JP2002139707A - 竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造 - Google Patents
竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を強固に固定することができる竹
製メガネフレームにおける他部材の固定構造を提供する
ことにある。 【解決手段】 本発明の竹製メガネフレームにおける他
部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に
対して他部材を固定するための構造であって、竹材に設
けられ、他部材が配置される凹部と、他部材に設けら
れ、竹材の凹部に他部材が配置された際に竹材の凹部内
に位置されるアンカー部と、竹材の凹部内に注入されて
固化される接着材とを含み、竹材の凹部内に注入された
接着材を固化させて、竹材に対して他部材が固定される
ようにしたことを特徴とする。
て竹材に対して他部材を強固に固定することができる竹
製メガネフレームにおける他部材の固定構造を提供する
ことにある。 【解決手段】 本発明の竹製メガネフレームにおける他
部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に
対して他部材を固定するための構造であって、竹材に設
けられ、他部材が配置される凹部と、他部材に設けら
れ、竹材の凹部に他部材が配置された際に竹材の凹部内
に位置されるアンカー部と、竹材の凹部内に注入されて
固化される接着材とを含み、竹材の凹部内に注入された
接着材を固化させて、竹材に対して他部材が固定される
ようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は竹製メガネフレーム
における他部材の固定構造に関し、特に、竹製メガネフ
レームにおいて竹材に対して他部材を固定するための竹
製メガネフレームにおける他部材の固定構造に関する。
における他部材の固定構造に関し、特に、竹製メガネフ
レームにおいて竹材に対して他部材を固定するための竹
製メガネフレームにおける他部材の固定構造に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】度付きレンズを用いた視
力矯正用のメガネや、紫外線から目を保護するための色
彩を施したレンズを用いたサングラス等のメガネとして
は、例えばレンズ保持用の一対の枠をブリッジで連結し
てなるフレーム基体にテンプルを回動可能に取り付けて
メガネフレームを構成し、前記枠によって視力矯正用の
レンズやサングラス用のレンズを保持するようにしたメ
ガネが一般に知られている。このような従来のメガネに
おいては、メガネフレームとして金属製や樹脂製のもの
が用いられているのが主流である。また、近年において
は表面に竹材の繊維が出現されている外観の竹製メガネ
フレームが和風的な装飾機能を発揮するものとして注目
されている。
力矯正用のメガネや、紫外線から目を保護するための色
彩を施したレンズを用いたサングラス等のメガネとして
は、例えばレンズ保持用の一対の枠をブリッジで連結し
てなるフレーム基体にテンプルを回動可能に取り付けて
メガネフレームを構成し、前記枠によって視力矯正用の
レンズやサングラス用のレンズを保持するようにしたメ
ガネが一般に知られている。このような従来のメガネに
おいては、メガネフレームとして金属製や樹脂製のもの
が用いられているのが主流である。また、近年において
は表面に竹材の繊維が出現されている外観の竹製メガネ
フレームが和風的な装飾機能を発揮するものとして注目
されている。
【0003】しかしながら、竹製メガネフレームにおけ
るフレーム基体やテンプル等の竹材に対するヒンジ等の
他部材の具体的な固定構造については知られておらず、
竹製メガネフレームにおいて竹材に対して他部材を強固
に固定することができる固定構造の開発が切望されてい
る。
るフレーム基体やテンプル等の竹材に対するヒンジ等の
他部材の具体的な固定構造については知られておらず、
竹製メガネフレームにおいて竹材に対して他部材を強固
に固定することができる固定構造の開発が切望されてい
る。
【0004】本発明は上記問題点に着目し、これを解決
しようとしたものであり、その目的は、竹製メガネフレ
ームにおいて竹材に対して他部材を強固に固定すること
ができる竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造
を提供することにある。
しようとしたものであり、その目的は、竹製メガネフレ
ームにおいて竹材に対して他部材を強固に固定すること
ができる竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造
を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るために、本発明の竹製メガネフレームにおける他部材
の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に対し
て他部材を固定するための構造であって、竹材に設けら
れ、他部材が配置される凹部と、他部材に設けられ、竹
材の凹部に他部材が配置された際に竹材の凹部内に位置
されるアンカー部と、竹材の凹部内に注入されて固化さ
れる接着材とを含み、竹材の凹部内に注入された接着材
を固化させて、竹材に対して他部材が固定されるように
したことを特徴とする。ここで、竹材としてはフレーム
基体やテンプル等が掲げられ、他部材としては別体のヒ
ンジや装飾物品等が掲げられる。
るために、本発明の竹製メガネフレームにおける他部材
の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に対し
て他部材を固定するための構造であって、竹材に設けら
れ、他部材が配置される凹部と、他部材に設けられ、竹
材の凹部に他部材が配置された際に竹材の凹部内に位置
されるアンカー部と、竹材の凹部内に注入されて固化さ
れる接着材とを含み、竹材の凹部内に注入された接着材
を固化させて、竹材に対して他部材が固定されるように
したことを特徴とする。ここで、竹材としてはフレーム
基体やテンプル等が掲げられ、他部材としては別体のヒ
ンジや装飾物品等が掲げられる。
【0006】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との少なくとも2段階の工程を経て、竹材
の凹部内に注入されている態様のもの等を採用する。
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との少なくとも2段階の工程を経て、竹材
の凹部内に注入されている態様のもの等を採用する。
【0007】また、本発明の他の竹製メガネフレームに
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材に設けられ、他部材が配置される凹部と、互いに合
致する雄ねじおよび雌ねじからなり、竹材と他部材とを
ねじ止めするねじ止め手段とを含み、竹材と他部材とを
ねじ止め手段によりねじ止めし、竹材に対して他部材が
固定されるようにしたことを特徴とする。
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材に設けられ、他部材が配置される凹部と、互いに合
致する雄ねじおよび雌ねじからなり、竹材と他部材とを
ねじ止めするねじ止め手段とを含み、竹材と他部材とを
ねじ止め手段によりねじ止めし、竹材に対して他部材が
固定されるようにしたことを特徴とする。
【0008】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用する。
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用する。
【0009】
【作用】本発明の竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に対して
他部材を固定するための構造であって、竹材の凹部内に
他部材のアンカー部が位置するように当該他部材を竹材
の凹部に配置するとともに、竹材の凹部内に接着材を注
入して固化させて、竹材に対して他部材が固定されるよ
うにしており、竹材の凹部内に注入された接着材が固化
されることにより、他部材のアンカー部が竹材の凹部内
に確実に定着されることになる。
固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に対して
他部材を固定するための構造であって、竹材の凹部内に
他部材のアンカー部が位置するように当該他部材を竹材
の凹部に配置するとともに、竹材の凹部内に接着材を注
入して固化させて、竹材に対して他部材が固定されるよ
うにしており、竹材の凹部内に注入された接着材が固化
されることにより、他部材のアンカー部が竹材の凹部内
に確実に定着されることになる。
【0010】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との少なくとも2段階の工程を経て、竹材
の凹部内に注入されている態様のもの等を採用すること
により、一次注入にて竹材の凹部内に注入された接着材
が竹材の繊維間の微細な空隙に浸潤し、凹部内に残存す
る実質的な接着材の量が減少したとしても、二次注入に
て凹部内に接着材がさらに追加注入されて、凹部内に所
定量の接着材が満たされることになる。
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との少なくとも2段階の工程を経て、竹材
の凹部内に注入されている態様のもの等を採用すること
により、一次注入にて竹材の凹部内に注入された接着材
が竹材の繊維間の微細な空隙に浸潤し、凹部内に残存す
る実質的な接着材の量が減少したとしても、二次注入に
て凹部内に接着材がさらに追加注入されて、凹部内に所
定量の接着材が満たされることになる。
【0011】一般に竹材は、外側の皮および内側の繊維
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材の刻設された凹部におい
て、外側の皮および内側の繊維は浅く、肉部は深く彫ら
れ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が形成さ
れることになる。このようにレーザー加工機等の加工機
械による機械加工や手加工等により刻設された凹部に接
着材を注入した場合には、固化した接着材と凹部との定
着性が凹部表面全体に形成された凹凸形状により向上す
ることになる。
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材の刻設された凹部におい
て、外側の皮および内側の繊維は浅く、肉部は深く彫ら
れ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が形成さ
れることになる。このようにレーザー加工機等の加工機
械による機械加工や手加工等により刻設された凹部に接
着材を注入した場合には、固化した接着材と凹部との定
着性が凹部表面全体に形成された凹凸形状により向上す
ることになる。
【0012】また、本発明の他の竹製メガネフレームに
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材の凹部に他部材を配置し、互いに合致する雄ねじお
よび雌ねじからなるねじ止め手段により竹材と他部材と
をねじ止めし、竹材に対して他部材が固定されるように
なっている。
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材の凹部に他部材を配置し、互いに合致する雄ねじお
よび雌ねじからなるねじ止め手段により竹材と他部材と
をねじ止めし、竹材に対して他部材が固定されるように
なっている。
【0013】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用し、竹材に対して他部材を固定す
ることができるようになっている。特にここでは、雄ね
じまたは雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設け
られているので、竹材に対して他部材を固定する際に必
要な部品数を少なくすることが可能になる。
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用し、竹材に対して他部材を固定す
ることができるようになっている。特にここでは、雄ね
じまたは雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設け
られているので、竹材に対して他部材を固定する際に必
要な部品数を少なくすることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。なお、添付図面において、竹材
1はレンズ保持用の一対の枠をブリッジで連結してなる
フレーム基体であり、竹材2は竹材1のフレーム基体に
回動可能に取り付けられるテンプルであり、他部材1
0,20,30,40は竹材1のフレーム基体と竹材2
のテンプルとを連結する際に用いるヒンジである。ま
た、図1においては竹材1のフレーム基体に対して他部
材10のヒンジを固定する実施形態の概略が(a)に示
され、竹材2のテンプルに対して他部材20のヒンジを
固定する実施形態の概略が(b)に示されている。この
図1において(a)には竹材1のフレーム基体が部分的
に示され、(b)には竹材2のテンプルが部分的に示さ
れている。
面に基づいて説明する。なお、添付図面において、竹材
1はレンズ保持用の一対の枠をブリッジで連結してなる
フレーム基体であり、竹材2は竹材1のフレーム基体に
回動可能に取り付けられるテンプルであり、他部材1
0,20,30,40は竹材1のフレーム基体と竹材2
のテンプルとを連結する際に用いるヒンジである。ま
た、図1においては竹材1のフレーム基体に対して他部
材10のヒンジを固定する実施形態の概略が(a)に示
され、竹材2のテンプルに対して他部材20のヒンジを
固定する実施形態の概略が(b)に示されている。この
図1において(a)には竹材1のフレーム基体が部分的
に示され、(b)には竹材2のテンプルが部分的に示さ
れている。
【0015】まず、図1(a)に示される本発明の実施
形態について説明する。図1(a)に示されるように、
竹材1のフレーム基体に対して他部材10のヒンジを固
定する実施形態においては、他部材10のヒンジを配置
するための凹部1aがレーザー加工機等の加工機械によ
る機械加工や手加工等により竹材1のフレーム基体に設
けられている。
形態について説明する。図1(a)に示されるように、
竹材1のフレーム基体に対して他部材10のヒンジを固
定する実施形態においては、他部材10のヒンジを配置
するための凹部1aがレーザー加工機等の加工機械によ
る機械加工や手加工等により竹材1のフレーム基体に設
けられている。
【0016】図1(a)において竹材1(フレーム基
体)に対して固定される他部材10(ヒンジ)は、図2
(a)および(b)や図3(a)〜(c)に示されるよ
うに、板状に形成された基部12と、基部12の表面に
設けられ、竹材2(テンプル)に固定されている他部材
20(ヒンジ)と図示しない軸支手段により相互に連結
される連結部11と、基部12の裏面に設けられ、竹材
1の凹部1a内にエポキシ樹脂等の接着材14により定
着されるアンカー部13とを具えている。
体)に対して固定される他部材10(ヒンジ)は、図2
(a)および(b)や図3(a)〜(c)に示されるよ
うに、板状に形成された基部12と、基部12の表面に
設けられ、竹材2(テンプル)に固定されている他部材
20(ヒンジ)と図示しない軸支手段により相互に連結
される連結部11と、基部12の裏面に設けられ、竹材
1の凹部1a内にエポキシ樹脂等の接着材14により定
着されるアンカー部13とを具えている。
【0017】他部材10の連結部11は、基部12の表
面において駒状に形成された複数の突片が軸線方向に並
設されている態様のものからなっており、各突片に軸支
用の孔11aが設けられ、他の竹材2(テンプル)に固
定された他部材20との連結の際に軸支されて連結する
ことができるようになっているものである。ここで、他
部材10の連結部11における駒状の突片、および連結
にかかる他方の他部材20の連結部21における駒状の
突片は、交互に積層状に重なり合うように他方の突片間
に介挿された状態で連結されることになる。
面において駒状に形成された複数の突片が軸線方向に並
設されている態様のものからなっており、各突片に軸支
用の孔11aが設けられ、他の竹材2(テンプル)に固
定された他部材20との連結の際に軸支されて連結する
ことができるようになっているものである。ここで、他
部材10の連結部11における駒状の突片、および連結
にかかる他方の他部材20の連結部21における駒状の
突片は、交互に積層状に重なり合うように他方の突片間
に介挿された状態で連結されることになる。
【0018】また、他部材10の基部12は、板状に形
成されており、前記連結部11が表面に設けられ、後述
するアンカー部13が裏面に設けられているものであ
る。
成されており、前記連結部11が表面に設けられ、後述
するアンカー部13が裏面に設けられているものであ
る。
【0019】さらに、他部材10のアンカー部13は、
基部12の裏面において先端が対抗方向に張り出して形
成された複数の爪が一列に並設されている態様のもの、
つまり固化した接着材に掛止可能に形成された態様のも
のからなっており、竹材1の凹部1a内に注入された接
着材14(14a,14b)が固化することによって定
着されるようになっており、固化した接着材14(14
a,14b)に引っ掛かり離脱の防止が可能になってい
る。したがって、竹材1に対して固定される他部材10
の良好な定着性が得られ、竹材1に対して他部材10を
強固に固定することができる。
基部12の裏面において先端が対抗方向に張り出して形
成された複数の爪が一列に並設されている態様のもの、
つまり固化した接着材に掛止可能に形成された態様のも
のからなっており、竹材1の凹部1a内に注入された接
着材14(14a,14b)が固化することによって定
着されるようになっており、固化した接着材14(14
a,14b)に引っ掛かり離脱の防止が可能になってい
る。したがって、竹材1に対して固定される他部材10
の良好な定着性が得られ、竹材1に対して他部材10を
強固に固定することができる。
【0020】竹材1であるフレーム基体に対して他部材
10であるヒンジを固定するにあたっては、図2(a)
および(b)に示されるような態様の固定方法や、図3
(a)〜(c)に示されるような態様の固定方法等を採
用することができる。なお、竹材1のフレーム基体に
は、他部材10のヒンジを配置するための凹部1aをレ
ーザー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等に
より予め設けておく。
10であるヒンジを固定するにあたっては、図2(a)
および(b)に示されるような態様の固定方法や、図3
(a)〜(c)に示されるような態様の固定方法等を採
用することができる。なお、竹材1のフレーム基体に
は、他部材10のヒンジを配置するための凹部1aをレ
ーザー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等に
より予め設けておく。
【0021】図2(a)および(b)に示される固定方
法においては、まず、竹材1(フレーム基体)の凹部1
a内に所定量の接着材14を注入する(図2(a)参
照)。竹材1の凹部1aに所定量の接着材14を注入し
た後、注入した接着材14の固化に先立って、所定量の
接着材14が注入された状態の凹部1a内にアンカー部
13が位置するように他部材10(ヒンジ)を凹部1a
に配置し、竹材1の凹部1a内に注入した接着材14を
固化させる(図2(b)参照)。この接着材14が固化
することにより他部材10のアンカー部13が竹材1の
凹部1aに確実に定着されることになる。したがって、
竹材1の凹部1a内に定着されたアンカー部13により
他部材10が離脱してしまうのを防止することができ、
竹材1に対して他部材10を強固に固定することができ
る。しかも、凹部1a内に注入された接着材14が竹材
1の繊維間の微細な空隙に浸潤して固化されることによ
り、竹材1の強度を大幅に向上させることができるとい
った竹材1の補強機能が発揮される。
法においては、まず、竹材1(フレーム基体)の凹部1
a内に所定量の接着材14を注入する(図2(a)参
照)。竹材1の凹部1aに所定量の接着材14を注入し
た後、注入した接着材14の固化に先立って、所定量の
接着材14が注入された状態の凹部1a内にアンカー部
13が位置するように他部材10(ヒンジ)を凹部1a
に配置し、竹材1の凹部1a内に注入した接着材14を
固化させる(図2(b)参照)。この接着材14が固化
することにより他部材10のアンカー部13が竹材1の
凹部1aに確実に定着されることになる。したがって、
竹材1の凹部1a内に定着されたアンカー部13により
他部材10が離脱してしまうのを防止することができ、
竹材1に対して他部材10を強固に固定することができ
る。しかも、凹部1a内に注入された接着材14が竹材
1の繊維間の微細な空隙に浸潤して固化されることによ
り、竹材1の強度を大幅に向上させることができるとい
った竹材1の補強機能が発揮される。
【0022】図3(a)〜(c)に示される他の固定方
法においては、まず、竹材1(フレーム基体)の凹部1
a内に所定量の接着材14(14a,14b)を注入す
るにあたり、先行して一次注入により接着材14aを注
入してこれを固化させる(図3(a)参照)。一次注入
により注入された接着材14aの固化後に追って二次注
入により接着材14bをさらに追加注入する(図3
(b)参照)。二次注入により接着材14bを注入した
後、この二次注入により注入した接着材14bの固化に
先立って、所定量の接着材14(14a,14b)が注
入された状態の凹部1a内にアンカー部13が位置する
ように他部材10(ヒンジ)を凹部1aに配置し、竹材
1の凹部1a内に注入した接着材14bを固化させる
(図3(c)参照)。この接着材14(14a,14
b)が固化することにより他部材10のアンカー部13
が竹材1の凹部1aに確実に定着されることになる。し
たがって、竹材1の凹部1a内に定着されたアンカー部
13により他部材10が離脱してしまうのを防止するこ
とができ、竹材1に対して他部材10を強固に固定する
ことができる。しかも、凹部1a内に注入された接着材
14が竹材1の繊維間の微細な空隙に浸潤して固化され
ることにより、竹材1の強度を大幅に向上させることが
できるといった竹材1の補強機能が発揮される。
法においては、まず、竹材1(フレーム基体)の凹部1
a内に所定量の接着材14(14a,14b)を注入す
るにあたり、先行して一次注入により接着材14aを注
入してこれを固化させる(図3(a)参照)。一次注入
により注入された接着材14aの固化後に追って二次注
入により接着材14bをさらに追加注入する(図3
(b)参照)。二次注入により接着材14bを注入した
後、この二次注入により注入した接着材14bの固化に
先立って、所定量の接着材14(14a,14b)が注
入された状態の凹部1a内にアンカー部13が位置する
ように他部材10(ヒンジ)を凹部1aに配置し、竹材
1の凹部1a内に注入した接着材14bを固化させる
(図3(c)参照)。この接着材14(14a,14
b)が固化することにより他部材10のアンカー部13
が竹材1の凹部1aに確実に定着されることになる。し
たがって、竹材1の凹部1a内に定着されたアンカー部
13により他部材10が離脱してしまうのを防止するこ
とができ、竹材1に対して他部材10を強固に固定する
ことができる。しかも、凹部1a内に注入された接着材
14が竹材1の繊維間の微細な空隙に浸潤して固化され
ることにより、竹材1の強度を大幅に向上させることが
できるといった竹材1の補強機能が発揮される。
【0023】この図3(a)〜(c)に示される実施形
態では、前述したように一次注入と二次注入との少なく
とも2段階の工程を経て、接着材14が竹材1の凹部1
a内に注入されるようにしていることにより、一次注入
にて竹材1の凹部1a内に注入された接着材14aが竹
材1の繊維間の微細な空隙に浸潤し、凹部1a内に残存
する実質的な接着材の量が減少したとしても、二次注入
にて凹部1a内に接着材14bがさらに追加注入され
て、凹部1a内に所定量の接着材14が満たされること
になる。
態では、前述したように一次注入と二次注入との少なく
とも2段階の工程を経て、接着材14が竹材1の凹部1
a内に注入されるようにしていることにより、一次注入
にて竹材1の凹部1a内に注入された接着材14aが竹
材1の繊維間の微細な空隙に浸潤し、凹部1a内に残存
する実質的な接着材の量が減少したとしても、二次注入
にて凹部1a内に接着材14bがさらに追加注入され
て、凹部1a内に所定量の接着材14が満たされること
になる。
【0024】なお、前述した実施形態においては、竹材
1の凹部1a内への接着材14の注入を竹材1の凹部1
a内への他部材10の配置に先立って行うようにした
が、竹材1の凹部1a内への他部材10の配置後に追っ
て行うようにしてもよい。竹材1の凹部1a内への他部
材10の配置に先立って竹材1の凹部1a内への接着材
14の注入を行う場合には、注入後に配置される他部材
10が凹部1a内において占めるものと想定される占有
域を考慮し、凹部1a内に注入する接着材14の注入量
を予め算定しておく。また、凹部1a内に注入する接着
材14の注入量を算定する場合には、竹材1の繊維間の
微細な空隙に浸潤する接着材の浸潤量についても考慮し
ておくことが望ましい。
1の凹部1a内への接着材14の注入を竹材1の凹部1
a内への他部材10の配置に先立って行うようにした
が、竹材1の凹部1a内への他部材10の配置後に追っ
て行うようにしてもよい。竹材1の凹部1a内への他部
材10の配置に先立って竹材1の凹部1a内への接着材
14の注入を行う場合には、注入後に配置される他部材
10が凹部1a内において占めるものと想定される占有
域を考慮し、凹部1a内に注入する接着材14の注入量
を予め算定しておく。また、凹部1a内に注入する接着
材14の注入量を算定する場合には、竹材1の繊維間の
微細な空隙に浸潤する接着材の浸潤量についても考慮し
ておくことが望ましい。
【0025】次に、図1(b)に示される本発明の実施
形態について説明する。図1(b)に示されるように、
竹材2のテンプルに対して他部材20のヒンジを固定す
る実施形態においては、他部材20のヒンジを配置する
ための凹部1aがレーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材2のテンプルに設けられて
いる。
形態について説明する。図1(b)に示されるように、
竹材2のテンプルに対して他部材20のヒンジを固定す
る実施形態においては、他部材20のヒンジを配置する
ための凹部1aがレーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材2のテンプルに設けられて
いる。
【0026】図1(b)において竹材2(テンプル)に
対して固定される他部材20(ヒンジ)は、図4(a)
および(b)に示されるように、板状に形成された基部
22と、基部22の表面に設けられ、竹材1(フレーム
基体)に固定される他部材10(ヒンジ)と図示しない
軸支手段により相互に連結される連結部21と、基部2
2の裏面に設けられ、竹材2の凹部2a内にエポキシ樹
脂等の接着材24により定着されるアンカー部23とを
具えている。
対して固定される他部材20(ヒンジ)は、図4(a)
および(b)に示されるように、板状に形成された基部
22と、基部22の表面に設けられ、竹材1(フレーム
基体)に固定される他部材10(ヒンジ)と図示しない
軸支手段により相互に連結される連結部21と、基部2
2の裏面に設けられ、竹材2の凹部2a内にエポキシ樹
脂等の接着材24により定着されるアンカー部23とを
具えている。
【0027】他部材20の連結部21は、基部22の表
面において駒状に形成された複数の突片が軸線方向に並
設されている態様のものからなっており、各突片に軸支
用の孔21aが設けられ、竹材1(フレーム基体)に固
定された他部材10との連結の際に軸支されて連結する
ことができるようになっている。ここで、他部材20の
連結部21における駒状の突片、および連結にかかる他
方の他部材10の連結部11における駒状の突片は、交
互に積層状に重なり合うように他方の突片間に介挿され
た状態で連結されるようになっている。
面において駒状に形成された複数の突片が軸線方向に並
設されている態様のものからなっており、各突片に軸支
用の孔21aが設けられ、竹材1(フレーム基体)に固
定された他部材10との連結の際に軸支されて連結する
ことができるようになっている。ここで、他部材20の
連結部21における駒状の突片、および連結にかかる他
方の他部材10の連結部11における駒状の突片は、交
互に積層状に重なり合うように他方の突片間に介挿され
た状態で連結されるようになっている。
【0028】また、他部材20の基部22は、板状に形
成されており、前記連結部21が表面に設けられ、後述
するアンカー部23が裏面に設けられているものであ
る。
成されており、前記連結部21が表面に設けられ、後述
するアンカー部23が裏面に設けられているものであ
る。
【0029】さらに、他部材20のアンカー部23は、
基部22の裏面において先端が対抗方向に張り出して形
成された複数の爪が二列(複数列)の各列に並設されて
いる態様のもの、つまり固化した接着材に掛止可能に形
成された態様のものからなっており、竹材2の凹部2a
内に注入された接着材24が固化することによって定着
されるようになっており、固化した接着材24に引っ掛
かり離脱の防止が可能になっている。したがって、竹材
2に対して固定される他部材20の良好な定着性が得ら
れ、竹材2に対して他部材20を強固に固定することが
できる。
基部22の裏面において先端が対抗方向に張り出して形
成された複数の爪が二列(複数列)の各列に並設されて
いる態様のもの、つまり固化した接着材に掛止可能に形
成された態様のものからなっており、竹材2の凹部2a
内に注入された接着材24が固化することによって定着
されるようになっており、固化した接着材24に引っ掛
かり離脱の防止が可能になっている。したがって、竹材
2に対して固定される他部材20の良好な定着性が得ら
れ、竹材2に対して他部材20を強固に固定することが
できる。
【0030】竹材2であるテンプルに対して他部材20
であるヒンジを固定するにあたっては、図4(a)およ
び(b)に示されるような態様の固定方法等を採用する
ことができる。なお、竹材2のテンプルには、他部材2
0のヒンジを配置するための凹部2aや孔2bをレーザ
ー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等により
予め設けておく。
であるヒンジを固定するにあたっては、図4(a)およ
び(b)に示されるような態様の固定方法等を採用する
ことができる。なお、竹材2のテンプルには、他部材2
0のヒンジを配置するための凹部2aや孔2bをレーザ
ー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等により
予め設けておく。
【0031】図4(a)および(b)に示される固定方
法においては、まず、竹材2(テンプル)の凹部2a内
に所定量の接着材24を注入する(図4(a)参照)。
竹材2の凹部2aに所定量の接着材24を注入した後、
注入した接着材24の固化に先立って、所定量の接着材
24が注入された状態の凹部2a内にアンカー部23が
位置するように他部材20(ヒンジ)を凹部2aに配置
し、竹材2の凹部2a内に注入した接着材24を固化さ
せる(図4(b)参照)。この接着材24が固化するこ
とにより他部材20のアンカー部23が竹材2の凹部2
aに確実に定着されることになる。したがって、竹材2
の凹部2a内に定着されたアンカー部23により他部材
20が離脱してしまうのを防止することができ、竹材2
に対して他部材20を強固に固定することができる。し
かも、凹部2a内に注入された接着材24が竹材2の繊
維間の微細な空隙に浸潤して固化されることにより、竹
材2の強度を大幅に向上させることができるといった竹
材2の補強機能が発揮される。
法においては、まず、竹材2(テンプル)の凹部2a内
に所定量の接着材24を注入する(図4(a)参照)。
竹材2の凹部2aに所定量の接着材24を注入した後、
注入した接着材24の固化に先立って、所定量の接着材
24が注入された状態の凹部2a内にアンカー部23が
位置するように他部材20(ヒンジ)を凹部2aに配置
し、竹材2の凹部2a内に注入した接着材24を固化さ
せる(図4(b)参照)。この接着材24が固化するこ
とにより他部材20のアンカー部23が竹材2の凹部2
aに確実に定着されることになる。したがって、竹材2
の凹部2a内に定着されたアンカー部23により他部材
20が離脱してしまうのを防止することができ、竹材2
に対して他部材20を強固に固定することができる。し
かも、凹部2a内に注入された接着材24が竹材2の繊
維間の微細な空隙に浸潤して固化されることにより、竹
材2の強度を大幅に向上させることができるといった竹
材2の補強機能が発揮される。
【0032】前述した図4(a)および(b)に示され
る実施形態では竹材2の凹部2a内への接着材24の注
入を一度の注入で終えるようにしたが、図3(a)〜
(c)に示される実施形態に倣い、一次注入および二次
注入といった少なくとも2段階の工程を経て、竹材2の
凹部2a内に接着材24を注入するようにしてもよい。
一次注入と二次注入との少なくとも2段階の工程を経
て、接着材24が竹材2の凹部2a内に注入されるよう
にすることにより、一次注入にて竹材2の凹部2a内に
注入された接着材が竹材2の繊維間の微細な空隙に浸潤
し、凹部2a内に残存する実質的な接着材の量が減少し
たとしても、二次注入にて凹部2a内に接着材がさらに
追加注入されて、凹部2a内に所定量の接着材24が満
たされることになる。
る実施形態では竹材2の凹部2a内への接着材24の注
入を一度の注入で終えるようにしたが、図3(a)〜
(c)に示される実施形態に倣い、一次注入および二次
注入といった少なくとも2段階の工程を経て、竹材2の
凹部2a内に接着材24を注入するようにしてもよい。
一次注入と二次注入との少なくとも2段階の工程を経
て、接着材24が竹材2の凹部2a内に注入されるよう
にすることにより、一次注入にて竹材2の凹部2a内に
注入された接着材が竹材2の繊維間の微細な空隙に浸潤
し、凹部2a内に残存する実質的な接着材の量が減少し
たとしても、二次注入にて凹部2a内に接着材がさらに
追加注入されて、凹部2a内に所定量の接着材24が満
たされることになる。
【0033】なお、この実施形態においては竹材2の凹
部2a内への接着材24の注入を竹材2の凹部2a内へ
の他部材20の配置に先立って行うようにしたが、竹材
2の凹部2a内への他部材20の配置後に追って行うよ
うにしてもよい。竹材2の凹部2a内への他部材20の
配置に先立って竹材2の凹部2a内への接着材24の注
入を行う場合には、注入後に配置される他部材20が凹
部2a内において占めるものと想定される占有域を考慮
し、凹部2a内に注入する接着材24の注入量を予め算
定しておく。また、凹部2a内に注入する接着材24の
注入量を算定する場合には、竹材2の繊維間の微細な空
隙に浸潤する接着材の浸潤量についても考慮しておくこ
とが望ましい。
部2a内への接着材24の注入を竹材2の凹部2a内へ
の他部材20の配置に先立って行うようにしたが、竹材
2の凹部2a内への他部材20の配置後に追って行うよ
うにしてもよい。竹材2の凹部2a内への他部材20の
配置に先立って竹材2の凹部2a内への接着材24の注
入を行う場合には、注入後に配置される他部材20が凹
部2a内において占めるものと想定される占有域を考慮
し、凹部2a内に注入する接着材24の注入量を予め算
定しておく。また、凹部2a内に注入する接着材24の
注入量を算定する場合には、竹材2の繊維間の微細な空
隙に浸潤する接着材の浸潤量についても考慮しておくこ
とが望ましい。
【0034】一般に竹材は、外側の皮および内側の繊維
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材に刻設された凹部におい
て、外側の皮および内側の繊維は浅く、肉部は深く彫ら
れ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が図5に
示されるように形成されることになる。このようにレー
ザー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等によ
り刻設された凹部1a,2aに接着材14,24を注入
した場合には、固化した接着材14,24と凹部1a,
2aとの定着性が凹部表面全体に形成された凹凸形状に
より向上することになる。
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等の加工機械による機
械加工や手加工等により竹材に刻設された凹部におい
て、外側の皮および内側の繊維は浅く、肉部は深く彫ら
れ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が図5に
示されるように形成されることになる。このようにレー
ザー加工機等の加工機械による機械加工や手加工等によ
り刻設された凹部1a,2aに接着材14,24を注入
した場合には、固化した接着材14,24と凹部1a,
2aとの定着性が凹部表面全体に形成された凹凸形状に
より向上することになる。
【0035】次に、図6〜図8に基づき、本発明の竹製
メガネフレームにおける他部材の固定構造についてさら
に他の実施形態を説明する。
メガネフレームにおける他部材の固定構造についてさら
に他の実施形態を説明する。
【0036】図6に示される実施形態は、竹製メガネフ
レームにおいて竹材2であるテンプルに対して他部材3
0であるヒンジを固定するための構造であって、竹材2
に他部材30を配置するための凹部2aを設け、竹材2
と他部材30との対応部位に貫通した状態で孔2b,3
3を穿設し、ねじ止め手段により竹材2と他部材30と
をねじ止めして、竹材2に対して他部材30が固定され
るようにしたものであり、ねじ止め手段が、雄ねじ34
とパイプ状の雌ねじ35とによって構成されている。
レームにおいて竹材2であるテンプルに対して他部材3
0であるヒンジを固定するための構造であって、竹材2
に他部材30を配置するための凹部2aを設け、竹材2
と他部材30との対応部位に貫通した状態で孔2b,3
3を穿設し、ねじ止め手段により竹材2と他部材30と
をねじ止めして、竹材2に対して他部材30が固定され
るようにしたものであり、ねじ止め手段が、雄ねじ34
とパイプ状の雌ねじ35とによって構成されている。
【0037】ここで、他部材30においては、基部32
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様のものからなる連結部31が他の
他部材と連結するために基部32の表面に一体に設けら
れ、その連結部31に支軸用の孔31aが穿設されてい
る。また、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔33
が基部32の表裏面に貫通した状態で設けられている。
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様のものからなる連結部31が他の
他部材と連結するために基部32の表面に一体に設けら
れ、その連結部31に支軸用の孔31aが穿設されてい
る。また、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔33
が基部32の表裏面に貫通した状態で設けられている。
【0038】また、図6に示される竹材2においては、
凹部2aに一端が連通している孔2bの他端に拡径させ
た形状の拡径部2cを設けている。この拡径部2cには
孔2b内に挿入される雌ねじ35の挿入方向後方の鍔が
嵌り込むようになっている。
凹部2aに一端が連通している孔2bの他端に拡径させ
た形状の拡径部2cを設けている。この拡径部2cには
孔2b内に挿入される雌ねじ35の挿入方向後方の鍔が
嵌り込むようになっている。
【0039】この図6の実施形態においては、竹材2の
凹部2aに他部材30を配置した状態で、孔33の方向
から雄ねじ34を挿入するとともに、孔2bの方向から
パイプ状の雌ねじ35を挿入し、雄ねじ34と雌ねじ3
5とを螺合させて所定のトルクで締め付けることによ
り、竹材2に対して他部材30が強固に固定されるよう
になっている。ここで、孔2bの方向から挿入するパイ
プ状の雌ねじ35は、孔2bおよび拡径部2cに接着す
るようにしてもよい。
凹部2aに他部材30を配置した状態で、孔33の方向
から雄ねじ34を挿入するとともに、孔2bの方向から
パイプ状の雌ねじ35を挿入し、雄ねじ34と雌ねじ3
5とを螺合させて所定のトルクで締め付けることによ
り、竹材2に対して他部材30が強固に固定されるよう
になっている。ここで、孔2bの方向から挿入するパイ
プ状の雌ねじ35は、孔2bおよび拡径部2cに接着す
るようにしてもよい。
【0040】また、図7に示される実施形態は、竹製メ
ガネフレームにおいて竹材2であるテンプルに対して他
部材30であるヒンジを固定するための構造であって、
竹材2に他部材30を配置するための凹部2aを設け、
竹材2と他部材30との対応部位に貫通した状態で孔2
b,33を穿設し、ねじ止め手段により竹材2と他部材
30とをねじ止めして、竹材2に対して他部材30が固
定されるようにしたものであり、ねじ止め手段が、雄ね
じ34と他部材30の孔33の内周に刻設された雌ねじ
(35)とによって構成されている。
ガネフレームにおいて竹材2であるテンプルに対して他
部材30であるヒンジを固定するための構造であって、
竹材2に他部材30を配置するための凹部2aを設け、
竹材2と他部材30との対応部位に貫通した状態で孔2
b,33を穿設し、ねじ止め手段により竹材2と他部材
30とをねじ止めして、竹材2に対して他部材30が固
定されるようにしたものであり、ねじ止め手段が、雄ね
じ34と他部材30の孔33の内周に刻設された雌ねじ
(35)とによって構成されている。
【0041】ここで、他部材30においては、基部32
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様からなる連結部31が他の他部材
と連結するために基部32の表面に一体に設けられ、そ
の連結部31に支軸用の孔31aが穿設されている。ま
た、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔33が基部
32の表裏面を貫通した状態で設けられている。なお、
この図7の実施形態における孔33の内周には雌ねじ
(35)が刻設されている。
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様からなる連結部31が他の他部材
と連結するために基部32の表面に一体に設けられ、そ
の連結部31に支軸用の孔31aが穿設されている。ま
た、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔33が基部
32の表裏面を貫通した状態で設けられている。なお、
この図7の実施形態における孔33の内周には雌ねじ
(35)が刻設されている。
【0042】この図7に示される実施形態においては、
孔2bの方向からワッシャー36を介して雄ねじ34を
挿入し、雌ねじ状の孔33に螺合して所定のトルクで締
め付けることにより、竹材2に対して他部材30が強固
に固定されるようになっている。
孔2bの方向からワッシャー36を介して雄ねじ34を
挿入し、雌ねじ状の孔33に螺合して所定のトルクで締
め付けることにより、竹材2に対して他部材30が強固
に固定されるようになっている。
【0043】さらに、図8に示される実施形態は、竹製
メガネフレームにおいて竹材2であるテンプルに対して
他部材40であるヒンジを固定するための構造であっ
て、竹材2に他部材40を配置するための凹部2aを設
け、竹材2と他部材40との対応部位に貫通した状態で
孔2b,43を穿設するとともに、前記孔43に連設さ
れたパイプ状の雌ねじ44を一体に設け、ねじ止め手段
により竹材2と他部材40とをねじ止めして、竹材2に
対して他部材40が固定されるようにしたものであり、
ねじ止め手段が、雄ねじ45と他部材40の裏面に一体
に設けられているパイプ状の雌ねじ44とによって構成
されている。
メガネフレームにおいて竹材2であるテンプルに対して
他部材40であるヒンジを固定するための構造であっ
て、竹材2に他部材40を配置するための凹部2aを設
け、竹材2と他部材40との対応部位に貫通した状態で
孔2b,43を穿設するとともに、前記孔43に連設さ
れたパイプ状の雌ねじ44を一体に設け、ねじ止め手段
により竹材2と他部材40とをねじ止めして、竹材2に
対して他部材40が固定されるようにしたものであり、
ねじ止め手段が、雄ねじ45と他部材40の裏面に一体
に設けられているパイプ状の雌ねじ44とによって構成
されている。
【0044】ここで、他部材40においては、基部42
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様からなる連結部41が他の他部材
と連結するために基部42の表面に一体に設けられ、そ
の連結部41に支軸用の孔41aが穿設されている。ま
た、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔43が基部
42の表裏面に貫通した状態で設けられているほか、パ
イプ状の雌ねじ44が基部42の裏面に一体に設けられ
ている。前述した孔43はパイプ状の雌ねじ44に連通
しているものであるが、必ずしも設ける必要はなく、雄
ねじ45の長さに応じて省略して閉塞するようにしても
よい。図8において雌ねじ44と竹材2の孔2bとは互
いに合致する形状に形成されている。竹材2の凹部2a
に他部材40を配置する際に、位置合わせを極めて簡単
に行うことができる。
が板状に形成されており、駒状に形成された複数の突片
が並設されている態様からなる連結部41が他の他部材
と連結するために基部42の表面に一体に設けられ、そ
の連結部41に支軸用の孔41aが穿設されている。ま
た、竹材2に固定するためのねじ止め用の孔43が基部
42の表裏面に貫通した状態で設けられているほか、パ
イプ状の雌ねじ44が基部42の裏面に一体に設けられ
ている。前述した孔43はパイプ状の雌ねじ44に連通
しているものであるが、必ずしも設ける必要はなく、雄
ねじ45の長さに応じて省略して閉塞するようにしても
よい。図8において雌ねじ44と竹材2の孔2bとは互
いに合致する形状に形成されている。竹材2の凹部2a
に他部材40を配置する際に、位置合わせを極めて簡単
に行うことができる。
【0045】この図8の実施形態においては、竹材2の
凹部2aに他部材40を配置した状態で、孔2bの方向
からワッシャー46を介して雄ねじ45を挿入し、他部
材40に一体に設けられているパイプ状の雌ねじ44に
螺合して所定のトルクで締め付けることにより、竹材2
に対して他部材40が強固に固定されるようになってい
る。
凹部2aに他部材40を配置した状態で、孔2bの方向
からワッシャー46を介して雄ねじ45を挿入し、他部
材40に一体に設けられているパイプ状の雌ねじ44に
螺合して所定のトルクで締め付けることにより、竹材2
に対して他部材40が強固に固定されるようになってい
る。
【0046】前述した図6〜図8の各実施形態の何れに
おいても、竹材2の凹部2aに他部材30,40を配置
する際には、図示しない接着材を使用して竹材2と他部
材30,40とを接着する手段を併用するようにしても
よい。また、他部材30,40の連結部31,41は、
基部32,42の表面において駒状に形成された複数の
突片が軸線方向に並設されている態様のものからなり、
それぞれ他の他部材との連結用の孔31a,41aを有
しているものである。この他部材30,40と他の他部
材との連結状態については前述した他部材10,20と
概ね同様であり、ここでは重複説明を避ける。
おいても、竹材2の凹部2aに他部材30,40を配置
する際には、図示しない接着材を使用して竹材2と他部
材30,40とを接着する手段を併用するようにしても
よい。また、他部材30,40の連結部31,41は、
基部32,42の表面において駒状に形成された複数の
突片が軸線方向に並設されている態様のものからなり、
それぞれ他の他部材との連結用の孔31a,41aを有
しているものである。この他部材30,40と他の他部
材との連結状態については前述した他部材10,20と
概ね同様であり、ここでは重複説明を避ける。
【0047】さらに、図6の実施形態や図8の実施形態
においては、他部材30,40に雌ねじを一体に設ける
態様について説明したが、他部材30,40に雄ねじを
一体に形成し、この雄ねじに別体の雌ねじを螺合し、所
定のトルクで締め付けて、竹材に対して他部材30,4
0を固定するようにしてもよい。
においては、他部材30,40に雌ねじを一体に設ける
態様について説明したが、他部材30,40に雄ねじを
一体に形成し、この雄ねじに別体の雌ねじを螺合し、所
定のトルクで締め付けて、竹材に対して他部材30,4
0を固定するようにしてもよい。
【0048】以上の通り、図6〜図8の実施形態におい
ては、竹材2と他部材30,40とをねじ止めするねじ
止め手段の採用により、他部材30,40が離脱してし
まうのを防止することができ、竹材2に対して他部材3
0,40を強固に固定することができる。しかも、前記
他部材30,40に雄ねじまたは雌ねじの何れか一方を
一体に設ける態様により、竹材2に対して他部材30,
40を固定する際に必要な部品数を少なくすることが可
能になり、固定作業時の手間を極力省くことができる。
ては、竹材2と他部材30,40とをねじ止めするねじ
止め手段の採用により、他部材30,40が離脱してし
まうのを防止することができ、竹材2に対して他部材3
0,40を強固に固定することができる。しかも、前記
他部材30,40に雄ねじまたは雌ねじの何れか一方を
一体に設ける態様により、竹材2に対して他部材30,
40を固定する際に必要な部品数を少なくすることが可
能になり、固定作業時の手間を極力省くことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の竹製メガネフレームにおける他
部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に
対して他部材を固定するための構造であって、竹材の凹
部内に他部材のアンカー部が位置するように当該他部材
を配置するとともに、竹材の凹部内に接着材を注入し、
この注入した接着材を固化させて、竹材に対して他部材
が固定されるようにしており、竹材の凹部に注入された
接着材が固化されることにより、他部材のアンカー部が
竹材の凹部内に確実に定着されることになる。したがっ
て、竹材の凹部内に定着されたアンカー部により他部材
が離脱してしまうのを防止することができ、竹材に対し
て他部材を強固に固定することができる。しかも、凹部
内に注入された接着材が竹材の繊維間の微細な空隙に浸
潤して固化されることにより、竹材の強度を大幅に向上
させることができるといった補強機能が発揮される。
部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおいて竹材に
対して他部材を固定するための構造であって、竹材の凹
部内に他部材のアンカー部が位置するように当該他部材
を配置するとともに、竹材の凹部内に接着材を注入し、
この注入した接着材を固化させて、竹材に対して他部材
が固定されるようにしており、竹材の凹部に注入された
接着材が固化されることにより、他部材のアンカー部が
竹材の凹部内に確実に定着されることになる。したがっ
て、竹材の凹部内に定着されたアンカー部により他部材
が離脱してしまうのを防止することができ、竹材に対し
て他部材を強固に固定することができる。しかも、凹部
内に注入された接着材が竹材の繊維間の微細な空隙に浸
潤して固化されることにより、竹材の強度を大幅に向上
させることができるといった補強機能が発揮される。
【0050】一般に竹材は、外側の皮および内側の繊維
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らかい
ので、レーザー加工機等により竹材の刻設された凹部に
おいては外側の皮および内側の繊維は浅く肉部は深く彫
られ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が形成
されることになる。このようにしてレーザー加工機等の
加工機械による機械加工や手加工等により刻設された凹
部に接着材を注入した場合には、固化した接着材と凹部
との定着性を凹部表面全体に形成された凹凸形状により
向上させることができる。
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らかい
ので、レーザー加工機等により竹材の刻設された凹部に
おいては外側の皮および内側の繊維は浅く肉部は深く彫
られ、刻設された凹部表面全体に微細な凹凸形状が形成
されることになる。このようにしてレーザー加工機等の
加工機械による機械加工や手加工等により刻設された凹
部に接着材を注入した場合には、固化した接着材と凹部
との定着性を凹部表面全体に形成された凹凸形状により
向上させることができる。
【0051】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との2段階の工程を経て、竹材の凹部内に
注入されている態様のもの等を採用することにより、一
次注入にて竹材の凹部内に注入された接着材が竹材の繊
維間の微細な空隙に浸潤し、凹部内に残存する実質的な
接着材の量が減少したとしても、二次注入にて凹部内に
接着材がさらに追加注入されて、凹部内に所定量の接着
材が満たされることになる。したがって、竹材に対する
他部材の良好な定着性を得ることができる。
固定構造においては、前記接着材が、竹材の凹部内に注
入されるにあたり、先行して注入される一次注入と、一
次注入により注入された接着材の固化後に追って注入さ
れる二次注入との2段階の工程を経て、竹材の凹部内に
注入されている態様のもの等を採用することにより、一
次注入にて竹材の凹部内に注入された接着材が竹材の繊
維間の微細な空隙に浸潤し、凹部内に残存する実質的な
接着材の量が減少したとしても、二次注入にて凹部内に
接着材がさらに追加注入されて、凹部内に所定量の接着
材が満たされることになる。したがって、竹材に対する
他部材の良好な定着性を得ることができる。
【0052】また、本発明の他の竹製メガネフレームに
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材の凹部に他部材を配置し、互いに合致する雄ねじお
よび雌ねじからなるねじ止め手段により竹材と他部材と
をねじ止めし、竹材に対して他部材が固定されるように
しており、他部材のアンカー部が竹材の凹部内に確実に
定着されることになる。したがって、竹材と他部材とを
ねじ止めしたねじ止め手段により、他部材が離脱してし
まうのを防止することができ、竹材に対して他部材を強
固に固定することができる。
おける他部材の固定構造は、竹製メガネフレームにおい
て竹材に対して他部材を固定するための構造であって、
竹材の凹部に他部材を配置し、互いに合致する雄ねじお
よび雌ねじからなるねじ止め手段により竹材と他部材と
をねじ止めし、竹材に対して他部材が固定されるように
しており、他部材のアンカー部が竹材の凹部内に確実に
定着されることになる。したがって、竹材と他部材とを
ねじ止めしたねじ止め手段により、他部材が離脱してし
まうのを防止することができ、竹材に対して他部材を強
固に固定することができる。
【0053】この竹製メガネフレームにおける他部材の
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用し、竹材に対して他部材を固定す
ることができるようになっている。特にここでは、前記
他部材に雄ねじまたは雌ねじの何れか一方が一体に設け
られているので、竹材に対して他部材を固定する際に必
要な部品数を少なくすることが可能になり、固定作業時
の手間を極力省くことができる。
固定構造においては、前記ねじ止め手段の雄ねじまたは
雌ねじの何れか一方が前記他部材に一体に設けられてい
る態様のもの等を採用し、竹材に対して他部材を固定す
ることができるようになっている。特にここでは、前記
他部材に雄ねじまたは雌ねじの何れか一方が一体に設け
られているので、竹材に対して他部材を固定する際に必
要な部品数を少なくすることが可能になり、固定作業時
の手間を極力省くことができる。
【図1】(a)および(b)は本発明の実施形態の概略
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図2】(a)および(b)は図1(a)において竹材
のフレーム基体に対して他部材のヒンジを固定する構
造、および固定方法(手順)の一例を示す断面図であ
る。
のフレーム基体に対して他部材のヒンジを固定する構
造、および固定方法(手順)の一例を示す断面図であ
る。
【図3】(a)〜(c)は図1(a)において竹材のフ
レーム基体に対して他部材のヒンジを固定する構造、お
よび固定方法(手順)の他の態様を示す断面図である。
レーム基体に対して他部材のヒンジを固定する構造、お
よび固定方法(手順)の他の態様を示す断面図である。
【図4】(a)および(b)は図1(b)において竹材
のテンプルに対して他部材のヒンジを固定する構造、お
よび固定方法(手順)の一例を示す断面図である。
のテンプルに対して他部材のヒンジを固定する構造、お
よび固定方法(手順)の一例を示す断面図である。
【図5】図1(a)および(b)における竹材と接着材
との接着面を拡大して示す断面図である。
との接着面を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明にかかる固定構造の他の態様を示す断面
図である。
図である。
【図7】本発明にかかる固定構造の他の態様を示す断面
図である。
図である。
【図8】本発明にかかる固定構造の他の態様を示す断面
図である。
図である。
1,2……竹材(フレーム基体、テンプル) 1a,2a……凹部 2b……孔 2c……拡径部 10,20,30,40……他部材(ヒンジ) 11,21,31,41……連結部 11a,21a,31a,41a……孔 12,22,32,42……基部 13,23……アンカー部 14,14a,14b,24……接着材 33,43……孔 34,45……雄ねじ 35,44……雌ねじ 36,46……ワッシャー
Claims (4)
- 【請求項1】 竹製メガネフレームにおいて竹材に対し
て他部材を固定するための構造であって、竹材に設けら
れ、他部材が配置される凹部と、他部材に設けられ、竹
材の凹部に他部材が配置された際に竹材の凹部内に位置
されるアンカー部と、竹材の凹部内に注入されて固化さ
れる接着材とを含み、竹材の凹部内に注入された接着材
を固化させて、竹材に対して他部材が固定されるように
したことを特徴とする竹製メガネフレームにおける他部
材の固定構造。 - 【請求項2】 前記接着材が、竹材の凹部内に注入され
るにあたり、先行して注入される一次注入と、一次注入
により注入された接着材の固化後に追って注入される二
次注入との少なくとも2段階の工程を経て、竹材の凹部
内に注入されている請求項1に記載の竹製メガネフレー
ムにおける他部材の固定構造。 - 【請求項3】 竹製メガネフレームにおいて竹材に対し
て他部材を固定するための構造であって、竹材に設けら
れ、他部材が配置される凹部と、互いに合致する雄ねじ
および雌ねじからなり、竹材と他部材とをねじ止めする
ねじ止め手段とを含み、竹材と他部材とをねじ止め手段
によりねじ止めすることにより、竹材に対して他部材が
固定されるようにしたことを特徴とする竹製メガネフレ
ームにおける他部材の固定構造。 - 【請求項4】 前記ねじ止め手段の雄ねじまたは雌ねじ
の何れか一方が前記他部材に一体に設けられている請求
項3に記載の竹製メガネフレームにおける他部材の固定
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335880A JP2002139707A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000335880A JP2002139707A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002139707A true JP2002139707A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18811550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000335880A Pending JP2002139707A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 竹製メガネフレームにおける他部材の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002139707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101149618B1 (ko) | 2010-07-08 | 2012-05-31 | 우선구 | 안경다리의 탄성 구조 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183204A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-26 | アイカ工業株式会社 | 複合集成材の製法 |
JPH0349714U (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-15 | ||
JPH07217325A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 木製框組み構造とその製造方法 |
JPH10183763A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-14 | Hara Komuten:Kk | 木造建築物の木材接合装置 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000335880A patent/JP2002139707A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183204A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-26 | アイカ工業株式会社 | 複合集成材の製法 |
JPH0349714U (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-15 | ||
JPH07217325A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 木製框組み構造とその製造方法 |
JPH10183763A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-14 | Hara Komuten:Kk | 木造建築物の木材接合装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101149618B1 (ko) | 2010-07-08 | 2012-05-31 | 우선구 | 안경다리의 탄성 구조 |
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071031 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100928 |