JP2001333681A - ファン式害虫防除装置 - Google Patents

ファン式害虫防除装置

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JP2001333681A
JP2001333681A JP2000160659A JP2000160659A JP2001333681A JP 2001333681 A JP2001333681 A JP 2001333681A JP 2000160659 A JP2000160659 A JP 2000160659A JP 2000160659 A JP2000160659 A JP 2000160659A JP 2001333681 A JP2001333681 A JP 2001333681A
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Japan
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fan
opening
pest control
control device
active ingredient
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Application number
JP2000160659A
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Kazunori Yamamoto
和則 山本
Satoshi Yamazaki
聡 山▲崎▼
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Fumakilla Ltd
Original Assignee
Fumakilla Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間安定した性能を維持することができる
ファン式害虫防除装置とする。 【解決手段】 装置本体1内にファン式送風機10と薬
剤カートリッジ20を設け、薬剤カートリッジ20内に
入れた有効成分含浸体30に通風して薬剤を揮散するフ
ァン式害虫防除装置において、前記薬剤カートリッジ2
0の入口開口部と出口開口部の最短距離が5mm〜50
mmの範囲で、その入口開口部、出口開口部の開口率が
20%であるファン式害虫防除装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モーターを動力源
としたファン式送風機を用いて薬剤を主成分とする有効
成分を含浸した有効成分含浸体に通風することで有効成
分を揮散させ主に蚊、ハエ、ゴキブリ、ダニ、アリ、ム
カデなどの衛生害虫や不快害虫等の害虫を防除するファ
ン式害虫防除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々のファン式害虫防除装置が
提案されている。例えば、特開昭53−14329号公
報に示すように、装置本体の内部にファン式送風機、薬
剤を保有したカートリッジを設け、ファン式送風機を駆
動することでカートリッジに通風して薬剤を大気中に揮
散するファン式害虫防除装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のファン式害虫防
除装置は、長時間に亘って薬剤を揮散できること、つま
り、長期間安定した性能を維持することが要求される。
しかしながら、前述の従来のファン式害虫防除装置は薬
剤を揮散できる時間について考慮されていない。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたファン式害虫防除装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前述の薬
剤揮散時間について鋭意研究実験したところ、カートリ
ッジの入口開口部と出口開口部との距離、その開口部の
開口率を変えることで薬剤の揮散時間が変化することを
見出し、本発明に至った。
【0006】第1の発明は、30℃における蒸気圧が
1.0×10−4mmHg以上であり、殺虫・殺ダニ・
成長制御・吸血行動阻止・摂食行動阻止・忌避などの虫
害抑止を機能とする薬剤を主成分とする有効成分、該有
効成分を保持および揮散させる有効成分含浸体、該有効
成分含浸体を収納する薬剤カートリッジ、モーターを動
力源とし、電池を電源としたファン式送風機を具備した
ファン式害虫防除装置において、前記薬剤カートリッジ
は、吸気側に面した入口開口部とファン側に面した出口
開口部を有し、前記ファン式送風機の駆動によって空気
が入口開口部、薬剤カートリッジ内部、出口開口部と流
れる形状で、前記入口開口部と出口開口部の最短距離が
5mm〜50mmの範囲で、その入口開口部、出口開口
部の開口率が20%以上であるファン式害虫防除装置で
ある。
【0007】第2の発明は、前記入口開口部と出口開口
部の開口率を変更できるようにしたファン式害虫防除装
置である。
【0008】第3の発明は、第1の発明において前記薬
剤カートリッジを形成する材質が、熱可塑性樹脂である
ことを特徴とするファン式害虫防除装置である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、長期間安定した性能を
維持することができる。
【0010】第2の発明によれば、薬剤カートリッジの
入口開口部と出口開口部の開口率を変えることで、ファ
ン式送風機の無負荷時の送風量を一定として薬剤カート
リッジ内部を流通する風量が変化する。これによって、
揮散する薬剤の量を使用場所、使用目的等に応じて調節
できる。しかも、薬剤カートリッジの入口開口部、出口
開口部の開口率を変えるだけであり、高価な電気制御機
構が不要であるから安価なファン式害虫防除装置であ
る。
【0011】第3の発明によれば、入口開口部、出口開
口部の面積や入口開口部と出口開口部の最短距離を高い
精度で設定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1と図2に基づいて本発明のフ
ァン式害虫防除装置の実施の形態を説明する。装置本体
1は上面板2、下面板3、対向した一対の一側面板4、
対向した一対の他側面板5で囲まれた矩形箱状体で、そ
の一側面板4と他側面板5の上下中間部に亘って仕切板
6を取付けて上部空間7と下部空間8を有する。
【0013】前記上部空間7にモーター9を駆動源とす
るファン式送風機10が取付けてある。このファン式送
風機10はファン11の収納および/または保護および
/または風の整流および/または風力増強機能を有する
ファンケース12を具備し、この実施の形態ではファン
11はシロッコファンで、ファンケース12の吸込側は
仕切板6の吸気口13に連通し、ファンケース11の出
口側は一方の他側面板5に形成した排気口14に連通し
ている。
【0014】前記下部空間8には電池15が着脱自在に
収納され、この電池15で前記電動モーター9が駆動さ
れる。前記下部空間8にはカートリッジ取付部16が吸
気口13と対向して設けてあり、このカートリッジ取付
部16に下面板3の開口部17より薬剤カートリッジ2
0が着脱自在に取付けてある。
【0015】前記薬剤カートリッジ20は入口開口部2
0aと出口開口部20bを有する。前記入口開口部20
aは装置本体1の外部に開口し、出口開口部20bは吸
気口13に開口している。
【0016】前記モーター9でファン11を駆動するこ
とで矢印aで示すように空気が薬剤カートリッジ20を
通って吸気口13からファンケース12内に吸い込まれ
る。ファンケース11に吸い込まれた空気はファンケー
ス11で整流、風力収束などがなされた後に排気口14
から矢印bで示すように吐出される。これによって、薬
剤カートリッジ20内の有効成分含浸体30に含浸した
有効成分が排気口14から大気中に揮散する。
【0017】次に薬剤カートリッジ20の大きさ等につ
いて説明する。薬剤カートリッジ20の各開口部が形成
される部分の面積は314〜7850mm(円筒形状
の場合では半径10〜50mm)、好ましくは800〜
2500mmである。ファン式送風機10の送風量は
3Vの電池を用いた時に10〜200(L/min)、
好ましくは50〜100(L/min)である。薬剤カ
ートリッジ20の高さ(H)、つまり入口開口部24と
出口開口部25の最短距離は5〜50mmである。
【0018】すなわち、5mm以下の場合には有効成分
含浸体30の体積が足りないため長時間使用するのに充
分な薬剤を含浸できず、また、有効成分含浸体30の表
面積が足りないため十分な効力を発揮することができな
い。容積・表面積を充分得るためには薬剤カートリッジ
20を大きくする必要があり、商品性の悪化につなが
る。50mm以上の場合には、有効成分含浸体30の空
気抵抗が大きくなり過ぎファン式送風機10の送風量が
不足し、効力が低下する。
【0019】前記入口開口部20a(吸気側に面した開
口率)と出口開口部20b(ファン側に面した開口部)
の開口率は20%以上である。すなわち、開口率が20
%以下の場合には薬剤カートリッジ20の通気量が不足
し、効力が低下する。
【0020】次に試験例を説明する。図1、図2に示す
ファン式害虫防除装置を用い、ファンの送風量を3Vの
電池を用いて80(L/min)とし、薬剤カートリッ
ジ20の開口部の開口率を50%とし、開口部の全面積
と高さHを下記表1のように変えてアカイエカに対する
効力試験を行なった。
【0021】
【表1】
【0022】また、高さHを20mm、開口部の全面積
を12.6cmとし、開口率を下記表2に示すように
変えてアカイエカに対する効力試験を行なった。
【0023】
【表2】
【0024】表1と表2において、効果判定A〜Dは下
記表3のとおりである。
【0025】
【表3】
【0026】この試験から、高さHは5〜50mmで、
開口率は20%以上が好ましいことが判明する。
【0027】さらに本発明を達成するためには、前記薬
剤カートリッジ20の入口開口部20a、出口開口部2
0bの面積や入口開口部20aと出口開口部20bの最
短距離を高い精度で設定する必要がある。この機能と生
産性すなわち経済性を考慮すると、薬剤カートリッジ2
0を形成する材質は熱可塑性樹脂いわゆるプラスチック
が適している。そして熱可塑性樹脂の中でもポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ABS樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、メタクリル
樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネートが、前記目的
を達成する上で好ましい。
【0028】前記薬剤カートリッジ20の具体形状を説
明する。図3に示すように、本体21と一側カバー22
と他側カバー23を備えている。前記本体21は断面円
形の周面板21aと一側面板21bと他側面板21cで
中空形状で、一側面板21bには入口開口部24が形成
され、他側面板21cには出口開口部25が形成してあ
る。前記一側カバー22、他側カバー23は前記一側面
板21b、他側面板21cに接する面板22a,23a
と前記周面板21bに接する筒22b,23bを備えて
いる。
【0029】前記一側カバー22は本体21の一側部に
回転自在に嵌合して取付けられ、その面板22aには可
動入口開口部26が形成してある。前記他側カバー23
は本体21の他側部に回転自在に嵌合して取付けられ、
その面板23aには可動出口開口部27が形成してあ
る。
【0030】前記入口開口部24と出口開口部25は図
4(a),(b)に示すように、径方向と周方向に間隔
を置いた複数の円孤形状部24a,25aで形成され
る。その周方向に離隔した円孤形状部24a,25a間
の周方向部分24b,25b及び径方向に離隔した円孤
形状部24a,25a間の径方向部分24c,25c並
びに中心部分24d,25dが閉じ部である。前記周方
向部分24b,25bの角度θと数(面積)及び前記
径方向部分24c,25cの径方向寸法Lと数(面積)
並びに中心部分24d,25dの面積の和が閉じ部の面
積で、径方向寸法Lと中心部分24d,25dの面積を
一定として角度θを変えることで入口開口部24、出
口開口部25と閉じ部の割合が変化する。
【0031】前記可動入口開口部26と可動出口開口部
27は図5(a),(b)に示すように、径方向と周方
向に間隔を置いた複数の円孤形状部26a,27aで形
成される。その周方向に離隔した円孤形状部26a,2
7a間の周方向部分26b,27b及び径方向に離隔し
た円孤形状部26a,27a間の径方向部分26c,2
7c並びに中心部分26d,27dが閉じ部である。前
記周方向部分26b,27bの角度θと数(面積)及
び前記径方向部分26c,27cの径方向寸法Lと数
(面積)並びに中心部分26d,27dの面積の和が閉
じ部の面積である。
【0032】前記可動入口開口部26の円孤形状部26
aは入口開口部24の円孤形状部24aと同一形状大き
さ、寸法で、本体21に一側カバー22を取付けること
で各円孤形状部26a,24aが径方向に合致し、一側
カバー22を所定角度(前記角度θ)の範囲で回転す
ることによって一側カバー22の径方向部分26bが入
口開口部24の円孤状部24aの一部を閉じ、入口開口
部24の有効面積が変化する。
【0033】前記可動出口開口部27の円孤形状部27
aは出口開口部25の円孤形状部25aと同一形状・大
きさ・寸法で、本体21に他側カバー23を取付け、他
側カバー23を前述のように回転することで出口開口部
25の有効面積が変化する。
【0034】このようであるから、入口開口部24、出
口開口部25の有効面積を変えることで薬剤カートリッ
ジ20内を流通する空気の量が変化するので、揮散する
薬剤の量を調整できる。
【0035】例えば、本体21の内径を40mm、各円
孤形状部を周方向に8個、径方向に4個、各角度θ
5度、各寸法Lを2mm、各中心部分の半径を2mmと
すれば、各開口部の面積は約3750mmで、その開
口部の開口率(本体21の全部が開口した場合に対する
開口部の面積(5024mm)の割合)が約74%で
ある。一側カバー22、他側カバー23を5度回転する
と各開口部の有効面積は約3280mmで、開口率は
約65%である。このようであるから、開口部の開口率
を約74%から約65%の範囲内で変化できる。
【0036】前記各角度θを45度/2とすれば、一
側カバー22、他側カバー23を45度/2回転するこ
とで入口開口部24、出口開口部25を完全に閉じるこ
とができる。このように、入口開口部24、出口開口部
25を完全に閉じることで、薬剤カートリッジ20内に
空気が自然に流通することが防止され、未使用時に薬剤
が無部に消費されることがない。
【0037】以上の説明では薬剤カートリッジ20を円
筒形として一側カバー22、他側カバー23を回転して
開口率を変化したが、薬剤カートリッジ20を角筒形状
とし、一側カバー22、他側カバー23をスライド移動
して開口率を変化させても良い。
【0038】図6に示すように、本体21の一側面板2
1b、他側面板21cを周面板21aと別体とし、周面
板21aに回転しないように着脱自在に取付けても良
い。このようにすれば、薬剤カートリッジ20を本体2
1のみとして入口開口部、出口開口部の開口率を100
%とすることができる。
【0039】また、一側面板21bと他側面板21cの
一方を取付けることで入口開口部24と出口開口部25
の一方の開口率を調整できるようにしても良い。
【0040】図3に示すように、前記薬剤カートリッジ
20内には有効成分含浸体30が入れてある。この有効
成分含浸体30を交換し易く、又は入れ易くするために
本体21を2分割してねじ等で結合・分離自在としても
良い。
【0041】前記有効成分含浸体30は、30℃におけ
る蒸気圧が1.0×10−4mmHg以上であり、殺虫
・殺ダニ・成長制御・吸血行動阻止・忌避などの虫害抑
止を機能とする薬剤を主成分とする有効成分、該有効成
分を保持および揮散させるものである。この有効成分含
浸体30は、粒状および/または線状、小片の集合体、
不織布、織物であるが、これに限ることは無い。
【0042】有効成分は、害虫に対して有効で人畜に対
する安全性の高い殺虫剤や成長制御剤が好ましく、殺虫
剤としてはピレスロイド系殺虫剤であることが好まし
く、その中でもトランスフルスリン、テラレスリン、プ
ラレトリン、フラメトリン、アレスリン、エンペンスリ
ンから選ばれる一種以上であることが好ましい。また、
成長制御剤としては、ピリプロキシフェン、メトプレ
ン、ハイドロプレンから選ばれる一種以上であることが
好ましい。
【0043】上記有効成分含浸体30に酸化防止剤およ
び/または紫外線吸収剤を配合すること、および/また
は含浸体ケースに紫外線吸収剤を配合することにより、
長期間安定して本発明を利用することが可能となる。ま
た屋外での使用が可能となるという利点がある。
【0044】製剤に必要な必須機能である終点表示方法
としては、親油性のアントラキノン系色素を親水性の含
浸体に使用し、薬液に溶けているとき色が認識でき、薬
剤が蒸散したとき色素が含浸体中に入り込んで色が認識
できない現象を利用する方法、電子供与性呈色性有機化
合物および減感剤、電子供与性呈色性有機化合物、減感
剤および顕色剤からなる可変色色素を利用した方法、昇
華剤の昇華速度と薬剤の蒸散速度を略一致させる方法な
どが挙げられる。これらは単独で用いることも可能だ
が、色調の変化と昇華剤を組み合わせることで使用して
いる実感が増し、より好ましい。昇華速度の調整は昇華
剤封入ケースに設ける通気孔の面積で任意にコントロー
ルすることが可能である。
【0045】またこれらの有効成分に対して以下の殺虫
剤および/または忌避剤を任意の比率で合剤として用い
ることは何ら制限されない。
【0046】例えば殺虫を目的として使用する場合、従
来より用いられている各種蒸散性殺虫剤を用いることが
でき、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメート系殺虫剤、
有機リン系殺虫剤等を挙げることができる。一般に安全
性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適に用いら
れており、特に以下のものが好ましい。 ・一般名;化学名(商品名、メーカー) *アレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−オ
キソ−2−シクロペンテニル dl−シス/トランス−
クリサンテマート(ピナミン、住友化学工業(株))。 *dl・d−T80−アレスリン;dl−3−アリル−
2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−
シス/トランス−クリサンテマート(ピナミンフォル
テ、住友化学工業(株))。 *dl・d−T−アレスリン;dl−3−アリル−2−
メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トラ
ンス−クリサンテマート(バイオアレスリン)。 *d・d−T−アレスリン;d−3−アリル−2−メチ
ル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トランス
−クリサンテマート(エスビオール)。 *d・d−T80−プラレトリン;(+)−2−メチル
−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペ
ンテニル (+)−シス/トランス−クリサンテマート
(エトック、住友化学工業(株))。 *レスメトリン;5−ベンジル−3−フリルメチル d
l−シス/トランス−クリサンテマート(クリスロン、
住友化学工業(株))。 *dl・d−T80−レスメトリン;5−ベンジル−3
−フリルメチル d−シス/トランス−クリサンテマー
ト(クリスロンフォルテ、住友化学工業(株))。 *エンペントリン;1−エチニル−2−メチル−2−ペ
ンテニル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジメ
チルビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパン
カルボキシラート(ベーパースリン、住友化学工業
(株))。 *テラレスリン;dl−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニル−dl−シス/トランス
−2,2,3,3−テトラメチル−シクロプロパンカン
ボキシラート(ノックスリン、住友化学工業(株))。 *トランスフルスリン;d−トランス−2,3,5,6
−テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカンボ
キシラート。 *フタルスリン;N−(3,4,5,6−テトラヒドロ
フタリミド)−メチルdl−シス/トランス−クリサン
テマート(ネオピナミン、住友化学工業(株))。 *dl・d−T80−フタルスリン;(1,3,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2−イ
ンドリル)メチル dl−シス/トランス−クリサンテ
マート(ネオピナミンフォルテ、住友化学工業
(株))。 *フラメトリン;5−プロパギル−2−フリルメチル
d−シス/トランス−クリサンテマート(ピナミンD、
住友化学工業(株))。 *ペルメトリン;3−フェノキシベンジル dl−シス
/トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート(エ
クスミン、住友化学工業(株))。 *フェノトリン;3−フェノキシベンジル d−シス/
トランス−クリサンテマート(スミスリン、住友化学工
業(株))。 *イミプロスリン;2,4−ジオキソ−1−(プロプ−
2−イニル)−イミダゾリジン−3−イルメチル(1
R)−シス/トランス−クリサンテマート(プラール、
住友化学工業(株))。 *フェンバレレート;α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ
ート(スミサイジン、住友化学工業(株))。 *シペルメトリン;α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート(アグロスリン、住友化学工業(株))。 *シフェノトリン;(±)α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル (+)−シス/トランス−クリサンテマート
(ゴキラート、住友化学工業(株))。 *エトフェンプロックス;2−(4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエ
ーテル(トレボン)。 *テフルスリン;2,3,5,6−テトラフルオロ−4
−メチルベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチル−1
−シクロプロパンカルボキシラート。 *フェンプロパトリン;α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル −シス/トランス−2,2,3,3−テトラメ
チルシクロプロパンカルボキシート。 *フェンフルスリン;2,3,4,5,6−ペンタフル
オロベンジル−dl−シス/トランス−3−(2,2−
ジクロロビニル)−2,2′−ジメチル−1−シクロプ
ロパンカルボキシラート。 *1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/
トランス−2,2,3,3−テトラメチル−1−シクロ
プロパンカルボキシラート。
【0047】有機リン系殺虫剤の具体例としては、以下
のものが挙げられる。 *ダイアジノン;(2−イソプロピル−4−メチルピリ
ミジル−6)−ジエチルチオホスフェート(ダイアジノ
ン)。 *フェニトロチオン、MEP;O,O−ジメチル−O−
(3−メチル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート
(スミチオン)。 *ピリダフェンチオン;O,O−ジメチル−O−(3−
オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−6−イル)
ホスホロチオエート(オフナック)。 *マラチオン;ジメチルジカルベトキシエチルジチオホ
スフェート(マラソン)。 *ディプテレックス;O,O−ジメチル−2,2,2−
トリクロロ−1−ハイドロオキシエチル ホスホネイ
ト。 *クロルピリホス;O,O−ジメチル−O−(3,5,
6−トリクロル−2−ピリジル)−ホスホロチオエー
ト。 *フェンチオン;O,O−ジメチル−O−(3−メチル
−4−メチルチオフェニル)−ホスホロチオエート(バ
イテックス)。 *ジクロルボス;O,O−ジメチル−2,2−ジクロロ
ビニルホスフェート(DDVP)。 *プロペタンホス;O−[(E)−2−イソプロボキシ
カルボニル−1−メチルビニル]−O−メチルエチルホ
スホラミドチオエート(サフロチン)。 *アベイト;O,O,O′,O′−テトラメチル−O,
O′−チオジ−P−フェニレン ホスホロチオエート。 *プロチオホス;ジチオリン酸O−2,4−ジクロロフ
ェニル O−エチルS−プロピルエステル(トヨチオ
ン)。 *ホキシム;O,O−ジエチル−O−(α−シアノベン
ジリデンアミノ)チオホスフェート。
【0048】オキサジアゾール系殺虫剤としては以下の
ものが挙げられる。 *メトキサジアゾン;5−メトキシ−3−(2−メトキ
シフェニル)−O−1,3,4−オキサジアゾール−2
−(3H)−オン(エレミック)。
【0049】クロロニコチン系殺虫剤の具体例として
は、以下のものが挙げられる。 *イミダクロプリド;1−(6−クロロ−3−ピリジル
メチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンア
ミン(ハチクサン)。 *アセタミプロリド;(E)−N−[(6−クロロ−
3−ピリジル)メチル]−N−シアノ−N−メチル
アセトンアミジン(モスピラン)。
【0050】成長制御剤の具体例としては、以下のもの
が挙げられる。 *ピリプロキシフェン;4−フェノキシフェニル(R
S)−2−(2−ピリジルオキシ)プロピルエーテル。 *メトプレン;11−メトキシ−3,7,11−トリメ
チル−2,4−ドデカジエノイックアシド−1−メチル
エチルエステル。 *ハイドロプレン;エチル(2E,4E)−3,7,1
1,トリメチル−2,4ドデカジエノエート。 *フェノキシカルブ;エチル[2−(4−フェノキシフ
ェノキシ)エチル]カーバメート。
【0051】忌避剤の具体例としては、以下のようなも
のが挙げられる。 *N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)。 *ジメチルフタレート。 *ジブチルフタレート。 *2−エチル−1,3−ヘキサンジオール。 *1,4,4a,5a,6,9,9a,9b−オクタヒ
ドロジベンゾフラン−4a−カルバルデヒド。 *ジ−n−プロピル イソシンコメロネート。 *p−ジクロロベンゼン。 *ジ−n−ブチルサクシネート。 *カプリン酸ジエチルアミド。 *N−プロピルアセトアニリド。 *β−ナフトール。 *カンファー。
【0052】天然精油及び/又はその成分としては以下
のものが挙げられる。 *シトラール、シトロネラール、シトロネロール、オイ
ゲノール、メチルオイゲノール、ゲラニオール、シンナ
ミックアルデヒド、リナロール、ペリラアルデヒド、ネ
ペタリック酸、メチルヘプテノン、デシルアルデヒド、
ミルセン、酢酸ゲラニオール、チモール、リモネン、シ
オネール、ピネン、シメン、テルピネン、サビネン、エ
レメン、セドレン、エレモール、ピドロール、セドロー
ル、ヒノキチオール、ツヤプリシン、トロポロイド、ヒ
ノキチン、ツヨプセン、ボルネオール、カンフェン、テ
ルピネオール、テルピニルエステル、ジペンテン、ファ
ランドレン、シネオール、カリオレフィン、バニリン、
フルフラール、フリフリルアルコール、ピノカルベオー
ル、ピノカルボン、ミルテノール、ベルベノン、カルボ
ン、オイデスモール、ピペリトン、ツエン、ファンキル
アルコール、メチルアンスラニレート、ビサボレン、ベ
ンガプトール、ノニルアルデヒド、ノニルアルコール、
ヌートカトン、オクチルアルデヒド、酢酸リナリル、酢
酸ゲラニル、ネロリドール、オシメン、アンスラニル酸
メチル、インドール、ジャスモン、ベンツアルデヒド、
プレゴン等。 *上記の異性体及び/又は誘導体。 *上記から選ばれる少なくとも1つ以上を含有する精
油。
【0053】本発明には、前記した有効成分の劣化を防
止するための酸化防止剤や紫外線吸収剤のみならず、有
効成分の揮散量を調整するための抑制剤、芳香、消臭・
除菌などの機能を付与する物質などを任意に添加するこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、長期間安
定した性能を維持することができる。
【0055】請求項2に係る発明によれば、薬剤カート
リッジの入口開口部と出口開口部の少なくとも一方の開
口率を変えることで、ファン式送風機の無負荷時の送風
量を一定として薬剤カートリッジ内部を流通する風量が
変化する。これによって、揮散する薬剤の量を使用場
所、使用目的等に応じて調節できる。しかも、薬剤カー
トリッジの入口開口部、出口開口部の少なくとも一方の
開口率を変えるだけであり、高価な電気制御機構が不要
であるから安価なファン式害虫防除装置である。
【0056】第3の発明によれば、入口開口部、出口開
口部の面積や入口開口部と出口開口部の最短距離を高精
度に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すファン式害虫防除装
置の縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】薬剤カートリッジの断面図である。
【図4】入口開口部と出口開口部の平面図である。
【図5】可動入口開口部と可動出口開口部の平面図であ
る。
【図6】薬剤カートリッジの第2の実施の形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、9…電動モーター、10…ファン式送風
機、15…電池、20…薬剤カートリッジ、21…本
体、22…一側カバー、23…他側カバー、24…入口
開口部、25…出口開口部、26…可動入口開口部、2
7…可動出口開口部、30…有効成分含浸体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 53/04 A01N 53/00 502A 53/06 504A 506Z Fターム(参考) 2B121 AA12 AA16 CA02 CA16 CA29 CA31 CA43 CA52 CA53 CA55 CA60 CA61 CC02 CC22 CC29 CC31 EA01 FA02 FA13 4H011 AC02 BB06 BB09 BB15 DB04 DD05 DF03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 30℃における蒸気圧が1.0×10
    −4mmHg以上であり、殺虫・殺ダニ・成長制御・吸
    血行動阻止・摂食行動阻止・忌避などの虫害抑止を機能
    とする薬剤を主成分とする有効成分、該有効成分を保持
    および揮散させる有効成分含浸体、該有効成分含浸体を
    収納する薬剤カートリッジ、モーターを動力源とし、電
    池を電源としたファン式送風機を具備したファン式害虫
    防除装置において、 前記薬剤カートリッジは、吸気側に面した入口開口部と
    ファン側に面した出口開口部を有し、前記ファン式送風
    機の駆動によって空気が入口開口部、薬剤カートリッジ
    内部、出口開口部と流れる形状で、前記入口開口部と出
    口開口部の最短距離が5mm〜50mmの範囲で、その
    入口開口部、出口開口部の開口率が20%以上であるこ
    とを特徴とするファン式害虫防除装置。
  2. 【請求項2】 前記入口開口部と出口開口部の開口率を
    変更できるようにした請求項1記載のファン式害虫防除
    装置。
  3. 【請求項3】 前記薬剤カートリッジを形成する材質
    が、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1記載
    のファン式害虫防除装置。
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