JP3003406U - 眼鏡テンプルの駒接合構造 - Google Patents

眼鏡テンプルの駒接合構造

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JP3003406U
JP3003406U JP1994004240U JP424094U JP3003406U JP 3003406 U JP3003406 U JP 3003406U JP 1994004240 U JP1994004240 U JP 1994004240U JP 424094 U JP424094 U JP 424094U JP 3003406 U JP3003406 U JP 3003406U
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temple
nickel
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JP1994004240U
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Inventor
信行 吉田
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株式会社ホリカワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニッケル・チタン系超弾性合金材料から成る
眼鏡テンプルに異種金属材料から成る蝶番の駒が強固に
接合された眼鏡テンプルの駒接合構造を提供すること。 【構成】 ニッケル・チタン系超弾性合金材料から成る
眼鏡テンプルの駒形成部が厚肉に形成されており、この
厚肉の駒形成部に異種金属材料で成形された駒部品を前
記駒形成部を局部的に圧潰した状態で減り込ませて冶金
的に接合一体化した。 【効果】 従来接合が極めて困難であったニッケル・チ
タン系超弾性合金材料から成る眼鏡テンプルと異種金属
材料から成る蝶番の駒とを、強固に冶金的に接合一体化
することが可能となり、ネジやリベットなどの止着部品
を使用せず、つまりデザイン性に優れ、しかも接合強度
の高い眼鏡テンプルの駒接合構造が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、眼鏡テンプルの駒接合構造の改良、更に詳しくは、ニッケル・チタ ン系超弾性合金材料から成る眼鏡テンプルにおける厚肉の駒形成部に、異種金属 材料から成る駒部品を減り込ませて冶金的に接合一体化した眼鏡テンプルの駒接 合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ニッケル・チタン系超弾性合金材料から成る眼鏡テンプルに蝶番の駒を 接合する方法としては、(イ)ネジやリベットなどの止着部品を用いて機械的に 接合する方法、(ロ)眼鏡テンプルの接合部の表面にロウ付け性に富んだ金属を メッキして、そのメッキ金属を介してロウ付けする方法が採用されてきた。
【0003】 ところが、前者のネジやリべットを使用する機械的接合法は、接合部分に止着 部品が出っ張って製品デザインを損なうという欠点があり、後者の前処理メッキ によるロウ付け法は、接合強度がメッキ層の付着力に依存しているために余り強 い外力を受けると剥離してしまうという欠点があった。
【0004】
【解決すべき技術的課題】
本考案は、上記の欠点があったことに鑑みて為されたものであり、ニッケル・ チタン系超弾性合金材料から成る眼鏡テンプルに異種金属材料から成る蝶番の駒 が強固に接合された眼鏡テンプルの駒接合構造を提供することを技術的課題とす るものである。
【0005】
【課題解決のために採用した手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0006】 即ち、本考案は、一端部に蝶番の駒が突設された眼鏡テンプル1において、こ のテンプル1がニッケル・チタン系超弾性合金材料から成ると共に、このテンプ ル1における駒形成部11は厚肉に形成されており、この厚肉の駒形成部11に異種 金属材料で成形された駒部品2を前記厚肉の駒形成部11を局部的に圧潰した状態 で減り込ませて冶金的に接合一体化するという手段を採用することによって、上 記技術的課題を解決したことを骨子とする。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づいて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案による眼鏡テンプルの駒接合構造の斜視図、図2および図3は本考 案による実施例の駒接合構造の接合工程を示す説明図である。
【0008】 図1に示すように、眼鏡テンプル1の一端部には蝶番の駒が突設してある。こ のテンプル1はニッケル・チタン系超弾性合金材料から成り、蝶番の駒が突設し てある駒形成部11は他のテンプル部位よりも厚肉に形成してある。この厚肉の駒 形成部11に駒部品2を高圧で押し付けながら電気熔接により冶金的に接合する。 前記駒部品2はテンプル1とは異なる金属材料で成形されており、例えばニッケ ル・クロム合金材料やニッケル・銅合金材料などのニッケル合金を使用する。ま た、前記駒部品2の接合面側に突出部21が設けてあり、この突出部21が熔接熱下 で高圧でテンプル1の駒形成部11に塑性変形を生じさせて減り込むことにより、 両者が大きな接合面積を形成して強固な冶金的接合を果している。
【0009】 つぎに図2ないし図3において、テンプル1の駒形成部11に駒部品2を接合す る方法について説明する。ニッケル・チタン系超弾性合金材料から成るテンプル 1の駒形成部11と異種金属材料から成る駒部品2の突出部21の接合部位同士が当 接するように配置して治具により固定し、前記駒形成部11の接合部位に4000Aの 電流を流し当該接合部位を発熱溶融させて、両方の接合部位同士を100 〜200 Kg /cm 2 の圧力で加圧する。すると、前記駒部品2の突出部21が厚肉の前記駒形成 部11を局部的に圧潰した状態で減り込んで、両方の接合部位同士が冶金的に接合 一体化した。このように前記突出部21が柔軟状態の駒形成部11に減り込むことに より、突出部を設けていない平坦な駒部品の場合よりも接合面積が大きくなり、 より一層強固に接合される。
【0010】 この結果生じたテンプル1の駒形成部11と駒部品2の突出部21との接合強度を 測定したところ、引張強度が5Kg/mm 2 という強い接合結果が得られた。
【0011】 本考案の実施例は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施例に限定さ れるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の 変更が可能であって、例えば駒部品の突出部の形状はV字や半円など接合面積が 大きくなるように形成したものであれば自由であり、これら何れの変更態様も本 考案の技術的範囲に属することはいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】
以上実施例を挙げて説明したとおり、本考案によれば、従来接合が極めて困難 であったニッケル・チタン系超弾性合金材料から成る眼鏡テンプルと異種金属材 料から成る蝶番の駒とを、強固に冶金的に接合一体化することが可能となり、ネ ジやリベットなどの止着部品を使用せず、つまりデザイン性に優れ、しかも接合 強度の高い眼鏡テンプルの駒接合構造が得られる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による眼鏡テンプルの駒接合構造の斜視
図である。
【図2】本考案の実施例における駒とテンプルの接合前
の状態を表わす説明図である。
【図3】本考案の駒とテンプルが接合された状態の本実
施例の平面図である。
【符号の説明】
1 テンプル 11 駒形成部 2 駒部品 21 突出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に蝶番の駒が突設された眼鏡テン
    プル1において、このテンプル1がニッケル・チタン系
    超弾性合金材料から成ると共に、このテンプル1におけ
    る駒形成部11は厚肉に形成されており、この厚肉の駒形
    成部11に異種金属材料で成形された駒部品2が前記厚肉
    の駒形成部11を局部的に圧潰した状態で減り込んで冶金
    的に接合一体化されていることを特徴とする眼鏡テンプ
    ルの駒接合構造。
  2. 【請求項2】 異種金属材料で成形された駒部品2が、
    ニッケル・クロム合金材料、ニッケル・銅合金材料など
    から成る請求項1記載の眼鏡テンプルの駒接合構造。
  3. 【請求項3】 異種金属材料で成形された駒部品2の接
    合面側に突出部21が設けてある請求項1記載の眼鏡テン
    プルの駒接合構造。
JP1994004240U 1994-04-21 1994-04-21 眼鏡テンプルの駒接合構造 Expired - Lifetime JP3003406U (ja)

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