JP2001337456A - ポジ型ホトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型ホトレジスト組成物

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JP2001337456A
JP2001337456A JP2000154644A JP2000154644A JP2001337456A JP 2001337456 A JP2001337456 A JP 2001337456A JP 2000154644 A JP2000154644 A JP 2000154644A JP 2000154644 A JP2000154644 A JP 2000154644A JP 2001337456 A JP2001337456 A JP 2001337456A
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acid
positive photoresist
photoresist composition
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Kosuke Doi
宏介 土井
Masaru Miyagi
賢 宮城
Atsuko Hirata
敦子 平田
Hidekatsu Obara
秀克 小原
Toshimasa Nakayama
寿昌 中山
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 i線(365nm)を用いたホトリソグラフ
ィ技術において、0.35μm程度の微細なパターン形
成が可能で、そのような超微細な領域においてDOF特
性に優れ、かつ高感度化が達成されたポジ型ホトレジス
ト組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)全フェノール性水酸基の一部が酸
解離性基で保護されているアルカリ可溶性樹脂、(B)
キノンジアジドエステル化物、および(C)365nm
の波長の光に対して酸を発生する化合物を含有してなる
ポジ型ホトレジスト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポジ型ホトレジス
ト組成物に関するものであり、とくにi線(365n
m)を用いて0.35μm程度の微細なパターンを形成
するホトリソグラフィ技術において、焦点深度幅(DO
F)特性に優れ、かつ高感度化が達成されたポジ型ホト
レジスト組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、アルカリ可溶性樹脂とキノン
ジアジド基含有化合物とからなるホトレジストは、i線
(365nm)を用いたホトリソグラフィ技術におい
て、解像性、感度および耐エッチング性に優れることか
ら半導体素子や液晶素子の製造に十分実用に供してきて
いる。また、従来、露光に用いる光の波長以下の微細な
パターンを形成することは困難であるとされていたが、
材料やプロセス条件、露光技術の改良により、i線の波
長よりも短い、0.35μm程度の微細なパターン形成
も実現されている。しかし、高解像性化と高感度化を両
立するのは困難で、高解像性レジストは感度に劣る傾向
にあった。またDOF特性も十分でなく、よって高解像
性レジストは、歩留まりやスループットが悪いといった
問題を有していた。
【0003】また、特開平5−107755号公報(先
行技術1)は、高感度なポジ型ホトレジスト組成物とし
て、アルカリ可溶性樹脂、酸解離性基とナフトキノンジ
アジドスルホニル基を有するナフトキノンジアジド誘導
体、および放射線の照射により酸を発生する酸発生剤を
含有する材料を開示している。当該ナフトキノンジアジ
ド誘導体としては、下記一般式(III)で表される化合
物が挙げられているが、ここでは、0.7μm程度の解
像性が達成されているにすぎない。
【0004】
【化7】
【0005】また、特開平8−262713号公報(先
行技術2)は、ディープUV領域に高感度なポジ型ホト
レジスト組成物として、アルカリ可溶性樹脂、酸解離性
基とナフトキノンジアジドスルホニル基を有するポリヒ
ドロキシスチレン系の高分子物質、および光を吸収して
酸を発生する酸発生剤を含有する材料を開示している。
ディープUV領域の光を発する光源としては、KrF、
ArF等のエキシマレーザー光源が研究されているが、
これらはi線光源に比べ非常に高額な露光装置(ステッ
パー)を必要とし、半導体製造コストが高くなるといっ
た問題を有する。またこの材料では、4μm程度の解像
性が達成されているにすぎない。
【0006】また、特開平11−95424号公報(先
行技術3)は、i線露光でもディープUV露光でもパタ
ーン形成が可能なポジ型ホトレジスト組成物として、ア
ルカリ可溶性樹脂、酸解離性基とナフトキノンジアジド
スルホニル基を有する化合物、および300nm未満の
波長の光に対して酸を発生する化合物を含有する材料を
開示している。当該酸解離性基とナフトキノンジアジド
スルホニル基を有する化合物としては、下記一般式(I
V)で表される化合物が挙げられているが、ここでは、
i線を用いたホトリソグラフィ技術においては、高感度
化は図れていない。
【0007】
【化8】
【0008】(式中、D’は1,2−ナフトキノンジア
ジドスルホニル基を表し、R’は酸解離性基を表し、R
はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシル基等を表し、XはCO、またはSO2
を表す)
【0009】また、特開平6−167805号公報(先
行技術4)は、高解像性のポジ型ホトレジスト組成物と
して、感光性成分に4〜7核体のリニア型ポリフェノー
ル骨格を有するキノンジアジドエステル化物を含有する
材料を開示している。この材料は、0.35μm程度の
パターンを形状良く形成することが可能であるが、さら
に感度の向上が望まれる。また、DOF特性は、0.4
5μmL&Sでの評価が記載されているのみであり、
0.35μm程度の超微細なパターン形成におけるDO
F特性は評価されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、i線(365nm)を用いたホトリソグラフィ技
術において、0.35μm程度の微細なパターン形成が
可能で、そのような超微細な領域においてDOF特性に
優れ、かつ高感度化が達成されたポジ型ホトレジスト組
成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、i線(3
65nm)用光酸発生剤を用い、かつ発生した酸により
解離する酸解離性基を、アルカリ可溶性樹脂中のフェノ
ール性水酸基にキャッピングすることにより、解像性を
維持したまま露光部のアルカリ現像液に対する溶解レー
トを著しく高くすることを見出した。また、i線(36
5nm)用光酸発生剤を用い、かつ発生した酸により解
離する酸解離性基を、特定の構造を有するキノンジアジ
ドエステル化物のフェノール性水酸基にキャッピングす
ることにより、解像性を維持したまま露光部のアルカリ
現像液に対する溶解レートを著しく高くすることを見出
した。
【0012】すなわち本発明は、(A)全フェノール性
水酸基の一部が酸解離性基で保護されているアルカリ可
溶性樹脂、(B)キノンジアジドエステル化物、および
(C)365nmの波長の光に対して酸を発生する化合
物を含有してなるポジ型ホトレジスト組成物を提供する
ものである。
【0013】また本発明は、(A)アルカリ可溶性樹
脂、(B)下記一般式(I)
【0014】
【化9】
【0015】〔式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭
素原子数1〜6のアルコキシル基、またはシクロアルキ
ル基を表し;R9〜R11はそれぞれ独立に水素原子また
は炭素原子数1〜6のアルキル基を表し;Qは水素原
子、炭素原子数1〜6のアルキル基、R9と結合し、炭
素原子鎖3〜6のシクロ環、または下記の化学式(II)
で表される残基
【0016】
【化10】
【0017】(式中、R12およびR13はそれぞれ独立に
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル
基、炭素原子数1〜6のアルコキシル基、またはシクロ
アルキル基を表し;cは1〜3の整数を示す)を表し;
Dはそれぞれ独立に水素原子、1,2−ナフトキノンジ
アジドスルホニル基、または酸解離性基を表し、少なく
とも1つは1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基
を表し、少なくとも1つは酸解離性基を表し;a、bは
1〜3の整数を表し;dは0〜3の整数を表し;nは0
〜3の整数を表す〕で表されるキノンジアジドエステル
化物、および(C)365nmの波長の光に対して酸を
発生する化合物を含有してなるポジ型ホトレジスト組成
物を提供するものである。
【0018】また本発明は、(A)成分の全フェノール
性水酸基の一部が酸解離性基で保護されている前記のポ
ジ型ポトレジスト組成物を提供するものである。
【0019】また本発明は、(B)成分として下記一般
式(I−a)で表されるキノンジアジドエステル化物を
含有してなる前記のポジ型ホトレジスト組成物を提供す
るものである。
【0020】
【化11】
【0021】(式中、R1〜R8、D、a、bおよびdは
前記と同義であり、mは1〜3の整数を表す)
【0022】また本発明は、(B)成分として下記一般
式(I−b)で表されるキノンジアジドエステル化物を
含有してなる前記のポジ型ホトレジスト組成物を提供す
るものである。
【0023】
【化12】
【0024】(式中、R1〜R6、R12、R13、D、a、
bおよびcは、前記と同義である)
【0025】また本発明は、酸解離性基が、下記構造式
(a−1)で表される基である前記のポジ型ホトレジス
ト組成物を提供するものである。
【0026】
【化13】
【0027】また本発明は、酸解離性基が、下記構造式
(a−2)で表される基である前記のポジ型ホトレジス
ト組成物を提供するものである。
【0028】
【化14】
【0029】また本発明は、(A)成分の全フェノール
性水酸基の5〜50%が、酸解離性基で保護されている
前記のポジ型ホトレジスト組成物を提供するものであ
る。
【0030】また本発明は、(B)成分の全フェノール
性水酸基の10〜50%が、酸解離性基で保護されてい
る前記のポジ型ホトレジスト組成物を提供するものであ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】(A)アルカリ可溶性樹脂 (A)成分としてのアルカリ可溶性樹脂は、とくに制限
されるものでなく、ポジ型ホトレジスト組成物において
被膜形成物質として通常用いられ得るものの中から任意
に選ぶことができ、好ましくは、芳香族ヒドロキシ化合
物とアルデヒド類またはケトン類との縮合反応生成物、
ポリヒドロキシスチレンおよびその誘導体等を挙げるこ
とができる。
【0032】前記芳香族ヒドロキシ化合物としては、例
えばフェノール、m−クレゾール、p−クレゾール、o
−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレ
ノール、3,5−キシレノール、3,4−キシレノール
等のキシレノール類;m−エチルフェノール、p−エチ
ルフェノール、o−エチルフェノール、2,3,5−ト
リメチルフェノール、2,3,5−トリエチルフェノー
ル、4−tert−ブチルフェノール、3−tert−
ブチルフェノール、2−tert−ブチルフェノール、
2−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−t
ert−ブチル−5−メチルフェノール等のアルキルフ
ェノール類;p−メトキシフェノール、m−メトキシフ
ェノール、p−エトキシフェノール、m−エトキシフェ
ノール、p−プロポキシフェノール、m−プロポキシフ
ェノール等のアルコキシフェノール類;o−イソプロペ
ニルフェノール、p−イソプロペニルフェノール、2−
メチル−4−イソプロペニルフェノール、2−エチル−
4−イソプロペニルフェノール等のイソプロペニルフェ
ノール類;フェニルフェノール等のアリールフェノール
類;4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノー
ルA、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロガロール等
のポリヒドロキシフェノール類等を挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0033】前記アルデヒド類としては、例えばホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサン、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド、トリメチルアセトアルデヒド、アクロレイン、ク
ロトンアルデヒド、シクロヘキサンアルデヒド、フルフ
ラール、フリルアクロレイン、ベンズアルデヒド、テレ
フタルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、α−フ
ェニルプロピルアルデヒド、β−フェニルプロピルアル
デヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、o−メチルベンズアルデヒド、m−メチルベンズア
ルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、o−クロロベ
ンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデヒド、p−ク
ロロベンズアルデヒド、ケイ皮酸アルデヒド等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を
組み合わせて用いてもよい。これらのアルデヒド類の中
では、入手のしやすさからホルムアルデヒドが好ましい
が、特に耐熱性を向上させるためにはヒドロキシベンズ
アルデヒド類とホルムアルデヒドを組み合わせて用いる
のが好ましい。
【0034】前記ケトン類として、例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、ジエチルケトン、ジフェニルケトン
等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また
2種以上を組み合わせて用いてもよい。さらにまた、ア
ルデヒド類とケトン類とを適宜組み合わせて用いてもよ
い。
【0035】前記芳香族ヒドロキシ化合物とアルデヒド
類またはケトン類との縮合反応生成物は、酸性触媒の存
在下公知の方法で製造することができる。その際の酸性
触媒としては、塩酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、パラトル
エンスルホン酸等を使用することができる。
【0036】前記ポリヒドロキシスチレンおよびその誘
導体としては、例えばビニルフェノールの単独重合体、
ビニルフェノールとこれと共重合し得るコモノマーとの
共重合体等が挙げられる。このコモノマーとしては、例
えばアクリル酸誘導体、アクリロニトリル、メタクリル
酸誘導体、メタクリロニトリル、スチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、o−メチルスチレン、
p−メトキシスチレン、p−クロロスチレン等のスチレ
ン誘導体が挙げられる。
【0037】中でも本発明において好適な(A)アルカ
リ可溶性樹脂は、GPC(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー)にて測定したポリスチレン換算重量平均
分子量(Mw)2000〜25000、とくに2500
〜20000のノボラック樹脂、ヒドロキシスチレン系
樹脂およびその誘導体等が好ましい。重量平均分子量が
2000未満、とくに1000以下であると、解像性が
著しく劣り好ましくない。また重量平均分子量が高すぎ
ると塗布性が劣るため、25000以下の範囲で選ぶの
が好ましい。
【0038】なお(A)成分は、低分子量体をカットす
ることが望ましい。低分子量体のカットの方法はとくに
制限されないが、例えば次のような方法が好適である。
まず、ノボラック樹脂溶液を、メチルアミルケトン(M
AK)に溶解させ、これを水洗することにより、触媒、
未反応物を除く。次いで、これにヘキサン、ヘプタン等
の貧溶媒または、ヘキサン−MAK混合溶媒、ヘプタン
−MAK混合溶媒を加え攪拌後、静置すると、上層が貧
溶媒層、下層がMAK層に分離され、上層に低分子量
体、下層に高分子量体が分離される。よって、下層を抽
出することにより、高分子量のノボラック樹脂を得るこ
とができる。
【0039】本発明では、(A)アルカリ可溶性樹脂中
のフェノール性水酸基の少なくとも一部が、酸触媒反応
により分解してアルカリ可溶性に変化する基、いわゆる
酸解離性基で保護されるか、もしくは(B)キノンジア
ジドエステル化物中のフェノール性水酸基の少なくとも
一部が酸解離性基で保護される。また、(A)成分のフ
ェノール性水酸基の一部および(B)成分のフェノール
性水酸基の一部の両方が酸解離性基で保護されていても
よい。これにより、未露光部分と露光部分との現像コン
トラストが強くなり、解像性を損なうことなく、DOF
特性を向上させることができる。なお、(B)キノンジ
アジドエステル化物が酸解離性基をもたない場合、
(A)アルカリ可溶性樹脂は、樹脂中のフェノール性水
酸基の一部を酸解離性基で保護することが必須である
が、その場合、(A)成分に用いる樹脂は、溶解レート
の高い樹脂を用いることが、高感度化を達成する点で好
ましい。(A)成分に用いる溶解レートの高い樹脂は、
例えば重量平均分子量の低い樹脂またはフェノール、m
−クレゾール、o−クレゾール、ハイドロキノン、カテ
コール、レゾルシノール、ピロガロールなどのユニット
の割合が多いノボラック樹脂、あるいはヒドロキシスチ
レンユニットの割合が多いヒドロキシスチレン系樹脂な
どが挙げられる。中でも好適なノボラック樹脂は、フェ
ノール、m−クレゾールおよびo−クレゾールの中から
選ばれる少なくとも1種のフェノール類とホルムアルデ
ヒドとの縮合反応により得られた重量平均分子量250
0〜5000のノボラック樹脂が好ましい。またヒドロ
キシスチレン系樹脂は、重量平均分子量5000〜10
000のポリヒドロキシスチレンが好ましい。
【0040】(A)成分または(B)成分中のフェノー
ル性水酸基の一部を保護する酸解離性基としては、下記
の(C)成分から発生する酸により解離するものであれ
ばよく、例えば、1−エトキシメチル基、1−エトキシ
エチル基、1−プロポキシメチル基、1−プロポキシエ
チル基、1−n−ブトキシメチル基、1−iso−ブト
キシメチル基、1−tert−ブトキシメチル基等のア
ルコキシアルキル基;t−ブトキシカルボニル基、t−
ブトキシカルボニルメチル基、t−ブトキシカルボニル
エチル基等のアルコキシカルボニルアルキル基;テトラ
ヒドロフラニル基;テトラヒドロピラニル基;直鎖状ま
たは分岐鎖状アセタール基;環状アセタール基;トリメ
チルシリル基、トリエチルシリル基、トリフェニルシリ
ル基等のトリアルキルシリル基が挙げられる。中でも
(a−1)で表されるエチルビニル基(エトキシエチル
基)、(a−2)で表されるt−ブトキシカルボニル基
が解像性に優れたポジ型ホトレジスト組成物を提供でき
る点で好ましく、とくにエチルビニル基が好ましい。
(A)成分もしくは(B)成分中のフェノール性水酸基
がエチルビニル基で保護された構造は、下記構造式(A
−1)に示されるものであり、
【0041】
【化15】
【0042】フェノール性水酸基がt−ブトキシカルボ
ニル基で保護された構造は、下記構造式(A−2)に示
されるものである。
【0043】
【化16】
【0044】(A)成分のフェノール性水酸基の保護割
合は、保護基の種類にもよるが、樹脂中の全フェノール
性水酸基の3%以上、好ましくは5〜50%程度が保護
されていることが好ましく、少ないと現像コントラスト
が不十分で、優れた解像性およびDOF特性が得られ
ず、多いと感度が低下するため好ましくない。
【0045】本発明におけるフェノール性水酸基の一部
が酸解離性基で保護されている(A)成分の合成方法
は、とくに限定されるものではなく、常法により合成で
き、例えば、(A)成分を有機溶媒に溶解し、これに塩
基性触媒および酸解離性基に対応する化合物を添加し、
20〜70℃程度の温度で1〜10時間程度反応を行っ
た後、反応液を多量の酸水溶液または水中に注ぎ、静置
し、有機溶媒層(上層)を取り出し、その後、酸水溶液
または水で数回洗浄して、反応液中の塩基性触媒および
塩などを除去し、有機溶媒を減圧除去するなどして、本
発明に用いるフェノール性水酸基の一部が酸解離性基で
保護された(A)成分を得ることができる。上記有機溶
媒としては、(A)成分が溶解する溶媒であれば良く、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコール、プロピレングリコール等の
アルコール類、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、1,
2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン等の
エーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状
エーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルアミルケトン等のケトン類、γ
−ブチロラクトン等の環状エステル類等を挙げることが
できる。しかし、反応後の洗浄工程で用いる酸水溶液や
水と混ざらない溶媒であることが好ましく、このような
溶媒として、メチルアミルケトン、γ−ブチロラクトン
が挙げられる。上記塩基性触媒としては、例えばエチル
アミン、エタノールアミン、ジエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ジエタノールアミン、ジシクロヘキシル
アミン等の一級または二級アミンや、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等の低級ア
ルキル基を含む三級アミンが挙げられ、とくにトリエチ
ルアミン等が好ましい。上記酸解離性基に対応する化合
物としては、例えば酸解離性基がエチルビニル基の場合
は、1−クロロ−1−エトキシエタンや1−エトキシエ
テンなどが挙げられ、酸解離性基がt−ブトキシカルボ
ニル基の場合は、ジ−tert−ブチル−ジ−カルボネ
ートが挙げられる。上記酸水溶液としては、酸解離性基
が酸により分解しないよう、弱酸性の酸であることが好
ましく、酢酸水溶液などが挙げられる。
【0046】(B)キノンジアジドエステル化物 (B)成分としてのキノンジアジドエステル化物は、と
くに制限されるものでなく、ポジ型ホトレジスト組成物
において感光剤として通常用いられ得るものの中から任
意に選ぶことができる。例えば、従来の1,2−ナフト
キノンジアジドスルホン酸化合物とポリフェノール化合
物とのエステル化物が挙げられる。ポリフェノール化合
物としては、具体的には、2,4−ビス(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−5−ヒドロキシフェ
ノール、2,6−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−4−メチルフェノール等のリニア状3
核体化合物、ビス〔2,5−ジメチル−3−(4−ヒド
ロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシフェニ
ル〕メタン、ビス〔2,5−ジメチル−3−(2−ヒド
ロキシ−5−メチルベンジル)−4−ヒドロキシフェニ
ル〕メタン、ビス〔2,5−ジメチル−3−(4−ヒド
ロキシベンジル)−4−ヒドロキフェニル〕メタン、ビ
ス[2,5−ジメチル−3−(2,4−ジヒドロキシベ
ンジル)−4−ヒドロキシフェニル]メタン、ビス[3
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル]メタン、ビス[3
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4
−ヒドロキシ−5−エチルフェニル]メタン、ビス[3
−(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシベンジル)−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル]メタン、ビス[3
−(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシベンジル)−4
−ヒドロキシ−5−エチルフェニル]メタン、ビス[2
−ヒドロキシ−3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−5−メチルフェニル]メタン、ビス[2
−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−5−メチルフェニル]メタン、ビス[4−ヒド
ロキシ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)
−5−メチルフェニル]メタン等のリニア状4核体化合
物;2,4−ビス[2−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロ
キシベンジル)−5−メチルベンジル]−6−シクロヘ
キシルフェノール、2,4−ビス[4−ヒドロキシ−3
−(4−ヒドロキシベンジル)−5−メチルベンジル]
−6−シクロヘキシルフェノール等のリニア状5核体化
合物等のリニア状ポリフェノール化合物等が好ましいも
のとして挙げられる。
【0047】エステル化物は、例えば1,2−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸ハライドと前記したポリフェノ
ール化合物とを縮合反応させ、完全エステル化または部
分エステル化することによって製造することができる。
この縮合反応は、通常例えばジオキサン、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミド等の有機溶媒中、トリ
エチルアミン、炭酸アルカリまたは炭酸水素アルカリの
ような塩基性縮合剤の存在下で行うのが有利である。こ
の際、ポリフェノール化合物の水酸基の合計モル数の5
0%以上、好ましくは60%以上を1,2−ナフトキノ
ンジアジド−4(または5)−スルホニルハライドでエ
ステル化したエステル化物(すなわち、エステル化率が
50%以上、好ましくは60%以上のエステル化物)を
用いるとより優れた高解像性を得ることができるので好
ましい。
【0048】また(B)成分は、前記(A)成分が酸解
離性基を有しない場合には、上記一般式(I)で表され
るキノンジアジドエステル化物を用いることにより、i
線を用いたホトリソグラフィ技術において感度および解
像性に優れ、とくに0.35μm以下の微細なパターン
を形成するホトリソグラフィ技術に適した高解像性のポ
ジ型ホトレジスト組成物を提供することができる。な
お、(B)成分中のフェノール性水酸基の一部を保護す
る酸解離性基としては、前記(A)成分で説明したもの
が挙げられる。上記一般式(I)で表されるキノンジア
ジドエステル化物の中でも下記一般式(I−a)
【0049】
【化17】
【0050】(式中、R1〜R8、D、a、bおよびdは
前記と同義であり、mは1〜3の整数を表す)で表され
る直鎖状のポリフェノール化合物や、下記一般式(I−
b)
【0051】
【化18】
【0052】(式中、R1〜R6、R12、R13、D、a、
bおよびcは前記と同義である)で表されるトリスフェ
ノール型のポリフェノール化合物のキノンジアジドエス
テル化物は、レジスト組成物の高解像性化の点で好まし
い。
【0053】なお、一般式(I)のキノンジアジドエス
テル化物の平均エステル化率は、全フェノール性水酸基
の10%以上、とくには20〜70%が好ましく、ま
た、(B)成分のフェノール性水酸基の酸解離性基によ
る保護割合は、酸解離性基の種類にもよるが、(B)成
分の全フェノール性水酸基の5%以上、好ましくは10
〜50%程度が保護されていることが好ましく、エステ
ル化率または保護割合がこの範囲より少ないと現像コン
トラストが不十分で、優れた解像性およびDOF特性が
得られず、多いと感度が低下するため好ましくない。
【0054】また、フェノール性水酸基の一部が酸解離
性基で保護されている(B)成分の合成方法は、(1)
フェノール化合物に酸解離性基を導入し、その後、キノ
ンジアジドエステル化反応を行う。(2)フェノール化
合物をキノンジアジドエステル化した後、酸解離性基を
導入する。(3)フェノール化合物に酸解離性基の導入
とキノンジアジドエステル化を同時に行う。の3つの方
法が挙げられる。酸解離性基の導入方法は、キノンジア
ジドエステル化反応と同じであるが、具体的には、
(1)の場合は、フェノール化合物を有機溶媒に溶解
し、これに塩基性触媒および酸解離性基に対応する化合
物を添加し、20〜70℃程度の温度で1〜10時間程
度反応を行った後、反応液を多量の酸水溶液または水中
に注ぎ、静置し、有機溶媒層(上層)を取り出し、その
後、酸水溶液または水で数回洗浄して、反応液中の塩基
性触媒および塩などを除去し、有機溶媒を減圧除去する
などして、フェノール性水酸基の一部が酸解離性基で保
護されたフェノール化合物を得ることができる。そし
て、当該化合物を有機溶媒に溶解し、これに塩基性触媒
および1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸ハライ
ドを添加し、20〜70℃程度の温度で1〜10時間程
度反応を行った後、反応液を多量の酸水溶液または水中
に注ぎ、静置し、有機溶媒層(上層)を取り出し、その
後、酸水溶液または水で数回洗浄して、反応液中の塩基
性触媒および塩などを除去し、有機溶媒を減圧除去する
などして、本発明のフェノール性水酸基の一部が酸解離
性基で保護されたキノンジアジドエステル化物を得るこ
とができる((2)および(3)の方法は、上記のエス
テル化工程および酸解離性基の導入工程を入れ替え、も
しくは同時に行うことで達成できる)。
【0055】本発明のポジ型ホトレジスト組成物におい
て、(B)成分の配合量は、(A)成分であるアルカリ
可溶性樹脂と所望に応じて添加される下記(D)感度向
上剤との合計量に対し5〜80重量%、好ましくは10
〜40重量%の範囲で選ぶのが好ましい。(B)成分の
配合量が5重量%未満であるとパターンに忠実な画像が
得られず、転写性も低下する。一方、80重量%を超え
ると感度劣化と形成されるレジスト膜の均質性が低下
し、解像性が劣化する。
【0056】(C)成分 本発明における(C)成分は、365nmの波長の光に
対して酸を発生する化合物であればよく、i線用光酸発
生剤として通常用いられ得るものの中から任意に選ぶこ
とができる。例えばトリアジン系酸発生剤、オキシムス
ルホネート系酸発生剤、オニウム塩系酸発生剤などを用
いることができる(特開平5−107755号公報参
照)。中でも、トリアジン系酸発生剤としては、下記一
般式(c−1)
【0057】
【化19】
【0058】で表される化合物が好ましく、オキシムス
ルホネート系酸発生剤としては、下記一般式(c−2)
【0059】
【化20】
【0060】や、下記一般式(c−3)
【0061】
【化21】
【0062】で表される化合物が好ましく、オニウム塩
系酸発生剤としては、下記一般式(c−4)
【0063】
【化22】
【0064】で表される化合物が好ましく、これらの酸
発生剤は、365nmの波長の光に対して酸の発生効率
が良い。(C)成分は、組成物中少なすぎても、また多
すぎても感度の向上効果が十分に得られない。その配合
量は、(C)成分の種類にもよるが、(A)成分である
アルカリ可溶性樹脂と所望に応じて添加される下記
(D)成分(感度向上剤)との合計量に対し、おおよそ
0.5〜20重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で
選ぶのが好ましい。
【0065】(D)感度向上剤(増感剤)本発明の組成
物においては、その好ましい性能を損なわない範囲にお
いて、所望に応じ、(D)感度向上剤(増感剤)をさら
に含有させることができる。(D)成分としては、とく
に制限されず、従来からポジ型ホトレジストの感度向上
剤(増感剤)として知られているものの中から任意に選
ぶことができる。例えば、上記の一般式(I)で表され
る化合物を使用することができ、例えばビス(4−ヒド
ロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−2−ヒド
ロキシフェニルメタン、1,4−ビス[1−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]ベ
ンゼン、2,4−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニルメチル)−6−メチルフェノール、ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−
ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−
2,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニル
メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、1−
[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4
−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]
ベンゼン、1−[1−(3−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、
2,6−ビス[1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)
イソプロピル]−4−メチルフェノール、4,6−ビス
[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]レゾ
ルシン、4,6−ビス(3,5−ジメトキシ−4−ヒド
ロキシフェニルメチル)ピロガロール、4,6−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニルメチル)
ピロガロール、2,6−ビス(3−メチル−4,6−ジ
ヒドロキシフェニルメチル)−4−メチルフェノール、
2,6−ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニルメ
チル)−4−メチルフェノール、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン等が挙げられる。ま
たその他、6−ヒドロキシ−4a−(2,4−ジヒドロ
キシフェニル)−9−1’−スピロシクロヘキシル−
1,2,3,4,4a,9a−ヘキサヒドロキサンテ
ン、6−ヒドロキシ−5−メチル−4a−(2,4−ジ
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−9−1’−スピロ
シクロヘキシル−1,2,3,4,4a,9a−ヘキサ
ヒドロキサンテン等も用いることができる。中でも1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−
3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、2,6−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)−4−
メチルフェノールなどが好ましい。これら(D)成分を
配合する場合、その含有量は(A)成分であるアルカリ
可溶性樹脂成分に対し5〜50重量%、好ましくは10
〜40重量%の範囲で選ばれる。
【0066】本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、
(A)〜(C)成分、および必要に応じて添加される
(D)成分、さらに各種添加成分を、適当な溶剤に溶解
して溶液の形で用いるのが好ましい。このような溶剤の
例としては、従来のポジ型ホトレジスト組成物に用いら
れる溶剤を挙げることができ、例えばアセトン、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケ
トン、2−ヘプタノン等のケトン類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、エ
チレングリコールモノアセテート、プロピレングリコー
ルモノアセテート、ジエチレングリコールモノアセテー
ト、あるいはこれらのモノメチルエーテル、モノエチル
エーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル
またはモノフェニルエーテル等の多価アルコール類およ
びその誘導体;ジオキサンのような環式エーテル類;お
よび乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプ
ロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル等のエ
ステル類を挙げることができる。これらは単独で用いて
もよいし、2種以上を混合して用いてもよい。とくにア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチ
ルイソアミルケトン、2−ヘプタノン等のケトン類;乳
酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピル
ビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン
酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル等のエステル類
が好ましい。
【0067】また本発明のポジ型ホトレジスト組成物に
は、解像度、露光余裕度、残膜率の向上を目的として、
p−トルエンスルホン酸クロライド(PTSC)、4,
4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、1,4
−ビス〔1−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シク
ロヘキシルフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,3
−ビス〔1−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シク
ロヘキシルフェニル)イソプロピル〕ベンゼン等を、組
成物に対しそれぞれ0.01〜10重量%程度の範囲内
で添加してもよい。
【0068】また本発明のポジ型ホトレジスト組成物に
は、さらに必要に応じて、相容性のある添加物、例えば
ハレーション防止のための紫外線吸収剤、例えば4−ジ
メチルアミノ−2’,4’−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、5−アミノ−3−メチル−1−フェニル−4−(4
−ヒドロキシフェニルアゾ)ピラゾール、4−ジメチル
アミノ−4’−ヒドロキシアゾベンゼン、4−ジエチル
アミノ−4’−エトキシアゾベンゼン、4,4’−ジエ
チルアミノアゾベンゼン、クルクミン等や、またストリ
エーション防止のための界面活性剤、例えばフロラード
FC−430、FC431(商品名、住友3M(株)
製)、エフトップEF122A、EF122B、EF1
22C、EF126(商品名、トーケムプロダクツ
(株)製)等のフッ素系界面活性剤などを本発明の目的
に支障のない範囲で添加含有させることができる。
【0069】本発明の組成物の好適な使用方法について
一例を示すと、まず、シリコーンウェーハ等の支持体上
に、(A)〜(C)成分、および必要に応じて添加され
る(D)成分、さらに各種添加成分を前記したような適
当な溶剤に溶かした溶液をスピンナー等で塗布し、乾燥
して感光層を形成させ、次いで365nm付近の波長の
光を発光する光源、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯を用い、所望のマスクパターンを介して露光
する。次にPEB(露光後加熱)処理を行い、これを現
像液、例えば1〜10重量%テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド(TMAH)水溶液のようなアルカリ性水
溶液に浸漬すると、露光部が溶解除去されてマスクパタ
ーンに忠実な画像を得ることができる。
【0070】
【実施例】以下本発明を実施例および比較例により、さ
らに説明する。なお、本発明のポジ型ホトレジスト組成
物の諸物性は次のようにして求めた。
【0071】(1)感度:試料をスピンナーを用いてシ
リコンウェーハ上に塗布し、これをホットプレート上で
90℃、90秒間乾燥して膜厚1.05μmのレジスト
膜を得た。この膜に縮小投影露光装置NSR−2005
i10D(ニコン社製、NA=0.57)を用いて、
0.1秒から0.01秒間隔で露光したのち、110
℃、90秒間のPEB(露光後加熱)処理を行い、2.
38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶
液で23℃にて60秒間現像し、30秒間水洗して乾燥
したとき、露光部分の膜厚が0になったときの露光時間
(Eth)を感度としてミリ秒(ms)単位で表した。
【0072】(2)解像性:0.35μmのマスクパタ
ーンを再現する露光量における限界解像度で表した。
【0073】(3)断面形状:0.35μm幅のレジス
トパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写
真により観察した。
【0074】(4)焦点深度幅特性:縮小投影露光装置
NSR−2005i10D(ニコン社製、NA=0.5
7)を用いて、Eop(0.35μmのラインアンドス
ペース幅が1:1に形成されるのに要する露光量)を基
準露光量とし、その露光量において、焦点を適宜上下に
ずらし、露光、現像を行って得られたレジストパターン
のSEM写真の観察を行った。そのSEM写真より0.
35μmの矩形のレジストパターンが得られる焦点ずれ
の最大値(μm)を焦点深度幅特性とした。
【0075】(合成例1)実施例1で用いる(B)成分
を合成するために、下記一般式(I−c)で示されるフ
ェノール化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸クロリドとのジエステル化物(平均エステル
化率50%)を常法により合成し、該ジエステル化物3
0gを溶媒(2−ヘプタノン)130gに溶解し、これ
にトリエチルアミン6.08g、および1−クロロ−1
−エトキシエタン3.28gを添加し、26℃で2時間
反応を行った。次いで、反応液を1.5重量%酢酸水溶
液500ml中に注ぎ、静置し、有機溶媒層(上層)
を、デカンテーションにより取り出した。その後、純水
500mlを用いた洗浄操作を2回行った後、有機溶媒
を減圧除去してフェノール性水酸基の25%がエチルビ
ニル基で保護されたエステル化物約30gを得た。
【0076】
【化23】
【0077】 (実施例1) (A)成分: 100重量部 (m−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮合反応により合成し、低分子量体を 分別して得られた重量平均分子量4000のノボラック樹脂) (B)成分: 47重量部 [合成例1で合成された(全フェノール性水酸基の50%がエステル化され、2 5%がエチルビニル基で保護された)キノンジアジドエステル化物] (C)成分: 5重量部 (下記一般式(c−2)で表されるオキシムスルホネート系酸発生剤)
【0078】
【化24】
【0079】 (D)成分: 35重量部 (下記一般式(d−1)で表されるフェノール化合物)
【0080】
【化25】
【0081】上記(A)〜(D)成分を2−ヘプタノン
480重量部に溶解した後、これを孔径0.2μmのメ
ンブランフィルターを用いてろ過し、ポジ型ホトレジス
ト組成物を調製した。このものについての上記(1)〜
(4)の物性を表1に示す。
【0082】(実施例2)実施例1で用いた(B)成分
の代わりに、下記一般式(I−d)で表されるフェノー
ル化合物の、全フェノール性水酸基の50%が1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基でエステル化
され、25%がエチルビニル基で保護されたキノンジア
ジドエステル化物を用いた以外は、実施例1と同様にし
てポジ型ホトレジスト組成物を調製した。このものにつ
いての上記(1)〜(4)の物性を表1に示す。
【0083】
【化26】
【0084】(実施例3)実施例1で用いた(C)成分
の代わりに、下記一般式(c−1)で表されるトリアジ
ン系酸発生剤を用いた以外は、実施例1と同様にしてポ
ジ型ホトレジスト組成物を調製した。このものについて
の上記(1)〜(4)の物性を表1に示す。
【0085】
【化27】
【0086】(比較例1)実施例1で用いた(B)成分
の代わりに、実施例1の(B)成分で用いたフェノール
化合物の、全フェノール性水酸基の50%が1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホニル基でエステル化さ
れたキノンジアジドエステル化物を用いた以外は、実施
例1と同様にしてポジ型ホトレジスト組成物を調製し
た。このものについての上記(1)〜(4)の物性を表
1に示す。
【0087】(比較例2)実施例1で用いた(C)成分
の代わりに、365nm付近の波長の光に対して、ほと
んど酸を発生しない酸発生剤として、オニウム塩系のジ
フェニルヨードニウムトリフレートを用いた以外は、実
施例1と同様にしてポジ型ホトレジスト組成物を調製し
た。このものについての上記(1)〜(4)の物性を表
1に示す。
【0088】(比較例3)実施例1で用いた(A)成分
の代わりに、重量平均分子量4500のノボラック樹脂
(m−クレゾール/p−クレゾール=42.5/57.
5)を用い、実施例1で用いた(B)成分の代わりに、
実施例1の(B)成分で用いたフェノール化合物の、全
フェノール性水酸基の50%が1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホニル基でエステル化されたキノンジ
アジドエステル化物を用いた以外は、実施例1と同様に
してポジ型ホトレジスト組成物を調製した。このものに
ついての上記(1)〜(4)の物性を表1に示す。
【0089】(合成例2)実施例4で用いる(A)成分
を合成するために、m―クレゾールとホルムアルデヒド
との縮合反応により合成し、低分子量体を分別して得ら
れた重量平均分子量4000のノボラック樹脂の10重
量%溶液[溶媒=メチルアミルケトン:γ−ブチロラク
トン=10:2(重量比)]150gにトリエチルアミ
ン17g、および1−クロロ−1−エトキシエタン2g
を添加し、40℃で3時間反応を行った。次いで、反応
液を1.5重量%酢酸水溶液500ml中に注ぎ、静置
し、有機溶媒層(上層)を、デカンテーションにより取
り出した。その後、純水500mlを用いた洗浄操作を
2回行った後、有機溶媒を減圧除去してフェノール性水
酸基の10%がエチルビニル基で保護されたノボラック
樹脂20gを得た。
【0090】 (実施例4) (A)成分: 100重量部 [合成例2で合成された(重量平均分子量4000、全フェノール性水酸基の1 0%をエチルビニル基で保護した)ノボラック樹脂] (B)成分: 47重量部 (下記一般式(I−c)で表されるフェノール化合物の、全フェノール性水酸基 の50%が1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基でエステル化され たキノンジアジドエステル化物)
【0091】
【化28】
【0092】 (C)成分: 5重量部 (下記一般式(c−3)で表されるオキシムスルホネート系酸発生剤)
【0093】
【化29】
【0094】 (D)成分: 35重量部 (下記一般式(d−2)で表されるフェノール化合物)
【0095】
【化30】
【0096】上記(A)〜(D)成分を2−ヘプタノン
480重量部に溶解した後、これを孔径0.2μmのメ
ンブランフィルターを用いてろ過し、ポジ型ホトレジス
ト組成物を調製した。このものについての上記(1)〜
(4)の物性を表1に示す。
【0097】(合成例3)実施例5で用いる(A)成分
を合成するために、重量平均分子量8000のポリヒド
ロキシスチレンの15重量%溶液[溶媒=2−ヘプタノ
ン]267gにトリエチルアミン17.8g、およびジ
−tert−ブチル−ジ−カルボネート38.25gを
添加し、22℃で2時間反応を行った。次いで、反応液
を1.5重量%酢酸水溶液500ml中に注ぎ、静置
し、有機溶媒層(上層)を、デカンテーションにより取
り出した。その後、純水500mlを用いた洗浄操作を
2回行った後、有機溶媒を減圧除去してフェノール性水
酸基の35%がt−ブトキシカルボニル基で保護された
ポリヒドロキシスチレン35gを得た。
【0098】(実施例5)実施例4で用いた(A)成分
の代わりに、合成例3で合成された全フェノール性水酸
基の35%がt−ブトキシカルボニル基で保護された重
量平均分子量8000のポリヒドロキシスチレンを用い
た以外は、実施例4と同様にしてポジ型ホトレジスト組
成物を調製した。このものについての上記(1)〜
(4)の物性を表1に示す。
【0099】
【表1】
【0100】比較例1においては、現像時の未露光部分
の膜減りが激しく、レジストパターンは形成されなかっ
た。比較例2においては、現像時の露光部分の除去がで
きず、分離パターンが形成できなかった。比較例3にお
いては、解像性に優れるものの、感度および焦点深度幅
特性のいずれにおいても実施例に劣る結果となった。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、i線(365nm)を
用いたホトリソグラフィ技術において、0.35μm程
度の微細なパターン形成が可能で、そのような超微細な
領域においてDOF特性に優れ、かつ高感度化が達成さ
れたポジ型ホトレジスト組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/14 C08L 101/14 G03F 7/022 601 G03F 7/022 601 H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 平田 敦子 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 小原 秀克 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 中山 寿昌 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AB16 AB17 AC01 AD03 BE00 BE01 BE10 BG00 4J002 BC121 CC031 CC071 CC091 EJ017 EQ036 GP03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)全フェノール性水酸基の一部が酸
    解離性基で保護されているアルカリ可溶性樹脂、(B)
    キノンジアジドエステル化物、および(C)365nm
    の波長の光に対して酸を発生する化合物を含有してなる
    ポジ型ホトレジスト組成物。
  2. 【請求項2】 (A)アルカリ可溶性樹脂、(B)下記
    一般式(I) 【化1】 〔式中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン
    原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜
    6のアルコキシル基、またはシクロアルキル基を表し;
    9〜R11はそれぞれ独立に水素原子または炭素原子数
    1〜6のアルキル基を表し;Qは水素原子、炭素原子数
    1〜6のアルキル基、R9と結合し、炭素原子鎖3〜6
    のシクロ環、または下記の化学式(II)で表される残基 【化2】 (式中、R12およびR13はそれぞれ独立に水素原子、ハ
    ロゲン原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子
    数1〜6のアルコキシル基、またはシクロアルキル基を
    表し;cは1〜3の整数を示す)を表し;Dはそれぞれ
    独立に水素原子、1,2−ナフトキノンジアジドスルホ
    ニル基、または酸解離性基を表し、少なくとも1つは
    1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基を表し、少
    なくとも1つは酸解離性基を表し;a、bは1〜3の整
    数を表し;dは0〜3の整数を表し;nは0〜3の整数
    を表す〕で表されるキノンジアジドエステル化物、およ
    び(C)365nmの波長の光に対して酸を発生する化
    合物を含有してなるポジ型ホトレジスト組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分の全フェノール性水酸基の一
    部が酸解離性基で保護されている請求項2に記載のポジ
    型ポトレジスト組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分として下記一般式(I−a)
    で表されるキノンジアジドエステル化物を含有してなる
    請求項2または3に記載のポジ型ホトレジスト組成物。 【化3】 (式中、R1〜R8、D、a、bおよびdは前記と同義で
    あり、mは1〜3の整数を表す)
  5. 【請求項5】 (B)成分として下記一般式(I−b)
    で表されるキノンジアジドエステル化物を含有してなる
    請求項2または3に記載のポジ型ホトレジスト組成物。 【化4】 (式中、R1〜R6、R12、R13、D、a、bおよびc
    は、前記と同義である)
  6. 【請求項6】 酸解離性基が、下記構造式(a−1)で
    表される基であることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載のポジ型ホトレジスト組成物。 【化5】
  7. 【請求項7】 酸解離性基が、下記構造式(a−2)で
    表される基であることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載のポジ型ホトレジスト組成物。 【化6】
  8. 【請求項8】 (A)成分の全フェノール性水酸基の5
    〜50%が、酸解離性基で保護されていることを特徴と
    する請求項1または3に記載のポジ型ホトレジスト組成
    物。
  9. 【請求項9】 (B)成分の全フェノール性水酸基の1
    0〜50%が、酸解離性基で保護されていることを特徴
    とする請求項2または3に記載のポジ型ホトレジスト組
    成物。
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