JP6211828B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents

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本発明は、被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置および貼付方法に関する。
従来、被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシート貼付装置は、一対のローラに掛け回されたベルトと、一対のうちの一方のローラを駆動する搬送用モータと、ベルトとの間にラベル(接着シート)を挟み込むエッジローラと、ラベルを吸着保持するラベル保持部(保持手段)と、ラベル保持部を移動させる移動手段とを備え、ラベルをラベル保持部に搬送し、当該ラベル保持部で保持したラベルを被着体に貼付するように構成されている。
特開平2−32936号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のシート貼付装置では、ローラやベルトが摩耗したり変形したりすると、接着シートとローラやベルトとの間に隙間が生じるため、接着シートが適切に搬送されず、保持手段が接着シートを誤った位置で保持してしまい、当該接着シートの貼付位置がずれてしまうという不都合がある。
本発明の目的は、被着体に対する接着シートの貼付位置精度を向上させることができるシート貼付装置および貼付方法を提供することにある。
本発明のシート貼付装置は、接着シートを供給する供給手段と、前記接着シートを保持する保持手段と、前記供給手段から供給された前記接着シートを前記保持手段に搬送する搬送手段と、前記保持手段で保持した前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、前記搬送手段は、前記接着シートの一方の面に当接する第1当接手段と、前記接着シートの他方の面に当接し、当該接着シートを搬送する第2当接手段と、前記第1当接手段前記第2当接手段に向けて付勢する付勢手段とを備え、前記第1当接手段は、回動軸を中心に前記接着シートの搬送方向に回動するアームと、前記アームに支持された可動ローラとを備え、前記可動ローラが前記アームと共に回動可能に前記第2当接手段に向けて付勢されていることを特徴とする。
本発明のシート貼付装置において、前記第1当接手段は、前記第2当接手段に対して離間接近可能に設けられた複数の可動ローラを備え、前記付勢手段は、前記複数の可動ローラの各々に対して設けられていることが好ましい。
本発明のシート貼付方法は、接着シートを供給する工程と、給された前記接着シートの一方の面に当接する第1当接手段、当該接着シートの他方の面に当接する第2当接手段に向けて付勢しながら、前記第1当接手段と前記第2当接手段で当該接着シートを保持手段に搬送する搬送工程と、前記保持手段で保持した前記接着シートを被着体に押圧して貼付する工程とを備え、前記搬送工程では、回動軸を中心に前記接着シートの搬送方向に回動するアームに支持された可動ローラを、前記アームと共に回動可能に前記第2当接手段に向けて付勢することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、第1当接手段および第2当接手段の一方を他方に向けて付勢しながら、第2当接手段で当該接着シートを保持手段に搬送するため、第1当接手段や第2当接手段が摩耗したり変形したりしても、接着シートと第1当接手段や第2当接手段との間に隙間が生じることを防止することができる。このため、保持手段の所定の位置に接着シートを搬送することができ、被着体に対する接着シートの貼付位置精度を向上させることができる。
本発明において、可動ローラの各々に付勢手段を設ければ、可動ローラの変位が異なる場合でも、各可動ローラを適切な付勢力で接着シートに当接させることができる。
本発明の一実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 シート貼付装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、水平面内の軸とし、Z軸は、水平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向であって紙面に直交する手前方向、「後」がその逆方向とする。
図1において、シート貼付装置1は、接着シートASを供給する供給手段2と、接着シートASを保持する保持手段3と、供給手段2から供給された接着シートASを保持手段3に搬送する搬送手段4と、保持手段3で保持した接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する押圧手段8とを備えている。
供給手段2は、剥離シートRLの一方の面に接着シートASが仮着された原反RSを支持する支持ローラ21と、原反RSを案内するガイドローラ22と、原反RSの剥離シートRLを折り返して当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離板23と、駆動機器としての回動モータ24Aによって駆動される駆動ローラ24との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ25と、駆動機器としての回動モータ26Aによって駆動され、剥離シートRLを回収する回収ローラ26とを備えている。
保持手段3は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段と連通する保持面31Aを有する吸着プレート31を備えている。
搬送手段4は、接着シートASの一方の面としての接着面に当接する第1当接手段5と、接着シートASの他方の面としての非接着面に当接し、当該接着シートASを搬送する第2当接手段6と、第1当接手段5および第2当接手段6の一方を他方に向けて付勢する付勢手段7とを備えている。
第1当接手段5は、複数の第1支持ローラ51と、接着シートASの搬送方向に第1支持ローラ51と交互に設けられ、第1支持ローラ51よりも後側に配置された複数の第2支持ローラ52と、第1および第2支持ローラ51、52よりも接着シートASの搬送方向下流側に設けられた可動ローラ53を支持し、回動軸54Aを中心に回動可能な複数のアーム54と、アーム54が所定量以上回動することを防止するストッパ55と、可動ローラ53と交互に設けられ、可動ローラ53よりも後側に配置された複数の第3支持ローラ56とを備え、その全体が第1フレーム50に支持されている。
第2当接手段6は、駆動機器としての回動モータ61Aによって駆動されるプーリ61と、複数のガイドローラ62と、接着シートASの搬送方向に延設されたプレート63と、プーリ61、ガイドローラ62、およびプレート63に掛け渡された丸ベルトや平ベルト等のベルト64とを備え、その全体が駆動機器としての直動モータ65の出力軸65Aに支持された第2フレーム60に支持されている。
ここで、第1当接手段5および第2当接手段6は、各々前後一対ずつ設けられ、シート貼付装置1を左側(装置正面側)から見たときに、各対の第1当接手段5または第2当接手段6が接着シートASの繰出方向に直交する幅方向の略中心位置を通る上下方向線(Z軸の平行線)に対して線対象に配置されている。
付勢手段7は、可動ローラ53の各々に対して設けられたコイルばね71により構成され、可動ローラ53をベルト64方向に付勢可能に設けられている。コイルばね71は、一端がアーム54に支持され、他端が第1フレーム50に支持されている。
押圧手段8は、駆動機器としての直動モータ81により構成され、直動モータ81の出力軸81Aで吸着プレート31を支持している。
以上のシート貼付装置1において、被着体WKに接着シートASを貼付する手順を説明する。
先ず、原反RSを図1に示すようにセットする。そして、図示しない操作手段によって起動信号が入力されると、第2当接手段6が直動モータ65を駆動し、第2フレーム60を図2に示す位置に下降させ、スタンバイ状態となる。
次に、コンベア等の搬送手段CVで搬送される被着体WKが図示しない検知手段によって検知されると、図1中二点鎖線で示すように、被着体WKが吸着プレート31の下方の所定位置で停止する。次いで、供給手段2が回動モータ24A、26Aを同期させて駆動し、接着シートASを供給するとともに、第2当接手段6が回動モータ61Aを駆動し、供給される接着シートASと等速でベルト64を回動させる。これにより、図2中二点鎖線で示すように、接着シートASが第1および第2支持ローラ51、52に支持されながら左方向に搬送され、当該接着シートASの搬送方向先端部がベルト64と可動ローラ53との間に進入する。この際、進入した接着シートASにより可動ローラ53が左下方向に押し下げられるが、コイルばね71の付勢力により可動ローラ53で接着シートASをベルト64側に押し付けることができ、接着シートASを確実に搬送することができる。
その後、接着シートASの搬送方向後端部が剥離シートRLから剥離したことが図示しない検知手段で検知されると、第2当接手段6が回動モータ61Aを駆動し、供給手段2が接着シートASを供給していた速度よりも速い速度で当該接着シートASを保持手段3方向に供給する。次いで、保持手段3が図示しない減圧手段を駆動し、吸着プレート31で接着シートASを吸着保持する。そして、押圧手段8が直動モータ81を駆動し、図2中二点鎖線で示すように、吸着プレート31を被着体WKに向かって下降させ、接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する。
接着シートASの貼付が完了したら、保持手段3が図示しない減圧手段を停止し、吸着プレート31による接着シートASの吸着保持を解除してから、押圧手段8が直動モータ81を駆動し、吸着プレート31を図1中実線で示す位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、第1当接手段5および第2当接手段6の一方を他方に向けて付勢しながら、第2当接手段6で接着シートASを保持手段3に搬送するため、第1当接手段5や第2当接手段6が摩耗したり変形したりしても、接着シートASと第1当接手段5や第2当接手段6との間に隙間が生じることを防止することができる。このため、保持手段3の所定の位置に接着シートASを搬送することができ、被着体WKに対する接着シートASの貼付位置精度を向上させることができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、付勢手段7は、直動モータ65で第2フレーム60を下降させることにより、第2当接手段6を第1当接手段5に付勢してもよいし、第1当接手段5および第2当接手段6の両方を互いの方向に付勢してもよい。
また、付勢手段7は、例えば、第2当接手段6に対して上下方向に離間接近可能に支持された可動ローラ53を上方に付勢してもよい。
さらに、付勢手段7は、ゴム、樹脂、板ばね等の弾性部材を採用してもよいし、直動モータやリニアモータ等の駆動機器を採用してもよい。
押圧手段8は、吸着プレート31で保持した接着シートASを圧縮エアで吹き飛ばして被着体WKに貼付する、所謂エアジェットタイプのものとしてもよい。
また、接着シートASおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体WKに貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、付勢手段は、第1当接手段および第2当接手段の一方を他方に向けて付勢可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
1 シート貼付装置
2 供給手段
3 保持手段
4 搬送手段
5 第1当接手段
6 第2当接手段
7 付勢手段
8 押圧手段
53 可動ローラ
AS 接着シート
WK 被着体

Claims (2)

  1. 接着シートを供給する供給手段と、
    前記接着シートを保持する保持手段と、
    前記供給手段から供給された前記接着シートを前記保持手段に搬送する搬送手段と、
    前記保持手段で保持した前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
    前記搬送手段は、
    前記接着シートの一方の面に当接する第1当接手段と、
    前記接着シートの他方の面に当接し、当該接着シートを搬送する第2当接手段と、
    前記第1当接手段前記第2当接手段に向けて付勢する付勢手段とを備え
    前記第1当接手段は、回動軸を中心に前記接着シートの搬送方向に回動するアームと、前記アームに支持された可動ローラとを備え、前記可動ローラが前記アームと共に回動可能に前記第2当接手段に向けて付勢されていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 接着シートを供給する工程と、
    供給された前記接着シートの一方の面に当接する第1当接手段、当該接着シートの他方の面に当接する第2当接手段に向けて付勢しながら、前記第1当接手段と前記第2当接手段で当該接着シートを保持手段に搬送する搬送工程と、
    前記保持手段で保持した前記接着シートを被着体に押圧して貼付する工程とを備え、
    前記搬送工程では、回動軸を中心に前記接着シートの搬送方向に回動するアームに支持された可動ローラを、前記アームと共に回動可能に前記第2当接手段に向けて付勢することを特徴とするシート貼付方法。
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