JP2001345534A - 成形回路基板の切断方法 - Google Patents

成形回路基板の切断方法

Info

Publication number
JP2001345534A
JP2001345534A JP2000160989A JP2000160989A JP2001345534A JP 2001345534 A JP2001345534 A JP 2001345534A JP 2000160989 A JP2000160989 A JP 2000160989A JP 2000160989 A JP2000160989 A JP 2000160989A JP 2001345534 A JP2001345534 A JP 2001345534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cut
work
circuit board
molded circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000160989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mori
好男 森
Yoshiyuki Uchinono
良幸 内野々
Kimii Okugawa
公威 奥川
Nobuhiro Yoshioka
伸宏 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000160989A priority Critical patent/JP2001345534A/ja
Publication of JP2001345534A publication Critical patent/JP2001345534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3493Moulded interconnect devices, i.e. moulded articles provided with integrated circuit traces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路剥離がなく、また表面にバリが生じるこ
とがないものとする。 【解決手段】 複数個の成形回路基板10を一体成形し
たワーク1を切断して個々の成形回路基板10に分離す
るにあたり、ワーク1の切断すべき部分にワーク1の片
面側から切断用の溝3を形成する。次いでワーク1の他
面側から上記切断すべき部分に切削を行う。ワークの両
面に対してダウンカットを行うことができる。また、バ
リが生じるとしても表面に出てしまうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数個取りで形成し
た複数個の成形回路基板を個々に分離するための切断方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成形回路基板(MID:Molded
Interconnect Device、立体回路基
板とも称されている)は、射出成形品上に銅スパッタリ
ング法によって形成した銅薄膜に対してたとえばレーザ
ー加工を行うことで回路として必要な部分と不必要な部
分とを分離し、電気めっきによって回路として必要な部
分にのみメッキを施すことで立体的な電気的配線パター
ンを形成したもので、一般に超小型化が要求されている
デバイスに利用されている。
【0003】このために、成形回路基板はその射出成形
時、多数個取りにて形成されるものであり、回路パター
ンの形成なども、複数個が連結されている状態のままで
行い、最終工程における切断で各成形回路基板に分離し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、切断線
が成形回路基板上の回路パターンを横切るような時、切
断のための刃は回路パターン側から基板に切り込むよう
にしておかなくては、回路パターンの剥離が生じる虞が
あり、このために上記のような切り込みで切断を行う手
法(ダウンカットと称されている)を取るのが一般的で
あるが、表裏両面において切断線が回路パターンを横切
っている時、いずれか一方の面に対しては刃が回路パタ
ーンを剥離させてしまう方向の切り込みとなってしま
う。また、切断用の刃が抜ける側の面では、どうしても
バリが表面に生じてしまう。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは回路剥離がなく、ま
た表面にバリが生じることがない成形回路基板の切断方
法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、複数
個の成形回路基板を一体成形したワークを切断して個々
の成形回路基板に分離するにあたり、ワークの切断すべ
き部分にワークの片面側から切断用の溝を形成し、次い
でワークの他面側から上記切断すべき部分に切削を行う
ことに特徴を有している。ワークの両面に対してダウン
カットを行うことができるものであり、また、バリが生
じるとしても表面に出てしまうことがないものである。
【0007】この時、他面側からの切削深さを片面側か
ら溝を施した後の残り厚み以上として、他面側の切削で
完全に切り離してしまっても、他面側からの切削深さを
片面側から溝を施した後の残り厚み以下として、最後は
剪断で切り離すようにしてもよい。
【0008】回路パターンを持たない面を片面側とする
時には、片面側の溝はワークの成形時に形成しておいて
もよい。回路パターンを有している面を片面側とする
時、片面側の溝は回路パターンの形成後に形成する。
【0009】また、他面側からの溝の切削に先だって、
ワークの溝が既に形成されている片面を固定用シート部
材に接着固定しておくと、他面側からの切削で個々の成
形回路基板に切り離す時にも、固定用シート部材を介し
て各成形回路基板がつながった状態となるために、後の
取り扱いが容易となる。
【0010】切削にあたっては、成形回路基板に形成さ
れた回路パターン側から刃が切り込むようにして切削す
るのはもちろんである。
【0011】最終的に剪断で切り離す場合は、両面から
溝が形成されたワークの切断すべき部分の近傍を金型に
よりクランプして、剪断による切り離しを行うとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図2において、1は切断すべきワ
ークを、Lは切断線を示しており、該切断線Lに沿って
切断することで、該ワーク1は個々の成形回路基板10
に切り離される。図中11は成形回路基板10上に形成
された回路パターンである。
【0013】上記ワーク1は、メタルソーや砥石などの
回転式切削手段2を用いて切断線Lに沿って切断するの
であるが、この切断は図1に示すように、まずワーク1
の片面側から切断線Lに沿った溝3を形成し、次いで他
面側からやはり切断線Lに沿って切削により溝4を形成
することで行う。
【0014】いずれの切削に際しても、回路パターン1
1を横切る場合には、切削手段2の刃は図3に示すよう
に回路パターン11側から切り込んでいくダウンカット
なるように、ワーク1に対する切削手段2の回転方向と
送り方向とを設定する。
【0015】ワーク1の片面側の溝3は、この片面側に
回路パターン11が存在しない場合は、ワーク1の成形
時に予め形成しておいてもよい。回路パターン11が存
在する場合は、回路パターン11の形成後に切削で溝3
を形成する。
【0016】そして、片面側に溝3を形成したワーク1
の他面側の切削に際しては、その切削深さDを片面側か
ら溝3を施した後の残り厚み以上とすることで、該切削
によって個々の成形回路基板10に完全に切り離してし
まうことができるが、他面側からの切削深さDを片面側
から溝3を施した後の残り厚み以下として、他面側から
の切削の後も個々の成形回路基板10が微小厚のブリッ
ジ5でつながった状態としてもよい。後者の場合、最終
的には溝3,4の部分を剪断によって切り離すのである
が、切削工程後も各成形回路基板10がブリッジ5でつ
ながった状態であるために、切削工程後の洗浄工程や検
査工程などでの取り扱いが容易となる。
【0017】他面側からの切削時点で個々の成形回路基
板10に完全に切り離す場合においても、この切削前に
図4に示すように成形回路基板10の溝3を形成した片
面側に固定用シート部材6を接着固定し、他面側に溝4
を形成して切り離した後も、個々の成形回路基板10が
固定用シート部材6を介してつながっている状態とすれ
ば、切削工程後の洗浄工程や検査工程などでの取り扱い
を容易とすることができる。なお、固定用シート部材6
は、柔軟性を有するものであっても、剛性を有するもの
であってもよい。また、ブリッジ5を残して切削する場
合においても、固定用シート部材6を使用することを妨
げない。
【0018】ブリッジ5を残した状態としたワーク1に
ついては、手作業で剪断して完全に切り離すようにして
もよいが、図5に示すように、切断線Lに沿った部分の
近傍を金型7でクランプして金型7の作動でブリッジ5
を剪断するようにすれば、自動化を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明においては、複数個
の成形回路基板を一体成形したワークを切断して個々の
成形回路基板に分離するにあたり、ワークの切断すべき
部分にワークの片面側から切断用の溝を形成し、次いで
ワークの他面側から上記切断すべき部分に切削を行うこ
とから、ワークの両面に対してダウンカットを行うこと
ができるものであり、このためにワークの両面において
切断線が回路パターンを横切っている場合も回路の剥離
を生じることがく、また切断によるバリが生じるとして
も、このバリはワークの表面に出てしまうことがないも
のである。
【0020】この時、他面側からの切削深さを片面側か
ら溝を施した後の残り厚み以上として、他面側の切削で
完全に切り離してしまうほか、他面側からの切削深さを
片面側から溝を施した後の残り厚み以下として、最後は
剪断で切り離すようにしてもよく、この場合、個々の成
形回路基板は整列状態でつながったままであることか
ら、後工程での取り扱いが容易となる。
【0021】回路パターンを持たない面を片面側とする
時には、片面側の溝はワークの成形時に形成しておいて
もよい。切削に要する手間を削減することができる。
【0022】また、他面側からの溝の切削に先だって、
ワークの溝が既に形成されている片面を固定用シート部
材に接着固定しておくと、他面側からの切削で個々の成
形回路基板に切り離す時にも、固定用シート部材を介し
て各成形回路基板がつながった状態となるために、後工
程での取り扱いが容易となる。
【0023】切削にあたっては、成形回路基板に形成さ
れた回路パターン側から刃が切り込むようにして切削す
るダウンカットを行うことで、回路剥離を防ぐ。
【0024】最終的に剪断で切り離す場合は、両面から
溝が形成されたワークの切断すべき部分の近傍を金型に
よりクランプして、剪断による切り離しを行うと、剪断
工程の自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す説明図であ
る。
【図2】成形回路基板(ワーク)の断面図である。
【図3】切断途中の状態を示す断面図である。
【図4】他例の切断工程途中の状態を示す断面図であ
る。
【図5】剪断工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 切削手段 3 溝 4 溝 10 成形回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥川 公威 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉岡 伸宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の成形回路基板を一体成形したワ
    ークを切断して個々の成形回路基板に分離するにあた
    り、ワークの切断すべき部分にワークの片面側から切断
    用の溝を形成し、次いでワークの他面側から上記切断す
    べき部分に切削を行うことを特徴とする成形回路基板の
    切断方法。
  2. 【請求項2】 他面側からの切削深さを片面側から溝を
    施した後の残り厚み以上としていることを特徴とする請
    求項1記載の成形回路基板の切断方法。
  3. 【請求項3】 他面側からの切削深さを片面側から溝を
    施した後の残り厚み以下としていることを特徴とする請
    求項1記載の成形回路基板の切断方法。
  4. 【請求項4】 回路パターンを持たない面を片面側とす
    る時、片面側の溝は、ワークの成形時に形成しておくこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の成
    形回路基板の切断方法。
  5. 【請求項5】 回路パターンを有している面を片面側と
    する時、片面側の溝は回路パターンの形成後に形成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の
    成形回路基板の切断方法。
  6. 【請求項6】 他面側からの溝の切削に先だって、ワー
    クの溝が既に形成されている片面を固定用シート部材に
    接着固定しておくことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかの項に記載の成形回路基板の切断方法。
  7. 【請求項7】 成形回路基板に形成された回路パターン
    側から刃が切り込むようにして切削することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかの項に記載の成形回路基板の
    切断方法。
  8. 【請求項8】 両面から溝が形成されたワークの切断す
    べき部分の近傍を金型によりクランプして、剪断により
    切り離しを行うことを特徴とする請求項3記載の成形回
    路基板の切断方法。
JP2000160989A 2000-05-30 2000-05-30 成形回路基板の切断方法 Pending JP2001345534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160989A JP2001345534A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 成形回路基板の切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160989A JP2001345534A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 成形回路基板の切断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001345534A true JP2001345534A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18665102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000160989A Pending JP2001345534A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 成形回路基板の切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001345534A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007095347A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 線状光源装置の製造方法
CN113696248A (zh) * 2021-10-29 2021-11-26 四川英创力电子科技股份有限公司 一种高精密在ptfe高频电路板上成型深槽的设备及方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007095347A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 線状光源装置の製造方法
JP4595766B2 (ja) * 2005-09-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 線状光源装置の製造方法
CN113696248A (zh) * 2021-10-29 2021-11-26 四川英创力电子科技股份有限公司 一种高精密在ptfe高频电路板上成型深槽的设备及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200708222A (en) Manufacturing method of printed wiring board as well as copper-clad laminate and treatment solutions used therefor
TWI401126B (zh) Shape processing method
JP2001345534A (ja) 成形回路基板の切断方法
JPH1022630A (ja) 金属ベースプリント基板の分割方法
JP2931731B2 (ja) プリント配線板半割りスルホールの加工方法
JPH07183658A (ja) プリント配線板の側面スルーホールの形成方法
JPH06114797A (ja) プリント基板等の切断工法
JP3211609B2 (ja) 積層電子部品およびその製造方法
JPH08181398A (ja) プリント基板
JP2003304038A (ja) 配線基板
US6240635B1 (en) Printed circuit board scrap removal and printed circuit board fabrication process
JPH05226793A (ja) プリント配線板
JP2603779B2 (ja) プリント配線板
CN113498262B (zh) 电路板的半孔加工方法
CN105828532A (zh) 一种电路板拼板的分板方法
JPH07142861A (ja) 金属ベース配線基板の製造方法
JPH07142823A (ja) 多連状の電子部品搭載用基板及びその製造方法
JP2000246730A (ja) 電子部品用基板の溝加工方法
JP2002043719A (ja) プリント配線基板の製造方法
JPH0210793A (ja) プリント配線板におけるキャビティの形成方法
KR20240031554A (ko) 마이크로 led pcb 정밀 절삭 가공 방법
JPH09331153A (ja) 多層フレキシブル配線板の製造方法
JPH05152712A (ja) プリント配線基板の切断方法
JP2003347712A (ja) 可撓性回路基板およびその製造方法
JPH0770808B2 (ja) 端面スルーホール基板の切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620