JP2001345231A - 導電性ペーストおよびセラミック電子部品 - Google Patents

導電性ペーストおよびセラミック電子部品

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JP2001345231A
JP2001345231A JP2000163173A JP2000163173A JP2001345231A JP 2001345231 A JP2001345231 A JP 2001345231A JP 2000163173 A JP2000163173 A JP 2000163173A JP 2000163173 A JP2000163173 A JP 2000163173A JP 2001345231 A JP2001345231 A JP 2001345231A
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conductive
ceramic
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Kiyotaka Maekawa
清隆 前川
Kunihiko Hamada
邦彦 浜田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/232Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor

Abstract

(57)【要約】 【目的】導電成分の焼結時にガラスが粘度を維持したま
まで焼結が進むことで、軟化したガラスのセラミック素
体/端子電極界面や端子電極表面への流動が抑制され、
かつ端子電極膜中の空隙に十分な量のガラスが留まるこ
とで、めっき液の浸入に対する良好なシール性を備え、
いわゆる「くっつき不良」の抑制が図られた端子電極を
形成し得る導電性ペースト、およびセラミック電子部品
を提供することにある。 【構成】本発明の導電性ペーストは、Cuまたは/およ
びNiを含む導電成分と、ガラスフリットと、有機ビヒ
クルと、を含有する導電性ペーストであって、ガラスフ
リットは、少なくとも1種の結晶化ガラスを含有し、導
電成分の焼結開始温度は、結晶化ガラスの結晶化開始温
度より高く、かつ結晶化ガラスの再溶融温度より低いこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ペーストお
よびセラミック電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりセラミック電子部品は、例え
ば、セラミック素体と、内部電極と、端子電極とからな
る。セラミック素体は、例えば、誘電体材料からなる生
のセラミック層が複数積層された生の積層体が焼成され
てなる。内部電極は、セラミック素体内のセラミック層
間にあって、複数の生のセラミック層上に導電性ペース
トが印刷され、生のセラミック層とともに同時焼成され
てなる。端子電極は、導電性ペーストがセラミック素体
の端面に塗布され、この塗布膜が焼付けられてなる。さ
らに、セラミック電子部品を回路基板等に実装する際
の、はんだ濡れ性ならびにはんだ耐熱性を向上させる目
的で、端子電極上にNi,Sn,はんだ等のめっき処理
を施す。
【0003】端子電極を形成する導電性ペーストは、導
電成分と、ガラスフリットと、有機ビヒクルと、を含有
する。導電成分としては、Ag,Pd,Ag/Pd等の
貴金属に加えて、近年ではNiやCu等の卑金属も用い
られている。ガラスフリットとしては、B−Si−O系
ガラスフリットが適宜用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、卑金属
からなる導電成分を含有する導電性ペーストを用いてセ
ラミック電子部品の端子電極を形成し、この端子電極上
にめっき処理を施すと、Ag/Pd等の貴金属からなる
導電成分を含有する導電性ペーストを用いて形成した端
子電極と比べて焼結密度が低いことことから、めっき液
が端子電極の内部へ浸入しやすくなり、さらにセラミッ
ク素体の内部に欠陥が生じる不良が発生する恐れがあっ
た。
【0005】特に焼結密度の低い、Cuを導電成分とす
る端子電極の焼結密度を高める手段として、例えば、焼
付け温度を高くする方法が挙げられる。ところが、この
方法では、軟化するガラスの粘度がさらに低下するた
め、焼付け時に塗布膜中のガラスがセラミック素体/電
極界面や端子電極の表面に流動し、セラミック電子部品
同士がガラスを介して互いに貼り付き合う、いわゆる
「くっつき不良」が多発するばかりでなく、塗布膜中に
おいてガラスが占めていた領域が空隙となり、却ってめ
っき液の侵入が生じる。
【0006】そこで、軟化点のさらに高いガラスフリッ
トを用いる方法が考えられるが、この場合、ガラスによ
る液相焼結が起こりにくくなるため、上述のいわゆる
「くっつき不良」は起こりにくくなるものの、焼結密度
が低くなるため、やはり同様にめっき液の侵入が生じる
本発明の目的は、上述の問題点を解消すべくなされたも
ので、導電成分の焼結時にガラスが粘度を維持したまま
で焼結が進むことで、軟化したガラスのセラミック素体
/端子電極界面や端子電極表面への流動が抑制され、か
つ端子電極膜中の空隙に十分な量のガラスが留まること
で、めっき液の浸入に対する良好なシール性を備え、い
わゆる「くっつき不良」の抑制が図られた端子電極を形
成し得る導電性ペースト、およびこのような端子電極を
備えるセラミック電子部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の導電性ペーストは、Cuまたは/およびN
iを含む導電成分と、ガラスフリットと、有機ビヒクル
と、を含有する導電性ペーストであって、ガラスフリッ
トは、少なくとも1種の結晶化ガラスを含有し、導電成
分の焼結開始温度は、結晶化ガラスの結晶化開始温度よ
り高く、かつ結晶化ガラスの再溶融温度より低いことを
特徴とする。
【0008】また、上述の結晶化ガラスは、B−Si−
X−O系ガラス(Xは、アルカリ土類金属よりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種)であることが好ましい。
【0009】また、上述の結晶化ガラスは、B−Si−
X−Y−O系ガラス(Xは、アルカリ土類金属よりなる
群から選ばれる少なくとも1種)(Yは、Al,Cu,
Ni,Zn,Mnおよびアルカリ金属よりなる群から選
ばれる少なくとも1種)であることが好ましい。
【0010】また、本発明のセラミック電子部品は、セ
ラミック素体と、セラミック素体に接するように形成さ
れた端子電極と、を備えるセラミック電子部品であっ
て、端子電極は、本発明の導電性ペーストを用いて形成
されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の導電性ペーストは、結晶
化ガラスを含有し、前記導電成分の焼結開始温度は、前
記結晶化ガラスの結晶化開始温度より高く、かつ前記結
晶化ガラスの再溶融温度よりも低いことを要する。
【0012】導電粉末の焼結開始温度が、ガラスフリッ
トの結晶化開始温度以下であると、導電粉末の焼結温度
ではガラスの結晶化が起こらず流動性を有する非晶質ガ
ラスとして存在するため、電極膜中からの移動が容易と
なり、いわゆる「くっつき不良」やめっき液の侵入が生
じる。他方、導電粉末の焼結開始温度が、ガラスフリッ
トの再溶融温度以上であると、導電粉末の焼結時には一
旦結晶化したガラスの再溶融がおこり、いわゆる「くっ
つき不良」やめっき液の侵入が生じる。
【0013】また、このような結晶化ガラスとしては、
B−Si−X−O系ガラス(Xは、アルカリ土類金属よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種)であることが好
ましい。Ba,Sr,Ca等のアルカリ土類金属の酸化
物は、網目修飾酸化物であつため、ガラス中に含まれる
ことで結晶化を助け、さらにめっき液成分と反応するこ
とで安定な不溶性反応物を作り、ガラスがめっき液に溶
解することを抑制する効果がある。
【0014】また、上述の結晶化ガラスは、さらに多元
系のB−Si−X−Y−O系ガラス(Xは、アルカリ土
類金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種)(Y
は、Al,Cu,Ni,Zn,Mnおよびアルカリ金属
よりなる群から選ばれる少なくとも1種)であっても構
わない、すなわち、ガラスが結晶化する範囲で、Al,
Cu,Ni,Zn,Mnおよびアルカリ金属等を含有し
ても構わない。
【0015】なお、導電性ペーストにおける導電成分と
ガラスフリットの構成比率については、特に限定するも
のではないが、好ましくは、導電成分50〜95体積%
に対して、ガラスフリット5〜50体積%の範囲内であ
る。ガラスフリットの構成比率が5体積%を下回ると、
本発明の効果が得られにくい。他方、ガラスフリットの
構成比率が50体積%を上回ると、端子電極の表面近傍
に余剰のガラスフリットが集中することで、めっき付き
不良を引き起こす恐れがある。
【0016】本発明の積層セラミック電子部品の一つの
実施形態について、図1に基づいて詳細に説明する。す
なわち、セラミック電子部品1は、セラミック積層体2
と、内部電極3,3と、端子電極4,4と、めっき膜
5,5とから構成される。
【0017】セラミック積層体2は、BaTiO3を主
成分とする誘電体材料からなるセラミック層2aが複数
積層された生のセラミック積層体が焼成されてなる。
【0018】内部電極3,3は、セラミック積層体2内
のセラミック層2a間にあって、複数の生のセラミック
層2a上に導電性ペーストが印刷され、生のセラミック
層と同時焼成されてなり、内部電極3,3のそれぞれの
端縁は、セラミック層2aの何れかの端面に露出するよ
うに形成されている。
【0019】端子電極4,4は、セラミック積層体2の
端面に露出した内部電極3,3の一端と電気的かつ機械
的に接合されるように、本発明の導電性ペーストがセラ
ミック積層体2の端面に塗布され焼付けられてなる。
【0020】めっき膜5,5は、例えば、SnやNi等
のめっきや、はんだめっき等からなり、端子電極上4,
4上に少なくとも1層形成されてなる。
【0021】なお、本発明のセラミック電子部品のセラ
ミック積層体2の材料は、上述の実施形態に限定される
ことなく、例えばPbZrO3等その他の誘電体材料
や、絶縁体、磁性体、半導体材料からなっても構わな
い。また、本発明の積層セラミック電子部品の内部電極
3の枚数は、上述の実施形態に限定されることなく、必
ずしも備えている必要はなく、また何層形成されていて
も構わない。また、めっき膜5,5は、必ずしも備えて
いる必要はなく、また何層形成されていても構わない。
【0022】
【実施例】まず、表1に示す組成比率となるように、ガ
ラス番号1〜10のガラスフリットを作製した。すなわ
ち、出発原料のBaCO3,SiO2,H3BO3,Al
(OH)3,ZnO,CuO,NiO,Na2(C
3),MnO2,SrCO3,CaCO3を所定量調合し
た後、これを混合し、白金ルツボで1000〜1500
℃の範囲で溶融させ、金属ロールに投下後に急冷してガ
ラス化させ、得られたガラスのカレットをメノウ乳鉢で
粗粉砕した後、ジルコニア球をメディアに用いたボール
ミル等を用いて微粉砕をおこない、ガラス番号1〜10
のガラスフリットを得た。
【0023】そこで、ガラス番号1〜10のガラスフリ
ットについてTG−DTAを測定し、DTA曲線から軟
化点温度,結晶化開始温度(Tc),結晶化ピーク温度
(Tcp),再溶融温度をそれぞれ求め、これを表1に
まとめた。
【0024】
【表1】
【0025】次いで、焼結開始温度が780℃,820
℃,845℃であるCu粉末を準備し、それぞれ番号1
〜3の導電成分とした。なお、Cu粉末の焼結開始温度
は、Cu粉末を圧粉体状に加工したものを加熱した時の
変位を測定し、収縮が始まった温度を焼結開始温度と定
義した。
【0026】
【表2】
【0027】次いで、表1に示した組成比率の異なる番
号1〜10のガラスフリット20体積%と、表2に示し
た焼結開始温度の異なるCu粉末からなる記号A〜Cの
導電成分80体積%とを、表3に示す組み合わせで混合
し、さらにテルピネオール80重量%とアクリル樹脂2
0重量%とからなる有機ビヒクルを適量加え、3本ロー
ルで混合し分散させて、試料11〜42の導電性ペース
トを作製した。
【0028】次いで、試料11〜42の導電性ペースト
を用いて、試料11〜42の積層セラミックコンデンサ
を作製した。まず、BaTiO3を主成分とするセラミ
ック層を準備し、所定枚数のセラミック層の表面上に一
方の端縁がセラミック層の何れかの端面側に露出するよ
うに、Niを導電成分とする内部電極となるべき電極膜
を印刷し、これら複数のセラミック層を所定枚数積層し
圧着して、複数の生のセラミック素体を準備した。
【0029】次いで、生のセラミック素体の両端面に試
料11〜42の導電性ペーストを浸漬塗布し、120℃
で10分間乾燥させた後、中性雰囲気中,表3に示した
各試料の焼付け温度,10分ピークの条件で焼付けし
て、内部電極に電気的かつ機械的に接合された一対の端
子電極を形成して、試料11〜42のめっき処理前部品
を各試料10000個ずつ得た。なお、焼付け温度は、
試料11,13〜17,19〜42については、導電成
分の焼結開始温度+20℃と設定し、試料12について
は、導電成分の焼結開始温度+40℃と設定し,試料1
8については、導電成分の焼結開始温度と設定した。
【0030】次いで、試料11〜42のめっき処理前部
品の一対の端子電極上にNiめっき膜を電解めっき処理
により形成し、さらにNiめっき膜上にSiめっき膜を
電解めっき処理により形成して、試料11〜42の積層
セラミックコンデンサを得た。
【0031】そこで、導電成分の焼結開始温度とガラス
フリットの結晶化開始温度の差,ガラスフリットの再溶
融温度と導電成分の焼結開始温度の差,内部欠陥不良
率,くっつき不良率を測定し、評価を付してこれらを表
3にまとめた。
【0032】なお、くっつき不良率は、試料11〜42
のめっき処理前部品同士が端子電極表面に集中したガラ
スを介して互いに貼り付き合っている、いわゆる「くっ
つき不良」が生じている試料を計数し、全数10000
個に対する割合を求めた。
【0033】また、内部欠陥不良率は、試料11〜42
のめっき処理前部品のうち、くっつき不良が発生したも
のを除いてめっき処理した積層セラミック電子部品を対
象として、クラック発生等の内部欠陥が生じている試料
を計数し、対象全数に対する割合を求めた。
【0034】また、評価は、くっつき不良率および内部
欠陥不良率が何れも0.1%を下回る本発明の範囲内の
試料について○、くっつき不良率と内部欠陥発生率の少
なくとも一方が0.1%以上である本発明の範囲外の試
料について×を付した。
【0035】
【表3】
【0036】表3から明らかであるように、結晶化ガラ
スからなる番号1〜8の何れかのガラスフリットを含
み、導電成分の焼結開始温度が、結晶化ガラスの結晶化
開始温度より高く、かつ結晶化ガラスの再溶融温度より
低い、試料14〜16,19〜27,33〜36の積層
セラミック電子部品は、くっつき不良率が0.01〜
0.09%で、内部欠陥不良率が0〜0.09%であ
り、何れも0.1%を下回る優れた結果が得られ、本発
明の範囲内となった。
【0037】なお、同じガラスフリットと導電成分を用
いて、焼付け温度を異ならせた試料11と12、試料1
7と18を比較すると、焼結温度が低いほどくっつき不
良率は低下するが、内部欠陥不良率が僅かながら悪化す
ることが分かる。
【0038】これに対して、結晶化ガラスからなる番号
1〜8の何れかのガラスフリットを含み、導電成分の焼
結開始温度が、結晶化ガラスの結晶化開始温度以下であ
る、試料11〜13,31,32は、くっつき不良率と
内部欠陥発生率の少なくとも一方が0.1%以上で高く
劣ったため、本発明の範囲外となった。
【0039】また、結晶化ガラスからなる番号1〜8の
何れかのガラスフリットを含み、導電成分の焼結開始温
度が、結晶化ガラスの再溶融温度以上である、試料1
7,18,28〜30は、くっつき不良率と内部欠陥発
生率の少なくとも一方が0.2%以上で高く劣ったた
め、本発明の範囲外となった。
【0040】また、非晶質ガラスからなる番号9または
10のガラスフリットを含む試料37〜42は、くっつ
き不良率と内部欠陥発生率の少なくとも一方が0.1%
以上で高く劣った。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の導電性ペーストに
よれば、Cuまたは/およびNiを含む導電成分と、ガ
ラスフリットと、有機ビヒクルと、を含有し、ガラスフ
リットは、少なくとも1種の結晶化ガラスを含有し、導
電成分の焼結開始温度は、結晶化ガラスの結晶化開始温
度より高く、かつ結晶化ガラスの再溶融温度より低いこ
とを特徴とすることで、導電成分の焼結時にガラスが粘
度を維持したままで焼結が進み、軟化したガラスのセラ
ミック素体/端子電極界面や端子電極表面への流動が抑
制され、かつ端子電極膜中の空隙に十分な量のガラスが
留まるため、めっき液の浸入に対する良好なシール性を
備え、いわゆる「くっつき不良」が抑制された端子電
極、ならびに内部欠陥不良の発生が抑制されたセラミッ
ク電子部品が得られる効果がある。
【0042】また、本発明のセラミック電子部品は、セ
ラミック素体と、セラミック素体に接するように形成さ
れた端子電極と、を備え、端子電極は、本発明の導電性
ペーストを用いて形成されていることを特徴とすること
で、めっき液の浸入に対する良好なシール性を備え、内
部欠陥不良の発生,いわゆる「くっつき不良」が抑制さ
れる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの実施の形態のセラミック電
子部品の断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック電子部品 2 セラミック素体 4 端子電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E001 AB03 AF06 AH01 AJ03 5E082 AA01 AB03 BC38 EE04 EE23 EE35 GG10 GG26 GG28 JJ03 JJ23 PP06 5G301 DA06 DA10 DA34 DA38 DA39 DA40 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cuまたは/およびNiを含む導電成分
    と、ガラスフリットと、有機ビヒクルと、を含有する導
    電性ペーストであって、 前記ガラスフリットは、少なくとも1種の結晶化ガラス
    を含有し、 前記導電成分の焼結開始温度は、前記結晶化ガラスの結
    晶化開始温度より高く、かつ前記結晶化ガラスの再溶融
    温度より低いことを特徴とする、導電性ペースト。
  2. 【請求項2】 前記結晶化ガラスは、B−Si−X−O
    系ガラス(Xは、アルカリ土類金属よりなる群から選ば
    れる少なくとも1種)であることを特徴とする、請求項
    1に記載の導電性ペースト。
  3. 【請求項3】 前記結晶化ガラスは、B−Si−X−Y
    −O系ガラス(Xは、アルカリ土類金属よりなる群から
    選ばれる少なくとも1種)(Yは、Al,Cu,Ni,
    Zn,Mnおよびアルカリ金属よりなる群から選ばれる
    少なくとも1種)であることを特徴とする、請求項1に
    記載の導電性ペースト。
  4. 【請求項4】 セラミック素体と、前記セラミック素体
    に接するように形成された端子電極と、を備えるセラミ
    ック電子部品であって、 前記端子電極は、請求項1〜3の何れかに記載の導電性
    ペーストを用いて形成されていることを特徴とする、セ
    ラミック電子部品。
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