JP2001337297A - 眼鏡フレームにおける樹脂接続部の歪縮抑制機構、および樹脂接続部が歪縮しない眼鏡フレームの製造方法 - Google Patents

眼鏡フレームにおける樹脂接続部の歪縮抑制機構、および樹脂接続部が歪縮しない眼鏡フレームの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂接続部の経時変化による歪縮化をシッカ
リと抑制できてチタンもしくはチタン合金またはニッケ
ル・チタン系合金材料によって作製されたメタル部品と
樹脂部品との間に隙間や段差が生じることのない眼鏡フ
レームと、その合理的な製造方法を提供すること。 【解決手段】 チタンもしくはチタン合金またはニッケ
ル・チタン系合金材料によって作製されたメタル部品と
樹脂部品とを相欠き状態に接合すると共に、メタル部品
の欠取面にアンカー手段を設けて樹脂部品の欠合せ面に
食い込み固定させるという機構手段を採用した。また、
メタル部品の欠取面と樹脂部品との樹脂接続部を圧接さ
せるだけでメタル部品欠取面のアンカー手段を樹脂部品
の欠合せ面に食い込ませて両者を接合一体化させるとい
う加工手段を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタル部品と樹脂
部品とを接続した部分を含む眼鏡フレームの樹脂接続部
の経時変化による歪縮化を抑制できる眼鏡フレームの歪
縮抑制機構並びに樹脂接続部が歪縮しない眼鏡フレーム
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームには、各部の部品素材に金
属材料を主体として用いて組み立てられたメタルフレー
ムと呼ばれるものと、セルロイドやセルローズ・アセテ
ート樹脂(アセテートとも指称される)、セルローズ・
プロピオネート樹脂(CP)、セルローズ・ブチレート
樹脂(酢酪酸繊維素プラスチック)などのプラスチック
材料を主体として用いて組み立てられプラスチックフレ
ームと呼ばれるものと、さらに、金属部品と合成樹脂部
品とを組み合わせて作製した所謂「コンビネーションフ
レーム」と呼ばれるものとがある。
【0003】そして、最近は、怜悧な質感を呈するメタ
ル部品と暖かで和らぎに満ちた質感を呈する樹脂部品と
を組み合わせて作製されるコンビネーションフレームの
眼鏡に人気が集まってきている。メタル部品と樹脂部品
を適所に配することによって単一素材を基調とした場合
とは全く違ったデザイン的な変化性を眼鏡に表現するこ
とが可能となるからである。
【0004】ところが、メタル部品と樹脂部品とを組み
合わせて作製される従来のコンビネーション眼鏡にあっ
ては、メタル部品と樹脂部品との接合部分に後収縮 (af
tershrinkage)による隙間や段差が生じ易く、特にチタ
ンもしくはチタン合金またはニッケル・チタン系合金材
料で作製したメタル部品は表面処理工程において 200℃
以上の加熱を要する加工を施す必要があるところから、
樹脂部品を接続させたまゝでは履歴する高熱で樹脂が軟
化・変形してしまうため表面処理を施すことができず、
所謂インサート成形法(metal insert method) によるメ
タル部品と樹脂との一体成形も採用できない。そこで、
予め表面処理を施したチタン系部品に樹脂部品を接続し
たもので眼鏡フレームを組み立てることになるのである
が、このようなメタル部品に樹脂部品を接続して眼鏡テ
ンプルなどを作っても樹脂部品との接合強度が十分に得
られず、また、メタル部品と樹脂部品との接続部に隙間
や段差が出来たりするとデザイン的にも見苦しい。その
うえ、頭髪との接触頻度が高いテンプルにメタル部品と
樹脂部品との接続部がある場合には、出来た隙間に髪の
毛が挟まって着脱の際に毛が毟り取られたり、あるいは
脂垢が溜まって不潔になったりするという難点もあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のコン
ビネーション眼鏡フレームに上記のごとき欠点があった
のに鑑みて為されたものであり、樹脂接続部の経時変化
による歪縮化をシッカリと抑制できてメタル部品と樹脂
部品との間に隙間や段差を生じさせることのない眼鏡フ
レームと、その合理的な製造方法を提供することを技術
的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するために採用した手段】本発明者が上記
課題を解決するために採用した手段を添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【0007】まず、本発明者は、チタンもしくはチタン
合金またはニッケル・チタン系合金材料によって作製さ
れたメタル部品1とフタル酸ジオクチルなどのベーパ性
可塑剤を含有する樹脂部品2とを相欠き状態に接合し、
前記メタル部品1の表面11と前記樹脂部品2の表面21と
が段差のない連続面に構成する一方、前記メタル部品1
の欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面22とを少なくとも一
ヵ所をアンカー手段13にて強固に固止するという手段を
採用することにより、前記可塑剤が経時的にベーパした
ときにも当該樹脂部品2を歪縮せしめず、メタル部品と
の接続部に連続面を保持できるようにした点に特徴があ
る。
【0008】そして、本発明においては、上記メタル部
品1のアンカー手段13として、次のような具体的構成を
採用することが可能である。 1.メタル部品1の欠取面12から突起を設け、その頭部
13aを膨出させて尖った銛先状に形成して、樹脂部品2
の欠合せ面22に強固に食い込むようにする。 2.銛先状頭部13aに形成した突起形態のアンカー手段
13の周面に、ローレットなどの如き凹凸加工13bを施し
て樹脂部品2の欠合せ面22に強固に食い込むようにす
る。 3.メタル部品1の欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面22
との間に接着剤を介在させて当該両部品1・2を相欠き
接合を強化したりする。
【0009】次に、本発明者は、相欠き接合すべき部位
に欠取面12を備え、かつ、この欠取面12にはアンカー手
段13を有する眼鏡のメタル部品1の前記欠取面12に対し
て、前記欠取面12に適合する形状の欠合せ面22を有する
樹脂部品2の欠合せ面22を重ね合わせて圧接することに
より、この欠合せ面22にアンカー手段13を食い込ませて
当該両部品1・2を接合一体化し、メタル部品1の表面
11と前記樹脂部品2の表面21を段差のない連続面に後処
理を施して眼鏡フレームFに組み込む,という加工処理
を採用したことによって、樹脂接続部が歪縮しない眼鏡
フレームの製造を可能にし、上記技術的課題を方法的に
解決した点に特徴がある。
【0010】そして、本方法発明にあっては、メタル部
品1の欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面22とに対し、超
音波振動を付与しながら両者を圧接させたり、メタル部
品1の欠取面12あるいは樹脂部品2の欠合せ面22の少な
くとも何れか一方に接着剤を塗布したうえで、両部品1
・2を圧接させたりしてメタル部品1と樹脂部品2との
接合を促進・強化したりすることによって更に生産能率
が向上し、しかも相欠き接合強度が向上される。
【0011】また、本発明方法においては、樹脂部品2
の欠合せ部22に対するアンカー突起13の食い込み固定を
実現する手段として、欠取面12に少なくとも一つのアン
カー挿通孔16が貫通形成したメタル部品1を採用し、こ
のメタル部品1の前記欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面
22とを重ね合わせたうえ、当該メタル部品の表面11側よ
り加熱した釘状のアンカー突起13′、ないしは非加熱状
態のアンカー突起13′を前記アンカー挿通孔16から圧入
して両部品1・2を接合一体化せしめる方法を採っても
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す好
ましい実施形態に基いて、さらに詳しく説明する。
【0013】〔第1実施形態〕図2および図3におい
て、符号1で指示するものはテンプルTの基端側を構成
するメタル部品(βチタン)であり、その表面11は後部
方向に沿って削去され、欠取面12が形成されている。そ
して、この欠取面12の基端側には、アンカー手段(突
起)13が一本だけ植立固定してあり、その頭部13aは軸
部よりも太く膨出して銛先状に尖っている。符号14は、
眼鏡フレームFのブラケット智Bにヒンジ連結させるた
めのヒンジ翼片であり、また符号15は後述の樹脂部品2
を補強するテンプル芯である。
【0014】他方、符号2で指示するものは、テンプル
Tの自由端側を構成するアセテートから成る樹脂部品で
あって、本実施形態ではテンプル芯15を被覆する。そし
て、この樹脂部品2の基端側は、上記メタル部品1の欠
取面12に面着可能な適合形状に削去されて欠合せ面22を
形成している。図中の符号23は、前述のテンプル芯15を
挿入すべき芯孔である。
【0015】上記メタル部品1と樹脂部品2とは、その
欠取面12と欠合せ面22とが重ね合わせた相欠き状態に接
合されて、メタル部品1の表面11と前記樹脂部品2の表
面21とが段差のない連続面を形成する。
【0016】本実施形態にあっては、メタル部品1の欠
取面12と樹脂部品2の欠合せ面22とはエポキシ樹脂系接
着剤によって強固に接着されており、しかもメタル部品
1における欠取面12の基端側に突設したアンカー突起13
の銛先状頭部13aが樹脂部品2の内部に食い込ませた状
態でシッカリと突き刺さっている(図4)。それゆえ、本
実施形態のテンプルTを組み込んで作製した眼鏡フレー
ムは、長期間使用されて当該樹脂部品2中の可塑剤(フ
タル酸ジオクチル)などがベーパして縮む力が作用した
としても、前記アンカー手段13と樹脂部品2との結合が
極めて強固なため当該部分に樹脂の歪縮はシッカリと抑
制されて、メタル部品1と樹脂部品2との継目に隙間や
段差は肉眼では全く観察できないほどの連続面を維持す
る。
【0017】〔第2実施形態〕本実施形態品は、次の点
において、前述の第1実施形態品と相違し、その他は第
1実施形態品と変わりがない。 1.メタル部品1が純チタンにて作製されていること。 2.図5に示すようにアンカー手段(突起)13が基端側
と其処から少し自由端側に離れた箇所の2ヵ所に各々一
本ずつ突設してあること。 3.アンカー手段13は銛先状の頭部13aを有し、かつ、
牙状凹凸13bが周面全体に形成されていること(図7参
照)。 4.樹脂部品2を構成する樹脂がCAB(酢酪酸繊維素
樹脂)であること。
【0018】本実施形態にあっては、アンカー突起13の
銛先状頭部13aおよび周面の牙状凹凸13bが樹脂部品2
を組成するCABの中にガッシリと食い込んだ状態にな
っているので、長い月日の間に樹脂中の可塑剤(フタル
酸ジヘプチル)がベーパして縮む力が作用しても、前記
アンカー突起13と樹脂部品2との結合が極めて強固なた
め当該部分に樹脂の歪縮はシッカリと抑制されて、メタ
ル部品1と樹脂部品2との継目に隙間や段差は生じず、
連続面を維持することができる。
【0019】次に、図5および図6に示す第2実施形態
品の製造方法について説明するものとする。
【0020】まず、メタル部品1における欠取面12の全
面に、エポキシ系樹脂接着剤を塗布する。つぎに、この
メタル部品1のテンプル芯15を樹脂部品2のテンプル芯
孔23に挿入しながら、メタル部品1の欠取面12と樹脂部
品2の欠合せ面22とを重ね合わせて、メタル部品1に超
音波振動を与える。
【0021】メタル部品1に超音波振動が与えられるな
らば、このメタル部品1の欠取面12とアンカー突起13に
当接している樹脂部品2の欠合せ面22はCAB樹脂の分
子が超音波振動により発熱し可塑化される。この際、ア
ンカー手段13に当接している欠合せ面22は超音波振動が
局部的に集中するので他の部位よりも高温度(180℃)に
発熱してアンカー手段13の周囲の樹脂は溶融状態とな
る。そして、この状態でメタル部品1の欠取面12と樹脂
部品2の欠合せ面22とを圧接させれば、塗布した上記エ
ポキシ樹脂系接着剤は硬化乾燥して欠取面13と欠合せ面
22とを強固に接着すると共に、アンカー手段13は欠合せ
面22の樹脂中に埋入した状態となる。この状態で超音波
振動を止めれば、樹脂は硬化して、アンカー手段13は樹
脂部品2の中に食い込んだ形で固定され、テンプルが出
来あがる。
【0022】こうして出来上がったテンプルTは、図1
に示すような形態に組み立てられて目標とする眼鏡フレ
ームFが完成する。
【0023】本願明細書と図面に具体的に示す実施形態
は上記のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限
定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載
内で種々の変更が可能である。
【0024】例えば、本発明における樹脂部品2はマシ
ニングセンター(図示せず)などの工作機械による切削
加工によって製造されたものであってもよく、また射出
成形法によって量産されたものを用いてもよく、何れの
場合も、本発明の技術的範囲に当然に属する。
【0025】また、前述の実施形態においては、チタン
もしくはチタン合金またはニッケル・チタン系合金材料
によって作製されたメタル部品1と樹脂部品2との圧接
に際しては超音波振動を付与したが、超音波振動に代え
ヒーターによる加熱によって樹脂を可塑化させることも
可能であり、また加熱によらず強い圧力だけでアンカー
手段13を樹脂部品2の欠合せ面22に食い込み固定させて
もよいのであり、何れの場合も、当然に本発明の技術的
範囲に属する。
【0026 】また、前述の実施形態にあっては、アンカ
ー手段13はメタル部品1の欠取面12に突設する形式を採
っていたけれども、メタル部品1の欠取面12に少なくと
も一つのアンカー挿通孔16を貫通形成しておき、メタル
部品1の欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面22とを重ね合
わせたうえで、当該メタル部品の表面11側より加熱した
釘状のアンカー突起13′、または非加熱状態のアンカー
突起13′を前記挿通孔16から圧入して両部品1・2を接合
一体化させることも可能であって、かゝる変更実施形態
も、本発明の技術的範囲に属することは云うまでもな
い。
【0027】
【発明の効果】以上実施形態例を挙げて説明したとお
り、本発明を適用して構成した眼鏡フレームの樹脂接続
部の歪縮抑制機構にあっては、チタンもしくはチタン合
金またはニッケル・チタン系合金材料で作製されたメタ
ル部品と樹脂部品とを相欠き状態に接合して前記メタル
部品の表面と前記樹脂部品の表面とを段差のない連続面
に形成すると共に、前記樹脂部品の欠合せ面に対し、前
記メタル部品の欠取面に突設したアンカー手段を食い込
ませた状態で両部品を接合一体化させているので、長い
月日の間に樹脂中の可塑剤等がベーパーして縮む力が作
用しても、その収縮力よりも、前記アンカー手段と樹脂
部品との結合が格段に強固であるため当該部分における
樹脂の歪縮はシッカリと抑制することができて、メタル
部品と樹脂部品との継目部分には隙間や段差を生じさせ
ず、長く連続面を維持させることができる。
【0028】また、上記樹脂接続部の歪縮抑制機構を有
する眼鏡フレームは、メタル部品の欠取面と樹脂部品の
欠合せ面とを重ね合わせて圧接するという簡単な加工処
理を施すだけで、樹脂部品の欠合せ面にメタル部品のア
ンカー手段がシッカリと食い込んだ状態に作製できるの
で、眼鏡フレームの製造を非常に低コストで能率的に推
進することが可能となる。
【0029】このように、本発明は、眼鏡フレームにお
ける樹脂接続部における歪縮変形を頗る簡単かつ直截的
な手段によって解決することに成功したのであって、そ
の産業上の利用価値は頗る大と云うべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用して構成した樹脂接続部
が歪縮しない眼鏡フレームの斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態であるテンプル
の部分拡大分解斜視説明図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施形態(テンプル部
分)における樹脂接続部を拡大して示した部分的な斜視
図である。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態(テンプル部
分)における樹脂接続部分を破断して示した部分拡大説
明図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態であるテンプル
の部分拡大分解斜視説明図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態(テンプル部
分)における樹脂接続部を拡大して示した部分的な斜視
図である。
【図7】図7は、本発明の第2実施形態におけるメタル
部品のアンカー突起を特徴を拡大して示した斜視説明図
である。
【図8】図8は、本発明の他の変形実施形態を示した拡
大斜視説明図である。
【符号の説明】
1 メタル部品 11 (メタル部品の)表面 12 欠取面 13 アンカー手段 13′ 釘状のアンカー手段 13a (アンカー手段の)頭部 13b (アンカー手段周面の)凹凸加工 14 ヒンジ翼片 15 テンプル芯 2 樹脂部品 21 (樹脂部品の)表面 22 欠合せ面 23 芯孔 B ブラケット智 F 眼鏡フレーム T テンプル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンもしくはチタン合金またはニッケ
    ル・チタン系合金材料によって作製されたメタル部品1
    とフタル酸ジオクチルなどのベーパ性可塑剤を含有する
    樹脂部品2とを相欠き状態に接合し、前記メタル部品1
    の表面11と前記樹脂部品2の表面21とを段差のない連続
    面に構成する一方、前記メタル部品1の欠取面12と樹脂
    部品2の欠合せ面22とを少なくとも一ヵ所、アンカー手
    段13で強固に固止して、前記可塑剤が経時的にベーパし
    たときに当該樹脂部品2が歪縮せず、メタル部品との接
    続部に連続面を保持可能にしたことを特徴とする眼鏡フ
    レームにおける樹脂接続部の歪縮抑制機構。
  2. 【請求項2】 アンカー手段13がメタル部品1の欠取面
    12から突出した突起であって、その頭部13aが膨出して
    銛先状に尖っていることを特徴とした請求項1記載の、
    眼鏡フレームにおける樹脂接続部の歪縮抑制機構。
  3. 【請求項3】 アンカー手段13の周面にローレットなど
    如き凹凸加工13bが施されていることを特徴とした請求
    項1または2記載の、眼鏡フレームにおける樹脂接続部
    の歪縮抑制機構。
  4. 【請求項4】 メタル部品1の欠取面12と樹脂部品2の
    欠合せ面22との間に接着剤が介在されて、当該両部品1
    ・2を相欠き状態に接合している請求項1〜3の何れか
    一つに記載の、眼鏡フレームにおける樹脂接続部の歪縮
    抑制機構。
  5. 【請求項5】 相欠き接合すべき部位に欠取面12を備
    え、かつ、この欠取面12にはアンカー手段13を有する眼
    鏡のメタル部品1の前記欠取面12に対し、前記欠取面12
    に適合する形状の欠合せ面22を有する樹脂部品2の欠合
    せ面22を重ね合わせて圧接することにより、この欠合せ
    面22にアンカー手段13を食い込ませて当該両部品1・2
    を接合一体化し、メタル部品1の表面11と前記樹脂部品
    2の表面21を段差のない連続面に後処理を施して眼鏡フ
    レームFに組み込むことを特徴とする樹脂接続部が歪縮
    しない眼鏡フレームの製造方法。
  6. 【請求項6】 メタル部品1の欠取面12と樹脂部品2の
    欠合せ面22とを、超音波振動が付与された状態で圧接さ
    せることを特徴とした請求項5記載の、樹脂接続部が歪
    縮しない眼鏡フレームの製造方法。
  7. 【請求項7】 メタル部品1の欠取面12か、あるいは樹
    脂部品2の欠合せ面22の少なくとも何れか一方に接着剤
    を塗布してから、両部品1・2を圧接せしめることを特
    徴とした請求項5または6記載の、樹脂接続部が歪縮し
    ない眼鏡フレームの製造方法。
  8. 【請求項8】 メタル部品1の欠取面12に少なくとも一
    つのアンカー挿通孔16が貫通形成してあって、メタル部
    品1の欠取面12と樹脂部品2の欠合せ面22とを重ね合わ
    せ、次いで、当該メタル部品の表面11側より加熱した釘
    状のアンカー手段13′、または非加熱状態のアンカー手
    段13′を前記挿通孔16から圧入して両部品1・2を接合一
    体化せしめることを特徴とした請求項5〜7の何れか一
    つに記載の、樹脂接続部が歪縮しない眼鏡フレームの製
    造方法。
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