである。
【0049】図5に示すように、B方向において、フィ
ルムFの側縁に近い方のマークMの端部の位置は、フィ
ルムFの側縁から5mmであり、また、A方向におい
て、A方向下流側のマークMの端部の位置は、位置31
から5mmであって、B方向の長さを10mm、A方向
の長さを1mmとされ、長方形をなしている。A方向の
長さ1mmは、発光手段21、22が発する光の光軸の
径約0.2mmよりも大きくすることを条件に設定され
たものであり、かかる光軸の径より大きくしたことで、
フィルムFがA方向に搬送されているマークMを確実に
検出することができる。また、フィルムFは、A方向に
搬送される際に、B方向にぶれることがあるが、このぶ
れ幅0.5mmに対し、マークMのB方向の幅は10m
mと充分広いから、マークMはぶれを生じても確実に検
出される。さらにマークMを長方形状とし、A方向にお
ける上下流の辺をA方向と直角に配設したこと、すなわ
ちA方向と直角なB方向に延在させたことにより、フィ
ルムMがぶれを生じても、A方向におけるマークMの位
置は正確に検出される。
【0050】図4に示すように、フィルムFはA方向に
おいて長さの異なる2種類の基板を形成するものである
が、マークMは、何れの基板においても位置31及びフ
ィルムFの側縁に対して同一位置に形成されている。な
お基板の種類は1種以上の何種であっても良い。同図に
示すように、A方向下流側端部すなわち先頭部分には、
余白33が形成されている。一般に、フィルムFの先頭
部分は汚れ等が付着していることが多く、この部分を基
板として使用するには問題があり、また一般に、フィル
ムFの先頭部分において正確にパターン32を形成する
ことは困難である。そこでかかる余白33を形成したも
のである。また、図示を省略するが、A方向におけるフ
ィルムFの上流側端部すなわち後端部には、少なくと
も、A方向における搬送手段の下流側位置すなわちグリ
ップフィード移動チャック8からカッター9による切断
位置までの長さを有する送り代が形成されており、A方
向最上流の基板形成が担保されている。
【0051】本実施例は以上のような構成であり、切断
装置1によるフィルムFの切断は以下のようにして行
う。予めマークMを形成されロール状とされたフィルム
Fを軸2により支持し、フィルムFを、ローラ3、4、
5、6に巻き掛け、グリップフィード固定チャック7及
びグリップフィード移動チャック8にセットし、最も先
端に形成されたマークMがA方向において光学センサ1
3より上流側位置を占める、図1に示す状態とする。案
内部材26は図3における実線位置を占めている。この
実線位置において案内部材26は、フィルムFのパター
ン32外の位置を案内するものであり、フィルムFは案
内部材26の案内による傷等のダメージを受けることが
ない。図1に示す状態で切断装置1による切断工程を開
始すると、グリップフィード移動チャック8がフィルム
FをA方向に搬送する。
【0052】グリップフィード移動チャック8による搬
送にともない、フィルムFはダンサーローラ3により適
度な張力を与えられながらロール状の部分から巻き出さ
れる。光学センサ13がマークMを検知してから、図6
に示すように予め設定された一定長さL1をさらに搬送
したところでグリップフィード移動チャック8によるフ
ィルムFの搬送を停止するとともにグリップフィード固
定チャック7でフィルムFを固定する。吸着孔25によ
り余白33部分のフィルムFを載置面14に固定し、制
御手段がカッター9によりフィルムFを切断する。余白
33の長さが予め分かっている場合には吸着孔25はそ
の長さに応じ必要な部分のみが作動するが、分かってい
ない場合には全てを作動させる。フィルムFを固定して
から切断を行うので、切断時にフィルムFが動くことは
なく、正確にカットすることができる。長さL1は、光
学センサ13によるマークMの検知位置から、位置31
がカッター9による切断位置を占める状態におけるマー
クMの位置までの距離であって、制御手段に記録されて
いる。
【0053】切断後、吸着孔25による固定を解除する
とともに案内部材26を図3における2点鎖線位置と
し、トランズファー15により切断された余白33を切
断装置1外に移動する。これにより余白切断工程は終了
する。なお、余白33の切断のためのカッター9の駆動
及び切断された余白33の載置面14からの除去は手動
で行っても良い。また、フィルムFが余白33を有して
いない場合には、光学センサ13により予め位置出しを
行い、手動にてL1分の距離を送った後、連続切断工程
を行う。
【0054】余白切断工程が終了すると、以下のように
連続切断工程を行う。案内部材26が図3における実線
位置を占め、グリップフィード固定チャック7によるフ
ィルムFの固定を解除するとともにグリップフィード移
動チャック8によりフィルムFを搬送する。案内部27
及びフィルム部材28により、フィルムFは載置面14
に良好に案内される。図7に示すように、長さL2を送
ったところで光学センサ10がマークMを検知する。マ
ークMを検知してからフィルムFを所定長さであるL3
を搬送したところで上記と同じように搬送を停止し、制
御手段がカッター9によりフィルムFを切断する。長さ
L2は、カッター9による切断後光学センサ13がマー
クMを検知するまでの長さである。長さL3は、基板の
長さに応じ、予め制御手段に入力された長さであって、
基板ごとに可変である。カッター9による切断時におけ
る吸着孔25の作動範囲は同様に制御手段に入力された
長さにより制御され、必要な範囲だけで固定動作を行
う。
【0055】長さL3を搬送するときの搬送速度は長さ
L2を搬送するときの搬送速度および余白切断工程にお
ける搬送速度より大きくされており、搬送に要する時間
が短縮されているとともに、光学センサ10によるマー
クMの確実性が担保されている。なお、L2はカッター
9と光学センサ10との相対位置により略一定であるか
ら、マークMが光学センサ10近傍に来たときに搬送速
度を遅くするようにしても良い。
【0056】切断後、吸着孔25による固定を解除する
とともに案内部材26を図3における2点鎖線位置と
し、トランスファー15により基板を切断装置1外に移
動する。案内部材26が図3における実線位置を占める
とともに、再びフィルムFの搬送を開始し、繰り返し切
断を行う。フィルムFの後端は送り代を有しているか
ら、最後まで良好に切断を行うことができる。A方向最
上流の位置31に対する切断を行い、トランスファー1
5により基板を切断装置1外に移動すると連続切断工程
が終了し、切断工程が完了する。このように、光学セン
サ10がマークMを検知した位置を基準にカッター9に
よる切断を行うから、繰り返し切断を行っても切断位置
のずれは生じない。トランスファー15により移動後の
基板は液晶表示素子製造のための次の工程に供される。
【0057】以上本発明を適用した切断装置及びフィル
ムについて説明したが、光学センサ13はA方向におけ
るカッター9の下流側でなく上流側に配設しても良く、
また、頭出し用検知手段として用いることができる。さ
らに、切断用検知手段と頭出し用検知手段とが別個であ
る場合であっても、切断用検知手段を頭出し用検知手段
として用いる場合であっても、切断工程において常に頭
出し用検知手段がマークMを検知してからフィルムFを
所定長さ搬送して切断するようにすれば、基板の長さを
制御手段に予め入力する必要はない。切断用検知手段、
頭出し用検知手段は、同じものを使用することでしきい
値等を共通化でき、制御手段による制御を簡易にするこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フィルム
を切断して液晶表示素子用の基板を形成するための液晶
表示素子用フィルム切断装置において、フィルムを搬送
する搬送手段と、フィルムを切断する切断手段と、所定
の間隔でフィルムに形成されたマークを検知する切断用
検知手段と、この切断用検知手段から送られる上記マー
クを検知した旨の信号に基づき上記切断手段によりフィ
ルムを切断する制御手段とを有するので、作業性を低下
することなく、切断の精度を向上し、フィルムを有効に
使用して製品有効範囲を広げ、歩留まりを高くすること
ができる液晶表示素子用フィルム切断装置を提供するこ
とができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記制
御手段は、上記切断用検知手段が上記マークを検知して
から上記搬送手段がフィルムを所定長さ搬送したときに
上記切断手段によりフィルムを切断するので、形成すべ
き基板の長さに応じて正確にフィルムを切断することが
できる液晶表示素子用フィルム切断装置を提供すること
ができる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記所
定長さは、形成すべき基板の長さに応じ、同基板ごとに
可変であるので、長さの異なる基板を切断する場合であ
っても、形成すべき基板のそれぞれの長さに応じて正確
にフィルムを切断することができ、基板の少量多種生産
を行うことができる液晶表示素子用フィルム切断装置を
提供することができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、
上記搬送手段による、上記切断用検知手段が上記マーク
を検知した後上記切断手段によるフィルムの切断までの
フィルムの搬送速度を、フィルムを切断してから上記切
断用検知手段が上記マークを検知するまでのフィルムの
搬送速度より大きくしたので、切断終了までの時間を短
縮することができる液晶表示素子用フィルム切断装置を
提供することができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切
断装置において、上記切断用検知手段を、上記搬送手段
によるフィルムの搬送方向において上記切断手段の下流
側に配設したので、フィルム先端部分にあるマークを検
知する液晶表示素子用フィルム切断装置を提供すること
ができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切
断装置において、上記搬送手段によるフィルムの搬送方
向における上記切断手段の下流側に配設された、フィル
ムの載置台を有し、この載置台はフィルムを載置する載
置面を有し、この載置面は、フィルムを同載置面に固定
するための固定手段を有し、上記切断手段によるフィル
ムの切断は、上記搬送手段によるフィルムの搬送を停止
し、上記固定手段によりフィルムを上記載置面に固定し
て行うので、切断の際にフィルムが移動することなく切
断を正確に行うことができる液晶表示素子用フィルム切
断装置を提供することができる。
【0064】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記固
定手段は、上記切断手段により切断するフィルムの長さ
に応じて固定範囲が可変であるので、基板の長さに応じ
た分だけ固定手段を作動することができる液晶表示素子
用フィルム切断装置を提供することができる。
【0065】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は7記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、
上記固定手段は上記載置面に形成され吸引によりフィル
ムを吸着する、開閉自在の吸着孔を有するので、比較的
簡易な構成でフィルムを載置面に固定することができる
液晶表示素子用フィルム切断装置を提供することができ
る。
【0066】請求項9記載の発明によれば、請求項6な
いし8の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィルム切
断装置において、フィルムを上記載置面に向けて案内す
る案内手段を有するので、フィルムが載置面から浮くこ
とを防止してフィルムの搬送及び切断を良好に行うこと
ができる液晶表示素子用フィルム切断装置を提供するこ
とができる。
【0067】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記
案内手段は、上記切断手段側に拡開した案内部を有する
ので、フィルムが反っている場合であっても良好に載置
面に向けて案内することができる液晶表示素子用フィル
ム切断装置を提供することができる。
【0068】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上
記案内部は、上記切断手段側端部にフィルム部材を有す
るので、フィルム先端に弾力的に当接すること、及び案
内部を切断手段に近づけることができることにより、フ
ィルムをさらに良好に載置面に向けて案内することがで
きる液晶表示素子用フィルム切断装置を提供することが
できる。
【0069】請求項12記載の発明によれば、請求項9
ないし11の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィル
ム切断装置において、上記案内手段は、フィルムの各側
縁に対応して設けられ、フィルムの幅方向において互い
に近接・離間可能な案内部材を有するので、フィルムの
有効エリア外のみに当接してフィルムを案内すること
で、有効エリアにダメージを与えることなくフィルムを
載置面に向けて案内することができる液晶表示素子用フ
ィルム切断装置を提供することができる。
【0070】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上
記載置面上の切断されたフィルムを液晶表示素子用フィ
ルム切断装置本体外に移動する移動手段を有し、上記案
内部材は、フィルムを上記載置面に案内するときはフィ
ルムの各側縁を案内する位置を占め、上記移動手段がフ
ィルムを液晶表示素子用フィルム切断装置本体外に移動
するときはフィルムの幅より広がるので、移動手段によ
るフィルムの移動を容易にした液晶表示素子用フィルム
切断装置を提供することができる。
【0071】請求項14記載の発明によれば、請求項1
ないし13の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィル
ム切断装置において、上記切断用検知手段は、フィルム
に向けて発光する発光手段とこの発光手段が発した光を
受ける受光手段とを有し、この受光手段が受けた光の強
度を所定のしきい値と比較することによりマークの有無
を検知するので、マークの検知を光学的に行うことがで
きる液晶表示素子用フィルム切断装置を提供することが
できる。
【0072】請求項15記載の発明によれば、請求項1
4記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上
記切断用検知手段の上記発光手段はフィルムを透過する
光を発し、上記切断用検知手段の上記受光手段はフィル
ムを透過した光を受けるので、フィルムに反りやうねり
がある場合であってもマークを検知することができる液
晶表示素子用フィルム切断装置を提供することができ
る。
【0073】請求項16記載の発明によればは、請求項
14又は15記載の液晶表示素子用フィルム切断装置に
おいて、上記しきい値を複数有し、上記マークの光学的
特性に応じて同しきい値を切り換えるので、光透過率の
異なる種々のフィルムに対応することができる液晶表示
素子用フィルム切断装置を提供することができる。
【0074】請求項17記載の発明によれば、請求項1
ないし16の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィル
ム切断装置において、上記搬送手段によるフィルムの搬
送方向における上記切断手段の上流側に配設され、同搬
送方向における最も下流側に形成された上記マークを検
出し、当該フィルムにおける先頭の切断位置を検知する
ための頭出し用検知手段を有するので、先頭に形成され
ることの多い余白を正確に切断することができる液晶表
示素子用フィルム切断装置を提供することができる。
【0075】請求項18記載の発明によれば、請求項1
7記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上
記制御手段は、上記頭出し用検知手段が上記最も下流側
に形成されたマークを検知してから上記搬送手段がフィ
ルムを一定長さ搬送したときに、上記切断手段によりフ
ィルムを切断するので、余白の長さに応じて正確にフィ
ルムを切断することができる液晶表示素子用フィルム切
断装置を提供することができる。
【0076】請求項19記載の発明によれば、請求項1
7又は18記載の液晶表示素子用フィルム切断装置にお
いて、上記頭出し用検知手段は、フィルムに向けて発光
する発光手段とこの発光手段が発した光を受ける受光手
段とを有し、この受光手段が受けた光の強度を所定のし
きい値と比較することによりマークの有無を検知するの
で、マークの検知を光学的に行うことができる液晶表示
素子用フィルム切断装置を提供することができる。
【0077】請求項20記載の発明によれば、請求項1
9記載の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上
記頭出し用検知手段の上記発光手段はフィルムを透過す
る光を発し、上記頭出し用検知手段の上記受光手段はフ
ィルムを透過した光を受けるので、フィルムに反りやう
ねりがある場合であってもマークを検知することができ
る液晶表示素子用フィルム切断装置を提供することがで
きる。
【0078】請求項21記載の発明によれば、請求項1
9又は20記載の液晶表示素子用フィルム切断装置にお
いて、上記しきい値を複数有し、上記マークの光学的特
性に応じて同しきい値を切り換えるので、光透過率の異
なる種々のフィルムに対応することができる液晶表示素
子用フィルム切断装置を提供することができる。
【0079】請求項22記載の発明によれば、請求項1
ないし21の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィル
ム切断装置に用いるフィルムであって、切断すべき位置
に対応して形成されたマークを有するので、切断の精度
を向上でき、製品有効範囲が広く、歩留まりの高いフィ
ルムを提供することができる。
【0080】請求項23記載の発明によれば、請求項1
7ないし21の何れか1つに記載の液晶表示素子用フィ
ルム切断装置に用いるフィルムであって、切断すべき位
置に対応して形成されたマークを有するので、切断の精
度を向上でき、製品有効範囲が広く、歩留まりの高いフ
ィルムを提供することができる。
【0081】請求項24記載の発明によれば、請求項2
2記載のフィルムにおいて、上記マークは、搬送手段に
よるフィルムの搬送方向の長さが、切断用検知手段の発
光手段が発する光の径より長いので、切断用検知手段に
よる検知を確実なものにすることができ、またこの長さ
を必要最小限とすればフィルムの有効範囲を拡大するこ
とが可能なフィルムを提供することができる。
【0082】請求項25記載の発明によれば、請求項2
3記載のフィルムにおいて、上記マークは、搬送手段に
よるフィルムの搬送方向の長さが、頭出し用検知手段の
発光手段が発する光の径より長いので、切断用検知手段
によるマークの検知を確実なものにすることができ、ま
たこの長さを必要最小限とすればフィルムの有効範囲を
拡大することが可能なフィルムを提供することができ
る。
【0083】請求項26記載の発明によれば、請求項2
2ないし25の何れか1つに記載のフィルムにおいて、
上記マークは、フィルムの幅方向の長さが、搬送手段の
搬送によるフィルムの幅方向へのぶれを見込んだ所定の
長さを有するので、フィルム搬送時にその幅方向にぶれ
を生じても、切断用検知手段、または切断用検知手段及
び頭出し用検知手段によるマークの検知を確実なものに
することができ、またこの長さを必要最小限とすればフ
ィルムの有効範囲を拡大することが可能なフィルムを提
供することができる。
【0084】請求項27記載の発明によれば、請求項2
2ないし26の何れか1つに記載のフィルムにおいて、
搬送手段による搬送方向における上流側の端部に、少な
くとも搬送手段から切断手段までの長さを有する送り代
を有するので、搬送方向における最上流の基板形成を担
保したフィルムを提供することができる。
【0085】請求項28記載の発明によれば、請求項2
2ないし27の何れか1つに記載のフィルムにおいて、
搬送手段による搬送方向における下流側の端部に余白を
有するので、汚れることの多い先端部を基板とすること
がなくてすみ、またパターン形成精度に依存しないフィ
ルムを提供することができる。
【0086】請求項29記載の発明によれば、請求項2
2ないし28の何れか1つに記載のフィルムにおいて、
上記マークの間隔の長さが形成すべき基板の長さに応じ
て異なので、形成すべき基板のそれぞれの長さに応じて
正確に切断可能であるとともに、基板の少量多種生産に
寄与するフィルムを提供することができる。
【0087】請求項30記載の発明によれば、請求項2
2ないし29の何れか1つに記載のフィルムにおいて、
上記マークを、搬送手段による搬送方向と直交する方向
に延在するように形成したので、フィルム搬送時にその
幅方向にぶれを生じても、切断用検知手段、または切断
用検知手段及び頭出し用検知手段によるマークの検知を
正確なものにすることができるフィルムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶表示素子用フィルム切断
装置の概略を示す側面図である。
【図2】載置面に備えられた固定手段の平面図である。
【図3】案内手段の正面図である。
【図4】本発明を適用した液晶表示素子用フィルム切断
装置に用いるフィルムの一部の平面図である。
【図5】図4に示したフィルムに対するマークの配設態
様を示す一部拡大図である。
【図6】頭出し用検知手段を用いて余白を切断する態様
を示す要部側面図である。
【図7】切断用検知手段を用いてフィルムを切断し基板
を形成する態様を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子用フィルム切断装置 7 搬送手段としてのグリップフィード移動チャック 8 搬送手段としてのグリップフィード固定チャック 9 切断手段 10 切断用検知手段 12 載置台 13 頭出し用検知手段 14 載置面 16 案内手段 21 切断用検知手段の発光手段 22 切断用検知手段の受光手段 23 頭出し用検知手段の発光手段 24 頭出し用検知手段の受光手段 25 固定手段としての吸着孔 26 案内部材 27 案内部 28 フィルム部材 31 切断すべき位置 33 余白 F フィルム M マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA17 FA19 FA27 FA29 FA30 MA20 2H090 JA13 JB03 JC13 3C024 FF02

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムを切断して液晶表示素子用の基板
    を形成するための液晶表示素子用フィルム切断装置にお
    いて、フィルムを搬送する搬送手段と、フィルムを切断
    する切断手段と、所定の間隔でフィルムに形成されたマ
    ークを検知する切断用検知手段と、この切断用検知手段
    から送られる上記マークを検知した旨の信号に基づき上
    記切断手段によりフィルムを切断する制御手段とを有す
    ることを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示素子用フィルム切
    断装置において、上記制御手段は、上記切断用検知手段
    が上記マークを検知してから上記搬送手段がフィルムを
    所定長さ搬送したときに上記切断手段によりフィルムを
    切断することを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の液晶表示素子用フィルム切
    断装置において、上記所定長さは、形成すべき基板の長
    さに応じ、同基板ごとに可変であることを特徴とする液
    晶表示素子用フィルム切断装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の液晶表示素子用フィ
    ルム切断装置において、上記搬送手段による、上記切断
    用検知手段が上記マークを検知した後上記切断手段によ
    るフィルムの切断までのフィルムの搬送速度を、フィル
    ムを切断してから上記切断用検知手段が上記マークを検
    知するまでのフィルムの搬送速度より大きくしたことを
    特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の何れか1つに記載の液
    晶表示素子用フィルム切断装置において、上記切断用検
    知手段を、上記搬送手段によるフィルムの搬送方向にお
    いて上記切断手段の下流側に配設したことを特徴とする
    液晶表示素子用フィルム切断装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか1つに記載の液
    晶表示素子用フィルム切断装置において、上記搬送手段
    によるフィルムの搬送方向における上記切断手段の下流
    側に配設された、フィルムの載置台を有し、この載置台
    はフィルムを載置する載置面を有し、この載置面は、フ
    ィルムを同載置面に固定するための固定手段を有し、上
    記切断手段によるフィルムの切断は、上記搬送手段によ
    るフィルムの搬送を停止し、上記固定手段によりフィル
    ムを上記載置面に固定して行うことを特徴とする液晶表
    示素子用フィルム切断装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の液晶表示素子用フィルム切
    断装置において、上記固定手段は、上記切断手段により
    切断するフィルムの長さに応じて固定範囲が可変である
    ことを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の液晶表示素子用フィ
    ルム切断装置において、上記固定手段は上記載置面に形
    成され吸引によりフィルムを吸着する、開閉自在の吸着
    孔を有することを特徴とする液晶表示素子用フィルム切
    断装置。
  9. 【請求項9】請求項6ないし8の何れか1つに記載の液
    晶表示素子用フィルム切断装置において、フィルムを上
    記載置面に向けて案内する案内手段を有することを特徴
    とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の液晶表示素子用フィルム
    切断装置において、上記案内手段は、上記切断手段側に
    拡開した案内部を有することを特徴とする液晶表示素子
    用フィルム切断装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の液晶表示素子用フィル
    ム切断装置において、上記案内部は、上記切断手段側端
    部にフィルム部材を有することを特徴とする液晶表示素
    子用フィルム切断装置。
  12. 【請求項12】請求項9ないし11の何れか1つに記載
    の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記案内
    手段は、フィルムの各側縁に対応して設けられ、フィル
    ムの幅方向において互いに近接・離間可能な案内部材を
    有することを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装
    置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の液晶表示素子用フィル
    ム切断装置において、上記載置面上の切断されたフィル
    ムを液晶表示素子用フィルム切断装置本体外に移動する
    移動手段を有し、上記案内部材は、フィルムを上記載置
    面に案内するときはフィルムの各側縁を案内する位置を
    占め、上記移動手段がフィルムを液晶表示素子用フィル
    ム切断装置本体外に移動するときはフィルムの幅より広
    がることを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装
    置。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13の何れか1つに記載
    の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記切断
    用検知手段は、フィルムに向けて発光する発光手段とこ
    の発光手段が発した光を受ける受光手段とを有し、この
    受光手段が受けた光の強度を所定のしきい値と比較する
    ことによりマークの有無を検知することを特徴とする液
    晶表示素子用フィルム切断装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の液晶表示素子用フィル
    ム切断装置において、上記切断用検知手段の上記発光手
    段はフィルムを透過する光を発し、上記切断用検知手段
    の上記受光手段はフィルムを透過した光を受けることを
    特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  16. 【請求項16】請求項14又は15記載の液晶表示素子
    用フィルム切断装置において、上記しきい値を複数有
    し、上記マークの光学的特性に応じて同しきい値を切り
    換えることを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装
    置。
  17. 【請求項17】請求項1ないし16の何れか1つに記載
    の液晶表示素子用フィルム切断装置において、上記搬送
    手段によるフィルムの搬送方向における上記切断手段の
    上流側に配設され、同搬送方向における最も下流側に形
    成された上記マークを検出し、当該フィルムにおける先
    頭の切断位置を検知するための頭出し用検知手段を有す
    ることを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の液晶表示素子用フィル
    ム切断装置において、上記制御手段は、上記頭出し用検
    知手段が上記最も下流側に形成されたマークを検知して
    から上記搬送手段がフィルムを一定長さ搬送したとき
    に、上記切断手段によりフィルムを切断することを特徴
    とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  19. 【請求項19】請求項17又は18記載の液晶表示素子
    用フィルム切断装置において、上記頭出し用検知手段
    は、フィルムに向けて発光する発光手段とこの発光手段
    が発した光を受ける受光手段とを有し、この受光手段が
    受けた光の強度を所定のしきい値と比較することにより
    マークの有無を検知することを特徴とする液晶表示素子
    用フィルム切断装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の液晶表示素子用フィル
    ム切断装置において、上記頭出し用検知手段の上記発光
    手段はフィルムを透過する光を発し、上記頭出し用検知
    手段の上記受光手段はフィルムを透過した光を受けるこ
    とを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装置。
  21. 【請求項21】請求項19又は20記載の液晶表示素子
    用フィルム切断装置において、上記しきい値を複数有
    し、上記マークの光学的特性に応じて同しきい値を切り
    換えることを特徴とする液晶表示素子用フィルム切断装
    置。
  22. 【請求項22】請求項1ないし21の何れか1つに記載
    の液晶表示素子用フィルム切断装置に用いるフィルムで
    あって、切断すべき位置に対応して形成されたマークを
    有することを特徴とするフィルム。
  23. 【請求項23】請求項17ないし21の何れか1つに記
    載の液晶表示素子用フィルム切断装置に用いるフィルム
    であって、切断すべき位置に対応して形成されたマーク
    を有することを特徴とするフィルム。
  24. 【請求項24】請求項22記載のフィルムにおいて、上
    記マークは、搬送手段によるフィルムの搬送方向の長さ
    が、切断用検知手段の発光手段が発する光の径より長い
    ことを特徴とするフィルム。
  25. 【請求項25】請求項23記載のフィルムにおいて、上
    記マークは、搬送手段によるフィルムの搬送方向の長さ
    が、頭出し用検知手段の発光手段が発する光の径より長
    いことを特徴とするフィルム。
  26. 【請求項26】請求項22ないし25の何れか1つに記
    載のフィルムにおいて、上記マークは、フィルムの幅方
    向の長さが、搬送手段の搬送によるフィルムの幅方向へ
    のぶれを見込んだ所定の長さを有することを特徴とする
    フィルム。
  27. 【請求項27】請求項22ないし26の何れか1つに記
    載のフィルムにおいて、搬送手段による搬送方向におけ
    る上流側の端部に、少なくとも搬送手段から切断手段ま
    での長さを有する送り代を有することを特徴とするフィ
    ルム。
  28. 【請求項28】請求項22ないし27の何れか1つに記
    載のフィルムにおいて、搬送手段による搬送方向におけ
    る下流側の端部に余白を有することを特徴とするフィル
    ム。
  29. 【請求項29】請求項22ないし28の何れか1つに記
    載のフィルムにおいて、上記マークの間隔の長さが形成
    すべき基板の長さに応じて異なることを特徴とするフィ
    ルム。
  30. 【請求項30】請求項22ないし29の何れか1つに記
    載のフィルムにおいて、上記マークを、搬送手段による
    搬送方向と直交する方向に延在するように形成したこと
    を特徴とするフィルム。
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